家族旅行2日目。
起床後、息子と一緒に大浴場へ。朝風呂も気持ちがいい。早起きしたのでランニングしようと立ち上がるも、ホテル周辺があまりにもアップダウンが激しいので、いとも簡単に心が折れ、散歩するに留まった。その分、早く部屋に戻ってきたため、息子と一緒に朝風呂に入ったのだ。
この熊野倶楽部は、入浴後、牛乳のサービスがある。地元では有名の大内山牛乳で、もちろん瓶だ。
何十年振りかに飲んだコーヒー牛乳は、ほんのり甘く昔を思い出した。
チェックアウト後、隣接するお土産屋さんへ顔を出す。そこの女性スタッフが僕を見ながら、声を掛けてきた。
「もしかしたら、名大社の山田さんですか?」。全く面識のない女性。相手もビックリしていたようだが、こちらの方がビックリだ。結果的にはひょんな偶然から僕の存在を知っていた彼女だったが、有名でもない僕が、初めて訪れる場所で声を掛けられると妙に緊張してしまう。
そして思う。迂闊な行動はできないなと・・・。
(心配する必要もないかもしれないが・・・)
その後は、ブルーベリー狩りへ。
入場してから制限時間はないという。10時前に入場したわけだが、16時までOKとのこと。そんなに時間をもらっても、ずっとその農園に滞在するのは無理。
ブルーベリーはいくら食べても腹一杯にはならないが、それほど食べられるものではない。それでも2年分くらいはきっと食べたと思う。少しは目が良くなるだろうか。
昼食は松坂市まで出て、地元の有名店で松坂牛の焼肉。贅沢をさせてもらった。子供も美味しい肉は分かるようだ。顔つきが違った。10年早いと思うけど・・・。
最後に立ち寄ったのは鈴鹿の椿大神社。
今にも降り出しそうな天気だったが、何とかもってくれた。家内安全と商売繁盛で参拝。木々に囲まれた厳かな風景は、熊野古道と相通じると感じた。
確実にウエイトオーバーとなった2日間。夜は簡単にお土産で買った伊勢うどんで済ませた。
三重県はお隣り。しかし、岐阜出身の僕からすると、近くて遠い県でもある。桑名や四日市に伺う機会はあるが、今回の尾鷲や熊野は初めて足を踏み入れた。同じ東海圏内でも、まだまだ知らない事は多いのが実情。
熊野古道も、ほんの一部を知ったにすぎない。
たった2日間の家族旅行だったが、子供にとっても親にとっても初めての経験をした。
世界遺産なんて子供にとってピンとこないだろうが、こういった経験の一つ一つが自分を形作っていけば、何よりだと思う。
カテゴリ「体を動かす」の記事一覧:
2011年7月27日
熊野古道日記 2
2011年7月26日
熊野古道日記 1
昨日、本日は、ちょっと早めの夏休みをもらって、家族旅行。
本当は三泊くらいで遠くにでも行きたいのだが、子供も思った以上に忙しく、近場で一泊二日。今回は名古屋から一番近い世界遺産、熊野古道に向かうこととした。
無知は罪である。
情けないが熊野古道は一つの観光エリアぐらいに捉えていた。
実際は全17コース、全長約170キロにも及ぶ広大な伊勢路で展開されている。その17コースはそれぞれ特徴があり、全コースを制覇しようと思うとかなりの日数がかかるだろう。
我が家が選んだのは、馬越峠という熊野古道でも一番人気の高い峠。
重厚な石畳が敷き詰められた尾鷲の山道を散策していく。スニーカーを履いて、それなりの格好で臨んだのだが、考えが甘かった。
本来であれば、杖を持ち、トレッキングシューズで登らなければならない。馬越峠を折り返し地点として、約1時間15分程度、過酷な道のりだった。
