これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 番外編 ベトコンラーメン

毎日、暑い日が続きます。
(オリンピックも熱いです。体操ニッポンおめでとう!)
名古屋の気温も連日35度を超えます。
少し外に出ただけで汗をグッショリかいてしまいます。
営業時代はそれが当たり前でした。
年を取ったせいか、もしくは普段、社内にいるせいか、
以前より暑さに弱くなっている気がします。
そんな自分が情けなくなります。

人気食べ物ブロガーも体力勝負です。
夏バテは禁物なのです。
パワーをつけなければなりません。
中川区春田にある「新京」さんに行ってきました。

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こちらはベトコンラーメンが有名なお店。愛知県に4店舗あります。
あまりチェーン店には行かない人気ブロガーですが、
こちらは自宅から近く便利です。
スタミナをつけるには行かねばなりません。

この日は休日。世間は夏休み。
昼から飲んでも誰も文句は言いません。
いや、むしろこれからの仕事を考えた場合、休日にしっかりと休養を取り、
仕事への準備を万全にしなければなりません。

「すいませ~ん、生ビール大ジョッキと唐揚げハーフを下さい。」

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唐揚げを待っている間にビールが半分になってしまいました。
こちらはハーフの唐揚げですが、結構なボリュームです。
ビールのあてには最高です。
どんどん飲みたくなりますが、これはあくまで食べ物ブログです。
飲んだくれブログではありません。
美味しい食事を美味しくレポートする必要があるのです。
気を取り直し、ベトコンラーメンを注文します。

ベトコンラーメン 750円

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まるごとのニンニクが数多く入っています。
数えることはありませんので、いくつ入ってるかは分かりません。
ニラ、もやしもたっぷり。
辛さもじわっと体を包み、汗が流れ出します。
夏にはベストなラーメンです。

ベトコンラーメンの発祥も聞いたことがありますが忘れました。
台湾ラーメンは名古屋発祥と言われています。
昨年、ベトナムに行きましたが、ベトコンラーメンに出会うことはありませんでした。

「もしかしたら名古屋発?」
と思い、改めて調べてみました。
なんとベストコンディションラーメンの略。
ベトナムとは全く関係ありませんでした。
名古屋の人はこんなネーミングが得意なようです。

においが気になるところですが、休日なので関係ありません。
丸ごとにんにくも一つ残らず食べきります。
どんどん力がみなぎっていくような気がします。

「なかなか、やるじゃないか・・・」
この暑い夏も乗り越えることができそうです。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その46

今年もやってきました。
愛知県の平和を守るために一年に一度訪れる日。
そうです。愛知県の経営者を牛耳る女帝を祝う日なのです。
今年も本部長、副本部長のツートップで接待をしてきました。

昨年は天ぷら~ワイン~スッポンラーメンのフルコースでした。
同じスタイルは許されません。
女帝を満足させるために工夫を凝らさねばならないのです。
グルメな副本部長が隠れ家的なお店を予約してくれました。
完全予約制で10名で満席、
脱サラした夫婦が切り盛りするステキなイタリアンです。

円頓寺を抜けた分かりにくい場所に店を構える「魚介のイタリア料理 murata」さんに行ってきました。

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僕と副本部長は女帝を待ちます。
その緊張感が半端ありません。
我慢できずスパークリングワインで喉を潤しながら、女帝を待ちます。

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待ち合わせ時間からしばらく経った頃、平然とした姿を表します。
またまた緊張感が走ります。
こんな時、箸で食べるイタリアンはありがたいものです。
ナイフとフォークであれば、きっとテーブルから落としてしまったでしょう。

コース 5000円

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新鮮な魚介類が次から次へと出てきますが、緊張のあまり、覚えていません。
いつもであれば人気食べ物ブロガーとして余裕をかまし、
「なかなか、やるじゃないか。」
なんて呟いてみますが、そんな状況ではありません。
女帝のご機嫌を損ねないように顔色を窺いながら、粛々とコース料理を頂きます。

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こちらのお店は料理ごとに異なったワインを勧めてくれます。
そこに店主のこだわりを感じますが、どれがどのワインであったかは記憶にありません。
「美味しいですよね・・・」と声を振り絞るのが精一杯です。
隣を見ると副本部長は余裕の表情を見せ、ワインを愉しんでいます。
これが責任の重さの違いでしょうか。羨ましく感じる瞬間でした。

