オフィスを伏見に移転し今日でちょうど7ヶ月となります。
食べ物ブログの伏見シリーズも22本目。
コンスタントに作品が仕上がっています。
以前、円頓寺シリーズを書いていた時は20回を超えたあたりから
店選びに苦戦した覚えがあります。
新しく紹介すべきお店が徐々に減り、あの手この手でやりくりをしました。
「円頓寺シリーズ その22」を読み返すとその苦労が伺えます(笑)。
その点、この伏見シリーズではお店の選択に困ることはありません。
いずれのたうち回る時期は訪れるとは思いますが、
しばらくは余裕で過ごせそうな人気食べ物ブロガーです。
今回もルンルン気分で伏見界隈を歩きます。
御園座を西に入ったところにある「魚めし 竹亭」さんにお邪魔しました。
こちらは魚料理が自慢です。
夜のコースでは美味しい魚めしを食べさせてくれます。
ランチタイムも結構な賑わい。
多くのビジネスマンが昼の優雅なひと時を過ごしています。
お肉屋さんの多い伏見ですが、
そのあたりと比べるとお客さんにギラギラした感じは見られません。
やはり健康志向なのでしょうか。
こちらは魚自慢のランチがいくつも並んでいますが、今回注文したのは盛合わせ定食。
盛り合わせ定食は1000円ランチの海鮮どんぶり、焼魚定食、煮魚定食、
天ぷら定食の4種類から2つ選ぶことができるのです。
想像ですが、焼魚と煮魚を選ぶ人はいないでしょう。
天ぷらを2つ選ぶ人もいないでしょう。
いや、これはあり得るか・・・。
大体はこんな感じでしょうか。
盛合わせ定食 1800円
僕が選んだのは海鮮どんぶりと焼魚。
なかなか食べごたえがあります。
おまけにご飯のお替りは自由です。
さすがに海鮮どんぶりのお替りはできませんが、お腹いっぱい食べることもできます。
あらかじめ計画を立てれば、まずは海鮮どんぶりを頂きます。
丼を下げてもらい、二杯目は焼魚をおかずにご飯を頂います。
そして、三杯目は漬物と小鉢で仕上げます。
そんな計画性で実行すれば、1800円は最高のコスパとなります。
しかし、最近の人気食べ物ブロガーは健康志向です。
そんな計画的な行動はせず、グッと我慢し与えられただけの食事を頂きました。
人気店だけあって、とても美味しくいただきました。
こんな経験は円頓寺シリーズでは叶えられません。
これはこれでちょっと悔しい思いもあったりします。
最近、円頓寺は新しいお店も増えたと聞きます。
来週は久しぶりに円頓寺に繰り出そうかと思います。
ごちそうさまでした。
ちょっと遅めのランチタイム。
この日は無性に蕎麦が食べたい気分でした。
それもあまり時間がなかったので、簡単に済ませられるお店を求めていました。
意外と伏見周辺はそんなお店がないのです。
時々お邪魔しているお店を思い出し行ってみると、何と閉店。
看板も外されていました。
「う~ん、このオレの気持ち、どうしてくれるんだ・・・」
と思いつつ、気持ちを切り替え次に向かいます。
あまり時間がないのです。
麺であれば早いだろうと安易な考えの下、
広小路通り沿いにあるラーメン店「くねくね伏見本店」さんに行ってきました。
元々はとんこつらーめんが主流だったと思いますが、今はやたらと種類が多いです。
多すぎるとどれを選んでいいか迷ってしまいます。
そんな時はラミネート加工された別メニューっぽい期間限定的なものを選びます。
期間限定的であって、本当に期間限定かは知りません。
「すいません、この(指をさして)黒ゴマ味噌担担麺をください。」
「ランチセットはライスかサラダが付きますが、どうしますか?」
「あっ、ライスで。」
「かしこまりました。」
「あっ、いや・・・」
注文を取るとお姉さんはそそくさと行ってしまいました。
結局、変更できませんでしたが、サラダにすれば良かったと後悔したのです。
なぜ、蕎麦を食べたかったのか。
軽く食事を済ませたいという意志でした。
それが本能的についライスと言ってしまったのです。
これでは炭水化物×炭水化物です。
抜群の食事になってしまいます。
「キムチです。どうぞ!」
こちらのお店はキムチが食べ放題です。
こういったものに滅法弱い人気食べ物ブロガーです。
遠慮なしに頂きます。
先にライスとキムチで体を整えます。
別に整える必要もないのですが・・・。
黒ゴマ味噌担担麺 750円
「う~ん、これは一体、黒ゴマラーメン?味噌ラーメン?担担麺?」
とたまには自問自答してみます。
結局、全て正解のようです。
色んな味が絡み合い見た目とは違う美味しさを楽しめます。
たまにはごちゃ混ぜなラーメンもいいですね。
ごちそうさまでした。
どうしたらライスを外すことができるのでしょうか?
