昨日は4月1日。日本中のあちこちで入社式が行われたことだろう。
名大社は2名の新人が入社し、全員の前で自己紹介した。
イベントの手伝いや懇親会の場で頻繁に顔を出しているので、
今更という気がしないでもないが、
ここは新社会人としてしっかりとけじめをつけなければならない。
久しぶりに見た緊張した姿。
最終面接以来じゃないだろうか(笑)。
その緊張感がたまらなくいい。最初はこうでなくっちゃ。
事前にかなり考えてきたと想像させる気持ちのこもった挨拶。
新鮮で良かった。
あいにくの雨もどこかに吹き飛んだんじゃないかな。
実際は降っていたけど・・・。
僕もその前後に偉そうに話をさせてもらった。
朝4時に起床してそのネタを考えたのだが(実際は早く目が覚めただけ・・・笑)、
その書いた文書は誤送信で会社に届かず。
パフ釘崎社長のブログを読んで感動したので、パクらせてもらおうと考えたが、
高くつきそうな感じがしたのでそれも止めた(笑)。
結局は頭に入っていたことを引っ張り出して、話をさせてもらった。
この社員証はただ首から掛け、社員としての証明をするだけのものではない。
これは我々の誇りである。
この社員証を首からかけ、胸に掲げることによって、誇りを持って仕事に臨む。
自分たちの仕事を信じて、自分たちの存在を信じて、仕事に臨む。
とかなり上から目線の挨拶を含め、中田英寿ネタ、西川塾主ネタを引用した。
他人の言葉ばかりとの非難もあるだろうが、そんなことは構わない。
その中に自分なりのエッセンスを盛り込んだのだから(苦笑)。
昨日から入社した宇佐見(女)と尾関(男)。
この2人が名大社の新人となりますので、どうぞよろしくお願いします。
酒豪と年上キラーで~す(笑)。
1ヶ月間の研修を経て現場に出る。
しばらくはじっくりと学んでもらう。
ちなみに僕の担当はブログの書き方、
丸の内周辺のお値打ちで美味しいお店の探し方、
愚か者飲み道という会社にとっての最重要項目。
1ヶ月後のデビューに向け、しっかりと育成していくのだ。
あとは日替わり講師が研修していく。
全員でこの2人を見守りながら育てていきたい。
誇りを持って仕事に臨め。
それを言葉だけでなく体と心で受け止めてもらいたい。
先週は大塚商会さんの主催する(大塚家具ではありません。当たり前か・・・)イベントに参加。
いくつかある講演のひとつ「『ビリギャル』の著書に学ぶ ~会社でも使える人材育成法~」に出席した。
最近、巷を賑わしている「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
の著者である坪田信貴氏の講演。タイトルが長いな・・・(笑)。
すでに60万部を突破する発行部数。
塾長であり経営者なのだが、ベストセラー作家と呼ぶべきか。
僕はテレビ等での活躍は全く見ていなかったので、
勝手に塾の先生のイメージを持ち、結構、カタい人なんじゃないかと想像していた。
その想像とは大違い。
講演もメチャクチャ面白かった。
(なんという安っぽい表現・・笑)
普段、午後の講演は瞬間的にも眠気が襲う時間帯が存在するが、一切訪れなかった。
(それが普通か・・・)
スピード感あふれる70分間。組織の先頭に立つ者としても大いに勉強になった。
坪田氏の考える教育者とは、できない子をできる様にすること。
本来人間の能力に差はないという。
いかにヤル気にさせ、結果を導くことが本来の役割であり、
それが教育者に求められることでもあると・・・。
塾経営のみを考えるとできない子ばかり集めるのは相当なリスクになるため、
一般的な塾はそれをやりたがらない。
それを結果という最大の根拠で示す坪田氏の考えに説得力が増す。
その坪田氏は未来で自己紹介を語る。
世界史の教科書に自分の名前が載るのが夢。
それは単純に自分の功績が載るのではない。
100年後に自分の生徒が偉大な人物として教科書に載り、
それを指導したのが坪田氏であると後に評価され、教科書に載るという300年計画らしい。
その妄想力だけでもあっ晴れだ(笑)。
全体の講演を通して、いかに自分の部下指導が正しくないか、
伸ばすための発言をしていないかがよく理解できた。
反省・・・。
肝心な講演内容は面倒なので割愛。
それだと叱られそうなので、少しだけ紹介。
これは坪田氏が写真撮影を許してくれたこと。ちょっと見ずらい。
①相互尊敬、相互理解
②相手が自分自身を勇気づけられるように勇気づける
③共同体の役に立つように勇気づける
加点主義だとか、プロセス重視だとか、普段、思っていたりするすることなんだけど、
目の前の結果を見てしまうとそれができなかったりして・・・。
う~ん、やっぱり反省。
塾であろうが、会社であろうが、人をヤル気にして行動させることは同じ。
それが本人にとっても、周りにとってもプラスに働く。
いい学ぶになりました。
ありがとうございました。
3月1日から16卒向けの就職活動がスタートした。
名大社は1日にクレストンホテルで「上場企業就職フェア」、
昨日はウインクあいちで「アスリート就職セミナー東海」を開催。
両日ともスタイルは違うが、多くの学生さんに参加してもらった。
イベント風景はこんな感じ。
昨日は体育会系学生に特化したイベントという事もあり、ジャージ姿の学生さんも・・・。
これから部活か?もう終わったのか?
