これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 伏見シリーズ その47

伏見に戻ってきました。
やっぱりホームタウンは安心します。
ホームゲームで完全勝利を目指していくのです。
すべての読者のためにお値打ちな日替わりランチを提供してきましたが、

評判はいま一つです。
やはり人気食べ物ブロガーとしてはちょっと上を目指さなければならないようです。
この日は新人女子を連れてのランチです。
伏見駅から西に向かったミリオン座の隣にある「ちょうちん」さんに行ってきました。

魚屋が始めた居酒屋さんですから、肉料理が自慢ではなく魚料理が自慢のようです。
当たり前ですか・・・(笑)。

「お~、なんでも好きなものを頼んでいいよ!」
人気食べ物ブロガーはたまには大盤振る舞いをします。
「お~、これはどうだ?」
一番高いランチに指をさします。

「え~、いいんですか?」
「お~、遠慮するな。一番高いのにしなさい。」
「ありがとうございます。」

早速、注文することにしました。
「すいませ~ん、一番高いのランチを2つ」
ちょっとイヤなオヤジになっています。

「あの~、すいません。今、このランチはないんです・・・」
と申し訳なさそうに言いながら、なぜか顔は笑顔でした。
だまし討ちにあった気分です。
「え~と、じゃあ、どうしようかな?」
鼻につく人気食べ物ブロガーは急にしどろもどろになります。

「どうされますか?」
笑顔の店員はこちらが困った顔をしているのを嬉しそうに見ています。
「え~っと、え~っと、これを2つ」
たまたま開いたページのランチを注文してしまいました。

明らかに動揺は隠せません。
先ほどまでの余裕をこいた鼻につく人気食べ物ブロガーの面影はありません。
「おまちどうさまでした。」
ニヤリとした店員が運んできました。

天ぷらそば御膳 1400円

「どう?」
新人女子に聞いてみます。
「うなぎは久しぶりです。とても美味しいで~す!」
と若者らしく答えます。

「そうか、そうか、それはいいじゃないか・・・・」
かなりボリュームもあり、食べごたえもあります。
さすが、魚屋さんが始めた居酒屋です。

でもな・・・。
ここで前日の行動を思い出します。
前日は天ぷらそばでした。
僕の周りには蕎麦好きがいて毎日食べている仲間もいます。

僕は蕎麦よりうどん派、ラーメン派です。
「たまにはこんなこともありかな・・・」
一番高い高いと連発した自分に反省しつつ、食べ終えました。

ごちそうさまでした。
偉ぶるのは止めにします・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その46

寒い日が続きます。
名古屋でもちらほらと雪が降り外出するのが億劫になります。
そんな時こそ人気食べ物ブロガーは動かねばなりません。
外に出て身も心も温めなければならないのです。

会社より北に向かい錦通り沿いある豊島ビルに向かいます。
ビルの地下にある「DUBU DUBU」さんに入りました。

どうやらドゥブドゥブと呼ぶようです。
韓国料理店としては正しいのでしょうか。
泥沼に落ちていくような気がしてなりません。
(大変失礼しました・・・笑)

ずらりとランチメニューが並びます。
スンドゥブ、ビビンバ、プルコギ、サムゲタンと韓国を代表する料理ばかりです。
今回の目的は身も心も温まることです。
迷うことなくキムチうどん定食を注文します。

メニューの上にはあえて”あつあつ”と書いています。
だだのうどんではないと期待させます。
しばらく待っていると、いや、そうでもないですね。
結構早いタイミングで「お待たせしました!」とテーブルに置かれました。

「お~、こうくるか・・・」

いい意味で裏切られた感じです。
メニューの写真とは明らかに異なりますが、実物の方が食欲が増してきます。

キムチうどん定食 900円

石鍋の中でうどんがグツグツと唸っています。
香りだつ湯気はまさにキムチ100%。
まずはレンゲ風スプーンでスープを飲みます。
「熱い、辛い、う~ん、美味い」
思わずそんな言葉が出てしまいました。

