これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 番外編 明太子

たまには名古屋駅周辺をうろちょろします。
今年完成したビルの一つにシンフォニー豊田ビルがあります。
こちらはオフィス以外にホテルや映画館も入っています。
映画館のミッドランドスクエアシネマ2は最近のお気に入りです。

映画コラムニストとして仕事をする場合、
こちらの施設を利用するケースが増えています。
今年は人気食べ物ブロガーだけでなく映画コラムニストとしても活躍しました。
溢れる才能を抑えるのに苦労する毎日です(笑)。

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地下にはレストランが構えています。
この日はモーレツにメシを食べたい気分でした。
「博多もつ鍋 やまや」さんに行ってきました。

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こちらのランチは4種類あります。
忘年会が続くと体は魚を欲します。
先週の食べ物のはなしと同じです。

この日の日替わり定食は身が引き締まったさんまです。
何て呼ぶかは忘れました。
レジで食券を購入し、カウンターに案内されます。
しばらくすると
「おまたせしました。日替わり定食です。明太子と高菜とご飯は食べ放題です。」
と優しく声を掛けてくれます。

日替わり定食 1000円(税込み)

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「お~、そうそう、こうゆうメシが食いたいんだ。今日はガッツリいくぞ!」
と気合を入れます。
まずは普通に味噌汁、白飯、さんまの順序で食べていきます。
「おお~、いいぞ、なんだかメシを食ってる感じ。こんな昼メシを食いたかったんだ。」
いつもに比べ品のないセリフが勝手に出てきます。

ちょうど一杯目のご飯がなくなりました。
さんまは1/3程度、残っています。
いよいよ投入です。
「すいません。ご飯のお替りをください。」
目の前にある器の蓋を開けるとてんこ盛りの明太子と高菜が顔を出します。

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「お~、なかなか、やるじゃないか。」
明太子をグワシと箸で掴み、どんぶり、いや茶碗にド~ンと乗せます。
「お~、いいぞ、いいぞ、これが正しい日本のメシだ。」
一人で頷きながら食べ続けます。
続いて高菜も投入します。
どんどん米粒が消えていきます。

「すいません、ご飯、お替り!」
言葉も端折ります。
たまにはこんなガッツリと食べなければなりません。
2016年の人気食べ物ブロガーの仕事もこれで終わりです。
思う存分、力を出さねばなりません。

「ふ~っ、食った、食った。もう腹いっぱいだ。」
と一息ついたところで隣を見ます。
お隣さんの唐揚げ定食が運ばれてきました。

「うわっ・・・」
思わず唸ってしまいました。
凄いボリュームです。
唐揚げだけで確実に2杯のご飯はいきます。
そうなると4杯は食べられる計算になります。
「ご飯3杯で喜んでいるオレはまだまだだな・・・」
未熟さを痛感します。

人気食べ物ブロガーの戦いは終わりそうにありません。
どうやら来年も食べ物ブログは続きそうです。
今年一年、お世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その7

12月の忘年会もようやく落ち着いてきました。
いや、そうでもないですね。
今日も明日も予定があります。
来週も仕事納めの日まで毎日予定が入っています。

ありがたい日々を過ごしているのは事実です。
美味しいものを頂いているのも事実です。
しかし、こう毎日ご馳走が続くと
「もうしゃぶしゃぶも寿司もステーキも要らねえや~」
なんて思ってしまいます。
本当は全然思っていませんが、少し見栄を張ってしまいます。

そして、オーソドックスな定食を体が欲してきます。
広小路桑名町交差点を南に入ったところにある「芋かず」さんに行ってきました。

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夜は炉端焼きを中心とした居酒屋です。
昼は居酒屋さんらしいランチを提供しています。

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ほのぼのした階段は家庭的な雰囲気を生み出しています。
そんな時はそれに相応しい定食を注文しなければなりません。

「すいません、塩サバ定食をお願いします。」
謙虚に注文することも大切です。
注文が入ると網に火が通り焼かれます。

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写真では分かりずらいと思いますが、こういった手作り感に好感が持てます。

さばの塩焼き定食 700円

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「お~、こんな定食が食べたかったんだ。なかなか、やるじゃないか。」
と心の中で呟きます。
カウンターに置かれた定食をまざまざと眺めていると
「玉子は付けられますか?」と女性スタッフに聞かれます。

