これからも前向きに 名大社会長ブログ

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中部経営塾にて学ぶ

昨日は丙午同級生経営者の櫻山さんが幹事をされている中部経営塾の4月例会に参加。
ウインクあいちに若手経営者を中心に80名を超える方が出席され、会場は例会がスタートする前から熱気に包まれていた。
講師は全国の企業や自治体を対象に研修をされ、また自ら会社も経営される鬼澤慎人氏。櫻山さんが師匠と仰がれる方だ。
タイトルは「大変革の年に問われるリーダーシップとは」と壮大なもの。自分にとっても必要不可欠なテーマで、強い意気込みで臨んだのだった。
中部経営
しかし、同時に多少の不安もあった。午後から3時間以上に亘る勉強会なので、途中で眠くなってしまうのではないかと・・・。自分でもいろんな方の講演会は出来るだけ参加するようにしているが、昼間の時間帯は一番苦手。どうしても眠気に襲われてしまうという自分の集中力のなさが露呈されてしまう。
確かにつまらない講演もあったりするが(すいません)、そうでなくても瞬間的に飛んでしまうことがある(笑)。
だが、そんな不安は杞憂に終わり、あっという間に過ぎていった3時間。鬼澤講師の魅力と自らもファシリテーター役として参加者を巻き込んでいくスタイルは全く集中力を切らすことがなかった。簡単に言ってしまえば、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
多くの学びはあったのだが、一番の学びは言葉を定義する重要さ。普段、何げなく使う言葉にどんな意味が含まれているのかはものすごく曖昧。僕が発信する言葉と相手が受け止めるその言葉が同じ解釈であるかはわからない。「価値」というビッグワードも受け止め方は様々。
グループで「価値」についてディスカッションする時間もあったのだが、考えはそれぞれ違ったり。もちろん間違いはなくどれも正解なのだが、定義がはっきりされていないとどうしても理解はあちこちへと飛んでしまう。
僕の考える価値とは「自分にとって素晴らしいもの」だが、それは全くをもって言葉足らず。
「価値とは製品やサービスに対して顧客が相対的に知覚した評価」
自分にとって役に立っていると思うことは何気に比べているのだ。その定義をはっきりさせないとぶれてしまう。提供する側が価値を持っているとしても、される側が感じていなければ全く意味はない。わかっているようでわからないことははっきりさせないといけないのだ。
価値についてだけでも、機能価値と情緒価値、必需価値と魅力価値の違いについて、議論しながら学びを得ていった。一見、リーダーシップとは関係なさそうな内容だが、大きな視点でみれば重要な要素。
この例会では「ディズニーランド伝説のトレーナーが明かす ミッキーマウスに頼らない本物の指導力」の著者の町丸義之氏も参加されて、ディズニーの研修方法に話をされた。これも目が鱗。自分勝手なイメージは誤った判断に繋がりますね・・・・。要注意(笑)。
例会終了後の懇親会も楽しい時間であった。
講師の鬼澤氏にも挨拶をさせて頂き、直接、貴重な話も伺えた。アウェイな研修をどう乗り切るかなど・・・。本当にありがとうございました。
この楽しい時間はこの場だけで終わらず、初めて会った方と意気投合してまた別の店へ。これも自分にとっては価値のある時間なのだ。相対的に知覚して・・・。
このような場を提供頂いた櫻山さんを中心とした中部経営塾の方に感謝。
大変勉強になりました。

