これからも前向きに 名大社会長ブログ

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体を鍛え、能を愉しみ、グデグデになった日

昨日はこどもの日。
子供のような大人だっても楽んでいいはず(笑)。

午前中はジムで筋トレとランニング。
多くのカロリーを消費した。
これで一日の飲み分はOK。
調整は万全。
安心した一日を過ごすことができる。

それは良しとして、午後は名古屋城近くの名古屋能楽堂へ。

何度も前を通っているが初めてお邪魔した。

名大社の制作担当のフワが能を披露する舞台。
もちろん能を観賞するのも初めて。
日本の伝統芸能を彼女は中学生の頃から習っており、かれこれ20年近く。
その話は何度も聞いていたが、ようやく観る機会をもらった。

普段とは全く異なる立ち振る舞い。
どんな動きが素晴らしいのかはよく分からないが、
その想いと熱さは十分伝わってきた。

山車に出てくるからくり人形の動きに似ていると感じたのは僕だけだろうか。
彼女の一人の舞囃子で、後ろには8人のベテランを従わせていた。
フワの持ち時間は15分程度だが、貴重な舞台を観させてもらった。
2度のジャンプもなかなか、よかった。

タカイ、カミヤら同じグループのメンバーも駆け付けていた。
お疲れ様でした。

このフワの舞台を僕はちょくちょく組んでる盟友櫻山さんと鑑賞。
またの名を愚か者本部副本部長。
彼は日本の歴史に精通しており、その点からも関心があったのだろう。

しかし、目的はそれだけではない。
その後から繰り広げらる昼飲みも大きな目的のひとつ。
名古屋能楽堂から円頓寺商店街までは徒歩10分程度。
久しぶりに繰り出した。

この日は日本酒で攻めることを愚か者本部で決めており、まずはぽろさんから。
ちょうど15時にスタート。

しばらくは貸し切り。
お店に勧められるままいくつもの銘柄を頂く。

そして、二軒目。
円頓寺本町にある関山さん。
近くのもんじゃのお店は行ったことはあるが、こちらの餃子店は初めて。
オーナーの話では最近、オープンしたとのこと。

ここは外のテラス席でビールとハイボール。

2軒目が終わってもまだ外は明るい。

そして、定番のジョーグーさんへ。
ここではオリオンビールと泡盛。

かなり出来上がりつつあり、これは何という食べ物だったかはよく覚えていない(笑)。

そして、〆の4軒目は円頓寺本町を越えたところにあるArcoさん。
最後はギネスビールとフィッシュアンドチップス。

この頃はすっかりグデグデ状態。
4軒ハシゴしたのも久しぶり。

最近は「円頓寺を裏切った男」と言われていたが、
そうじゃないことを証明できたかな?(笑)。
副本部長、お付き合い頂きありがとうございました。

見かけは大人だけど、中身はこども。
そんなこどもの日を堪能できた。
お疲れ様でした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その52

ここ最近の伏見シリーズはまあまあ高級路線でした。
人気食べ物ブロガーとしてはいろんな角度からいろんなスタイルのお店を
紹介しているのですが、読者のみなさんはそう思ってくれません。

「人気食べ物ブロガーと呼ばれ、最近、いい気になっているな・・・」
そんな声がチラホラと聞こえてきます。
決して天狗になっているわけではありません。

あくまでも皆さんに愛される庶民的な人気食べ物ブロガーなのです。
夜の街でブイブイ言わせてるとか、錦をハシゴしているとか、
そんな話は噂にすぎません。
一切そんなことはないのです。
仮にあったとしても火消しに走り、
健全、安全、安心のブロガーとして邁進するのです。
そのためにも好感度アップのお店に行くのです。

伏見駅7番出口そばにある「焼鳥とりっぱ」さんに行ってきました。

こちらは系列店がもう1軒伏見にあります。
いずれ紹介しますが、ランチメニューは全く異なります。
カニバリを起こさない努力をされているのでしょう。

メニューを眺めラーメンにしようか迷いましたが、
ここはみんな大好きカレーです。
「すいません、黒カレー、唐揚でお願いします。」
ここはチキンカツではなく、唐揚です。
みんな大好き唐揚なのです。