ここは生卵が無料なのです。
ご飯のお替わりも無料です。
瞬間的に悩みましたが、
「昨日はすき焼きで何個も生卵を割ったな・・・」
冴えた頭で思い出します。

「いいえ、結構です。」
と謙虚に答え食べ始めます。
連日の宴会続きのため、ご飯のお替わりも我慢します。

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「この塩は勝手に使っていいのかな。
しらすせんべいは勝手に食べていいのかな。」
とカウンターの上に並べられたものを眺めながらぼんやりと食べ続けます。

「あっ、すき焼きは先週だった・・・」
と急に記憶が蘇ってきました。
「ふっ、だったら、生卵をもらえばよかったじゃないか・・・」
皮肉っぽく笑みを浮かべながら無言で食べ続けます。

シンプルに定食は美味しかったです。
次回は生卵にもご飯お代わりにもチャレンジします。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その6

12月も半ばに入り、より一層、寒くなってきました。
天気が良ければ外に出るのもまだ気持ちはいいですが、
昨日のように雨だったり、
風が強かったりすると一気に外に出る気が失せてきます。

その昔、トップ営業マンだったとは思えない発言(笑)。
毎日、外を出歩く営業からクレームが起きそうな発言です。

しかし、それはやむを得ないこと。
新オフィスの居心地が良すぎるのです。
そんな環境を作ってしまったのです。
伏見界隈には魅力的なお店がいっぱいありますが、
いつでも出歩きたいわけではありません。

この日は、あまり外に出たくない日でした。
いや、きっぱりと言っておきます。
外に出たい気持ちはいっぱいでしたが、
あまりにも忙しく外に出れなかったのです。
雨だとか風だとかが理由ではありません。

たまにはオフィスでランチを食べることもあるのです。
このビルは何かといいこともあります。
「ほっともっと」を展開するプレナスさんの中部オフィスがこのビルに入っています。
そこで特典が生まれるのです。

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なんとほっともっとのホカ弁を無料で宅配してくれるのです。
それも一個の注文から宅配をしてくれるのです。
290円ののり弁が何の苦労もせず、優雅な気持ちで食べることができるのです。
いやあ~、このビルのメリット、ありますね。
この日はすかさずホカ弁の注文します。
9:30までにFAXすれば12時近くに届けてくれるのです。

2個しか注文しないことに気が引けて、ちょっと豪華な弁当を注文しました。
せこい社長と思われるのも心外です。
このビルのそんな噂が広がると会社に迷惑をかけてしまうことになります。
ここは器の大きさを見せつけなければならないのです。

幕ノ内弁当 540円+豚汁 100円

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はいこの豪華な感じ。

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この豚汁があることで、よりホカ弁が際立ちます。
贅沢してる感がいっぱいです。

周りの視線が気になりますが、セミナールームで昼食を摂っているのは僕だけでした。

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「こんな雰囲気もなかなか、いいじゃないか・・・」
自分に向けて呟いてみます。
僕と一緒にホカ弁を食べたい方、早めに言ってくれればご馳走しますよ。

ごちそうさまでした。
来週は晴れるといいですね・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その5

伏見に移転し一ケ月か経過。徐々にこの街並みにも慣れてきました。
新たにスタートした伏見シリーズもすこぶる評判がいいのですが、
「円頓寺シリーズと比較して、心を動かす情緒が感じられない。」
なんて声も聴こえたりします。

時代は移り変わっていくのです。
今、この瞬間を大切にしていくことが重要なのです。
批判の声は気にせず、自分の力を信じて邁進していくのみです。
力強くそう思いながら、どこのお店に行きべきか考えます。

肝心なことを忘れていたのに気づきました。
もしかしたら、情緒が感じられないと言われたことは、これが原因だったのかもしれません。
入居する名古屋広小路ビルヂング(三菱系だからビルヂングなんですね)には
1店舗だけ飲食店が入っています。

同じビルの仲間がお店を構えるのに、本来ならそこを真っ先に紹介すべきなのに、
抜け漏れていました。
きっとこれが情緒がない原因だったのです。

ビルの地下1階にある「インド・キッチン」さんに行ってきました。

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多分、このビルがオープンした時から入っているインド料理のお店です。
ランチは毎日変わり3種類あります。ナンは食べ放題です。

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コスパは高いと思われます。
火曜日のこの日はチキンドピアザ、シーフードミックス、ミックスベジタブルから選べます。
その中でも一番コスパの高そうなシーフードミックスを注文しました。

