一昨日は㈱ゼットンの稲本健一氏の講演を拝聴。
名古屋発ベンチャー企業の雄でイケメン社長だ。ちょくちょくマスコミも賑わし露出も多いが、僕はようやく話を聞く機会を頂いた。
タイトルは「名古屋テレビ塔のこれから~久屋大通街づくり~」というもの。最近では公共施設に飲食店を構えることが多くなっている稲本社長が、テレビ塔を中心に歴史ある建造物を残すことによって生まれる街の価値について語った内容だ。
その想いは熱くストレート。
公共施設の飲食店を手掛けることにより、そのポテンシャルと税金の無駄使いを肌と経験で実感し、その中から次への可能性を創造している。
話全体を通して、感性をマーケティングに繋げる能力の持ち主だと感じた。
元々、芸術大学を出ている背景もあるのかもしれないし、店舗作りや新たなブームの起こし方もそれが生きているのかもしれない。
講演後の質問タイムで、「社員にはマーケティングよりもフィーリングを大切にしろ!」という話は、僕が抱いた印象を明確にするものであった。
話の結論としては、名古屋テレビ塔を残す残さないという議論をするのではなく、どう残すかを議論する必要があるということ。
名古屋のテレビ塔はフランスのエッフェル塔に近い存在で、本来の役割は果たさなくても名古屋のシンボルとして存在し続けることが重要だと・・・。
稲本氏曰く、久屋大通公園は公園としては機能していない。公園として人の集まる魅力が欠けているというのだ。
そんな久屋大通公園をもっと人が集まり憩いの場にするためには、テレビ塔に行くことを目的にさせる場つくりをしなければならない。
それを叶えるためのアイデアを稲本社長は持っておられるよう。実にクリエイティブ。そんな話を中心とした1時間半だった。
名古屋で仕事をし住まいを構える者として、より住みやすく過ごしやすい街づくりには大いに共感した。
夕方からは稲本社長を囲んだ懇親会が用意されていたが、別の予定があったため失礼した。
別の予定とは、名古屋の食品会社の役員を務める方との飲み会。名大社OBで僕よりも2歳上の先輩。指しで飲むのは年に1回程度だが、いつも刺激を受け、いい勉強をさせて頂いている。
この日も焼き鳥店からBARへと流れて行ったが、話が尽きることはなかった。
その時に出た話題の一つに前回のブログに書いたブロンコビリー竹市社長と今回のゼットン稲本社長の話があった。
先輩はこのお二方とも接することがちょくちょくあるという。う~ん、世間は狭い。というより名古屋は狭い。しかし、それがいい。やはり人と人は繋がっているのだ。
きっとこの方たちが名古屋を更に盛り上げていくのだろう。そんな中に僕も絡んでいける存在にならねばならない。そのためにはもっと精進しないといけないが・・・。
うれしい夜を過ごすことができた一日。感謝!
カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:
2011年12月10日
もっと名古屋を盛り上げろ!
2011年11月10日
今年もメッセナゴヤへ
昨日から開催されているメッセナゴヤ。
この異業種交流展示会イベントも年々規模が大きくなり、今年の参加企業数は500社以上。日本を代表するトヨタ自動車から、僕も全く聞いたことのないニッチな分野で活躍する企業まで会場内を賑わせていた。
東海地区の中小企業がメインとなる名大社のクライアントも多数出展されていた。
名大社の合同説明会では展示する製品の限界があるが、今回は営業目的であるので、その技術力やサービスをリアルに感じる展示が並ぶ。初めて目にする製品や商品も多く新鮮であった。専門分野はサッパリ理解できないが・・・。
僕がお世話になっていたお客さんも出展。美味しくコーヒーをご馳走になった。
トヨタの名車が展示されたり、プラグインのハイブリットカーの展示もあったりと自動車産業が牽引する地区なだけに、そのゾーンは華やかだった。
本日が初日にも拘らず、非常に多くの方が来場。昨年お邪魔した時よりも遥かに多くの方が参加されていたのではないか。
この先の見えない時代に何とかして自らの事業を成功させたい会社と他社のサービスを有効活用して成長させたい会社が織り交ざり、会場内は熱気に満ちていた。こういった取り組みが新たなサービスを生み出していくのかもしれない。
我々のような業界がこのような場で成果を出すのは簡単ではないが、今後の参考には十分させて頂いた。
今回は主催する名古屋商工会議所の意向もあり、大学生の参加も多かったように思う。直接、就職に結びつけることは難しいかもしれないが、世の中にどんな業界があり、そこで活躍する人がいる事を知るだけでも十分役立つだろう。
こんな場に参加する学生が増えることを期待したい。
ブラブラしているだけで、面識のある方に声を掛けられることも多かった。世間は狭いな・・・。
このイベントは12日の土曜日まで開催されるので、うちの転職フェアと丸かぶり。当然、お邪魔することはできないが、このイベントが盛況のうちに終了することを祈りたい。
2011年11月4日
クライマックスな夜
落合監督のゲームは最後ではないかと以前のブログで書いた。
