これからも前向きに 名大社会長ブログ

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大切なのはその想いなのか・・・。

今週の火曜日3日はトーマツベンチャーサミットin東海に参加。地元の経営者を中心に300名の方が名古屋マリオットアソシアホテルに集まった。昨年の同時期も参加したが、スケールは更に大きくなったようだ。
この日のイベントはてんこ盛り。正直な感想を言えば、てんこ盛り過ぎて基調講演やパネルディスカッションの時間が少なく、どうも中途半端に感じてしまった。素晴らしい話ばかりだったので、もう少しじっくりと聞きたかったのが本音。美味しい料理が並んでいたのに途中で下げられてしまった感じだ(笑)。
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内容は主催者側の挨拶の他に、大村愛知県知事の挨拶(機嫌がいいのか結構吠えていた・・・笑)、竹中平蔵氏の基調講演「日本経済の成長戦略と東海地区経済への期待」、そして、パネルディスカッション。
竹中氏のキレのいい講演は写真のみでお伝えすることに・・・。
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もっとゆっくり聞きたかったな・・・。
今回のブログで紹介するのは、株式会社MTG松下社長、株式会社ティア冨安社長、ブラザー工業株式会社石川専務によるパネルディスカッション。
「わが社の成長戦略」というテーマで1時間熱い話を聞くことができた。厳密に言えば、時間が押して75分、それでも全然足りなく、やむを得ず切り上げた感のあるディスカッションであった。
名大社のクライアントでもあり、社長がどんなタイプかは知っているつもり。とにかく熱い。話し出したら止まらない。制止しなければどこまで突き進んでしまいそうな雰囲気を会場全体に伝えていた。
いずれもこの東海地区を代表する企業。それも個性的でエッジが立つ目立つ存在。同じ経営者としても遥か彼方を歩いておられる。何より感じるのはその目標設定の高さと志、熱い想い。どんなビジネスでもそれさえあれば簡単にクリアできてしまうのではないかと錯覚する。
松下社長は引退されるまでに1兆円企業に育てるという。冨安社長は業界のポジションを変え、全国に紫の看板を立てるという。石川専務の壮大なビジョンも・・・。
第三者的な立場で言えば、到底不可能な目標に思えるが、本人らは何らぶれることはない。空想的な話ではなく実現可能というのだ。全く知らない人が見れば、大ホラ吹きに聞こえると思うが、これが大真面目。その想いがこちらにもヒシヒシと伝わってくる。僕のちっぽけな夢なんて、パネラーにしてみればほんの数秒で達成できてしまいそうなことなのだ。器の違いを感じますね・・・(涙)。
だからこそ刺激を受けながら、自分の中に危機感を醸成していくのだけれど・・・。
そんな熱い話が続くので、予定通りに終わるわけがない。きっとお一人の講演でも足りないくらいだろう。しかし、経営に関して言えばその想いが大切で、どんな苦難も乗り越えられると理解した。指をくわえて見てるだけではいけませんぞ・・・(苦笑)。
パネルディスカッション終了後はビジネス交流会。こちらはわずかな時間だけ参加し途中退席。別の宴席に参加し、一日を終えた。
今回もいい機会を頂きました。ありがとうございました。

