これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「これからを思う」の記事一覧:

若者よ、羽ばたけ!

今日から2月。
早いもので2022年ももう1ヶ月が終了した。
時間の経過は年々早くなるばかり。

僕のブログも例年通り21本仕上げたわけだが、
かなり偏った内容になってしまった。
映画6本、半生5本、食べ物4本と一方的なブログで7割強。

書籍など定番ブログを除くと3本しか別ネタは書いていない。
会社や仕事のこともほとんど触れていない。
これでは「食べ物ブログを書く映画コラムニストの半生」になってしまう。
さすがにちょっと反省。

それが理由ではないが、今日は最近の仕事のことを。
1月は若者と向き合うことが多かった。

まずはFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の若手研修。
こちらは1月21日・22日が対面研修。

26日はオンライン研修で行った。

僕はFネット会長として参加。
ただ見ていただけだが、若者の積極的な姿勢を改めて感じることができた。
東京で開催された対面研修は首都圏の加盟会社が中心。

企業ごとの個性が感じられ、発言内容もユニーク。
それが却っていい刺激になったようだ。
名大社も若手が2名参加する予定だったが、まん防のため断念。
この雰囲気を来年は味わせたい。

一方、26日のオンラインは北は北海道から南は岡山まで9社の若手が参加。
ここでもそれぞれの持ち味を出してくれた。
同業者同士が腹を割って話をする機会はほとんどない。
そんな点でいえば、ここに参加する者はライバルとはいえ仲間。

いい学びとなったはず。
これは継続していかないと。

1月29日はジモト就職応援フェア。
これからの就活を応援するイベント。
コロナの影響はあるものの就活生が積極的に参加。
まん防で急きょ出展見合わせもあったが、70社の企業が参画。

講演を聞き、
(写真はニシダやニムラね・・・)

出展企業のブースを回り、これから必要となる情報を得ていった。

名大社のスタッフも万全な対策の下、懸命に頑張ってくれた。
僕もTV局や新聞社の取材を受けたり・・・。
おかげでバスジャック犯の山田哲也じゃないことが証明できた(笑)。

こんな場の中に入っていくと僕までがなぜか元気になっていく。
若者からエネルギーを吸収している感覚に襲われる。
これからの未来を作っていくのは若者たち。

このような機会は継続的に設けていきたい。
今週4日(金)にONLINEジモト就職応援フェア
そして2月23日(祝)はジモト就職応援フェア。

これからも頑張る若者を応援していきたい。

新成人を祝う

明日は息子の成人式。
新年を迎え急激にオミクロン株が拡大しているが、何とか開催できるようだ。

息子は昨年、京都の大学に入学し、一人暮らし。
年明けに帰省してダラダラと過ごしているので、
昨日は休みだったが会社に連れて行った。
ちょっとは理解させないとね。

4年前娘が成人式を迎え月日の早さを感じたが、
これで山田家も全員大人の仲間入りをしたわけだ。

娘に比べ甘ちゃんな息子には昔から家を出ろと言っていた。
素直に従ったかはともかく志望の大学に合格し、下宿生活が始まった。
当初は一人暮らしの苦労をさせようと企んでいたが、
その気持ちとは関係なくコロナが舞い込み別の苦労を負うことになった。

本来描いていた学生生活はできていない。
大学はオンライン授業が多いため、友人を作るのも難しい。
部活、バイトも限定的。

ニュースを見ると心が折れた学生も多く心配したが、全く関係ないらしい。
心理的な不安はなく、そんな一人暮らしを謳歌している。
一人でも孤独はあまり感じていないようだ。
それはそれで心配なのだが・・・。

3年生になれば就職も意識することになるだろう。
この2年ではガクチカなんて言える要素はなく、別の視点を見つけなければならない。
大人との出会いも少ない。
その中で将来のヒントを探す行動が求められる。

