これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「これからを思う」の記事一覧:

「社長!」を禁止した日

昨日の朝礼及び全体会議は2時間以上に及んだ。
僕以外にも全員が昨年の反省と今年の目標を述べたわけだから当然といえば当然。
今の気持ちを大切に日々の業務に励んでもらいたい。
何だか偉そうな表現だな・・・(笑)。

今年の標語の説明だとか全体の目標だとか僕自身が方針を示した中に、
ひとつだけ仕事的にはどうでもいいようなことが含まれていた。

それは何かといえば、僕に向かって「社長!」という呼び方を禁止したのである。
一瞬、ポカ~ンとした雰囲気が社内全体を覆ったが、
「今日から社長と呼んではダメだ!!」と大きく言い放ったのだ。

僕が社長に就任する前から一緒に仕事をするメンバーは「テツさん」とか
「山田さん」とか、先輩であれば「山ちゃん」と今でも呼んでいる。
それが社長に就任した後に入社したメンバーは僕のことを「社長!」と呼ぶ。

なんともこそばゆいしもどかしい。
呼んだ瞬間、距離感が生まれているような気がしてならない。
会社なので一定の緊張感は必要だが、どうでもいいところでの緊張感はむしろ仕事の足を引っ張る。
気持ちよく仕事ができないと思うのだ。

そんなことを思っているのは僕だけで、
社長と呼んでいたメンバーは反対に戸惑っているのかもしれない。
しかし、気を遣うべきは外側の世界で内側の世界ではあまり気を遣うべきではない。
それが僕の考えだ。

以前からこのことはずっと思っていたのだが、今年から思い切って禁止にした。
僕自身が変な誤解をしてしまう恐れもあるし・・・。

禁止条例(?)から一時間も経たないうちに「社長!」と呼んできた愚かなメンバーもいた。
馴れって怖いですね・・・(笑)。
彼には次に言ったら罰金だと脅したわけだが(笑)、
その後に「山田さん」と呼ばれ、それも違和感を感じたり・・・。

とにかく決めたルールはルール。
世間一般に正しいかはともかく守ってもらうことが必要。
しばらく「今度言ったら罰金だ!」というセリフを連呼しそうなムードが漂っているが、
それも別の意味で緊張感があっていいかも(苦笑)。

まあ、一年後ぐらいに少し変化が芽生えていればいいだろう。
そんなわけで社内からは社長という言葉が消えましたので、どうぞよろしくお願いします。

謹賀新年2015

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします!

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(昨日、何とか誰にも会わずしめ縄を飾りに行くことができました・・・苦笑)

毎年恒例の元旦ランニングは今年は中止。
しかし、それを予測していたかのように名古屋の元旦は珍しくも雨。
これは運がいいと捉えるべきでしょう。そう、運がいい。

今年の会社の標語は

もっと高く
もっと強く
もっと熱く

この姿勢で一年を突っ走っていこうかと思います。
大人しそうな羊だからこそ、強く、熱く、高みを目指していきます。

そして、今年から僕自身のルーティンとして始めます。

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朋友 愚か者副本部長櫻山さんから頂いた「安岡正篤 活学一日一言」。
恥ずかしながら安岡先生はこれがデビュー。
遅すぎだという声も聞こえますが、何かを取り組むのに遅すぎということはない。ドンドン!
少しずつ学んでいきます。

年頭清警
一.残根を一掃して気分を新たにする。
二.旧習を一洗して生活を新たにする。
三.一善事を発願して密に行ずる。
四.特に一善書を択んで心読を続ける。
五.時務を識って自ら一燈となり一隅を照す

ブログに書くのは今日だけですが(笑)、
日々短い時間の積み重ねの中で人生をより豊かにしていきたいものです。

素晴らしい一年にしていきましょう。

今年のJリーグの象徴

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名古屋グランパスがあまりにも不甲斐ないので、
今シーズンはほとんどJリーグの試合は観なかった。
順位もそれほど関心なく、下位をうろちょろするグランパスを嘆く程度。
それが終盤になり、スポーツ記事を読むたびに興味が湧いてきた。

