これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 伏見シリーズ その81

伏見シリーズが続きます。
少しずつ暖かくなってきました。
その周辺をブラブラするのも悪くありません。

気の向くまま歩き、ふと目に留まったお店に入る。
そのお店の情報な何も知らない。
食べログなんて調べることもない。
そんな姿が人気食べ物ブロガーとしては正しいのです。

そんな日を過ごしたいわけですが、この日は訳あって会社から徒歩1分の場所です。
ほんのちょっと南、ほんのちょっと西に向かった
「ニクバルダカラ 伏見」さんに行ってきました。

名古屋市内にはあちらこちらにあるお店。
伏見店も何度もお邪魔しています。
気を向くままのブロガーはどこへ行ってしまったのでしょうか?
来週以降に期待したいですね。

こちらは店名通り肉バルのお店。
ガツンとしたステーキやボリュームのあるハンバーグを食べるのが定番。
夜はいろんな部位のお肉をシェアしながらワインを飲むのがいいでしょう。
カジュアルな飲み会が似合うお店です。

しかし、同じことをやっていたのでは人気食べ物ブロガーの名がすたります。
違いを見せなければなりません。

「すみません、限定10食の牛タンローストビーフ重をください。限定10食は大丈夫ですか?」
しつこく確認します。
入店したのは11:30ちょうど。
高い確率で間に合うはずです。

「はい、大丈夫です。」
こちらの心配をよそに外国人店員さんは無表情に答えてくれました。

牛タンローストビーフ重 1200円

肉バルらしからぬお重です。
ご飯の上に牛タンローストビーフがのかっています。

「これはただの牛タンじゃないのか・・・。」

そんな小さなことは気にしません。
大きな牛タンが6枚?7枚?乗っているのが重要なんですね。
こちらには塩、味噌、わさびが付いてきます。

「さてさて、どこから攻めようか!」
定番は塩でしょう。
「そうか、そうか、このしなやかな感じ。これがローストビーフというわけか・・・。」
納得したフリをします。
次にわさびにチャレンジ。

「おっ、これはいいぞ、いいぞ。」
わさびのツーンとした辛さが牛タンの甘さと絶妙にマッチします。
ここからはすっかりわさびにハマってしまい、味噌まで辿りつきません。
結局、わさびで堪能してしまいました。
これなら飽きることなく食べ続けれます。

ステーキが有名なお店ですが、焼肉屋で牛タンばかり頼む輩にはおススメでしょう。
ヘルシーではないはずですが、ヘルシーと感じてしまうのも不思議です。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その80

気づけば伏見シリーズも80回を迎えました。
企業が80周年を迎えればお祝いをするとは思いますが、
このシリーズにはありません。
さすがに100回記念は盛大に行うつもりです。

しかし、この80回も何事もなく過ごすのではなく、
それなりに贅沢に、そして際立ったブログにしたい考えです。
常に考えることを求められる人気食べ物ブロガーです。
未来工業さんですね(笑)。

会社から東に向かい住吉町の雑居ビルに入ります。
ビル名は忘れましたが、そのビルの2階にある「ひつまぶし 花岡」さんに行ってきました。

名古屋には鰻の名店が多数ありますが、こちらのお店は知りませんでした。
しかし、調べてみると評価の高い有名店。
まだまだ勉強が足りないようです。

店名にひつまぶしと付いているだけにひつまぶしが自慢のようです。
うな重をガッツリ食べたい気分でしたが、それが許されない雰囲気です。
ここは郷に入っては郷に従えで、ひつまぶしを頼まなければなりません。

「すみません、ひつまぶしの花をお願いします。」と注文します。
花というのは分かりやすく言えばランクです。
3/4尾です。
ちなみに上が一尾、特上が一尾半となります。
上や特上を注文できないのが、人気食べ物ブロガーが愛される所以でしょう(笑)。