スタッフはもちろんインド人です。
本当にインド人かは分かりませんが、そちら方面の方であるのは間違いありません。
独特のイントネーションで「おまちどうさま~」と運ばれました。

Sランチ(日替わり)850円

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思ったよりも辛いです。
刺激があります。ナンが進みます。
ひたすらカレーにナンをつけ食べ続けます。
「お~、この辛さ、なかなか、いいぞ。」

当たり前ですが、ずっと同じ味です。
少しずつ飽きてきます。
ナンをお代わりしようかと思いましたが、さすがにもう一枚は多いです。
半分くらいがちょうどいいボリュームです。

少しばかり後悔しました。
「ここは一人で来る店じゃないな。グループで来た方がいいな。」
グループであればカレーもシェアできます。
いろんな味を楽しむことができます。
3人でナンを2枚お代わりすれば、いい感じでお腹がいっぱいになります。

人気食べ物ブロガーとして、また一つ賢くなったようです。
ごちそうさまでした。
次回は会社のメンバーと一緒に来ます。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その4

伏見シリーズがスタートしはや3回。
こんな声が聞こえてきました。

「へっ、伏見に移転して偉そうにしやがって。
円頓寺シリーズは600~700円ばかりだったのに、こっちにきたら1000円以上じゃねえか。
いつからそんなに偉くなったんだ!」

これは誤解だと思うのです。
シリーズが始まり、仲間にご一緒させてもらっただけのことです。
いつも1000円以上のランチを食べているわけではありません。

ここは男らしくキッパリと否定したいところです。
どうしたらいいものかを悩みながら三蔵通を歩きます。
伏見通りの手前にこんな看板を見つけました。

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このままだと世間の声に伏見シリーズは潰されてしまう。
なんとかしなければならない。
すがる気持ちを抑えつつ「男前パスタ」さんに入りました。

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いかにも男前メニューが並んでいます。
看板メニューである「男前ハンバーグプレート」は
あんかけスパ、ハンバーグ、ライス、サラダと超ストレート。
男前になるにはこれで勝負かとためらいましたが、
50歳にしてテカテカの男前になるわけにはなりません。

グッと堪えランチプレートを自販機で購入します。
こちらはライスの代わりにスープのセットです。
パスタの量は「男前ハンバーグプレート」より多く感じます。
実際は経験値が浅いためよく分かりません。
まわりをキョロキョロながめながら待ちます。
しばらくすると「お待ちどうさま」と運ばれてきました。

ハンバーグランチプレート 950円

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これでもかなりのボリュームです。
ハンバーグの自己主張はパスタ屋さんとは思えないほどです。
あんかけはどうでしょうか?
チャオやヨコイとは明らかに違います。
男前な感じです。
ここは力強く食べるのみです。

「この手のあんかけもなかなかいいじゃないか・・・。」
とひとり呟きます。
ライスはなくて正解でした。

キョロキョロした時にこんなポスターが目に入ってきました。

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男前KINGか・・・。
カズは食べたことがあるのかな?
と一瞬思いましたが、ただのKING違いです。

カラアゲ・ハンバーグ・目玉焼き・パスタ・ライス・サラダ。
これは一体どうなるのだろうか。
たじろいでしまいます。
この先ご縁があるかどうかも予測できません。
本当に困った時には男前の力を借りる必要がありそうです。

さらにパワーアップした男前極(2000円)もあります。
流石にこれでは体が持ちません。
どんな男前になるのか見たいものです。
そんなことを考えているうちに、なぜこの店を選んだかは忘れてしまいました。

ごちそうさまでした。
また、来週もよろしくお願いします。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その3

まだまだ伏見の街には馴れません。
円頓寺シリーズを書いていた頃、お店を探すのが結構大変でした。
個性的な飲食店はありますが、それほど数が多いわけではありません。
次に行くお店を決めるのに相当に時間を費やし、
一日を棒に振ることもしばしばでした。

そう思うとこの伏見界隈はかなりの飲食店が並びます。
一つのビルを攻めれば2か月は十分持ちます。
しかし、そんな短絡的な行動はしません。
ひとつひとつ肌で感じ嗅覚に頼ることが必要なのです。

