久々に東洋経済を購入。
最近はもっぱら楽天マガジンでパラパラ読む程度で買うのは久しぶり。
先週の特集が「採用クライシス 就活ルール廃止の衝撃」なので、
手に取って熟読するしかない。
それにしても最近はこの話題が多すぎる。
それほど大騒ぎしなくてもいいのではと思いながらも世間の関心はここに向かう。
とてつもなく悪いことをしているようにも聞こえるし、
本来あるべき姿だと正論にも聞こえる。
きっと答えなんて出ない。
出たとしても過去を調べればわかる通りどんなやり方でも形骸化する。
それが日本の就職事情だとも思う。
「山田さんはどう思いますか?」
と聞かれることもある。
皆さんが期待する素晴らしい答えを持ち合わせてはいない。
理想と現実が渦巻く世界で生きる側としては理想を大切にしながらも
自分たちがやれることで正論を組み立て推し進めるのみ。
そんなところだ。
この特集も確かに真実だが、これがすべてかと言われるとそれも困る。
世間はすっかり20卒向け、もしくは21卒向けに関心が向いているが、
名大社は先週の金曜日に19卒向けの合同説明会を実施した。
本誌では中小企業は絶望的なことを書いているがそうではない。
確かに多数の学生が来場するわけではない。
中小企業の採用が厳しいのも事実。
それでも130名ほどの学生が来場し、
懸命に企業を回り熱心に話を聞いている。
現場ではまだまだ熱い就職戦線が繰り広げられているのだ。
それを一括りにルールの撤廃ですべてが変わってしまうというのは
全体感が足りないように思え仕方がない。
それは東洋経済を批判するものではなく、
今の取り上げられるニュース全般に対してそう思うのだ。
今、懸命に就職活動をする学生や採用活動をする企業を見てもらいたい。
おちこぼれではない。
その姿も美しい。
企業VS学生 本音バトル
これだけ読むと誰も幸せになれない気がする。
そうではないはずだ。
就職活動の時期はいいことよりも辛いことの方が多いのも事実。
しかし、学生はこの経験を通し大人になり社会に巣立って行く。
本来はお互いが高め合う場のはず。
もっとプラスのことも書いていいのではないか。
それだけが表に出ると益々就職に対して後ろ向きの学生が多くなる。
大人の役割は明るい未来を提示することもひとつのはず。
今回の特集を読みながら、そんなことを考えてしまった。
ブログでも書いているがこの秋から大学2~3年生にキャリアの授業を担当している。
教えてることの一つにどんな就職活動時期になろうと一喜一憂しない自分作りがある。
どんな状況でも社会に飛び立つ準備ができていれば就活の時期は関係ない。
それはテクニックを教えるのでもなく、
就職活動の準備を早く行うことでもない。
どう自分らしく生きるかをしっかりと考えさせれば
あまり時期にこだわることはない。
当然不安はつきまとうし、迷い悩むことは多い。
その経験は早くて悪いわけではない。
全員が理想の姿になるわけではないが、
少しでもそんな学生が増えれば時期に振り回されることはないだろう。
そう期待したい。
と、ちょっとカッコいいことを書いてしまったが、
僕らの採用支援の事業としてはあの手この手を考えねばならない。
メインである中小企業のクライアントのためにも・・・。
名大社は採用支援を主な事業とする会社。
この東海地区の多くのクライアントの採用支援を行っている。
一年間通してみればその企業数は1000社前後になる。
ここ数年に広げればその数倍になる。
その支援が我々のミッション。
それは間違いない。
では、自社採用はどうか。
自戒をこめて言っておこう。
いい加減というわけではないが、クライアントのその質と量に比べればかなり軽め。
クライアントの手前、遠慮していた面は大きい。
自社イベントに参画することは皆無で、せいぜい自社ナビに掲載していたくらい。
ただそれでも一定の母集団は確保でき、そこから採用もできていた。