ひつまぶしについての説明書きがあります。

「あれっ?」と疑問に思っているうちにひつまぶしが運ばれてきました。

ひつまぶし花 3180円

それなりの値段です。
そして、通常のひつまぶしにはあまり見かけないものが・・・。

「あれっ?」と疑問に思った理由がここにあります。
どうやら最後は梅茶漬けにして食べるようです。
ボリュームはあります。

正統派の食べ方で3杯目を終了し、4杯目を迎えます。
一杯ずつはそれなりに量は抑えます(笑)。
はい、こんな感じですね。

鰻と梅の食べ合わせはどうなんでしょうか。
一般的に食べ合わせはよくないと言われています。

特に何事もなく順調に仕事はできています。
元気もあります。
こういう食べ方もあるんですね。
個人的にはガッツリといくのがいいのかもしれません。

ごちそうさまでした。
鰻はふっくら、カリカリととても美味しかったです。

今年のグランパスは期待できるのか?

昨日から始まったJリーグ。
厳密に言えば一昨日だが、久々の期待感が体を覆ってる。

3年前の同じ時期、こんなブログを書いている。
今年の名古屋は戦えるのか・・・

小倉監督が就任した年の第1試合目のこと。
この試合は勝利したが、その後は低迷を続け監督も解任。
引き継いだジュロヴスキー監督が健闘したものの、結果としてJ2に降格。
名古屋グランパス史上、最悪の年だった。

それは初戦のブログを書いた僕の責任もあるのかもしれない。
それ以外は初戦のことを書いたことはないし・・・。

それはさておき、昨日の開幕戦はサガン鳥栖との対戦。
グランパスの補強と近況を伺えば安心する面もあるが、
サガン鳥栖も監督が変わり相当な補強をしたチーム。
侮ることはできない。

地上波では放映されていなかったので、フロンターレ川崎とFC東京の試合を見ながら、
スポーツナビでグランパスを追っていた。
前半は両チームとも得点なし。
だが、後半は気づけばジョーが得点。
そして追加点。
結果的には4対0の圧勝で終えた。

あらためてYouTubeでチェック。
「なかなか、やるじゃないか・・・」
玄人ではないいが、今年のグランパスは期待できるのではないかと勝手に想像。
3年前のようなことはあり得ないはず。

滅多に見ないNHKBSのJリーグタイムをしっかりと見てしまった。
本当に期待できるんじゃないの?

大分も松本もいい戦いをしたし、今年のJリーグは面白くなるのかもしれない。

今日時点で暫定1位。当たり前か・・・(笑)。
ディフェンスがザルだとか、まだまだ不安要素が強いのは否定できないが、
ピクシーが監督に就任した時のような期待感が今年にはある。

2010年、グランパスが優勝した年から名大社は飛躍し始めた。
会社が再び飛躍するにはグランパスの優勝が必要。
(な~んて・・・笑)
他力本願ではいけないが、グランパスの活躍を期待している。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その79

会社より南方面、分かりやすく言えば広小路通りより南は大体のお店を制覇しました。
といっても8割くらいでしょうか。
まだまだ北方面、分かりやすく言えば錦通りより北は未開拓のお店が多いエリア。

先週の新しいお店はグッドでした。
人気食べ物ブロガーとしては調子に乗ることなくチャレンジするまでです。

長者町繊維街を北に向かいます。
しばらくすると見えてきたお店がこちら。

東京ではあちらこちらにある「ゆで太郎」さん。
最近、名古屋でもオープンしこの周辺に2店舗を構えています。
とてもリーズナブルです。

「たまには行ってみるかな?」
とお店に入ろうとした瞬間、ある思いが頭をよぎりました。

こちらの場所は同業他社D社のすぐそば。
D社の社員さんのことはほとんど知っています。
万が一店内で見つかると
「名大社の社長って意外とセコイな。いや、会社って大丈夫か?」
と思われる可能性があります。
きっと笑顔で挨拶しても心の中ではそう思っているでしょう。