鍋の中をかき混ぜうどんをすすります。
「う~ん、熱い、辛い、美味い」
同じような言葉を発してしまいます。
次第に額に汗がにじんできます。

そして、久しぶりに出てしまいました。
「はふはふ、うおぉん、うおぉん、俺はまるで人間火力発電所だ・・・」
すでに「孤独のカメラ」を使うことはできません。
しかし、このシチュエーションに体が勝手に反応してしまいました。

こちらはご飯はお替り自由です。
最近はグッと我慢をしているのですが、
この日は耐えきれずお替りしてしまいました。
辛さは食欲も増してくれます。
お店を出るころには体はポカポカ、お腹はパンパン。

ごちそうさまでした。
これで寒さも吹き飛ばすことができます。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その45

日替わりランチをブログネタにするのは案外難しいものです。
特にお値打ちなランチはどうしても個性を演出するのに限界を感じます。
素直に美味しさを伝えても、物足りないとか、
ワクワクドキドキ感がないとか、
冴えがないとダメ出しを連発されてしまいます。
すっかり自信をなくした人気食べ物ブロガーです。

しかし、ここで高級路線に移るようでは根性なしと思われてしまいます。
人気食べ物ブロガーと言われ、はや3年。
水曜日に当たり前のようにアップすることで
「毎週水曜は人気食べ物ブロガーの日」
と名古屋では表現されるようになりました。
この実績は他人がマネできるものではありません。
そうやすやすと路線は変更できません。
今週も日替わりランチで攻めることにします。

会社の南側に位置するヴィラ白川へ向かいました。

エスカレーターで2階に上がると「CAFE R」さんが見えてきます。

こちらも日替わりランチがおススメです。
しかし、日替わりランチなんて平凡な表現はしません。
日替わりSPECIALなのです。

そうなんです。
スペシャルなんです。

「さてさて、今日のスペシャルはなにかな?」
メニューを覗き込みます。
思わず「オ~ッ~」という感嘆な声を発してしまいます。

「目玉付き焼きそばプレートって、なんだ・・・。」
迷うことなく注文します。
想像力が膨らんできます。
何だかお年玉がもらえそうな感覚に襲われます。

「お待ちどうさまでした。」
日替わりSPECIAL 850円

「お~、こうくるか・・・。」
と一応、驚いた素振りを見せます。
きっと誰もが想像できた構図です。

「まさか、目玉焼きとはな・・・」
とワザとらしくニヒルな笑顔も見せます。

もう誰もが付き合ってくれなさそうです。

このネタを提供したいがために注文したわけではありません。
時々、無性に焼きそばが食べたくなります。
それもご飯も一緒に食べたくなります。

炭水化物祭りであるのは承知の上で、焼きそばとご飯を交互に食べます。
目玉焼きはうまい具合に半熟です。
トロっとした黄身がそばに絡みます。
贅沢を感じる瞬間です。
横には紅ショウガだけでなく、マヨネーズも付いています。

どうやら恍惚の表情になっていたようです。
隣の席から冷たい視線が注がれたような気がしました。

ごちそうさまでした。
やっぱり日替わりSPECIALですね。
ドリンクもセットなので、文句のつけようはありません。

さて、来週はどこへ行きましょうか。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その44

伏見に戻ってきました。
やはりホームタウンは大切です。
毎日過ごす街を大切にしなければなりません。

ランチも圧倒的にこの界隈で食べるわけですが、
どうやら誤解を多いようです。
これまでの食べ物ブログの影響もあるのでしょう。
毎日、ご馳走を食べていると思われています。

決してそんなことはありません。
ブログは人気食べ物ブロガーとして無理をしているのです。
そこで普段の生活を見せる必要も出てきました。
先週は東京で日替わりランチでした。
だとしたら、今週もその路線を歩まねばなりません。

会社から伏見駅に向かった途中にある「かみのほ」さんへ行ってきました。

お店はちょっと分かりずらいかもしれません。

こちらは夜は居酒屋ですが、お昼は日替わり定食を提供しています。
それも1本もしくは2本勝負。
余分なメニューはありません。
お客さんが「え~っと、どうしようかなあ~」
なんて、考える余地はありません。
席に座った瞬間、オーダーが通ります。
オプションでな生玉子や納豆を注文することは可能です。

