これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「これからを思う」の記事一覧:

ファミリービジネスにおけるソーシャルメディア

先日参加したFBAA(日本ファミリービジネスアドバイザー協会)のセミナーのテーマは「ソーシャルメディアマーケティング」。
僕のマーケティングと夜の世界(笑)の師匠であるマーケティングコンサルタント松林博文氏と(株)トライバルメディアハウスの池田紀行社長が登壇された。
池田社長については以前このブログでも紹介した「次世代共創マーケティング」の著者でその分野では先端を走る方。
このお二人の講演は本来固いはずのファミリービジネスのセミナーに衝撃を与えるとてつもない内容だった(笑)。
最初に登壇されたのは松林さん。僕はかなり長くお付合いさせてもらっているが、このような講演を拝聴するのは実に久しぶり。
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あれっ、こんなにマジメに話される方だっけ??と戸惑ってしまうほど、真面目な話ぶり。
ただ、それは本人との対比なだけで、一般的な講師と比較すれば1/100程度の真面目さ。こんな言い方をすると叱られるかな・・・(苦笑)。
しかし、そこから発せられる言葉はさすがというしかない。次から次へと湧き出すスピード感溢れる言葉が参加者を魅了していく。
マーケティング1.0の世界から3.0の現状や若者と中年層とのギャップ、先端企業の事例まで多岐に亘る。「なるほど!」と感心しながら聞いていたのだが、どうも違う方向へ向かっているような気も・・・。
最初に渡されたレジメの内容はどこへいってしまったのか・・・。
多分、1/3も話されてないと思うが、予定時間は遥かに超えていた。クレームもなかったし、会場内は笑顔で包まれていたので良かったと思う(笑)。
そして、その後に登壇された池田さん。松林さんからアロハシャツで来いと強要されたという。スーツ姿とこの写真の姿では同じ内容を話すにしても随分と印象は違うだろうな・・・。さすが、マーケッター!
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池田さんは自分の専門分野であるソーシャルメディアの現状と将来性について、数々の事例を交えながら、分かりやすくかつユーモアたっぷりで話されていた。
トヨタ86の事例も面白かったし、トヨタ自動車のソーシャルメディアへの真剣度も伝わってきた。売り手はこれまで商品を販売するまでが重要だったが、これからは販売した後が重要だという。
顧客とどう関係性を作るかによって、今後の商品開発も販売戦略も変わっていく。その中のソーシャルメディアの役割は大きそうだ。
テーマの根本であるファミリービジネスにどう生かすかはかなり課題は残ると思うけど・・・。。
次世代の経営者がビジネスの中心であれば課題へ取り組むマインドもスムーズに進むとは思うが、インターネットのメリットさえも掴んでいない経営者も意外と多いのではないだろうか・・・。上手く融合させれば面白くなるとは思うけど・・・。
このセミナーではその対象の方も多く参加されていたので、少しでも参考になれば喜ばしいこと。
僕にとっても学びの多いセミナーだった。
懇親会も松林さん、池田さんとご一緒させてもらった。長く濃密な時間だった。そして、改めて深く理解することができた。
ソーシャルメディアもマーケティングも一番大切なのはラブということを・・・。
まっぴー、ノリノリ、ありがとうございました(笑)。