コースの最後にはコーヒーが出されますが、女帝はあくまでもお酒を求めます。

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僕は女帝に合わせデザートワインを頂きます。
どうやらとても満足いただけたようです。
驚いたことに女帝からプレゼントを贈られました。

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実際、プレゼントは手のひらの倍の大きさですが、女帝の手に乗ると小さく感じます。

これで一年間、愛知県の平和が保たれるかと思うと緊張がほぐれ、安堵した気持ちが訪れます。
円頓寺にこのようなお店が存在してよかったです。

ごちそうさまでした。
みなさん、安心してお過ごしください。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その45

ありがたいことに飲み会が続きます。
おかげで二日酔いの日も増えてきます。
人気食べ物ブロガーとして対処法かいくつかあります。

味噌煮込みうどんに一味唐辛子をドバッとかけて汗をかきながら食べます。
一発で二日酔いが解消されます。
また、激辛担々麺を一気に食べ切る。これもかなり効きます。
この2つのパターンを繰り返してきましたが、別の策も練らねばならません。

この暑さで味噌煮込みうどんや担々麺では大汗をかき過ぎ、
会社に戻って来た時にメンバーに怪しまれます。
「あの食べ物ブロガー社長は一体外で何をやっているのか。
サウナで遊んでいるんじゃないのか。」
なんて思われていないかと冷や冷やします。

円頓寺に向かいながら、二日酔いに効く新たな食べ物が思い浮かびました。
辛いカレーです。

「はあ~、そんなもんか・・・。」
と落胆の声が聞こえてきそうです。
「そんなん誰でも知ってるぞ・・・」
と言われそうです。
それでも新しい対処法なのです。普通のカレーではダメなのです。
二日酔いに効く辛いカレーを求めるのです。

円頓寺に向かう五條橋沿いにある「blanka」さんへ行ってきました。

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こちらは小洒落たカフェでギャラリーも併設されています。

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食べ物シリーズに詳しい読者はこんなふうを思うかもしれません。
「はっは~ん、人気食べ物ブロガーも行く店がなくなってきたな。」
決してそんなことはありません。
女性客しかいないオシャレなお店に無理やりお邪魔するのではありません。
あくまでも目的を追求するために訪れるのです。

「すいません。カレーランチをください。」
目的を理解してもらうために力強く注文します。
最初にサラダが出てきます。

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これで少し胃を落ち着けます。
間もなく届く辛いカレーに体を慣れさせておくのです。
「おまちどうさまです。」とカレーが運ばれてきました。

タイ風グリーンカレー 830円

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「お~、これこれ。これで二日酔いも解消だ。」
と心の中で呟きながら、ダイナミックにカレーをかけます。
ご飯とカレーを絡ませ食べ始めます。

「なかなかマイルドじゃないか。お~、美味いぞ。」
自分でも想定しないコメントがつい出てしまいます。
どんどん食べていきます。
程よい辛さが体を包んでいきます。
ほんのわずかな汗をかきます。
日常生活にある汗です。
目的を達成するための汗ではありません。

「いかん、いかん、これでは読者に勘違いされてしまう。」
少しばかり冷や汗が出てきました。
このカレーランチにはデザートも付いてきます。
誤解されそうなので写真を撮るのは止めにしました。
たまにはこんな日もあります。

なぜか子連れの奥様が多いお店でした。
小さいお子様を持つ親御さんにはよさげなお店です。
二日酔い解消の目的は達成できませんでしたが、これもいい経験です。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その44

円頓寺に戻ってきました。
やっぱりこの界隈を歩くのは心が和みます。
「そろそろ暑くなってきたことだし、さっぱりしたメシが食いたいなあ~。」
なんて、思ったりしちゃいます。

国際センタ―ビルから円頓寺商店街を歩いていきます。
ホウボウさん前にランチメニューが掲げられています。

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「ほ~、そうか・・・。こんな手もあるじゃないか。」
とつぶやきながら、店内に入ります。

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古民家を改装したオシャレな飲食店です。
店内は改装され、カウンターとテーブル席。

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お母さんと娘さんらしき方、2人でお店を切り盛りしています。
そのほんわかした雰囲気が居心地の良さを醸し出します。

