これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「これからを思う」の記事一覧:

名古屋も岐阜も・・・

名古屋も岐阜も低迷している。
経済や就職環境の話ではない。
地元の人はすぐ気づくと思う。
ああ~、アレのはなしね・・・。

そう、アレとはサッカー。
Jリーグのことである。

現在、名古屋グランパスは年間勝ち点16位(7月22日現在)。
J2降格圏内。
FC岐阜は18位(7月22日現在)。
グランパスはドベ3、岐阜はドベ5と悲しすぎる順位。

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(7/22 中日新聞 Web版より)

昨日、FC岐阜はラモス監督を解任することを決めた。
ここ2年もJ3降格スレスレの状況。
ラモスファンには申し訳ないが、時期が少し遅かったのではないか。
厳しいチーム状況からすれば、一定集客を見込めるラモス氏の知名度は魅力的かもしれないが、
今シーズンはそれも効いていない。
最近、ホームでは全然勝ててないし・・・。
一度も観戦したことがない僕が偉そうに言うのは申し訳ないが、
出身地として密かに応援はしているのだ。

そして、我らのグランパス。
こっちはもっと深刻だ。
11戦未勝利。クラブワースト記録の更新。
最近、新聞で目にするのは小倉監督の下を向いた表情ばかり。
このままいくとほんとヤバい。
優勝は一度しかないが、
Jリーグオリジナル10で降格していない3チームの一つ。

おいおい、ほんと勘弁してよ。
ピクシーの時に感じた歓喜はそんな昔のことだったか・・・。
リーマンショックで落ち込んでいた経済もあの頃から戻ってきたはず。
大きな効果ではないが、グランパスやドラゴンズが優勝することで地域は確実に盛り上がっていた。

それが今はどうだろう。
ドラゴンズも行ったり来たりの成績で盛り上がりはいまひとつ。
そして、グランパス、FC岐阜の悲しい状況。

チームのせいにするつもりはないが、これでは地域で生きる名大社も盛り上がらないではないか。
雇用を活性化できないではないか。
チーム首脳陣はそこもしっかりと汲み取ってほしい(苦笑)。

冗談はともかく、もっとワクワクする記事を読みたい。
何度もスポーツニュースを観てしまうようなシーンを映してほしい。
このままでは終わってほしくないぞ。
名古屋も岐阜もこのままでは終わるなよ。

まずは今日、明後日。
意地を見せてもらいたい。

最後の夏

昨日から息子の最後の夏の大会。
小学生から野球を始め、中学校でも野球部に入部。
約2年半、ずっとこの日のために練習を積み重ねてきた。

普通の中学の普通の野球部。
強豪でもなければメンバーが不足気味の弱小でもない。
よくある中学の部活。
しかし、土曜も日曜も夏休みも冬休みも関係なく練習を重ねてきた。
3年生にとってはこの日が集大成。
息子のポジションは捕手。
この一年、キャプテンを任され、苦労しながらも多くのことを学んできたようだ。

本来、人をグイグイ引っ張るようなタイプではないと思う。
なぜ選ばれたのかは未だに不思議だが、泣き言も言わずこの一年を過ごしていた。
さすがに昨日の朝は緊張していたようで何度もトイレに行っていた。

昨日は僕も何の予定も入れず応援に出掛けた。
前の試合が長引き30分ほど開始時間が遅れたが、無事に試合が始まった。

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1回の表、相手チームの攻撃。
一番バッターがいきなりヒット。野球は初回が大切だし、流れに傾くスポーツ。

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息子が盗塁を阻止したため、相手の勢いは止まった。
(ちょっと親バカ・・・笑)
その後、スクイズを阻止するくらいのピンチがあった程度で、
試合の流れは徐々に息子たちのチームに傾いてきた。

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いままで何度か練習試合を観てきたが、基本的に守りのチーム。
得点能力は高くない。勝った試合も数点を守り抜くケースがほとんど。
それがである。
昨日の1回戦は攻撃も機能し、なんと7×0のコールドゲームでの快勝。
多分、練習試合を通しても、コールドで勝った経験は一度もないと思う。

勢いとは怖いものだ。
相手チームと特別に実力差があったとは思えない。
もし、1回、相手側が1点でも得点していたら流れは変わっただろうから、
相手チームが勝利したかもしれない。