登りは汗だく。持参したタオルは絞れば汗がボトボトと落ちるくらい。息が切れそうになるくらいしんどかった。下りは息が切れることはないのだが、濡れた石畳は滑る、滑る。何度も転びそうになるほどだった。
江戸時代にこの古道を通った方は、もっと荷物を抱えていただろうし、履物も薄っぺらだったろう。それも考えると過酷なんて表現は、随分と失礼だな。
ただ、そびえ立つ檜と峠から見渡す風景は、その疲れを癒してくれた。
この馬越峠を歩いた後は、浜街道コースを眺めた程度。
(この海も熊野古道のひとつ)
我が家にはいくつかのルートを歩き通す体力は残っていなかった。
宿泊先は熊野倶楽部という、ちょっと星野リゾートを意識したような宿泊施設(スイマセン!)。東京ドームの3倍あるといわれる敷地は贅沢に作られていた。
到着するなりビールを飲み、入浴後、ビールを飲み、美味しい食事を楽しみながら、ビールを飲み、地元の日本酒を頂き、すっかりいい気分になってしまった。
結局、子供よりも先に眠りについてしまった。嫁さんも同様であるが・・・。
こうして1日目は体力を消耗し、終了。
続く・・・。
2011年7月18日
優勝と、家族と行動しない3連休
まずは、なでしこジャパン、女子W杯優勝おめでとうございます。
いやあ~、本当に感動した。素晴らしい試合だった。何事も諦めてはいけないと改めて教えられた試合だった。
そして、ステキな笑顔の選手。日本の女性は輝いている。男性陣も負けずに、努力しないといけないな。
話は急に変り、東海地区は自動車業界に属する人の割合が高いため、通常勤務という方も多いだろうが、一般的には3連休である。
名大社も3連休のため、社員も休日を謳歌したに違いない。それは大いに結構。また、明日から懸命に仕事に励んで欲しい。
さて、その3連休。
家族を持つ者としては、一日くらいは家族サービスにいそしんでもよさそうだが、結果的には全く行動を一緒にする事がなかった。せいぜい外食したくらいだ。
僕自身が毎日のように予定が入っていたのも事実だが、それ以上に子供たちが忙しかった。中学2年生の娘は、2日間が部活で、1日は友達とハリーポッター。小学4年生の息子は、何と3日間とも少年野球。それも朝から夕方までビッシリなのだ。
できる事といえば、送り迎えくらいで、こんな天気が良かったのに家族で遊びに出掛ける事はなかった。
しかし、それは決して悪くない。
いい意味で親離れなのだ。要所要所で家族全員が一緒に居ればいい。それぞれが自分達のやるべき事があり、そこで汗を掻くなり、友達と楽しめばいいのだ。親はその裏側でサポートする程度で十分で、前に出る必要はない。いや、サポートもいざという時でいいのだ。
就職活動を行う学生に対して、親の関わり方が話題になるケースが多い。
一つは関与しすぎ。影響力が強すぎるケース。そして、もう一つがその逆。全く関心がないケース。両者とも学生にとってはマイナスに影響する事が多い。
子供との距離感をどう保つかは、親にとっても常に考えなければならないテーマだ。
だからというわけではないが、僕はこの休みも子供と遊びにいかないのだ。
(これはただの言い訳だな・・・)
行こうと思ってもこの夏休みも中々スケジュールが合わない。しかし、子供たちのスケジュールが一杯の方がうれしいではないか。
それぞれがドタバタとした3連休。明日からは仕事と学校だ。
台風も間近に迫っているようだが、気合を入れ乗り越えていきたい。
なでしこジャパンの勇気を胸に抱きながら・・・。
2011年7月10日
ダメだ!思うように体が動かない!
