これからも前向きに 名大社会長ブログ

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感謝感激!第8回名古屋ファミリービジネス研究会終了

毎年同じようなブログを書いているが、やむを得ない。
本当に感謝で感激する名古屋ファミリービジネス研究会。
先週19日で最終回のDay6を終えた。
仕事の都合で2人の欠席は残念だったが、充実した一日となった。

メインは成果発表会。
参加者に学んだことや課題を発表してもらう。
まずはアイスブレイク的に僕からスタート。
今回も懲りずに「映画に学ぶファミリービジネス」。

ご当地映画「BISHU 世界でいちばん優しい服」を紹介。
ジェノグラムを作成し家業の大切さを語った。
このシリーズの評価はどうなんだろう?
誰も文句はいわないけど(汗)。

講師の丸山さんはFFIカンファレンスの海外視察を報告。
視座の高さが僕とは違う・・・。

そして、成果発表会へ。
内容は一切触れられない。
ここで語られることは門外不出。
守秘義務のため外に持ち出すことは厳禁。

その分、発表者は包み隠さず現状の課題を披露。
マイナス面を真摯に受け止めプラス材料へと発展させる。
立場はそれぞれ異なるが、事業を牽引する責任者であることは変わらない。

僕もそれなりに苦労しているが、皆さんの話を伺うとまだまだ甘ちゃん。
想像を超える経験を乗り越え、また、これから乗り越えようとして未来を描く。
5年後でも30年後でも構わない。
その理想のために今、どんな取り組みをし、何を承継していくのか。

そんな話を共有できるのが最大の価値。
お互いがお互いから学ぶ。
僕はそのための前座。
改めてそう感じた。

成果発表会は時間ギリギリまで続いた。
最後に修了証の授与。
セミナールームでは最年少のカミー。

そして望年会へと移った。
ここでもこれまでを振り返りながらお酒を飲み語り合う。
修了証授与式の続きも・・・。

みんな嬉しそう。
一人ずつの感想も頂いたが、写真は撮り忘れた(汗)。
最後は名古屋らしく名古屋ナモ締め。

いやいや本当に素晴らしい会でした。
参加者同士がいい仲間となり信頼関係も十分。
この笑顔が全てを物語っているだろう。

事務局を務めてくれたヤスダの最後の仕事にもなった。
こちらも感謝!
講師を兼務する櫻山さん、鶴田さん、丸山さんにももちろん感謝!
受講者からは来期も参加したいという嬉しい言葉も頂いた。
日程は決まっているので早めにリリースしたい。

二次会も大いに盛り上がったが、どんな盛り上がりかは伏せておこう(笑)。
今年もありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。

アトツギの組織改革は大胆に

先週15日(火)は名古屋ファミリービジネス研究会Day5。
もう5か月も経過したんだ・・・。

今回も濃密な内容のため、のんびりする時間はなくテキパキと進行。
そういいつつ最初は僕のアイスブレイク。

大学の授業で行ったファミリービジネスの講義内容の報告。
もう一つは「映画に学ぶファミリービジネス」。
自分勝手に大好評と決めつけ7月公開の「フェラーリ」について語った。
ジェノグラムを作成すると関係性はよくみえる(笑)。

ここからは今までの学びの振り返りタイム。
ブランディングの櫻山さん

ファミリー戦略の丸山さん

事業承継計画の鶴田さんと連続で中身を凝縮して振り返り。

家憲・家訓、非同族幹部の育成の平林さんにはオンラインで対応してもらった。

皆さんにとっても更に理解が深まった。

そしてDay5のメインはゲストによる講演。
今年は株式会社ミラタップの山根太郎社長にお越し頂いた。
講演テーマは「アトツギの組織改革」

10月1日に株式会社サンワカンパニーから社名変更されたばかり。
その理由や背景も教えて頂いたが、ここでは公開できない。

山根社長はまだ41歳の3代目社長。
創業者の父親が逝去された後に入社され、非同族の社長を挟んで2014年に社長に就任された。
沿革だけみればよくある事業承継だが、ここだけしか話せないことも多い。
これは少人数の受講者、それも気持ちの分かる同族企業の経営者や後継者だから話せること。