誰か教えてください(笑)。
GWは息子と二人で過ごすことが多かったようです。
父親が自慢の料理を振舞ってもいいのですが、
人気食べ物ブロガーとしての活動も忘れてはいけません。
息子に聞きます。
「今日は何が食べたい?」
「そうだな、蕎麦だな。」
「蕎麦は一昨日、食べたじゃないか。他にはないのか?」
「う~ん、うどんかな。」
どうしてもそちら方面に進んでしまいます。
健康的な高校生とは思えません(笑)。
父親の財布の中身を想像し遠慮しているのでしょうか?
多分、そこまでは気が利かないと思います。
いつもうどんを食べる時は同じお店になってしまいます。
せっかくのゴールデンウイークなのです。
新しい挑戦をしなければなりません。
お互いに頷き合い家を出ました。
目指す方向は・・・。
嗅覚に素直に従うしかありません。
気がついたら、港区の南陽町近くに来てしまいました。
「大竹」さんにやってきました。
メニューを眺めます。
「薬膳カレー味噌煮込み?なんじゃこれ?」
気になるメニューが並びます。
「ご注文は?」
「しばらく待ってください。」
「では、こちらの呼び出しを押してくださいね。」
「はい、ありがとうございます。」
息子の前では礼儀正しい姿を見せねばなりません。
「おー、決まったか?」
「おー、決まった。」
無駄な会話は一切ありません。
そして、無事に注文を済ませることができました。
「おまちどうさまです。」
豚キムチあんかけうどん 1350円
続いて息子の頼んだ品も出てきました。
唐揚げカレーあんかけうどん 1200円
息が合ったがどうかは分かりませんが、二人とも何故かあんかけです。
豚キムチあんかけうどんは決して見た目がよくありません。
あまり美味しそうには見えません。
しかし、実際は違います。
豚キムチがうどんに合うことを証明されます。
「ほ~、こんな食べ方もあるんだ。なかなか、やるじゃないか」
つい、いつものセリフが出てしまいました。
こうなるとご飯が欲しくなりますが、ここは我慢です。
それで正解でした。
このうどんはかなり太目。もっちりとしてあんかけに絡みます。
あんかけも力強いため、うどんにまとわりつきます。
箸を持つ手にも必要以上に力が入ります。
こちらだけで十分、お腹は満たされます。
時々、息子のカレーうどんと交換します。
どちらもいい感じの辛さです。
ほんのり汗をかきます。
こんな男同士の付き合いもいいものです。
ごちそうさまでした。
次回は違ううどんを注文してみます。
ゴールデンウィークです。
お休みはちょっと豪華に食事もしたい気分です。
となれば、やっぱりホテルのランチなんていいんじゃないでしょうか。
さて、会社から近いホテルって?
そうです、名古屋栄 東急REIホテルです。
そこはシティホテルなのでしょうか?
ビジネスホテルなのでしょうか?
その中間というべき存在なのでしょうか?