完璧な土曜日の過ごし方

昨日は慌ただしくも充実した一日。5時前に起床し、少年野球の合宿に出向く息子と嫁さんを集合場所まで見送りに。
帰宅後はランニング。途中、雨が降り出してきたため、予定の半分程度に切り上げて引き返す。自宅に戻った時、すでに雨は上がっていたがずぶ濡れ状態のため、すぐにシャワーを浴びる。
娘も早々に部活に出掛けたため、一人で新聞を読みながら朝食。一応、中日と日経に目を通す。野菜ジュースも飲み、ヨーグルトも食べる健康的な食事。
誰もいないので、滅多にやらない洗濯を試みる。やっぱりよくわからん・・・。当たり前の作業は難しい(笑)。
少しばかり休憩した後は、今日のゴルフに備え、打ちっ放しで練習。グダグダの汗をかく。成果は不明。近所のドラッグストアで買物をして午前中は終了。
そして、午後一番はキャリアカウンセラーの集まりCDAプラザの勉強会。約半年ぶり近い参加。普段、イベントで就職相談ブースでお世話になっているのに申し訳ない・・・。
今回は再就職支援行う大澤さんによる発表「キャリアについて思うこと~越境学習を中心に~」。
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キャリアカウンセラーとして何の貢献もしていない身としては難しい。それでも自己の経験と向き合いながら自分を観察し表現してみる。そんな振り返りは必要。
その勉強会を途中退席し(すいません)、次に向かったのは中部経営塾。同級生経営者であり朋友の櫻山さんが中心に活動する経営者向け勉強会。
今回の講師は同じく同級生の町丸義之氏。
ディズニーランドの最恐のトレーナーで、ディズニー関連の書籍で何度も取り上げられ、本人も書籍を出版する方。
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昨日もこれまでの経験を基にディズニーランドの人材育成を一般企業にどう生かすかを分かりやすく講演頂いた。企業はモチベーションは上げる努力をするのではなく下げないための政策を作らねばならない。それを定量的に誰にでも適用できるよう作らねばならない。
いい勉強になりました。ありがとうございました。
講演終了後は懇親会。多くの企業経営者が集まる会なのでこの場での情報交換も貴重。先輩経営者から大切な話も聞かせて頂いた。いろんな方と酒を酌み交わすうちに懇親会も終了。
いつもであれば何のためらいもなく二次会に参加するのだが、この日に限っては娘がひとりで留守番をしているため失礼した。少しは家のことも考えるのである(笑)。
そんなこんなで昨日の土曜日は終了。まるっと一日家族貢献をし(苦笑)、体力作りをし、勉強もした。これって素晴らしい一日の過ごし方じゃないか・・・。
そして今、朝5時。今日は朝一番からゴルフ。今日も完璧な一日を過ごす予定。それは終わってみないと分からないけど・・・(笑)。おいおい、えらい雨だぞ・・・。

新卒採用総括はまだ早い!

昨日、一昨日は企業展&転職フェアを開催。
この暑さにもかかわらず多くの方に参加頂いた。まずは感謝。ありがとうございました。少しでもいいキッカケができることを期待したい。
新卒市場で言えば、この7月は終盤。企業によっては既に15年卒向けの計画を立案中であったり、我々の同業者でも新卒採用総括セミナーを実施しているケースも少なくない。14年卒採用は終了し、次年度向けに発進しようとしている。
しかし、僕の実感値はまだまだ14卒新卒採用真っ最中。総括するには早すぎると考える。
今月末に新卒採用動向について講演することもあり、ここ最近はクライアントに直接お邪魔して採用状況を伺ったり、営業からヒアリングしプレゼン資料にまとめたりと時間を費やしてきた。そのリサーチからの結論は、採用を終了している企業は一部に過ぎず、多くの企業は採用を継続しているということ。
特に今年は一部の業界を除き、採用に苦戦している企業が多い。弊社のイベントに参加頂くなど大々的に募集活動を行わないまでも、小規模の説明会を開くケースは目立つ。求人数が増加した背景として、選考中の辞退や内定辞退も多く、目論見通りに進んでいないという採用担当者の声はよく耳にする。
一方で学生は順調かといえば、必ずしもそうではない。昨年よりは内定率のポイントは上がっているものの、この東海地区大学の内定率はせいぜい50%前後で、まだ半数の学生が活動中と考えられる。
その割には思ったほど学生が動いていないような気もするが・・・。これも今年の特徴・・・(苦笑)。
多くの企業が採用を継続中、多くの学生も就活を継続中。となると、やはり総括するにはまだ早い。今の状況だけみれば、かなり長期化するのではないだろうか・・・。
今回の企業展でも参加企業により大きな差が生まれた。一般事務を募集する商社には長蛇の列ができ、女子学生を中心に長時間待っている。採用数は限られている。かたやポツリポツリとしか面談できない企業もある。業種、職種によって温度差ができるが、その差は歴然。
企業側の声を聞くうちにより特徴的なことも明確になってきた。
元々地元志向が強いエリアだが、それが更に強くなっている。異業種だが地元企業からの内定を得たこと、全国転勤を嫌って辞退することなど内定辞退の理由は限られる。
運輸業でもサービス業でも競合先は金融機関や自動車関連メーカーが多かったりする。求められる人物像は明らかに異なるとは思うのだが・・・。そんなことがよく分かってきた。ミスマッチにならなければいいが・・・。
そして、前述したように少ない席を奪うための熾烈な争い。もちろん健闘は祈っている。
今日は参議院議員選挙。
見方を変えると候補者が選挙に当選するより、学生が企業から内定を獲得する方が難しいのかもしれない。