時間的余裕がある時にこの界隈を歩くと、あることに気づきます。
お肉関係の飲食店が多いのです。
熟成肉、ニクバル、ローストビーフ、鉄板、とんてき、しゃぶしゃぶ・・・。
種類は違えどもお肉関係の店が多いようです。
スギモト本店さんの影響でしょうか。
いずれご招待頂いた時があれば紹介します(笑)。

その流れだからというわけではありませんが、
会社のビルの裏手にある「京都 勝牛」さんに行ってきました。

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こちらも今ブームになっている牛カツ。
人気食べ物ブロガーになり数年が経過しますが、
まだ牛カツを食べた経験はありません。
これでは世間から認められません。
即座に行動しなければならないのです。

早速注文します。
「牛ロースカツ膳をください」
あっという間に出てきます。
「食べ方はご存知ですか?」
「知ってますが、教えてください。」
と見栄を張ります。本当は知りません。
「タレは4種類あり、これはこうして、ああして~。」
と丁寧に説明してくれます。

この時、僕は
「このブログの出だしはどうすべきか。どの写真を撮ろうか。」
と他ごとを考えており、全く話を聞いてませんでした。
「お分かりになりました?では、ごゆっくり!」
「あっ、すいません。このタレはどうするんですか?」
瞬間的にお店の方がイラッとした表情をしました。
申し訳ありません・・・。

牛ロースカツ膳 1280円

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これは全体的風景。
グ~ッとカメラを寄せるとこんな感じ。

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「お~、これはどこから見ても完璧な牛カツだぜ~。」
思わずスギちゃんっぽくなってしまいます。
理由は分かりません。
タレ(ソース)は4種類あります。

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僕はわさびをたっぷりと乗せ
しょうゆベースのソースにつけるのが一番美味しかったです。
若者にはカレーソースもいいかもしれません。

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「お~、これが牛カツか・・。イメージと味はちょっと違うな・・・。」
ステーキをイメージすると随分感覚はことなります。
しかし、これも美味しい出会いです。

今回もいい勉強になりました。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その2

移転をするととてもいいことがあります。
以前も写真をアップしましたが、たくさんのお祝いを頂きました。
それ以外にも嬉しいことが続きます。

伏見にオフィスを構える業界の先輩社長がご馳走してくれるのです。
食べ物ブロガーは何の遠慮もなしにホイホイと付いていくだけです。
この界隈のお店にも詳しいので、ありがたい限りです。

この日はオフィスから少し南に入ったヴィア白川に向かいました。
ホテルとオフィスが一体となった珍しいビルです。
その2階にある「ローズルーム名古屋」さんにお邪魔しました。

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お店の存在も初めて知りました。
なんとも豪華で、一人ではまず来ることはありません。
オープンの11:30前にはすでに何名かのおばさまたちが意気揚揚に並んでいました。

気が利く先輩は予約されています。
特等席はカウンターなのです。
「哲さん、ここはカウンターで食べるのがいいんですよ。」
カウンターで食べたいおばさまが並ぶ理由がよく分かりました。
どんどん期待が膨らんできます。

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もしかしてこれを食べさせてくれるのかな。
斜め45度に並ぶ食材を眺めます。
あからさまに「これを食べさせてくれるんですか?」
なんて失礼なことを先輩に聞くことはできません。
期待に胸を膨らませるだけです。

「ステーキの焼き加減はどうされますか?」
「レアで、やっぱりミディアムレアで・・」
と先輩は平然と答えます。
僕は「同じで・・・」と言いながら、心の中で叫びます。
「ヤッター、今日はステーキだぞ!!」
向かいのカウンターに座っているおばさまがどうやら僕のにやけた表情に気づいたようです。
怪訝な顔を一瞬見せましたが、おばさまも同じようににやけていました。

目の前の鉄板でシェフがクルクルと包丁のデカいのを
(なんて言うんだろう・・・)
回しながら、焼いてくれます。
「これはなかなかのなかなかだぞ・・・」
つい、今まで発した事のないような言葉が出てしまいます。

先輩とは健全にお互いの会社の話をします。
ワインを飲みたい衝動に駆られましたが、ここは健全な大人の振る舞いなのです。
次から次へと食事が提供されます。
全ての写真を上げると嫌味になってしまうので、ここは我慢して数点に絞ります。

ステーキコース 価格不明

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そして、いよいよステーキです。
これも目の前で焼かれます。

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肉の塊が
「もう私を好きにして~、どうにでもして~」
と悶えているようにも思えます。