ますます好感度がアップします。
黒カレーというと辛いイメージがあります。
今から30年ほど前、三上博史氏のCMで黒カレー、赤カレーが流行りました。
結構、辛かった覚えがあります。
そんな刺激的な味を求めていました。

「おまちどうさまです!」

黒カレー 770円

Foodieで撮っているので写真は明るくなります。
黒っぽさはありません。
食べてみると思ったほど辛くはありません。
味わい深いコクのあるカレーです。
単純に美味しいです。

鶏屋さんなので唐揚もパリッと美味しいです。
これで好感度はさらに上がったと確信しました。

しかし、気になることがひとつ。
黒カレーを黒く見せない。
そんなことをワザとやっているのではと思われるのではないか。
まるで腹黒いのをごまかすように・・・。

それは考えすぎでしょう。
ごちそうさまでした。
人気食べ物ブロガーは来週も好感度アップを目指します。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その51

伏見のオフィスに移転を検討し下見をしている時、
窓から外を眺めると名古屋を代表するTV塔が見ることができました。
夜にはライトアップされたTV塔も・・・。
それがこのビルへの決め手でした。

それが移転した際にはその景色を見ることができません。
原因はこれです。

会社の北へ斜め向かいにできた広小路クロスタワー。
この高層ビルができたおかげで本来見ることができたTV塔は隠れてしまいました。
なんだ、なんだ、どうしてくれるんだ・・・。

しかし、くよくよするのは経営者としても人気食べ物ブロガーとしても失格です。
気分は変えなけれなばなりません。

3月20日にこちらのビルの飲食店がOPEN。
というわけで、そのうちの一軒である「mine」さんに行ってきました。

こちらは地中海料理らしいです。
地中海料理といえば、すぐ頭に浮かぶのはアレです。
そう、アレです。
いや、全然頭に浮かびません。

となれば代表的な料理を経験するまでです。
人気食べ物ブロガーは経験を通してその世界を広げていくのです。

「すいません、一番地中海らしいのは何ですか?」
「そうですね。タルトフランベランチですね。」
「えっ、ランチでケーキが凍った状態で出てくるの?」

最大限イメージを膨らませ発言しましたが、
初々しいお姉さんは戸惑うばかりです。
「あっ、すいません。それをお願いします。」
スベッタ感じで頼んでしまいました。

どうやらタルトフランぺとは特注窯で仕上げる
アルザスの郷土料理で薄焼きピッツァのようです。

タルトフランベランチ 1500円

まずはこんな感じで前菜7種類盛合わせが出てきます。
これは男の子が食べるものでしょうか。
人気食べ物ブロガーも新たな領域にチャレンジです。
健康的な感じがたまりませんが、ボリュームも相当です。

そして、メインの登場です。

手前がからすみのタルトフランベで、奥が生ハムのタルトフランベです。
これは男の子が食べるものでしょうか?
と再び疑問が湧きますが、意外とズシッと体にきます。
これでお腹がいっぱいになるのか不安でしたが、
すぐに解消されました。

すでにお分かりかとは思いますが、
ここは一人で入店する勇気はありません。
名大社女子と一緒です。
仲良くシェアすることも忘れません。

調子の乗ってデザートも追加で注文してしまいました。
新しいお店はなにかとワクワクします。

51回を迎えた伏見シリーズは路線を変えてみましたが、いかがでしょうか?
ちょっと無理があったかもしれませんね。

ごちそうさまでした。
来週は通常路線に戻します。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その50

今回で伏見シリーズも50回を迎えました。
前回の円頓寺シリーズは50回で最終回を迎えましたが、
伏見シリーズはまだまだ継続できそうです。
これもひとえに読者の皆様のおかげです。
これからも人気食べ物ブロガーとして精進してまいりますので、
どうぞよろしくお願いします。

さて、記念すべき50回です。
ここは伏見を代表するお店に行かねばなりません。
とはいえ、既に伏見を代表するお店もたくさん紹介しています。

「どこだ、どこだ・・・」
少々焦りを隠せない人気食べ物ブロガーでしたが、
まだ紹介していないお店がありました。

こちらです。

ヒルトンホテルの東側にある「蔵人厨ねのひ」さんに行ってきました。
ねのひといえば盛田酒造。
愛知県を代表する蔵元です。
ソニーの盛田昭夫氏を思い出す方も多いでしょう。