そんな学生生活を不憫に思うが、それは息子に限らず全学生にいえること。
この環境下で未来を作っていくしかない。
僕らができることはせいぜい助言をすることくらい。

どうしても不安が先立つが、それは自分たちが勝手に思っているだけで、
Z世代と呼ばれる彼らは意外と今の環境を受け入れ、
僕たちにない能力を発揮するのかもしれない。
昭和的価値観を持つ僕らが適応できないだけ。

常に時代は変わっていく。
その時代を自分の思考と行動で対応し切り開いていく。

もし、身に付いていないのなら、これから時間をかけて身に着けてもらいたい。
少しでも可能性を広げてもらいたい。
制約された学生生活は続くが、それを楽しみに変え行動してもらいたい。

まずは成人、おめでとう!
二十歳の君に乾杯!

(明日のサントリーの広告かな・・・笑)

謹賀新年2022

新年あけましておめでとうございます。
気持ちよく迎えた朝。

元旦の朝はうっすらと雪が積もっていた。

少し不安だったが、やるべきはやる。
いい当たり前はいい当たり前として過ごす。

元旦は初日の出を拝みに朝RUNからスタート。
凍結した路面に滑って転びそうになったが、怪我をしては元も子もない。
慎重に走りながらいつもの場所に向かう。

ちょうどいいタイミング。
今年も気持ちよく拝むことができた。

朝日を浴びる山々も美しい。
これで今年一年もいいスタート。

今年は変化の大きい一年になるだろう。
それにどう向き合っていくか。
自分の中にある正しさをどう追求していくか。
それが求められる一年。

今年はインプットに注力したい。
ここ最近、サボってきた感もある。
いいアウトプットができてないしね・・・。
そのためにインプットに心掛ける。

そして、安岡正篤先生の「活学一日一言」を再度ルーティン。

年頭清警
一.残根を一掃して気分を新たにする。
二.旧習を一洗して生活を新たにする。
三.一善事を発願して密に行ずる。
四.特に一善書を択んで心読を続ける。
五.時務を識って自ら一燈となり一隅を照す。

同じ文章でも僕の受け止め方は5年前と異なる。
より心に沁みる。

自分が果たすべき役割。
常に前向きに。
今年もよろしくお願いします。

事業承継を学ぶ

一昨日の土曜日はマジメにお勉強。
名古屋商科大学大学院にわざわざ出向いた。

大学院があるのは丸の内。
トイレから外を眺めると、
5年前までオフィスを構えていたNFC丸の内ビルが眺められる。

11階のトイレから12階建てのビルを見下ろす。
むっ、なぜ?
些細なことは気にしない方がいいが、大学院の施設が立派で豪華のは事実。
思わず社会人クラスに通いたくなってしまう。
これも巧みな戦略。

参加したのは「事業承継学会年次大会」。
事業承継について学ぶ場。

名大社の事業承継のために参加したのではない。
現在取り組んでいるファミリービジネスの事業承継をより理解するため。
一日、行われる講座はいろんなテーマで情報を提供していた。

僕もいくつかのセッションに参加したが、参考になる点が多かった。
詳細まで語ることはできないが、サクッと披露しておこう。

大手M&A会社のいかに自己中心的な営業手法には疑問を抱いたし、
大学での経営教育が事業承継に役立つかは視点の置き方が大事だし、
信用金庫と地域の事業者の関係性は切っても切れないし、
引退後の居場所を作るのも重要。
まあ、そんな内容。

それが理解できただけでも大きな学び。
それぞれの立場で学術的な面や実践的な面から
語られる内容は知らないことも多く参考になった。

学会の年次大会には全国から関係者が参加されている。
僕は4日までにこの存在を知り、たまたま都合がついた身の軽さ。
こんな有益な情報が限られた方しか知らないのは、勿体ない。
クローズドな環境がいいのかもしれないけど・・・。