昨日、一昨日の企業展&転職フェアは無事終了。
暑い中、多くの方に参加頂いた。少しでもキッカケ作りのお手伝いができれば幸いだ。
そんな時間を過ごした週末ではあるが、個人として体調が今一つである。
先週の土曜日に今年初めてゴルフクラブを握り、一気に300球のゴルフボールを打ち放題で叩いた。翌日いや翌々日の筋肉痛は想定の範囲内ではあったが、それ以降も体のあちこちが痛いのだ。あきらかに筋肉痛とは違う痛みなのだ。
また、連日のように猛暑日が続き、ビールを手放せない日が続くわけだが、困った事に思ったほど、そのビールがそれほど美味くない。あり得ない話だ。
木曜日の晩には急に寒気が出てきて、慌てて床に入った。そして、昨日からは右肘が痛く、思うように腕が動かない。
今朝も普段と同じようにジョギングを行うが全然走れない。この暑さも手伝って、ここ最近は1キロ5分20秒ほどのタイムだが、本日はそれに+20秒程かかってしまう。スピードが出ないし、結果的にいつもの距離よりも少ない距離で止めてしまった。
何かがおかしい。
本日もゴルフ打ち放題300発の予定であったが、腕が痛いことと体の不安もあり中止にした。体も心配だが、今度のゴルフも心配だ。これでは迷惑掛けてしまうな・・・。
急にクラブを振り回したせいなのか、この暑さのせいなのか、飲みすぎのせいなのか、それとも45歳という年齢なのか、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいるのか、理由は分からない。
(多分、大した理由ではないと思うが・・・)
それにしても、体が丈夫な事が唯一の自慢なので、それを失くしてしまうと誇れるものがない。情けない話である。
本日もほんと暑い。今はエアコンの効いた部屋でブログを書いているからいいが、体調管理には気をつけなければならない。
本格的な夏はこれから。
休む時はしっかり休養を取り、くだらない心配をしない毎日を過ごしたいものだ。
2011年6月19日
優勝してしまったのだ!
曇天の本日、小4の息子のソフトボール大会が戸田小学校のグランドで行われた。
小学校の学区5チームで争い、優勝チームが名古屋市中川区の大会へと進む。本来、この大会は5、6年生が中心なのだが、人数不足でうちの息子は4年生にも関わらず数合わせ的にメンバー入り。
それも1番バッターで守備はセカンド。
それでチームのレベルは大体図れると思う。練習を見る限り、「・・・」と言葉が出ないくらいのレベルであった。練習試合もボロ負けだったため、本日の試合も正直なところ、全く期待していなかった。
ところがである。
試合は行ってみないとわからないのだ。第一試合の相手は格上と誰もが思うチームとの試合だ。しかし、1回にいきなり3点を獲って、チームの雰囲気が一変した。俄然勢いがついたのだ。子供たちは自然と声を出し、自らを奮い立たす。そうなるとグッドサイクルに回る。結果的に格上のチームに6対2で快勝。誰も信じれない結果となったのだ。
そうなると勢いは加速する。第二試合も4対2で勝利し、優勝決定戦に進んでしまったのだ。
きっと誰もがここまでこれば十分だろう、上出来だと思っていたはず。さすがに優勝決定戦では勝てないだろうと・・・。相手は優勝候補だし・・・。
でも、それは大人たちのこれまでの経験が邪魔する勝手な判断で、意外と子供たちはそんなことは思っていなかったのではないだろうか。チームの雰囲気は、それほどの固さもなく盛り上がっていたのだ。
その優勝決定戦。
序盤は五分五分の戦いであったが、徐々に引き離されていく。5回の段階で6対12と点差が開いた時は、やはり優勝は無理だと誰もが諦めたと思う。
6回も2アウトで無得点。残す回もあと1回だ。
しかし、ドラマはここから大きく変わる。理由は何とも言えないが、相手ピッチャーが急にストライクが入らなくなってしまった。勝利を意識しすぎたのか、疲れが出てきたのか原因は不明だが、全くストライクが入らない。
フォアボールの連続とヒットにより瞬く間に同点に追い付いてしまったのだ。
途中でピッチャーが変わるもそのマイナスの連鎖は影響し、同様にストライクが入らない。バッドサイクルの状態に陥ってしまった。
守備の選手も緊張感を失くしてしまったのだろう。ちょっとしたミスも連続し、気がつけば大量15点という信じ難い点数が入ってしまった。
お互いのチーム状況は天国と地獄。こちら側の声援する保護者の声も大きくなり、必然的に盛り上がる。
これで勝負が決まったのかもしれない。
最終回はあっさりと終わり、何と誰もが考えすらしなかった優勝が決まった。
勝負は実力でなく、その時に置かれた心理状態やチームの雰囲気に大きく左右される。それは大人でも子供でも変わらない。野球は2アウトからとはよく言ったものだ。
閉会式。優勝旗を手にした我が学区のチーム。うちの息子も上機嫌で帰ってきた。余程うれしかったのか、自分の活躍ぶりを自慢していた。本日だけは許すとしよう。
ここで何を学ぶかである。勝利したチームも敗北したチームも学ぶことは多い。小さな大会ではあるが、そこにはうれし涙も悔し涙も存在した。いい経験にはなったと思う。
何はともあれ、優勝おめでとう!!
