続編で製作された映画の場合、一作目よりもつまらないケースがほとんど。作品として前作を上回ることは相当難しい。
しかし、この第2作はかなり面白い。このままシリーズ化され、第3作、第4作へと続いていきそうな予感がプンプンとしてくる。
1作目をDVDで観た時もブログで書いたが、主役の大泉洋は実にカッコよくはまり役。彼はコメディアンなのか、二枚目俳優なのか、もしくはアクション俳優なのか、どのジャンルに属するのだろうか。軟派も硬派も同時に演じ切る俳優って、今の日本映画界には案外いないかもしれない。歩き方がメチャクチャ格好いいと思うのは僕だけではないだろう。
今回も舞台は札幌ススキノ。猥雑感たっぷりの情緒ある街を醸し出している。
絡まれて殴られるのは嫌だが、深夜の時間帯に彷徨ってみたいと思わせる魅力的な街。映画を観ながら、もう一度行ってみたいと本能的に思ってしまう。前回も同じことを書いているが、更にエスカレートしているようだ。秋の北海道も魅力的だし。
コンビ役の松田龍平もいい相棒を演じている。ここ最近は「ハゲタカ鑑賞会」の開催でよく目にするし、「船を編む」は予告篇しか見ていないので何とも言いようがないが個性が光っているように思える。
弟は完全な二枚目路線だが、兄は多種多様な役をこなしそうだ。本作でのとぼけぶりは映画のいいアクセントになっている。このコンビで次作も観てみたいな・・・。
いつものように映画の中味には全く触れていない評論になってしまった。
あっ、そうそう、登場する大物政治家はきっとモデルになる人物がいるはず。誰を想定して役作りをしたのだろうか。
カテゴリ「本を読む 映画を観る」の記事一覧:
2013年6月1日
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
2013年5月19日
海賊とよばれた男
この小説では男がよく泣く。大の大人がよく泣くのである。主人公の「国岡商店」国岡鐵造であり、その多くの部下がである。
しかし、その涙は美しく、カッコいい。男が泣くのは恥ずかしいことでも情けないことでもない。素晴らしいことなのだ。
本書は2013年の本社大賞を受賞した作品であり、各方面で大絶賛されている作品。僕が尊敬する多くの先輩経営者や友人もかなりの割合で読まれている。同じような立場の方であれば、必読書と言っても大げさでない。
だから、本当は書評を書く必要もない。ネットで調べれば、参考になる書評が溢れているわけだし・・・。
ただ僕はこの小説を読んだことを証明するために、このブログを書いているに過ぎない。しかし、書く以上は少しは伝えなきゃいけない。冒頭の4行で充分だと思うけど(笑)。
一人の企業家を描いていると共に、昭和時代の苦悩も見事に描いている。昭和がどんな時代であったかを知るには参考になり、僕らが知っているようで知らないのはこの時代を、こういった作品を通して学ぶのが理想的だろう。
もっと激動の昭和を知る必要性を本書を読んで痛烈に感じた。先日、観た映画「アルゴ」にもしっかり繋がっているし・・・。
国岡鐵造の唱えるタイムカードなし、定年なし、労働組合なしの考え方も共感するところ。本来、働くというのはこんな関係性を築かなければならない。法律によるがんじがらめのルールで縛ることで、経営者と雇用者の信頼関係が悪化するとも言えなくはない。そして、それを細かくすればするほど個人や組織の主体性もなくなる。
だから、理想の姿なのだ。
僕は涙を流す男になりたい。
悲しくて泣くのではなく、悔しくて泣く、嬉しくて泣く。そんな男になりたい。それが美しい姿だし、本来あるべき姿だと思えるから・・・。
「海賊とよばれた男」に教えてもらった。
2013年5月15日
明日のリーダーのために
明日のリーダーのために (文春新書) (2010/04) 葛西 敬之 |
これもブックオフで手にした一冊。新刊で書店に並んだ時は、迷ってみたものの購入しなかった。JR東海という大きな組織、そして巨大インフラ企業のトップのリーダーシップ論が自分に合うかが疑問であったのが、その理由。