まあ、これもいいじゃないか。
1日は解禁日のため、イベント会場へ取材が殺到した。
テレビ局4局、新聞社3社というこれまでにない多さ。
就職事情に一番詳しい、いや、一番ヒマそうな僕がインタビューに答えさせてもらった(笑)。
全てを確認したわけではないが、あちこちに顔を出したようだ。
初めて中日新聞の第一面に名前も掲載された。
犯罪などの悪い記事でなくてよかった(笑)。
メディアに自分の意見が掲載されるのは結構怖いこと。
普段の生活は失言ばかりだが、ここではそんなことは許されない。
迂闊な言葉を発した時点で会社の評判が下がることもあり得る。
言葉を選ぶことになる。
だからつまらないという指摘もあるかもしれないが、そのあたりはご理解いただきたい(苦笑)。
圧倒的に多かった質問は就職活動後ろ倒しに対しての影響、企業側の選考時期について。
その時点でネガティブな要素だが、現状をみれば仕方ない。
企業の動きはマチマチで、指針が遵守されるケースがむしろ少ないとすれば、
それに振り回される学生や企業が増えるのは必然。
どうしてもお互いに焦る気持ちが芽生えるだろう。
これは僕の力では何ともならない。
大体のことは何ともならないけど・・・(苦笑)。
そんな環境だからこそ、焦らないでほしい。
周りに踊らされないでほしい。
理想は働きごこち研究所の藤野さんが言ってるような「ワクワクする就職活動」であり、
「ワクワクする採用活動」。
自ら楽しむ方向へ持っていくのも大切。
「売り手市場だから、就活は楽勝」なんて勘違いな発言もおかしい。
就職活動は楽勝だとしても、社会に出て苦労するだけ。
目の前のことを前向きに捉え、ひとつずつクリアしていくしかない。
合同説明会も3月に集中しているため、それさえ参加すれば大丈夫ということもない。
時期によって顔ぶれも違えば、企業の魅力も違う。
これからもずっと開催される。
全ての学生の性格が同じではないように企業の個性も全て異なる。
だから面白い。だからワクワクする。
それを画一的に決めつけないで欲しいとも思う。
今のままだといきなりピークがきて、そのまま終息してしまいそうな感じもあり・・・。
そんな簡単じゃないだろう。
人気企業の会社説明会に参加できなくても落ち込む必要なんてない。
いくらでも歓迎してくれる会社はある。
採用担当者だってワクワクしたい気持ちはいっぱいなのだ。
なんだか取り留めのない内容になってしまったが、
この2日間の学生さんの動きを見ながら、気持ちだけが焦っているような気がして。
(そんなことないかな。余裕かましてるかな・・・。)
焦るな、慌てるな、就職活動。
まだスタートしたばかりなんだから・・・。
昨日、僕の周りでは東京マラソンや犬山マラソンに出場する仲間が多く、気持ちいい汗を流していた。
僕は体は動かさず堅めの行動(笑)。
加盟する団体の大きなイベントが開催されたため、ウェスティンナゴヤキャッスルまで出向いたのだ。
いくつかの催しが組まれていたが、僕の目的は元伊藤忠商事社長の丹羽宇一郎氏の講演。
一度はぜひお話を伺ってみたいとずっと思っていたが、今回、偶然にも機会を頂いた。
尊敬する経営者のおひとり。
個人的には経営者時代の話を聞きたかったのだが、
昨今の話題で言えば必然的に中国へとテーマは向かう。
演題も「中国の大問題と日本の将来」と元駐中国大使らしいタイトル。
在任中のことはよく知らないが、日本国内では「売国奴」と呼ばれあまり評価はされなかった。
僕はそれが不思議でならなかったが、今日の話を伺い、
丹羽氏の方がより大局的に日本と中国のことを捉えていたのだと納得した。
人の偏った見方は怖いですね(苦笑)。
講演時間は1時間半。
熱く語られる方と想像したがそうではなく、淡々と自分の考えを語られていた。
総合商社の元経営者らしく感情論だけに左右されない数字を活用した論点は説得力を持たせたと思う。
丹羽氏は日本と中国に精通する立場から客観的な意見を述べられていた。