「お~、これは50回記念に相応しいじゃないか」
一人大きく頷きます。
美味しい日本酒を飲みながら一品一品紹介したいところですが、
ここは正統派としてランチの紹介です。

カウンターに座り調理場を覗き込むといかにも職人らしき姿が機敏に動き回っています。

ランチメニューを眺めます。
いくつかある中で選んだのが、魚介の御馳走膳。
やはり日本酒が欲しくなります。
しかし、ここは我慢です。

じっとテーブルを眺めながら、耐えるのみです。
集中力を欠いているせいか文字が頭に入ってきません。
しばらくすると奥の調理場から差し出されました。

魚介の御馳走膳 1500円

4種類の魚介。刺身、焼魚、煮魚、揚げ物が並びます。
「お~、なんて美しいんだ・・・。これはどこからどう見ても50回記念だ!」
またまた大きく頷きます。

そして、汁物は味噌汁か粕汁を選ぶことができます。
ここはやはり粕汁です。

魚、ご飯、粕汁の順で食べていきます。
魚は生、焼、煮、揚の順番です。
これがグッドサイクルです。
白飯もどんどん進んでいき、ついお替りをしてしまいます。
いつの間にか日本酒の存在は忘れていました。
魚はどれも美味しく頂くことができました。
50回記念は読者の皆さまにも満足いただけたことでしょう。

ごちそうさまでした。
51回目以降も頑ります。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その49

伏見に戻ってきました。
行ったり来たりの人気食べ物ブロガーですが、
しばらく伏見で落ち着こうかと思っています。

伏見地区で意外と少ないのがラーメン屋さん。
ちょっとラーメンを食べたいと思っても行くお店は限られてきます。
もう少しいろんなジャンルがあると嬉しいですね。

一方で意外と多いのがカレーうどん屋さんです。
この伏見シリーズで取り上げたお店だけでも2店。「千」「SYACHIーICHI」
タイプは違いますが充実していると言えるでしょう。
そうでもないかな?(笑)。

僕が店舗開発担当者であれば、迷わずラーメン店を出店させるところですが、
プロの担当者はそうではないようです。
この地区にまた別のジャンルのカレーうどん屋さんの登場しました。
錦通桑名町の交差点を北に入ったところにある「カレーうどん 千吉」さんです。

その雰囲気から名古屋に数店持つチェーン店くらいと思っていました。
しかし、調べてみると全然違いました。
本社は東京・銀座。全国チェーンのようです。

「むむむ、人気食べ物ブロガーがこのようなお店を取り上げていいのか?」
そんな疑問が湧いてきます。
しかし、それは食べ終わってから分かったこと。
自分の落ち度をお店にぶつけるのは食べ物ブロガーとして失格です。

特に最近はスーパーエグゼクティブシニアカリスマ人気食べ物ブロガー
なんて呼ばれたりもします。
一度選んだお店を私情で切り捨てるなんて許されることではありません。
その名に恥じないレポをするまでです。

こちらのランチメニューは基本は4種類。
それとは別に季節メニューがあるようです。

千吉カレーうどん、和風カレーうどん、タイ風カレーうどん、
黒カレーうどんとどれも魅力的。
ここはオーソドックスな路線で攻めたいところですが、
熱心な読者は満足してくれません。

さすが!と思わせるメニューを選ばねばならないのです。
「すいません、黒カレーうどんをください」
とさすが!と思われただろうメニューを選びました。

黒カレーうどん 800円

写真は明るく写っていますが、実際はもう少し黒いです。
しかし、真っ黒というわけではありません。
「ややクロ風カレーうどん」という名称がいいのではないでしょうか?
許可なく使用してもらっていいですよ(笑)。

一般的なカレーうどんよりかなり濃い目。そして、辛目です。
じんわりと汗をかいていきます。
「お~、いいぞ、なかなか、やるじゃないか。」
といつものセリフがつい出てしまいます。

スーパーエグゼクティブシニアカリスマ人気食べ物ブロガーとしては
少々ボキャブラリーがないような気がしますが、そんなことは気にしません。
美味しさが伝わればそれでいいのです。