名大社のような親族外承継を当たり前とする会社と違い、
(それはそれで大変だけど・・・)
ファミリービジネスの場合、多くのしがらみが発生し一筋縄でいかない。
今回もいくつかのケースを聞きながら、改めてその大変さを実感。

だからこそ、僕らがやれることもある。
今後、名古屋ファミリービジネス研究会を運営に役立ちそうなヒントも頂いた。
やっぱり内でも外でも関係性。
その関係性を上手く繋ぐのが僕らの役割だろう。

とりとめのないブログになってしまったが、いい会に参加させてもらった。
学会にも入会しようかな(笑)。

貴重な機会をありがとうございました。

テレビが映らない

3週間前に書斎のデスクトップパソコンにWindows11をインストール。
少しは便利になったと思ったのも束の間、
テレビを見ようとSmartVisionを起動させるも全然開かない。

要はテレビが見えない。
アプリのアンインストールを試みるも上手くいかず、
SmartVisionは立ち上がるが、そのまま停止状態。

パソコンでテレビを見るのは日曜の「青天に衝け」くらいなので、
先々週までは家人にお願いをしてリビングのテレビで見させてもらった。
基本、日曜のリビングは家族優先。
立場の弱い者はそそくさと書斎に逃げ込む。

まだ、それはよかった。
困ったのはそれから。
先週の土曜、飲みながら日本シリーズをぼんやり見ていたら、
いきなりテレビがホーム画面に切り替わり戻らなくなった。
電源を落とし再度付けると今度は初期設定状態。
一からやり直し完了するも、今度は画面が真っ黒。
何度繰り返しても同じ。

結局、山田家は日曜からテレビが映らない状態。
土曜の夜にSNSのくだらない投稿が原因かもしれない。
ほろ酔いだとはいえ、反省(汗)。

修理を依頼するもすぐの対応は難しい。
普段、あまりテレビは見ないが日曜は別。
書斎は昔使っていたパソコンを引っ張り出し、
何とか「青天に衝け」は見れる環境にできた。

しかし、リビングのアクオスはうんともすんともいわない。
最近、日曜の夜は家人と二人が多い。
娘はほぼ外出だし、息子は下宿先。
27,28年連れ添うと日曜の夜に敢えてする会話はない。

そんな時にテレビの存在はありがたい。
「まる子は相変わらずバカだなあ」とか
「磯野家って本当に平和だね」
と笑いながら流していけばいい。
コミュニケーションのツールとして役立っていたのだ。

それがないと・・・。
一昨日の夜は二人で静かな夜を迎えただけ。
食事が終わった瞬間に書斎に向かうのもさすがに憚れる。
一時は生活にテレビは必要ないと思っていたが、そんなことはない。
貴重な存在。

家族のためにも一日も早く修理して欲しい。
円満のために・・・。

そうそう、肝心なデスクトップパソコン、
これはどうすりゃいいのかな。

感謝!第5回名古屋ファミリービジネス研究会終了!

先週18日(木)は第5回名古屋ファミリービジネス研究会Day5。

今年度最後の研究会。
この4か月で意見交換や自社の状況を話し合うことでお互いの信頼関係は醸成され、
何でも相談しあえる環境になっていた。
この温かな雰囲気も研究会の持ち時の一つ。
安心、安全な場でよりよい仲間意識が芽生え高め合っていく関係性ができた。

それだけでも事務局としては喜ばしいが、それで終わるわけにもいかない。
最終回は一人一人に学んだことをプレゼンしてもらう成果発表会。
それが予想以上に濃厚で熱い時間となった。

スタートはいつもの通りアイスブレイク的にちょっとした僕の話。
今回は番頭の役割と中継ぎ経営の心得について。
家族との関係性とは異なるが、ファミリービジネスにおいても重要。
そう思ったが、どうだっただろうか。
少しでも参考になればありがたい。