何かと中国に対して批判的な日本だが(まあ、お互いだけど・・)、
両国の競争力を考えた場合、明らかに日本の分が悪い。
それは単に経済成長率ではなく、人に対する投資でも相当な差が出ているよう。
将来的に更に広がることを懸念し、もっと日本の教育費を増やすことを力説されていた。
日本のような資源もない国は人間の脳に投資をするしか方法はないと・・・。
経済力の低下、格差の広がり、共産党の一党独裁体制など中国の問題も語られてはいたが、
それは日本にも危機感を持たせる意味合いが強いように感じた。
そんな表現が上手く伝わらないと「売国奴」と誤解されるのであろう。
強調されていたのは日本は平和であらねばならないこと、自由貿易で生きていかなきゃいけないこと。
将来の子供のためにそれが必要であると強く話された。
中国の脅威、強さ、脆さを肌で知る丹羽氏だからこそ、
日本の不甲斐なさと期待感を愛情表現として話されたのであろう。
勉強になりました。
ありがとうございました。
「名大社スタッフブログ」をスタートして早や5ヵ月。
ありがたいことにあちこちの方からお褒めのお言葉を頂いたりする。
当初は否定的だったメンバーもそれなりに前向きに捉え面白おかしく表現している。
このブログを通して僕自身が初めて知ることもあり、それも新鮮。
何よりも嬉しいのは少なからず一人ひとりの視野が広がっていること。
たかが知れてると言われてしまえばそれまでだが、どんなネタでどんなことを書こうか
とアイデアをひねり出す行為は普段の生活にもプラスになっているはず。
それだけでもこのブログが社員教育になっているのではと愚かな僕は感じてしまう。
それはそれでいい。
しかし、多少慣れてきたことも理由かもしれないが、最初の緊張感がなくなっているのも事実。
今週はルールが守られず掲載を取りやめた日があった。
若手のメンバーがルールを破ったため、僕が掲載を中止にした。
ブログ自体はしっかりと書かれていて面白い内容である。
ルールも些細と言ってしまえばそれまでで、わめき立てるような大きな問題ではない。
だが、大切なのは問題の大小ではなく、またルールの大小でもない。
約束を守ったか、守らなかったかが一番大切なことである。
たかがブログで業務には一切支障をきたすことはない。
だからそこ注意しなければならないし、理解してもらわないといけない。
小さなミスを受け流しておくのは難しくない。
一言注意するだけでいいかもしれない。
アポの時間が2~3分遅くなろうが、寛大な方は何も言わないだろう。
しかし、そこに甘えが生じてしまうと気づいた時には手遅れになると僕は考える。
大きな問題を起こした時に叱責していては、
本人にとっても会社にとっても取り返しのつかない場合も考えられる。
一番小さいところで認識しておくのが重要なのだ。
本人は「なぜあのくらいのことであんな叱られ方をしなきゃいけないんだ・・・」
と思うかもしれないが、そこが大切なのだと気づいて欲しい。
そのために準備という時間があることに気づいて欲しい。
これもいい機会。
となると、そんな機会を与えてくれたブログは社員教育のいい場なのかもしれない。
そんな事をふと思ったりしてみた。
先週金曜は経営者仲間のくま先輩にお誘いを頂き、
経営品質実践塾&素晴らしき経営研究会共催の勉強会に参加。
テーマは「科学と経営」という未知の世界。
京都大学大学院教授山口栄一氏の講演を2部構成で伺った。
”科学”と聞いただけで体が拒否反応を示しそうだが、新しい事を知るのは重要。
いい機会と捉え京都までお邪魔させてもらった。
結論から言えば、目から鱗状態。
これまで全く耳にしたことのない新鮮かつ思いの深い話を伺うことができた。
「理系の大学教授なんて難しくてつまらない話だろうな・・・」
なんて当初、思っていた僕は失礼極まりない。
山口教授、大変申し訳ありません。
専門分野の構造的な説明はちょっと寝落ちしかけてしまったが(汗)、
トータルで見れば大いに勉強になった。
自分が少しだけ賢くなったような気がしてならない。