選考フローについてはそれほど悪くないと思っていた。
確かにその通りではある。
しかし、それは僕の自己満足的な要素も強く、
近い将来を見据えた戦略的な採用とは言い難かった。
採用担当も毎年コロコロと変えてきた。
これには自社採用を通して採用業務の大変さを学び、クライアントへの提案に活かす。
そんな意味が込められていた。
その目的であれば正解だが、
実際、それが自社の継続的なノウハウになったかといえば曖昧。
感覚的なノウハウとしては残っているが、
言語化され会社の理念や将来像に基づいているかを考えるとどうだろうか・・・。
これは採用を任された側の責任ではなく、任せてきた僕の責任。
採用計画もあまり準備もなく進めることが多かった。
「来月からさあ~、新卒採用を準備していくから、●●ちゃん、
今年は●●くんと一緒に頼むねえ~」
「マジですか?」
「マジで~す。」
そんな流れだった。
おかげさまで会社も順調に成長し、
そんなノリで済ますわけにはいかなくなってきた昨今。
僕の大いなる反省を含め、採用チームを再構築し準備を行うこととした。
一昨日がそのキックオフ。
20卒採用と中途採用についての考え方を共有し、
具体的な方向性を示しスケジュールを立てることにした。
ようやく戦略的に採用を行う。
それも攻めの採用を行う。
今まで全く作ってこなかった採用サイトも制作する。
さすがに自社イベントに参加するつもりはないが、積極的に取り組んでいく。
その活動も見てもらいたい。
みんな、よろしく頼むね!
先週、金曜日はあさひ合同事務所さんと一緒にセミナーを開催。
名大社としてはクライアントを集客し僕が最初に挨拶しただけで、
全てはあさひ合同事務所さん任せ。
テーマは労働基準法改正に伴う年休と残業規制の対応法について。
「働き方改革」が叫ばれる中、国が積極的に進めている政策だ。
主催者の名大社もどちらかといえば一参加者として学ばねばならない。
先日のブログでも書いたが、この類のセミナーは注目度が高い。
このセミナーの案内をクライアントに定期配信しているメルマガで送ったところ、
あっという間に予定数が埋まってしまった。
急きょ、10月30日にビル地下の会議室を借り、
60名予定で追加の計画を立てたが、こちらも瞬く間に埋まってしまった。
メルマガの効果が絶大なことに驚き(笑)、
人事担当者の関心の高さを痛感することとなった。
社会保険労務士で講師の中野所長は長年の経験を活かし、
分かりやすく丁寧に話をされた。
1ヶ月45時間の時間外労働の件は何とはなしに理解は進んでいるだろうが、
年休についてはまだまだ分かりにくいところ。
有給休暇取得を義務づけることと
会社から年休の5日間付与の義務の関連性が今一つ分かりにくかったり。
全従業員が4月1日から対象となるわけではないし・・・。
これを機会に就業規則や賃金規程を改定する企業も増えるのではないだろうか。
名大社においても他人事ではなくきっちりと対応せねばならない。
時間管理に対してまだルーズなメンバーがいるのも事実なので、
そのあたりの見える化も含め対策を講じていく。
この一連の「働き方改革」を経営者が面倒なことと捉えていてはダメ。
企業として取り残される。
今後、人材採用もこのあたりが訴求ポイントとなり、
求職者の企業選びに影響を与えていくだろう。
とんでもなく働きたい人が働けなくなる環境はどうかと思わなくもないが、
そんな人は経営者になるしかないのかな(笑)。
今月の日経トップリーダーの特集も「働き方改革」に関すること。
やはり注目度は高い。
さすがにここに登場するケースは許されるはずはないが、
今後、大々的に改善を求められる中小企業は多いだろう。
今回のセミナーが少しでも参加頂いたクライアントの役に立てればいい。
それにより、本当の働きやすい環境が生まれ、
採用・定着が上手く回っていくことを願いたい。