ランチにはご飯と漬物がついてきます。
カレーうどんはおかずとしても十分な活躍をします。
カレーうどん激戦区でも十分戦っていける力は持ち合わせているようです。

伏見シリーズも次回で記念すべき第50回。
間違いなく期待に応える回となってくるでしょう。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その48

またまた伏見に戻ってきました。
しばらくは伏見シリーズで攻めたいと思います。
3月も半ばに入り少しずつ暖かくなってきました。

気分はなんとなく南国。
そして体は辛い物を求めます。
地下鉄伏見駅2番出口すぐのタイ料理店「マイペンライ」に行ってきました。
店名のMai Pen Raiとはタイ語で「気にしない」とか「大丈夫」という意味です。

これは何を言いたいのでしょうか?
まずくても気にしない!
高くても大丈夫!
そんなことが言いたいのでしょうか?
そんなことを正々堂々と言っていたら間違いなく叱られます。
すいません。
そんなことは思っていません・・・。

ランチメニューが並びます。
じっと眺めます。

ここは辛い料理で攻めなければなりません。
丁寧にメニューの横には唐辛子マークがついています。
「よしっ、今日は勝負だ!男は熱くないといけないのだ!」
東京あたりの暑苦しい男のフリをしてみます。

「すいません、ガパオライスをください!」
元気よく注文します。
待っていると次から次へのお客さんが入ってきます。
それも若い女性客が一人で入ってきます。
刺激的なタイ料理が名古屋の女性には受けるのでしょうか。
今度、その辺を歩いている若い女性を誘ってみたいと思います(笑)。

「お待たせしました!」
ガパオライス 980円

「なるほど、こんな感じか・・・」
と言いつつ、ガパオライスをどこかで食べたのを思い出します。
あれはベトナムだったかな?
沖縄だったかな?
名古屋駅だったかな?
結局、思い出せませんでした。
どちらにしてもタイとは関係ありません。

粗挽きポークミンチをご飯に絡めます。
絡めているだけで刺激の強い香りが食欲をそそります。
一口食べるとフワ~とした肉の甘さから徐々に辛さに変化していきます。
気がつくと人間火力発電所の如くワシワシと勢いに任せ口へと運んでいます。

「いいぞ、いいぞ、この感じ。なかなか、やるじゃないか・・・」
久しぶりに定番のセリフを発してしまいました。
汗もボタボタと流れてきます。

目玉焼きをつぶし、ご飯と肉と混ざ合わせながら食べ続けます。
少しマイルドになりさらに食欲が増していきます。
すっかりタイに行った気分になりましたが、タイに行ったことはありません。
タイ料理は僕の舌には合うようです。

店名のマイペンライは、
タイ料理は大丈夫!辛くても気にしない!
そんな意味なのでしょう。

ごちそうさまでした。
次回は隣の若い女性が食べていたメニューにチャレンジします。
何かは分かりませんが・・・(笑)。

食べ物のはなし 番外編 かつ丼

先週のスタッフブログではウスイが
「食べ物のはなし」もどきのブログを書いていました。
これが意外と評判がいい。
人気食べ物ブロガーより面白いという声があちこちから聞こえてきます。

それは許されることではありません。
若い芽は今のうちに摘んでおく必要があります。
(はっきり言って若くはありませんが・・・)
人気食べ物ブロガーの地位を脅かす存在は部下であろうと叩き潰さねばなりません。
権力で押さえつけることは簡単ですが、
ここは真っ向勝負で力の差を見せつけてやるのです。

先日、ウスイがお邪魔したのは柳橋市場にある「かつ丼と珈琲 聖」さん。
閉店一日前に駆け込みで行ってきました。

さすがにお店は混んでいます。
屋号にある珈琲の存在は分かりませんが、
メニューはシンプルにかつ丼のみです。

「すいません。かつ丼をください。」
と混み合った席に間から注文します。
「あっ、いかん、いかん。これだとエセ食べ物ブロガーと同じじゃないか・・・。」
と慌ててお店のスタッフに声を掛け、
「さっきのかつ丼、キャベツ盛りにしてください。」
こちらはプラス100円でキャベツを乗せることができるのです。
人気食べ物ブロガーとして格の違いを見せつけるのです。