詳しい方があれば教えてください(笑)。
こちらの地下にある洋食レストラン「ひしや」さんに行ってきました。
こちらはランチブッフェです。
一般的にホテルのランチブッフェだと3000~4000円のイメージです。
「お~、なかなか、やるじゃないか!」という声が聞こえてきそうです。
みなさんの期待で胸を膨らませているのが想像できます。
看板を確認し、早速地下に入ります。
こちらはシステムがちょっと変わっています。
通常のブッフェにメインを別で注文するシステムです。
「メインは肉、魚、パスタとなりますが、どうされますか?」
どうやらブッフェにはメインとなる料理がないような感じです。
「え~っと、じゃあ、魚でお願いします。」
「ありがとうございます。メインはプラス200円となります。」
「えっ、そうなんですか?」
「はい、ブッフェ1500円にメイン200円で合計1700円となります。」
「はあ~、そうなんですか・・・。」
初めてのシステムに動揺が隠せません。
一体どんなことなんだろう?と頭を悩ませながら席に着きます。
「メインにはライスが付きますが、つけられますか?」
ブッフェにはないの?と思いつつ、十穀米をお願いしました。
シティホテルのブッフェとイメージは随分違います。
早速、ブッフェ料理の場所へと向かいます。
確かにメインになりそうな料理はありませんが、それでもおかずになる料理は多数並んでいます。
1回目はこんな感じで並べてみます。
これだけでも十分、お腹は満たされそうです。
そして、メインが運ばれてきました。
十穀米もこんな感じ。
デザートも意外と充実しています。
意外というと叱られそうですね(笑)。
どれも美味しく頂けます。
お休みと最初に言いましたが、この日は平日です。
平日はメインなしでもランチブッフェを楽しむことができます。
そうなると1500円で結構なものが食べられ、デザート、ドリンクも自由です。
周辺のビジネスマンや麗しきオバサマたちでレストラン内は混雑しています。
予約した方がいいのでしょう。
もしかしたら予約をすると割引きになるかもしれません。
この日は本来1700円のはずが1500円でした。
ただの間違いなのでしょうか?
ごちそうさまでした。
ちょっと豪華なゴールデンウィークとはいかなかったようですね(笑)。
この日は「社長にランチをたかる日」でした。
一緒に出掛けたのは4年目のコンドー君です。
学生時代はココ壱番屋でバイトし、今も頻繁に通っているようです。
名大社の中で最もカレーの似合う男と呼ばれています。
ランチはてっきりココ壱番屋かと期待していました。
1800円を使おうとすると相当なトッピングです。
ポークカレーにロースカツ、チキンカツ、ビーフカツ、豚しゃぶを乗せて食べる姿を想像しました。
コンドーくんは似合いますが、ちょっと気持ち悪くなりそうです。
実際、連れて行ってくれたのは違うカレー屋さんでした。
会社から5分程度の場所ですが、さすがに伏見とは呼べません。
丸栄の地下にある「轟家重兵衛」さんに行ってきました。
ステーキとカレーのお店です。
今、話題の丸栄ですが、地下1階にこんなお店があるとは知りませんでした。
将来的にここはどうなるんだろうと余計な心配もしてしまいました。
「ここのヘルシーステーキセットが食べたかったんですよ。」
カレー好きは言います。
「なに、それ?」
と聞くと嬉しそうにメニューを見せてくれます。
なんとステーキとハーフカレーがセットになっています。
「なかなか、やるじゃないか。」
とつい、いつものセリフが出てしまいます。
しかし、一体、どこがヘルシーなんでしょう?
じっとメニューを眺めると判明しました。
ステーキは80g、カレーは100gです。この量がヘルシーなのか・・・。
でも、このネーミングはどうなんだろう?と思いましたが、何となく納得してしまいました。
「すいません、ヘルシーステーキセットを2つください。カレーは大盛にしてください。」
「3時まではドリンクがサービスでつきますが、どうされますか?」
「アイスコーヒーをお願いします。」
礼儀正しく注文します。
カレーの100gはさすがに少ないので、大盛にしました。
大盛はプラス54円とお値打ちです。
100gが150gと1.5倍になります。
これは期待できます。
まずステーキが運ばれてきました。
重兵衛風ヘルシーステーキセット ハーフカレー付 1620円+大盛54円
「おっ、そうか、こうくるか。」
しばらくするとハーフカレーの大盛が運ばれます。
「これが大盛?」
とカレーのサイズを見て、思わず呟いてしまいます。
「山田さん、ハーフカレーの大盛ですから、これでいいんですよ。」
ココ壱番屋でいつもご飯の量を計っていたコンドー君は自慢気に答えます。
お肉も柔らかく、カレーも程よい辛さでよく煮込まれています。
美味しく頂くことができました。
周りを見渡すと自分たちは明らかに若手のお客。
25歳のコンドー君は間違いなく最年少です。
年配のお客さんがほとんどです。
みんな、静かにカレーを食べています。
この百貨店の特徴がよく表れている気がします。
ごちそうさまでした。
たまにはデパ地下で食事もいいですね・・・。
少し反省しています。
ここ最近の食べ物ブログは面白いことを書かなければならないと強迫観念に迫られ、
小さな話を無理矢理大きくしようとしていました。
その無理が読者にも見透かされてのでしょう。
厳しいコメントを頂くこともありました。
本来、食べ物ブログの目的は美味しさを伝えること。
その美味しさを通し、
この地区のビジネスマンに元気を与え、会社を活性化させることを目的としていたはず。
なんとなく名大社の理念に似ていますね。
それが人気食べ物ブロガーとおだてられ、
すっかりその気になり本来の目的を忘れてしまいました。
ここは軌道修正せねばなりません。
シンプルに美味しさを追求する原点に戻らなければなりません。
写真点数の多さで稼ぐようなことはしない。
必要最小限の写真で十分なのです。
自分の強みを活かし、正々堂々と勝負するのみです。
ドンドン!!