中小企業サバイバル新時代

今週はそれほど多忙でもないのに、振り回されている週。大学生の就職活動のスタートを4年生の4月以降にしようという政府の要請を経団連が容認の方向であると新聞に大々的に取り上げられたからだ。
この報道により業界内はちょっとした騒ぎになった。既に15年卒向けの就職サイトやイベントの準備をしている同業他社も多く、混乱を招いた。
結論としてはまだはっきりしないモヤモヤ状態だが、我々としてはやれること、やるべきことを明確に打ち出し、企業、学生のサポートをしていくだけしかない。
どうあるべきかは個人的な見解となってしまうので、一定の方向性が定まった段階で述べたいとも思うが、懸念されるのは我々がお手伝いすることの多い中小企業の存在。時期がずれることでかなりの影響が出ることは必至。様子を窺いながら、対策も練らねばならない。
そんな中で久々に見たのが一昨日の「ガイアの夜明け」
「手を組んで生き残れ!~中小企業サバイバル新時代~」というタイトルで、中小企業が生き残っていくためのいくつかの取組みが放送されたのだ。
同じ中小企業として、またその支援をする者として共感も含めながら熱い眼差しで番組を観た。内容はWebで紹介されている通りなので割愛するが、中小企業でも技術力やアイデア次第で勝負できることはいくらでもあるということ。健全なM&Aやアライアンスによって、苦境に陥っていた企業が再生することも可能。
最後まで諦めず挑戦すれば、競争相手が大手であろうと海外であろうと戦っていくことはできる。僕が全く知らなかった企業のリアルな姿を見て大いに勇気づけられた。同時に自分の努力不足を痛感したのはツラいけど・・・。
今回の特集を見て、こういった企業を自分たちがもっとクローズアップさせ、学生や社会人に対し企業の魅力を訴求することはできないかとも感じた。もっと企業の事業領域に入り込み、理解し興味を持ってもらい、最終的には職業選択のキッカケとなる場を作ることができないかと・・・。
そうすれば中小企業の魅力がダイレクトに伝わり、波及効果も生まれてくるのではないかとも考える。これをモノづくりが強い愛知県で出来たら喜ぶ人も増えるだろう。仕事の裾野も広がるだろうし。
簡単ではないが不可能でもない。そんなことを仕事にできたら幸せだろうなあと思いながら。
その前にサバイバル新時代に自分たちが生き残っていかねばならないのだけれど・・・。

さあ4月。新年度の始まりです!

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本日から新年度がスタート。
昨年の4月1日は蕾だった桜も今年はほぼ満開。天気も良さそうで年度初めはこうでなくちゃいけない。気持ちいいスタートがきれるとこの一年間がとても期待できるものになる。
会社では新卒男子が入社し、名大社男子となる。本日が社会人デビュー。
先週のメールのやりとりで「先輩が唸ってしまうような挨拶をしてくれ!」とハッパをかけておいた。どんな挨拶をしてくれるだろうか。楽しみである。
僕らは楽しみでも本人は不安が多いと思う。それがいい。将来に対する希望を持つと同時に不安を持つ。新たな一歩は必ず不安がつきまとうものだ。
もちろん周りはバックアップするが、その不安は自分で乗り越えていくしかない。今の気持ちを大切にして、これからの社会人生活を充実させてもらいたい。
そして、今年は娘が高校へ入学。息子は最後の小学生生活を迎える。こちらも楽しみだ。新しい友達との多くの出会いがあるだろう。これまでにはない貴重な経験もしていくだろう。ボンヤリとする時間はない。思いきり楽しんでもらいたい。
会社として新部署を立ち上げ、組織間の異動も行い、新たな体制でこの1年をスタートする。新人が入社するとはいえ家族のような会社だがら顔触れが変わるわけではない。
しかし、直属の上司が変わり、机の位置が変わるだけでも新鮮さや刺激は生まれるはず。これまでの仕事に安住することなく、どんどんチャレンジしてもらいたい。もちろん自分も含めて。
気持ちを切り替えるために、ちょっと肌寒くても本日からスーツは春物。それも新調したスーツでスタートしよう。
さあ、4月。期待を胸に一年を過ごしていこう!