しかし、何かが違った。
一つ上げるとすれば、チームの雰囲気が全然違った。
お互いに声を掛け合い、いいプレーにはみんなで称え、ミスはみんなで励ましあっていた。
ベンチでの雰囲気も明るく、みんな笑顔だった。

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それが上手く流れを引き寄せたのかもしれない。
2番手投手がランナーを背負った時も、「心配するな~」という声があちこちから出ていた。
うちの息子がキャプテンを務めるくらいだから、特別な選手はいない。
秀でた能力も見当たらない。
それは勝利にはあまり関係ないようだった。

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試合終了後の息子の笑顔が印象的だった。
家では見せたことのない笑顔だった。
ホッとした気持ちも強かったのだろう。
何も言ってやれないが、親としてそんな場面を見れたのは幸せだった。

最後まで勝ち続けるのは難しい。
いずれ悔しい思いもするだろう。
だが、これもいい経験。
どちらにしても最後に泣けばいい。

最後の夏。
思い切り汗をかいてほしい。

職サークルシンポジウムに参加してきた。

7日(木)、8日(金)は東京出張。
名大社では昨日から転職フェアを開催中だが、
なぜかここ最近は必ずと言っていいほど、出張が重なってしまう。

昨日はふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の定期総会及び定例会。
早いもので8期を終え9期を迎える。
18卒新卒採用に向け、いろんな角度から話し合いを行った。

その前日の一昨日はパフさん主催の「職サークルシンポジウム」。
年1回開催される採用担当者向けのイベントで僕は時間のある限り参加している。
今回も豪華ラインナップのプログラムであった。
すべてを紹介すると1週間分のブログになるので、ここは端折って紹介させてもらう。
まずいきなり登場したのが寸劇。

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パフさん恒例の企画だが、過去見させてもらったのはいかにも昭和チックなほんわかした寸劇。
必ず「三丁目の夕日」のBGMが流れていたんじゃないのかな(笑)。
それが今回は180度異なり、シュールとも言えなくはないが、ズシリとくる。
そして、最後は感動を与えてくれた。
これまではパフの代表であり、愚か者名誉本部長という一部の方しか認識していない釘崎さん
(紹介長すぎ)の脚本だったが、今回は来年入社の内定者の作品。
学生にしてプロの脚本家だという。
舞台で演じる社員さんも表現力があり、見事な構成だった。
個人的には主役を演じる女子学生がよかった(笑)。

ただ今回参加の目的はこの寸劇ではなく(すいません)、人材研究所の曽和利光さんの基調講演であり、
採用学を執筆された横浜国立大学の服部先生のパネルディスカッション。
曽和さんの著書は以前ブログでも書かせてもらった。

僕らは僕らなりに新卒採用の現状を把握しているつもりだが、それだけでは片手落ち。
常に情報は吸収せねばならないし学ばねばならない。

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そんな点では大いに勉強させてもらった。
勉強といえば、採用担当者として自社の活動を話された大江戸温泉物語の小椋さんも
コガソフトウェアの高橋さんにも学ばせてもらった。
しくじり学園はパクらせてもらおうかな(笑)。

全体を通して感じたのは、これからの新卒採用をどうしていくべきかという問題提起。
ナビ、エントリーシートが当たり前になってきたことにより、
それを前提に採用プランを組み立てる。
それが採用担当者の思考や行動を鈍らせ、大切なものを見落としてしまっていることは多い。
同時に限界も見えていた。
自戒の念を含め、いい機会をいただいた。
参加された採用担当者の中には耳が痛い方もいたことだろう。

今回のシンポジウムを通して名大社がやれること、僕自身がやれることも改めて見えてきた。
会社でいえばパフさんが提供しているインターンシップ「100×10チャレンジ」を
名古屋版に変化させ18卒からは実施していく。
その理念を生かしつつ、ジモト採用というキーワードに繋げていきたい。

そして、僕自身はもっと中小企業のトップに働いかけることができるのではないだろうか。
現場で動いている社員さんはどんな方であれ会社の意向を反映させ活動を行う。
学生への接触頻度、自己開示力、効率化と非効率化。
特に中小企業の場合は、トップの考え次第でその在り方は変わる。
いい影響だけ出ればいいが、そうでないケースは多いだろう。
そこを踏まえれば、普段仕事をしていない(?)僕自身がやるべきこともありそうだ。
そんな感じで、感化されてしまった。

