これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「本を読む 映画を観る」の記事一覧:

映画「風立ちぬ」

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振り返ってみると最近の宮崎作品は観ていない。「ハウルの動く城」も「崖の上のポニョ」も。そういえば「もののけ姫」も観ていない。
そんな者が引退作品だからといって、わざわざ映画館まで出掛けるのは何だかインチキ臭い(笑)。話題に踊らされているミーハー男じゃないか・・・。
宮崎作品を映画館で観たのは「千と千尋の神隠し」以来。当時4歳の娘と一緒に満員の映画館へ出掛けた。
途中までは良かったが、カオナシが出始める頃からヤバくなった。娘が「怖い~、怖い~」と泣き出し、抱きついてきて映画どころではなくなった。今では考えられない光景だが(苦笑)、そんな記憶が鮮明に残る映画だった。
宮崎映画は時に残酷だ。本作品ももしかしたら同じことが言えるかもしれない。大人の恋愛映画の要素で言えば、「ルパン三世カリオストロの城」に近いかもしれないが、温かさの中にある残酷さ、冷たさは他の作品とも共通しているように思える。
そして、映画を観ながら「永遠の0」を思い出した。国内、国外とも絶賛していた零戦は主人公堀越二郎が設計していた。小説の中で登場する零戦は完璧だった。この映画でも美しかった。素晴らしい仕事だが悲しい仕事でもあることは痛烈に伝わってきた。
純粋な夢は儚いが希望を捨ててはならない。それはいつの時代を生きようと同じだ。モーレツに成長する中で見失うものが出てくるのは、仕事でも同様。だからこそ周囲を冷静に見続けなければならない。
(わけのわからない文章になってきたぞ・・・笑)
本作品では名古屋が舞台。名古屋駅にはカブトビールの広告塔が・・・。その昔、愛知県に存在したビールメーカー。少し前の中日新聞にその歴史が掲載されていた。全然知らなかった。
僕には知らないことが多すぎる。この映画はそのことも僕に教えてくれた。

ウルトラマンが泣いている

ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書) ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書)
(2013/06/18)
円谷 英明

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息子が幼少のころ、「ウルトラマンネクサス」が放映されていた。主人公はウルトラマンとは別人物で、ストーリーは難解。そして暗くて重い。ほとんど理解できていないと思う。
それでもウルトラマン。ソフト人形や変身グッズを買わされることは多かった。
同時にせっせと過去のウルトラマンシリーズのビデオを借り(その当時はDVDよりもビデオ中心)、何度も何度も見ていた。どちらかと言えば仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズよりもハマっていたような記憶だ。それだけ魅力的なキャラクターで子供たちを惹きつける何かがあった。
これはうちの息子が特別ではなく、同じような子供は多かっただろう。今でもリアルに放映されていれば、一定のファンを掴むことができ、親たちは感傷的になりながら、ついキャラクターグッズを買ってしまうのではないだろうか。僕もその一人だったし・・・。
著者の見方が感情的で偏っていないとすれば、円谷プロから創業家が追放されたのは当然とも思える。公私混同で会社を動かし、冷静な組織作りができないなら、いずれ会社は破たんに向かう。
いくら価値の高い財産を所有しようとも結局は資産価値を失くし、せっかく築きあげた歴史も伝統も文化も崩してしまう。
しかし、当事者が会社を破滅の道に向かわせようという想いはゼロで、会社を発展の道に乗せ、名声を得たいと思っているのは間違いない。
本書を読みながら、悲しい気持ちになっていくと同時に、僕自身が絶対に避けなければならない行動を改めて認識させられた。自分が可愛いという気持ちは理解できるけど・・・(苦笑)。
それにしても驚いたのが、その収益体制。ドラマ一本それも30分の番組にこれだけの製作費が掛かるとは思ってもみなかった。ちょっと考えれば分かりそうなことだが、そこまで多額な製作費は想像できない。
会社としては相当にリスク。アハハ、アハハのバラエティ番組がいかに多いかも納得できる話。
映画であればスケール感を意識し鑑賞することはあっても、テレビ番組の場合、どうしても軽んじてしまう。もっと高い視点でテレビも見なきゃいけない(ちょっと表現が誤ってるな・・・笑)。
円谷プロのHPをチェックしてみるとトップページに登場するのはウルトラマン。いつまでも看板。しかし、会社概要の役員の名前に円谷家の名前は一人もない。それが実態。
一昨日、ひっそりとウルトラマンランドも閉園された。そのリリースは余程探さないと出てこない。
少し寂しい気持ちになった。

