本書は著者の長谷川さんから発行記念に送って頂いた。たまたまご縁があり、6日間ほど同じ勉強をさせて頂いた。
簡単な自己紹介しかされなかったので、詳しい経歴は存じ上げなかったが、プロフィールを拝見するとケロッグジャパン、バイエルジャパン、ニコン・エシロールの代表を歴任されてきた方。
「玄米ケロッグ」もその当時のヒット作という。
そんなことは露知らず、隣に机を並べほとんどタメ口に近い会話でその期間を過ごしてきた僕は幸せ者であると同時に無礼者(笑)。
タメ口ではなく、一応は敬語で話をさせてもらったものの、随分と失礼があったかと思う。
すでに70歳代半ばになられるのに勤勉意欲は僕と比べ物にならないくらい高い。かつ、物腰も柔らかでボンクラ経営者の僕に対しても低姿勢で接して頂けた。きっと一流の方の立振る舞いはこんなふうなんだろう。
それだけでも勉強させてもらったことにはなるのだが、本書でも社長がどうあるべきかを十分学ばせてもらった。
ありがとうございます。
ここに書かれていることは机上の空論ではなく、長谷川さんの実体験や経営指導の下に書かれている。その分、説得力があり、その一言一言には頷かざるを得ない。
どんなレベルの企業であれ、社長に求められることは同じなのだ。
例えば、社長室の考え方についてもそう。
どんな社長室を持つかによって、社員の仕事の仕方やモチベーションは変わってくる。以前うちの会社も立派な社長室があった。それが僕の代に変わり、移転をした段階で社長室をなくした。
オフィスが狭くなったのも原因だが、社長室を作ろうと思えば作れないことはなかった。ただ僕は社長室が会社にとっていい方向に進まないと考え、作ることを止めにした。
今でもそれは正解だと思う。大げさな言い方だが、今こんな状態でいられるのも少なからずそれが理由の一つだ。
たまに欲しいとは思うけど、一人になりたけりゃ、応接で仕事すればいい(笑)。そんなことも含め、社長としての考え方、振る舞い方がここに書かれている。
「シェア」は顧客がくれた通信簿。
う~ん、なるほど!
次回、お会いした時はしっかりとお礼を言わないといけない。まずはブログになってしまいますが・・・。
素晴らしい本を贈呈頂き、ありがとうございました。
実に困った映画である。第1作目はほとんど興味がなく、先日、子供がビデオを観ていたのをついでに観ていた程度。ついつい引き込まれてしまったけど、メチャクチャ関心があったわけではない。
この第2作目もたまたまタイミングが合っただけで、どうしても観たいというわけではなかった。映画にうるさい僕は厳選するのだ(笑)。
それでも数ある映画から選んだのは監督が大友啓史氏であるということ。
大友氏といえばあの伝説ドラマ「ハゲタカ」や「龍馬伝」のディレクター。しっかりとした作りこみをするのは間違いない。
その点でいえば、期待を裏切らない内容であった。
ハゲタカのレンズ職人加藤さんはその年齢を感じさせない迫力ある動きで殺陣をやり(これは凄い)、龍馬伝の高杉晋作、後藤象二郎は最早、アクション俳優の立ち位置。伊勢谷くんは何を目指しているんだろう。好きな俳優だけど・・・。
敵役の藤原竜也は美しい顔を一切出さず(実際はほんのちょっと)。そして、「龍馬伝」のヤツは謎の男だったりともうわけが分からない。
音楽も「ハゲタカ」「龍馬伝」と同じで佐藤直紀。いずれ大友組なんて呼ばれたりするのだろうか・・・。
映画もあり得ない。あれだけ沢山の敵をの相手しながら主役チームは誰も殺されない圧倒的な強さ。日本映画としては考えにくい世界だ。
アメリカ映画にありがちだったり、カンフー映画を思わせるシーンだったりと色んなものが入り混じってる。明治時代を描きながら、ここはどこ?と考えさせる演出はこの手のエンターテイメント映画のならでは・・・。
2時間20分の長さを感じさせないスピード感と殺陣シーン。それでも映画は終わらないから困ったもんだ。
え~っ、これがラスト?完全に続きじゃん・・・。次は9月の公開、上手く出来てるな・・・(笑)。
それにしても久しぶりに仮面ライダー電王を思い出してしまったぞ(笑)。役作りが似てるな。
このブログでは映画に関しては何も分かりませんね(笑)。いつものことですいません・・・。
やっぱり読んでしまった。それも読書スピードの遅い僕にしては一気に読んでしまった。やはり引き込まれる世界。
ドラマが大ヒットしたので、その注目度は更に高まったが、このシリーズを僕はもっと前から注目していたのだぞ(笑)。
