これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「これからを思う」の記事一覧:

クライマックスFINAL

昨晩は8時半頃、帰宅すると家族はクライマックスシリーズをTVで観戦。何とドラゴンズが2対1で勝っているではないか。思わずおおっ~と歓声を上げてしまった。
実は先日のファーストステージの第3戦の途中で、僕はドラゴンズの勝利を諦めていた。スワローズに1対2で負けており、一向に打つ気配なし。相変わらず得点できない状況が続いていたのが理由。残塁も多かった。
奇跡的なブランコの満塁ホームランで勝利したわけだが、ファイナルステージは甘くはない。いくら直接対決はイーブンでもダントツ優勝のジャイアンツに易々と勝てるはずはない。
とあまり期待せずにいたのだが、7回終了時も得点差は変わらず。
田島も浅尾も好投し、緊張感のある試合は続く。そして最終回。
バッターは日本シリーズ、クライマックスシリーズ60打席ヒットゼロという信じられない成績を持つ谷繁。さすがに不名誉な記録を続けるわけにもいかないのか、61打席目にしてヒット。それもタイムリー。3対1となった。
ドラゴンズで2点差と言えば、ほぼコールドゲームで勝つようなもの(ちょっと大げさすぎるか・・・)。余程の事がない限り、逆転は許さない。
クローザーは山井。今、もっとも信頼できるリリーフは山井と思っているのは僕だけではないはず。シーズン終盤もきっちりと役割を果たしていた。
そういえば、山井投手を2年前のたまたま通りかかったトークショーで見たことがあった。マウンドでは寡黙で控え目だが、トークショーは関西弁で陽気にしゃべる兄ちゃん。抱いていたイメージとかなり印象は違っていた。
クライマックス
そのギャップがいいかはともかく、初戦の9回をきっちりと抑え見事勝利。アドバンテージのあるジャイアンツに五分とした。
エースの吉見も暴れ馬の中田もいないファイナル。それでも二番手、三番手の先発は好投するし、昨年MVPの浅尾も帰ってきた。
昨日の試合もドラゴンズらしい勝ち方。もしかしたら、もしかするかもしれない。期待するにはまだ早いが、楽しみが増えたのは確か。
栗山監督のように気の利いたことは言えない高木監督だろうが、選手を鼓舞し、残りの試合を全力で臨んでもらいたい。

ちょっと耳に痛い話

一昨日のクラブ愛知では、理研産業株式会社の福田社長に講話を頂いた。クラブ愛知は朝7時に大学の偉大なる諸先輩が集合される朝早い勉強会。
耳
講演内容は「補聴器業界について」。
今回は、これまで僕が多くの場で拝聴してきた講演とは全く異なる分野で縁のない世界。きっとこういう機会でないと知ることもなかっただろう。そんな意味では新鮮で、新しい知識を身に付けることができた。
理研産業さんは補聴器業界ではトップクラスのシェアを誇り、当社のクライアントでもある。新卒採用でも実績を頂いているのだ。
そんな関係でありながらも、これまで全くと言っていいほど、関心がなかった。すみません・・・。
現在の補聴器の普及率は15%程度。65歳以上であれば3人に1人、70歳以上であれば2人に1人が補聴器を必要とされるようだが、まだまだ浸透していないのが現実。先進国の中で、日本はかなり遅れているようだ。
しかし、補聴器のデジタル化や小型化が進み、今後マーケット的には拡大傾向にあるという。
そのため、成長業界として捉えられることもあり、最近は新規参入も多くなっているとのこと。特に低価格化が進み、利益を生み出しにくくなっているメガネ小売業界からの参入が多いようだ。
目と耳が切り離せない関係であるとすれば、そのマーケットに進出するのは当然と言えるだろう。
そんな業界全般の話から聴覚の基本的な知識まで、多くのことを教えて頂いた。
その中で印象に残っていること。
右耳から入った音は左脳に伝わり、左耳に入った音は右脳に伝わる。言語脳である左脳と感情脳である右脳のどちらかに話しかけるかによって理解度も違う。より理解をさせようと考えるのであれば、右耳に話しかけるのが効果的なのだ。
なるほど!僕の話を理解していないのは、左耳に話しかけていたからなんだ!(それは違うかもしれないが・・・)
時と場合を考え、そんな使い分けをしてみるのもいいだろう。
ありがたいことに今のところ、耳に不自由はしていない。しかし、いずれ補聴器が必要な時もくるだろう。そんな時は、どうぞよろしくお願いします!
このブログのタイトル。あまり相応しくないな・・・。