本来であればJ1とJ2とでは力の差があるはずだが、
そうとも言えないいいとも悪いとも言えない現実が・・・。
昨年、J2のガンバ大阪が優勝してしまった。
最有力の浦和レッズは失速し、最終節も我がグランパスに負けてしまった。

最後の勢いだけ見れば、来シーズンのグランパスは期待できるのかな。
中村が引退、玉田、ケネディも退団し、ちょっと寂しくはなるが若手主体のチームに期待したい。
西野監督、よろしくお願いします。

今回、書きたいことはグランパスのことではない(苦笑)。
サッカーは何が起きるかわからないということ。
浦和レッズの直近の試合もそうだが、J1降格、J1昇格も何が起きるか分からない。
大宮アルディージャもギリギリまで健闘したが、遂に降格。
これが現実だろう。

J2も波乱の一年。
前週、まさかのGKゴールでジュビロ磐田が敗れ、
昨日も4位のジェフ千葉がモンテディオ山形に敗れ、J1昇格を逃した。
引き分けでいいというのに・・・。
僕は素人なので選手のメンタル面は分からないが、
引き分けでいいと言われると却って体が硬くなってしまうのだろうか。

チームのマネジメントも相当難しそうだ。
一度、チーム作りが悪化すると監督が交代したところで、すぐ一体感を醸成するのは難しい。
ズルズルと引っ張られてしまうのがほとんど。
サッカーの場合、短期間で結果を出さなければすぐに更迭される。
今年、十分な戦力を持ち合わせているチームでもそんな現象はあった。

企業もトップ次第で経営が左右してしまうのは同じこと。
どんなリーダーが優れているかは競技や業態に限らず共通の解があるのかもしれない。
ガンバ大阪の長谷川監督の発言を聞くとよりそんなことも感じてしまう。

昨日は珍しくジェフ千葉とモンテディオ山形の試合をBSで観てしまった。
結果で全てを語るのは正しいとは言えないが、
Jリーグの1年を象徴するような試合だったのかもしれない。

先手必勝の学生はどこにいる?

先週の東洋経済の特集は「後ろ倒しに備えよ!先手必勝の就活」。

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東洋経済は毎年、この時期に就職活動に絡んだ特集を組む。
今年はほぼ予想通り。僕が思っていた通りの特集が組まれた。
(上から目線でスミマセン・・・)。

本特集ではすでに走り始めている企業側の動きを追いながら、各業界の動向、
採用のウラ事情、親向けの対策などが書かれている。

僕のブログの師匠であり、尊敬する経営者のパフ釘崎社長の活動も記事として取り上げられている。
(ここはヨイショしておこう・・・笑)

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就職活動が後ろ倒しとなり、企業側の採用活動のあり方が大きく変わっていくと予測される来年、
実際は手探り段階がホンネ。
一方で鼻息の荒い企業はあの手この手で学生を巻き込もうとしている。
首都圏が中心であるが、この東海地区でも徐々に声が聞こえ始めている。

しかし、肝心な学生はどうなんだろう。
意識が高く積極的な学生はインターンシップも何社も参加し、企業研究は怠らない。
名大社が行う学生向けの勉強会もおかげさまで満員御礼。
だが、後ろ倒しになったことにより、
就職に対しての意識が逆に遠くなっている割合は増えているようだ。

僕が毎年この時期に講演を行う大学内でのガイダンスも参加者は例年に比べ減少。
つい先日の講演はここは女子大か?と思ってしまうほど、男子学生の参加が少なかった。
キャリアセンターの職員の方が逆に危機感を持つのが現状。
じっと待ち構えているのであればいいが、ただのんびりしているようにも思える。

それが悪いことではない。
後ろ倒しの目的は早期活動の是正にあるわけだから・・・。
ただスタート段階で目の前の情報に踊らされることは避けてもらいたい。
いきなり全速力で走ろうと思っても走ることはできない。
マラソンと同様でどれだけ事前準備ができているかが大切になってくるのである。

そう考えると学生間における格差が今後大きな問題になってくるだろう。
売り手市場が予測される来年はあまり表面化はしないだろうが、
後にミスマッチというカタチで表舞台に現れることが心配だ。
なにはともあれ事前準備。
無理はしなくとも今やれることを少しずつ取り組んでもらいたい。
大学内で行われるガイダンスもその一つ。