「すいません。Bランチをください。」と静かな声で注文します。
入店した時はカウンターでオジサンが一人で食べていましたが、
次第にお客さんが増えてきました。

な~んとなく小奇麗なオバちゃんグループ。
ちょっといけてるOLグループ。
多分カメラ女子。
そんな女性陣が続々とお店に入ってきます。
そのほとんどががBランチを注文します。

ちなみにAランチは牛すじカレーライスでした。
気持ちは分かるような気がします。
しばらくぼんやりと待っていると「おまちどうさまでした!」と運ばれてきました。

Bランチ(稚あゆの天ぷら) 850円

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揚げ物ですが健康的な感じがします。
アップにしても油濃さは感じません。

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この周辺の野菜の多さが女性をターゲットにしている感じもします。
「お~、そうくるか。オレは負けないよ。」
妙な対抗意識を持ちながら食べ始めます。
食べながら率直に感じたりします。

「稚あゆはごはんのおかずになるのか?お酒なら進むと思うけど・・・。」
不謹慎な想像をしながら食べ続けます。
しかし、野菜と稚あゆはどうもご飯のおかずにはならないのです。
ご飯の量はしっかりとあります。
バランスよく食べているつもりですが、どうみてもご飯が余りそうです。

「こりゃヤバいな。どう配分すればいいんだ。」
人気食べ物ブロガーが食事を残すことはご法度です。
どんな状況であっても完食することがポリシーです。
おかずが足りないからご飯を残しましたなんて、
電車の踏切が開かないから遅刻しましたと言ってるようなものです。

少しずつ味噌汁を飲みながら、ご飯を噛みしめるまでです。
「おっ、そうか。これも健康にいいんだ。」
自分本位の納得をしてみます。
何とか何も残さず食べ切ることができました。
50歳を超えても食欲が落ちないのは少々困りものです。

しかし、人気食べ物ブロガーはそうでなければなりません。
ごちそうさまでした。
来週も頑張ります。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その43

「昼だ、昼だ。さて、今日は何を食べようかな・・・」
なんて平和ボケした頭で歩いています。
そんな緊張感のない時は何も浮かんでこないものです。
気がつくと円頓寺商店街を抜けていました。

多忙なビジネスマンであれば一分一秒が重要です。
そそくさとお店を見つけ、味わうこともほどほどにサクッと平らげてしまうでしょう。
そんなことを昔は経験してました。
10分もあればランチは十分でした。

しかし、今は違います。
少しだけ余裕ができました。
朝晩は忙しくても、昼間は結構時間の余裕もできました。
平和ボケした頭で歩いているのです。

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円頓寺商店街を抜け、江川線を国際センターに向け歩いています。
グーグーと腹も鳴り始めました。
グーグーと鳴り始まると何を食べたいか、体が本能的に反応します。
そうです。グーグーはハンバーグです。

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「食笑 mogni」さんに行ってきました。
ランチは3種類あります。僕も50歳となりました。
いろいろと気を付けなけばならない年齢です。

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デミグラスソースはヘビーと感じてしまいます。
しゃぶしゃぶをずっとゴマダレで食べているようなものです。
それでは体がゴマダレになってしまいます。
20代であればゴマダレまみれでいいでしょうが、
50歳ともなるとポン酢を比率を高めねばなりません。

ということで和風ハンバーグを注文しました。
とても分かりやすい選択方法ですね。
「すいませ~ん、こっちでお願いします。」
とメニューを指しながら注文するのです。

パタパタとミンチを手で叩く音が聞こえてきます。
「お~、なかなか、やるじゃないか。」
心の中で呟いています。
最初にサラダが出てきます。体を整えるための大事なツールです。
「おまちどうさまでした!」
プレートになり運ばれてきました。

和風ハンバーグランチ 800円

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ハンバーグがちょっと小ぶりなような気もしましたが気にしません。
ご飯のお替わりも自由ですが、50歳なので自由にしません。
肉厚のしっかりしたハンバーグです。
グーグー鳴ったお腹は満たされていきます。

「おっ、いいぞ、いいぞ、肉を食べてるこの感じ・・・」
改めてメニューを眺めるとドリンク類も充実しています。
夜は別の楽しみ方がありそうです。

ごちそうさまでした。
次回は飲みに行くことになりそうです。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その42

円頓寺に戻ってきました。
こののどかな佇まいが落ち着きます。

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喧噪とした東京もたまにはいいですが、やはり田舎者はこちらの方がお似合いです。
那古野から円頓寺商店街に向かう途中にある「鈴音」さんに行ってきました。