歴史をもっと勉強しないと・・・。

一昨日は、久々の那古野塾。
5月に参加して以来なので、4ヶ月振り。以前オフィスを構えていた中日ビルには、この那古野塾でしか行かないな・・・。既に懐かしさを感じてしまう。
今回のテーマはビジネスネタではなく、「それぞれの本能寺~信長の幻、光秀での望、家康の機ー時代を変えたもの~」と歴史物。
講師はおかざき塾歴史教室主宰の市橋章男氏。当たり前の話だが、歴史に造詣が深く、ひとつひとつの言葉に重みがある。
「本能寺の変」が起きたか起きないかで日本の歴史は大きく変わっていただろう。そのあたりの真相について、いくつかの仮説に基づき、深い話をして頂いた。
僕なんかは日本史で習った程度の知識なので、歴史を表面上でしか理解していない。山本周五郎あたりの小説は読んだが、歴史上の人物を描いた書物はほとんど読んでいないため、今回の話は全てにおいて新鮮だった。(メインテーマは戦国時代だが、江戸や明治についても貴重な話を伺った。)
僕らが歴史を学んだ頃は、明智光秀は反逆者で悪役的要素が強かったが、最近はヒーロー的な要素もあり、人気が高いようだ。逆に織田信長が悪役と捉えられるようで・・・。
しかし、市橋氏に言わせれば、歴史上の人物でいい人物も悪い人物もないという。それぞれの時代を懸命に駆け抜けた結果が、どう評価されるかだけで、余程の犯罪者でない限りは、その決めつけは間違っていると言われるのだ。納得・・・。
捉え方によっては、信長も光秀も全く異なる評価がされてしまうのだ。
今回の講演では、大河ドラマで見るような凄まじい「本能寺の変」を解説するのではなく、どんな背景から光秀がこのような行為に及んだのか、また、その過程で家臣はどんな心理状況であったのかを分かりやすく話して頂いた。
どうやら「敵は本能寺にあり!」なんていう雄叫びはドラマの世界だけのようだ。
これが貴重な信長像
信長
(肖像画を写真に収めた画像を同級生経営者 櫻山さんが撮影し、それを拝借。何のこっちゃ・・・)
90分近い講演は、自分が全く知る由もない話が展開され、知識の浅さを露呈すると共に、もっと歴史を学ぶ必要性を痛感した。ありがとうございました。
講演会終了後は、懇親会。以前のブログにも書いた隠れ家的なお店で親睦を深めた。
ここでは大先輩の経営者から教えを頂くことが多く、大変ありがたい飲み会。経営者として大切な考え方も教えて頂いた。
歴史を学び、現実を学ぶ。
僕のようなレベルの人間は、こういった場から少しずつ吸収をしていかねばならない。教えて頂いても忘れてしまうことが多いので、繰り返し、繰り返し。
繰り返される歴史を知ることで、少しずつでも自分のモノにしなければならない。