今日は雨の転職フェア。
その状況を眺めながら、やるべきことをじっくりと考えていきたい。

ありがとうございました。

意志あるところに、道は開ける

本来、水曜日は「食べ物のはなし」を書くのが決まりになっているが、
今日は予定を変更したい。
「食べ物」ブログのファンの皆さま、申し訳ありません。
ネタがないわけではなく、少しでもお知らせするのを早くした方がいいと思い、
急きょ変更。理由はブログの通りです。

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昨日は岐阜市にある「みんなの森 ぎふメディアコスモス」へ。
初めてお邪魔したがとても綺麗でお洒落な施設。
岐阜にもこんな施設が存在するんだと出身者として嬉しくなってしまった。

目的は「世界ALSデー記念トークセッション 意志あるところに、道は開ける」
というイベントに参加するため。
このイベントはビリギャルの原作者である坪田信貴氏のブログを読んで知り、
スケジュールが開いていたので申し込んだ。

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FC岐阜前社長である恩田聖敬氏の講演がメインとなるイベントで、
坪田さんと岐阜県で一番話が上手いG-net代表理事の秋元さんがトークを行う。
ご存知の方も多いと思うが、恩田氏はALS(筋委縮性側索硬化症)を発症され、
昨年、FC岐阜の社長を辞任された。
通常であればその後の生活は治療に費やすのが普通だと思うが、
恩田氏は力のある限りALSと向き合い、活動し続けるという。
オフィシャルサイトも立ち上げ、新会社の設立もおこなう積極さ。
そのパワーはどこからくるのだろうか。

そんな点も気になっていたが、恩田氏の講演でその理由も明確となった。
講演といっても直接話をするわけではない。
録音した音声をスライドと共に流している。

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本人が直接話をする時は秘書の方が、口の動きを見て翻訳する。
流しだされたスライドや本人の表情に悲痛なものは一切なく、むしろユーモアが溢れている。
恩田氏の明日に向かう懸命さは清々しいくらい。

本人が言われているようにALSを発症しようが、自分が自分であることは変わりないという。
動けない、喋れない、食べれない、呼吸できない。
克服しなければこの症状が進む。僕だったら絶望的となり、自暴自棄になってしまうだろう。
恩田氏がそんな時期がなかったわけではないと思うが、
今は前を向き、それも楽しく生きようとしている。
その姿を見ているだけで、熱いものを感じるし、自分がもっと頑張らねばと勇気を与えてくれる。
彼の行動が与える影響は大きい。
それもポジティブになれる面での影響が大きい。

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坪田氏の愛情の深さも感じることができた。
人は3つで評価されるらしい。
doing(行動)、having(所有)、being(存在)と3つだが、
どうしてもdoingやhavingでの評価が中心となってしまう。
本来、人の存在価値を認めるbeingが重要なのだが、
親でも知らず知らずのうちにdoingやhavingを基準においてしまう。
これは僕自身も反省。
家庭でもオフィスでも同様のことはいえる。
成績で評価することも必要だが、それだけでは肝心な点が見えてこない。
坪田氏は巧みな表現で恩田氏にダブらせながら語っていた。
これもいい勉強になった。

恩田氏は新会社を設立し、これまでの経験や知識を発信し社会に役立てたいという。
また、ALSや他の難病患者のために医療や福祉サービスの改善を行うという。
その志には感銘を受ける。
タイトルにあるように「意志あるところに、道は開ける」を自らが実践されるわけだ。

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新会社設立のためにクラウドファンディングを使い協力者を求めているのが、まさに今。
大したことはできないが、僕も少しばかり協力はさせてもらう。

そのクラウドファンディングの受付期間が今月26日までとなる。
詳しくはこちら

僕が偉そうに何かを言う立場ではないが、
こういった取り組みがあるということだけは知ってもらいたい。

昨日は貴重な機会を頂き、ありがとうございました。

イチローおめでとう!!

舛添知事の辞任はどうでもいい。
どうでもよくはないが、ブログで取り上げたいとは思わない。

それよりも、なんといってもイチロー選手である。
愛知県民の一人としてだけでなく(岐阜出身者だけど・・・)、
一人の日本人として誇りに思う。

イチロー選手、おめでとうございます!