次々と常連客が入ってきます。
「なんだか、寂しくなっちゃうね。」
「今までありがとうございました。」
なんて会話があちこちから聞こえてきます。
お店が愛されていたのが分かります。

「おまちどうさまでした!」
かつ丼1000円+キャベツ盛り100円

キャベツが目立ち、肝心のとんかつが見えません。
「いかん、これじゃ格の違いを見せつけられないじゃないか・・・」
まずはキャベツを平らげ、かつ丼だけを撮る戦略に変更します。
懸命にキャベツをかき込みます。

よしっと頷き、写真を撮ります。
「お~、これは美味そうだ!」
と呟いてみたものの、あまり納得はいきません。

果たしてこの写真で美味さが伝わるだろうか・・・。

お店はどんどん混んできます。
縦から横から写真を撮り直したい気分でしたが、
お店に迷惑を掛けるわけにはいきません。
忙しい時はさっさと食べて、
そそくさとお店を出るのも人気食べ物ブロガーのこだわりです。

あっさりした味噌カツで卵焼きが上手く絡み合い、
美味しく頂くことができました。
もっと早く来るべきでしたね。
ごちそうさまでした。

このブログで若い芽を摘むことができたのでしょうか。
少しだけ疑問が残ります・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その47

伏見に戻ってきました。
やっぱりホームタウンは安心します。
ホームゲームで完全勝利を目指していくのです。
すべての読者のためにお値打ちな日替わりランチを提供してきましたが、

評判はいま一つです。
やはり人気食べ物ブロガーとしてはちょっと上を目指さなければならないようです。
この日は新人女子を連れてのランチです。
伏見駅から西に向かったミリオン座の隣にある「ちょうちん」さんに行ってきました。

魚屋が始めた居酒屋さんですから、肉料理が自慢ではなく魚料理が自慢のようです。
当たり前ですか・・・(笑)。

「お~、なんでも好きなものを頼んでいいよ!」
人気食べ物ブロガーはたまには大盤振る舞いをします。
「お~、これはどうだ?」
一番高いランチに指をさします。

「え~、いいんですか?」
「お~、遠慮するな。一番高いのにしなさい。」
「ありがとうございます。」

早速、注文することにしました。
「すいませ~ん、一番高いのランチを2つ」
ちょっとイヤなオヤジになっています。

「あの~、すいません。今、このランチはないんです・・・」
と申し訳なさそうに言いながら、なぜか顔は笑顔でした。
だまし討ちにあった気分です。
「え~と、じゃあ、どうしようかな?」
鼻につく人気食べ物ブロガーは急にしどろもどろになります。

「どうされますか?」
笑顔の店員はこちらが困った顔をしているのを嬉しそうに見ています。
「え~っと、え~っと、これを2つ」
たまたま開いたページのランチを注文してしまいました。

明らかに動揺は隠せません。
先ほどまでの余裕をこいた鼻につく人気食べ物ブロガーの面影はありません。
「おまちどうさまでした。」
ニヤリとした店員が運んできました。

天ぷらそば御膳 1400円

「どう?」
新人女子に聞いてみます。
「うなぎは久しぶりです。とても美味しいで~す!」
と若者らしく答えます。

「そうか、そうか、それはいいじゃないか・・・・」
かなりボリュームもあり、食べごたえもあります。
さすが、魚屋さんが始めた居酒屋です。

でもな・・・。
ここで前日の行動を思い出します。
前日は天ぷらそばでした。
僕の周りには蕎麦好きがいて毎日食べている仲間もいます。

僕は蕎麦よりうどん派、ラーメン派です。
「たまにはこんなこともありかな・・・」
一番高い高いと連発した自分に反省しつつ、食べ終えました。

ごちそうさまでした。
偉ぶるのは止めにします・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その46

寒い日が続きます。
名古屋でもちらほらと雪が降り外出するのが億劫になります。
そんな時こそ人気食べ物ブロガーは動かねばなりません。
外に出て身も心も温めなければならないのです。

会社より北に向かい錦通り沿いある豊島ビルに向かいます。
ビルの地下にある「DUBU DUBU」さんに入りました。

どうやらドゥブドゥブと呼ぶようです。
韓国料理店としては正しいのでしょうか。
泥沼に落ちていくような気がしてなりません。
(大変失礼しました・・・笑)