そして、成果発表会。
今回は体調不良や急用で欠席者が多かった。
そのため当初の計画よりかなり余裕ができるタイムスケジュール。

終了時間まで時間を持て余すのでは・・・とスタート前は不安だったが、完全な杞憂。
一人あたり20分の時間を想定していたが、誰一人として20分で終わることはなかった。

3サークルモデル、ジェノグラム(家系図)、ブランドサマリー、ファミリーとビジネスの境界・対話、
事業承継計画、自社の●年後を考えるを順に追って話してもらうのだが、みなさん熱い、熱い。
誰一人として制限時間は守らなかったが、話す側は真剣、聞く側も真剣。

時間の長さを気にすることなく過ぎていった。
発表後のワークや質疑応答も盛り上がった。
取り組みへの共感、事業への適切なアドバイス、気づきの提供とお互いにとって身になる内容ばかり。
中身は一切公表できないが、場を仕切りながら感動するばかりだった。

本来であれば修了証授与式、事務局からの総評と進行する予定がそんな時間は全くなし。
最後の2人の発表も巻き巻きになってしまった。
Kさん、Nさん、すみません・・・。

しかし、修了証授与式は一人だけ実施。

後の予定は全て望年会(懇親会)に回すことに。
懇親会会場は会社近くのTHE CONDER HOUSE。

大きな宴会場を貸し切っての開催。
乾杯から始まり、ホッとした状態でお酒を酌み交わしながらの歓談。

この雰囲気もたまらなくいい。
程よい時間となり、修了証授与式の続きから。
会社のセミナールームでは硬めだったが、ここではこんな感じ。

撮影時はマスクを外させてもらった。
僕の態度が女性と男性では違いすぎるという非難の声もあったが、それは多分、気のせい。
こんな修了証授与式もいいね。

そして、事務局であり講師でもある3人からの挨拶。
ブランディングの櫻山さん、

ファミリーの対話の丸山さん、

事業承継計画の鶴田さん、

今回の感想と皆さんへの想い、ちょっとウラ話を語ってもらった。
この3名のおかげで会が成功した。
改めて櫻山さん、丸山さん、鶴田さんに感謝。

最後はなぜか名古屋ナモ締めでお開き。
広い会場だからできることだね。

ありがたいことに最後のアンケートも全員が満足。
次年度も参加したいという方が多かった。
提供する側としては嬉しくもあり、感謝するばかり。
僕自身が大いに学ぶことができた。

唯一の残念は全員での記念撮影を忘れたこと。
う~ん、失敗・・・。
これ来年やりましょうね(笑)。

第5回名古屋ファミリービジネス研究会はみなさんの笑顔と共に終了。
本当にありがとうございました。

逆境の乗り越え方

先週は日経トップリーダーの「社長力アップセミナー」を拝聴。
コロナ以前はリアルでの開催が多かったが、この1年半はオンライン。
参加ハードルは下がったが、そろそろ直接、熱いものを感じたいと思ったり。

今回のセミナーも十分熱かったが、リアルの場だと更に熱くなり、
与える影響も異なってくるだろう。

今回の講演者はエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長。
社名だけだとピンとこないかもしれないが、「イモトのWiFi」と聞けば分かるはず。
そのTVCMに出演していたのが西村社長。

初めて知ったが、愛知県生まれで名古屋の大学を卒業している。
それだけでも親近感がわくが、僕より4歳下なので、若いころ、どこかですれ違ってたかもしれない。
そんなわけないか・・・。
親近感がわくと勝手に言ったが、講演内容はそんな親近感をふき飛ばしてしまう激しいもの。

僕が「逆境を乗り越えてきた」と話しても、西村社長の前では何の説得力も生まない。
その行動力やバイタリティは勇気を与えてくれるが、
叱咤激励にも聞こえてきた。

1時間ほどの講演はスライドも使わず、何か台本を見るわけでもなく、一方的に語られるもの。
箇条書きくらいのペーパーは見たかもしれないが、
起承転結は保ちながらも思ったことをズバズバ話され、軽快なリズム感。

そういえば先週日曜日の森永卓郎さんも何の資料を見ずに講演されていた。
一流の講演者は何も見なくとも1時間、1時間半は平気で話され、
それでも時間通りにピタリと終える。

それだけでも感動を覚える。
それくらいはできるようになりたい。
相当な場数が必要だろうね。
いや、才能かな?