選手としてのプレーは当然のことだが、彼の哲学者と言うべき発言は感動すると共に尊敬。
失礼な話だが、ピートローズ氏のコメントが人間の小ささを感じてしまう。
もっと寛容性をもって、受け入れればいいのに・・・。
同様な考えの方は多いと思うけど。
日本人とアメリカ人との違いかな・・・。

『小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道』
『しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。』 

僕よりも年下のイチローが達観した言葉を発している。
シンプルだけど本質。
こんな言葉に励まされたり、危機感を覚えた人も多いだろう。
一流選手が語る言葉には重みがあるし、説得力も半端ない。
そういった人しか語ってはいけない言葉・・・。

僕らは同じ愛知県ということでメリットは多い。
ニュースにも登場していた少年野球の「イチロー杯」には息子も出場していた。
早々に敗退したので本人と握手する機会はなかったがいい経験。

イチローが通っていたバッティングセンターに行ったのもいい思い出。

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この写真を探すのにかなりの時間を要してしまった(笑)。
(4年前の写真)

明後日のCBC「サンデーモーニング」の張本氏のコメントも楽しみ。
フライング気味にNHKのニュースで取り上げられていたけど・・・。

日米通算4257安打オメデトウ!
次はメジャー通算3000本安打ですね。
期待は膨らみます!

50歳になるということ

昨日は三重大学で行われた「東海グローバルサミット」に参加した。

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付き合いのある意識の高い学生らが企画したイベント。
伊勢志摩サミットのタイミングに合わせ、
若者たちの意見を社会に発信しようというもの。
「難民」「保健衛生」「教育」「環境」と4つの分科会を中心に学生らが議論を行う。
全国から意欲的な学生が集まり、自分たちの考えを述べ合っていた。
僕は協賛企業として参加したに過ぎないが、
このような連中がこれからの社会を支えていくのだろう。
僕の学生時代からは考えられない問題意識。
2050年の日本は期待できるのかもしれない(笑)。
50歳を過ぎリーダーとして活躍している時期だろう。

50歳といえば、今日は僕の50歳の誕生日。
早いもので半世紀を生きたことになる。
論語だと、五十にして天命を知るということ。
迷いっぱなしの40代を振り返れば、自らの使命を知るには早すぎる。

それに正直なところ、実感がない。
世間的にそれでは困ると思われるだろうが、そのレベルに達していない。
残念だが、相応しい50歳とは言い難い。
もっと深く考えるべきだが、一つ年齢を積み重ねたに過ぎない。
自分自身にあまり緊張感がないのだ。

もっと自分の中で沸々を湧き上がる想いが溢れ出るのかとも期待したが、
そんなことはなかった。
年末年始の神聖な気持ちや
年度末、年度初めのヒシヒシとくる緊張感とは比べ物にならない。
僕としてはそちらの方が大きな価値に値する。

20代の頃、50歳なんてもっと立派な存在と思っていた。
30代の頃は50歳はもっと貫禄があり知識も豊富にあると思っていた。
しかし、その当時と比較すると大して変わっていないのが実情。
確かに見かけは老けてきたし、頭も少しずつ薄くなっている。
その程度のこと。

体力はあまり変わっていないと思うし、食欲も旺盛。
本気になれば若い奴には負けないだろう。
常に腹は減る。大盛を注文したいが我慢しているだけだ。
睡眠時間を確保し、健康管理に注意しようと心掛けているだけ。
いずれガクッと落ちる時が来るだろうが、今は変わらない。
自分自身はまだまだ若いと思っている。
毎日飲みに行っても平気だ。
(週7日はさすがにしんどいけど・・・笑)。

自分の決めたルーティンに従うことが若さを維持すること。
そう今は信じている。
しかし、世間はそんな風には思わないだろう。
年齢に相応しい振る舞い、
年齢に相応しい発言、
年齢に相応しい身なり、を求めてくる。
そうしなければと思う一方で、どうでもいいと思う自分もいる。
今のままでいいじゃないかと。
年齢なんか気にせずに今の延長で行動しようと。

すみません、期待に応えらずに・・・。

それでも今日から50代がスタートする。
どんな10年になるだろう。
とてつもない荒波が襲ってくるかもしれないし、
ノーテンキな毎日を過ごすだけかもしれない。
もっと計画的に、もっと戦略的に、もっと家族の事も考え生活すべきだろうが、
僕のやっていけることをやっていくだけ。