「ルポ 貧困大国アメリカ」を読む

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書) ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
(2008/01/22)
堤 未果

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発行されたのは今から5年前。今頃読んでるのか!とお叱りを受けそうだが、ようやく読んだ愚か者である。それも購入したのはブックオフの100円コーナー。卑しさ丸出し状態だが、こんな価値のある100円はないだろう。
1500円出してもガッカリする本がある一方で、こんな良書が100円で売られている。解釈はいろいろだと思うが、日本は平和ないい国なのだ。
それは本書を読んでも痛感すること。憲法や自衛権の問題が昨今賑やかになっており行く末が不安視される面もあるが、それは十分な生活ができているという裏返しかもしれない。
この当時と直近がどう違うかはわからない。しかし、本書が著された後にリーマンショックが起きていることを踏まえれば、あまり期待できないのが現実的。一般的には目にすることのない現実の過酷な世界が繰り広げられている。
やはり大切なのは仕組み。確立した仕組みや制度を作らなければ全てがバッドサイクルに陥ってしまう。そして傷つくのは末端の人々。戦争をしなくても戦争と状況は変わらない。
自由を求めることは相当の覚悟を強いる。一定の緊張感と一定の緩やかさの交差が一番シアワセなのだろうか・・・。
外国の幸福や国内の幸福を考える前に、自分たちの健全な生活を作っていくことでいっぱいいっぱい(汗)。でも、それを続けることが結果的にみんなシアワセになるとは思うんだけど・・・。
このシリーズは読まないといかんね・・・。今度はちゃんと買おう。
これもみんながシアワセになるための地道な方法だと思う。

ともに戦える「仲間」のつくり方

ともに戦える「仲間」のつくり方 ともに戦える「仲間」のつくり方
(2013/03/28)
南 壮一郎

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5月に開催された日本の人事部主催「HRカンファレンス」で参加したビズリーチ南社長の講演でいただいた本書。(何だか最近もらってばっかだ。)もっと早い段階で読むつもりだったがズルズルときてしまった。
素直な感想でいえば、相当無謀な計画と行動を若さと勢いで乗り越えたなという印象。今や我々の人材業界でも特異な存在として一定のポジションを築き、猛烈な成長力を示しているわけだから、僕の感想なんて弱者の遠吠えにしか聞こえないだろうけど・・・。
本書でビズリーチのビジネスモデルを少しでも吸収しようと思ったが、それは甘い考えだった。どんな事業ドメインでシェアを確保しているのかは一切わからない。
そんなノウハウを簡単に提供するわけないでしょと言われてしまえばそれまでで、それに期待している僕はつくづく甘い。本当に知りたければ会いに行け!(笑)。
本書はいわゆる創業物語で、企業の立ち上げから軌道に乗せるまでの期間の仕組み作りを克明に描いている。仲間の存在をクローズアップさせて。
多分、経験の長い経営者や幹部の方に響くことは少ないかと思うが、これから起業を志す若者やチーム作りに悩む若手リーダーには感動を覚えさせる書籍だと思う。
世の中にはいろんな経営者がいて、社員を奴隷のように扱うトップもいるだろうが、大半は社員を仲間や同志と捉え業務を進める人がほとんど。本書に書かれていることを過去の事例として振り返ることも多いのではなかろうか。
ただ凄いと思うのはリーマンショック後の業界がどん底時代にこの事業を作り上げたこと。事業の存続や売り上げの減少に悩ませている時期に新たな打ち手を出す力には感動と共に尊敬する。僕はそんなことはできないと思うし・・・。
南社長にいつかお会いする時があるとすれば、業界の先輩として恥ずかしくない態度で接したい(笑)。