「イモトのWiFi」を伸ばしてきた背景も伺ったが、
(このWiFiが伸びたのはSNSやスマホの存在が大きい。いかに時代に乗れるかだね)
今回はそこではなく、コロナで98%売上減となったそれ以降のこと。

ここに西村社長のダントツの行動力が発揮される。
すぐに次のビジネスチャンスを見つけ、8月にはPCR検査の事業をスタートさせた。
数か月後にはそれが大当たりし、会社はV字回復。
大きな利益を生み出すことになった。

こんなふうにまとめてしまうと、いとも簡単にその事業を立ち上げ成功に導いたように思うが、
当然だがそんな簡単な話ではない。
そこには西村社長の培ってきた経験がものをいう。
それはマーケティング能力だけでなく、行動力と信用力。
直感を信じて踏み出す力が大事。

このセミナーの参加者はほとんどが社長。
僕も含め頭では理解している。
違うのはそれをやるか、やらないかだけ。

数多い失敗を乗り越えてきた西村社長だからこそ、何のためらいもなく突き進むことができた。
そこが大きく違う。
それが逆境の乗り越え方。

そして、より大切なのが普段の姿。
これも当たり前といえば当たり前だが、キチっとした人として常に周りに信頼を得ているか。
時間を守る、約束を破らない、銀行との付き合いも含め、どう信用してもらうか。
信用してくれた相手を最優先に考える。
それがさらに信用を生み出すことに繋がる。

その実践した姿がこうして披露されると誰にでもチャンスは訪れるような気もする。
しかし、誰にも訪れないのが実態で、そこは徹底した人に限られる。
やっぱり、叱咤激励を受けているのかな。

西村社長も成功より失敗の数が圧倒的に多いという。
それも成功した経営者に共通する点。

自分はまだまだ。
そんなことを教えてもらえた今回のセミナー。
ありがとうございました。

名大社のミライを考えるカイギ

先週火曜日は午後の時間を丸っと使って「名大社のミライを考えるカイギ」。
例年であれば幹部研修会と称し、半期に一度、役職者が集まり会議を行っていた。
半期、通期を振り返り、今後の計画について喧々諤々と行っていた。
土曜日を一日使って行うことも多かったが、
働き方改革もあるので、ここ1~2年は平日にシフトし話し合い。

山田体制になって12年目。
そろそろこのやり方も見直した方がいい。
いつまでもこちら主導でやっても、あまり未来は感じない。
4月から組織を大きく変え、役職に変わるグレードも浸透してきたため、この会議も大幅に変更。

それが「名大社のミライを考えるカイギ」。
G3以上のグレードが集まって、ビジネスモデル論と組織のつくり方論を話し合う。
G3というのは一般企業にあてはめるとサブリーダー。

事前にこんな案内を提供し、全社員にも意見を求めた。
これはニシダが作成し、当日のファシリテーターも彼女が行った。
まあまあ大変だったね。
お疲れ様でした。

この会議では基本的に経営陣は発言しない。
冒頭に僕が10分、タカイが15分、歴史や業績の推移、今後の計画を話をしただけ。
あとはマスクに×マークを付けられ、意見を求められた時しか発言してはならない。
タカイは我慢しきれずに喋っちゃったけどね(笑)。

その方が各自意見も出しやすいし、その中でまとまる内容も多い。
主体性を求めながらそれを塞いでいたのはむしろ経営陣かもしれないと反省。

G3からG5までが未来の名大社について語り合った。
現在のビジネスモデルをどう変えていくか、
ベテラン、中堅、若手のコミュニケーションをどう図っていくか、
部門間の相互理解をどこまで進めるか、
そもそも名大社スタンダードとは何か?
など現状の課題を再定義しながら、話し合いは進んでいった。