中野所長、ありがとうございました。
引き続き次回もよろしくお願いします。
毎年9月26日に開催される西川塾特別例会。
どんな理由でどんなことをやってきたかは
過去のブログを読んで頂ければ理解いただけるだろう。
ありがとう!西川塾特別例会
無事終了!西川塾特別例会
手抜きですみません。
今年のゲストは有楽製菓株式会社 代表取締役会長 河合伴治氏。
ご存知ブラックサンダーを作っている会社の会長さんだ。
河合会長は西川塾主との交流もあり、
我々の取り組みに賛同頂け、講演をしてもらえることになった。
毎年ビッグな方を招くことができ、嬉しい限り。
当日は西川塾塾生を始め若手経営者を中心に100名の方が参加。
「飛翔するブラックサンダー」というタイトルで1時間半近く講演を頂いた。
二代目経営者となる河合会長は創業者である父親との葛藤やブラックサンダーの誕生秘話、
全く売れない時期から大ヒットに繋がるまでのことをユーモアたっぷりに話していただけた。
第一印象はとても固い方だと思っていたが、実際はその反対。
その人柄が伝わってくるような話し方であった。
それは最初から備わっていたわけではなく、事業の困難を超え成り立ってきたこと。
リストラの辛い経験や札つきの社員(本人曰く)の教育を通し、学んでこられたもの。
上手く行かないことも多くスナックに通い詰め、飲んだくれの日々もあったという。
少なからず部下を責めていた時期もあったのだ。
それが「人を責めると苦しむのは自分ですよ。」という言葉にハッとさせられ行動も変わられた。
父親との確執も自分の責任と理解した時にわだかまりも消えたとのこと。
やはりすべてのことは自責で捉えるべきと改めて痛感した話だった。
最初は売れなかったブラックサンダーもターゲットを大学生に置き換えたことからヒットし始めた。
内村航平選手の話は有名なので割愛するが、
結果として、今や誰でも一度は食したことのあるお菓子となった。
最後に話された会社が上手くいく絶対条件も面白かった。
なるほど、そういうことね。
僕も少しはやっているとはいえ、もっと気をつけます。
肝心な内容は内緒(笑)。
講演終了後はいつものように懇親会。
ここで初めて河合会長に挨拶をさせてもらった。
参加者同士の交流も活発でいい懇親会でもあった。
今回、僕はほどんど働きもせず参加しただけ。
石黒事務局長はそれが許せなかったのか、最後の締めは山田がやれと言う。
なんだか毎年、締めの挨拶だけやらされている気がする。
はい、名古屋の宴会の締めと言えば、
西川塾懇親会の締めと言えば、
そうです、名古屋ナモ締め。
さすがに毎年やっていると参加者の呼吸もバッチリ。
乱れることのない手拍子で終えることができた。
こうした活動を毎年やっていくのも重要で、
ここに関わることで自分が果たすべき役割も再認識できる。
改めて塾生仲間に感謝。
今年も大盛況に終わった西川塾特別例会。
お疲れ様でした。
気づけば金曜日。
「暑い!暑い!」と言っているだけであっという間に一週間が過ぎていく。
名大社では明日から15日までは夏季休暇に入る。
やらねばならないことが全然できていないような・・・。
まずは今日一日しっかりと過ごさねば・・・。
今週火曜は中部経済同友会の夏季セミナーに初めて参加。
3か月ほど前に先輩経営者から推薦を頂き、中部経済同友会に入会したのだ。
僕のような愚か者経営者が入会できるか不安だったが、意外とあっさりと承認された。
新入会員向けのセミナーもあったがスケジュールが全く合わず、
ようやく参加できたのがこの夏季セミナー。
「クールビズでお越しください。」
と案内に書かれていたので呑気にポロシャツで出席するが、さすがに浮いていた。
紹介いただいた先輩経営者からは
「山田さん、恥ずかしいよ~」と言われてしまった。
もっと場をわきまえないといけませんね(笑)。
何より会場のナゴヤキャッスルは冷房が効きすぎて寒かった。