ベンチャーも変わっていくのか・・・。

3日(木)はトーマツベンチャーサミット2014に参加させて頂いた。
全国から1000名を超える方が集まる大きなイベントで、オーナー企業、ベンチャー企業の経営者や大企業の新規事業担当者を対象している。
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会場となるホテルニューオータニはいかにもベンチャー社長らしい顔つきの若者からいかにも大手のご担当者様というような方がゴロゴロとしていた。言い方が失礼ですね。スイマセン・・・。
会場では偶然にも知り合いに遭遇。名古屋を代表するメーカーの新規事業の担当者として、新たな提携先の発掘を目的に参加されていた。
果たして僕はどのポジションになるのか・・・。オーナーでもない。当然、大企業でもない。じゃあベンチャーか?
ベンチャー企業の定義を調べてみると「時代のニーズを背景に、独自の技術や製品で急成長していく企業をベンチャー企業と呼んでいる。普通この呼び方は、新規に興され、創業からあまり時が経っていない企業に対して用いる。」と書かれている。
僕自身の気持ちはベンチャーだが、46年の歴史がある名大社はただの中小企業ということになるのだろう。
まあ、いい。素晴らしい中小企業になればいいだけのことだ。
このイベントでは、特別講演として前日本銀行副総裁の山口氏による「日本経済の展望と課題」、基調講演として大和ハウス工業CEOの樋口氏による「成長を支えるベンチャースピリッツ」が行われた。
この両講演とも参考になる点が多く、今後の事業において生かせる面を学ぶことができた。
中でも僕は第3部で行われた経営者によるパネルディスカッションを一番面白く聞かせてもらった。
「一段上のブレイクスルーを達成するために、ベンチャー企業に求められるもの」というタイトルで、(株)U-NEXT 宇野康秀社長、(株)みんなのウエディング 飯野慶介社長、ラスクル(株)松本恭攝社長が登壇された。
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宇野氏といえば僕はインテリジェンス、USENの社長というイメージが強い。一時期かなり憧れていた時代もあった。飯野氏、松本氏については勉強不足で全然知識がなかった。
事細かな内容を書きたいところだが、長くなるので割愛。ここまで書くにも既に長いし・・・(笑)。今日のところは、このパネルディスカッションから感じたことだけを披露してみたい。
宇野氏は別格になるとは思うが、ここに登壇された方は従来僕が抱いていたベンチャー企業のトップのイメージとは程遠い。
以前であればギラギラした表情の上昇志向丸出しがベンチャートップのイメージだが、そんな雰囲気はない。
いい意味で自然体で物腰も柔らかく、話し方もソフト。普通の若者とさほど違いがないように感じてしまう。
しかし、話を伺えば伺うほど事業に対する熱い想いや、自分達が世の中に対していかに役立っていくべきなのかを感じさせる表現をされていた。
会社の価値を認めてもらい、時価総額を上げていく。それが大きな目標と思わせる部分は微塵も感じさせなかった。
松本社長のラスクルは資本金18億円。その大半をベンチャーキャピタルを含め多くの企業から出資を受けている。
しかし、その資金調達の仕方は株主が配当や上場益を得ようという目的ではなく、その事業の社会的意義に共感し出資しているように思われる。
リーマン以降、どうやら投資会社の出資目的も変化してきているようだ。
数多くの経験をされている宇野氏も今後のベンチャー企業の可能性について期待感を述べられていた。もしかしたら、これから面白い日本になっていくのかもしれない。
僕らは保守的な東海エリアでのサービスのため、緩やかな成長を図る中小企業の支援が中心だが、その可能性も含め、力が発揮できる存在になっていきたい。
いい学びでした。ありがとうございました。

激震じゃない株主総会

昨日は全国的に株主総会が多かった一日。
僕も会社で株を購入している企業の株主総会に出掛けた。
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株主の一人として、参謀を引き連れとある提案をするために・・・。
(ホントに? ウソウソ)
意外と株主総会は交通の便の悪い場所で行われたりする。企業の意図もあったりして・・・。
意気揚々と会場に向かったのだが、会場はニュースで伝えられるような緊張感はなく、何となく和気あいあいとしたのんびりした雰囲気。
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しかし、1000名以上入るホールはドラマハゲタカの「激震!株主総会」を思わせるスケール感。議長席をはじめ役員席が舞台上にズラッと並んでいた。開会前はその企業の映像が継続的に流れ、順調な業績がPRされていた。
そして、スタートした株主総会。多分、増収増益で株価も高くなっている企業の総会はこんなもんだろう。ピーンと張りつめた硬い雰囲気は全く感じることはなかった。
圧倒的に個人株主の参加が多いこともあり、株主からの質問も私的な内容が多く、企業の本質を突くような質問は聞くことはなかった。ちょっと残念。
僕も手を挙げて「誇りで飯が食えますか?誇りで業績が上がりますか?」と言おうかとも思ったが、しっかりと業績が上がっているのでそんな必要もなく、「アラン、TOBだ!」と会場を去ることもなかった。何のこっちゃ・・・。
今回参加したのは、どんな株主総会が行われているかが目的であり、その中身についてはあまり関心がなかったり・・・。
同じような進行でも議長の発言の仕方によって、総会全体のムードは大きく変わることは理解できた。
そして、頂いたお土産。
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これを楽しみにしている株主も多いと思うが、僕は・・・。みんなで分けましょう~(笑)。
全く激震じゃない株主総会。今年は順調な業績を報告する企業が多いので、平和に終了した株主総会が多いんじゃないだろうか・・・。
あまり内容のないブログになってしまった(汗)。