そんな事はなかった。天からクライマックスシリーズのチケットが舞い降りてきた。
昨日11月3日はその第2戦の観戦。
ゲーム前はドアラとつば九郎が仲良く並び、お互いの映像を観る和やかなシーンもあったが、試合は緊張感タップリの投手戦。リーグ戦の投手戦はつまらなく感じるのだが、短期決戦の投手戦は面白い。
チェンと石川の投げっぷりを見る限り、とても打てそうになかった。
クライマックスシーズンなのかもしれないが、普段ではあり得ない東京音頭がドーム内に流れヤクルトファンを盛り上げる。
それ以上にドラゴンズファンの声援も一体感となりドーム内に響き渡り、いいムードを醸し出していた。
ナゴヤドームは満員御礼。久しぶりに見る光景だ。
ゲームはヤクルト小川監督の執念と思わせる采配。
好投石川の代打の飯原がホームランを打った後の後続は館山。ドーム内がざわめいた。全ての勝負をここに賭けたように思える。
一方、落合監督は高橋~河原にマウンドを任せた。
評論家でもなければ、野球に詳しいわけでもない僕の勝手な解釈だが、落合監督も勝負に出たのだと思う。
ヤクルトが館山は出すということは、自ずと第3戦以降のヤクルトの台所事情が厳しくなることを指す。ドラゴンズとしてはこのゲームで主力の中継ぎ陣を温存する事で、第3戦以降、より万全な体制で臨める。
かといって、このゲームを捨てたわけではない。ほぼシーズンを棒に振った高橋と今シーズン限りとなる河原をつぎ込む事で別のカタチの覚悟を見せたように思えた。
この二人の投手にしてみれば、落合監督のこの起用は感謝すべき行為にあたるだろう。実力以上の好投を期待できることも考えられる。
結果的には両投手とも打たれてはしまったが、決して悪いピッチングではなかったように思う。やっぱ落合監督の采配は一流。と勝手に解釈した。
残念ながら初めて観るクライマックスシリーズは負けてしまったが、とても印象に残るいいゲームだった。
2011年9月27日
丸の内を歩く その9
秋晴れの気持ちのいい一日。
こんな日に限って午前中は健康診断。バリウム飲んで診察台の上に乗りグルグル回され、気が重くなった。
午後からは打ち合わせが続き、伏見から名古屋駅に向かって歩く。
だからこのブログは正式には「納屋橋を歩く」だが、せっかくのシリーズなので、「丸の内を歩く」にした。
(このシリーズは誰も気づいていないと思うが・・・)
本日は、ちょっと汗ばむくらいの陽気。歩くには気持ちがいい。雲一つない晴天。まさに天高く馬肥ゆる秋だ。
(正しい表現かな?)
午後の打ち合せは、丸の内→伏見→名古屋駅→丸の内と何ら交通機関に頼らずに歩いて目的地に向かった。全く苦にならない。
お昼時に眺める納屋橋もちょっと風情があったり、
柳橋の交差点にこんな時計があると気づいたり、(これまでは素通りだった。余裕がないのは視野も狭くなるね。)
と新鮮だった。
今年は柳橋ビアガーデンも何回か通ったので、柳橋中央市場にもお世話になった。
さずがに午後の時間帯は静かだ。
時には歩いて周辺の景色を眺めることも必要だ。何十年と知った街でも新しい発見はあるものなのだ。
しかし、本日は余裕がありそうでなかった。その理由は健康診断による。
バリウムを飲んだせいで下剤を服用した。有り難いことにトイレが近い。突然、余裕がなくなるのだ。
そんな事もあったが、名古屋駅での打ち合わせを無事に終え、会社へ戻る。
夕暮れ時のミッドランドスクエア、タワーズもいい。
こんな季節になると営業で外出したい。外を飛び回りたい。と思ってしまう。最近はそれは叶わないことが多いが、機会を見つけて、外に出たい。
営業のみなさん、何か理由を見つけて僕を連れ出してください。
2011年5月18日
丸の内を歩く その8
今週は気分が晴れない。外の天気はいいのに・・・。
気分転換に早めのランチに外に出る。午前中の会社周辺はとても静かだ。
人通りもほとんどない。周りのそれらしいお店がないのも影響しているだろう。
ランチはあんかけスパゲティ。
愛知県を代表する企業「CoCo壱番屋」の系列店だ。
名古屋のあんかけスパといえば、ヨコイやチャオが有名だが、この「パスタ・デ・ココ」はどこまで支持されているのだろうか。サービスはココ壱とほぼ同じである。
そして、外堀通りをブラブラ。少しずつ夏に近づく季節であるが、この鬱蒼とした緑に囲まれるととても心地よい。
爽やかな空気が流れているようだ。
会社から5分も歩けば、このような生い茂る緑に辿り着く。ありがたいことだ。
ここが愛知県図書館。
これまで、ほとんどというより、全く入館することはなかった。ぶらりと立ち寄るとのんびりした光景が・・・。平日昼間の図書館はこんなものかもしれない。昼寝している人も多い。自分も少し昼寝でもと思ったが、止めておいた。
交通の便から考えると、鶴舞図書館の方が利用者は多いのではなかろうか。本当にぶらりと顔を出しただけで、すぐ退出した。図書館も好きなんだけど・・・。
5月のブラブラ歩きは気持ちがいい。ぐるっと回って会社に戻る。
気持ちを入れ替え、午後からも仕事を頑張るとするか。
2011年5月7日
大丈夫か?ドラゴンズ!