清々しい朝

今朝はどんよりとした天気で、若干、昨日のお酒が残ってはいるが、僕にとっては清々しい。
本日でもって今期は終了。無事に一年間を終えることができた。慌ただしく騒々しくあっという間に過ぎていった期間だったが、貴重な時間であった。
昨日は今期最後の研修会として役職者全員が出席して、この一年を振り返り、次年度の目標について共有した。いい一年だったとしても喜んでいるばかりではない。
何ができて何ができなかったかは把握しておかなければならない。メンバーによっては、時に罵倒されることもある。全員の前での公開処刑のようなものだ(笑)。
健全な組織を作っていくためにはそういった行為も必要。それを全体で共有することで、一人の問題とせず、会社全体の問題として認識する。
反面教師として捉える者もいれば、リーダーの在り方を客観的に捉える者もいる。自分の課題と照らし合わせ、より組織としての高みを目指さねばならない。
「そもそもオマエがたいしたことないじゃん!」と言われそうだが、そこは実力とは関係なく言い切らないといけない。役割ですね。
そんなこんなで午後の時間は瞬く間に過ぎていった。結局、議論したいテーマまで時間が足らず、次回に持越しもありながら・・・。
研修会終了後は雰囲気を変え宴会。気持ちよく酔っぱらうことができた。
景気回復が騒がれ、何となく気持ちが浮つきつつあるが、逆に僕は4月以降に危機感を持っている。
代表を引き継いだ3年前はどん底状態だったが、むしろその時の方が楽観的だったかもしれない。これ以上、悪くならないという開き直りもあったのも理由の一つだろう。今期のように順調に終えたからこそ、来期に危機意識が芽生えている。
業界を取り巻く環境も変わりつつある。
テンプスタッフがインテリジェンスを買収し、更に業界の寡占化が進んでいくと考えられる。政府が雇用対策に相当な予算を注ぎ込む。これが我々にとってコンペティターとなることも考えられる。新卒でいえば就職環境そのものが変化する可能性もある。
そんな中で戦い、自分たちのポジションをエッジを利かせながら確立していかねばならない。簡単ではない。しかし、やらなければ淘汰されるだけの分かりやすい話。
考えなければならないことは山ほどあるが、それでも本日は清々しい朝。
この一年に感謝しながら、明日から始まる一年に前向きに踏み出していきたい。

三周年

昨年一昨年も同じことを書いているので新鮮味は全然ないが、本日でこの丸の内に移転して丸3年。そして、その時からスタートした僕のブログも同様で丸3年となった。
あっという間とも言えるし、よく持ったとも言える。人によっては3年も経営者としてやれるとは予想していなかっただろう。いい意味で裏切ったわけですね・・・。バンザイ!
この3年で何か変化があったかと考えてみるとそんな大した変化はない。
事業としてはこの間に障がい者向けやエンジニア向けのイベントを立ち上げたり、人材紹介に手をつけたり、名古屋市さんや名古屋証券取引所さんとのコラボの企画を組んだりと新たな試みを実行し慌ただしく過ごしてきたわけだが、周辺環境としては何ら変わらない。
強いていえば、窓から眺める風景が少し変わったくらい。正面のビルの看板が以前は玉善さんだったが、今はスガキヤさんに変わった。
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眩しいくらいの赤い看板。うちの会社に向かって宣伝されているような気がしてならない(笑)。
それはさて置き、僕のブログも本日から4年目を迎えるわけだ。
全く変わり映えしない内容だが、ほんの少しの変化はあるのだ。誰も気づいてくれないので自分で言うしかないが、ブログの月間本数が一年前より2本程度増えているのだ。
毎日ブログを書かれる先輩諸氏からは「アホくさ」としか思われないかもしれないが、この2本程度が案外辛かったりする。
年間通してみると40本以上余分に書いている。今のペースで換算しても2か月分にあたる。その時間はもっと有効的に使うべきだとお叱りを受けるかもしれないが、地道な努力を分かってもらいたい(笑)。誰も気づいてくれないので、自分でアピールするしかないのは悲しいけれど・・・。
それでもいろんな感想を頂けるのはうれしい。つい最近でいえば娘に向かって書いた親バカブログ。仕事の内容よりも反響が大きいのはいかがなものかという気もするが、それはまだ実力が伴っていないと証として捉えねばならない。もっと精進しなければ・・・。
もっと他に精進すべきことがあるだろ!と叱られそうだが、そこも含めこれからも地道にやっていきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします!