逆境に手を合わす。

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日本経済新聞の広告を見て、勢いで購読を決めてしまった「日経トップリーダー」。稲盛社長学特集”逆境に手を合わせなさい”のキャッチコピーに上手く乗せられてしまった(笑)。
以前から気になってはいた雑誌だが、そのままにしていた。そのキャッチが背中を押したというわけか・・・。
約15年くらい「日経ビジネス」を定期購読していたが、一昨年に止めてしまった。僕の時間の使い方が下手くそなのが原因だが、あまり読むことなく積まれていくことに嫁さんが激怒してしまった。廃品回収の品が増えるだけでは嫁が怒るのも当然(苦笑)。
この雑誌は明確にターゲットを決めている。タイトルには”攻めるオーナー経営者のための”と表現されているが、対象となるのは中小企業の経営者。
僕のようなハナタレ経営者を含め、そこにフォーカスしている。記事は日経BP社が発行する他の雑誌と似た点はあるにせよ切り口は明快。
実に上手い販売戦略だな・・・(笑)。
8月号は稲盛氏の特集の他(どこかで聞いたことがある内容・・・笑)、名もない(失礼、僕が知らないだけ)中小企業の取り組むが披露されている。
その存在もブランドも知らないわけだが、その戦略や努力によって新たな市場を開拓している。日本国内には200万以上の企業が存在するわけだから、自分の知らない世界で切磋琢磨されてるのは当たり前のこと。
そのことを知るだけでも井の中の蛙にならなくて済む。もう少しボリュームがあれば理想的だが、久しぶりにビジネス誌を定期購読することで自分の視野も広げていきたい。
ここで経営スキルを上げたいなどおこがましいことは言うつもりはない。知るだけでは何もならない。上がれば嬉しいけど・・・(苦笑)。
稲盛氏は逆境に手を合わせろと言われる。確かにそう思う。
社長就任前は逆境だらけだった気もするが、最近は全く経験していないような・・・。これも努力不足ということか・・・。

4DXを体験したのだ!

夏休み真っ最中の昨日。息子と二人きりということもあり、午後から近所の中川コロナに出掛けた。ここは映画館の他、ボウリング場、カラオケ、ゲームセンター、スーパー銭湯などヒマな人たちが過ごせるレジャー施設が揃っている(笑)。
本来の目的は映画「風立ちぬ」と一緒に観ること。しかし、何故か風向きが変わり「パシフィック・シム」を観ることになってしまった。この映画はこの劇場では3D+4DXで上映される。
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4DXとは映画の臨場感をより出すために座席が動き、風があちこちから吹き、時折水しぶきが降りかかってくる。ユニバーサルスタジオのアトラクションのようなものだ。
(まだまだ全国にあるわけではないようですね。)
その分、値段も高い。通常料金よりプラス1300円。正価であれば大人で3000円を超える。かなり贅沢だ。それでもお盆ということもあり(?)、息子と一緒に観ることとした。
映画は全く落ち着かない。3Dさえ慌ただしいのに座席が映画のシーンに合わせ動き、衝撃も入る。のんびり観る余裕は全くない。
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140分の上映時間、かなり疲れることとなった。それも超激しい映画「パシフィック・シム」。あり得ない世界をあり得そうな雰囲気で描き、手に汗握る展開。楽しく観ることができた。
ゴジラ世代をオマージュしながらも壮絶なバトルはかなりくたびれた。眠気を襲うことは寸分たりともなかった。3年に1回くらいこの4DX+3Dで観ることもいいだろう。かなり刺激にもなるし・・・。今時、映画はどんなことでも描けるんだと痛感してしまった。
映画の後は、スーパー銭湯。名物「健美効炉」で息子とまったりと時間を過ごす。僕は読書。息子は施設内のマンガを読みながら時間は過ぎていく。健美効炉とは「滞在型」遠赤火窯サウナでジワ~ッと体が熱くなる。汗をダラダラ流しながら濡れた指でページをめくっていく。そんな読書もいい。その後は温泉でゆったり・・・。
夏休みのヒマな男同士の過ごし方。息子は4DXにかなり満足した様子。これも重要な家族サービスですな・・・。