2011年6月4日
走れ!走れ!運動会で駆け抜けろ!
夏を思わせる暑い一日であった。
本日だけで随分と日焼けをしたと思う。
そんな本日は小4の息子の運動会。最近は秋ではなく春(夏に近い)に開催されるようだ。
昨年は仕事で行けなかったので、2年ぶりの見学となる。その時は小6の娘と小2に息子があちこちの競技に参加していたので、カメラの撮影に忙しかった覚えがある。
少し前までは徒競争あたりは順位をつけないような愚かなこともあったようだが、最近はしっかりと順位をつける。子供が通う小学校もあいまいな判定はしない。当然のことだが賛成だ。
勝って喜び、負けて悔しがるのが人間らしい行為だと思うし、その中から成長が生まれるのであろう。
息子は勉強はともかく、スポーツには自信があるようで、昨年までは紅白対抗のリレーの選手としても参加していた。だが、今年は選手決定戦のスタートで躓き、あえなく敗退。悔しい思いをしたようだ。
短距離走でも学年で一番早い生徒と一緒のコースで、そこでも勝てない。
運動会前の練習の時でも、その状況についてほざいていたが、そんな事を嘆いても仕方ない。勝てるように練習をするだけの話だ。それで負けたら、来年リベンジするだけの話である。
小学生低学年の出し物はお遊戯に近いが、高学年に進んでいけばいくほど、見応えがある。
子供たちの成長を実感する瞬間なのだ。
息子は5・6年生で行われる騎馬戦に人数合わせとして出場したり、いつの間にか入っていた応援団では、大声を張り上げていた。そんな中でも属する赤組は圧倒的な弱さで白組に差をつけられていた。
個人競技、団体競技を併せ持つ運動会は子供たちにとっても多くを学べる場である。
このまま負けてしまうかと思われた赤組は、午後から徐々に盛り返し、運動会の一番の見せ場である紅白対抗リレーでは、ワンツーフィニッシュで勝利し、なんと逆転優勝を収めたのだ。
大喜びをしていたようだ。
本日は日差しも強く、かなり日焼けをした一日であった。
その日焼けした肌の黒さだけ、子供の得たものが大きいければうれしい限りだ。
2011年5月21日
大丈夫か?グランパス!