中部地区の錚々たる企業が揃うこの会はテーマも重厚。
「大転換期を超えて日本が目指す道」。
モノづくりが盛んな東海地区がどんな未来を創っていくかのを基調講演と
パネルディスカッションを通し語ってもらった。
最小二乗法や猫関数を使ったディープラ―ニングの話はさっぱり理解できなかったが、
要はそれを上手く活用することで農業も製造業も劇的に変化する。
モノづくり日本の地位を取り戻すことは可能ということ。
なかなか自分事として捉えることのできない僕はまだまだ未熟。
現役官僚によるこれからの国家の在り方と個人の向かうべき方向も勉強になった。
僕らが思っている以上に若手の官僚は真剣にこれからの日本について考えている。
既得権ばかり気にするお偉い方ではなく、
もっとこの世代に任せてしまった方が国家の信頼は回復できるのではないか、
そんなふうに思ってしまった。
この日は夕方からクラブ愛知の納涼会が金シャチ横丁(義直ゾーン)で行われた。
なんやかんや言って金シャチ横丁は初めての利用。
こんなクラフトビールもあるんですね・・・。
「名古屋城金シャチ海鮮市場BEER&BBQ」が期間限定で開催されているが、
思ったほど知られていないんじゃないかな。
もしくはあまりにも暑くて客足が遠のいているのかな?
お邪魔した日は意外と涼しかったけど・・・。
火曜日以降もバタバタと。
一昨日は「名古屋ファミリービジネス研究会」のDay2。
こちらは時間があれば改めて報告したい。
昨日はこれ。
これは報告の必要はないな.
とてもいい会だったけどね(笑)。
高田くん、お疲れ様でした。
そして、今日はインターンシップ学生のプレゼンと会社の納涼会。
こちらも時間があれば改めて報告したい。
そんなこんなの1週間。
それでは休暇前の最終日、元気に行ってきます!
日本代表がベルギーに敗れて一週間が経過する。
最後の最後で逆転されたのは悔しいし残念だが、清々しさが残ったのも事実。
それは僕に限らず日本全体が同じ気持ちで、
健闘を称える姿がそれを証明している。
西野監督の呆然としたインタビューも、
乾選手の泣きじゃくる姿も、
昌子選手のグランドを叩きつけるシーンも印象的。
感動させる場面はいくつもあった。
この大会を通して、いや、その前の大会も通して感じたのは長谷部誠選手の姿勢。
そのキャプテンシーは素人の僕が語るまでもないが、
彼の言動にはいつも感心させられる。
さすがにベルギー戦直後のインタービューでは言葉に詰まっていたが、
他の試合や記者会見では常に冷静で感情を露にすることもなく、
真摯に答えている。
簡単そうで簡単でない。
敗れた試合ではそっけない態度の多い選手の中でも長谷部選手は丁寧に答えている。
その実直さや気分に左右されない態度がキャプテンらしさと言えると思うが、
彼の場合は明確な言葉を持っている。
いつも言動を見ているわけではないのではっきりしたことは言えないが、
常に自分の言葉で話をしている。
それも精神論で頼るのではなく、論理的に分析もして語っている。
いつも頭を使っている証拠だと思うが、
今の生活では日本語を使用するケースはそれほど多くないはず。
ドイツでプレーしてもう10年も経っているので、
普段の生活の思考パターンが変わっていてもおかしくない。
それでも明確に分かり易く日本語を使う。
これはキャプテンとして選手をまとめる上でも重要なはず。
「死ぬ気でやれ!」
「絶対勝つぞ!」
だけでは通用しない。
スポーツに限らず、どんな世界でも自分の言葉を持つことは必要。
より上の立場になればなるほど、伝える言葉は重要。
彼がベストセラー作家であるのも頷ける(笑)。
今更ながら読んでみる必要があるかも・・・。
代表引退は寂しいが、彼の背負ってきた重圧を外してあげる時期なんだろう。
彼のインタビューを通して学ぶ場面は多かった。
上に立つ者は常に言葉を磨かねばなりませんね。