思いとどまり体の向きを左に90度を変えます。
通りを挟んだ隣にある「ぎんぶた」さんに入りました。

ここは昨年の夏にオープンしたお店。
以前は何があったかは覚えていません(笑)。
ランチは6種類ほどあり全て700円です。

「ここだったらセコイとは思われないな・・・」
丼物が中心ですが注文したのはこれ。

豚バラ肉のつけ蕎麦 700円

どうやら頭の中は蕎麦で占領されていたようです。
「この蕎麦にご飯なんて合わないんじゃないか。」
と思いながら食べ始めるとこれが普通に食べれます。

生たまごをつけダレに投入します。
しばしかき混ぜそこに蕎麦を絡ませ食べるのです。
なんとこれが立派なおかずに変身。
蕎麦好きには叱られるかもしれません。

しかし、ここはやきとん屋さん。
お許しいただきたく。
人気食べ物ブロガーが許しを請う必要はありませんが・・・。

まだまだ未知の世界が多いことを改めて発見しました。
ごちそうさまでした。
次はそうはいっても「ゆで太郎」さんですかね(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その78

先週は美味しい味噌煮込みうどんを紹介したつもりでした。
それは間違いありません。
しかし、1800円という高い値段が食べ物ブログではいかがなものかという声もありました。

確かに味噌煮込みうどんの値段が1800円というのは間違いなく高い。
どう値段の適性を見出すかもこれからの人気食べ物ブロガーには求められること。
嗅覚のまま美味しさを伝えるだけでは納得されません。

迷います。
彷徨います。
人気食べ物ブロガーと呼ばれ、その気になっていた自分を反省します。
ここは原点に返り行動せねばなりません。

会社を出て錦通りを越え、
長者町方面に向かったおんぼろビルの前に一枚の看板が出ています。

ふと目にすると嗅覚だけでなく視覚にも訴えかけてきます。
どうやらお店はビルの地下にあるようです。

怪しげな雰囲気が漂うものの思い切って入りました。
「コプラ」さんというお店です。

「いらっしゃいませ!」
小奇麗な中年女性が一人で切り盛りしています。
カウンター席7~8席のこじんまりとしたBARのような店。
入店したのは11:40頃。
一人のお客さんが食べているだけでした。

「お好きな席にどうぞ」
と言われ、やや右寄りの席に座ります。
メニューを眺めながら「味噌鍋焼きうどんをお願いします。」と注文します。
無意識ながらリベンジの気持ちを抑えられません。

「夜は普通の飲み屋さんですか?」
「夜は主人がBARをやっています。お昼は私ですね。」
さりげない会話をしながら料理を待ちます。

味噌鍋焼きうどん 820円

ご飯と小鉢、漬物がセットです。
鍋の中には卵、鶏肉、白菜、えのき、人参、ネギ、油揚げなど
味噌煮込みの必須アイテムというべき具材が入ります。

「でもな、本来はBARだよな・・・」
と疑いながら食べ始めると
「おっ、なかなか、やるじゃないか。」
久々の言葉を発します。

そのあたりのうどん屋さんと遜色ありません。
むしろ、美味しいと言えるでしょう。

12時には満席。
食べ終わる頃にはお店に入れず、渋々帰るお客さんが多くいました。
「そうだ、僕はこんな店に行かねばならないんだ。」
穴場のお店を見つけた喜びと共にこのシリーズの本来の姿を思い出しました。

ごちそうさまでした。
これからの食べ物ブログも期待できますね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その77

まだまだ寒い日が続きます。
そんな時はグツグツしてほわ~っと湯気が出る熱いものを食べたくなります。
「さて、今日はどこに向かおうか?」

人気食べ物ブロガーは会社を出て、その嗅覚の赴くまま歩き始めます。
ランチ時にはコートを着ません。
ジャケットだけ羽織り外に出るのです。
両手をパンツのポケットに手を入れ歩きます。
カッコつけているのではありません。
単に寒いだけで、とても態度が悪いです。
好感度の高い人気食べ物ブロガーですが、みんさん、マネをしないようにしましょう。