娘に願うこと

愛知県では今週木曜日に公立高校の合格が発表された。中三の娘と嫁さんは、朝から志望校まで、その発表を見に出掛けた。
残念で仕方ないが、結果は不合格。第一希望の高校の受験には失敗してしまった。あれだけ頑張ってきたのにである。
その知らせを聞いた僕もショックではあったが、一番ショックを受けたのは本人。これまでの努力が報われなかった瞬間だった。
親バカかと思われるかもしれないが、この一年、娘は本当に勉強してきた。親が「勉強しろ!」なんて言った事は一度もない。自ら積極的に自分を追い込んで勉強に励んできた。もっと力を抜いてもいいじゃないかとこちらが心配するくらいにやっていた。
それでも、上手くいかない時は上手くいかない。「努力は裏切らない」と思ってきたが、時に神は裏切る。それも悲しいかな実力なのだ。
親のエゴに過ぎないが、できれば子供の辛い姿は見たくないものだ。それでも見なきゃいけないし、逃げちゃいけない。
この現実をしっかりと受け止めなければならない。それを本人が一番認識しなければならない。この悔しさをバネにしなければならない。この経験を活かすことができるのは本人しかないのだ。
すぐに立ち直るのは難しいかもしれない。それでいい。すぐに立ち直る必要はない。思いっ切り泣けばいい。時間が経過すると共に前向きにもなれるはず。
私立の受験も含めれば3勝1敗じゃないか。これまで大した失敗なんてしたことないじゃないか。一度くらい辛い思いをしないとバチが当たるじゃないか。そう考えて過ごしていけばいい。
結果は大切だ。世の中の評価は全て結果で判断される。しかし、僕はそんな事だけでは判断しない。これまでの努力をちゃんと見ている。むしろ失敗する方ががいい経験だとも思っている。(今は正直、まだ微妙だけど・・・)。最後の最後は努力は裏切らないはずだし・・・。
娘が頑張ってきたこの一年を、その存在を誇りに思っている。結果なんて関係ない。
そして、娘に願うこと。今の気持ちを忘れないこと。ちゃんと前を向くこと。自分を非難しないこと。大丈夫だ。これからを信じている。