そんな気持ちを抱いている段階でリーダー失格なのかもしれない。
組織の大小、企業文化の違いに限らず、学ぼうと思えば、どんな点でも学ぶべき点はあるはず。読後に改めてそんな感想を持ってしまった。
著者はエリートであることは間違いないが、純粋培養的に育成されたというよりも、自分のポリシーに基づいて仕事を進めた結果、そのポジションを得たことになる。
元来、国営の守られた存在であり、政治介入の度合いが高いとどうしても内向きな思考や行動へと移っていくと思うが、それに反発する姿勢が結果として、現在のJR東海へと繋がっているのだろう。
自らの組織を断罪している点も気持ちがいい。
また、歴史に対しての造詣も深く、自らの歴史観や日本人論もしっかりと持っている。そんな軸がないと本来リーダーは務まらないのかもしれない。
そんなところばかりクローズアップしていると、自分はう~ん、リーダー失格。あまりにも幼稚なレベルになってしまう・・・。一つひとつクリアするしか方法がないのはわかっちゃいるけど・・・。
巻末にあるリーダーのためのブックガイドも参考になった。そのほとんどが読んだこともなければ、存在自体も知らないことが多い。
どこまでいっても解決するのは不可能なんだろうな・・・。
2013年5月13日
映画「希望の国」
本作の1年前に作られた園子温監督の「冷たい熱帯魚」は凄まじい映画だった。ブログに映評を書こうと思ったができなかったし(苦笑)、R18指定も納得してしまう。強烈すぎる作品だった。個人の感情を抉り出す演出は観ていて恐ろしくなったものだ。
本作も同様だが、社会に痛烈なメッセージを残す日本では稀な監督になるのかもしれない。
この映画は東日本大震災の数年後を描いている。架空の県で原発は稼働し続け、再び事故が起きるのだが、オーバーラップするのは福島原発事故。それがもたらす悲惨な状況を描き出している。だからといって安易に原発を批判する映画とはいえないと感じる。
テーマはあくまでも家族の絆であり、愛する地域で生きていくことなのだ。それは親子であり、夫婦であり、代々続く先祖へのリスペクトでもあるだろう。
一つの突然な事故により全ての環境が破壊されるのは、想定できないだけであり得ること。この映画を観終わった後、なんらリスク管理をしていない自分に危機感を覚えてしまった。2年前に起きた大震災の恐怖が自分の中でも知らず知らずのうちに遠のいているのだ。情けないな。
今後、園監督は要チェックだ。その前に撮られた「恋の罪」や「ヒミズ」も観なければならない。ただ観終わった後は、清々しい気分というよりは、ずっしりと重い気分になってしまいそうだけど・・・。この「希望の国」も「冷たい熱帯魚」もそうだった。ちょっと辛いな(笑)。
この監督の作品に出演する役者さんはいわゆる常連が多い。大林宣彦監督の大林組ではないが、園組と呼ばれることも近い将来あるのかもしれない。既にそうかもしれないが・・・。でんでん、吹越満、奥さんとなった神楽坂恵など。
そして、悲しいニュースが・・・。この映画で好演された主役の夏八木勲さん。昨日、すい臓がんで逝去された。お悔やみ申し上げます。
2013年5月12日
雨の第1回ハゲタカ鑑賞会
昨日は以前から案内していたハゲタカ鑑賞会の第1回目を行った。天気は雨。ドラマをご覧になった方は思い出すだろうが、葬式のシーンを思わせるような天気。まさに開催するに相応しい日となったのだ。
(やや強引か・・・)
幹事の櫻山さんと吉原さんとでランチをしながら、打ち合わせ。そして入念なチェック。
吉原さんが持参した高性能スピーカーで会場内は映画館のようにもなった。
(やや大げさか・・・。途中、音切れしてしまったのは想定外(笑))
当初、ハゲタカを観てみんなで感想を言い合って、その後、楽しく飲もうというお気楽な計画だったが、打ち合わせをするうちにハードルが上がり、ファイナンスや企業経営の観点からグループワークを行う流れへと移行。かなりマジメな路線を走ることになった。