スマホを有効活用せよ!

先週は会社の営業にiPadを支給。悪戦苦闘しながら、どうやったら上手く活用できるかを現在、実行中。もがいてもがいてITスキル、プレゼンスキルを磨いてくださいませ(笑)。
その一方で、僕はスマホを買い替えた。これまで使用していたのはXperia acro。ほぼ2年間使用したことになる。最近は動きも鈍く、一つ一つの動作が遅い。変更する当日もスムーズにスライドせず、かかってきた電話に出ることができなかった。愛情が足りなかったのか・・・。
そこで今週の月曜日に代えたのがこれ。Xperia UL。
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auで言えば、hTCやiPhoneの方が評価が高いような気もするが、あえてXperiaに。こだわったのはユーザビリティもあるが、日本ブランドという点。
部品は違うでしょ!という指摘もあるかもしれないが、できるだけ日本製品を使いたかったのも大きな理由。グローバル化の中でガンバレ!日本の製造業!
買い換えたのはいいが、最近はデータ移行を含め、ほとんどの作業を自分でやらないといけないようだ。当然のようにマニュアルもセットされていないので、ダウンロードしながら多くの設定をした。ちゃんと使えるようにするにも結構大変・・・。
ソニーが得意とする音楽を聴くことも映像を見ることもしない。使用の範囲は限られてくるのだが、今回はLINEくらいはやってみようと思う。
SNSはfacebookとtwitterで充分と思っていて、LINEまではやるつもりはなかったが(今もそう)、今後のビジネスモデルを考えると駆使する必要はなくともある程度の理解は必須になってくる。若者を相手にビジネスを展開する以上は40代後半のオヤジでも必要なのだろう。
そして、もうひとつ。テザリングは積極的に使っていきたい。このXperiaはバッテリーが一体型ではないので、予備の持ち歩きも可能。
外出する時はウルトラブックやiPadminiを持参ことも多いので、活躍の場は増えそう。申し訳ないが、今まで使っていたWiFiルーターはおさらばすることに・・・。
また、僕の中のルール。酔っ払った時と緊急時以外、電車の中では使用しない。もちろんゲームもしない。
これで仕事が更に向上すればいいが、ブログやfacebook用に写真ばかり撮るんじゃないの?と危惧される方も多いかも・・・。
後悔したのは、すぐに購入したスマホカバー。裏側のデザインが気に入って買ったのだが、全体的にキラキラしている。おまけについている保護フィルムもキラキラ仕様。
う~ん、何だか女子高生みたいだな・・・(苦笑)。