今だからこそ「デフレの正体」かも・・・

昨日は「デフレの正体」の著者である藻谷浩介氏の講演に参加。
「円高・デフレ経済下における地域戦略」というタイトルだが、連日報道されるニュースからするとちょっと違和感が出るかもしれない。円安、インフレというワードがオンパレードの日々にニュースを目にすると・・・。
昨年11月に考えられた講演タイトルということなので致し方ないのかもしれないし、実際の講演内容も円安、デフレであろうと全く関係のない聞き応えのあるものなので、何ら問題はなかった。円高だろうが円安だろうが関係なく楽しめた2時間であった。
藻谷氏が出演するTV番組は一度も見たことがない。そのため、以前読んだ「デフレの正体」から人物像をイメージしたため、地味で真面目で固い話をされるのではと勝手に想像していた。
ところがである。そんなイメージさせる面は微塵もなく、まるで漫談家のような喋り方。舞台全体を使いオーバーアクションもあり、かなりきわどい表現もあり、時には聴衆者を強引に参加させる聴く者を全く飽きさせない手法。
僕自身、午後の時間帯の講演は眠気に誘われることが多いのだが、気がつけば2時間という時間が過ぎていた。
経済を中心とした講演の場合、結構難解な解説や専門用語が披露され、ついていくのがやっとというケースが多いが(単にレベルが低いとも言いますが・・・)、今回は分かりやすくデータも活用されて納得感の高い内容。腹落ちすることが多かった。
データの読み方も明確で、一般的に報道されている情報がいかに曖昧で根拠のないものかがよく分かった。
1年、2年の短いレンジで情報を読み取ることも大切だが、10年、20年でトレンドを掴むことも重要。そこにこそ説得力のある情報が網羅されていることが多い。
円高が輸出をダメにしているとか、景気の変動が雇用に一番影響しているだとか、一見常識だと思っていたことが錯覚だったり・・・。
これは僕の完全な無知でしかないが、日本の貿易赤字についても随分と誤った見方をしていた。中国や韓国などアジア各国や欧米のほとんどに対しては黒字。EU圏でいえば、フランス、イタリアに赤字で、それもワインなどの食料品の占める割合が高い。あとは圧倒的にアラブ諸国。
日本の国際競争力が劣っているわけではないのはここでも証明された。なるほど・・・。やっぱ、もっと勉強しないといけないな・・・。
そして、日本がやるべきこと。
結論だけ言ってしまえば、1%でも2%でも人件費を上げること。この点において安倍政権を肯定されていたと共にかなり強調されていた。そして、「デフレの正体」に書かれているのことも・・・。
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以前読んだのだが、すっかり抜け落ちている。今、こんな時期だからこそ、もう一度読んでみるべきなのかもしれない。
いい学びの講演だった。

どうなるドラゴンズ、どうなるグランパス

昨日からプロ野球はオープン戦。
WBCの開幕で地味にスタートしたオープン戦だが、義母から頂いたチケットでナゴヤドームまで息子と一緒に出向いた。
先発はエース吉見。
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投手戦といえば聞こえはいいが、対戦相手のカープもドラゴンズも全然打てない。初戦だからこんなものだろうか・・・。
三塁側やレフト側の観客席は寂しい。
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ライト側の外野席の熱い声援だけが選手達に届いている。
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そして、昨日はJリーグのか開幕戦でもある。
どちらかといえば僕はこちらの方が気になる。我らグランパスの相手はジュビロ。ジュビロにはデスゴールを決めるFW前田の存在が・・・。
前田が初得点を決めた試合の相手チームはJ2に降格するという伝説がまことしやかに流れている。実際に昨年のガンバもまさかの降格。優勝を狙うチームが降格では話にならない。そんなことも気になり、野球を観戦しながら、twitter等でグランパスの状況も確認していた。
結果的には1対1のドローで前田のゴールもなかったので、降格は免れるだろうが(笑)、当然のように喜べる結果ではない。昨年のような中途半端な成績でも困るので、奮起して勝利してもらいたい。
打線が繋がらないつまらないオープン戦の唯一の良かった点は次から次へと投手が出てくるところだ。
吉見→大野→伊藤→山井とドンドン送り出されるのはいい。それでもゲーム中に選手はダッシュ練習したりとのんびりしたもんだ。
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昨年はノンタイトルの両チーム。どちらも優勝争いに食い込むチーム作りをしているわけだから、ぜひ、こちらの期待に応えて欲しい。
頼むよ、ドラゴンズ!
頼むよ、グランパス!