伏見駅から西に向かった途中にある「山本屋本店」さんにお邪魔しました。
「えっ、前も紹介してるじゃん?」

以前紹介したのは栄本町通店
今回のお店は広小路伏見店。
この伏見界隈には2軒の山本屋本店さんがあります。

名大社が名古屋の名物であるように、こちらも名古屋の名物。
一般的には、いや、圧倒的にこちらの方が名古屋の名物でしょう。
こちらの広小路伏見店さんはサイドメニューも充実しているので、
夜は居酒屋として利用するのも◎ですね。
名古屋コーチンの串ものもいいでしょう。

思わずビールを飲みたくなりますが、ここはグッと我慢。
ランチメニューをジッと眺めます。
「やっぱり、ここは季節限定メニューだな。」
と頭の中で確認しながら、
「すいません、ここはやっぱり季節限定の牡蠣入り味噌煮込うどんをお願いします。」
と少々長めの注文をします。

まず登場するのは漬物。

ランチタイムには漬物とご飯がセットになるのです。
これも正統派の味噌煮込みうどんの楽しみ方でしょう。

牡蠣入り味噌煮込うどん 1800円

写真ではグツグツ感は出ていませんが、ほわ~っと湯気が出る熱い食べ物です。
初志貫徹なのです。
そして、お昼から値段的にも思い切りの勝負です。

メニューの写真とは異なりますが(笑)、大ぶりな牡蠣がたくさん入っています。
メニューでは5個の牡蠣が載っていましたが、数を数えるようなそんなセコイことはしません。
人気食べ物ブロガーはあくまでもお店を信頼するのです。

当然のように蓋にうどんを移し、唐辛子を大量にかけて頂きます。
冬でも汗を掻きながら食べるのが理想です。
「牡蠣と味噌煮込みの相性はバッチリじゃないか。」
季節限定メニューを選択した自分を褒めたくなります。
ご飯も含め、あっという間に完食。
美味しく頂きました。

「冬の味噌煮込みはたまらんでいかんわ~」
つい、普段使うことのない名古屋弁が出てしまいました。

ごちそうさまでした。
これからもよろしくお願いします。

食べ物のはなし 哀愁編 あんかけスパ

一昨日は中日ビルのことを書きました。
人気食べ物ブロガーの原点はもしかしたらここにあるのかもしれません。
このビルにはいろんな飲食店が入店しています。

僕が過ごした20年間でも新しいお店が入る一方で退店していくお店もありました。
何が流行り、何が廃り、どういったオペレーションが好まれるのかを
知らず知らずのうちに学んでいたのです。
その中でも常に人気があり繁盛しているお店があります。

中日ビル地下2階にある「ciao」さんに行ってきました。

こちらは名古屋では有名なあんかけスパゲティ専門店。
名古屋市内を中心に展開しています。
名古屋人であれば、あんかけスパゲティを無性に食べたくなる時はあるはず。

人気食べ物ブロガーもその一人。
計算するとこちらの中日ビル店に一番多く通っていたかと思います。
メニューを眺めます。

謝肉祭と称して特別なメニューも提供されています。
この中日ビル店は27年間の営業で幕を閉じます。
そんなに長い間営業されていたとは知りませんでした。

オープンした当時は斬新なデザインだった店内も若干の古びた感を漂わせ、
ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
この日は相方がいたので、2種類のあんかけスパをお見せできます。

肉足しミラカン R:920円

バイキング R:860円

こちらでは何故かバイキングを食べたくなってしまうのです。
思い切り粉チーズとコショウ、そしてタバスコをかけます。
普段、あまり美味しいとは思えない赤ウインナーがこのあんかけスパとなると絶妙な味わいをみせます。
白身魚フライもこのあんかけソースとの相性は抜群です。

「そうなんだ、あんかけの基本はバイキングなんだ。」
ミラカンに豚肉が加わった肉足しミラカンも魅力的ですが、ここは自分のバイキングに専念します。

値段のところに書いてあるRはレギュラー。
サイズが選べるのもあんかけスパゲティの特徴。
Sはスナック、Jはジャンボです。

若い頃は質よりも量。
レギュラーではもの足りずジャンボを食べていました。
その代りお金がないため、一番安価なスペシャルばかりだったような気がします。
(スペシャルのトッピングはウインナーとコーン)