何の宣言もしない誕生日ブログになってしまった。
それでも呆れることなく、お付き合い頂きたい。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

プラチナフォーラムでの学び その2

「日経トップリーダー プラチナフォーラム2016」の第二弾。

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3つ目は全盲の弁護士 大胡田誠氏の講演。
読みづらい苗字だが、おおごだと呼ぶ。
僕は今回初めて知ったのだが、
大胡田氏のドキュメンタリーや彼をモデルにしたドラマも制作されている。

テーマは「あきらめない心の作り方」。
大胡田氏が失明し、コンプレックスから脱出し、弁護士を目指し猛勉強。
その苦労の結果、司法試験に合格し、現在は同じく全盲の奥さんと2人のお子さんを育てている。
その半生について話を伺った。

何度も涙が出そうになった。
彼の苦労を思えば僕の半生や苦労なんて、屁みたいなもの。
何不自由なく育ってきたわけだし、育ててもらった。
改めて親に感謝しなきゃいけないし、
自分の子供にもこういった方が社会で活躍する現実を知ってもらいたい。

いくら弁護士資格を取っても、仕事にハンディはついて回る。
しかし、そのハンディをハンディと思わせない仕事ぶりは敬服するばかり。
依頼者との信頼関係が目の見えない弁護士にとっては一番大切であり、
その関係性を築くために相手を徹底的に信頼する。
当たり前に思えるようなことを僕自身も軽んじてしまう。
そんなことは自分が気づかないだけで度々あるはず。
人として大切なことを教えてもらった。

そして、最も印象に残った言葉。
「『もう無理だ』と思った時が夢に一番近づいたとき。」
それはそれだけ努力を重ねている証。
努力の量に比例しているという。
キミはもう無理だと思えるほど、頑張っているか?
そう問われているような気がした。
反省・・・。

できない理由もできる理由も必ず見つかるんですね。
これまでの経営者の講演とは一線を画したが、感動的だった。

そして、最後は日立製作所元社長 川村隆氏。
あの「ラストマン」の著者で、少し前に日経の「私の履歴書」も書かれていた。
ブログを書いてて気づいたが名古屋市長と同じ名前なんですね(笑)。
これまでの経歴を拝見するかぎり、厳格で固い方とイメージしていたが、
実際は温厚で結構ユーモアも持ち合わせている方であった。

日立のV字回復の話はデカすぎて想像がつかない。
戦後ワーストの7873億の赤字と言われてもピンとこない。
2億の赤字と言われた方が、ズッシと体が重くなる(笑)。
しかし、それは僕のような小さな人間の思うことで、
国内外合わせ30万人を超える従業員を抱えていたら、そのプレッシャーは半端ない。
トップリーダーのあるべき姿を語ってもらったが、ここは割愛(笑)。

他のトップリーダーと比べ特別なことがあるわけではない。
しかし、エネルギッシュでありながら、冷静沈着さが求められる。
大きい組織であれ、小さい組織であれ、求められるリーダーは大差ない。
しかし、大きい組織の方が抵抗勢力の数が多く苦労しそうだと講演を聞きながら感じてしまった。
こちらも勉強になった。

今日もとりとめなくまとめただけのブログ・・・。
たまには一日中トップの講演を拝聴するのもいいこと。
少しでも吸収できるところは吸収し、真似もしていけばいい。

いい機会をありがとうございました。

プラチナフォーラムでの学び その1

先週27日は東京で開催された「日経トップリーダー プラチナフォーラム2016」に参加。

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「日経トップリーダー」購読者のプラチナ会員は無料で招待なのだ。
当日初めて知ったことだが、昼食のホテルビュッフェも無料。
なかなかいいサービス。

メインとなるプログラムも、いい学びになったので備忘録的に2回に分けて記しておきたい。
ブログで紹介するのは4つの講演。
今日はタビオ会長越智直正氏と元LINE社長で現在はC Channel社長の
森川亮氏の講演をまとめるとしよう。