ずらりとランチメニューが並びます。
スンドゥブ、ビビンバ、プルコギ、サムゲタンと韓国を代表する料理ばかりです。
今回の目的は身も心も温まることです。
迷うことなくキムチうどん定食を注文します。

メニューの上にはあえて”あつあつ”と書いています。
だだのうどんではないと期待させます。
しばらく待っていると、いや、そうでもないですね。
結構早いタイミングで「お待たせしました!」とテーブルに置かれました。

「お~、こうくるか・・・」

いい意味で裏切られた感じです。
メニューの写真とは明らかに異なりますが、実物の方が食欲が増してきます。

キムチうどん定食 900円

石鍋の中でうどんがグツグツと唸っています。
香りだつ湯気はまさにキムチ100%。
まずはレンゲ風スプーンでスープを飲みます。
「熱い、辛い、う~ん、美味い」
思わずそんな言葉が出てしまいました。

鍋の中をかき混ぜうどんをすすります。
「う~ん、熱い、辛い、美味い」
同じような言葉を発してしまいます。
次第に額に汗がにじんできます。

そして、久しぶりに出てしまいました。
「はふはふ、うおぉん、うおぉん、俺はまるで人間火力発電所だ・・・」
すでに「孤独のカメラ」を使うことはできません。
しかし、このシチュエーションに体が勝手に反応してしまいました。

こちらはご飯はお替り自由です。
最近はグッと我慢をしているのですが、
この日は耐えきれずお替りしてしまいました。
辛さは食欲も増してくれます。
お店を出るころには体はポカポカ、お腹はパンパン。

ごちそうさまでした。
これで寒さも吹き飛ばすことができます。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その45

日替わりランチをブログネタにするのは案外難しいものです。
特にお値打ちなランチはどうしても個性を演出するのに限界を感じます。
素直に美味しさを伝えても、物足りないとか、
ワクワクドキドキ感がないとか、
冴えがないとダメ出しを連発されてしまいます。
すっかり自信をなくした人気食べ物ブロガーです。

しかし、ここで高級路線に移るようでは根性なしと思われてしまいます。
人気食べ物ブロガーと言われ、はや3年。
水曜日に当たり前のようにアップすることで
「毎週水曜は人気食べ物ブロガーの日」
と名古屋では表現されるようになりました。
この実績は他人がマネできるものではありません。
そうやすやすと路線は変更できません。
今週も日替わりランチで攻めることにします。

会社の南側に位置するヴィラ白川へ向かいました。

エスカレーターで2階に上がると「CAFE R」さんが見えてきます。

こちらも日替わりランチがおススメです。
しかし、日替わりランチなんて平凡な表現はしません。
日替わりSPECIALなのです。

そうなんです。
スペシャルなんです。

「さてさて、今日のスペシャルはなにかな?」
メニューを覗き込みます。
思わず「オ~ッ~」という感嘆な声を発してしまいます。

「目玉付き焼きそばプレートって、なんだ・・・。」
迷うことなく注文します。
想像力が膨らんできます。
何だかお年玉がもらえそうな感覚に襲われます。

「お待ちどうさまでした。」
日替わりSPECIAL 850円

「お~、こうくるか・・・。」
と一応、驚いた素振りを見せます。
きっと誰もが想像できた構図です。

「まさか、目玉焼きとはな・・・」
とワザとらしくニヒルな笑顔も見せます。

もう誰もが付き合ってくれなさそうです。

このネタを提供したいがために注文したわけではありません。
時々、無性に焼きそばが食べたくなります。
それもご飯も一緒に食べたくなります。

炭水化物祭りであるのは承知の上で、焼きそばとご飯を交互に食べます。
目玉焼きはうまい具合に半熟です。
トロっとした黄身がそばに絡みます。
贅沢を感じる瞬間です。
横には紅ショウガだけでなく、マヨネーズも付いています。

どうやら恍惚の表情になっていたようです。
隣の席から冷たい視線が注がれたような気がしました。

ごちそうさまでした。
やっぱり日替わりSPECIALですね。
ドリンクもセットなので、文句のつけようはありません。

さて、来週はどこへ行きましょうか。