今はレギュラーで十分で、その分トッピングにこだわります。
これも成長した証でしょうか。
きっと大人になった人気食べ物ブロガーを温かく見守ってくれているのでしょう。
感慨深い気持ちになってしまいました。

地下2階もすでに閉店しているお店が多いようです。
気になる方は早めに行かれるのをおススメします。

ごちそうさまでした。

さらば、中日ビル

先日、栄にある中日ビルにお邪魔した。
特に目的があったわけではない。
今一度、ビルを見ておこうと思っただけのこと。
見納めになるだとうと・・・。

そう、今年2019年3月に中日ビルは閉館する。
すでに多くのテナントは退出し、かなり寂しい状態にはなっているが、この1月時点はまだ稼働。
しっかりと見ておきたかったのだ。

2年以上前、こんなブログを書いた。
「さようなら、中日ビル」
今日のブログとさほど違いはないが、より現実味を帯びてくるとやはり感傷的にもなる。

ビルの前にはこんな看板が掲げてある。

そうだったのか・・・。
中日ビルと僕は昭和41年生まれの同級生だったんだ。
52歳で一旦、幕を閉じることになる。

僕は平成元年に名大社に入社し、20年間、この中日ビルで仕事をしてきた。
働き始めた当初はそれほど周りに大きな建物はなかったが、
バブルの絶頂期ということもあり徐々に周辺にも大きなビルが建てられてきた。

前社長が冗談交じりでよく喋っていた。
「天井は低いが家賃は高い中日ビル」

確かに天井は低かったが、立地は抜群。
今は名駅に抑えられている栄だが当時は全盛。
地下鉄から雨に濡れることなく出社できたのもよかった。

僕が会社を引き継ぐことになり、中日ビルからの移転は固定費の見直しが大きな理由と考えれば、
あまり冗談とは言い切れなかったのかもしれない。

ビルの1階から、天井を仰げば有名なモザイク壁画。
昔はここで待ち合わせとした人も多かった。

何よりも仕事にイロハを学んだのはこのビルだった。
終電ギリギリで会社を閉め守衛室から帰ることも多かった。
地下1階にあるらーめん亭や八百膳でそそくさとランチを済ませ仕事に戻ることも多かった。
経営陣にボロカスに叩かれたことも多かった。
どれも今思えばいい思い出だ。

この中日ビルは2024年に新生中日ビルとして生まれ変わる。
地上31階、高さ170mの高層ビルになる予定。
再び栄が栄えるためのシンボルになるだろう。

そんな時に戻ってこれたなら、恩返しにもなるのかな・・・。

さらば、中日ビル。
また、会いましょう。

ありがとうございました。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その76

ようやく伏見に戻ってきました。
今年も伏見シリーズは健在。
引き続きどうぞよろしくお願いします。

年末年始は暴飲暴食で過ごした方は多いことでしょう。
ご多分に漏れず人気食べ物ブロガーも飲み食いに明け暮れた日々を過ごしていました。
牛肉もお寿司も少しも興味はありません。
ビールも日本酒もワインもウイスキーも興味はありません。

十分堪能しました。
2~3日は魅力を感じることはありません。
まだまだ健全な人気食べ物ブロガーなのです。

それでも腹は減ります。
大晦日の井之頭さんも事あるごとに言っていました。
「あ~、腹が減った・・・。」
急いで伏見のお店を探します。

お肉や脂っこい食べ物は要りません。
ラーメン好きですがそれも要りません。
シンプルとすっきりと腹を満たしたいのです。

会社から南に向かい本町通沿いのある「本町ひもの食堂」さんに行ってきました。

こちらは昨年4月にオープンした比較的新しいお店で干物の専門店。
以前は確かカフェが入っていた場所でした。
そんな面影はありません。

魚が並び勢いを感じさせます。

さて、何を注文するかな?。
じっとメニューを眺めます。

普段は庶民派を気どった人気食べ物ブロガーです。
さばやあじ、さんまで迷うところですが、正月は贅沢三昧でした。
そのクセがつい出てしまいます。

「うん、そうだね、縞ほっけ開き定食だね。」
一番高い定食を注文してしまいました。
「お待たせしました。ご飯、味噌汁はお替り自由です。」
「何を言ってるんだ。美食家はお替りなんて必要ないんだぞ。」
心の中で呟きます。