本日のレイソル戦、前半は眠いゲームだった。
本当に昨年のJリーグチャンピオンかと思わせるくらいパスが繋がらない、思い切りがなく迷いがあり、とても退屈であった。
後半は途中からは見せ場は作ったものの、結果は0対0のドロー。
決定的なシーンがないまま、ゲームを終了した。
ケネディも金崎もマギヌンもいないため、サイド攻撃もまだまだのように思える。Jリーグ開幕後、まだ1勝という情けない状況は早く脱してほしいものだ。
ドラゴンズもそうだが、グランパスが勝ち進まない事には、僕自身も盛り上がらない。本日のような試合が続くようでは、ストレスがたまるばかりだ。
ピクシーの不満に満ちた表情も気持ち良くない。きっとこの後、リリースされるコメントも辛辣なものだろう。審判への批判もあるかもしれない。
しかし、そんなことよりも選手が小気味よく動き、パスを繋いで、ゴールを決める気持ちのいいゲームを見たい。
来週からはACLも再開され、タイトなスケジュールにもなる。それも乗り越え、昨年のような歓喜を味あわせて欲しい。
頼むぞ!グランパス!
そういえば、本日の放映ではピッチ解説を元グランパスの平野孝が務めていた。
懐かしい~。
そして、確か言っていた。
ストイコビッチ監督の事をストイコビッチ選手と・・・。まだ、そう思っているのかな?
2011年4月27日
ゴールデンウィークの過ごし方
名大社では4月29日~5月5日の7日間はGW休暇となる。
なんと7連休。ちょっと休み過ぎと思うくらいの大盤振る舞いである。
ただONとOFFをはっきりさせるにはいい機会だと思うし、日頃の激務に耐えてくれている社員にはゆっくりと休んでもらいたい。
さて、僕自身はどうしようか・・・。
そうはいっても少しは仕事が入っていたりするので、それには対応するのだが、基本は社員同様休みである。
そう、ココロを休め、カラダとアタマを鍛える休暇にしたい。
良いか悪いかプライベートの予定はほとんどない。中学2年の娘は、友達との予定と部活でスケジュールが埋まっているようだし、その年齢になると親との行動はどうでもいいようだ。(特に父親とは・・・涙)
小学4年の息子も今春に入った野球チームの練習でいっぱいだ。日曜と祝日は全て練習となる素晴らしいチームに所属している(送迎は大変だが・・・)。
ということは、GW期間は、そのほとんどが練習もしくは試合なのだ。
家にいても暇を持て余すばかりで、野球の方が本人にとっても体力作りになるため、至れり尽くせりなのだ。
そうなると残されるのは、僕と嫁さんである。今更、2人でどこかに出掛けるわけもなく、家に居ても必要以上の会話もなく、な~んにも起こらない。平和と言ってしまえばそれまでだが、結婚にて17年も経過するとな~んも起こらないのだ。
余計に、ココロを休め、カラダとアタマを鍛える休暇となるだろう。
まずは、ランニング。
そして、つまらない大人になるための読書。そして、勉強。
その後に、のんびりと日光を浴びながらうたた寝。できれば、スーパー銭湯でまったり。そんな日々を送るのもいい(安っ)。
実現可能かどうかはともかく、ゴールデンウィークは目の前。
自らにノルマを与えながらも、ココロを休め、カラダとアタマを鍛える休みにしたい。
2011年4月16日
目標設定の難しさ
今朝も10キロほどランニング。今週は久々に平日にも5キロを走った。
継続的に走ってはいるものの、全然目標には到達していない。
本来は、明日、恵那峡ハーフマラソンに参加する予定であった。しかし、震災による影響で大会そのものが中止となった。
3月の大会で目標である1時間50分切りを達成する事ができず、目標をこの恵那峡ハーフマラソンにスライドさせたわけだが、大会が中止になったことでモチベーションが下がり、走るべき距離を走る事を怠けてしまったのだ。
本当であれば、土日は15~16キロくらいは走らなければならないし、平日でも少なくとも1日は走らなければならない。
それが目標を見失ったことで、本来起こすべき行動をしなかった。意志が弱いと言ってしまえばそれまでだが、どこに目標を設定するかによって、人の気持ちや行動は大きく変わってしまう。
