一昨日(8日)の土曜日は盟友櫻山さんが代表を務める中部経営塾の8月例会に参加。
今回は伊那食品工業株式会社の専務取締役塚越英弘氏の講演を拝聴した。
伊那食品さんといえば、我々経営者の中では知らない者はいない。
全国から企業視察に訪れることは有名でマスコミにもよく取り上げられる超優良企業。
残念ながら僕は一度も見学にお邪魔したことはない。
その時点で勉強が足りないと思われるくらい僕の周りでも多くの仲間がすでに訪れている。
ついでに言えば、塚本会長の著書も一度も読んだことがない。不届き者ですね。
タイトルにある「いい会社をつくりましょう~たくましく そして やさしく」は社是。
それは、皆(社員)が幸せになることを意味する。
売上や利益は手段にすぎず、あくまでも目的は社員が幸せになること。
できているかはともかく、僕が一番大切にしたいことでもある。
幸せに働ける環境を作ることが最大の役割だと考える。
しかし、売上や利益目標のない伊那食品さんとは異なり、バリバリに売上目標、
数字目標を持っている点では社員の幸せを目的にしているとは言えないのかもしれない。
塚本専務の講演を伺いながら、その徹底ぶりに感服するとともに自分の未熟さを痛感した。
利益ウンチ論もそう。健全に仕事をしていれば利益なんて自然に出るもの。
そこに目標と立てる必要はない。
言われることは納得できるが、いざ、自分の中に落とし込み、実践を考えるとそれは相当難しい。
頭で理解できても行動に移すのは容易ではない。
実践するにしても時間をかけて行わないと裏目に出ることも考えられる。
年輪経営の意味合いはこんなところにも表れているのではないだろうか。
伊那食品さんが大切にしていることの一つに「みんなでやる」ことが挙げられる。
お祭りも社員旅行もラジオ体操も掃除も全員でおこなう。休憩も全員一緒にとる。
立場を同じにすることが重要。
もしかしたらその点はうちの会社も近いのかもしれない。
常に全員参加を意識するのは会社の一体感を醸成するだけでなく、
立場を同じにすることで気づきや考える場を自然と作ることにもなる。
なるほどと感心させられた。
塚本専務の講演は今後の自社の活かし方に大いに参考になった。感謝!
今回の講演には名大社の中堅メンバーも自主的に参加。
ここで嬉しかったのが、質疑応答の時間に真っ先に手を挙げ質問をしたこと。
まずはニムラが質問し、そのあとケンジが続いた。
質問内容も自分の課題と照らし合わせていたようで良かった。
部下が先に質問したため「これはマズい」と思い、慌てて質問した僕が一番レベルが低いようだ(笑)。
このような勉強会を通して自分自身の成長に繋げてほしい。
講演終了後は懇親会。毎度のことながら、飲みすぎてしまった。
二次会は初めてお邪魔する「KAWABUN THE BAR」。
会社に近いのだが、これまで縁がなかった。これもありがたいこと。
瞬く間に時間は過ぎていったが、学びの多い一日だった。
ありがとうございました。
2年に1回の社員旅行なんてセコイことは言わず、毎年、企画してみるかな・・・(笑)。