経営者のためのM&Aセミナー

17日(火)に日本M&Aセンターが主催するセミナーに参加させてもらった。タイトルにあるようにズバリ「経営者のためのM&Aセミナー」。
関心が高いテーマなのか会場となる名古屋マリオットアソシアホテルには300名ほどの経営者らしき方が多数出席。ラフな格好をしていた僕は一番らしくなかった。中味もそうだけど・・・(笑)。
僕自身、会社の売却を考えているわけでもなければ、買収を考えているわけでもない。
(もし、売却を考えていたら、こんなブログは書きません・・・)。
しかし、この変化の激しい時代にはいつ何が起きるかはわからない。この分野の知識もある程度は必要となる。
そんな想いで参加させてもらったのだ。そこには同じ考えの経営塾の仲間の姿も・・・。みんな考えることは一緒なわけね。
第一部では実際に会社を譲渡した経営者のM&Aの実体験を語ってもらった。
今、学んでいるファミリービジネスでもいえることだが、経営者の最大の悩みは後継者への継承。同族であれ社員であれ、その存在がはっきりしていれば問題は少ないが、一番のネックは後継者がいないということ。
中堅中小企業においては全体の66%が後継者不在という。かなり大きな数字だ。将来への不安が事業を譲渡するのも大きな理由だが、後継者不足の問題はかなり深刻だ。
はて、名大社はどうなんだろう・・・。まあ、僕でも何とななるんだから、大丈夫だろう、きっと・・・(笑)。
第二部の講演も含め、M&Aが将来バラ色的要素は主催者のさせる技だと思うが(笑)、実際は甘くない。トップの実績を誇る日本M&Aセンターでさえ成功の裏には3倍の失敗があるという。
異なる文化の会社が一緒になるということは如何に難しいか。それもお互い感情的にならず、友好的な関係を築くのは相当難易度は高いだろう。
だからといって、何もせず見ているだけでは経営から逃げていると思われても仕方がない。意識だけでは常に持っておかないと・・・。
ドラマや小説だけの世界と思っていたM&Aは意外と近い世界なのかもしれない。

攻めて勝て!日本代表

ワールドカップがスタートした。
初日に行われたブラジルVSクロアチアは(僕は観ていないけど・・・)ブラジルの勝利。いろんな意味においてホッとした人は多いんじゃないだろうか。これからしばらくはワールドカップの話題で持ち切りになるのかな・・・。
そして、いよいよ明日は日本代表の初戦。何はともあれ重要な試合だ。僕は日本代表のファンであるのは間違いないが、知識においては素人なので、どこまでザックジャパンの超攻撃型サッカーが通用するかはわからない。
期待大と捉える方もいれば、ディフェンスに不安を抱える方も多いようだ。
ただ僕は単純に日本代表を応援する。親善試合のザンビア戦も興奮したし、先週放送されたNHKスペシャルも結構、感動した。
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「プロフェッショナル 仕事の流儀」の本田のコメントはスポーツ選手の発言とは思えなかったりする。僕自身が奮い立たせられたり・・・(苦笑)。
日経新聞でも経済紙とは思えない特集の組み方で日本代表の戦術を語ったりしている。
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そりゃあ、世のビジネスマンもそっちに引っ張られるわけだ。この期間、会社のメンバーはきちんと仕事するだろうか(笑)。
チームの在り方もW杯出場を重ねることで進化しているように思える。僕は個人的には中田英寿が好きだが、どうしても孤高のエースというイメージから拭い去ることができなかった。
以前は一人一人の優れたアスリートがチームとしての一体感を発揮する上で、どこか不自然な要素が感じ取れた。それが前回の大会あたりから自然体な一体感として受け止めれるようになってきた。そして、今回の代表はそれを最も感じさせてくれる。
これまでの課題を一気に解決して本番に臨んでくれるんではないかと・・・。
そんな簡単な話ではないと思うし、強豪国の試合を観ると恐れおののいてしまうが(笑)、期待して応援したいと思う。
攻めて勝て!日本代表。
明日は美味しいビールを飲ませて欲しい!