ハゲタカとサキアテジョーグー 2

安易なタイトルはお許し頂きたい(笑)。昨日は第3回ハゲタカ鑑賞会。
いよいよ舞台は大空電機。大空電機と言えば、カリスマ経営者大木昇三郎。この名著がどれだけの経営者に影響を与えてきただろうか。な~んて・・・。
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ドラマが盛り上がっていくと共にこの鑑賞会も更に盛り上がっていく。今回はわざわざ京都から参加された経営者の方もあり、その熱意には幹事としてもビックリ。
京都土産の新定番も頂いた。美味しかったですね。
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今回も前回同様、第2回の振り返りを行い、その後第4話、第5話を鑑賞。そしてグループごとに議論に入り発表する。毎回、その内容の濃さには驚かされるが、今回のハイレベルな議論と深い観察力は更に驚きを与えてもらった。衝撃に近いのかもしれない。
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その一つ一つを紹介していくとブログが終わりそうにないので(苦笑)、このホワイトボードから想像してもらいたい。それはちょっとムリか・・・。
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共同幹事の櫻山さんがずっと気にされていたセリフ「やり直したいなら、何もやらないことだよ」。この真意についての議論もあった。参加者の一人が言われたことの視点に僕も含めた全員が目が点。(これについては改めて僕の理解を含め書きたい。)
深い気づきであった。
カリスマ経営者の最大の弱点は後継者を育成することができない点にあるのか。
理念もビジョンも戦略も一人のカリスマに頼っていると最終的に企業は意思決定が遅れ、取り返しのつかないことに繋がる。そんなことに気づかされる今回の鑑賞会であった。
終了後は懇親会。これも前回同様、円頓寺のサキアテジョーグーを貸し切って大いに盛り上がる。
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途中から浴衣美人も加わり、店の内外で話題が広がる。
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経営者の資質とは何か、中継ぎを徹底できる経営者が優秀じゃないのか、誤ったマスコミの評価が会社を間違った方向に進めていくのではないか、などなどお酒を飲みながらでも議論は尽きない。これも貴重な時間。
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思いつきで始めたハゲタカ鑑賞会が、学びの場を与え、刺激し合い、友情も芽生えていく。こんな会に発展するとは全く予測できなかったが、それは嬉しい誤算。参加者から感謝の言葉も頂くが、本当に感謝しなければならないのは幹事の僕らなのかもしれない。
このハゲタカ鑑賞会も残すところあと1回。最終回は大物ゲストを迎えて盛大に締めくくる計画もある。楽しみはまだまだ続く。
お疲れさまでした。

限りなく中途半端な47歳

本日で47歳となった。限りなく中途半端な年齢である。47という数字で思い出されるのは西武等で活躍した工藤氏くらいで、あとは何も思い当たらない。実に中途半端。
僕はそんな誕生日をビジネスホテルで一人寂しく迎えることになった。高級ホテルで優雅に過ごすのであれば一人でもまだいいが、狭い部屋でこうしてせっせとブログを書いているのはかなり侘しい(笑)。
外の景色もこんな感じ。
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今朝は比較的、朝に余裕があったのでゆっくり寝ていればいいものの、6時には目が覚めてしまう。これが正しい47歳の朝の迎え方なのかもしれない。
それでも既に多くの方からお祝いのメッセージを頂いている。ありがたいし嬉しい。持つべきものは友ですね。きっと身内は忘れているだろうし・・・。
昨日から東京出張。日本の人事部主催のHRカンファレンスに参加。
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リクナビ編集長、マイナビ編集長、日経ナビ編集長によるパネルディスカッションの他、いくつかの講演を拝聴した。そこで感じたことや学んだことをこのブログで披露したいのだが、twitter、facebookなどで講演内容を書き込むのは止めてくださいときつく言われたので、ここは従順に従って今日のところは何も書かずにおこう(笑)。
16卒の新卒問題など話題性も高いことから場内は溢れかえる賑わいだった。個人的にはサイバーエージェントの曽山氏の話が一番面白かったかな。
夜はパートナー会社の方と会食。有意義な時間を共有した。
本日もHRカンファレンスでいくつかの講演を聞き、名古屋へ戻る。夕方からは西川塾。今はゆっくりでも、慌ただしい一日になりそうだ。
その前に先日も一緒に皇居駅伝で走ったパフの釘崎社長の元へ訪問。なんと誕生日に初めて会う人は釘崎社長。これも何かの運命か?(笑)。ケーキでもご馳走になろうかな・・・。
今年一年、健やかに過ごせるといい。
そして、中途半端で終わるわけにはいかない。どこまでも走り続けていこう!