話し方も素人に対して優しく分かりやすいもの。
専門的で複雑な分野だが僕のようなアナログ文系人間でも十分理解することができた。
理由の一つとしては、人や経営の観点から述べられていた点にもあると思う。
経営者の立場、一人の人間の立場として語られているため、その状況がイメージしやすかった。
肝心の内容というのは「福島原発事故から学ぶ組織風土改革」と
「ノーベル賞の舞台裏~青色LED開発とイノベーションダイヤグラム~」。
山口教授が実際に取材活動を行い、当事者とのインタビューから得た情報を論理的にまとめているため説得力が高い。
マスコミの報道では見えにくい真実のドラマを知ることができた。
このブログではあまり詳細に触れることはできないが(すいません)、
福島原発事故における菅元首相や東京電力の対応も認識が変わった。
ノーベル賞受賞の件も然り。
華やかな舞台の裏側にある技術的な駆け引きもとても面白かった。
そんな世界があるとは、新聞やTVを見ているだけでは知る由もない。
企業内のポジション、自己主張の強さと信念、そして運。
それにより世間の評価も大きく変わってしまう。
企業の論理、社長、幹部の論理は本当に正しいのか・・・。
改めて自己に対する客観性の必要を感じることになった。
一体、何のことかサッパリですよね?すいません・・・。
うちの会社の事業に関わる点もあった。
僕らが企業の募集要項を作成する際、「研究開発」という職種名があったりする。
自分たちでは当たり前のように使用しているが、本来はあり得ないようだ。
「研究」と「開発」が同居することはない。行う仕事も全然違えば、本人の志向性も違う。
これはうちの会社だけで問題ではなく業界全体の問題だが、反省ですね(苦笑)。
勉強会終了後の懇親会では山口教授にも挨拶させて頂き、直接お話を伺うこともできた。
京都まで出向いた甲斐があった。
有意義な時間をありがとうございました。
くま先輩にも感謝!
昨日の日経新聞に興味深い記事が掲載されていた。
「稼げる大卒をどう育てる」というタイトルで今の大学生の就職率や生涯賃金の比較が載っていた。
好況期、不況期に関係なく就職率については常に問題視されている。
特に最近であれば非正規社員の増加と共に就職率の低下が叫ばれていたが、
それは何十年前の就職率と大きくは変わらないのが事実のようだ。
今、読んでいる『「就活」の社会史』にそのあたりのことが書かれている。
その書籍については改めて書きたいと思うが、
読みながら感じたのは昔も今も大きくは変わらないということ。
今ほど進学率が高くない戦後や高度成長期の時代でも就職についていえば難しい時期はあったのだ。
学力でいえば確かに疑問符が付く点はあるとは思うが、
現代の大学生がいくら数が多いとはいえ就職について不利だとは言い難い。
職業の幅も広がっているわけだし・・・。
その中で冨山和彦氏の提言はかなり面白い。
僕は冨山氏のローカル経済に対しての考え方は賛同するのだが、
その就職のあり方もあってもいいと思う。
大学で教える内容はかなり極端といえるとは思うが・・・(笑)。
先日開催した弊社のイベント「就活応援フェスタ」の講演でも話したことだが、
そろそろ地元志向に対するネガティブさを否定してもいいと思う。
もちろん全面的に推奨するわけではないが、全てがグローバルに進む必要はない。
グローバルとローカルが両立することで人が人らしく暮らせる社会がある。
ローカルを大切にすることでグローバルが活きてくることもあると思うのだ。
それはローカル企業のやっかみかと思われるかもしれないが、
その中で築いていくヤリガイやシアワセは存在する。
非正規の問題もこの東海地区に限って言えば、ローカルに徹することで解消への道もある程度は開ける。
知られていないだけ、見ようとしていないだけともいえる。
このブログは酔いながら書いているので少々自分勝手な面があるだろうが(苦笑)、
そんなローカルを大切にする社会があっていい。