あくまで僕は見ているだけ。
行ったり来たりする場面もあるがそれでいい。

ある意味、新しい幹部会議はこの日がスタート。
最初から全てスムーズいくことなんて稀。
どんな意見を言ってもいい。
それについて否定はしない。

お互いの考えを素直に語り、名大社を自分事として捉えていく。
誰しも会社をよくしたいと思っているのは事実。
それを待っているのではなく、自分たちの力でよくしていく。
建設的な意見が中心で、いくつかのNextStepが明確になったのも良かった。
そして、手を挙げたメンバーがそれをまとめることに・・・。

この4時間だけでいい流れができたんじゃないのかな。
僕は後方席に陣取りながら温かく見守っていただけだが、それでも結構疲れるもの。
それはそれだけ集中していたから。
適度な緊張感の中で有意義な議論ができた。

名大社のミライを作ることは同時に業績も上げていくこと。
価値がなければ業績もあがらない。
そのために事業と組織を上手く回す。

これからを期待していきたいね。

挑戦し続ける姿に感動

今週火曜日28日は西川塾二期生会の特別例会。
僕が所属する経営塾でイベントごととしては2年ぶりの開催。
コロナの影響でこの1年はほぼ活動休止。

最近になって再開し、その記念すべきイベントが今回の特別例会。

蜜を避けるため定員は40名に絞った。
名古屋クラウンホテルに塾生の他に若手経営者が集まり開催。

西川塾のトップである石黒事務局長の挨拶。

パネルで顔がよく分からないのがちょうどいい(笑)。

メインとなる第一部講演は共同ピーアール株式会社の谷鉄也社長。
西川塾のOBで僕もかれこれ15年ほどのお付き合い。
懇意にする経営者でこれだけ活躍しているのは谷さんが間違いなくトップ。
そんな方が身近に存在するだけでいい刺激にもなるし、より自分の不甲斐なさを感じる。

この講演では谷さん自身の生き様から西川塾での学び、
そして非上場企業が上場企業を買収するというスケールの大きい話まで多岐に亘った。
コンフィデンシャルな内容も含まれるのでブログで披露はできないが、
まるでドラマ「ハゲタカ」のような世界。
プロキシーファイトという言葉はよく耳にするが、それを実際に経験された話は初めて。

胸がキリキリする場を乗り越え経営権を取得し、現在に至る。
2018年、2019年には過去最高益を収め、このコロナ禍でも6月に本社を移転。
先日、僕も挨拶に伺ったが、隈研吾事務所デザインの超カッコいいオフィス。
ここでも大きな実績を上げているが、今も積極的にM&Aを仕掛けている。

谷さんは名古屋の最大手広告会社 株式会社新東通信の二代目。
父親はこの地区では知らない人がいないカリスマ創業者谷喜久郎氏。
とても迫力ある方で、未だに僕は挨拶の際に緊張する。

そんな方を父に持つ谷さんは色んな評価をされ多くの苦労をしてきた。
だが、それを跳ねのけるパワーは凄い。
一般的な二代目とは違うし、カリスマ創業者とは異なる能力を十分に発揮されている。
マーケッターとしてもさすが。
参加者の学びは大きかった。

第二部はトークセッション&ワーク、質疑応答。

なぜか僕が谷さんとトークセッションすることになった。
穿った見方をすればこれは事務局の嫌がらせ。
これまでの塾運営に厳しい意見を言っていたので、その仕返しを食らう形になった。
ここでは真面目な会話だけでなく、銀座の夜やモテなかった高校時代の話など幅広く聞かせてもらった。

参加者が満足したかは分からない。
仮に不満足だとしても責任は取らない(笑)。
ワーク後の質疑応答も絶えることなく予定の時間を遥かにオーバーして終了。
そこも責任は取らないよ(笑)。