わかりやすく表れたのが今回の例と言えるだろう。
例えば、マラソンにおける目標設定を○○大会で○○分で走りきるとした場合と1キロのタイム5分で1ヵ月80キロ走りきるとした場合と本人に与える影響はどう違うだろうか。
どちらとも不測の事態が考えられるので、どっちが目標として正しいとは言い切れないが、できるだけ環境や自己の都合に振り回されない目標を作るべきだろう。
それは仕事も同様で、どんな目標を置くかによって、その達成すべきアクションプランも大きく変化してくる。
会社には今期の目標があり、個人にはそれぞれ達成すべき売上や業務内容の目標がある。そこには定性的な要素と定量的な要素が組まれ、本人を縛り付ける面もある。
個人的に言えば、ギリギリ達成可能はするかもしれないが、ちょっと無理めな目標を立て、自分をがんじがらめにしないといけないと思っている。
今朝走りながら、不甲斐ない自分の行動をみて、目標設定の難しさについて、ふと考えてみた。
2011年3月20日
キミのやる気はまだまだです。
小学校3年生の息子は、これまでの初心者向の少年野球チームを卒業し、先週から新たに地域の少年野球チームに練習生として加わった。
5回ほど練習に参加して、本人が納得すればチームの一員として正式に所属するのだ。
先週は午後からの参加のみだったので、それほど苦痛を味わう事もなく難なくこなしたのだが、問題は本日だった。朝8時という早い集合時間と友達も誰もいないことから、今週半ばあたりから「もう行かない!辞める!」と言い出した。
中途半端な態度を許しても、本人のためにはならない。今朝、起きようとしない息子を叩き起こし、半ベソ掻きながら嫌がる息子を無理矢理車に乗せ集合場所に向かった。そのうち、ふてくされていた息子も観念したのか、途中からは何も文句を言わなくなった。僕は集合場所に息子を降ろし、チームには同行せず自宅に戻った。
本日は練習と試合が一日通して行われる。息子は練習生のため試合に出ることはできず、声援とサポートに回る。あとはコーチに任せ、夕方迎えに行こうと帰ったのだ。
自宅でゆっくりしていると嫁さんに電話が入った。
内容は「急遽、息子が試合に出ることになり、それも先発ピッチャーだ。」ということ。相手チームとの手違いにより出場できるメンバーが変わり、メンバー不足のため息子も必要となったのだ。
ルールもそれほど理解しておらず、これまでのチームと雲泥の差のチームでの試合にいきなり先発で出ることはいかがなものかとも思ったが、これもいい機会と捉え、慌てて試合が行われるグランドまで足を運んだ。
これまでのチームは、基本的にバットにボールが当れば、まずヒット。そしてアウトは全て三振という実に分かりやすい試合内容だった。
ところが、本日のチームは違う。しっかりと野球になっているのだ。(当たり前か!)
そんなチームで、どれだけ迷惑を掛けるだろうかとヒヤヒヤしながら応援していたが、意外や意外、それなりのプレーをこなしていた。以前よりはストライクも取れるようなったし、真剣さも伝わってきた。残念ながら試合には負けてしまったが、その表情から息子も手応えを感じていたように思われる。
最後に監督から「来週も参加するか?」と言われ、コクリとうなずき、本日の練習生としての参加は終了した。
朝のあの嫌がり様は一体なんだったのか。子供の意向をそのまま受け入れ、参加を休んでいたら、このような一日を過ごす事はできなかった。
余程、お腹が空いたのか緊張から解き放たれたのか、外食先ではボリュームある味噌かつ定食を普通に平らげた。また、気分が良かったのか、帰宅後もずっと鼻歌を歌っていた。
一緒に風呂に入り、本日の感想も聞いてみた。
「フォアボールを出した後に、声援を送られると余計に緊張するんだよね。ピッチャーの気持ちをわかってないなあ~」とクソ生意気なことをほざいていた。
そうは思いながらも、そうか、やる気になってきたかと感心し、「明日の練習は雨で中止になるかもしれない」と言うと、うれしそうににやけながら「そうなの?」と返してきた。
う~ん、信用できない。キミのやる気はまだまだだな。