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とてもひっそりしています。
お店の前を通る人は休業日だと勘違いするかもしれません。
言い方は失礼ですが、あまり商売気を感じません。
「大将、もっとヤル気出してよ!」と思わず言ってしまいたくなります。

たまに顔を出すと
「山田さん、全然来てくれないじゃないですかあ~。お店、潰れちゃいますよ~。」
とその瞬間だけ、ヤル気を見せるのです。

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お昼のランチ時です。この時もとても静かでした。
メニューはありません。
1種類のランチ(多分・・・)があるだけです。
注文をする必要もありません。勝手に出てきます。

ランチ 1000円

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まずはまぜご飯と前菜が登場します。
このまぜご飯なかなかいけます。
ペロリと平らげることができます。
しかし、当然ですがこれがメインではありません。
メインはこちらです。

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十割蕎麦と二八蕎麦の2種盛りです。
日によって蕎麦は変わります。
蕎麦の原産地もその都度変わります。
大将のこだわりが垣間見えます。

この日は15日間で13回蕎麦を食べている愚か者副本部長と呼ばれる蕎麦達人と一緒でした。
蕎麦に関してはなかなかうるさい方です。
そんな方ですが、思わず
「おっ、これはいいぞ。なかなか、やるじゃないか。」
というセリフを吐いていました。

どうやら美味しさを表す表現は日本国内共通のようです。
僕はどっちが十割かも分からなくなっていましたが、美味しく頂くことができました。
蕎麦達人ではないので、それでいいのです。

「鈴音」さんは基本は蕎麦屋です。
ここまでの内容ではとてもヒマそう感じですが、決してそうではありません。
名誉回復のために言っておきますが、夜はかなり繁盛しています。
完全予約制で3500円のコースのみという強気の商売です。
早めに予約しないと週末は取れません。

「山田さん、全然来てくれないじゃないですかあ~。お店、潰れちゃいますよ~。」
の言葉なんて、微塵も感じることはできません。
コースの内容も充実していますし、日本酒の種類も多いです。
大将の気分がいい時は多めにお酒を注いでくれます(笑)。

だからでしょうか。
お昼時はどうやら力を抜いているようです。
蕎麦は手抜きをしていませんので、
まだ行ったことのない方は、まずランチタイムがおススメかもしれません。

ちょっと宣伝気味になってしまったので、
次回、お邪魔した時はお酒をこっそり余分に注いでほしいと期待します。

ごちそうさまでした。
円頓寺シリーズはまだ続きます。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その41

この日はゴールデンウイークに挟まれた平日でした。
会社の中が騒がしいので、ひとりぶらりと円頓寺に向かいました。
とても静かです。
休日のような賑やかさもなければ、
いつものような多くのサラリーマン姿を見ることもありません。

「そろそろあのラーメン屋も落ち着いてきたかな。」
と少し前にオープンしたラーメン店を思い出しました。
こんな日は空いているだろうと体を躍らせながら店に向かうとあいにく休みでした。
気持ちを切り替え別の店に向かいました。
そこも休みでした。

「ゴールデンウイークにサボるなよ。」
とブツブツ言いながら他の店を探します。
厳密にいえばGW期間ですが平日です。
お店が休みたい気持ちも分かります。

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気がつくと円頓寺本町を抜けていました。
「でも、オレのことを考えてくれよ。ランチ難民になってしまうじゃないか・・・」
まるで彷徨っている井之頭さんのようです。

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いつの間にか新道を歩き、名古屋では有名な豆福本店も通り過ぎていました。
「これでは本当にランチ難民になってしまうな。
このまま会社に戻ったら、みんなに笑われるな・・・」。
指をさしてあざ笑う会社の連中の顔が浮かびます。
「う~ん、困ったぞ・・・」
と菊井町に差し掛ろうとした時、ひとつのお店が目に入ってきました。

「お~、これが救世主か・・・」
今日はなぜか”・・・”が多いです。そんな気持ちだったのでしょう。

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「和風食房 えりか」さんは営業していたのです。

「初めて知る居酒屋だな。さて、どんなメニューがあるのかな。」
と外に出された貼り紙を眺めます。

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「特製ランチに特製スパゲティ、特選串カツ定食。特製は何が特製なのかな・・・」
相変わらず”・・・”が続きます。
これは注文せずにはいられません。
自販機をじっと睨み、じっと考えます。
「特製、特製、どの特製にするか・・・」
迷った時は高価なものを頼まなければなりません。
これは人気食べ物ブロガーとしての鉄則です。