参加者は13名。その顔触れも様々だが豪華。経営者、大学の先生、一流企業の財務担当、MBA取得の経営戦略担当、ターンアラウンダーなど、僕を除き(笑)切れ味鋭い方々に集まって頂いた。
今回は全体の趣旨説明と第1回の「日本を買い叩け!」を上映し、グループワークへ。ドラマの感想を語るまではないが、グループワークはこちらも大いに刺激を受けることに・・・。
いやあ~、びっくり。その視点の高さに驚いた。
それぞれの立場から物事を捉えられている面もあるだろうが、僕が全く気付かないような観点でドラマ自体を捉えられている。
不動産中心の日本の資産価値の在り方の変換期、投資と融資のはき違え、1998年は日本の金融機関の仕組みが外資の仕組みに負けた年、公正な価値の認識の違い、日本型経営の行き詰まりが露呈したのがバブル崩壊後などなど、60分のドラマからよくここまで深堀出来るなと感服せざるを得ない白熱した議論となった。
この議論だけでも相当な学びだし、有意義な時間。アベノミクスで浮ついた今の時期だからこそ、このドラマを観て話し合う必要もあるのではという何とも嬉しい感想もあった。
鑑賞会終了後は、近くのキャバーンで懇親会。
オーナーに無理を言い、ハゲタカのメインテーマをBGMをバックに乾杯。ここでもハゲタカの話を中心にしながら、各方面の話に花が咲いた。
ハゲタカ鑑賞会終了後は、007上映会だ、山崎豊子シリーズがいい、いや寅さんだ、その前に日活ロマンポルノじゃないかと勝手に上映会の企画が持ち上がっていった(笑)。上映会は延々と続くな・・・。それも含め楽しい会だった。
解散時はすっかり雨も上がり、足取りも軽く帰宅することができた。
第1回ハゲタカ鑑賞会は盛況のうちに終了。
櫻山さん、吉原さんの両幹事を始め参加頂いたみなさんに感謝!
2013年5月7日
映画「アルゴ」
この緊迫感はたまらない。特に電話の鳴るシーンの緊張感はどんな巧みな演技よりもアクションよりも張り詰めたものがある。
2012年度キネマ旬報読者選出部門1位の評価はうなずける。社会派ドラマで久々に手に汗握った映画であった。
イランの米大使館占拠事件を題材にした実話だが、これだけを観るとアメリカが正義でイランが悪者という印象が残ってしまう。互いの政治的背景に関して何かを言う立場でもないので、その事件については触れない。この事件に対して僕が無知なだけであるから・・・。
ただ実話が映画のフィクションを越え、こんなにもリアルにスリリングな世界になったのは衝撃。それはドキュメンタリーを思わせる演出やその当時をイメージさせる映像が更に衝撃を強くする。まんまと監督の術中に嵌ってしまったわけだ。
どんなストーリーなのかはここで話すべきではないが、ところどころに表現されるユーモアがうまい具合に緊張感を解いている。そうでなければ2時間でかなりくたびれてしまう。観たのが何もない時間帯で良かった(笑)。
監督で主演でもあるベン・アフレック氏は全く知らなかった。調べてみると「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」をマット・デイモンと一緒に脚本を書いている。10年以上前に観た秀作であるが、マット・デイモンの印象が強いため、この監督が絡んでいたことを知らないは当然かも・・・。今後、注目すべき映画人だろう。
映画のあらすじだけ読むととても重く一歩前に踏む出すのに力は必要だが、見ておくべき映画である。
2013年5月3日
起業家
起業家 (2013/04/12) 藤田 晋 |
前作「渋谷ではたらく社長の告白」と本書とどちらが面白かったかと言えば、僕の場合、前作になる。
これは本書を否定しているのではなく、自分の置かれる環境の変化に左右されているものと思われる。あくまでも自分の中でそう感じるだけで正確かどうかは定かではない。
