これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「これからを思う」の記事一覧:

あと2か月か・・・

11月がスタートした。今年も残すところあと2か月である。
自分が歳を取ってきたせいか、どんどん月日が経過するのが早くなっていく。ついこの間、4月に新入社員を迎えたばかりと思っていたのに、そこから既に7か月も経っている。
新しい企画を立ち上げ一喜一憂しているうちに、もう次への準備へと入っていく。変化に対応することと変わらず粛々と進めることと入り混じりながら、日々が過ぎていく。言葉を変えればそれが充実した毎日として刻まれる。忘れてしまうことも多いけど・・・。
7月から週4回のランニングを課すようになり、季節感をより実感するようになってきた。
ほぼ毎日5時に起き、すぐに外に出るので、目と肌でダイレクトに季節を感じる。7月は5時の段階で既に外は明るい。徐々に太陽が昇り始めてくる。朝日を浴びながら、走る気持ち良さを体感する期間も短く、あっという間に汗だくの季節に入る。
起きた瞬間に汗を掻き、走り終わるころには汗だくの状態。冷たいシャワーを浴びるのが唯一の快感。その季節も束の間、段々と日が短くなり、5時はまだどんよりと暗さが漂う状態。新聞屋さんも日の出に合わせているのか、少しずつ配達が遅くなる。
今は5時半でもうす暗く、Tシャツ一枚で走るには肌寒い。しかし、走り終わる頃の少し汗ばむ状態は一番気持ちいいのかもしれない。
同じ時間に同じ行動をしながら季節を感じるのは、とても人間らしい感じがしてならない。それも朝のその時間帯だからこそ、よりそう思う。
これが10月最終日、夕方4時半の会社からの風景。
10月夕日
ここにも季節感はあるのだが、朝、肌で感じる季節感とはまた違うのだ。
あと1ヶ月もすれば、朝起きるのが辛くなる。6時でも暗い。そんな風に一年が過ぎていく。その繰り返し。でも、それは幸せの証でもあるように思う。
本当は仕事の振り返りをするブログを書こうと思っていたが、何だか変な方向にきてしまった。いずれにせよ、今年もあと2か月。充実した日々を過ごせるかどうかも自分次第。
本日もいくつも予定が入っている有難い一日。
あと2か月かと思うのではなく、まだ2か月もあるぞ!と言い聞かせながら過ごさねばならないな・・・。

あら不思議!?健康診断結果

先日、受けた健康診断の結果が戻ってきた。結果はC判定と検査結果の厳しい今の病院からすれば、可もなく不可もなく(適切な表現ではないが・・・)といったところだろう。
3年連続、トータルの判定結果は変わらないが、詳細をチェックしていくと改善されている方が多いように思える。
驚いたことに肝機能がA判定と大幅に改善。アルコール摂取量は自慢じゃないが全く減っていないので、この判定結果は不思議だ。
そして、総コレステロール、中性脂肪が検査項目となる脂質も改善。これはここ数か月、厳しいノルマを課しているランニングの効果が大きいだろう。いい傾向である。
しかし、そんなに走っているにも関わらず、不思議なのが体重が増えてることだ。普段、体重計に乗ることがほとんどないため、この診断で体が軽くなっているのを期待していたわけだが、見事に裏切られた。
そして、もう一つ、不思議なこと。
何と身長が1センチ近く、低くなっているのだ。まだ背が低くなる年齢ではないぞ!。これは、もしかしたら走りすぎて、足が擦り減ってしまったのかもしれない。そんははずはないか・・・。
それにしても何とも不思議な結果となった健康診断であった。その時の体調に左右されることもあるとは思うけど・・・。
体調と言えば、先週あたりから風邪をひく社員が多くなっている。
先週頭の段階で一人だけがマスクをしていたのだが、その後、二人となり、三人となり、徐々にマスクマン比率が高くなってきた。
季節の変わり目もあるだろう。朝晩はすっかり涼しくなったが、日中はまだまだ暑い日が続いているので、特に営業は体調管理は難しい。
一年を通して一番営業しやすい時期ではあるが、そこは気を引き締めて仕事に取り組んでもらいたい。
僕が健康体であるのはもちろんだが、全社員がいい状態で過ごせることが何よりも重要。健康にも気を遣いながら、日々、邁進していきたい。
ドラゴンズは残念な結果に終わってしまったけど・・・。