この日は幸いに二日酔いでした。
おっ、いきなり強みが出てきた感じ(笑)。
こんな日は体が味噌煮込みうどんを求めます。
たっぷりと一味唐辛子をかけ汗をかけば二日酔い吹き飛びます。
しかし、意外と味噌煮込みうどんを食べさせるお店が少ないのが伏見。
名古屋の有名店もありますが、今回、出番ではありません。
迷った末に会社の南東にある「千」さんに行ってきました。
ここは美味しい讃岐うどんを食べさせてくれます。
そして、人気があるのがカレーうどん。
これで二日酔いを飛ばそうという新手の作戦です。
「すいません。カレーうどんセットをください。」
「ご飯は炊き込みご飯か白いご飯が選べますが、どちらにしますか?」
コスパを考えれば炊き込みご飯を選ぶのが正解です。
しかし、向き合うのはカレーうどんと二日酔いです。
「白飯でお願いします。」
普通のご飯とか、白いご飯と言ってはいけません。
ここはキッパリとシロメシと言うのです。
カレーうどんセット 840円
「お~、きたきた、この感じ。なかなか、やるじゃないか」
このセリフはどんな状況とあろうと忘れてはいけません。
そこに一味唐辛子を大量に投入します。
甘みを感じるカレーうどんが瞬く間に激辛カレーうどんに変化します。
その辛さと甘さのシンクロ状態が堪らなく体に響いてきます。
「お~、いいじゃないか。この二日酔いが抜けていく感じ。」
痺れた舌を白飯で調整しながら、食べ進めます。
食べ終わる頃には二日酔いは消えていました。
原点回帰の食べ物ブログとさっぱりと汗をかいた状態に満足し、お店を出ました。
ごちそうさまでした。
名古屋のお肉の名店といえばスギモトです。
以前も会社の近くにオープンした「焼肉スギモト HOUSeN(ほうせん)」さんを紹介しました。
かなりいいお肉を頂きましたが、敷居が高すぎました。
読者から「おい、たまたま行ったからといって、エラそうにするな!」とお叱りも頂きました。
また、普段からあんないい食事をしていると誤解も受けました。
「名大社の社長は社員をこき使って、自分だけ美味いもん食って喜んでるぞ!」
とヒソヒソ話も聞こえてきました。
「いやっ、皆さん、違うんです。これは仕事なんです。
人気食べ物ブロガーとしての職務を果たしてるだけなんです・・・。」
「オマエは何者じゃあー!!」
段々と収拾がつかなくなっています。
これは何とかせねばなりません。
決して回し者ではないですが、再びスギモトさんにお邪魔することにしました。
今回は本町通り沿いにある「スギモト本店」です。
創業明治33年の老舗のお肉屋さんです。
夜は高級で伺うことはできませんが、ランチタイムは比較的、お値打ちに提供しています。
僕がお店の前で写真を撮っているとサラリーマングループが間を縫ってお店に入店しました。
その後に続く僕はそのグループの隣のテーブルです。
「さて、今日は何にするかな?幕の内弁当もハンバーグもありきたりだし・・・」
隣のグループが注文をしています。
「僕はビーフカレー」
「私も・・・」
「私はビーフカレー大盛りで」
「大盛をもうひとつ」
「いや、ビーフカレー大盛りをもう一つね」
全員がビーフカレーを頼んでいます。
そういえば飛騨牛のビーフカレーはレトルトで食べたことがあるな。
松坂牛のビーフカレーとどう違うんだろう?