大学と企業の就職研究会から・・・

先週、参加した「大学と企業との就職研究会」の話。
東海地区の大学のキャリア担当者と企業の人事担当者との交流会が某大学で行われ、僕も大学担当の名大社女子と出席。
午後1時にスタートした会は基調講演から懇親会までたっぷりと7時間。半日以上に亘りいくつかのテーマで繰り広げられたのだが、僕が最も印象に残り、なおかつ大きな学びとなったのは分科会。
大学、企業といくつかのグループに分かれ、各々のテーマでディスカッションをするのだ。ここにはほぼ全ての就職情報会社も参加。僕たちはオブザーバー的な役割で、そのディスカッションに出席し意見を交わすことになったのだ。
お互いの自己紹介(大学であれば内定率等の学生状況、企業であれば内定数等の採用状況)の後、いくつかのテーマから自分たちが議論したいテーマを選択し発表する。
大学のキャリア担当の方の多数が「就職活動に取り組めない学生支援」を選んだのに対し、企業側は「倫理憲章」や「内定辞退」と全く別のテーマを選択。これだけでも大学側と企業側の温度差ははっきりしたのだが、ある企業側の担当者が「就職に取り組めない学生を必要とする企業はない。」とバッサリ。
それは大学に対しての批判ではなく、あくまでも会社経営を前提にした率直な意見。この意見に対して大学、企業がギクシャクした関係に陥るのではなく、お互いが本音で議論できる空気が生まれた。
建前ではないお互いの気持ちをぶつける雰囲気が教室内を包み、前向きな議論が広げられることになった。そのテーマについては根が深い問題で、その場で簡単に解決できる内容ではない。
しかし、お互いの問題意識や危機感をぶつけ合う事で大学と企業の距離感が一気に短くなり、これまで反対側に対峙していた存在が隣の席に座り理解が進んだように感じた。別の議論に対しても・・・。
学生と企業も同様で、昨今の内定辞退の多さから証明されるように、お互いの距離感はかなり遠い。
難しい問題であるのは間違いないが、お互いが信頼し合い、腹を割って話し合える環境を作れば、今の問題もある程度は解決できる。
距離感自体に問題があるように思われる。その事が今回の議論でよりクローズアップされたし、その中でかすかではあるが解決の糸口も見えた。
僕はあくまでも中立的な立場で、上述したような内容を素直に発言させてもらった。参加されたメンバーがどう感じ、それを自校や自社に落とし込むかは分からないが、有意義な議論ができたのではないかと思う。
一番苦労されたのはファシリ役を務められたキャリア担当の方だが、その方の問題意識を全体に共有させることで、活発な意見交換が出来たのは喜ばしいこと。
参加する前はこの分科会に対して多くの期待はしていなかったが、終わってみればこの日一番の収穫。それは席を同じくした大学、企業の担当者も同じ気持ちではないだろうか。
ほんの少しの前進かもしれない。しかし、このような一歩ずつの行動が、何かと後ろ向きに捉えられる就職活動を前向きで有益な活動へと変えていくのかもしれない。

インターン学生を迎えるのだ!

来週よりインターンシップの学生を3名迎える。
毎年この時期に実施し、主に営業同行やイベント運営のサポートを行うのだが、今年はちょっと趣向を凝らし、今までよりもバージョンアップを図る。
就業経験の場としては、営業同行やイベント運営は必要不可欠なため、時間を削ることはないが、もう少し学生が主体的に行動し、自らのアイデアがビジネス上で通用するかどうかをチャレンジする場を与えようと思う。
昨年までの呑気なインターンとは異なり(本当はそんなことはないけど・・・)、学生にはかなり負荷が掛かりハードなインターンなのだ。
どんな内容かは実際にインターンがスタートしてからアップするつもり。そのコンテンツは基本的に全て僕が考案。今、会社の中で一番時間に余裕があるのは自分だし(要はヒマだし・・・苦笑)、これからの事業においてこのコンテンツをヒントにしたい考えもある。
自分でいうのもおかしな話だが、これが中々のグッドアイデア。アイデアだけ出して実行部隊が別というのも身勝手なので、その対応も自分が行うことに。
学生に負荷を掛けるつもりが、自分にも相当掛かってしまったようだ。
そのため脳ミソのかなり奥の方に仕舞いこんである過去のスキルを引っ張り出さないといけない。現実はもう脳ミソに残っていないかもしれないけど・・・。
本日もその資料作成に多くの時間を費やすことになるだろう。
(なんだ、ギリギリじゃないか・・・)
インターン学生がこのブログを読んでいるとは思えないが、覚悟して臨んでもらいたい。
だが、間違いなくいい経験を積むことができる2週間だ。
思い悩み苦しむこともあるかもしれないが、素晴らしい時間を過ごしましょう!