先手必勝が全てではないだろうが、
もう少し意識的になってもいいんじゃないかと取り巻く環境を眺めながら思ってしまう。

不便な日々

11月8日のいびがわマラソンでスマホが破損した。
電源は入るのの操作は何もできない。電話はかかってきても取ることはできない。
それだけでも不便なことは多い。

早速、昨日、近くのauショップに行き、機種変更のお願いをした。
一層のこと、新機種の買い換えようかと思ったが、かなり割高になるため、
保険が効く同じモデルの機種変更にした。
ポイントと保険で一切追加料金は掛からない。

ここまではOK。
しかし、いつも電話を切り替える時にしているデータの移行をお願いすると
できないという。
それも、あっさりと「壊れてるので何ともできません。」と冷たく言われてしまった。

最近、電話をする機会はめっきり減った。
スマホ利用の場合、facebookやLINE(あんまり使ってないかな・・)、
Gmailなど機種依存しないケースがほとんど。
webやクラウド対応のため、データのバックアップは関係ない。

しかし、肝心な電話番号は機種に依存した状態で外部にデータは保存していないはず。
ということは・・・。
「え~っ、電話番号は全て消えてしまったの??」と愕然としてしまう。
会う人、会う人に「ちょっと電話してみて!」とお願いし、登録しなければならない。
とてつもなく面倒な作業。

かなり落ち込んだ状態だったが、もう一度、考えてみる。
本当にどこかにバックアップされていないか・・・。

会社のGmailをよ~く確認してみると個人の電話番号も入っているじゃないか。
「ふ~っ、よかった。救われた。」
完璧な状態ではないし、ショートメールの履歴は消えてしまうが、それは些細な問題。
重要な情報が残っていて救われた。

それにしてもこんなに簡単に壊れてしまうのか・・・。
カッコつけてカバーをしていないのも問題だが、ちょっとした破損で全ての情報は消え去ってしまう。
ちょっと軽く考えていたな。大いに反省。

これがそのスマホ。代用機で撮影した写真。

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ここ数日は代用機を使用することになる。
リスクを考え、アプリのダウンロードもしないし、アホみたいに写真の撮影もしない。
わずかな日程だが不便な日々を送ることになるだろう。
それだけ生活がスマホに依存してしまっている恐怖はあるが、これが現実。
その割にはITリテラシーがついてきていない。困ったもんだ。

というわけで数日間は意味のないfacebookの投稿はなくなる。
逆に迷惑を掛けないことになるから喜ばれるかも・・・(苦笑)。

ファミリービジネスアドバイザー資格認定証授与式

昨日は六本木ヒルズへ。初めてお邪魔した。

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こんなところで仕事したら、多分、疲れる(笑)。
たまに遊びに来るくらいならいいだろうが、ここにオフィスを構えたら、
10万円くらいの靴を履かないとタワーに入れてくれないだろうなあとどうでもいいことを考えてみる。
東京タワーも美しく映る。

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実際にお邪魔したのは隣にある六本木ヒルズハリウッドビューティープラザ。
ここで今回、資格を取得したFBAAファミリーアドバイサーの認定証授与式が行われたのだ。
少し前のブログにも書いたが、僕は僕なりにファミリービジネスアドバイザーという立場で地元の同族企業の支援をしていきたいと考える。

日本ファミリービジネスアドバイザー協会の総会の後、授与式。
二期生18名(出席は16名)が順番に呼ばれ、認定証を受け取る。
こんな経験も久しぶり。たまには人前で表彰されることも必要だ(笑)。

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同期の方はファミリービジネス企業経営者、弁護士、経営コンサルタント、
経営者の右腕(番頭さん)など様々。
業種、分野は違えども、一緒に学んできた同志でもあり、結束は固い。
継続して学びの場を作っていくことがその場で決まっていった。

授与式のあとはFBに関わる講演(これは後日、書きます)が行われ、引き続き懇親会が行われた。
理事長である西川さんと大先輩のコーチである末松さんと記念写真。

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夜の六本木ヒルズ。すっかりクリスマスバージョン。
やっぱりこんな場所で働くと余計な気を遣ってしまうだろうな・・・(苦笑)。