映画「少年H」

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8月に観るには最適の映画といえるだろう。できれば子供と一緒に観るべきだったと鑑賞後、少し後悔。どんな感じ方をするかはわからないが、わからないなりに意味はあると思う。
妹尾少年を演じた吉岡君も良かった。もっと演技が上手になると味のある役者になるんじゃないかな。
お父さん役の水谷豊さんも肩の力が抜けてもメッセージ性の強い演技。「青春の殺人者」や「熱中時代」の頃の熱さも良かったけど、不器用な生き方をする大人の姿も格好いい。ちなみに「相棒」は観てません(笑)。
確か原作を読んだのは15年以上前。いつか映画化されるだろうなと思っていたが、随分と時間がかかったな。商業的な問題なのか「永遠の0」あたりが注目されたのが後押ししたのかは全く知らないが、本来はもっと早い段階で映画化されても良かっただろう。「ALLWAYS 三丁目の夕日」シリーズのFX技術が加速要因になったと思うのは僕だけだろうか・・・。
ただ思うのは原作の上下巻を2時間強にまとめてしまうのはかなり強引だったかもしれない。もっと詳細に訴えなければならない面が端折られ気がしてならない。その点が残念。
思い切って3時間ぐらいの超大作にしてもよかったと自分勝手に思う。それでも観るべき作品であるのは間違いないけど・・・。
テーマがテーマだけに観客はお年寄りの方がほとんど。ただ涙を誘うのではなく、笑いもありリラックスさせる雰囲気は、より客観視させる意味でも大切だ。と同時に若者も観ないと・・・。
未だに本棚に並んでいる少年H。
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そのころ読んだ本はほとんどBOOKOFFに売ってしまったのだが、なぜ残っているのかな。それも意味があることかもしれない。
と相変わらず、作品の詳細についてはほとんど触れていません。すいません・・・(笑)。

ネットのバカ

ネットのバカ (新潮新書) ネットのバカ (新潮新書)
(2013/07/13)
中川 淳一郎

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僕がブログを書く理由、facebookを頻繁に見る理由、twitterをほとんど見ない理由、2ちゃんねるを全く見ない理由、その答えが本書に全て書かれている気がする。
読みながら、「そうだ、そうだ」と頷き納得する場面が多かった。単細胞の僕がネットに踊らされていると言ってもおかしくない解釈はできるけど・・・(笑)。
インターネットが当たり前になり、ネット広告が既存の広告媒体の売上を越えてしまった現在、その影響力は無視することができない。僕の生活においても、今や新聞を読む時間やテレビを見る時間よりもネットと接触する時間が多くもなっている。だが、利用しながらもこんな使い方をしてはダメだと自問自答することは少ないないし、無駄な時間を過ごしてしまったと後悔することもある。
それは全ての時間に言えることだが、最近、そこに費やす時間を当てはめてみれば当然。スマホはもちろんのことノートPCもタブレットも常に身近にあるのだから・・・。
もっと切り離した生活ができるようにならないと一人の大人として成長できないと思いながらも、できていないのは何とも恥ずかしい。
僕のブログの影響力は皆無に近い(笑)。それでも表現には気を遣う。拙い表現しができていない現実はあるが、それでも第三者を意識して書いているつもり。
会社の評判を落としてはいけないという責任もあるが、軽はずみな発言で炎上させてもいけないという心配りもある。誰も見ていないから気にするなとの声もあるかもしれないが、ネットの怖さは理解しているつもり。本書を読んで改めてそれを痛感することとなった。
ここでも書かれているが、ネットは万能ではあるが、リアルは越えられない。リアルに勝るものはない。ネットをビジネスの中心に据える著者でもほぼ毎日飲みに行っている。そこがやはり重要というわけだ。
そして、本書の最後のフレーズは全て。それを腹に落としただけでもいいかもしれない。