「すいません、ランチをお願いします。」
「お待たせしました、どうぞ!」
一瞬でランチが提供されます。
「お待たせしました。」
なんて、言葉は不必要。
あっという間なのです。

日替わり定食 680円

この日のメインは海老の天婦羅のみぞれ掛けです。

他にも刺身、ポテサラ、がんもどき、茶碗蒸しも付いてきます。
ご飯は大盛り無料、当然ですが味噌汁もセットです。

これが人気食べ物ブロガーの普段です。
どうですか?庶民的でしょ?
その上から目線の聞き方がイヤな感じです(笑)。

お値打ちであることは間違いありません。
相席もいうまでもありません。
席に着いてから確実に15分でお店を出れるので、
相席も気になりません。

それでもこちらは出来立てのランチを出してくれるので、安っぽさはありません。
ちゃんとした和食を食べている感じです。
こんなお店が会社に近くにあるのは重宝します。

本当は部下を連れて食べるのがいいのでしょう。
しかし、ここにはこっそり一人、誰にも気づかれないように来ます。
これもなんかイヤな感じです。

ごちそうさまでした。
ご飯は普通盛で十分です。

食べ物のはなし 番外編 ニラモヤシラーメン

寒い日が続きます。
こんな日が続くとどうしても温かい麺類を食べたくなります。
休日に一人でふらりと出掛けてしまうのも人気食べ物ブロガーの習性です。
自宅から車で5分ほど走った七宝町の南にある
「とんちんかん」さんに行ってきました。

こちらはこの地区では珍しい尾道ラーメンを食べさせてくれるお店。
嫁さんの実家が七宝町のため独身時代にお邪魔した記憶がかすかに残っています。
あの頃はまだ優しかったと思います。
月日の経過で随分と変化はしていくものです。
あっ、ラーメンの味ではありません(笑)。

結構な人気店でランチ時には行列ができることもあり、
店内には名古屋で活躍するローカルスターのサインも飾られています。
以前であれば、何もためらうことなく炒飯セットや天津飯セットなど
ラーメンとのセットを注文していました。
人気食べ物ブロガーとして少しは成長したようです。
量より質を選ぶのです。

ここはやはり定番の尾道ラーメンを食べるべきでしょう。
このように解説も丁寧にされています。

改めてメニューをじっくり眺めます。
「う~ん、どうしようか。尾道ラーメンの他には、
え~っと、いろいろあるな。
カレーラーメンか、ピリ辛ラーメンも捨てがたい。
よっし、決めた。ここは・・・。」
と独り言を並べたところで、
「すみません。ニラモヤシラーメンをお願いします。」

この寒い時期にはベストチョイスと勝手に納得します。
「なかなか、やるじゃないか」
たまには自分を褒めてみます。

ニラモヤシラーメン 950円

チャーシューメンや五目ラーメンよりも高いのです。
麺類では一番、高価。
「これはとんちんかんの王様だな・・・。」
と何とも微妙な独り言を発し、食べ始めます。

なかなかの食感です。
ニンニクも効いており、ピリッとした辛さに体が火照ってきます。
自然と汗をかいてきます。

「いいじゃないか。この辛さ。体が温まっていくぞ!」
どんどん食べ続けます。
ふと、メニューを思い出します。

「ピリ辛ラーメンとは何が違うんだろ?」
素直に疑問が湧いてきます。
こちらはベトコンラーメンに近い味です。
となると台湾ラーメンに近いのかな?
さすが、とんちんかん。
一人で大きくウンと頷いてしまいました。

「体も温まったことだし、満足、満足。」
とお店を出ます。
その時にハッと気づかされました。
こちらは尾道ラーメンのお店。

う~ん、とんちんかんか・・・。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その43

2018年も毎週水曜日は「食べ物のはなし」。
ピークを過ぎた人気食べ物ブロガーですが、
かつての栄光を取り戻すために全精力をこちらに注いでいきます。
そのためにも僕に会ったら「美味しさが伝わるステキなブログだよ。」と
温かいお言葉を掛けてくださるようよろしくお願いします。