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たまに上京し、鼻の下を伸ばしているくらいがちょうどいい。

近くのシンガポール料理のお店で同期のメンバーと打ち上げ。

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ここでも大いに盛り上がる。
この資格をどう生かしていくのかと真面目な議論から、
全国津々浦々から集まったメンバーが次の勉強会を福岡でやろうとか、
広島でツアーを組もうとか自分勝手に話が広がる。
個人的にはやっぱり京都がいいなあ~。
「茶の菓」の工場見学をして、祇園で飲んだくれたいなあ~と思ったりもする(笑)。

多くのメンバーは二次会に流れていったが、僕は後ろ髪を引かれながら最終の新幹線で名古屋へ。
いい感じで酔っ払いながら、これまでのことを振り返ってみる。

資格取得なんて単なる儀式。今後、これをどう生かすかが重要。
そんな意味では、昨日の認定証授与式はスタートに過ぎない。
生かすも殺すも自分次第でしかない。

急がず慌てず何ができるかをじっくり考えながら、
今後のファミリービジネスを考えていければいい。

昨日はお疲れ様でした。
これからもどうぞよろしくお願いします。

ブログは社史になり得るか

先日、参加したグロービスの出版記念セミナー『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』は
本書を復習する面と新たに学びを得る面とで、とても参考になった。
著者によるパネルディスカッションも距離感が近く、温かみのある内容。
これまでのグロービスのセミナーとはいい意味で雰囲気が違った。

その時にも感じたことではあるが、しっかりとした歴史を有する企業には社史が残っている。
会社の変遷が刻み込まれ、後を継ぐ者にも企業文化、理念が浸透している。
実際に後継者が関われるのは二代前くらいが限界で、
それ以前の経営者の考えは直接伺うことは不可能、何らかの文書や言い伝えによって知るしかない。

しかし、言い伝えは曖昧であり、また解釈の仕方によっては本来とは違う捉え方も生じるであろう。
そうなると文書として残しておくのがベターであるのは間違いない。
では、実際、会社の変遷を文書として残している企業はどこまであるだろうか?

100年を超える企業では社史という立派な形態で編纂することもあるだろう。
ただ、それを制作する労力は相当なもので、かなり気合を入れないと作ることはできない。
情報をかき集めるだけでも膨大な作業量だ。

僕が知る名大社であれば、入社した段階から記憶を基に
あぶりだしていけばある程度何とかなるかもしれない。
しかし、それ以前となると昔の資料を探さないとわからない。
すでに処分してしまった資料もあり、完全なカタチを残すのは至難の業。
社史を作るかどうかは別に、考え方を普段から記録しておく必要はある。

先日のセミナー終了後の懇親会でもそんな話題が出た。
僕の周りの優秀な経営者は事業を引き継ぐ段階で社史の編纂に入っているという。
う~ん、素晴らしい!

果たして僕はどうか?
毎月行う会議や研修会の資料は自分で文書を作っているので、
記録としては残っていくだろう。
それをまとめればいい。
いや、それでは片手落ちで全然足りない。

ふと他に何が残っているだろうと考えてみた。
そう、このブログだ。
この4年強で1000本以上は書いている。

会社の動向や僕が歩んできた道はここに全て書かれているといってもいい。
(そんなカッコいいものじゃないけど・・・笑)
十分、社史編纂のための材料になるじゃないか。

今から100年先、その時の名大社の社長が100年前の会社を振り返ろうと思えば、
このブログを読めばいい(わかのわからんこと言ってますね)。

そうすればどんな時代でどんな事業に力を入れていたがが手に取るようにわかるはず。
その時起きた出来事も・・・。

お~、ブログが社史になり得るぞ。
なんて素晴らしいことなんだ!
と自分を正当化させる意味でも大いに感心してしまった(笑)。

でも、100年先の社長は思うだろうな。
「100年前はカレーなんて不思議な食べ物があったんだな・・・」とか
「100年前はとてつもなく愚かな奴が社長をやってたんだな。恥ずかしいな。」
なんて、呟いたりするだろう。そして、吐き捨てるだろうな。
「まったく参考にならん!アホらしい!」

やっぱりブログは社史には向かないのかも・・・。
自分で判断するのはやめて、後の者にゆだねるとしたい。
どうぞよろしくね(笑)