寺島実郎と美輪明宏

今週月曜は加盟する団体の大きなイベント。そのイベントでのゲストスピーカーは寺島実郎氏。
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テレビのコメンテーターとしてよく拝見する方で、日本総合研究所理事長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長と肩書も多数。
その冷静沈着で論理的に発言にはいつも感心させられるが、今回の講演でも90分もの時間、全く淀むことなく話し続けられた。
ある程度の台本はあるだろうが、次から次へと言葉が出てくる点はさすが。それもすべて論理的に繋がっており、僕が講演で話させてもらう感覚的で適当な内容がひどく小さく見えてしまう。
(そもそも比較するなということですが・・・)
講演では2013年の展望を中心に現在、日本が置かれている立場を鋭いデータ分析と自らの知見を交え、熱く語られていた。今回のブログはその内容ではなく、本題に入る前の導入部分の内容。その時間だけでも30分近くあったのだ。
自らが出演する番組の宣伝と共に語られたのが大みそかの紅白歌合戦に出演した美輪明宏氏の件。
瞬間最高視聴率を獲得した話題のシーンだが、寺島氏はその美輪氏のファッションや立ち振る舞いではなく、「ヨイトマケの唄」の歌詞について時代認識の違いや違和感を述べられていた。その歌詞には、こんなくだりがある。
「今じゃ機械の世の中で、おまけに僕はエンジニア」
貧乏暮らしの中、努力して立派な一人前の社会人になったということを表現しているわけだが、その当時と現在とは大きく違うというのだ。
かつてエンジニアは成功の証であったが、現在はそうでないと(僕の認識とは少し違いますが・・・)。
大学院を卒業した97,000名のうち24,000名は無業者、30,000名が非正規社員で、高学歴フリーターが数多く存在し、最悪の事態はネット犯罪に及ぶのが現代だという。
日本の家電メーカーも苦戦を強いられている。原子工学や土木工学、電子工学を学んでも、成功する大人にはなれない時代というネガティブな面を語られていたのだ。
なるほど・・・。それを真面目に受け止めるのではなく、そんな視点を持ちながら日本全体を俯瞰する必要性を教えてもらった。
肝心な本題も大いに参考になる内容だったが、そのことについては僕自身がもっと理解を深めてから・・・。頂いた資料も本1冊分くらいのボリュームだし・・・。
意味深なブログタイトルになってしまったが、中味は想像の域を出ない「ふ~ん、あっそう。」というもの。
大変失礼しました(笑)。

ドラマ「メイドインジャパン」を観て・・・。

メイドインジャパン
つい先日まで放送されていたNHKドラマ「メイドインジャパン」
普段、ドラマを観ることはほとんどないが、NHKはたまに硬派な社会派ドラマを見せてくれたりするので、久々に鑑賞させてもらった。
リアルタイムでは見れなかったため、録画したものをなんと3話まとめて一気に観てしまった。4時間近い長時間になるわけだが、飽きることなく観ることができたのはドラマとしての実力の証だろう。
唐沢寿明、高橋克実、吉岡秀隆、國村隼ら俳優陣も見事にハマリ役だったと思うし、今の日本企業が抱える問題点もストレートに表現していた。
しかし、おやっと感じる場面が多かったのも正直な感想。かなり強引で乱暴な展開だったし、決断のスピードが早いのはいいが、あまりにも直観的な判断で、会社の存続を賭ける場合において、不安視される面も多かったのではないだろうか。それでも好きとか嫌いとかばかりのドラマよりも好感は持てるけど。
このドラマを観て思い出したのが同じNHKの社会派ドラマ「ハゲタカ」。
舞台となるタクミ電機とハゲタカで買収を仕掛けられた大空電機とダブってしまった。リーマンショック前とそれ以降という根本的な違いがあるものの、大企業が抱える共通する課題は昨今のニュースで報道されている通り。
僕が勝手に思っているだけだが、ドラマの撮影場所も同じ現場があったのではないかな。工場の一部があまりにも似ていたから・・・。
ただドラマとしてのクオリティは、申し訳ないが「ハゲタカ」のほうが断然上だと思う。
ストーリー展開の巧さ、ワンカットの表現力、奥深いセリフなど・・・。やはりこのドラマを超える作品にお目にかかることは難しいのかもしれない。
となると、何となく話に上がっている企画も本格的に実施する必要があるのかも。題して「ハゲタカを観て語る会」。ハゲタカファンも意外なほど多いし・・・。
この「メイドインジャパン」を観て、真剣に考えてしまった。
懇親会の場所も含めて・・・(笑)