出会えてよかった。「ハゲタカ鑑賞会」

共同幹事の櫻山さんのパクリのようなタイトルで申し訳ないです(笑)。
一週間前に終了した「ハゲタカ鑑賞会」。約3ヶ月、合計4回、総勢18名の方に出席を頂き、無事終えることができた。懇親会を含めれば22名。
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あくまでも趣味の延長線上であるのは間違いないが、そう言い切ってしまうには悲しすぎる。いや、表現が適切ではない。趣味の範囲で留めておくには、勿体なさすぎる。これも適切な表現ではないな・・・。
この会は言い出しっぺの櫻山さんと僕で計画し、そこにビジネススクール仲間の吉原さんが幹事として加わった。18名中、初めて会う方が9名。遠くは京都から、いや時間的には中津川からの参加もあり(笑)、僕にとっては新鮮な出会いだった。
企業経営者あり、MBAホルダー、税理士、社会保険労務士、M&Aのプロありと普段の生活では接点のない方と議論の場を作らせてもらった。ハナタレ経営者の身としては聞く話全てが刺激的であり学びであった。
いかに自分が無知であるかも再認識させられたのも却ってよかったのかもしれない。それが必ずしも自分より先輩ではない。年齢も仕事上の経験も僕よりははるかに低いにも拘らず、その知識や考え方にレベルの差を痛感した。無駄に年だけ取ってても意味がないという事ですね・・・(涙)。
特にファイナンス面おいては未知の世界を知らされた。
例えば、EBO。従業員による企業買収でも、実際は従業員よる買収金額が大きな割合を示すのではなく、銀行や他の出資者の割合が高い。しかし、一般的にはその比率が低くてもEBOとして捉えられる。そもそもEBO自体が世間一般にどれだけ発生しているかは分からないが、僕が思っていた認識とは違う。
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企業買収は株主価値と負債価値で決まり、借入金、社債の額の多さで大きく左右される。そこにフリーキャッシュフローがどれだけあるかが加わったり・・・。一本のドラマでどこまで展開していくというのだ。
それ以外にも「会社は誰のものか」で議論したり、日本はバブルの落とし前をつけたのかどうかと論じたりと、壮大なテーマで話は尽きなかった。
結局のところ、「アラン、お前には何も見えてない」ではなく「テツヤ、お前には何も見えてない」と言われてしまいそうだが、充実した時間であったのは間違いではない。
いいオッサン連中が会議室に籠り、じっとドラマを見続ける。第三者から見れば異様な姿にしか映らないかもしれないが、大真面目にこの鑑賞会を行ったのだ。これは僕の自己満足ではなく、参加された方全員が同様の想いで過ごしたのではないだろうか。
出会えたよかった。そして、開催してよかった。
終了後、一週間が経過し、改めてそう思う。お疲れ様でした。
さあ、そして、次は何を仕掛けるか・・・。

売れないモノの9割は売れるモノに変えられる

売れないモノの9割は売れるモノに変えられる 売れないモノの9割は売れるモノに変えられる
(2012/10/22)
佐藤 昌弘

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20代の頃はこの類の書籍をよく読んでいたと思う。まだまだ甘ちゃんな頃は何にでもすがりたく、参考になりそうなものは手を付けていた。
(今でも甘ちゃんという話もありますが、ここでは省きます・・・笑)
では47歳のこの時期にどうして本書なのか?
それは著者の佐藤昌弘氏とご縁を頂き、直接プレゼントされたため。佐藤氏は本書に限らず、多くの書籍を著されており、この他にも「凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク 」「凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールスノート」も頂いた。
「セールスシート」の方は大判で図解も多い事から、2年目の名大社女子に読むように渡した。いつもどんな時でも「ありがとうございます!」と元気な返事はするけれど、果たして読んだだろうか・・・。ちょっと心配だな・・・(笑)。
本書はどちらかといえばマーケティングの要素よりも心理学の要素が強い。人のこころを読んで、どう対応していくか、それをうまい例えで解説している。なるほど!と思わせてくれる点が多い。
マーケティングを基本に心理学、言語学、記号学、社会学など多くの事を学ばれ、それを実践に生かされている。著者に贔屓のお客さんが多いのも納得できる。
佐藤氏とは一度しかお会いしたことがないが不思議な縁。共通の知り合いから紹介されたのがキッカケだが、最寄駅が僕と隣、嫁さんと同じ出身地、オフィスの前をよく車で通る等、接点が多い。
それだけでも身近に感じ信頼を持ってしまうのは、本書で佐藤氏が書かれていることと共通する。う~ん、乗せられているな・・・(笑)。
売上が伸び悩んでいる営業や店舗、商売を始めて間もない方には気づきが多いと思う。