縞ほっけ開き定食 1450円

このほっけのサイズはいかがでしょうか?。
ご飯と味噌汁を並べてもほぼ同じサイズです。
こちらのご飯はかまど炊きの自慢の白米。
井之頭さんであれば泣いて喜ぶはず。

ワシワシと食べ始めます。
干物であるにも関わらず肉厚。
ほどよい塩加減にご飯が進みます。

ほっけを半分くらい食べたあたりでご飯がなくなります。
このほっけのサイズでご飯一杯で済まそうとすること自体が間違いです。
ほいほいとかまど炊きご飯が置かれた場所に向かいます。
ついでに味噌汁と漬物もお替りします。

美食家風の人気食べ物ブロガーはあっという間に消え去り、
従来のただの卑しいブロガーに戻ります。
「う~ん、今日もお腹いっぱい。あ~、美味かった。ご馳走様でした。」

井之頭さんと同じでお腹一杯でお店を出たのでした。
人気食べ物ブロガーは今年も頑張ります。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その75

夜の予定がほとんど埋まっているこの12月ですが、
急に予定が空いてしまうことがたまにあります。
そんな時は誰かを誘うわけでもなく、その雑踏から解放されたくなり、
一人の時間を持ちたいと思うのです。

ひとり居酒屋に入り、盃を傾けながら物思いに耽る。
そんな時間もいいでしょう。
しかし、アルコール漬けの毎日です。
ここからも解放されるべき日が必要です。

「オレはどうすればいいのか?」と悩みます。
悩みに悩みます。
その悩むとは逆行するように腹は減ってきます。
「あ~、腹が減った・・・。」
その旺盛な食欲には勝てません。

そして、無性に美味いチャーハンが食べたくなります。
そんな時ってありませんか?。
無性に美味いチャーハンが食べたくなる時・・・。

急いでチャーハンを美味しく食べさせてくれるお店に向かいます。
御園座から西に向かった場所にある「香蘭園」さんに入りました。

昭和を感じさせる昔ながらの中華料理屋さんです。
こちらのお店は堂々と看板が出ているように餃子が自慢です。

「すいません、餃子と炒飯をお願いします。ビールは飲みたいけど頼みませんよ。」
キッパリと注文します。

座ったカウンター席からは料理人の見事なフライパン使いを眺めます。
それは芸術的な動きといえるでしょう。
見ていて飽きません。
そんな時間を過ごすうちに運ばれてきました。

「お待ちどうさまでした。餃子です。」

餃子 400円

2分後、炒飯が運ばれます。
ここではチャーハンではなく炒飯なのです。

炒飯 600円

餃子は小ぶりですが、さすがに自慢の作といえるでしょう。
モーレツにビールを飲みたい気持ちにかられますが、ここはぐっと我慢します。

そして、炒飯です。
大盛ではありません。
これが普通。なかなかの迫力です。
チャーシュー、玉子、ネギ、玉ねぎ、人参と具材もふんだんです。
濃くもなく薄くもなく味付けも絶妙です。

「オレはこんなチャーハンを食べたかったんだ・・・」
ここはカタカナで呟いてみます。
瞬く間に餃子と炒飯はお皿から消えてしまいました。

長居は無用。
人気食べ物ブロガーは食べ終わったらすぐに席を立つのです。
それが流儀です。

こちらのお店は夜だけの営業です。
「昼にもチャーハンが食べたいのに・・・。」
それが残念でなりません。

ごちそうさまでした。