「靴下屋」を経営するタビオの創業者 越智氏はちょくちょく日経トップリーダーに登場。
先月7の送られてきたCDも越智氏の講演であった。
正直言って、とても聞き取りにくい。
何度もCDを聞いたが、なかなか理解できなかった。
今回の講演はCDとほぼ同じ内容。
聞き取りにくさは相変わらずだが(スミマセン)、
直接話を伺うため、格段に理解することができた。

するとどうだろう。
改めてCDを聞くとスムーズに理解できた。
す~っと体に入ってくる。
やはり何度も聞かないと自分のものにならないことが多いですね。
言いたいことはそんなことではない。
ここで語られた講演内容。

テーマは「戦わない経営 中国古典の教え」
越智氏は中学卒業後、丁稚のような状態で靴下問屋に就職し、
荒波に揉まれながら自分で事業を興す。
波乱万丈な人生を送り、現在に至ったわけだが、
経営において参考になったのが中国の古典だという。
「孫子の兵法」は丁稚時代に古本屋で購入し、最初は全く理解できなかったが、
全て暗記するまで読み込み、その通りに実践していたという。
ここまで語り継がれた歴史書は間違いない。

ここ50年くらいで書かれた経営書なんて役に立たない。
そんなことを仰られていた。
最近のビジネス書ばかり読んでいる僕はハッとさせられた(笑)。
長い歴史には”真理”が書かれており、社長は”真理”をつくことが仕事という。

社長が社員を頼りにすることが重要で、仕事はどんどん任せておけばいい。
自分で知恵を出すのも限界があるのなら、人の知恵を使えばいい。
社長は深刻になったらダメ。
特に中小企業の経営者はやりたい放題でいい。
経営者が一番大切なのは夢。
そんなことを熱く語られていた。

僕が実践していることもまんざら間違っていないと都合のいい解釈をする
と共にもっと夢を語らなければいけないと反省。
夢というよりは理想しか語れていない自分はまだまだ程度が低い。
もっと理想を大きくし夢に導かねばならない。
と素直に反省。

そして、森川氏の講演。
テーマは「成功した瞬間から、成功体験を捨てる組織の作り方」

森川氏の様々な業界での経験を通し、感じられてきたことを語られていた。
ここで強調されていたのが変化への姿勢。
最近、未来を予測する書籍の出版が少ないのは、あまりにも変化が早すぎて、
著者が出版した頃には時代が変わっている可能性が高いためだという。
森川氏の目から見れば日本は変化をしない国。アジア諸国は変化を楽しんでいる。
そう考えられているようだ。

特許がイノベーションを起こすネックになり、
歴史やブランドが変わりにくい環境を作っていくとも言われていた。
LINEを作ってこられた方の視点は僕のような平凡な物事の視点を持たない者とは大きく違う。
学年は同じはずなの能力の差はここまで開いてしまうものなのか・・・(笑)。

やっぱり一本のブログにあれもこれも入れようとするのは限界があるのかも・・・。
参考になるような内容は書けなかった気がする(苦笑)。
まあ、全部披露するも勿体ないしね。

明日は別の講演を紹介したい。
個人的にはその講演が一番良かった。

明日、ちゃんと書けるかな・・・。

はばたけ!丸の内チルドレン

ちょっと大袈裟なタイトルである。
意味もよく分からないだろう。

名大社が丸の内に移転して6年強。
移転以降、入社してきた社員は「丸の内チルドレン」と呼ばれている。
呼ばれていると言っても、呼び始めたのは今月から。
それも僕が勝手に名付け、勝手に呼んでいるに過ぎない。

しかし、その数は今年の新人も含め12名にもなった。
中には40代のオヤジや30代のオバサン、いや、オネエサンもいるので、
チルドレンというのは語弊があるが、ここはまとめてそうしておきたい(笑)。

現在、その「丸の内チルドレン」の若手を中心に月1回勉強会を実施している。
「若手の丸の内チルドレン」を対象にしていることから略称「若丸チ勉強会」。
略称も僕が勝手に先日決めたのだが、その勉強会を先週木曜日に実施。
勉強会スタート時にその流れをブログに書いた。内容はこちら

勉強会と言っても、読んだ本、選んだキッカケ、印象的な内容、
自分に落とし込んだことを語るだけ。
それを全員で共有し、時折、質問や考えを聞き進行するだけ。
凝ったことはひとつもない。
それでもお互いいい刺激になり学びにもなっている。と思う。