サラリーマンだった8年前と現在の自分の立場の差がそうさせているようにしか思えてならないのだ。藤田氏の修羅場のくぐり方と僕とでは雲泥の差があるが、少なくとも修羅場をくぐったという事実を背景にすると、以前より自分に与えるインパクトが薄らいでいる気がする。
もしかしたら世の中の出来事に不感症になったつまらない人間なのかも・・・(笑)。と言っても、大した経験はしてないけど。
本書を読むと経営者の苦悩がよく理解できる。メディアに登場するオモテの顔と社員にも見せないウラの顔。逆の方が正しいかな・・・。
特に著者のように頻繁にメディアに登場し何かと話題となる存在であれば、オモテとウラがよりはっきりする。信用力強化や資金調達での重要性は十分認識しているが、公開企業なんて余計な仕事ばかり増えるような気がしてならない。
上場したいと言ってもできないから問題ないが、上場企業のトップは周囲に振り回されるばかりでロクなことがないと思えてならない(魅力があるのも承知してますが・・・)。しかし、そこも含めて立ち向かうことこそが上場企業のトップの役割であり、藤田氏の存在価値なのだろう。
苦悩と戦いながらも、自分の信じることでやり抜く精神力と行動力には感服するし、結果として周囲に与えている影響力の大きさは人間力の表れだろう。僕よりも随分年下だが学ばなければならない面は多い(当たり前な話だ)。
アメーバピグなんて定着して随分経過していると思いがちだが、それほど歴史があるわけでもない。うちの娘なんてアメーバピグがない生活は考えられないと思うが、まだ最近のことだ。そう考えるだけでもこの分野のスピードは凄まじい。一人の天才が現れただけで、数年後には業界が一変してしまう。変化を知り、素早く対応することを常に心がけなければならない。
それにしてもアナリストの言う事はほんとアテにならない。藤田氏のアメーバ事業を酷評していたかと思えば、黒字化した途端、手のひらを返したような発言に・・・。一番、いい商売かな・・・(笑)。
本書を読んで一番感じたこと。
藤田氏は身を持って示している。諦めなければ、いつか願いは叶うと・・・。
2013年4月29日
辞めないのも勇気だよ。ドラマ「ハゲタカ」
先日の丙午同級生社長 櫻山さんのブログにあったようにドラマ「ハゲタカ」の鑑賞会を有志で行うことになった。
5月11日を皮切りに全4回のスケジュールでドラマを観ながら、ファイナンスや企業の存在価値、存続についてディスカッションするかなり真面目な企画。
当初は楽しく観て、飲んで騒いでというお気楽な企画だったが、ビジネススクール仲間の吉原さんとも打合わせをするうちにどんどん難解でハードルの高い内容に移行してしまった。ちょっとヤバいな・・・(笑)。
その打合わせ中に櫻山さんが持参したのが、ハゲタカのDVD。
試写をしながら段取りをしていたわけだが、そのDVDを観ているうちに無性に欲しくなってきた。ドラマをご覧になった方ならご存知の「大木流経営論」もオマケでついてきたり、未公開シーン集もセットされお得感もあるこのDVD。子供が友達が遊んでいるゲームを欲しがるのと全く同じ状態。親にねだったりすることはないが(笑)、愚かにも勢いでそのDVDを購入してしまった。もう何度も観ているというのに・・・。
僕はこのドラマをいろんな状況の中で見てきた。2007年の放送だから6年も前の話だが、その間、いろんな出来事があった。
自分は仕事ができると調子こいてた時期。役員を降格になり、一人で飛び込み営業をしていた時期。前社長から会社を引き継ぎ覚悟を決めた時期。
その時々で多くのことを教えてくれた。励ましであったり、勇気であったり、または反面教師であったりと・・・。
西野屋、サンデートイズ、大空電機の社長の立振る舞いを見るだけでも、トップのあるべき姿を考えさせられる。想いが詰まったドラマなのだ。
買ってしまうのも仕方ないか・・・(笑)
そんな「ハゲタカ」の鑑賞会が間もなく開催される。詳細の案内は櫻山さん、吉原さんと人任せだが(笑)、参加されたい方はご連絡を!
