昨日、一昨日は名大社の研修旅行。
充実した旅行だった。
詳細は月曜担当オクイ、火曜担当コジカがスタッフブログで書いてくれるので、
僕はあえて触れない。
ピンポイントでブログを書きたいと思う。
今回の研修は以前から懇意にさせてもらっている近江兄弟社の薮さんのところにお邪魔するのが目的。
現在、薮さんはヴォーリズ記念館の館長として活躍され、
ヴォーリズ建築及びウィリアム・メレル・ヴォ―リズ氏の生き様を多く方に伝えている。
僕は情けない話だが、薮さんに伺うまではヴォーリズ氏のことは知らなかった。
う~ん、無知は罪だな・・・と改めて痛感。
昨年観た映画「繕い裁つ人」で登場する図書館もヴォーリズ建築であることを初めて知った。
あの映画のあの図書館は高貴な歴史を感じさせ、上品な雰囲気を漂わせていた。
そんな建築物が今も文化財として日本国内に残されている。
その数117件。愛知県にも2ヶ所。
その一か所が東区になるのだが、うちの社員フワの住まいの隣に存在するのには驚いた(笑)。
世界は偶然で繋がっている・・・。
最近ではNHKの朝ドラや映画「少女」にも登場し、ヴォーリズブームが起きているようだ。
ヴォーリズ建築目的に来られる観光客も多い。
しかし、それはあくまでも結果として残っているだけ。
薮さんも言われていたが、「建物は目的ではなく手段」ということ。
建物の中で繰り広げられる様々な物語や醸成される文化が重要であって、
建物はそのために建築されたに過ぎない。
ヴォーリズ記念館はじめ、ハイド記念館、旧八幡郵便局、
アンドリュース記念館を見学させてもらったが、純粋な目的を感じ取ることになった。
しかし、ひとつひとつの建物にヴォーリズ氏の考えが宿っている。
その中心地が近江八幡であり、近江兄弟社が会社のミッションとして伝承している。
地域との関わりについてもヴォーリズ氏の精神が浸透している。
薮さんはそのあたりのことを上手に名大社の事業と結び付けてくれた。
クレドである「名大社way7つの約束」と関連付けた表現には感動してしまった。
全く異なる事業領域でも相通じる面が多分に存在する。
参加したうちの連中も納得感は高かったのではないだろうか。
写真はヴォーリズ氏の銅像。
少女が花を渡している。
この花は近江兄弟社の社員さんが毎日差し替えているという。
厳密にいえば、長期連休の場合は難しいらしい(笑)。
だが、これも文化の表れのひとつ。
まだまだ書き足りないこともあるのだが、
コジカのブログと被ってしまうので、ここまでとしておきたい。
今回は大きな学びを頂いた。
薮さん、本当にありがとうございました。