昨年の新春第一弾は豪華焼肉スギモトでした。
今年もその調子で景気よく松坂牛しゃぶしゃぶあたりで攻めたいところですが、
それでは好感度が下がります。
「エラそうにするな!」という声なき声も届いてきます。

今年は読者の目を気にしながら、
気遣い抜群の好感度ナンバー1の食べ物ブロガーを目指すのです。

さて、そんな時にどんなお店に行けばいいのか、新年早々、迷います。
あまり高いものでもダメ。
しかし、インパクトがないのもダメ。
チェーン店などありふれたお店もダメ。
かなりの制約を強いられることになります。

ここで諦めないのが名古屋を代表する人気食べ物ブロガー。
アイデアを絞り出します。
伏見から北東に向かった錦3丁目にある「肉料理まつざか」さんに行ってきました。

松坂牛じゃなくてまつざか。
牛肉じゃなくて豚肉。
このシャレた感じがたまりません。
読者の「お~っ」という感嘆の声が聞こえてきそうです。

こちらはビルの1階。
階上はクラブ、ラウンジ、スナックがひしめき合っています。
その分、お昼は随分と静かな雰囲気を醸し出しています。
それでも人気店。
12時前でもすでに満席。並んで待つこととなりました。

並んでいる間に注文を取ってくれます。
「肉大盛り定食の更に肉大盛りをお願いします。」
注文も完璧です。
席が空き、カウンターに通してもらいました。
しばらくすると「おまちどうさまでした。」と定食が出されました。

「お~、いいぞ、この感じ。インスタ映えもばっちりだ。」

ここ最近、写真がイマイチな注文ばかりしていたので、
ここで一気に挽回しました。

肉大盛り定食の更に肉大盛り 1280円

どうですか?この迫力。
どうですか?このインスタファンも喜ぶ絵面。
全体を引いてアップもします。

炭火焼の香ばしい匂いが届いてくるようです。
好感度もグーンとアップした香りは僕に届いてきそうです。
わっしわっしと肉を頬張ると、どんどんご飯も進みます。
思わずお替りもしたくなりましたが、ここはグッと我慢。
これで益々好感度も上がるのです。
いやあ~、美味しく頂きました。

今年は人気食べ物ブロガーとしてもいい年になりそうです。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その42

この日は二日酔いでした。
12月らしいお昼の迎えかたです。
先週の食べ物ブログでは二日酔いに効く味噌煮込みうどんを紹介しました。
ということは、今回は味噌煮込みうどん?
と思われる方がほとんどでしょう。

それでは人気食べ物ブロガーとして芸がありません。
2週連続、味噌煮込みうどんではプライドが許さないのです。
他に二日酔いに効く食べ物を思い浮かべます。
担々麺、味噌ラーメン、激辛カレー、豚汁定食・・・。
いくら思い浮かべても味噌煮込みうどんに勝るものは思いつきません。
ここは勝負です。
近しいところで勝負です。

伏見駅を出たすぐのところにある「SYACHIーICHI」さんに行ってきました。

こちらは有名な山本屋本店さんの系列店です。
さあ、何が出てくるのでしょうか?
そんな出し惜しみするほどでもありません。

「すいません、カレー煮込うどんに生たまごを付けてください。」
「ランチはご飯の大・中・小が選べますが、どうしますか?」
「中でお願いします。」
無難な路線の選択です。

ここでまたスランプ状態が露になります。
「しまった。これではインスタ映えする写真が撮れないじゃないか・・・。」
ここはベジタブルとかほうれん草という色鮮やかなカレー煮込みにすべきでした。
あとは撮影技術で美しく見せるしかありません。

カレー煮込うどん 770円+生たまご 50円

これでは味噌煮込みうどんにしか見えないかもしれません。
アップしてみます。

このカレー色が食欲をそそります。
えっ、カレー色に見えない?
その違いが分からないようでは名古屋人としては失格ですね。

生たまごを麺で下に沈め、半熟状態にして食べるのが通らしい食べ方です。
「そうそう、これも二日酔いに効くぞ。」
思い切り一味唐辛子を投入し、
汗をかきながら食べれば二日酔いは一発で飛んでいきます。
この日も絶好調な夜を過ごしたような気がしました。