同窓会創立60周年記念事業にて

我が母校である愛知大学は同窓会が創立され本年で60周年。
本年はキャンパスが名古屋駅近く「ささしま」に移転したこともあり、全国総会・記念祭、愛大祭が同時に行われる。関係者の意気込みは凄まじく、かなり大がかりなイベントになるようだ。
大学を卒業して20年くらいは同窓会を含め、そのような催しには全く関わってこなかったが、ここ数年はいろんな絡みがあり、お付合いをさせて頂くようになった。
いざ関わるようになると、不思議なもので積極的にサポートしたい気持ちが湧いてくる。
(コアなメンバーから見れば、役に立っていないのと同じですが・・・)
行われるのは来月11月10(土)・11(日)日の2日間。
OBである中日ドラゴンズの守護神、岩瀬投手のトークショーをはじめ(昨日のCSは最後締めましたね)、音楽ライブ、寄席や演劇、クルマが当たる抽選会もあったりとイベントがてんこ盛り。通常の学園祭を何倍もパワーアップした感じだ。
そんなイベントが行われる中で、僕もこっそりと(そうでもないか)協力することになっている。
60周年
後援会関連プログラムで、講演をさせてもらうのだ。
対象となるのは、在校生の親御さんと現役3年生。2部構成で組まれており、1部は「就職環境の実態」をテーマにした基調講演、2部は企業人事担当と内定学生、大学キャリア担当とのパネルディスカッション。ここではコーディネーター役を務めさせてもらう。
事務局の話では1000名を超える参加者があるとのこと。
スゴイ!これまで経験した講演では最大規模だ。大丈夫かな・・(笑)。
全体的なストーリーはイメージできているが、詳細はこれから練っていかねばならない。
会社のため、自分のため、そして、何より参加頂く親御さんや学生、ご縁を頂いた大学のために、中味があり伝わる話をしなければならない。相当なプレッシャーにはなるが、これも素晴らしい機会。
大舞台に恥じないよう、万全の準備をして臨みたい。

クライマックスFINAL

昨晩は8時半頃、帰宅すると家族はクライマックスシリーズをTVで観戦。何とドラゴンズが2対1で勝っているではないか。思わずおおっ~と歓声を上げてしまった。
実は先日のファーストステージの第3戦の途中で、僕はドラゴンズの勝利を諦めていた。スワローズに1対2で負けており、一向に打つ気配なし。相変わらず得点できない状況が続いていたのが理由。残塁も多かった。
奇跡的なブランコの満塁ホームランで勝利したわけだが、ファイナルステージは甘くはない。いくら直接対決はイーブンでもダントツ優勝のジャイアンツに易々と勝てるはずはない。
とあまり期待せずにいたのだが、7回終了時も得点差は変わらず。
田島も浅尾も好投し、緊張感のある試合は続く。そして最終回。
バッターは日本シリーズ、クライマックスシリーズ60打席ヒットゼロという信じられない成績を持つ谷繁。さすがに不名誉な記録を続けるわけにもいかないのか、61打席目にしてヒット。それもタイムリー。3対1となった。
ドラゴンズで2点差と言えば、ほぼコールドゲームで勝つようなもの(ちょっと大げさすぎるか・・・)。余程の事がない限り、逆転は許さない。
クローザーは山井。今、もっとも信頼できるリリーフは山井と思っているのは僕だけではないはず。シーズン終盤もきっちりと役割を果たしていた。
そういえば、山井投手を2年前のたまたま通りかかったトークショーで見たことがあった。マウンドでは寡黙で控え目だが、トークショーは関西弁で陽気にしゃべる兄ちゃん。抱いていたイメージとかなり印象は違っていた。
クライマックス
そのギャップがいいかはともかく、初戦の9回をきっちりと抑え見事勝利。アドバンテージのあるジャイアンツに五分とした。
エースの吉見も暴れ馬の中田もいないファイナル。それでも二番手、三番手の先発は好投するし、昨年MVPの浅尾も帰ってきた。
昨日の試合もドラゴンズらしい勝ち方。もしかしたら、もしかするかもしれない。期待するにはまだ早いが、楽しみが増えたのは確か。
栗山監督のように気の利いたことは言えない高木監督だろうが、選手を鼓舞し、残りの試合を全力で臨んでもらいたい。