挑戦と安心の人事制度

今週の水曜、木曜は東京出張。珍しく最近、出張続きである。
遊びに行ってるのでは?と誤解されている方もいるが決してそうではない。確かに夜は飲んでいるが、それはあくまでも次いでであって、主たる目的ではない。決して言い訳ではない(笑)。
伺ったのはHRプロさん主催の日本最大級の人事・経営者フォーラム「HRサミット2014」
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述べ4日間行われるイベントのうち、僕は2日間の参加。1時間ごとのコマで各テーマに沿いながら多くの講演が開かれている。僕はお邪魔した水曜に朝一番からなんと6つの講演に出席。9:20にスタートして終了が18:30。これだけでもクタクタになってしまった。
慶應義塾大学大学院教授の高橋俊介氏や元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄氏など、今回の目的で大変勉強になる講演もあったのだが、このブログでは朝一番で拝聴したサイバーエージェント人事本部長の曽山哲人氏のセッションを紹介したい。
社長の藤田氏を筆頭に何かと話題となるサイバーエージェントだが、人事制度についても積極的な取り組みをなされ、社員が成長するための仕組みが作られている。
会社の規模や経営者の能力を含め、うちとは比べ物にならないが、自社にも反映させたい点がいくつも報告された。そこには試行錯誤があり、その結果として運用されている成功事例が多数あるわけだが、その考え方は納得できる面が多かった。
人事制度を作るにおいて重要なのは2つ。
挑戦を促す人事制度と安心を与える人事制度。この2つをセットで考えることが大切なようだ。
言われてみれば当たり前のように思えるが、実際にそれを意識することは少ないと思う。経営人材を作っていくためには、それを促す場は必要であるし、しかし、そこにリスクしかなければ、誰もが躊躇してしまうだろう。背景としては安心して働ける制度も必要ということ。
それはリスクヘッジをさせるだけのための仕組みだけでなく、会社へのロイヤリティや定着化させる仕組みも含めてである。僕が従来持っていたハードワークなサイバーエージェントのイメージとは大きく異なっている。
わずか10年で16億の売上が1600億になり、20名足らずの社員が3300名になった理由もそんな制度が起因しているだろう。
挑戦させる人事制度のひとつに「ジギョつく」という新規事業の提案の制度がある。誰でも参加でき、賞金として100万円支給される魅力もあるのだが、そこに至るプロセスが僕には面白く、なるほどと納得してしまった。結局、人と人の繋がりが大事なんだな。(詳細不明ですいません・・・)
全てを真似るのは難しいが、その手法を真似るのは可能だ。いい面は吸収させてもらおう。挑戦と安心の人事制度、もっと頭を使って、いい仕組みを作っていかねばならないな・・・。