「あおまちどうさま。特製ランチです。」
特製ランチ 800円

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このメンチカツが特製なのか、
このバランスのいい盛り付けが特製なのか、よく分かりません。
しかし、食べてみると何となくですが納得できます。

煮物もいい味付けです。
メンチカツもジューシーで食べごたえがあり美味しいです。
「お~、なるほど。これが特製なんだ。なかなかいいぞ。」
と発する言葉も特製に踊らされます。
やむを得ないことです。

そして、少しだけ考えます。
「特製スパゲティはあるけど普通のスパゲティはないのかな。
普通のスパゲティは気合を入れず作ってくれるのかな・・・」
いろんなことが気になります。

とても静かな平日です。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その40

気がつけば円頓寺シリーズも40回を迎えました。
あと10本書くと50回になります。
(簡単すぎる計算です・・・。)
これはもうギネス級ではないでしょうか?
ここまで円頓寺を追っかけた食べ物ブログは存在するでしょうか?
50回に到達したら、誰か表彰してくれないでしょうか。
新聞やテレビの取材が押し寄せてこないでしょうか。
妄想が頭の中を駆け巡ります。

冷静にならなければなりません。
ハートはバチバチを燃え上がっても、頭の中はクールでなけれななりません。
そんな時は天ぷらが似合います。
四間道にある「松月」さんに行ってきました。

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まだ2年に満たない新しいお店で、席はカウンターのみ。

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揚げたての天ぷらを「はふ、はふ、うおぉん、うおぉん」と言いながら食べるのです。
人間火力発電所になるにはピッタリといえるのです。
(おっ、久々に登場しました・・・笑)。

こちらは予約制、コースのみの提供になります。
まあ、ゴールデンウィーク前なので、豪華な食べ物ブログでお送りするのです。
天丼を食べる感覚ではお邪魔できませんね・・・。

6800円コース 
なかなかやるじゃないか・・・。
天ぷらの王様と言えば海老ですね。

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天ぷらの海老はどれだけでも食べれそうな気がします。
笑顔の優しい職人さんが一品一品丁寧に揚げてくれます。

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これは天ぷらといえるのでしょうか?

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一応、海苔は揚げられていますが、
上に乗っているウニと湯葉は天ぷらではありません。
主役はどちらなのでしょうか。絶妙のバランスです。

ほたてです。変なものを想像しないでください(笑)。

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飲み物はビールからワインに変わっていきます。

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椀物を含め、他にもいくつか出てきます。
珍しいアボカドの天ぷらです。

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チーズが振りかけてあります。
どう説明していいかわからない味です。
美味しいです。

〆の食事は天茶漬けか、かき揚げか、丼が選ぶことができます。
ここは男らしくかき揚げ丼です。

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「はふ、はふ、うおぉん、うおぉん、オレはまるで人間火力発電所だな・・・」
そんなセリフが似合います。
ガッツリ食べたいですね。

こちらはデートでも接待でもおススメです。
天ぷら屋さんって、ありそうであまりないのが名古屋じゃないでしょうか。
そんなこともないかな・・・。

円頓寺の夜を楽しませてくれそうなお店はまだまだありそうです。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その39

いつものように円頓寺界隈をブラブラ歩いています。
「今日は何を食べようかなあ~。30万人の読者がブログを期待しているしなあ~。」
なんて考えながら歩いています。

と言いたいところですが、本当は違います。
「どこにしよ、どこにしよ、あそこにも行った、ここにも行った。困った、困った。」
とブツブツ言いながら歩いてるのです。
円頓寺には何店の飲食店が存在するのでしょうか。
誰か教えて欲しいです。

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そうこうするうちに円頓寺本町も通り抜けそうな感じです。
「おっと、いかん、円頓寺を過ぎてしまうではないか。」
と自分にブレーキをかけます。

ふっと立ち止まり、横を見ると一軒のパスタ屋さんが目に飛び込んできました。

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「おっ、洒落てるじゃないか。たまにはパスタもいいな。
ラーメンばかり食べていると思われるのも嫌だし・・・。」
勇気をもって店を覗き込みます。
カウンター8席の小さなお店です。
女性客しか見えませんでしたが、
勇気をもって「アンド」さんに入りました。

