理由はよく分からないが、なぜかこの冨山氏の著書を優先的に読んでしまう。
その考え方に共感しているのか、波乱万丈の人生に感銘を受けているのか、
いくつかの要素はあるだろうが、ついつい手を伸ばしてしまうのだ。
本書もその1冊であるのは間違いないが、
この中には我々が目指すべき世界の答えに近いものが書かれているような気がした。
気がしたというのは、まだ僕自身が明確な解を見い出せていない愚かさにあるわけだが、
自分たちが進むべき方向が本書を読んで正しさを実感したのだ。
何を言ってるかさっぱりわかりませんよね?(笑)
「これからはグローバルの時代だ!」とよく言われる。当然理解できる話だ。
しかし、全てがグローバルでなければならないかといけば、そうではない。
ローカルだからこそ生きられる業界や企業もいるし、それを支える人もいる。
いくらグローバル化が進んだとはいえ、ローカルが見捨てられることはない。
どんな世界でも業界再編が行われ、寡占化が進む。
例えば家電量販なんて、その典型例で規模の経済により、大手がより有利に働き、
シェアはそちらに集中する。
しかし、同じ流通業界でもスーパーとなると様子が違う。
確かにイオンのように他社を吸収し、よりスケールのデカい企業になっていくこともあるが、
ローカルはローカルで必要とされることは多い。
我が家ではイオンよりもむしろアオキスーパーやヨシヅヤに行く方が多いし、
そちらの方が自分たちの生活に向いていたりする。
それは我が家の問題だけでなく、三河地区に行けば三河地区の、
岐阜に行けば岐阜の、それぞれ愛されるローカルチェーンがある。
個人商店が生き残るには難しいのかもしれないが、地域に根差した展開をすればローカルで存在感を発揮することは十分に可能であるのだ。
そのことを著者はロジカルにまた大局的な視点で展開されている。
ローカル経済における人手不足も懸念されており、
それはローカルで事業を営む自分たちも感じるところだ。
この東海圏はローカルエリアと言っても、非常に恵まれた地域であり、
一般的にローカルとは一緒にできないだろう。
しかし、少子化を前提に考えればあまり大差ないのかもしれない。
その中で、地域を発展させ、雇用を生み、ローカル経済を盛り上げていくか。
僕たちができることは限られてはいるが、その点においては力を発揮していかないといけない。
著者はこう述べられている。
「女性就労参加のリアリティは、普通の職場で子育てをしながら女性が働きやすくなることだ。
そのうえで、夫と二人でおおむね年収800万円程度の世帯収入があり、
無理なく子供を育てられる状況を作ってあげる方が、はるかに有効だ。
このモデルは、東京のような巨大都市圏よりも、職住が近く、
両親や親戚が近くに住んでいる地元の地方都市のほうがはるかに成立しやすいし、
実質的な生活水準も高いレベルになる。」
ローカルだからこそ目指すべき世界であろう。
まだまだ勉強不足で未熟な自分たち(いや私ですね・・・汗)だが、
目指すべき世界をサポートしていかなければならない。頑張ります・・・。
勉強不足ついでにいうと、著者は本書で「トリクルダウン」という単語を多用されていた。
結構否定的に。
僕はよく分からなかったのでwikipediaで調べてみると
「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透(トリクルダウン)する」と書かれている。
なるほど!