ちょっと残念、でも頼むぞ!日本代表

昨日、ブラジルW杯の日本代表の発表があった。以前ほど僕の中の関心は薄らいではいるものの、やはりそこは日本代表、気になるものである。
知り合いの社長はわざわざブラジルまで観戦に行くようだし・・・。
羨ましい~。その財力と時間が欲しい(笑)。
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いろんな報道でもあるように手堅いザッケローニ監督にはほとんどサプライズはなかったようだ。本命の選手がほとんど。強いていえば大久保選手くらいなのもか・・・。
我がグランパスは誰も選出はされなかった。今のグランパスで一番得点能力の高い闘莉王も選考漏れ(そこは求められてないし・・・)。
J2降格が危ぶまれるチームからは余程信頼がない限りは無理な話だろう。なぜこんなにもグランパスは低迷してしまったのか・・・。
ケガ人続出という理由も理解できるがそれだけではないはず。これではどんどん興味が失くなってしまうではないか。
頼むよ、西野監督!
それはさておき、あと1か月に迫ったワールドカップ。イビチャ・オシムも日本には十分チャンスがあると語っている。
楽観的な僕は1勝2分けで予選突破と評論家でもないのに、相手国に全然詳しくないのに勝手に予測している(笑)。初戦をどう乗り切るかだな・・・。
個人的にJリーグが全然盛り上がらない分、ワールドカップはぜひ盛り上げてもらいたい。頼むぞ!日本代表!
でも、一体何時に放映されるのかな。ちゃんと観れるのかな・・・(苦笑)。

さあ、今年のゴールデンウィークは・・・

世間は明日からゴールデンウィーク。今年のカレンダーは休みの設定が難しい。
例年であれば他社を参考にスケジュールを組みのだが、今年はモデルケースが分からなかったので、自社でそそくさと決めてしまった。
多分、お客様にもご迷惑を掛けず、社員にとってもゆっくりできる休暇じゃないかと勝手に満足している。
一番いいのは明日26日から5月6日までの11連休だが、さすがにそれはムリ。というかみんなボケてしまう。
結果的に選んだのは26日~29日の4日間、5月3日~6日までの4日間という豪華中途半端コース(笑)。誰が喜ぶかは全く見当がつかない。一昨日まで、うちの家族は僕の休暇を知らなかったし・・・。
そんなGW休暇に明日から入るわけだが、なぜか僕は今朝、岡山に居る。そして、なぜか徳島に移動する。
その理由については、明後日あたりのブログに書きたいと思うが、そんなわけで今日は会社に行かない。
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しかし、一足早いゴールデンウィーク休暇でもない。かといって、仕事かと言えばそうとも言い難い。何とも微妙だ・・・。誤解を受けそうな表現だが、決して遊んでいるとは思って欲しくない(笑)。
言い訳がましい言い回しになってしまった・・・。
で、肝心の僕のゴールデンウィークだが、ほとんど予定が入っていない。野球観戦や講演参加など単発の予定が入っているだけ。家族サービスもない。それはそもそも求められてなかったり・・・。
「亭主元気で留守がいい」というが、休暇中もそれを望んでいるのではと錯覚してしまうくらい、家族は各々予定を入れている。嫌がる息子を無理矢理連れてスーパー銭湯に行くくらいかもしれない。
かなり寂しい休暇になりそうだが、まとまってゆっくりできる時間が今までなかったのも事実なので、自分の課題に取り組むのもいい。じっくりと考え事でもしようかな。寝ちゃいそうだけど・・・。
その前に今日一日を充実させなければいけない。
天気も良く、いい一日になりそう。間もなくホテルにお迎えが来てくれる。朝食もしっかり食べて、元気に徳島に行ってきます!
(東京のライバルの日記みたいだ・・・。)