スケールはどんどん大きくなっていく。今回は大物政治家を相手に戦うのだから、半沢直樹は怖いもの知らずの人物。
モヤモヤ感を吹き飛ばしてくれる。フィクションの世界だが、実際、裏社会ではあり得そうな話だし・・・。
気持ち良く読ませてもらったのだが、なんだかなあ~、困ったもんだなあ~と思わなくない点もない。
このシリーズに共通していることなのだが、登場人物の大半は仕事をしていない。この表現は語弊があるのかもしれないが、本来やるべき仕事をしていない登場人物が大半。
だからこそ正義感が強く仕事に真摯に向き合う半沢直樹が主人公として生きるわけだが、そこで叩き潰される人物は僕が思うに仕事をしていない。
実際はしているのだろうけど、その目的が正しくない。全ては保身のためであり、自分の利益のためである。
それじゃあ会社がダメになるでしょ?と思ってしまう僕は余裕のない証拠かもしれないが、全体をよくしようという気概が一切見られない。
これが一般的な企業社会の中でまだまだ多いのであれば残念なことだし、若者の未来は描きにくいはずだ。だから勧善懲悪のストーリーになるのだろうけど・・・。
僕はスケールの小さいところでコツコツ生きるとしよう(笑)。
そういえばドラマでも話題になったセリフ「やられたらやり返す、倍返しだ!」。ドラマではやたら出てきたが、本書では確か1回のみじゃないかな・・・。
さてここまで来た半沢直樹。次はどこへ向かうのか。きっと海外の大富豪や外資ファンドあたりと戦うんだろうな・・・。
そうなんでしょうか?池井戸さん(笑)
かなり売れているようだ。僕はこの類の書籍に興味があったというよりは、あまりにも周りでこの書籍について評価しているので、これは読んでおかんとマズイなあ~という気持ちの弱さから読んだようなもの。
その時点でアドラーに悟られるのかもしれない(笑)。元々、心理系や哲学系の書物は得意ではなく、ほとんど手にすることはない。
僕のシンプルな(単細胞ともいう)脳ミソに原因はあるのだろうが、哲学書の難解な表現がどうも体にフィットすることが少なかった。名前に哲を頂いてはいるが・・・。
キャリアカウンセラーの資格を取得する段階で心理学はほんのちょっぴり学んだし、営業やマネジメントの仕事も心理に大きく関わることもあるため関心がないわけではないが、その専門分野になると足が遠のいてしまうのが実情なのだ。
恥ずかしいながら、アドラーの存在についても全くといっていいほど知らなかった。
当然、その思想なんて知る由もなかった。あまりにも無知だったな・・・。そんな意味では今回の「嫌われる勇気」はいいキッカケになったのかもしれない。
変な難しさもなく、ヨーロッパ人を対象にしているわけでもなく(笑)、明らかに日本人向きに書かれている。僕なんかはちょっとしたビジネス書ではないかと思いながら読んでしまった。
確かにここに書かれているような悩みを持っている人は多いと思う。
どちらかといえば高校生までぐらいの僕もそうだったかもしれない。ただ大学生あたりから自分を縛らなくなった事により、自由になり気持ちがラクになったように思える。
それは今も同じで、いや、さらに加速しているという話もあるけど(苦笑)。
こんな僕でも悩みはいくつも抱えているが、どうでもいいようなことは悩まなくなった。それがもしかしたらアドラーの思想に近いのかもしれない。
このブログに書いている書評は全くを持って意味不明で、書籍の参考にならないことはご勘弁を・・・。
ただこの分野にあまり関心がない人がたまには読んでみるのもいいだろう。何とも無責任な・・・(苦笑)。
この一冊を読み終えるのに、随分と時間が掛かってしまった。総ページ数は605ページ。手に取った感触は国語辞典に近い。
実際にこれをバイブルとして常に携帯している経営者の姿は容易に想像できる。
これまで京セラ社内と盛和塾以外では門外不出の作品。多くの方が影響を受ける一冊になるのだな・・・。
僕は「生き方」「実学」「アメーバ経営」等、代表的な作品は読んできたが、猛烈な稲盛信者という訳ではない。日本を代表する起業家であり、その経営哲学は学ぶべきものであることは十分承知はしている。
原理原則に則った経営の在り方が鏡になっているのは事実である。
だが残念なことに、僕がまだそのレベルに全く達していないことと、理解しても実践に活かしてないことでいえば、稲盛氏のことを何か語ることは到底できないと思うだけ。
一読者として感想を述べることしかできない。結局、力不足の愚か者ということですね(苦笑)。
ただ僕なんかは本書を読んで安心したりする。