ありがとうございました。
今朝の朝礼はしっかりと語ります(笑)。
2週連続の京都。
あら、珍しい・・・。
ちょっと広げれば3週連続の関西。
あら、珍しい・・・。
来月にも京都に行くしね・・・。
それは一昨日のこと。
僕が所属する経営塾「壺中の会」のオプション例会が京都で行われた。
壺中の会は松下哲学を学ぶ場。
そうなると向かう先は自ずと決まっている。
京都駅前にある松下資料館。
盟友櫻山さんと初めてお邪魔したのがちょうど4年前。
その時のブログはこちら。
この時は館内を自由に回っただけだが、今回は遠藤館長による講話を含め2時間ほど滞在。
松下幸之助翁が何時も語られるのは原理原則。
著書を読み、DVDも鑑賞し、常に学んでいるのだが、
脳ミソの程度が悪いのかすぐに忘れてしまう。
繰り返し繰り返し学び続けないと本当に自分の力にはならないのだろう。
今回、伺った話も初めてではない。
どこかで読んだり、どこかで聞いたりした話だが、
その都度、新鮮であるし、その都度、自分のデキなさ加減にガッカリしたりする。
それも反省として捉え、継続させる必要はある。
松下氏の言われる代表的な言葉は「素直な心」。
今回は映像を見ながらの復習。
素直な心の10カ条は、
1.私心にとらわれない
2.耳を傾ける
3.寛容
4.実相が見える
5.道理を知る
6.すべてに学ぶ心
7.融通無碍
8.平常心
9.価値を知る
10.広い愛の心
頭では十分わかっているんだけど・・・。
遠藤館長から渡されたのは「素直な心」を考える自己診断チェックシート。
これを毎日実施するといいと言う。
早速、昨日、やってみた。
素直な心の持ち主として相応しいかどうかは分からない。
平常心はもっと持ち合わせていると思ったんだけど・・・。
これは日によって結果は違ってくるだろう。
さすがに毎日は難しいが、その都度、チェックしていこう。
松下資料館の次に向かったのが、東山にある霊仙歴史館。
こちらは初めて。
隣接している坂本龍馬のお墓は一度伺ったことはあったが、
歴史館の存在すら知らなかった。
こちらの初代館長は松下幸之助氏。
そんなご縁もあり、資料館からこちらへ直行。
幕末維新ミュージアムというくらいだから幕末から維新にかけての展示が中心だが、
大河ドラマ「西郷どん」の話題もあり、大西郷展と特別展が設けられていた。
この時代のことはもっと勉強しなければと常に思っているが、
思うように進んでいない。
ドラマを見て書物を読むくらい。
「西郷どん」「龍馬伝」「八重の桜」「花燃ゆ」と過去のドラマを繋ぎ合わせながら、館内を回った。
明治元年から150年。
明治維新の壮絶な期間は日本の歴史においても大きな意味を持つ。
どんな大きな意味?と問われると答えに窮するが、この期間に学ぶべき点は多い。
経営についても歴史についても学ぶだけでは意味がない。
何かの形で実践に活かす。
今の日本が生まれ分かるための行動を起こすわけではないが、
自分にできることはやっていかねばならない。
京都は学ぶ場が多い。
ちょくちょくお邪魔する機会をこれからも持つようにしたい。
ご一緒した「壺中の会」のみなさん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
一昨日の土曜日は京都。
ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)主催でUターン学生向けのセミナーが
パートナー会社OVOさんで開催された。
遠くに写るのは準備中のOVOの池田さんと田村さん。
田村さんの司会進行も素晴らしかった。
この日は名大社も「ジモト就職フェア」。
あちこちでイベントが行われたわけだ。
このイベントは京都を中心に関西圏の学生が参加。
静岡・東海から中国・四国地区出身のUターン就職希望の3年生がほとんどだったが、
中には熱心な1年生も参加していた。