会社は誰のものか・・・。

昨晩は10年以上お付き合いある方との会食。少し前に会社の役員を退任された案内を頂いたのが、そのきっかけとなる。
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その方は東海地区で初となるガーデンウェディングを立ち上げられ、その後、起業。ブライダル事業を中心に積極的に展開された創業社長で業界内では有名な方。
当時から営業担当として採用のお手伝いをさせて頂いたわけだが、そんな方と2人で飲めるのは本当にありがたいこと。それだけでも感謝すべきだが、昨日は貴重な話を数多く伺うことができた。
昨年、その創業された会社は業界最大手の会社にM&Aされたわけだが、その背景には凄まじいドラマがあった。ご本人は40億あった個人保証もなくなりハッピーリタイアと仰られるが、心中を察するに複雑な想いであることは間違いない。会社は順調に伸び、社長を信頼する従業員を数多く抱えられてきたわけだから・・・。
ここでは多くの事を語れないが、私腹を肥やした役員に対して解任を迫った結果、その役員が自分の子飼いの役員を味方につけ、社長を逆に解任するというドラマのようなとんでもないことが起きたのだ。その後、その方は取締役として残るものの、会社は大手の傘下となり、組織も大きく変わらざる得ない状況に・・・。この3月にその取締役も辞任された。
しばらくはのんびりされるということだが、僕はいずれ復活されると強く思う。その手腕を世の中が見過ごすわけではないし、僕自身も期待したい。
こうした話を伺いながら思うのは、会社は一体誰のものかということ。その方はワンマン経営を避けるため、経営のリスクヘッジをするために、権限委譲をしたわけだが、結果的に自分の望む方向とは別の道に進んでしまった。それが信頼できる人であっても、持った権力ではき違えてしまうこともあるだろう。会社が大きくなればなるほど、その可能性は高い。だが、そこには懸命に働く従業員もいる。
中小企業が圧倒的に同族経営が多いのもそれが理由なのかもしれない。会社は一体誰のものになるのだろうか。当然経営者の持ち物ではない。社会の公器であるというのはよく言われること。しかし、その理想を関わる方全てが全うするのは難しい。
そんなことを考える機会を頂いた昨日に感謝。本当にありがとうございました。
「世の中は金だ。金が悲劇を生む」。
これはドラマ「ハゲタカ」で必ず出でくる言葉だが、そうならないようにしなければならない。

西川塾スタート!