稲盛氏が前職に嫌気をさして、自衛隊に入隊しようと愚かな判断をしていた事実を知ると妙に安心してしまうのだ(笑)。
このような過去の失敗談を含め語られるからこそ、真摯な姿の説得力と結びつくのであろう。
特に本書は外部環境のいい今の時期に読むのがより相応しいのかもしれない。
それは僕自身の問題かもしれないが、比較的、業績も安定している現状では、どうしても日々の危機感や緊張感が散漫になりがち。
本来、締め付けなければならない点も甘い判断をしてしまいそうな恐れもある。そんな時に本書を読むことで、会社や仕事の本質を改めて認識する必要性があるんじゃないかと。他の経営者はそんなことはないのかもしれないけど・・・。
但し、1回ですべての事を吸収するのは無理。
最後に「何度も読み返していただき、日々の仕事や会社経営の中に生かしていただきたいと思います。」と書かれているように、少しずつ自分のものにしていくしかないだろう。
少なくとも僕は・・・。
相当時間が掛かるなあ~(苦笑)。
昨日までの日本経済新聞「私の履歴書」は元アサヒビール社長の福地茂雄氏。興味深く1か月読ませて頂いた。
この「私の履歴書」には政治家、作家等文化人、研究者、役者など幅広い分野で活躍した方が登場する。僕の視野が狭いせいもあるだろうが、そんな中で企業経営者の半生が一番好きだ。
自分と重ね合わすことは到底できないが、その生き方や考え方から学ぶ点は多い。
そんな意味では福地氏が語られた1か月も十分参考になった。
飲料業界トップのリーダーというとバリバリの体育会系で強烈な個性の持ち主かとイメージしてしまうが、その前の社長瀬戸雄三氏同様、福地氏も温厚な印象だ。
もちろん営業畑を歩いて来て(名古屋もわずかだけ赴任された)、体力面や精神面で苦労された時代はあるのだろうが、写真や文章からそれをあまり感じさせない人間味溢れる姿が頭に浮かぶ。
福地氏が社長に就任する頃は、アサヒビールがトップの座を掴み、それをどう死守していこうかというハードな時期。
発泡酒への参入も会社の考えを覆すタフな仕事だったと思う。そのタフさを深刻な顔など見せず、普段と変わらない飄々とした表情で振る舞うのが真のリーダーの姿だろう。
無理はしているのだが、それを感じさせない自然体な態度を今回の「私の履歴書」から読み取ることができた。それは僕だけかな・・・(笑)。
最終回の昨日はご自身の病気のことも書かれていた。
その中には”「福地とNHKには休肝(刊)日なし」が自慢だったのに。”という一文が・・・。ということは福地氏は1年365日×何十年とずっとビールを飲んでいたのか。
ビール会社の鏡であるのは間違いないが、休肝日を設けていないことに敬服する。1か月に数回、休肝日を持とうとする僕はまだまだ甘ちゃんだ。休肝日なんて止めてしまおうか・・・。
そして、この一文にも感銘を受けた。
自分の置かれた立場でできることはしっかりやるということだ。会社には不要な人も職場も抱える余裕はない。仕事の面白さはやってみないと分からない。私は希望の勤務地や部署などを記す人事シートは常に「白紙」だった。
時代の違いはあるだろうが、今の若い世代にも知ってもらいたい。
福地氏は現在の仕事を完全リタイアされたら、晴描雨読(せいびょううどく)でのんびりしたいと言われる。そんな生き方も素敵だ。
ありがとうございました。
ボンクラ経営者の僕がいうには大変失礼でおこがましいとは思うが、著者は経営者として信じ難い。
それも日本経済新聞の「私の履歴書」にも登場した方。そんな方がこんな経営をしていたなんて許されるはずはない。
僕のような若輩者の戯言だと叱られるかもしれないが、それが本書を読んだ素直な感想。名経営者として相応しい時期が長いのももちろん理解はしているが・・・。
しかし、売上高も利益も決算書も見ることも関心もなく、会社経営を行っていたとは社長の役割を完全に放棄しているといえるのではないか。いくら研究畑であっても関係がない話だ。
粉飾決算の事実や取締役会を一切行わないのは、同族経営にはありがちな行為と本書には書かれているが、真面目に事業に取り組む同族経営者に対しては完全な侮辱だし、失礼な話だと思う。
過去の栄光も実績も会社を潰してしまっては何の意味もなさない。
メセナ活動や研究開発において評価されるべき点もあるかもしれないが、公共事業の無駄使いと同じで、会社に損害を与えていては活動自体が自分勝手な行動となる。それが許されるのであれば、誰だってやればいい。