岐阜県、三重県出身者も参加するため東海地区代表として僕が出席。
第一部は「就活のコツセミナー」。
4社の各地域の就職情報会社の代表が登壇し、
各地域の魅力からUターン就職の必勝法までを熱く語った。
基本的にどこの会社の代表も話好き。
喋り始めるとなかなか止まらない。
僕はそのあたりを気をつけて短めに喋ったつもりだが、
本当に短かったかどうかは分からない(笑)。
第二部は「ふるさと就職相談タイム」。
エリアごとのブースで各地域出身者と具体的な相談に乗る。
僕のブースには1年生から来春卒業予定の学生まで様々な学生が訪れ、
質問を交えながら就職全般について語り合う。
素朴で新鮮な学生が多かった。
第三部は交流パーティーで学生同士のコミュニケーションの場。
途中から我々も入り、学生と情報交換。
兵庫県出身の女子学生と会話するが、
その学生は珍しいことに愛知県に就職したいという。
名古屋メシも大好きでちょくちょく遊びにも来るとのこと。
僕の人気シリーズ「食べ物ブログ」を勧めておいた(笑)。
特に縁もゆかりもないらしいが、名古屋圏は魅力があると感じているようだ。
しかし、明確な理由がないため、志望動機に欠けるのではという
不安を抱えているようだが、そんなことは心配無用。
保守的、閉鎖的といわれる名古屋圏もIターン学生は大歓迎。
そんなことを恐れる必要はない。
そんな交流も含め、学生らと情報交換を行った。
彼ら彼女らのこれからに少しでも役立てばいい。
今週土曜日は同じ内容のイベントが東京で開催される。
まだまだ予約は可能。
詳細はこちら。
このブログの読者には関東地区の学生さんはいないと思うが(苦笑)、
もし興味があれば参加してもらいたい。
たまにはこんなイベントもいい。
ご協力いただいたみなさん、お疲れ様でした。
今週も張り切っていきましょう。
「あの~、最初に挨拶をさせてもらうのですが、日大のことを触れても大丈夫ですか?」
「全然問題ないですよ。かえってウケるんじゃないですか?」
これが僕が元関取 舞の海秀平氏に挨拶に伺った時の会話。
何かと言えば、一昨日開催された母校の父母教育懇談会。
記念講演会の講師は舞の海さんで、
僕は後援会長として最初に挨拶をしなければならない。
舞の海さんは日大相撲部の出身だったため、失礼と思いながら冒頭の質問をしてみた。
実際に「今話題の日大の話が出るか、分かりませんが・・・」
というような挨拶をしたが、一定の関心は集めた(笑)。
舞の海さんといえば、新弟子検査で
頭にシリコンを埋めて身長を高くして臨んだというのは有名な話。
今回はそのあたりの苦労話から現在の相撲界の裏事情、
自分の現役時代のエピソードについて語って頂いた。
「みなさんに持ち帰ってもらうような話はひとつもありません。」
と言われていたが、それはあくまでもアイスブレイク的なネタであることは
話を伺ううちに理解できた。
以前、伺った山本昌さんにしろ、舞の海さんにしろ、
この手の方は話が上手い。
何よりも頭の良さを感じる。
ただ経験を感情的に話すのではなく、論理的な組み立てもされており、
あちこちに話題を飛ばしながらも、
きっちりと元の話題に戻って納得させるのはさすが。
だからこそ、現役を退いてからもひっきりなしに講演依頼があるのだろう。
僕の感覚にすぎないが、元アスリートの講演はきっと2つに分かれる。
ひとつはその名を利用していくつも講演をするが、
全然つまらなくて次第に消えていくケース。
もうひとつは話をブラッシュアップさせ続け、講師業としても成立するケース。
そんなんじゃないだろうか。
名を生かせるも生かせないのも本人の努力とセンスだと思う。
相撲界の裏事情はこのブログで公開できないので僕の胸の内に留めておく。
日大の件については、軽く触れられた。
田中理事長は舞の海さんが学生時代の監督。
それも相撲部屋を紹介してくれた恩人。