ふとカウンターを見上げるとこんな表示が・・・。

次回はチャレンジしてみるかなあ。
飲んだ後の〆に使ってもいいなあ。
食欲は衰えることはありません。
まだまだスランプから抜け出せない状態ですが、明るい兆しがようやく見えてきました。

今年の食べ物ブログはこれで終了です。
人気食べ物ブロガーとしての今年の活動も最後です。
名大社も今日が仕事納めです。

一年間、ありがとうございました。
あっ、通常のブログはまだ書きますけどね。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その41

忘年会シーズンも佳境に入りました。
連日の宴会続きで胃も肝臓も相当くたびれています。
労わってあげないと悲鳴を上げそうです。

若い頃は毎日深夜でもへこたれませんでしたが、
50歳を超えると思うように体は動いてくれません。
あまり無理すると無様な姿を見せ、世間に迷惑を掛けます。
先日もそんな光景を見たような気がします。

飲んだ翌日に体に効く食べ物といえば、そうです、味噌煮込みうどんです。
名古屋名物は二日酔いのも効果的です。
一味唐辛子を思い切りぶっかけ、
汗をかきながら食べると前日のお酒は一気に吹き飛びます。
「今夜も絶好調だぜ!」と思わず叫びたくなります。

間もなくオープンする御園座の西にある「五城」さんに行ってきました。
いつもであればお店の外観を写しますが、それでは芸がありません。
忘年会シーズンだからこそ勝負をするのです。
「何を勝負するの?」と問われると答えに窮しますが、とにかく仕掛けるのみです。

今回は湯飲みと楊枝入れで勝負してみました。

「ご注文は?」
「もちろん、味噌煮込みうどん定食です!」
ときっぱりとお願いします。

味噌煮込み定食 900円

グツグツと写真から音が聞こえてきそうです。
「これだけでは美味さが伝わらないな。彩りもよくないな。」
人気食べ物ブロガー復活に想いを馳せます。
「これでどうだ!」

インスタ映えするような写真を撮ってみます。
実に見事。
この機転を仕事にも活かしていければ、もっと素晴らしい会社になるでしょう。

名古屋らしい味噌煮込みをずるずると頂くと
本来の目的である二日酔い飛ばしを簡単に実現できます。
うんうんと頷く読者の顔が目に浮かびます。

しかし、この日は二日酔いでもなければ、前日忘年会でもありませんでした。
珍しく休肝日でした。
「いいんだ、いいんだ。オレはみんなのために味噌煮込みうどんを食べているんだ。」
無理やり、自分自身を納得させます。

次回は二日酔いの翌日に行かねばなりません。
今日は名大社の忘年会です。
もしかしたら、明日、お邪魔するかもしれません。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その40

食べ物ブログの読者からこんなコメントを頂きました。
「なんだか迷走気味ですね。スランプですか?」
熱烈なファンはこのブログの良し悪しを見抜くようです。
確かに先週は自分が納得する作品ではありませんでした。

いや、先週に限らずここ最近はあまり納得いく作品を手掛けていません。
本当にスランプに陥ってしまったのかもしれません。
写真のせいにした時もありましたが、単なる言い訳でしょう。

そんなことを考えながら、住吉町方面に歩きます。
ふと見上げると名古屋では有名なお店の前です。

ここは原点に返らなければなりません。
迷うことなく「ヨコイ 住吉本店」さんに入りました。
店内にはサイン色紙が飾られています。

「どうだ!」と言わんばかりに人気店であることを表現しています。

東京に出張した際、出会ったオネエチャンとの会話が思い出されます。
「あんかけスパゲティって、知っとる?」
「え~っ、知らない。何それ?」
「名古屋の名物だで、今度、食べてみやあ~。」
「え~、食べた~い。連れてって~。」
名古屋人なら必ずと言っていいほど、そんな会話をするはずです。

そうです。
原点に返るのです。

「ご注文はどうしましょうか?」
「え~っと、そうですね。サンジェルマンでお願いします。」
しばらくしてサンジェルマンを注文したことを後悔します。
「やっぱり、オレはスランプなのか・・・」