見事な手さばきでカットされたステーキが出されました。

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「お~、これはいいぞ、なかなかのなかなかじゃないか。」
呟いていることはだんだん分からなくなってきます。
とっても美味しく頂くことができました。

お昼からこんなご馳走に巡り合えるとは感謝の一言に尽きます。
伏見に移転して本当によかった。
ごちそうさまでした。

次は誰がご馳走してくれるのでしょうか。
いやいや、そんなことは考えていません。
次はどんなお店と出会えるのでしょうか。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その1

伏見のオフィスを移転させ、早や1週間。
いよいよ伏見シリーズもスタートします。
人気食べ物ブロガーの登場に伏見周辺の飲食店がざわついています。

「一体うちの店はいくつの☆がもらえるんだ・・・」
そんな声が聞こえてきます。
安心してください。
「☆☆☆☆星4つのお店です!」
なんてことはしません。
そんなに舌に自信もありません。
どうでもいい事しか書かないのが、食べ物ブロガーのスタイルなんです。
だからといって入店拒否はしないでください。
伏見周辺も盛り上げるために身命を賭して頑張る所存です。
これで少しは理解が得られたでしょうか。

空気も和んだところで、伏見界隈を歩きます。
営業時代はこのあたりも当たり前のように歩いていましたが、
いざオフィスを構えてみると景色が違います。
以前は値段と時間でお店を選んでいました。
それでは参考にはなりません。

そんな時に頼りになる食通の経営者仲間が現れました。
「伏見シリーズを書かないと30万人の読書に怒られるのです。第1回目に相応しいお店はありますか?」
「そうですか、山田さん。ではご案内しましょう。」
持つべきは良き仲間です。
多くを語らなくとも事情は察してくれるようです。
第1回目として歴史もあり、品もあり、高くも安くもないお店に連れていってもらいました。

御園座の南、三蔵通を入ったところにある「五郎鮨」さんです。

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何度も何度もお店の前は通ったことはありますが、初めて入るお店。
当時はお昼からお寿司を食べるなんて考えられませんでした。
ランチメニューが並んでいます。

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食べ物ブロガーとして実績を積んだせいか、お昼からお寿司を食べれる身分になったようです。
「うん、そうだな。日替わりさしみ丼をください。」
と誇らしげに注文します。

日替りさしみ丼 1100円

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「お~、なかなかやるじゃないか・・・」
思わずいつものセリフが出てしまいます。
まぐろ、サーモン、かじき、白身、カンパチ、エビ、え~っと、あと何かな?
9種類のさしみが丼を覆っています。

「これは、いいぞ、いいぞ」
とグワシ、グワシと食べ続けます。
食べごたえもバッチリです。
どんどんお客さんも入ってきます。
さすが食通の経営者仲間です。
幸先のいい伏見シリーズになりました。
これで伏見シリーズに期待を持った読者も多いことでしょう。
次は誰に紹介してもらおうかな・・・(笑)。

ごちそうさまでした。
みなさんの満足する笑顔が浮かびます。

伏見シリーズもご期待ください。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その50 最終回

丸の内に移転し6年半。
円頓寺方面のお店に顔を出すようになったのも同じくらいの期間です。
円頓寺シリーズをスタートして約1年半。
いよいよ最後の瞬間がやってきました。
この50回を節目に最後にしたいとしんみり考える食べ物ブロガーです。

同じ店を数回アップしていることもありますので、
正式な数は言い切れませんが、40数店舗のお店を紹介させてもらいました。
中には円頓寺シリーズを書くためだけにお邪魔した店もあります。
1回こっきりでそのまま放置してしまったお店も結構な数。
大変失礼いたしました。

しかしながら、少しは円頓寺に貢献できたのではないかと自画自賛し、
半分涙目でこのブログを書いています。
今週末で会社は丸の内から伏見へと移ります。
人気食べ物ブロガーを育ててくれた街が円頓寺と言っても大袈裟ではないでしょう。
いままでありがとうございました。
感謝、感謝です。

こんな感傷的な感じでブログを終えてもいいのですが、
これでは僕を育ててくれた街に失礼です。
最後まできっちりと役割を担っていきます。

四間道から国際センターに向かったところにある「やきとり風月」さんに行ってきました。

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隠れ家的なお店で、いろんな使い方ができます。
社員とじっくり話すも良し、お客様の接待も良し、お忍びも良し、
と使い勝手は万能です。
ほとんどが個室なので、面が割れることも少ないでしょう。