久々に見た「カンブリア宮殿」

6月28日に放映された「カンブリア宮殿」をようやく見ることができた。
この時のゲストがJALの稲盛名誉会長と植木社長。ドラマであれドキュメンタリーであれ番組を録画してまで見ることはほとんどないが、たまには録画番組を見ることもいいことだ。今回は特にそれを感じた。
「カンブリア宮殿」も久しぶり。最近は何となく企業の宣伝の要素が強くなっている気が勝手にしてたし・・・。
番組ではJALの破綻から2年が経過し、前期の利益が2000億円を超えるまでの復活劇の軌跡を克明に流していた。
稲盛会長のメッセージや思い、それに向き合い奮闘していく社員には熱いものを感じた。書籍でしか知る由がなかったアメーバ経営やフィロソフィの実践も映像を通して理解することができた。「美しい心」や「一人ひとりがJAL」というJALフィロソフィも素晴らしかった。
全てが稲盛イズムが伝わる構成になっていたと思う。その点では大いに勉強させてもらったし、経営者の端くれとして何を大切にしなければならないのかを改めて痛感した。
と同時に親方日の丸と言われる所以も、大企業体質も感じ取れる面も多かった。
破綻した段階で人件費の大幅カットやコスト削減、リストラが実施されたわけだが、本来は赤字が慢性化した時点で、それを実施するのが企業の姿で、遅すぎる決断だと思ってしまう。
それは中小企業のひがみなのかもしれないが、破綻前にメスが入れられていなかったことに違和感を感じた。だから結果として破綻のだろうけど・・・。
パイロットの通勤手段についても、いくら重責だからとはいえ、もっと早い段階で見直しが行われる必要があったはずだ。危機感の欠如というのは本当に恐ろしいこと。特別意識はないかもしれないが、大局的に物事を判断することを避けてきたのだろうかと勝手に推測してしまった。
しかし、それはJALのみが対象ではなく、自社の事としても捉える必要はある。自分たちの世界ではぬるま湯と思っていなくても、知らず知らずのうちにどっぷり浸かってしまうことも考えられる。常に自分たちを客観的にかつ厳しめに評価しなければならない。
本来は稲盛会長の具体的な施策について書くつもりのブログだったが、違う方向に行ってしまった。まあ、いつものことか・・・。
最後の村上龍氏の視点も良かった。
JALが2年で復活を遂げたとはいえ、本当の答えが出るのは5年後であると・・・。
5年後が楽しみである。
稲盛
そして、ほぼ同じタイミングで読んだ本書。
稲盛氏は経営者に対しても愛は満ち溢れている。

台湾の次は中国なのだ

昨日はクラブ愛知朝食会。
会社の朝当番の出勤より早く、7時には会場となるホテルに到着。朝一番からの健康的な行動は腹が減る。経済人が集まる紳士的かつ高貴な場でご飯をお替りしてしまった。
この日は東海地区屈指のIT会社社長の講演。僕よりも7歳上の先輩にあたる。
講演内容はてっきりIT業界の動向についてかと思っていたが、それは勝手な思い違い。中国に進出し仕事を取り組まれた背景から、その中国の現状を語る内容であった。
中国
その前日が台湾。今回は中国。偶然に過ぎないが、アジアに関しての話が続いた。中国に詳しい方にとっては常識的な情報なのかもしれないが、一度も訪れた事のない者にとっては興味深い面白い内容であった。
なぜ日本企業が中国へ進出するのか、中部地区の進出は何千社あり、どの地区が多いのか等ビジネスに直結する話もあったが、僕が面白かったのは中国人気質の話。
一般的に僕らが捉えている中国人のイメージはあるが、より現場で接してきた方だからこそ理解し得る中国人像がそこにはあった。
それは明らかに日本人の価値観とは大きく異なる。前日の台湾人の話が日本人に近かったため、違いがより明確。非難するつもりはないが、その考え方は我々と相容れないことも多い。
どちらかと言えば、欧米的な価値観を持っているのではなかろうか。働き方も終身雇用という考え方は乏しく、いかに履歴書のスペースを埋めて、これまでのキャリアを書き込むことを優先する。全てがそんな風ではないだろうが、気風としては自己をどう他人より上手く見せるかが重要となってくる。
働くプライオリティも報酬が一番であり、日本人が求めるヤリガイはあまり求めていない。自分に有利なステップをどう積み上げていくかが重要という。それが経済成長を遂げた現状を上手く表しているのかもしれない。
そんな中国だが、今後の課題も多いようだ。その一つに小皇帝(一人っ子政策)が挙げられる。一人っ子として甘やかされて育ってきた環境であるため、人間的に弱い若者が多いというのだ。今後、うつや自殺者が多く発生する予測もされている。
その点に関して言えば、今の日本と近いのかもしれない。気質が全く異なるとはいえ、共通の課題もあるようだ。
一昨日、昨日と話を伺って、根拠なく同じアジアだと一括りにしていたことは反省せねばならない。
これから韓国人やタイ人、ベトナム人などアジア系人種の特徴について伺う機会があるかもしれない。ステレオタイプに判断するのではなく、自分の目で見極める力も必要となるだろう。