もうスタバで本は読めないのか

2014-10-22 14.01.00

数少ない楽しみの一つとして(そうでもない?)、
空いた時間にコーヒーショップでゆっくりすることがある。
スターバックスカード(会社の懇親会でもらったもの)を持っている事や禁煙、
仕事をしているお客さんが多いこと(静かである)もあり、スターバックスを利用することが多い。

本を読みながらぼんやりとするのが僕にとって贅沢な時間。
こんなひと時にシアワセを感じたりする(飲んでる時ももちろんそうです・・・笑)。
つい先日も約束の時間まで少し余裕があったので、伏見のスタバを利用することにした。

名古屋駅地下街ユニモールにあるスタバもそうだが、最近、お店を改装するケースが多い。
店内は木調の落ち着いた雰囲気で居心地はよさそうだ。
あきらかに安らぎを与える空間になっている。
照明もオレンジを基調にした少し暗めのやさしい感じ。
間違いなくイメージはアップしていると思う。

しかし、である。
それが僕にとって問題だと明確になったのが、先日利用した時のこと。

いつものように本を広げ読もうとするが、どうも読みづらい。
文字がぼんやりと映ってしまう。集中できないのだ。
決してお店を非難しているのではない。
その空間の方が本を読みやすいお客さんも多いだろう。

しかし、僕はどうもダメなのだ。
老眼ではないはず。
明るいところでは全然問題はない。
だから老眼ではないはず(ドンドン!)

だが、どうもオレンジ系の暗めの照明は文字が読みづらい。
ちょっと僕の目が苦手意識を持ち始めたのだ。
会社近くのお気に入りのカフェも同様である。
窓際の日が差す席じゃないと文字がはっきりしない。
これは老眼ではないはず。ちょっと店内が暗いだけだ。

カッコつけた暗めのBARなんて、メニューが全然読めない。
適当にこれと指を指してごまかしている。
酔っているせいで、老眼とは関係ないはず。
う~む、それでも困ったもんだ。

きっとこれからもそんな状況は増えていくのかな。
となると、スタバではもう本を読めなくなってしまうのか・・・。
それを考えると楽しみが一つ減ることになってしまう。

老眼が原因じゃないと思うんだけど・・・。

メディア・ベンチャーズ

最近、定期購読を始めた「事業構想」。
今回の特集はメディア・ベンチャーズと称し、
既存メディア、新興メディアの現状と未来の姿を描いている。

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僕はこれでもその業界の人間になる。
端くれの端くれだが、自社メディアを持ち、多くのメディアを利用し、情報を発信している。
そこで感じることでもあるのだが、このメディアも時代と共に大きく変化してきている。

当然のように伸び悩み市場から消えつつあるメディアもあれば、
時代の寵児となり隆盛を極めようとするメディアもある。
しかし、それも一瞬で消え去る可能性は持っているんだけど・・・。怖い時代だ。
しがみついてでも生き残らないといけません(苦笑)。

現在、市場規模は12兆円(2012年)。
従来型のメディアとネットを中心とした新たなメディアが逆転しつつある状況。
メディア構成が一気に変わることはないが、気づかないうちに構造が変わっているのだ。
我々が属する広告業界も顕著である。

愚かな40代後半の僕が最先端を睨んでいくのは正直、ムリ。
しかし、時代についていくことは可能。常に新興メディアの強みを理解する柔軟さは持っていたいと思う。

そんな意味でも今回の特集は学ぶ点は多かった。
紙メディアでも十分生きられることができるし、そこでしか生まれない価値もある。
全てがネットに吸収されてしまうわけではない。
しかし、世の中には頭のいい奴が沢山いて、そんな連中が既存メディアの在り方を大きく変えてしまう。
恥ずかしながら今回の特集を読むまでは「Gunosy」のことも「gumi」のことも知らなかった。
中学生の息子は「Gunosy」を知っているというのに・・・。

今の生活に必須かといえばそうでもない。なくても支障をきたすことはない。
だが、あればより便利。生活がより効率的になる。
けれども効率的なことばかりで本当にいいのかとも思う。
非効率で時間が掛かることも人の生活には必要なんじゃないかとも思ったりもする。
便利と引き換えに大切なものを失くすこともある。
そんなことを考えると今のメディアの価値も変わってくるのかもしれない。