基本的にはコースでの提供。
一串一串、丁寧な仕事がされています。

「山田さん、いつもありがとうございます。」
「あっ、どうも、どうも。今夜もよろしく頼むよ。」
なんて気取ったりすることもあります。

前置きが長くなりました。
この日も大切な人とじっくり語り合います。
日本酒もワインも豊富です。
いい感じに酔っていくので、時々、写真は撮り忘れます。
今回は最終回記念で一気に写真をアップします。

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〆は担担麺か鶏ラーメンかデザートを選択します。
食べ物ブロガーはデザートを選択することはありません。
最後まで勝負に徹するのです。この日は担担麺でした。

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程よい刺激が体を覆い、酔いをわずかながら覚ましてくれます。
「お~、いいぞ、いいぞ、この感じ。なかなかやるじゃないか。」
といつものようなセリフもつい飛び出します。

しかし、円頓寺シリーズが最後だと思うと汗か涙か分からない状態で、
顔がグシャグシャになります。
別れは辛いものです。
ただこうした行動を取らないと真の人気食べ物ブロガーにはなれません。
これも修行の一つとして、別れを告げます。
ありがとうございました。

新天地で新たな歴史を作っていきます。
ごちそうさまでした。
また、いつか会いましょう~。

な~んてね・・・(笑)。

食べ物のはなし 番外編 煮込みうどん定食

名古屋の市街地を少し離れます。
人気ブロガーの住む中川区には意外と評判のラーメン屋さんが多いのです。
休日には暇を見つけては家人と出掛けることもしばしば。
家人にも気を遣い、家庭の平和を守ることも怠ってはいません。

この日も目的地はある中華料理屋さんでした。
行列のできる出来るお店として有名で、人気のラーメンが何種類かあります。
早めにいかないと並ばなければならないので、
11:30の入店を目指し出掛けました。

どうやら考えが甘かったようです。
11:30の段階で既に待ち人が何人も外に出ています。
人気ブロガーは瞬間的に頭を捻ります。
「これは11時半前に一気に入店したな。となるとお客が出てくるにはかなり時間が掛かるな。」
誰にでも思いつきそうな考えですが、
それなりの理由を見つけ別の店に移動します。

そして、また瞬間的に頭を動かします。
「ここを諦めたお客さんは、あのラーメン屋かあそこの店に行くな・・・」
単純な行動は避けなければなりません。
ラーメンで敷き詰められた脳ミソを変えるのは結構難しいのです。
しかし、麺類を食べることを諦めてはいけません。
そこは維持しながら脳ミソを切り替えるのです。

向かった先は中川区高畑の南にあるうどん屋さんです。
子供が小さい頃、よく顔を出したお店「新市川 中川店」さんにやってきました。

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なぜ新がついているかは分かりません。
中川店とありますが、チェーン店でもありません。
この一店舗だけなはずです。
疑問だらけのお店ですが、外には食事のサンプルが並んでいます。

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いつの間にか井之頭五郎さんの登場です。
最近はこのようなサンプルを出すお店はめっきり減ったのではないでしょうか?
少し寂しいですね。

あいにくこの日は二日酔いでした。
そして、空腹でした。
そんな時、最適な食べ物といえば、名古屋名物のひとつ、味噌煮込みうどんです。
「すいません、煮込みうどん定食を下さい。」
家人は単品の味噌煮込み玉子入りです。
こちらは玉子は別注文なのです。

煮込みうどん定食 1050円

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かなりのボリュームです。
ご飯も茶碗にいっぱい、フライも一品セットで付いてきます。
グツグツと踊る鍋を覗き込みます。

「あっ」気づいた瞬間、こんなふうになっていました。

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人間火力発電所のお出ましです。

写真が小さいって?
かしこまりました。

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何となく予想された人もいるでしょう(笑)。
予想通りの展開になってしまいました。

二日酔いの日は思いきり一味唐辛子をかけます。
味噌との相性がよく刺激的な味わいになります。
汗も程よくかき、一気に二日酔いが飛んでいきます。
これで夜も完璧な状態で迎え撃つことができます。

こちらのお店はうどん以外にも「味噌カツ定食」がおススメです。
中川区に来られる方はぜひお立ち寄りください。

ごちそうさまでした。
ラーメンのことはすっかり忘れました。