またまた参加!アスバシCFC

昨日の午前中は降ったり止んだり。
楽しみにしていた息子の運動会は延期。予備日は平日となるため、参加することができない。残念!
来年は小学校最後の運動会となるので何とか晴れてもらいたい。
そんな昨日は前週に引き続き、アスバシ教育基金のイベント「アスバシCFCキックオフ」に参加した。
元々は予定になかったが、人を巻き込む力においては、今や名古屋でも右に出る者がいない(?)代表の毛受さんに「時間があれば顔を出してほしい。」と誘われ参加。
学生主体のイベントなので、気軽な気持ちで参加を決めると役割は何とゲストパネラー。中京大学総合政策部の教授である羅氏とのパネルディスカッションが組まれていた。
テーマは「大学と社会・企業がつながる教育のあり方とは?」 。
大学と企業の間にある大きな壁をこじ開け、お互いが学生教育に力を注ぐ環境を作るにはどうすればいいのかという議論をすることになっていた。それを当日知るという僕も何ともノー天気な参加の仕方だった。反省・・・。
イベントには50名近い学生と社会人が参加。
一部としてパネルディスカッション。
アスバシ091
二部として先週計画したテーマを学生がプレゼン。
アスバシ094
アスバシ092
その後テーブル毎で学生のテーマについて議論を深めた。
アスバシ093
一部で行われたパネルディスカッションで、羅教授はこれまでの大学内での取組みを理論立てて、自分の想いを込めながら話をされた。内容も深く説得力もある。
一方、僕はほとんど主観で感じたままを話すだけ。発信する言葉の重みの違いに参加者は戸惑ってしまったかもしれないが、そこはご容赦頂きたい(笑)。
羅教授のような大学の先生ばかりであれば、学生らが社会に飛び立つ環境がより整備される。隣の席で話を伺いながら使命感を感じた。
二部は学生が主役。
学生らの懸命なプレゼンの姿を見るだけでこちらも元気が出る。学生の行動指針については、改善の余地が見られるプレゼンはあったものの、その取組み姿勢だけでも評価すべきだし、素晴らしいこと。失敗しても構わないので、ひたすら真っ直ぐ突き進んでもらいたい。
イベント終了後は、またまた懇親会。ここでも僕を巻き込む方が現れた。それはそれでありがたい事と受け止めたい。
残念な気持ちでスタートした土曜日だったが、一日を終えてみれば有意義な土曜日。
みなさん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