国が掲げる「地方」の考えとは別に・・・。
とりとめないブログになってしまったが、
地域に関してよりこだわった事業をこれからも推進していきたいと思う。
グダグダですみません・・・。
今年も残すところあと2日。
「今年は年男だ!!」と年初は言っていたが、いつもの間にかそんなことも忘れてしまい、
毎日、ドタバタと過ごしているうちに年末を迎えてしまった。
挙句にギリギリになってインフルエンザを患ってしまった。
体調不良ではあるが、個人の目標に対しての反省の弁は明日、述べさせていただく。
ほとんど何もできていないので・・・(苦笑)。
今月の日経新聞の「私の履歴書」は萩本欽一氏。
芸能人の方が書かれる場合、軽く流すことは多いが、今回は興味深く面白く読ませてもらった。
欽ちゃんといえばちょうど僕が中学、高校の頃、あちこちのTV局で人気を博していた。
僕も「欽ドン!良い子悪い子普通の子」や「欽ちゃんのどこまでやるの?」を好んで見ていた。
「欽どこ」のゲストが大好物をどんな順番で食べるかのクイズは羨ましくて仕方なかった(笑)。
彼のバラエティ番組のピークの時代。
今回の「私の履歴書」はそんな多忙な時代も描かれていたが、
僕としては少年期の育った環境や売れない下積み生活が印象に残った。
裕福な家庭から一気に借金取りに追いまくられる時期を過ごし、
母親を満足させるためにお笑いの世界を目指す。
お笑いでも目が出ず、諦めかけていた時に偶然、運が開ける。
これが欽ちゃんの人間性を表している面でもあり、
人生、諦めなければ何とかなるということを彼の生き様から教えてもらった。
奥さんとの出会いのエピソードもグッとくる。
そんな欽ちゃんだからこそ、長い間、お茶の間で人気を維持しているのだろう。
なんか偉そうな言い方ですいません・・・。
結局、人は一人では何もできない。やれることに限界がある。
しかし、懸命に努力をしていれば、誰かが認めてくれて、花が咲く時がくる。
全ての人が平等というわけではない。
でも、偶然の出来事を自分のものにするかはその本人次第だ。
欽ちゃんの「私の履歴書」を読み、
クルンボルツの「プランド・ハプンスタンス・セオリー」を思い出した。
「偶然の出来事」を変えるには、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心が必要。
十分、その要素が含まれていたように思う。
なんだがカリスマキャリアカウンセラーみたいになってきたぞ(笑)。
明日の最終回も楽しみにしている。
先週は若手の育成を考える時間が多かった。
今、自社で提供している社員定着化のための研修もその要素が含まれるが、
先週参加した2つのセミナーも同様。
ひとつはトーマツ主催の「自走する若手集団を創る経営のしくみ」。
もうひとつが盟友バリュー・プロモーション櫻山社長が手掛ける
バリュー・アップセミナー「会社を元気にするための・・・人事を科学する」。
共通しているのは職場における関係性を良くして、若手を育て会社を発展させようというもの。
その背景となるのはどういった組織を作っていくかになると思う。
よく言われることで「北風」ではなく「太陽」であるのは誰もが理解する点であるが、
それを一人のリーダーが行っても限界がある。
組織もしくはチーム全体が同じ考えも持ち行動に移さないと育成には繋がらない。
そのためには健全な組織作りが大切。
どういった組織が機能するかといえば、単純な表現だが仲のいい会社を作ること。
これは先日の打ち合わせで働きごごち研究所の藤野さんが話をされていたことだが、
シンプルで分かりやすい。
雰囲気がいい、仲がいい会社が、組織力が上がり、結果的に売上も上がる。
これは仲良しクラブを作れということではない。
新人が質問しやすい環境がある職場とない職場とではどっちが戦力化するか。
それは一目瞭然。もちろん自ら考える場は作らなければならない。
しかし、いち早く戦力化しようと思えば、疑問に対して、傾聴し、支援し、勇気づけることが重要。