やはり無知は罪だな(汗)。
真面目に日経新聞を読んでいると飛び込んできた一面の書籍広告。
思わず買ってしまった。BRUTUSなんて、何年振りだろう。
20代の頃はちょこちょこ買っていたが、ここ最近は本屋に行ってもパラリとするくらいだった。
「強い酒、考える酒。」の一言で、心を奪われてしまうなんて、なんて単純なのか。
ピュアな心の持ち主であるのがバレバレである(笑)。
強い酒の酒の代表格と言えばウイスキー。
最近は竹内まりやの歌声と井川遥の魅惑的な表情に引き寄せられ、ハイボールを飲むことが多くなったが、以前は好んでロックを飲んでいた。
今も2軒目に正統なBARに行くとバーボンやスコッチ、モルトウイスキーをロックで飲んだりするが、数はめっきり少ない。
翌日を気にして、軽い方向へ逃げてしまう。男としては失格だ(笑)。
今回の特集ではウイスキーを中心にアルコール度数の高いお酒がいくつも紹介されていた。
「ヤバい。これはヤバいぞ。」
セリフが「食べ物のはなし」ブログのような口調になってしまう危険性をはらんでいる(苦笑)。
強い酒を飲みたくなってきた。
アツい液体が喉元を通り、胃の中に入っていく。
体が焼けるような感じがたまらない。
それをチビチビ(表現は貧乏くさいが)とやる。ぼんやりといろんなことを考えながら・・・。
酒好きの著名人のエッセイも面白かった。
久々に椎名誠のエッセイも読んだ。
20代の頃は好んで読んでいたが、もう15年くらいはひとつも読んでいないのではなかろうか。
久しぶり読むと面白い。もう70歳になろうかという年齢だと思うが、飲み方は全然若い。
逃げていない。戦っている。
酒飲みとしては理想的な生き方だ。何だか燃える闘争心が・・・(笑)。
そういえば、最近、会社の近くに午後3時から開いているBARができた。
先週、女性先輩経営者に連れて行ってもらった。ウイスキーの種類が多い。
一緒に行った副本部長はスコッチのハイボールを絶賛していた。
マスターは言う。「どこにでもあるハイボールだからこそ、こだわって作ります。」
このBARは午後3時からオープンしている。
そろそろ勝負をするころなのかもしれない。
何のこっちゃ(笑)。
何度かこのブログでも書いているように現在、ファミリービジネス(FB)について学んでいる。
今はファミリービジネスアドバイザーの資格を取得するために、
実際に同族経営の経営者を取材し、事例研究を作成している段階。
同族企業の抱える課題を伺えば伺うほど、ファミリービジネス全体の重要性を痛感したりする。
本書は僕がFBの認定講座を受けた時に講師を務められた武井一喜氏の著書。
つい最近、発売されたばかりの新刊本である。
講座で学んだとおり、日本には200年以上続く同族企業が多い。
全世界と比較しても圧倒的に多い。
しかし、同族経営の評価が下がった戦後から、存続する数が減っているという。
欧米が逆に伸びているにも関わらずである。
僕の知り合いの経営者も2代目、3代目が多かったりする。
本人は会社経営に真摯に向き合い、仕事も真剣そのものなのだが、
後継ぎということに対して否定的というか後ろ向きに捉えるケースが多い。
ボンボンの2代目というような視線で周りが見ている
と自分でも思ってしまうのが一つの原因だ。
自戒を含め、僕もそんな風に思っていた時期もあったのも事実。
だが、自分が経営者となり、いろんな方と付き合うようになって、
そんな考えを持っていた事に対して恥ずかしいと思うようになった。
ボンボンかもしれないが、そこには大きな責任がつきまとう。
背負うものの大きさとのズレがあまりにも理解されていないのが現実。
その点については自分の考え方も反省すると共に、
今、学ぶ立場としてその存在の大切さを広めていかなければと思う。
あれっ、書籍の感想ではなく、自分の決意表明みたいになってきたぞ・・・(笑)
本書はこれまで僕が学んできたことが集約されたような一冊。
これからこの分野を学びたい方も、同族企業の経営者やその親族、
社員の方も吸収すべき点は多いだろう。新たな気づきもあるだろうし・・・。
そうそう、本書には僕のことも書かれている。
僕の名前が出ているわけではないし、特定できるわけでもない。
ファミリービジネスアドバイザー候補者への期待がコメントとして残されている。
多分、僕のことだ。
「いやいや、キミじゃないよ。」と言われるかもしれないが(笑)、
その期待に応えるために、まずはレポートをせっせと作成せねばならない。
提出期限まであとわずか。頑張ります!