個人的にはとても満足度の高い特別例会。
参加された方も同じ感想を持つはず。

谷社長、ありがとうございました。
次回はもっと掘り下げて聞きますね。

そうそう、28日はもうひとつ報告すべきことが・・・。
午前中は僕の謝罪会見。

いや、違う。
株式会社パフの株主総会が東京・九段下で開催された。
吉川体制になり一期が終了。
株主からの厳しい意見や質問もなく無事に株主総会も終えることができた。
あれだけ実績を出せば誰も文句はいえない。

僕も解任されることなく社外取締役は再任。
監査役に赤坂さんが就任し新たな体制で進めることになった。
28日には東京でも名古屋でも充実した時間。

下半期スタートは素晴らしいブログになったね。

効果的な事業承継ができたらいいね

先週木曜日は「第5回 名古屋ファミリービジネス研究会day3」。
今回より検温器も設置。

つい先日スタートしたつもりだったが、これで折り返し。
ちなみにday1はブランディングで、day2はファミリーの関係性
2回とも満足度が高い研究会を提供できた。

これは自画自賛ではなく、参加頂くみなさんの意見を集約したもの。
アンケート結果もそうだが、その後の取り組みも重要。
研究会の最初の30分は僕のくだらないネタを披露しながら、
前回の振り返りを行い、参加者にその後の経過を発表してもらう。

day2の学びをすぐに実践に移された会社や経営者、家族があり、その成果を共有。
みなさん、一堂に感動。
詳細はいえないが、その行動力や発言につい嬉しくなってしまう。
改めて自画自賛。

それは今回の研究会も同様。
day3は事務局メンバーでもあるグロースリンク税理士法人代表の鶴田幸久氏。

今や名古屋で一番成長している税理士事務所といっても過言ではない。
つい先日も経営統合により大阪事務所を増設された。
そのあたり詳しい話も面白いが、ブログでは内緒。
ゴメンね。

前2回の研究会はヒト、モノの内容だったが、今回はカネ。
誰も綺麗ごとで済むわけではなく、経営者の年齢や経験に関係なく相続対策はついて回る。
それはする側もされる側も重要。
まだまだ先だと思っていたり、露骨にお金の話は家族間でも憚れる面はあるが、
避けては通れないし、いざという時のためにも知識は付けておかねばならない。

僕のような財産のない者でも対策した方がいいし、ましてや由緒正しき参加者は万全な対策が必要。
そのあたりを鶴田さんは様々な事例を交えながら分かりやすく説明。
税関係に疎い僕でも十分理解することができたし、危機感も芽生えてきた。
明日倒れないとも限らないしね。

そして、より大切になるのが事業承継。
それを今回はお金の面から理解を深める。
自社株の評価であったり、納税猶予の特例であったり。
2018年度の税制改正により納税猶予の特例が新設され、その対応も検討していかねばならない。

手間と時間が掛かるので税理士によっては積極的に取り組まないみたいだが、
具体的なイメージを持ちながら計画を立て実行せねばならない。
やはり関心が高いのか、多くの方からいろんな質問が出たり。

会社により課題は異なるので、グループで取り組みの話を聞くだけでも勉強になった。
うちはうちなりの問題を抱えてはいるが、まだシンプルなのかもしれない。
難しい問題はついて回るね。

そんなことも含め、今回の宿題は事業承継計画の作成。
まあまあ、ハードな内容。
完璧な計画まで求めてはいないが、ここで先々を描くことが重要。
僕がエラそうにいうことではないが、次回以降の大きなテーマになってきたり。

それでもみなさんの積極的な態度で手ごたえは感じるし、学びも十分であったと認識。
アンケートの満足度も全員が5段階評価の5だったし・・・。

鶴田さん、お疲れ様でした。
あと、2回、みんなで盛り上げていきましょう。