ちょっと耳に痛い話

一昨日のクラブ愛知では、理研産業株式会社の福田社長に講話を頂いた。クラブ愛知は朝7時に大学の偉大なる諸先輩が集合される朝早い勉強会。
耳
講演内容は「補聴器業界について」。
今回は、これまで僕が多くの場で拝聴してきた講演とは全く異なる分野で縁のない世界。きっとこういう機会でないと知ることもなかっただろう。そんな意味では新鮮で、新しい知識を身に付けることができた。
理研産業さんは補聴器業界ではトップクラスのシェアを誇り、当社のクライアントでもある。新卒採用でも実績を頂いているのだ。
そんな関係でありながらも、これまで全くと言っていいほど、関心がなかった。すみません・・・。
現在の補聴器の普及率は15%程度。65歳以上であれば3人に1人、70歳以上であれば2人に1人が補聴器を必要とされるようだが、まだまだ浸透していないのが現実。先進国の中で、日本はかなり遅れているようだ。
しかし、補聴器のデジタル化や小型化が進み、今後マーケット的には拡大傾向にあるという。
そのため、成長業界として捉えられることもあり、最近は新規参入も多くなっているとのこと。特に低価格化が進み、利益を生み出しにくくなっているメガネ小売業界からの参入が多いようだ。
目と耳が切り離せない関係であるとすれば、そのマーケットに進出するのは当然と言えるだろう。
そんな業界全般の話から聴覚の基本的な知識まで、多くのことを教えて頂いた。
その中で印象に残っていること。
右耳から入った音は左脳に伝わり、左耳に入った音は右脳に伝わる。言語脳である左脳と感情脳である右脳のどちらかに話しかけるかによって理解度も違う。より理解をさせようと考えるのであれば、右耳に話しかけるのが効果的なのだ。
なるほど!僕の話を理解していないのは、左耳に話しかけていたからなんだ!(それは違うかもしれないが・・・)
時と場合を考え、そんな使い分けをしてみるのもいいだろう。
ありがたいことに今のところ、耳に不自由はしていない。しかし、いずれ補聴器が必要な時もくるだろう。そんな時は、どうぞよろしくお願いします!
このブログのタイトル。あまり相応しくないな・・・。

