昨日、本日は、ちょっと早めの夏休みをもらって、家族旅行。
本当は三泊くらいで遠くにでも行きたいのだが、子供も思った以上に忙しく、近場で一泊二日。今回は名古屋から一番近い世界遺産、熊野古道に向かうこととした。
無知は罪である。
情けないが熊野古道は一つの観光エリアぐらいに捉えていた。
実際は全17コース、全長約170キロにも及ぶ広大な伊勢路で展開されている。その17コースはそれぞれ特徴があり、全コースを制覇しようと思うとかなりの日数がかかるだろう。
我が家が選んだのは、馬越峠という熊野古道でも一番人気の高い峠。
重厚な石畳が敷き詰められた尾鷲の山道を散策していく。スニーカーを履いて、それなりの格好で臨んだのだが、考えが甘かった。
本来であれば、杖を持ち、トレッキングシューズで登らなければならない。馬越峠を折り返し地点として、約1時間15分程度、過酷な道のりだった。
登りは汗だく。持参したタオルは絞れば汗がボトボトと落ちるくらい。息が切れそうになるくらいしんどかった。下りは息が切れることはないのだが、濡れた石畳は滑る、滑る。何度も転びそうになるほどだった。
江戸時代にこの古道を通った方は、もっと荷物を抱えていただろうし、履物も薄っぺらだったろう。それも考えると過酷なんて表現は、随分と失礼だな。
ただ、そびえ立つ檜と峠から見渡す風景は、その疲れを癒してくれた。
この馬越峠を歩いた後は、浜街道コースを眺めた程度。
(この海も熊野古道のひとつ)
我が家にはいくつかのルートを歩き通す体力は残っていなかった。
宿泊先は熊野倶楽部という、ちょっと星野リゾートを意識したような宿泊施設(スイマセン!)。東京ドームの3倍あるといわれる敷地は贅沢に作られていた。
到着するなりビールを飲み、入浴後、ビールを飲み、美味しい食事を楽しみながら、ビールを飲み、地元の日本酒を頂き、すっかりいい気分になってしまった。
結局、子供よりも先に眠りについてしまった。嫁さんも同様であるが・・・。
こうして1日目は体力を消耗し、終了。
続く・・・。
2011年7月26日