horiemon1521

嫌いな人物ではない。
かといってメチャクチャ尊敬してるかといえばそうでもない。
憧憬を抱いているわけでもない。だが、気になる人物ではある。
何を言わんとしているかさっぱり分からないと思うが、
僕のホリエモンに対しての見方である。
それが理由で本書を手に取った。

僕が生きる世界とは全く異なる。
年齢は6歳下なので、同じ時代を生きてきたといえるがスピード感も価値観もついていけない。
地方の中小企業の社長と時代の寵児と呼ばれた人物の差は、
生まれ育った環境から学生時代の過ごし方、経営に対する考えは180度違うといっていい。
ずば抜けた能力の持ち主。
とても敵わないのは当たり前のこと。

僕は会社を任され5年になり、売上を倍以上伸ばし、新たな取り組みも行っている。
自分としてはそれなりにやっているつもりだが、ホリエモンが見れば鼻で笑われるだろう。
「ヘン、なにチンタラやってるんだ」と・・・(笑)。

彼の最後の5年間だけみても、株式上場、相次ぐM&A、海外進出、プロ野球球団の買収工作、
ニッポン放送の買収工作、そして逮捕とめまぐるしい。
僕なんて何もやっていないのと等しいだろう。

その情熱と行動力には素直に敬服するが、じっくり人を育てるとか、
組織を創り上げるというような考え方は存在しないかもしれない。
スピードの中で人材育成はできると思うが、見落としてしまう点も出てしまう。
役員との確執やお金の流出もそこに原因の一端があるとも思う。

優秀なエンジニアのままでも名を轟かせるくらいの能力はきっと持っているはず。
優秀すぎて自分の能力の使い方を間違ってしまったのかもしれない。

twitterはフォローしているが、全く読んでいないので、最近の動向は知らない。
だが、何かをやってくれそうな気もする。
密かに期待もしている。嫌いな人物ではないので・・・。

全く書評になってませんね。
すいません・・・。