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他のメンバーがどんな理由でその書籍を選び、何を感じ、今の自分に活かそうとしているのか。
それを知るだけでもちょっとした感心と尊敬と焦りが生まれる。
僕が何かを教えるよりもよほど本人たちの意欲が高まる。
それがいい。

特に最近は自分に対しての問題意識が生まれてきた。
現在、組織横断、社歴、経験を取っ払った商品会議を定期的に開催しているため、
そこで何かしらのアイデアや考えを述べなければならない。
その際、自分の未熟な点を各々が感じるようで、
それをカバーする意味でも知識や教養を身に付けなければならない。

そのため自分の意思で自分の足りない点、
伸ばしたい点を読書によってカバーしようとしている。
結果としてどこまでプラスになるかは分からない。
だが、その問題意識を持つことにより、徐々に変化していくはず。
その行為を続ければ必ずや成長する。
それを全体共有し、刺激し合えることは全員にとってプラスになる。
僕が主宰しているせいもあるが(笑)、これは大いに意味あることだと感じる。

最近は一人の発表が盛り上がり、時間内に全員回らなくなってきた。
来月からが4月入社の2名が加わる。
とてもじゃないが1回の勉強会で全員発表は難しい。
そんなわけで5月からはこの「若丸チ勉強会」を半分に割り2週続けて行うことにした。
僕の飲みに行く回数が単純に減ったわけですな(笑)。

この「丸の内チルドレン」がいずれ名大社の中心メンバーになっていく。
はばたいてもらいたい。
来月も頼みますよ!

西川塾はまだまだ盛り上がる

12日(火)に西川塾二期生会第15期総会が行われた。

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西川塾とはユニーの創業者である故西川俊男氏が創られた経営者向け私塾。
塾主である西川氏が昨年の元旦に亡くなられ塾の存続も危ぶまれたが、
僕らは塾主の想いを反映させ継続。
(新たな決意をした昨年のブログはこちら

この一年は塾生だけで活動を行い、いろんな取り組みをしてきた。
宿泊研修や東海経営者フォーラムなど派手なイベントはなかったが、充実した一年だった。
講師でありシンボルである塾主の存在がなくなったことで、
むしろ自分たちに課せられた責任が明確になったと言える。

ほとんどの塾生が退塾せず、全体での取り組み、
各班での取り組みを積極的に行った。
以前よりも塾生同士の一体感は高まったし、
お互いのことをより理解しあえる間柄にもなった。
木下事務局長のリーダーシップに寄るところも大きかった。

僕は何もしない副事務局長、何も働かない副班長と
役職だけはそれなりに立派な立場。
それについてはほとんど機能しなかったが(苦笑)、
全員の力で盛り上がったのは確か。

各班の取り組みも勉強になった。
僕は公私ともに懇意にする堀さんの班に所属し、
(一年を終えた堀さんの挨拶
塾生の会社にお邪魔して事業や経営方針を学んだ。
異業種の経営を知るだけでも吸収すべきことは多い。

先月の班活動は弁護士塾生が幹事だったこともあり、
名古屋地方裁判所に出向き、民事と刑事の裁判を見学。
これも普段の生活では経験できない貴重な機会。
大いに勉強になった。
民事の裁判はインパクトが強く、人のふり見て我がふり直せって、感じ(笑)。
いや、そうではないが、ちょっと怖かった。
詳細は言えないけど・・・。

その後は弁護士事務所で弁護士間の競合についても教えてもらった。
世の中知らないことが多すぎる(笑)。
無責任な言い方だが面白かった。

そんな一年を過ごしてきたわけだが、先日の総会でこれからの一年の方針が発表された。
前年よりバージョンアップした行事日程。
班ごとの活動は研修要素を強くし、塾生全体に学びを提供する。

堀班長は交代したが、メンバーは変わらず新班長の下、新しい活動を行う。
僕は相変わらず何も働かない副班長のようだ。
新班長に文句だけ言って、盛り上げていきたいと思う。
何もしない副事務局長も更迭されることなく継続とのこと(笑)。

根底になるのは西川塾主の教本「ロマンへの道」だが、
塾生仲間でまたこの一年学び合い、語り合い、酔っ払っていきたい。

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これが総会終了後の懇親会。
これからもどうぞよろしくお願いします。