あれっ、やはり書評じゃないぞ・・・(笑)
定期購読していた「日経トップリーダー」を一年間でストップし、切り替えたのが「事業構想」。
8月号よりこちらを送付してもらうことになった。理由は簡単で、こちらのほうがコスパが高そうに思えたからである(笑)。
金額的には変わらないが、ボリュームは倍。
よく見てみると紙の分厚さが「事業構想」の方が厚いので、相当ボリュームが多いように見えるのですが・・・(笑)。
ちょっとゼイタクなのかも。紙質が厚いとコストが高いとは言い切れないけどね。
「日経トップリーダー」も学ぶべき点が多かったが、どうしてもターゲットが限定されているため、記事も似たような傾向になっていた。それを継続的に吸収するのはもちろん重要なんだが、今はもう少し視野を広げる時期と捉え、切り替えることにした。
だったら両方購読しなさいという声が聞こえてきそうだが、そのあたりは愚か者ということでご勘弁(笑)。
そうはいっても中々集中して読む時間がなく、思うように進んでいないのが実情。その中で先月号は岐阜県の特集が組まれていた。
岐阜と言えば僕が生まれて育った土地。
今でこそ名古屋での生活が人生の半分以上を占めているが、大学を卒業するまでの22年間はここでずっと暮らしていたのだ。
当然地元愛は強い。この夏の甲子園でも愛知・東邦よりは岐阜・大垣日大を自然と応援している。
(その大垣日大に勝利した三重高校には今日、優勝してもらいたい。)
密かにFC岐阜だって応援している(笑)。僕にとっては大切な故郷なのだ。
それでも今回の特集を読んで、自分の無知さ加減を実感した。この写真では分からないだろうが、岐阜県が全国に誇ることは多い。
水力エネルギー量全国1位、和食(外食)消費量全国1位(これはどうかな・・・)、1年間の喫茶店代全国2位(これもどうかな・・・笑)。そんなことも含め、全国トップクラスの数字をはじき出す分野は多い。
特に製造業の分野では有数の力を持っている。その背景には愛知県に近い理由もあるのだが、2027年にはリニアが開通し、東京まで1時間圏内となる。将来的にみても高いポテンシャルを持つ地域といえる。
そんなことを言っても全国的には地味な存在。今、僕らが考える「ジモトシゴト研究所」でもしっかりと認識していかねばならない。
「事業構想」を読みながら、そんなことをふと思ったりもした。
これからしばらくはこの雑誌で勉強させてもらうことも多いだろう。
単に書棚に飾ってある雑誌にしないようにしないとね(笑)。
本書には日本を代表する14名の経営者が登場する。といってもトヨタや日立やメガバンクの経営者が登場するわけではない。
21世紀に入って注目されている経営者が中心。ネット系(ライフネット生命出口氏を含めれば)が6社を占めるわけだから、今後の日本企業をリードする存在と言っても間違いないだろう。
まず感じたのはインタビューアーである楠木健氏の抜群のセンス。
厳しい質問を遠慮せずにズバズバとしているのだが、答える経営者が建前なんて気にすることなく、喜んで本音で語っている。
一つは本質をついた質問をしているのともう一つは予めその経営者の考え方や過去をしっかりとリサーチしている点にあるのではないかと感じている。インタビューする側のスキルがよく分かる一冊でもあるなあ~(笑)。
そして、この本音が実に面白い。永守氏、柳井氏、新浪氏等、個性豊かな経営者が登場するのだから自ずとその本音は痛快で面白いものになる。それが全て好きか嫌いかで展開しているのだ。
今話題の(スミマセン・・・)原田泳幸氏が嫌いな男の条件に挙げた言葉は思わず笑ってしまった。
「半分冗談、半分本気で言うのですが、私には嫌いな男の条件のようなものがあります。スパゲティを食べるのにフォークとスプーンを使って食べる男。ソムリエでもないのにワインにくわしい男。それから1mgのメンソールをのたばこを吸う男。」と語っている。