ブログを書いているうちに本来書こうと思っていたことと違う方向に向かっているような気もするが
(いつもという話もあります・・・笑)、そんなことを感じてしまった。

うちの会社はモノを作る企業ではない。商品を流通させる企業でもない。
となると、このメディアを通して情報を発信し、それに見合う価値を提供していくしかない。
やはりメディアとは切り離すことができない。
そんな中でも人間らしい温かい価値をメディアとして提供していきたい。

結局、よく分からないブログになってしまったような・・・。

飛騨にて経営を学ぶ

10月4(土)・5(日)日は西川塾の宿泊例会。
西川塾とはユニーの創業者である西川俊男氏が主宰する若手経営者の私塾。
通常は月1回の例会で学ぶ機会を頂き、今回は年に1回の宿泊例会。

僕のグループは幹事役を務めさせてもらい、
21名の塾生と一緒に研修先である下呂温泉・水明館に向かった。
道中のバスではビールを飲みながらナンパな話で盛り上がったのだが(笑)、
本来の目的は経営を学ぶこと。

会場となる水明館さんでは水明館の滝会長、西川塾主、
そして奥飛騨田中牧場・田中社長の講演を頂いた。
この2時間半の例会は密度の濃い時間。
ホロ酔い状態なんて吹っ飛んでしまう。

滝会長による下呂温泉の歴史と今後の戦略、

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西川塾主の先行投資の重要性やトップの先見性の大切さの講演を頂く。

そして、同じ塾生で同い年である田中社長のプレゼン。

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今回は翌日、田中牧場の視察もあることから田中社長には70枚に及ぶプレゼン資料を用意してもらった。
牧場経営に対する熱い想いと高い志が詰まったプレゼンには
グッとこみ上げるものを感じてしまった。

田中社長は正直、そんなに話が上手いわけではない。
(スイマセン・・・苦笑)
それは僕のように営業上がりで口から出まかせで話すのではなく
(これも適切な表現ではないですね・・・笑)
朴訥と語られるタイプ。言葉を選びながら真摯に話を進められる。

アメリカでの研修で学んだ牧場経営のプライド、飛騨牛を世界に送り込む壮大な夢、
逆境を乗り越え確実に牧場を成長させてていく過程など、全く異業種ながら学ぶべき点は多かった。

経営者としてもそうだが、ひとりの人として何を大切に生きていくべきかを改めて教えてもらった。
その姿勢と行動力に敬服すると同時に自分の未熟さと努力不足を痛感することとなった。
そのような刺激的な仲間が近くに存在することは僕にとっては有難い。

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ゆっくりと温泉に浸かった後は宴会。これも楽しい場。
今年で西川塾主は卒寿を迎える。

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そのお祝いも宴会会場で・・・。
いつもお元気な姿で自分たちに接してもらえるのは感謝という言葉しかない。

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この時間を共有できるのは貴重。

二次会も大いに盛り上がる。
ここは一枚の写真のみとさせてもらう(笑)。

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翌日は早朝から塾主の部屋で講話を頂く。
天皇陛下も宿泊された部屋は下呂温泉が一望できる。

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いつかは自腹で泊まってみたい(笑)。

そして、古川町にある奥飛騨田中牧場の視察。初めて聞く話も多い。
(下の写真は精子。人工授精に使用する。)

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育て上げた牛を売るのはビジネスとはいえ、涙を流す牛の姿を見るのは相当、辛いらしい。
親の心境に近いのかもしれない。

これは田中社長が自分で作った牛舎。

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ブロックを積み上げロシアから木材を仕入れ、
厳しい牧場経営を拡大させるために自分で牛舎までも作ってしまう。感動だ。
そんなことを言っても昼食は飛騨牛を堪能させてもらった(笑)。

単なる時系列で並べたブログになってしまったが、この二日間は僕にとっては有意義な時間であった。
きっと他の塾生も同様に感じていることだろう。

日曜日のエンジニアフェアはメンバーに任せっきりで、
終了時にしか顔を出せなかったのは申し訳ないが、この経験を会社でも活かしていければいい。

2日間、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。