私が会社にいる時間は午前11時半から午後2時半までの3時間と決めていた。技術開発のことを考える上で、一番いいのは夜中。
人によってそれぞれだろうが、みんな寝静まったときに瞑想するように考えると、昼間とは全然違う発想が得られるのだ。
こんなに短時間しか会社にいない社長も珍しいということで、メディアにはこのことが取り上げられたが、私にいわせれば、他の社長が「社長の仕事」をしていないだけだと思う。
著者はこんな一文を書いている。
僕には驕っているとしか読み取れなかったし、何の説得力も持たない文章にしか思えなかった。
会社の目の前の事を考え、四六時中、会社にいて懸命に働き、会社を存続させる。それだって十分立派な「社長の仕事」だ。僕はそう思う。
何だかボロクソな感想になってしまったが、本書を否定するものではない。今、ファミリービジネスを学ぶ者として、同族経営の大きな問題がここに隠されていると感じる。本書のケースは壮大すぎるのかもしれないが、参考になる点は多い。
同族経営で悩まれている方も、是非、読むべきだろう。
いい勉強にはなりました。ありがとうございました。
自分がそんな存在にならないためにも・・・(笑)。
本書を読むと将来に対して絶望的な気持ちになるのと同時に、では、一体会社をどんな方向に向かわせればいいのかと悩んでしまう。
僕は基本的に規模を追うことは求めていない。企業を成長させることは経営者の義務には違いないが、売上拡大のみを追求していくとここに書かれている世界へと自ら迷い込んでしまうようだし・・・。
資本主義の中で生きていくことを否定するつもりもないし、その中で淘汰される現実があるとすれば甘んじて受け入れなければならない。ハゲタカのいう資本の論理というヤツだ。
(おっ、今日はハゲタカ会in名古屋だぞ・・・)
だからこそ何のための会社なのか、会社をどうしたいのか、社員をどうしたいのかを真剣に問い続けなければならない。それが僕に求められる一番大きな要素。ボンクラ経営者は脳ミソのメモリー量が少ないので、困ってしまうけど・・・。
先行きを予測するには歴史を振り返る必要がある。16世紀以降の資本主義の在り方が、ヨーロッパや日本、アメリカを経て、これからの中国に繋がっていく。分かりやすい世界ではあるが恐ろしい世界でもある。
そして、資本の後始末をするのが国家という見方も説得力がある。
バブルが崩壊すると、国家は資本の後始末をさせられる。資産価格の上昇で巨額の富を得た企業や人間が、バブルが弾けると公的資金で救われます。その公的資金は税という形で国民にしわ寄せがいきますから、今や資本が主人で、国家が使用人のような関係です。
僕らのような中小企業は自己責任しかあり得ないわけだが、僕はその方が潔くていい。責任の所在ははっきりしないといけない。誰も責任を取らない世界は勘弁してほしいと思う。
「禁欲」と「強欲」はコインの裏表。
常にそこを意識していかねばならないだろう。う~ん、愚か者には難しいかもしれないが・・・。
本当は日本代表の勝利を祝うブログを書くつもりだった。
しかし、結果は2対1の惜敗。いや、惜敗ではないだろう。内容をみれば完敗かもしれない。
先日のザンビア戦と比較すると全然つまらない試合だった。つまらないという表現はよくないが、躍動感が感じられない試合だった。次のギリシャ戦で日本の本来の強さを見せて欲しい。
そんな昨日は珍しくTVの前にいることが多かった。TVを見る機会は年を重ねるごとに少なくなっているが、昨日はそんな中でもかなり長時間TVの前にいたのだ。
早朝ランニング後、日曜の定番「サンデーモーニング」を見た後は、日本代表戦。午後、外出するものの夕方前には帰宅。
DVDでドラマ「ハゲタカ」を観る。約1年ぶり。理由については来週あたりのブログで明らかにするが、何度見ても企業経営について教えられることは多い。
そして、夜は立て続けだ。20時からの「黒田官兵衛」と21時からの「ルーズヴェルトゲーム」。
両番組も佳境を迎えてきた。官兵衛はまだまだこれからか。織田信長も元気だし・・・。昨日はどっちも江口洋介がいい演技してたな(笑)。
できれば夕食時のサザエさんの時間は勝利の美酒を飲みたかったが、悔しいビールとハイボールになってしまった。結局、飲んでるだけでしょ!と言われるかもしれないが、やはり気分は違う。
こんな日曜日は思いっきりサボっているような気がして、勿体ない気持ちでいっぱいになるが、たまにはこんな日もいいのかもしれない。アタマ休めすぎだけど・・・(笑)。
さあ、今週も一週間が始まる。金曜日こそ勝利の美酒を飲ませて欲しい。