先週より西川塾二期生会がスタートした。
西川塾とはユニーの創業者で元社長の西川俊男氏が塾主として僕らのような若手経営者に真の経営を伝える私塾。稲盛氏の盛和塾に近いのかもしれない。
西川塾主は御年86歳。普通であれば、とうに現役を引退され余生を楽しむ生活をされていると思うのだがそうではなく、ほとばしる情熱を我々に対して向けてくださる。
命を懸けて伝えるという西川塾主の言葉は本当に重い。毎回、ご本人から直接薫陶を受けるこんなありがたい機会はない。
元々、この西川塾は昨年の秋に行われた東海経営者フォーラムで知り、偶然知り合いの経営者が塾生だったため紹介してもらったのだ。
昨年末、塾主の面接を受け、今年1月からオブザーバーとして参加。この3ヶ月間でも薮中三十二元外務事務次官の講演など貴重な経験もできた。
この4月から晴れて正式な塾生となった。一応、誰からも拒否されなかったわけだ(笑)。塾生は2代目、3代目の経営者が多く、僕のような同族でもなく起業でもない経営者は稀有な存在。そのせいか塾主からも何かと声を掛けて頂け、逆に恐縮してしまう。とても嬉しいことだけど・・・。
研修テーマは「人生の三感王」「経営の三感王」。
月2回が公式行事となり例会と班会議に参加する。例会は塾主講義としての経営哲学(三感王)や時事問題を学ぶ。班会議は3つの班に分かれ、自らの会社の事業計画に基づく現在の状況を各方面の視点から議論しあう。
経験値、業種、規模、年齢もバラバラではあるが同じ志を持つ同志として議論を戦わすことができるのは幸せなこと。僕は初回から自分の班に出席できず、メイキャップすることになってしまうがこの活動も楽しみ。自分の無能力ぶりが露呈されてしまうことに危機感を持つが、多くのことを吸収したい。たまには自らも発信もして・・・(笑)。
第1回目の先週は総会と共に塾主講話。西川塾主の戦時中の経験から家業を引継ぎ、その後、起業し経営に関わる話までを伺った。
今も混沌とした時代ではあるが、戦時中はまさに生きるか死ぬかの時代。自分の親から戦時中の話を聞く機会はあるが、起業家の方から伺う機会はめったに訪れない。その当時、どんな気持ちでどんな考えで生き抜いたかを直接知ることができるのだ。それだけでも自分の大きな財産になる。
公式行事以外にも研修旅行やオープンセミナーも開催されるようだ。
今年は経営リテラシーを向上させるのが個人的な目標のひとつ。これまでのような見よう見まねの経営ではなく、真の経営者として実力を磨いていきたい。そのために時間を調整し、この西川塾で学んでいく。
もちろん一番大切なのは実践だけど・・・。

成長とイノベーションのために成すべき事

先週、東京で開催された「トーマツベンチャーサミット2013」は1000名を超えるベンチャー企業経営者や大手企業の新規事業責任者が参加した大きなイベント。
第2部の懇親会で知り合いを探そうとしたのだが、あれだけの人数だとさすがに見つけ出すのは困難。ゲストの方に挨拶しようと行列に並ぶも時間切れで話すこともできなかったのは残念だった。こればかりは仕方ない。それでも全体を通し学びの多い時間。
先日のブログでも少し触れたが、GMOインターネットの熊谷社長が「事業拡大の秘訣」を、竹中平蔵氏が「新成長戦略」をテーマに講演された。
タイトなスケジュールの中、短時間で話をされたので、終わった後の感想で言えば「もっと話を聞きたかったな」というのが正直なところ。もっと落とし込んだ中味を伺いたかった。
講演の後に行われたのがパネルディスカッション。
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「成長とイノベーションのために成すべき事」をテーマにホリプロ堀社長、マツモトキヨシ松本社長、トレンダーズ経沢社長、コロプラ馬場社長の業種も背景もバラバラな経営者が登壇された。
共通点は成長とイノベーションになるわけだろうが、三代目もあり創業者もあり、置かれる環境は異なるので、話される観点も全然違う。そのズレ具合は面白かった(笑)。
会社経営に気をつける点でも、ためらわずにどうチャレンジするか、創業者の想いを伝えるか、組織に気を使うか等、経営者の立場の違いが物語っている点が多かった。
それでも登壇された4社とも従業員を大切にする姿勢は感じられた。ベンチャー企業の場合、ハードワークで離職が高いイメージがつきまとうが、そんなことは微塵も感じさせない。真の成長企業は従業員を大切にしていかないと成長カーブがどこかで止まってしまうのだろう。
経沢社長のように女性の地位を上げるために上場を目指す場合もあれば、堀社長のように創業者がリスクをとるためにMBOを実施し上場を廃止する場合もある。それぞれが経営者としての覚悟を示した発言が続いたのだった。
このパネルディスカッションも、一人ひとりの考えをもっと深堀りして欲しかったが、それも時間制限があり中途半端な感じがして、勿体なかった。
懇親会の食事やお酒を楽しみにしている方も多いと思うが、僕の場合、その議論を続けてもらった方が身になると感じたのだった。
それでもこのような場にお招き頂いたトーマツさんには感謝したい。次回もどうぞよろしく!
先週は僕がこのイベントに参加させてもらったのだが、昨日、今日はうちの会社が学生向けにイベントを行っている。昨日も多くの学生さんが参加してくれた。
さあ、今日はどうなるだろうか。楽しみではあるが、僕はイベントには顔を出さない。福岡へ出張なのだ。どんな出来事があるのかは、またこのブログで報告したい。