歴史をもっと勉強しないと・・・。

一昨日は、久々の那古野塾。
5月に参加して以来なので、4ヶ月振り。以前オフィスを構えていた中日ビルには、この那古野塾でしか行かないな・・・。既に懐かしさを感じてしまう。
今回のテーマはビジネスネタではなく、「それぞれの本能寺~信長の幻、光秀での望、家康の機ー時代を変えたもの~」と歴史物。
講師はおかざき塾歴史教室主宰の市橋章男氏。当たり前の話だが、歴史に造詣が深く、ひとつひとつの言葉に重みがある。
「本能寺の変」が起きたか起きないかで日本の歴史は大きく変わっていただろう。そのあたりの真相について、いくつかの仮説に基づき、深い話をして頂いた。
僕なんかは日本史で習った程度の知識なので、歴史を表面上でしか理解していない。山本周五郎あたりの小説は読んだが、歴史上の人物を描いた書物はほとんど読んでいないため、今回の話は全てにおいて新鮮だった。(メインテーマは戦国時代だが、江戸や明治についても貴重な話を伺った。)
僕らが歴史を学んだ頃は、明智光秀は反逆者で悪役的要素が強かったが、最近はヒーロー的な要素もあり、人気が高いようだ。逆に織田信長が悪役と捉えられるようで・・・。
しかし、市橋氏に言わせれば、歴史上の人物でいい人物も悪い人物もないという。それぞれの時代を懸命に駆け抜けた結果が、どう評価されるかだけで、余程の犯罪者でない限りは、その決めつけは間違っていると言われるのだ。納得・・・。
捉え方によっては、信長も光秀も全く異なる評価がされてしまうのだ。
今回の講演では、大河ドラマで見るような凄まじい「本能寺の変」を解説するのではなく、どんな背景から光秀がこのような行為に及んだのか、また、その過程で家臣はどんな心理状況であったのかを分かりやすく話して頂いた。
どうやら「敵は本能寺にあり!」なんていう雄叫びはドラマの世界だけのようだ。
これが貴重な信長像
信長
(肖像画を写真に収めた画像を同級生経営者 櫻山さんが撮影し、それを拝借。何のこっちゃ・・・)
90分近い講演は、自分が全く知る由もない話が展開され、知識の浅さを露呈すると共に、もっと歴史を学ぶ必要性を痛感した。ありがとうございました。
講演会終了後は、懇親会。以前のブログにも書いた隠れ家的なお店で親睦を深めた。
ここでは大先輩の経営者から教えを頂くことが多く、大変ありがたい飲み会。経営者として大切な考え方も教えて頂いた。
歴史を学び、現実を学ぶ。
僕のようなレベルの人間は、こういった場から少しずつ吸収をしていかねばならない。教えて頂いても忘れてしまうことが多いので、繰り返し、繰り返し。
繰り返される歴史を知ることで、少しずつでも自分のモノにしなければならない。

大学と企業の就職研究会から・・・

先週、参加した「大学と企業との就職研究会」の話。
東海地区の大学のキャリア担当者と企業の人事担当者との交流会が某大学で行われ、僕も大学担当の名大社女子と出席。
午後1時にスタートした会は基調講演から懇親会までたっぷりと7時間。半日以上に亘りいくつかのテーマで繰り広げられたのだが、僕が最も印象に残り、なおかつ大きな学びとなったのは分科会。
大学、企業といくつかのグループに分かれ、各々のテーマでディスカッションをするのだ。ここにはほぼ全ての就職情報会社も参加。僕たちはオブザーバー的な役割で、そのディスカッションに出席し意見を交わすことになったのだ。
お互いの自己紹介(大学であれば内定率等の学生状況、企業であれば内定数等の採用状況)の後、いくつかのテーマから自分たちが議論したいテーマを選択し発表する。
大学のキャリア担当の方の多数が「就職活動に取り組めない学生支援」を選んだのに対し、企業側は「倫理憲章」や「内定辞退」と全く別のテーマを選択。これだけでも大学側と企業側の温度差ははっきりしたのだが、ある企業側の担当者が「就職に取り組めない学生を必要とする企業はない。」とバッサリ。
それは大学に対しての批判ではなく、あくまでも会社経営を前提にした率直な意見。この意見に対して大学、企業がギクシャクした関係に陥るのではなく、お互いが本音で議論できる空気が生まれた。
建前ではないお互いの気持ちをぶつける雰囲気が教室内を包み、前向きな議論が広げられることになった。そのテーマについては根が深い問題で、その場で簡単に解決できる内容ではない。
しかし、お互いの問題意識や危機感をぶつけ合う事で大学と企業の距離感が一気に短くなり、これまで反対側に対峙していた存在が隣の席に座り理解が進んだように感じた。別の議論に対しても・・・。
学生と企業も同様で、昨今の内定辞退の多さから証明されるように、お互いの距離感はかなり遠い。
難しい問題であるのは間違いないが、お互いが信頼し合い、腹を割って話し合える環境を作れば、今の問題もある程度は解決できる。
距離感自体に問題があるように思われる。その事が今回の議論でよりクローズアップされたし、その中でかすかではあるが解決の糸口も見えた。
僕はあくまでも中立的な立場で、上述したような内容を素直に発言させてもらった。参加されたメンバーがどう感じ、それを自校や自社に落とし込むかは分からないが、有意義な議論ができたのではないかと思う。
一番苦労されたのはファシリ役を務められたキャリア担当の方だが、その方の問題意識を全体に共有させることで、活発な意見交換が出来たのは喜ばしいこと。
参加する前はこの分科会に対して多くの期待はしていなかったが、終わってみればこの日一番の収穫。それは席を同じくした大学、企業の担当者も同じ気持ちではないだろうか。
ほんの少しの前進かもしれない。しかし、このような一歩ずつの行動が、何かと後ろ向きに捉えられる就職活動を前向きで有益な活動へと変えていくのかもしれない。