ビジネスとは全く関係ないと思うし、同じように登場するサイバーエージェント藤田氏が読んだらどうかとも思うが(笑)、言うことは容赦ない。
これは原田氏に限らず、ここに登場する14名の方が自分の好き嫌いについて語っている。
ゴルフなんてサイテーだ、大嫌いだという大前研一氏や星野リゾート星野氏もいれば、ゴルフが大好きなオールアバウト江幡氏やスタートトゥデイ前澤氏もいたりする。
その「好き嫌い」の理由が対極的で、それを比較するだけでも面白い。
編者である楠木氏が巻末で書かれてはいるが、結局、会社や仕事は「正しいか正しくないか」でするのではなく、「好きか嫌いか」ですることが結果も付いてくるのだろう。そして、それが組織文化にも反映されていくのだろう。
本書を読みながら、「そうだよなあ~、結局、自分も好きか嫌いかで採用しているような気もするし・・・」としみじみ思ってみたり・・・。
楠木氏はそこも踏まえ、ブラック企業について語っているのも興味深かった。
「週3回は飲まないヤツは全然ダメだな・・・」とか「オンとオフを使い分けたいなんてアホくさい・・・」とか、言って許されるのだろうか(笑)。
そこまで「好き嫌い」がはっきりしていない僕はまだまだ未熟なんだな。
それを収穫できただけでも本書を読んだ価値はあったということ。
無責任に楽しめる一冊だった(笑)。
急にロビン・ウィリアムズの作品が観たくなった。理由は語るまでもないが、今一度、観ておこうと思った。
僕はアドリブかセリフかわからない喋りまくる姿と悲しそうな笑顔が好きだった。
今でも記憶に残ってるシーンがある。
「ガープの世界」で主役を演じているのだが、彼の名前はT.Sガープ。確かガールフレンドにT.Sって何?というような質問を受ける。
この時「とっても素敵なガープ」と答える。これはロビン・ウィリアムズがいいというよりも(笑)、この作品を日本語訳した翻訳者の腕だと思うが、スゲエ~と感心したものだ。
そして「グッドモーニング・ ベトナム」のDJ役。グッ~ドモーニン~グ、ベトナ~ム!とマイクの前で叫ぶのだが(伝わってるかな)、その姿と静かに流れるルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」が印象的だった。
どちらの作品も25年以上前に観ているので映画自体もうろ覚えなのだが、そのシーンは今でも記憶として残っている。
今回も「グッドモーニング・ ベトナム」を借りようと思ったのだが、近所のTSUTAYAで見つけることができなかった。
そこで借りたのが「いまを生きる」。
これも僕の好きな作品のひとつだ。と言っても25年ぶりに観たことになる。確か入社1年目に当時付き合っていた彼女と観たような・・・。
そのあたりの記憶は曖昧だが、これからの人生頑張らなければと思ったものだ(笑)。とても前向きな作品として僕の中に存在していた。
これも先ほどの2作同様、内容はほとんど忘れていたのだが(苦笑)、今回、見直したことによってその理由が再認識された。
不変のテーマといえるし、誰しもがもがき悩みながら通る道でもあるだろう。もう少し子供が成長したら一緒に観るのもいいかもしれない。子供に「気をつけろ!」と野次られそうな気もするが・・・。
これから成長する子供であれ、既に大人になってしまった僕たちであれ、今を生きなければならない。もっと自分を信じて行動しなければならない。
ベラベラ喋り捲る姿もやさしくも悲しそうな笑顔も、もう観れないのは残念だけど、いい作品を沢山残してもらったことは感謝しなければならない。
安らかにお眠りください。
本書は著者の長谷川さんから発行記念に送って頂いた。たまたまご縁があり、6日間ほど同じ勉強をさせて頂いた。
簡単な自己紹介しかされなかったので、詳しい経歴は存じ上げなかったが、プロフィールを拝見するとケロッグジャパン、バイエルジャパン、ニコン・エシロールの代表を歴任されてきた方。