隣のテーブルの会話を聞きながら、どうしようか迷います。
「お客様、どうされますか?」
「え~っと、ビーフカレー大盛で・・・」
その時に思い出しました。先週はカレービュッフェ。
しばらくカレーは必要ないと書いています。
「すいません、違います。え~っと、どうしよかな?ステーキを頼むとまた読者から叩かれるな」
明らかに動揺しています。
「え~っと、え~っと、あっ、生姜焼きをください」
これなら庶民的な雰囲気もあり、バッチリです。
クレームも置きません。
「おまちどうさま、牛ヒレ生姜焼き膳です。」
生姜焼きは豚の生姜焼きしか知りません。
完全に血迷って見落としていました。
メニューを改めて読むとしっかりと明記しています。
「いかん、これではまた、エラそうな奴と思われる・・・」
牛ヒレ生姜焼き膳 1600円
恐る恐る食べ始めます。
「美味い、これは美味い。その辺の生姜焼きとは全然違うぞ・・・」
すっかり読者のことは忘れています。
そして、久しぶりに井之頭さんにも変身します。
人気食べ物ブロガーの道は険しいです。
世の中、思い通りにはいきません。
次回はエラそうに思われないようにビーフカレー普通盛にします。
ごちそうさまでした。
春です。無性にカレーが食べたくなる時があります。
愛知県でカレーといえば、そうです。
カレーハウスCoCo壱番屋です。
会社の近くにもあるので、時々お邪魔します。
地元だけあってCoCo壱ファンが多いのでしょうか。
いつ行っても結構混んでいます。
営業時代も頻繁にお邪魔していました。
この伏見シリーズにも登場させるべきか悩みましたが、それは安易な選択。
全国の食べ物ブログファンからお叱りをうけそうです。
しかし、一旦、カレーが頭にまとわりつくと、もうカレーから離れることはできません。
考えた末に向かったのはヒルトン名古屋の1階ロビーラウンジ「ザ・ギャラリー」。
ここでは毎日、カレーブッフェを開催しているのです。
HPを見ると”新感覚カレーブッフェ「Curry in Style (カレー・イン・スタイル)」”
なんて洒落たことを書いています。
頭に浮かぶビーフカレーやカツカレーやソーセージカレーなんていうメニューはありません。
それでは新感覚にはならないようです。
こちらは常時5種類のカレーとサラダとデザートが用意されています。
サラダやデザートには全く興味はありません。
ひたすらカレーで攻めるのです。
この日はチキンと椎茸の味噌風味ココナッツカレー、海老とほうれん草のカレー、
レンコン入りフィッシュカレー、竹の子と牛そぼろのカレー、
さつま芋とシメジの蜂蜜風味カレーです。
どれだけ考えてもイメージが沸きません。
しかし、人気食べ物ブロガーは全種類を挑戦するのです。
カレーブッフェ 1800円
最初はこんな感じでご飯の両端にカレーをかけます。
これが確かチキンと椎茸の味噌風味ココナッツカレーと海老とほうれん草のカレーですね。
最後の方はライスと両方のルーが混ざり合い、本来の美味さかき消されます。
それではいけません。
2回目は反省し、小さい皿に注ぎ食べます。
上品ではありますが、ちょっと面倒です。
こちらにはナンも用意されています。
となるとやはり小皿がいいようです。
なかなか考えが整理できないまま、お腹がいっぱいになってしまいました。
あっ、そうそう、ナンの右上にある芋はさつま芋とシメジの蜂蜜風味カレーです。
とてもカレーには思えません。
どうやってライスと絡めるのでしょうか?