立場的にあまり辛辣は発言ができないのもよく分かる・・・。
曙や小錦との対戦秘話も披露。
タイトルにあるような「少よく大を制す」のための葛藤。
それは恐怖が伴うことでもあるが、実に面白かった。
なんせ自分の3倍の体重の人間が圧し掛かってくるのである。
傍から見てる分にはいいが、本人にとってはたまったもんじゃない。
そんな舞の海さんが小結まで上り詰めた理由は、
真面目で素直じゃなかったからという。
十分、真面目で素直だと思うのだが、肝心なところではそうじゃなかったようだ。
それが人のやらない技や思いがけないアイデアを繰り出したことに繋がった。
いい意味での開き直りが状況、状況で打ち出せたことによる。
それは相撲の世界だけでなくすべてにおいて言えること。
そんな意味では持ち換えるに十分な講演だった。
せっかくならツーショット写真をお願いすればよかった。
僕の方が間違いなく背が高い(笑)。
貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
最近のブログを読み返すと仕事や業界のことに全く触れていない。
これだと仕事をせずに飲んだり、走ったり、
飲んだり、食べたりしてるだけと思われてしまう。
それは不本意。
不本意ではないが、誤解を招いてしまう。
たまには業界人らしいところも見せなきゃいけないと昨日痛烈に感じた。
と、昨日、日経新聞を開くと載っているではないか、業界ネタが・・・。
そんなわけで昨今の就職事情について思う点でも書いてみたい(笑)。
名古屋でも20卒就活に向けた動きはスタート。
今日はリクルートさんもマイナビさんもインターンシップイベントを開催。
さて、どっちが多くの学生を集めるのかな?(笑)
就職に関して全く関心がないと思っていた大学3年の娘もどうやら参加するらしい。
彼女には7月3日開催する名大社のイベントにも参加してもらいたい。
それはそれでいい。
早い時期から世の中にはどんな業界があり、どんな仕事があるのかを知るのは大切。
なんの知識も持たずに知名度だけに振舞わされる就活は避けてもらいたいし・・・。
今回の日経新聞で気になったのは、その左下に書かれている19卒の状況。
ディスコさん調べでは6月1日時点で内定率は65.7%。
ディスコさんを悪く言うつもりもないし、ウソのデータとも思っていないが、
「いやいや、そうじゃないでしょ?」と思わず唸ってしまう。
この数字が独り歩きするのではないかと心配になる。
対象はキャリタス就活の学生モニター1,145名。
いわゆる意識の高い優秀層。
東海地区のごく普通の学生とは明らかに就活のスタイルも異なる。
しかし、この数字だけ見せられると悪い意味で焦ってしまうのではないか。
先日も大学のキャリアセンターの方と
このような数字が与える悪影響について話をしていた。
実際、大学側の集計とは乖離しているが、
どうしても報道されることにより、その数字が世の中の正しさと認識されてしまう。
まだ継続中の学生もそうだが、その親御さんにも不安を与える。
特に親の影響力の強い昨今は負の連鎖がついて回る。
売り手市場だからといっていいことばかりではない。
大学側は自校の数字を提示しながら、
安心材料を提供するのだが簡単ではないようだ。
それは採用する企業側もそう。
今、名大社としてもクライアントに採用支援の真っ最中だが、
今年は本当に採用側の環境は厳しい。
中小企業はより厳しい。
こんな数字を見せられると絶望的になってしまう。
本来は学生も企業もチャンスは残っているのに、
みすみす逃してしまいそうな予感さえある。
それは勿体ないと思うのだ。
例年よりは難しい環境であるのは間違いないが、
名大社としてこれからもやっていくべきことはある。
シューカツはもう終わってしまったのか。
まだ、そんなことはない。
仮に内定率が80%といわれてもやるべきことはまだまだあると思う。