「玄米ケロッグ」もその当時のヒット作という。
そんなことは露知らず、隣に机を並べほとんどタメ口に近い会話でその期間を過ごしてきた僕は幸せ者であると同時に無礼者(笑)。
タメ口ではなく、一応は敬語で話をさせてもらったものの、随分と失礼があったかと思う。
すでに70歳代半ばになられるのに勤勉意欲は僕と比べ物にならないくらい高い。かつ、物腰も柔らかでボンクラ経営者の僕に対しても低姿勢で接して頂けた。きっと一流の方の立振る舞いはこんなふうなんだろう。
それだけでも勉強させてもらったことにはなるのだが、本書でも社長がどうあるべきかを十分学ばせてもらった。
ありがとうございます。
ここに書かれていることは机上の空論ではなく、長谷川さんの実体験や経営指導の下に書かれている。その分、説得力があり、その一言一言には頷かざるを得ない。
どんなレベルの企業であれ、社長に求められることは同じなのだ。
例えば、社長室の考え方についてもそう。
どんな社長室を持つかによって、社員の仕事の仕方やモチベーションは変わってくる。以前うちの会社も立派な社長室があった。それが僕の代に変わり、移転をした段階で社長室をなくした。
オフィスが狭くなったのも原因だが、社長室を作ろうと思えば作れないことはなかった。ただ僕は社長室が会社にとっていい方向に進まないと考え、作ることを止めにした。
今でもそれは正解だと思う。大げさな言い方だが、今こんな状態でいられるのも少なからずそれが理由の一つだ。
たまに欲しいとは思うけど、一人になりたけりゃ、応接で仕事すればいい(笑)。そんなことも含め、社長としての考え方、振る舞い方がここに書かれている。
「シェア」は顧客がくれた通信簿。
う~ん、なるほど!
次回、お会いした時はしっかりとお礼を言わないといけない。まずはブログになってしまいますが・・・。
素晴らしい本を贈呈頂き、ありがとうございました。
実に困った映画である。第1作目はほとんど興味がなく、先日、子供がビデオを観ていたのをついでに観ていた程度。ついつい引き込まれてしまったけど、メチャクチャ関心があったわけではない。
この第2作目もたまたまタイミングが合っただけで、どうしても観たいというわけではなかった。映画にうるさい僕は厳選するのだ(笑)。
それでも数ある映画から選んだのは監督が大友啓史氏であるということ。
大友氏といえばあの伝説ドラマ「ハゲタカ」や「龍馬伝」のディレクター。しっかりとした作りこみをするのは間違いない。
その点でいえば、期待を裏切らない内容であった。
ハゲタカのレンズ職人加藤さんはその年齢を感じさせない迫力ある動きで殺陣をやり(これは凄い)、龍馬伝の高杉晋作、後藤象二郎は最早、アクション俳優の立ち位置。伊勢谷くんは何を目指しているんだろう。好きな俳優だけど・・・。
敵役の藤原竜也は美しい顔を一切出さず(実際はほんのちょっと)。そして、「龍馬伝」のヤツは謎の男だったりともうわけが分からない。
音楽も「ハゲタカ」「龍馬伝」と同じで佐藤直紀。いずれ大友組なんて呼ばれたりするのだろうか・・・。
映画もあり得ない。あれだけ沢山の敵をの相手しながら主役チームは誰も殺されない圧倒的な強さ。日本映画としては考えにくい世界だ。
アメリカ映画にありがちだったり、カンフー映画を思わせるシーンだったりと色んなものが入り混じってる。明治時代を描きながら、ここはどこ?と考えさせる演出はこの手のエンターテイメント映画のならでは・・・。
2時間20分の長さを感じさせないスピード感と殺陣シーン。それでも映画は終わらないから困ったもんだ。
え~っ、これがラスト?完全に続きじゃん・・・。次は9月の公開、上手く出来てるな・・・(笑)。
それにしても久しぶりに仮面ライダー電王を思い出してしまったぞ(笑)。役作りが似てるな。
このブログでは映画に関しては何も分かりませんね(笑)。いつものことですいません・・・。