かなり嬉しい出来事

先週、何気なくfacebookを眺めていたら、友達があるイベントページをシェアしていた。一瞬目を疑った。
イベントは『沢木耕太郎さん講演会「旅人として生きる」』
えっ、ホントに???。
僕が一番好きな作家は誰ですか?と聞かれれば、真っ先に答えるのが沢木耕太郎氏。よくブログに取り上げる伊集院静氏でも池井戸潤氏でもない。
最近はそれほど著書を出されているわけではないので、頻繁に読むわけではないが、僕が最も影響を受けた作家で一番憧れる作家だ。
インチキ臭いが僕の書棚には沢木氏の本がズラッと並ぶ。
(実際に写真を撮るために並び替えた・・・笑)
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出版された本は数冊を除いてほとんど読んでいるはず。20代後半に文庫で出版された「深夜特急」をたまたま手にした。それではまってしまった。多分、僕と同じような人は数知れないだろう。影響を受けてアジア一人旅に出掛けた人も多いだろう。
深夜特急で出会ってから、過去の作品をむさぼるように読んだ。
「若き実力者たち」「敗れざる者たち」「テロルの決算」「一瞬の夏」・・・。古本屋を頻繁に覗き、過去の作品も買い漁った(そんな大げさでもないな)。
スポーツノンフィクションに目覚めたのも沢木氏のルポルタージュの影響が強い。映画のコラムやエッセイも好きだ。時々、文体を真似するが、これはマスターベーションに近い(笑)。彼のNHKのドキュメンタリーも録画したり・・・。
まさかそんな方の話が聞けるとは全く予想だにしていなかった。考えもしなかったというのが正直なところ。
早速、その友達に招待してもらえるようにお願いし、講演を申し込んだ。これはかなり嬉しい。毎日ありがたい日々を過ごしているが、その中でも突出している。
日付はゴールデンウィークど真ん中だが、この日はどんな予定が出ようともこちらを優先する。家族サービスもごめんなさい。
いやあ~、本当に嬉しい。どんな話をされるか全く予測できないが、そんなことはどうでもいい。今から当日が待ち遠しい。
Tさん、いい機会を作って頂き、感謝!楽しみにしています!
テーマである旅のことは全然語れないけど・・・。

「本業消失」にならないために・・・

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先週の東洋経済の特集は「本業消失」。
富士フィルムの事業を通して、勝ち残るための経営をリポートしていた。今、写真はスマホで撮る時代。デジカメの存在ですら、もう古いと感じてしまう。
速い。本当にスピードが速い。ほんの10年前に当たり前だった存在や定番の商品がパラダイムの変化であっという間に無くなってしまう。
写真のフィルムの存在がまさに代表格。サザエさんではまだフィルムを現像している場面があるが、うちの息子はフィルムを入れるカメラの存在を知らない。カメラといえばデジカメでありスマホ。こちらの方が圧倒的に便利なのだから仕方ない。
未だにフィルムを現像する時代であれば、facebookはこれだけの盛り上がらなかっただろう。
このブログで僕が言いたいのはそんなカメラの現状ではなく(苦笑)、その時々に訪れる危機をどうトップが決断を下し、あるべき方向へ導くかということ。
危機は予測でき、兆候は表れるというが、自分たちにとって都合よく考え、結論を先延ばしにすることはよくあるケース。また、誤った選択をすることもあるだろう。そう考えるとトップの責任は重い。最悪の事態を招くことも十分にあり得る。コダックなんかはその例だと思うし・・・。
現段階で僕はその判断を迫られているわけではないが、確実にその時代がやってくると予測する。今の事業はどう考えても10年、20年持つとは考えにくい。
事業における課題はもっと手前にあるので、そんな事よりやらねばならないことは盛り沢山だが、短期的な視点と長期的な視点を併せ持つことが重要(どちらもできていないという話もありますが・・・汗)。
他社をケーススタディにさせて頂いて、自分なりに考え抜いていくしかない。
今回の特集では勝ち残る法則として、戦略を5つに分けられていた。
法則1.「悪い数字」から逃げない
法則2.自社の強みを棚卸し
法則3.M&Aで時間を買う
法則4.改革の痛みを恐れない
法則5.決断に時間をかけるな

もしかしたらうちのようなちっぽけな会社でもM&Aを仕掛ける時が来るのかもしれない。
そして、改革には痛みが伴うという。富士フィルムが大胆なリストラを行ったようにそれが生き残るための苦渋の決断になるのだろう。それは避けて通りたいところだけど・・・。
そんなことをしたら名経営者から「その流した血を汲み取ってやれるのか?」と詰められそうだ。
本業消失。いつ来ても耐えられるような準備と覚悟は持っておかなければならない。