インターン学生を迎えるのだ!

来週よりインターンシップの学生を3名迎える。
毎年この時期に実施し、主に営業同行やイベント運営のサポートを行うのだが、今年はちょっと趣向を凝らし、今までよりもバージョンアップを図る。
就業経験の場としては、営業同行やイベント運営は必要不可欠なため、時間を削ることはないが、もう少し学生が主体的に行動し、自らのアイデアがビジネス上で通用するかどうかをチャレンジする場を与えようと思う。
昨年までの呑気なインターンとは異なり(本当はそんなことはないけど・・・)、学生にはかなり負荷が掛かりハードなインターンなのだ。
どんな内容かは実際にインターンがスタートしてからアップするつもり。そのコンテンツは基本的に全て僕が考案。今、会社の中で一番時間に余裕があるのは自分だし(要はヒマだし・・・苦笑)、これからの事業においてこのコンテンツをヒントにしたい考えもある。
自分でいうのもおかしな話だが、これが中々のグッドアイデア。アイデアだけ出して実行部隊が別というのも身勝手なので、その対応も自分が行うことに。
学生に負荷を掛けるつもりが、自分にも相当掛かってしまったようだ。
そのため脳ミソのかなり奥の方に仕舞いこんである過去のスキルを引っ張り出さないといけない。現実はもう脳ミソに残っていないかもしれないけど・・・。
本日もその資料作成に多くの時間を費やすことになるだろう。
(なんだ、ギリギリじゃないか・・・)
インターン学生がこのブログを読んでいるとは思えないが、覚悟して臨んでもらいたい。
だが、間違いなくいい経験を積むことができる2週間だ。
思い悩み苦しむこともあるかもしれないが、素晴らしい時間を過ごしましょう!