昨日は第1・2話を観たので、今日は第3話を観ようかな・・・。ブログタイトルのセリフもいいな。
2013年4月27日
「何者」を読む
何者 (2012/11/30) 朝井 リョウ |
多分、今より20年以上自分が若ければ、全く違う感じ方をしただろう。置かれる環境の違いがあるとはいえ、誰もが通る道であるような気もするし・・・。
46歳のオッサンの共感度と22歳の共感度は同じ人物であっても、歩んできた人生で変化していく。それがいいのかどうかはわからないけど。
だからかもしれない。
僕は今の仕事上の立場から、就職活動をテーマにした本書を手に取ったのだが、読みながら想うのは現役の学生のことではなく、自分の就職活動のこと。携帯電話もSNSもないバブル期の自分の就職活動時期とオーバーラップさせながら、読み進めていた。
そして、思い出したこともあった。僕は広告会社を目指し、就職活動をしていた。基本は名古屋地区だったが、時々、東京の会社の選考も受けていた。
ある時、宿泊先も決めず泊まりかけで東京に出掛けた。右も左もわからず知り合いもほとんどいなかったが、何とでもなると思いながら。
偶然、同じ広告会社を受けた隣に座った学生と意気投合して、その晩は彼の下宿先にお世話になることになった。一緒に銭湯に行き、ビールを飲みながら、自分たちの将来について真剣に語り合った(今思えば恥ずかしいくらいの甘い考えの話だったように思う)。
お互いその広告会社とは縁がなく、二度と会う機会もなかったが、継続的に手紙でお互いの状況を報告をした(時代を感じるな・・・)。あの時、食べたギョウザが妙に旨かったような気がする。
そんな事を本書を読みながら思い出した。好きとか嫌いとか、この会社がカッコいいとか、青春チックな時間だった。
全然今の立場に相応しい読み方をしていないじゃないか・・・。
今年入社した新人にも、現役の学生にも、本書を薦められた。きっと今の学生の気持ちを理解して欲しいという願いがあったのだろうが、ちょっと違う方向へ行ってしまったようだ。でも、感じてるからね。ご心配なく・・・(笑)。
直木賞も受賞した本書は、今の学生よりもむしろ僕世代もしくはもっと上の世代が読むべきなのかもしれない。twitterもやらず、今の就活環境を知らない方は全く理解できないと思うが、時折溢れ出す感情は今の若者を正直に映しているだろう。
いつまでたっても「今どきの若いのは・・・」なのだが、その状況は知っておくべきかもしれない。
2013年4月26日
さてさて、今年のゴールデンウィークは・・・。
昨日の夜はドラマ「ハゲタカ」上映会に向けた打ち合わせ&懇親会。かなりハードルの高い上映会になりそうだが、新たな気づきも得られる予感。美味いお酒も飲めたいい時間であった。
そして、明日から名大社はGW休暇。昨年はカレンダーのこともあり9連休だったが、今年は暦通り。
3連休のあと、3日出勤し4連休に入る。中途半端といえばそれまでだが、社員は誰もブツブツ言っているようには思えなかったので、これで問題ないのかもしれない。ブツブツの声が僕まで届かなかっただけかもしれないが・・・。
何かとバタバタするGW期間なので、予定を全く入れずにここまできた。
するとどうだろう。全く予定がない。遊びの予定も仕事の予定もない。こんな時こそ、家族サービスをしようと思うのだが、娘は部活や友達との遊び、息子は少年野球三昧、嫁はそのお供と見事に予定が詰まっている。
気がつけば自分だけ何もない状態なのだ。こんなことなら仲間と一緒にマラソン大会にでも出ればよかったが、当然、エントリー受付は終了しているので、それも無理。どうやら寂しいゴールデンウィークになりそうだ。誰か遊んでくれないかな・・・(笑)。
何もないなら思い切ってストイックな生活を通してみようか。
この4月は通常月に比べかなり暴飲暴食を繰り返した(いつもでしょとツッコミもあるかもしれないけど)。深夜のラーメン、カレーうどん、お好み焼き、果しないアルコールと続いていた。
久々に体重計に乗ったらビックリするほどの体重になっていた。ランニングも今月は50km弱と目標にはほど遠く、昨朝走った時も全然スピードも出なかった。おまけに財布の中味も随分寂しくなった。
だから、いい機会なのかもしれない。まずはこの3日間で50km走り(これは難しい)、規則正しい食生活を全うし、できるだけ酒量を減らす。いや、できるだけ飲まない。今の生活でも体調は絶好調だが、拷問に近いストイックな生活を送れば、さらに健康体になれるのかもしれない。
ストイックついでに読書量も増やし、知識も身に付けたい。どうにもつまらない休暇の過ごし方だが、たまにはそれもいいだろう。急なお誘いがあれば、いとも簡単にこの意志は崩れると思うけど。
天気もよさそうだし、たまにはウッドデッキで日光を浴びながら、まったりと贅沢な時間を過ごすとしよう。