アスバシCFCで若者を想う

昨日の土曜日は企業展&転職フェア。
多くの方に来場頂いた。少しでもキッカケ作りのお手伝いができているのであれば幸いである。いつもであればイベント終了後は、疲れも溜まっていることもあり早々に帰宅するが、昨日は金山へ。
アスバシCFCのイベントに参加するためだ。
このアスバシとは「明日の社会にかける橋」の略で、「すべての若者が、明日の社会の担い手へと成長していける環境」をサポートしていく組織。NPO法人アスクネットを立ち上げた毛受氏が中心に教育基金で高校生向けにインターンシップなどのキャリア教育を行おうとするもの。
アスバシ1
僕自身の理解は中途半端であったが、毛受氏と飲んだ勢いで今回の参加を決め出席をした。
今回集まったのは大学生と社会人が半々くらいの50名ほど。4人ごとのテーブルに分かれ、学生がこれからチャレンジしたいことや将来の夢を語り、それを社会人である我々がファシリ役となり、その実現に向け計画を作成するワークを行った。
就職で学生を支援する立場として、多くの場面で学生に関わることは多い。その中で常に感じるのは学生の元気のなさや意見の少なさだったりする。偏った見方であるのは百も承知だが、どうしてもそんな風に見てしまうのも事実だった。
しかし、それは僕の本当に偏った見方だった。ここに集まった学生は信じられないくらい熱く、自分という存在を持っている。それも自分自身に対してだけでなく、社会や仲間に対して、どんな役割を担っていくのかを真剣に考えている。
同じテーブルの学生も今の自分たちの世代に危機感を覚えながら、だからこそ自分が起こすべき行動を大真面目に捉えていた。僕の学生時代とは比較にならない。レベルを遥かに超えた学生ばかりなのだ。僕もファシリ役として偉そうに語るものの、その熱い想いに尊敬の念を抱いた。
こういった学生を見ているとこれからの世代も大いに期待できる。伝播が伝播し、そんな学生に賛同する若者が少しづづでも増えれば、より可能性が広がっていく。僕たちは大人チックな意見を押し付けるのではなく、チャンスを提供し温かく見守ることが役割だろう。
サポートする側として参加させてもらったが、逆に使命感の重要性を教えられてしまった。感謝!
そして、同じテーブルのメンバーと記念のショット。
アスバシ2
これからも自分の夢に向かって突き進んで欲しい。
イベント終了後は懇親会。ここでも県会議員をはじめ多くの方と熱い議論が繰り返された。
いい刺激を沢山頂いた熱い金山の夜だった。

福島にて

昨日は東京から移動して福島に入る。生まれて初めて福島県にお邪魔した。原発問題で身近な存在であるのも関わらず、近くて遠い県。そんな意味では今回の訪問は貴重な機会だ。
今回の目的は二つ。2ヶ月に一度開催されるふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の幹事会への参加と地元就職支援会社のサポート。
平日の日中という事もあるかもしれないが、福島駅はとても静か。
福島2
客待ちのタクシーの多さが妙に印象に残ってしまった。
福島3
昼食は会場近くの蕎麦屋でわんこそばを頂く。
福島2
本来、わんこそばは岩手・盛岡の名物だが、東北地区では当たり前に食べられているのだろうか・・・。
まずはFネットのミーティング。全体の今後の方向性や取組みについて議論。新たなスキームがFネットならではの価値を提供できそうだ。
そして、地元就職支援会社ヒューコムの就職イベントのサポート。「本気で考えるふるさと就職」と題されたイベントには福島県内の2~4年生の学生が参加。
福島1
既に内定を獲得し就職活動を終えた学生もいれば、現在継続中の学生、そしてこのイベントを機会にどうやって将来を考えようかと自分に向き合う学生も多い。
名古屋でも福島でも基本的に学生の悩みは変わらない。思ったほど地域的な差は感じなかった。しかし、より純朴な印象を持ったのは、その話し方や素直な表情からか・・・。時期が経過したこともあるのかもしれないが、就職に対して震災や原発の影響があるような発言がなかったのはこちら側を少し安心させてくれた。
僕が話をした事がほんの少しでも役に立ってくれればうれしい。
夜は福島の繁華街で懇親会。会津料理を堪能した。
福島5
会津料理といえば馬肉のようだ。馬刺しから馬肉のしゃぶしゃぶまで食し、東北の地酒を飲みながら、熱い夜を過ごさせて頂いた。
福島は仙台と比べると街の活気はまだまだなのかもしれない。
それでも僕ら含め多くの方が訪れることで少しでも元気になってもらいたい。