人気食べ物ブロガーのイチオシは海老とほうれん草のカレー。
これは美味い。
全く面白みのないイチオシです(笑)。
ごちそうさまでした。
しばらくカレーは必要なさそうです。
世間は春休みです。
人気食べ物ブロガーも休みを頂きたいところですが、そんな余裕はありません。
日夜、美味しいお店を求めて歩き続けなければなりません。
今回は伏見シリーズから離れます。
春休みらしく中学を卒業した息子を伴います。
無事に高校に合格したので、たまにはご馳走を食べなければなりません。
「今日は美味いもんを食いに行こうぜ!」
デキる父親らしく息子を誘います。
「ステーキか?寿司か?うなぎか?何がいい?」
知ってるご馳走を並べます。
「う~ん、そうだな。蕎麦がいい。」
あっさりと父親の期待を裏切ります。
食べ盛りの男子が蕎麦なんて肉食男子には考えられません。
これは草食男子に向かっているのでしょうか。
鍛え直さなければならないと思いつつ、美味しい蕎麦屋さんを目指すことにしました。
中川区の中川運河から少し東に入ったところにある「蕎麦うえ田」さんに行ってきました。
店構えはいかにも高級な蕎麦を提供してくれそうな雰囲気です。
店内を繋ぐ通路も高級感を漂わせています。
こちらのお店は二八蕎麦が中心ですが、時間帯によっては十割蕎麦も出してくれます。
ここは人気食べ物ブロガーとして、いや、父親としてカッコいい姿を見せなければなりません。
「なあ、いいか、蕎麦はやっぱり十割なんだ。蕎麦粉の風味を味わうんだ。」
と知ったかぶりをし、
「すいません。十割のざるそばを重ねで2つください。」
と男らしく注文します。
「今日、十割蕎麦は終了しました。」
あっさりと断られ、父親の威厳も失くしました。
しかし、ここで動揺してはいけません。
「いいか、ここは天ぷらも美味いんだぞ。桜海老は名物なんだ。」
と適当なことを言い、注文します。
息子は二八そばと旬の天ぷら盛り合わせ。
人気食べ物ブロガーは桜海老おろしそばです。
桜海老おろしそば 1600円
ちょっとイメージとは違いますが、桜海老が器の中で踊っています。
実際は踊っていませんが・・・。
息子に聞きます。
「どうだ、美味いか?」
「なかなか、美味いよ。」と応えます。
「いや、違う。そういう時はだな、”なかなか、やるじゃないか。”と言うんだ。」
と美味しさを伝える言葉を教えます。
立派な高校生になってくれることでしょう。
ごちそうさまでした。
上品な蕎麦を堪能することができました。
今週の週刊ダイヤモンドの第二特集は「名古屋教育 最強ルート&最新序列」。
愛知県の大学事情が面白おかしく取り上げられている。
硬派なビジネス誌には珍しく軟らかめな目な内容。
地元の大学を卒業し、子供も地元の大学に通い、
地元の大学を対象にビジネスをする身にとっては興味深いところ。
自分たちが当たり前に思っていることが、
意外とエリア以外の方はトンチンカンってこともよくある。
この特集を読んでもらうことで、名古屋事情を少しは理解してもらえるかもしれない(笑)。
この特集でも書かれているが、僕たちにとって「メイダイ」といえば「名大社」。
いや、違う。
そんなアピールをしたいわけではない。
「メイダイ」といえば「名古屋大学」。
しかし、世間一般に「メイダイ」といえば「明治大学」になるのだろう。
PCやスマホの変換も「明大」の方が先。
僕宛てに送られるメールも「明大社 山田さま」なんて表現もあったりする。
注意しろよ!と思いつつ、その理由は分からなくもない。
いつまでたっても名古屋ローカルなのだ。
この特集には出身大学別の社長一覧から、就職先ランキング、
大学の序列、学生の素顔まで書かれている。
たまに首をかしげてしまう内容もあったりするが、概ね納得できる。
出身大学の社長名の欄に僕の名前が載っているのではと一瞬思ったが、
当然のように載っていなかった。
掲載されていると考える方が愚かですね(笑)。
それでも存じ上げる大学の先輩の名前が掲載されているのは嬉しかったりもする。
意外と工業系大学出身の経営者が多いのもこの地区の特徴だろう。
そして、改めて感じるのは地元志向。
地元に進学し、地元に就職するケースが高いこと。
だからうちのような会社が存在するわけだが、
このようにデータで見せられるとつくづくその地域性の強さを感じてしまう。
しかし、それに慢心するわけにはいかない。
それは名大社のビジネスにおいても言えることだが、地元大学にも言えること。
今後は学生集めに相当苦労する時代になるはずだ。
一つの象徴として挙げられるのが都心回帰。
郊外にあった大学がよりアクセスのいい街にキャンパスを移転させている。
郊外にあったキャンパスを減価償却できないうちに動かしてしまうこともある。
それだけ深刻な事情になっている証だろう。
広大なキャンパスの芝生で白いギターを弾くなんて、今の学生は想像もしない。
僕の学生時代も一度も見かけたことはないけど(笑)。
「名古屋地区」の学生たちの素顔。
これって本当?と疑ってしまう。
特徴はよく描いていると思うが、こんなことを想いながら学生生活を送っているのだろうか。
前回の「AERA」といい、今回の「週刊ダイヤモンド」といい、
名古屋が話題になるのはありがたい。
ついでに僕も取材してくれると嬉しいけど・・・(笑)。