久々に見た「カンブリア宮殿」

6月28日に放映された「カンブリア宮殿」をようやく見ることができた。
この時のゲストがJALの稲盛名誉会長と植木社長。ドラマであれドキュメンタリーであれ番組を録画してまで見ることはほとんどないが、たまには録画番組を見ることもいいことだ。今回は特にそれを感じた。
「カンブリア宮殿」も久しぶり。最近は何となく企業の宣伝の要素が強くなっている気が勝手にしてたし・・・。
番組ではJALの破綻から2年が経過し、前期の利益が2000億円を超えるまでの復活劇の軌跡を克明に流していた。
稲盛会長のメッセージや思い、それに向き合い奮闘していく社員には熱いものを感じた。書籍でしか知る由がなかったアメーバ経営やフィロソフィの実践も映像を通して理解することができた。「美しい心」や「一人ひとりがJAL」というJALフィロソフィも素晴らしかった。
全てが稲盛イズムが伝わる構成になっていたと思う。その点では大いに勉強させてもらったし、経営者の端くれとして何を大切にしなければならないのかを改めて痛感した。
と同時に親方日の丸と言われる所以も、大企業体質も感じ取れる面も多かった。
破綻した段階で人件費の大幅カットやコスト削減、リストラが実施されたわけだが、本来は赤字が慢性化した時点で、それを実施するのが企業の姿で、遅すぎる決断だと思ってしまう。
それは中小企業のひがみなのかもしれないが、破綻前にメスが入れられていなかったことに違和感を感じた。だから結果として破綻のだろうけど・・・。
パイロットの通勤手段についても、いくら重責だからとはいえ、もっと早い段階で見直しが行われる必要があったはずだ。危機感の欠如というのは本当に恐ろしいこと。特別意識はないかもしれないが、大局的に物事を判断することを避けてきたのだろうかと勝手に推測してしまった。
しかし、それはJALのみが対象ではなく、自社の事としても捉える必要はある。自分たちの世界ではぬるま湯と思っていなくても、知らず知らずのうちにどっぷり浸かってしまうことも考えられる。常に自分たちを客観的にかつ厳しめに評価しなければならない。
本来は稲盛会長の具体的な施策について書くつもりのブログだったが、違う方向に行ってしまった。まあ、いつものことか・・・。
最後の村上龍氏の視点も良かった。
JALが2年で復活を遂げたとはいえ、本当の答えが出るのは5年後であると・・・。
5年後が楽しみである。
稲盛
そして、ほぼ同じタイミングで読んだ本書。
稲盛氏は経営者に対しても愛は満ち溢れている。

台湾の次は中国なのだ

昨日はクラブ愛知朝食会。
会社の朝当番の出勤より早く、7時には会場となるホテルに到着。朝一番からの健康的な行動は腹が減る。経済人が集まる紳士的かつ高貴な場でご飯をお替りしてしまった。
この日は東海地区屈指のIT会社社長の講演。僕よりも7歳上の先輩にあたる。
講演内容はてっきりIT業界の動向についてかと思っていたが、それは勝手な思い違い。中国に進出し仕事を取り組まれた背景から、その中国の現状を語る内容であった。
中国
その前日が台湾。今回は中国。偶然に過ぎないが、アジアに関しての話が続いた。中国に詳しい方にとっては常識的な情報なのかもしれないが、一度も訪れた事のない者にとっては興味深い面白い内容であった。
なぜ日本企業が中国へ進出するのか、中部地区の進出は何千社あり、どの地区が多いのか等ビジネスに直結する話もあったが、僕が面白かったのは中国人気質の話。
一般的に僕らが捉えている中国人のイメージはあるが、より現場で接してきた方だからこそ理解し得る中国人像がそこにはあった。
それは明らかに日本人の価値観とは大きく異なる。前日の台湾人の話が日本人に近かったため、違いがより明確。非難するつもりはないが、その考え方は我々と相容れないことも多い。
どちらかと言えば、欧米的な価値観を持っているのではなかろうか。働き方も終身雇用という考え方は乏しく、いかに履歴書のスペースを埋めて、これまでのキャリアを書き込むことを優先する。全てがそんな風ではないだろうが、気風としては自己をどう他人より上手く見せるかが重要となってくる。
働くプライオリティも報酬が一番であり、日本人が求めるヤリガイはあまり求めていない。自分に有利なステップをどう積み上げていくかが重要という。それが経済成長を遂げた現状を上手く表しているのかもしれない。
そんな中国だが、今後の課題も多いようだ。その一つに小皇帝(一人っ子政策)が挙げられる。一人っ子として甘やかされて育ってきた環境であるため、人間的に弱い若者が多いというのだ。今後、うつや自殺者が多く発生する予測もされている。
その点に関して言えば、今の日本と近いのかもしれない。気質が全く異なるとはいえ、共通の課題もあるようだ。
一昨日、昨日と話を伺って、根拠なく同じアジアだと一括りにしていたことは反省せねばならない。
これから韓国人やタイ人、ベトナム人などアジア系人種の特徴について伺う機会があるかもしれない。ステレオタイプに判断するのではなく、自分の目で見極める力も必要となるだろう。