お店に入ると奥の席にオジサンが食べていたので安心しましたが、
どうやら満席のようです。

「少々お待ちください。あっ、こちらへどうぞ。」
一人の女性がスペースを開けてくれました。
アイドルのような服装をした女性でした。
「すいません」と言いながら席に座り、チラッと見るとなんとも可憐な横顔でした。
「本当にアイドルじゃないのか・・・」と思いながら、
メニューが書いてある黒板を見るフリをして顔を覗き込みます。
上手くいきません。
「う~ん、気になるなあ~。」
僕の気持ちはパスタどころではありません。

しかし、僕の関心度を気づかれてもいけません。
冷静な態度で「え~っと、濃厚ミートソースを下さい。」と注文します。
こちらはパスタ専門店で4種類のメニューしかありません。
迷うことなく、こちらの態度を気づかれることなく注文することができました。
パスタが運ばれるまで首をグルグル回しながら、隣を見ます。
アイドルは黙々と食べているので、横顔しか見えません。
首もかなり疲れてきました。

濃厚パスタ 1000円
スープとサラダがセットになっています。

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隣のアイドルが気になり、動揺は隠せません。
普段はカメラマン並みの写真をアップしていますが、
今回はイマイチ美味さが伝わらない写真になってしまいました。
モチモチとした麺と濃厚ソースが絡み合います。
喫茶店のミートソーススパとは明らかに違います。

「お~、なかなか、やるじゃないか。」
と言いかけた瞬間、アイドルは店を出て行ってしまいました。
「あ~、全然ダメじゃないか・・・」
悔やまれて仕方ありません。
本当にアイドルかどうかは分かりません。

僕は一体に何をしにお店に行っているのでしょうか。
どうやら人気食べ物ブロガーも女性に弱いようです。
ごちそうさまでした。
来週から出直して頑張ります。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その38

円頓寺商店街中央をほんの少し北に入ったところに
店を構える「ぽろ」さんに行ってきました。

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こちらはおばんざいがメインの飲み屋さんで日本酒が多数揃っています。
全国あちこちの日本酒を飲むことができます。
酔っ払って飲みに行くと本当に酔っ払います。
一体何を言っているのでしょうか。
当たり前なことです。
二軒目、三軒目に行く場合は気をつけましょう~(笑)。

ランチタイムにお邪魔しました。
仕事中でもビールぐらいであれば屁の河童。
全然問題ありません。
しかし、日本酒の場合はそうはいきません。
コップ一杯くらいであれば問題ないでしょうが、きっとそれでは終わりません。
二杯、三杯と進み、気づいた時には仕事がどうでもいい状態になっていると考えられます。
そんな社長は失格です。

気持ちを抑えながら、
「日替わりランチをください。飲み物は要りません!」
キッパリと聞かれてもいないのに答えます。
経営者はいつも重要な場面で決断を求められます。
常にキッパリといかねばなりません。

店内を見渡すと一升瓶とかき氷製造マシーンが並んでいます。

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こちらは年中、かき氷を提供してくれるようです(多分・・・)。
真冬にも食べたい方はどうぞ!

日替わりランチ 880円

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メインが2種類とおばんざいもセットのため、写真に納まりません。
こちらはご飯のお替りが自由です。
20代であれば三杯くらいは食べていましたが、もう間もなく50代を迎えます。
もう若くはないのです。
お替りなんてする気にもなれません。

こちらは一品一品、手間をかけ優しく作られています。
ご飯も味噌汁も出し巻きも美味しいです。
気づいた時にはお替りを頼んでいました。
頑張ればもう一杯くらいはいけそうです。
ろくでもない50代を迎えそうな予感がします(笑)。

天井からこんなものがぶら下がっています。

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「いるんだよな、そんな奴。勘弁してほしいよ。まるでSさんだな。ハハハッ」
と一人でウケていると背後から声が聞こえてきました。
「それはオマエだろ。笑ってる場合か!」
振り返ると誰もいませんでした。
少しだけ背中に寒さを覚えました。
気をつけなければいけないのは僕の方でしょうか・・・。

ごちそうさまでした。
酔っ払いには気をつけたいものですね(笑)。