「太陽」の行為に繋がるわけだ。
うちの会社で言えばクレド「名大社way 7つの約束」の6番目。
私たちはチームワークを大切にし、互いに切磋琢磨し目標に向かい行動します。
にあたる。
この言葉を守れば、個々の手法はそれほど問題はない。
お互いが同じ方向に向けば、やり方はそれぞれでも構わないのだ。
僕はそれが健全に回っているか、習慣的になっているか、見ているだけいい。
若手を育てるには、仕事における習慣、営業で言えば基本を徹底的に叩き込むことも大切。
習慣化させる仕組みを作れば、組織や個人は上手く機能する。
今回のセミナーは、自分のやっていること、
やるべきことが正しいのかどうか確認する場でもあったように感じる。
こんな表現をすると完璧のように聞こえてしまうが、当然のことながらそんな事はあり得ない。
まだまだ未熟な点は多いが、常に人の成長を考え、組織作りを考えなければならない。
あれっ、今日は固いぞ・・・(笑)。
いい勉強をさせてもらいました。
いい勉強といえば、バリューセミナーで印象に残ったことも・・・。
ひとつはあべこべ体操。こんな感じ。
これでは分からないと思うが、じっと仕事をしている場合には効果的。
そして、もう一つは「死体」と「遺体」の違い。
そうか、死体は男で、遺体は女だったのか・・・(笑)。
実際はそんなことはないんだけれど、いい学びになりました。
自分の事は棚に上げて言う。
あえて自分の体たらくな生活は無視して言う。
その割り切りも必要だ。
昨日は三重県にある大学の授業の講師を務めさせてもらった。
大学一年生向けのキャリア教育の正式な科目で、
何故か昨年からその一コマを担当させてもらっている。
参加した学生は190名ほど。学部も所属もバラバラ。留学生も多い。
その学生を対象に、今の就職環境を踏まえ学生時代に成すべきことを90分近く話させてもらった。
興味のない学生には全く面白くない内容。
最初から最後まで寝ている学生もいた。それについてとやかく言うつもりはない。
自分が学生時代どうだったかを振り返れば、そんな光景は容易に想像できる。
真剣に耳を傾けている学生が吸収してくれればそれでいい。
自分にとって都合のいいことが、必ずしも相手も同じとはいえない。
まだ将来を見据えることのできない大学一年生に全て期待するのは酷。
そんな事を想いながら、自分なりの考えや経験、今ある事実は語らせてもらった。
やや強引に就職に結びつけるのは健康的とはいえないが、
そうすることで学生生活を正当化できるし、評価に値する過ごし方もできる。
僕が言いたかったのは、難しいことなんて一つもない。
今、懸命に動け、充実した学生生活を送れ、ということだけ。
まるでロビン・ウイリアムズの「いまを生きる」のようなものだ(笑)。
それをアイドルグループ嵐をネタにしながら、恋愛を例えにしながら、話をさせてもらった。
大学生活は人生においても重要な時期。
大げさに言えばこの生活が将来の価値観を生むと僕は思う。
真面目に授業を受けるのも大事だが、往復の電車の中はスマホでゲームをやり、
授業をぼんやりと義務的に受けながら時間だけが流れていくのは非常に勿体ない。
多くの人に出会い、いいこともろくでもないことも吸収し、自分の血や肉にしていく。
それが貴重な4年間なはず。
僕は一人の大人としてそんなことを学生に望んでいる。
僕よりもまっとうな大人はもっと健全な学生生活を求めているかもしれないが、
その方が断然、面白いじゃないか・・・。
直接、そんな話をしたわけではないが、昨日の授業ではいくつかのテーマにその想いを込めた。
今の大学は手厚い。昔はこんな授業はなかった。
それだけ若者が未熟になっているのかもしれないし、
複雑な世の中になっている証かもしれない。
いつでも若者は未熟なんだけど・・・(苦笑)。
僕の講義はともかく、全体を通したキャリア教育で少しは自分なりの考えを持って欲しい。
それが根本的な解決にならないのは十分理解はしているのだけれど・・・。