ここはミラカンかバイキングにすべきでした。
あんかけスパ日本代表的な面もありますし、写真映えも違います。
インスタ名人はそんな選択はしません。
「しまった・・・。人気食べ物ブロガーとして、失格じゃないか。」
今さら、変更するわけにはいきません。

ポテトサラダを眺めながら、動揺を隠せない状態が続きます。
「お待たせしました。サンジェルマンです。」

サンジェルマン 850円

いろんな角度を試しましたが、ベストアングルが分かりません。
「この写真で美味しさや雰囲気が伝わるだろうか・・・」
スパゲティにオムレツが乗ってるだけと思われているかもしれません。

しかし、ただのオムレツ、いや卵焼きではありません。
小エビ・グリンピース・オニオン・ピーマン・マッシュルームが
シンクロし絶妙は味わいを出しているのです。
それにあんかけを絡ませると絶品になるのです。
ビールも飲みたくもなるのです。

「いいんだ、いいんだ、まずは自分が満足することが大事なんだ。
今日はサンジェルマンの気分なんだ。」
自分に言い聞かせます。

ごちそうさまでした。
しばらくスランプは続くかもしれません。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その39

サンキュー、サンキュー。
伏見シリーズも39回目を迎えました。
くだらない書き出しですが、一度しかないのでお許しください。

伏見で食事をする場合、その多くは広小路通りの南側、いわゆる栄2丁目となります。
大通りを渡るのが面倒というのが大きな理由。
わずかな昼休憩を有意義に過ごすには移動時間や信号の待ち時間も無駄にはできません。
しかし、それでは行動範囲も限定され、人気食べ物ブロガーとしての視野が狭くなり、
強いてはファンの数を減らすことに繋がります。
時間を惜しんででも行動範囲を広げなければなりません。

この日向かったのは錦2丁目。
広小路通りも錦通りも抜け、長者町方面に出向きました。
名大社女子を引き連れてのランチです。
肉食系の多い名大社女子。
魚や野菜は見向きもしません。
ハンバーグが有名な「Bachof’s kitchen 」さんに入りました。

一体、なんと読むのでしょう。
「バチョフズ キッチン」と読むらしいです。
50歳過ぎのオジサンは一度で覚えられそうにありません。

お店に入ると赤ちゃんを抱いた若いお母さんが迎えてくれます。
こんな働き方は好感が持てます。
そして、入口に一番近い席に案内されました。

多分、居抜きを改装したと思われる店内。
以前は何だったのか全く想像できません。
繊維のお店?と安易な発想しかでませんでした。

いくつかのハンバーグのメニューが並びますが、
ここは一番人気を注文するしかありません。
「すいません、焦がしバーグをお願いします。
目玉焼きとチーズをトッピングしてください。」

ここは女子を連れているので、見栄を張ります。

焦がしバーグ 950円+目玉焼き、チーズ各100円

これだとどんなハンバーグかは分かりません。
あえて写真撮影用に真ん中で割ってみました。

ジュワ―ッと肉汁が出てきます。
人気ハンバーグ店であることが、その肉汁だけでも容易に想像できます。

僕は会社のメンバーとは仕事の話しかしません。
人気食べ物ブロガーの存在は内緒にしているので、
どこのお店が美味しいとかお値打ちだとか、そんな話は一切しないのです。
真面目に仕事の話をしながら食べている時にもどんどんお客さんは入ってきます。
満席状態で僕の後ろで何名ものお客さんが並んでいます。

食べている姿と話している内容を見られている気がしてなりません。
「いかん、いかん、迂闊な話をすると正体がバレてしまうじゃないか。」
と思い、急にどうでもいい話を始めます。
「最近のサザエさんってどうよ?」
「えっ、テツさん、何のことですか?」
会話が噛み合いません。
人に見られるのは少しばかり緊張しますね・・・。

ハンバーグは美味しく頂きましたが、長居はせず早々に失礼しました。
どこの席に座るって、重要ですよね。
人気食べ物ブロガーとして新しい発見でした。

美味しさが伝われば十分なブログです。
内容の良し悪しは気にしないでください(笑)。
ごちそうさまでした。