本日は、小4の息子と今シーズン初めてのナゴヤドーム。どちらもパッとしない中日VS巨人戦である。
そろそろドラゴンズ打線にも目覚めて欲しいが、しばらく先のようだ。
この日は試合観戦の目的と同時にもう一つの目的があった。
この浅尾弁当である。
品薄必至という噂を聞きつけ、ゲーム開始1時間半前にドーム入りをして、この弁当を購入した。
走って買い求めたものの、おいおい、そこらじゅうに並んでいるではないか。試合時間に間に合うように到着すれば、それで十分ではないか・・・。
おかげで試合前に、かなりのビールを飲みいい気分になってしまった。
開幕以降、ナゴヤドームの客席もまばらだったが、本日は満員御礼の模様。観客席は盛り上がっていた。
しかし、肝心の試合は・・・。
巨人の新人投手、全く無名の小山を打ち崩せず、惜敗。
(小山って大府高校出身で浅尾の中学の後輩とFacebookの友達に教えてもらった。それも試合中に。)
何をやっているんだ!あんなにチャンスがありながら、1点しか取れないなんて・・・。今年はまだまだのようだ。
落合監督の中日新聞のコラムを読むと余裕がありげだが、ちょっと心配ではある。
本当に大丈夫かなあ、今年のドラゴンズは・・・。
昨年までは見かけなかった光景として、サーバーを抱えて飲み物を販売する女子を発見。
ついついチューハイを頼んでしまった。同様にエビスビールのサーバーを背負った女子も発見したが、タイミングが合わず購入できず。
新しいサービスなのかな。それとも自分が知らなかっただけかな。
シーズンは震災の影響もありスタートしたばかり。長い目で見る必要がありそうだ。
2011年4月11日
丸の内を歩く その7
週始めだというのに気持ちが乗らないので、気分転換に昼食がてら外に出た。
本来はすっきり晴れるはずの本日だが、どんよりした丸の内界隈の天気。
丸の内のオフィス街にひっそり店を構える日本料理「川越」。
なだ万の料理長だった方が独立されたらしい。一度だけお邪魔したことがあるが、知らなければ巣通りするだろう。敷居も高い。
桜の満開はあっという間に過ぎ、すでに散り始めている。本日、立ち寄った那古野神社も昨年とは全く違う顔を見せていた。花祭りが中止になったこともあり、少しだけ寂しさを感じた。
昨年とたった5日違うだけで、桜に華やかさはなかった。花の命は短い。
そして、ぶらぶらと歩いてきた愛知護国神社。20年以上名古屋に住んでいるのに初めて訪れた。不届き者である。(岐阜は頻繁に行ってるんだけどね。)
今日は厳かに結婚式を挙げられていた。
小さく見えるのが白むくの花嫁。
桜舞う中、花婿、花嫁の幸せそうな姿を周りが写真を撮っていた。
どうぞ、お幸せに・・・。
自分たちも幸せをと願いながら参拝し、愛知護国神社を後にした。本日は爽やかな天気ではないが、ぶらぶらと歩くには気持ちの良い一日である。つい1週間前までは、震えながら歩いていたのに、ここ最近の天候の移り変わりは早い。
すぐ汗ばむ季節がやってくる。
ランチは超スピードで片付け、会社に戻る。
気分転換もしたことだし、午後の仕事を効率よくバッチリ行うとしよう!