中部経営塾にて学ぶ

昨日は丙午同級生経営者の櫻山さんが幹事をされている中部経営塾の4月例会に参加。
ウインクあいちに若手経営者を中心に80名を超える方が出席され、会場は例会がスタートする前から熱気に包まれていた。
講師は全国の企業や自治体を対象に研修をされ、また自ら会社も経営される鬼澤慎人氏。櫻山さんが師匠と仰がれる方だ。
タイトルは「大変革の年に問われるリーダーシップとは」と壮大なもの。自分にとっても必要不可欠なテーマで、強い意気込みで臨んだのだった。
中部経営
しかし、同時に多少の不安もあった。午後から3時間以上に亘る勉強会なので、途中で眠くなってしまうのではないかと・・・。自分でもいろんな方の講演会は出来るだけ参加するようにしているが、昼間の時間帯は一番苦手。どうしても眠気に襲われてしまうという自分の集中力のなさが露呈されてしまう。
確かにつまらない講演もあったりするが(すいません)、そうでなくても瞬間的に飛んでしまうことがある(笑)。
だが、そんな不安は杞憂に終わり、あっという間に過ぎていった3時間。鬼澤講師の魅力と自らもファシリテーター役として参加者を巻き込んでいくスタイルは全く集中力を切らすことがなかった。簡単に言ってしまえば、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
多くの学びはあったのだが、一番の学びは言葉を定義する重要さ。普段、何げなく使う言葉にどんな意味が含まれているのかはものすごく曖昧。僕が発信する言葉と相手が受け止めるその言葉が同じ解釈であるかはわからない。「価値」というビッグワードも受け止め方は様々。
グループで「価値」についてディスカッションする時間もあったのだが、考えはそれぞれ違ったり。もちろん間違いはなくどれも正解なのだが、定義がはっきりされていないとどうしても理解はあちこちへと飛んでしまう。
僕の考える価値とは「自分にとって素晴らしいもの」だが、それは全くをもって言葉足らず。
「価値とは製品やサービスに対して顧客が相対的に知覚した評価」
自分にとって役に立っていると思うことは何気に比べているのだ。その定義をはっきりさせないとぶれてしまう。提供する側が価値を持っているとしても、される側が感じていなければ全く意味はない。わかっているようでわからないことははっきりさせないといけないのだ。
価値についてだけでも、機能価値と情緒価値、必需価値と魅力価値の違いについて、議論しながら学びを得ていった。一見、リーダーシップとは関係なさそうな内容だが、大きな視点でみれば重要な要素。
この例会では「ディズニーランド伝説のトレーナーが明かす ミッキーマウスに頼らない本物の指導力」の著者の町丸義之氏も参加されて、ディズニーの研修方法に話をされた。これも目が鱗。自分勝手なイメージは誤った判断に繋がりますね・・・・。要注意(笑)。
例会終了後の懇親会も楽しい時間であった。
講師の鬼澤氏にも挨拶をさせて頂き、直接、貴重な話も伺えた。アウェイな研修をどう乗り切るかなど・・・。本当にありがとうございました。
この楽しい時間はこの場だけで終わらず、初めて会った方と意気投合してまた別の店へ。これも自分にとっては価値のある時間なのだ。相対的に知覚して・・・。
このような場を提供頂いた櫻山さんを中心とした中部経営塾の方に感謝。
大変勉強になりました。