受講者は唸りながら貴重な話を伺った。
山根社長の講演は事業承継にまつわる話に留まらず、
マーケティング、経営戦略、組織マネジメントと多岐に及んだ。
ビジネススクールで学ぶような中身といっていい。

結局、休憩もなく2時間以上が過ぎていった。
時間の長さを感じることがなかった。
質疑応答も終わらない。
次から次へと的を得た、そして自分に落とし込むために質問が続くので山根社長も真剣。
ギリギリの時間となり強制的に終了。

そして、恒例の懇親会。
ここでも山根社長を囲み親睦を深めた。
今回は全員参加で受講者同士もあちこちの話題で花が咲く。
勢いにのって、ある出来事もあったり・・・。
今回も大いに盛り上がった懇親会だった。

最後は全員で記念撮影。

そろそろ公開でもいいでしょう。

来月はいよいよ最終回。
課題を持ち込んでの成果発表会。
単に学ぶだけではない。
それを自社に落とし込むことが大切。
そのために最終日は受講者が主役となる。

事務局自らがいうのはいかがと思うが今回も大満足の研究会。
みなさま、お疲れ様でした。
そして、山根社長、ありがとうございました。

事業承継の現状と課題とは

先週18(火)日は第8回名古屋ファミリービジネス研究会Day4。
早いもので今年の研究会も後半戦に入った。
回を追うごとに雰囲気は良くなり、
開始前から各テーブルではいろんな話が広がる。

今回も僕のアイスブレイクからスタート。

前回の「映画に学ぶファミリービジネス」は勝手に好評と判断し継続。
これをキッカケに「ディア・ファミリー」を観に行かれた方もいたし。
今回は「アイアンクロー」
伝説的なプロレスラーを父に持つ家族の栄光と悲劇を描いた人間ドラマだが、
間違いなくファミリービジネス。
父親の押し付けに息子たちが翻弄される。

中小企業のオーナーに当てはめると分かりやすい。
どこまで伝わったかは不明だが、ケーススタディとして相応しい。
次回もやっていこうかな・・・。

Day3の丸山さんの振り返りから受講者に「ファミリーとビジネスの境界」について発表してもらう。

こういった情報共有もとても参考になる。
そしてメインの「効果的な授業承継と事業承継計画の作成」。
毎年恒例のグロースリンク税理士法人の鶴田幸久代表の講演とワーク。

事務局でもある鶴田さんにこのパートをお任せし6年目。
会社の規模は毎年大きくなっていく。
順調に業績を伸ばし人材採用も積極的だが、M&Aにも力を入れる。
今年10月には渋谷にも事務所を開設。

自らの実践も講義内容に盛り込むため説得力は増す。
他社を巻き込む難しさも教えてもらった。

内容は昨年よりかなりアップデート。
ありがたいことに講師の方々は毎回内容を見直してこの会に臨んで頂く。
常連の受講者にとっても毎回新しい気づきがあり学びは多い。
常に改善を繰り返し場を作るのがこの会のいい点のひとつ。

今回も事業承継の現状と課題から相続対策、税制改正、
事業承継税制まで幅広く話をしてもらった。
このような堅い話は眠くなることが多いが、ここはさすがの鶴田さん。
要点を分かりやすく面白おかしくまとめ、スッと体に入っていく。
税理士への対策も教えてくれるので、速攻で役に立つ。

この分野は参加者の課題感も強いため、気づきの共有は終わらない。
強制的に区切らないと話は永遠に続く。
この時間も勉強になるので重要だけど・・・。

終了後はいつもの通り懇親会。
受講者は全員参加。
研究会では大人しいが、懇親会では場を盛り上げる方もいる。
その存在もありがたい(笑)。
一人一人が突っ込んだ話を前向きにするのがいい。
大常連の方からは「今年が一番、真面目で積極的」という言葉も頂いた。

名古屋ナモ締めは先月行ったので今回は封印。
そんなことは関係なく盛り上がった懇親会。
今回もいい場が提供できたと自画自賛。
僕自身も自分事として勉強になった。

今回もありがとうございました。
残り2回も盛り上げていきましょう。

三谷温泉で会社の未来を考える

8月23、24日は僕が社外取締役を務める株式会社パフの役員合宿。
毎年夏の恒例行事で、昨年は小田原。
詳細はこちら

今年はなんと愛知県蒲郡市。
僕は馴染みのある場所だが、他のメンバーは初めて。
せっかくなので経営者仲間の三谷温泉・平野屋さんにお世話になった。
先週開催なら、台風の影響で中止になったかもしれない。