2011年4月6日
丸の内を歩く その6
ようやく春らしい天候になってきた。特に今日は暖かい。
名古屋駅に予定があったため、いつも通勤で歩く道のりをトボトボと歩くことにした。
名古屋名物”寿がきや”。会社の近くにその本社がある。
いつも電飾看板であの名物 和風とんこつラーメンが映し出される。
どれだけの方がこの電飾看板を見ているかは不明だが、つい食べたくなる。
そして、いつも会社から眺めるタワーズ、ミッドランドスクエア。暖かな青空をバックに見える光景は春なのだ。
4月に入ったとはいえ、朝晩は寒く、コートを羽織った人も多かった。それも、今日までだろう。
僕は今週から思い切ってコートを脱ぎ捨て出勤したが、正直、朝は寒かった。しかし、今日はスーツだけで十分。街を歩いているこの時間は、むしろ暑いくらいだ。
来週からは冬物のスーツを春物スーツに変え、ヒートテックを脱ぎ捨て、春モードで出勤しよう。
桜もこのように満開になってきた。
名古屋駅周辺はさすがに桜を眺められる場所は少ないが、この一本の桜の木を見るだけでも心が和む。
予定とランチを済ませ会社へ戻る。
しかし、のんびりしたい気持ちに負け、四間道にある”SaRa”に立ち寄りコーヒーブレイク。
ここは昔ながらの蔵を改装したカフェ。炭焼きコーヒーが美味しい。
一杯のコーヒーで優雅な気分になれるのだ。
暖かな過ごしやすい季節はあっという間に過ぎ去るのかもしれない。
今のうちに散歩をする時間を見つけ、「丸の内を歩く」シリーズ(誰も知らないが・・・)を増やしたいと思う。
(今回は4か月ぶりでした。)
2011年3月25日
窓から見る風景
月日が経過するのは早く、間もなくオフィスを移転して1年になる。
僕の名大社人生で言えば、21年が栄の中日ビルで過ごし、1年がこの丸の内で過ごしたことになる。
たった1年しか経っていないのに、すでに何年もこのビルで仕事をしているような感覚が不思議だ。
僕の席は会社の中では一番奥、窓側になる。
(決して窓際族ではない。当たり前か・・・。)
疲れたり、ぼんやりしたり、考え込んだりする時に窓の外を眺めることが多い。
以前の中日ビルでも窓側の席だったが、あまり外を眺めることはなかった。外を眺めても隣のビルしか見えないので、正直つまらないのだ。
しかし、このオフィスでは12階ということもあり(これでも最上階なのだ!)、遠くに名古屋駅を見渡せることから、格段に外を眺めることが多くなった。
気持ちによって外の景色は異なるし、天候や時間帯によっても景色は異なる。
なかなか飽きない。
気持ちのいい朝
西日が厳しい午後(この写真では伝わらないなあ)
夕日がタワーズを包む
そして、日が沈む
雨ににじむミッドランドスクエア
夜景を眺めながら・・・
毎日、こんな風に景色を眺めながら、仕事ができるのは幸せなことだ。
そして、こんな平和な毎日に感謝。
今日も、明日も、明後日も、来週も、来月も、こうして窓から見る風景を楽しみながら、仕事をしていきたい。
(明後日は日曜だけど・・・)
2010年12月13日
12月の名古屋駅前
12月になると街が華やかになる。
広小路通りも栄から名駅にかけては電飾で彩られ、何となくだがワクワクした気分になるものだ。中日ビルに事務所を構えていた頃は、12月の寒い季節であっても栄から名駅までよく歩いて帰ったものだ。
特に名古屋駅前は、JRセントラルタワーズがこんな感じで鮮やかにが彩られ、クリスマスシーズンの風物詩となっていた。
時にはこの電飾見たさに渋滞まで起きていたし、カップルたちはこぞって訪れていた。
これが、今年はこれまでとは趣きがちょっと違う。松坂屋名古屋駅前店やホテルアソシアターミナルが閉鎖され、名駅の北側が薄暗くなってしまったし、相当な予算がかかるJRセントラルタワーズの電飾も取り止めとなってしまった。
タワーズテラスからタワーズガーデンにかけてのライツ・プロムナードは相変わらずの美しさで多くの見物客を集めてはいるが、やはり寂しさを感じるのも正直なところだ。
不景気というのは、財布の紐を固くするばかりでなく、人の華やいだ気持ちも奪ってしまう。
特にこの季節は、気持ちだけでも浮つかせて欲しいと思う。
そんな今年の12月であるが、名大社のオフィスから眺める風景はクリスマスの時期を感じさせてくれる。
正面に見えるミッドランドスクエアがイルミネーションでクリスマスツリーを演出しているのだ。
オフィスから僕の携帯でははっきりとした写真を撮るのは難しいが、このような感じである。
(ちょっと分かりづらいかもしれないが・・・。)
この年齢になるとクリスマスだからといって、何か楽しいイベントがあるわけではないが、やはりウキウキする季節であるのも間違いない。
12月の名古屋駅前。
以前のようにウキウキさせてくれることを期待したい。