やっぱり読んでしまった。それも読書スピードの遅い僕にしては一気に読んでしまった。やはり引き込まれる世界。
ドラマが大ヒットしたので、その注目度は更に高まったが、このシリーズを僕はもっと前から注目していたのだぞ(笑)。
スケールはどんどん大きくなっていく。今回は大物政治家を相手に戦うのだから、半沢直樹は怖いもの知らずの人物。
モヤモヤ感を吹き飛ばしてくれる。フィクションの世界だが、実際、裏社会ではあり得そうな話だし・・・。
気持ち良く読ませてもらったのだが、なんだかなあ~、困ったもんだなあ~と思わなくない点もない。
このシリーズに共通していることなのだが、登場人物の大半は仕事をしていない。この表現は語弊があるのかもしれないが、本来やるべき仕事をしていない登場人物が大半。
だからこそ正義感が強く仕事に真摯に向き合う半沢直樹が主人公として生きるわけだが、そこで叩き潰される人物は僕が思うに仕事をしていない。
実際はしているのだろうけど、その目的が正しくない。全ては保身のためであり、自分の利益のためである。
それじゃあ会社がダメになるでしょ?と思ってしまう僕は余裕のない証拠かもしれないが、全体をよくしようという気概が一切見られない。
これが一般的な企業社会の中でまだまだ多いのであれば残念なことだし、若者の未来は描きにくいはずだ。だから勧善懲悪のストーリーになるのだろうけど・・・。
僕はスケールの小さいところでコツコツ生きるとしよう(笑)。
そういえばドラマでも話題になったセリフ「やられたらやり返す、倍返しだ!」。ドラマではやたら出てきたが、本書では確か1回のみじゃないかな・・・。
さてここまで来た半沢直樹。次はどこへ向かうのか。きっと海外の大富豪や外資ファンドあたりと戦うんだろうな・・・。
そうなんでしょうか?池井戸さん(笑)
かなり売れているようだ。僕はこの類の書籍に興味があったというよりは、あまりにも周りでこの書籍について評価しているので、これは読んでおかんとマズイなあ~という気持ちの弱さから読んだようなもの。
その時点でアドラーに悟られるのかもしれない(笑)。元々、心理系や哲学系の書物は得意ではなく、ほとんど手にすることはない。
僕のシンプルな(単細胞ともいう)脳ミソに原因はあるのだろうが、哲学書の難解な表現がどうも体にフィットすることが少なかった。名前に哲を頂いてはいるが・・・。
キャリアカウンセラーの資格を取得する段階で心理学はほんのちょっぴり学んだし、営業やマネジメントの仕事も心理に大きく関わることもあるため関心がないわけではないが、その専門分野になると足が遠のいてしまうのが実情なのだ。
恥ずかしいながら、アドラーの存在についても全くといっていいほど知らなかった。
当然、その思想なんて知る由もなかった。あまりにも無知だったな・・・。そんな意味では今回の「嫌われる勇気」はいいキッカケになったのかもしれない。
変な難しさもなく、ヨーロッパ人を対象にしているわけでもなく(笑)、明らかに日本人向きに書かれている。僕なんかはちょっとしたビジネス書ではないかと思いながら読んでしまった。
確かにここに書かれているような悩みを持っている人は多いと思う。
どちらかといえば高校生までぐらいの僕もそうだったかもしれない。ただ大学生あたりから自分を縛らなくなった事により、自由になり気持ちがラクになったように思える。
それは今も同じで、いや、さらに加速しているという話もあるけど(苦笑)。
こんな僕でも悩みはいくつも抱えているが、どうでもいいようなことは悩まなくなった。それがもしかしたらアドラーの思想に近いのかもしれない。
このブログに書いている書評は全くを持って意味不明で、書籍の参考にならないことはご勘弁を・・・。
ただこの分野にあまり関心がない人がたまには読んでみるのもいいだろう。何とも無責任な・・・(苦笑)。