目的はあくまでも仕事。
慰安的要素はなくはないが、温泉や食事はがっつりと研修を終えてから。
吉川社長が作成したタイムテーブルはびっしり。
午前から夕方まで分刻みでスケジュールが組まれていた。

臨時取締役会開催後は現経営陣(吉川、大岡、保坂)の目標共有。
各事業部の方針や今後の在り方について発表してもらい、
その中身について釘崎会長や赤坂監査役らとツッコミをいれる。
喧々諤々した時間。

休憩は僕と赤坂さんでコーヒーを豆から淹れる。
これも平野屋さんのサービス。
抜群に美味しいコーヒーを飲むことができた。

議論は続き、来年以降の体制に向けそれぞれの役割を語ってもらう。
3人とも優秀なメンバーだが現状のままではいけない。
更に高いステージに向かうことでよりいい会社を作っていく。
それを見守り支援するのが僕の役割。
何もしていないという話もあるが、それでOK(笑)。

ちょっとしたハプニングもあったが、充実した時間を過ごすことができた。
無事に研修が終了したので、美味しい食事とお酒にありつけた。
愛知県を代表する地酒醸し人九平次も用意。

翌日は朝から温泉とサウナ。
平野屋さんは昨年、お風呂を改装し、新たにサウナを設置。
僕はサウナーではないが、サウナ好きなら大満足だろう。

チェックアウト前に全員で記念撮影。

満足げな表情。
内容が濃かった証。

今回の合宿は平野社長に大変お世話になった。
いろんな点で配慮いただき、感謝するばかり。
送迎バスの予約を忘れた某会長も救って頂いた。

会長以外のメンバーは豊川稲荷で参拝。

僕以外は初めての参拝のため、狐の数に驚いていた。

名大社もパフも商売繁盛しますように・・・。

役員で会社の未来を考えた合宿。
力を合わせて頑張っていきましょう。

西川塾特別例会~進化する老舗企業であるために~

今日は少し宣伝をさせてもらう。
9月26日に西川塾特別例会を開催する。
西川塾とはユニーの創業者故西川俊男氏が立ち上げた経営塾で、
西川塾主が亡くなられて今でも活動は継続。

現在は僕が責任者となり定期的に勉強会を実施し研鑽を図っている。
毎年9月26日に行う特別例会では講師を招きた講演会と共に活動を知って頂く。
昨年は塾生の株式会社アド・ライブ代表取締役の遠藤隆一郎氏
一昨年は僕が登壇し講演を行った。

塾生の登壇が続いたので、今年は外部からゲストを招く。
講師を務めて頂くのは杉本食肉産業株式会社の杉本達哉社長。

110年続く老舗企業でこの地区の方なら知らない方はいない。
名古屋本社の地元企業だが、事業エリアは東海地区に留まらない。
東京スカイツリーへの出店をキッカケに事業を拡大させ、新たな挑戦が続く。

僕も何度かご一緒しているが、内に秘めた熱い想いをカタチにする力は見習うばかり。
ユニーと長いお付き合いもあるため、今回、協力を頂くことになった。
100名の定員に対し既に80名以上の申し込みを頂いているが、
まだ受付可能なので興味のある経営者や幹部、経営を目指す方は参加頂きたい。

<西川塾特別例会 講演会&懇親会>
知られざる食肉業界の話~進化する老舗企業であるために~
講師/杉本食肉産業株式会社 代表取締役社長 杉本達哉氏
日時:2024年9月26日(木)18:00~21:00
会場:名古屋クラウンホテル
   名古屋市中区栄1‐8‐33(地下鉄「伏見駅」より徒歩5分)
料金:8000円(講演会及び懇親会)

歴史ある企業の5代目として伝統を守りながら、時代に合わせ改革も行われてきた。
その足跡を知るだけでも大きな学びになるだろう。
参加を希望する方は僕まで直接連絡を頂きたい。
クローズドの会なので追って参加方法を案内させてもらう。

9月26日は東京で株主総会もあり、午後から大学の授業もあり、超ハードな一日。
そんな一日だからこそ、塾生仲間と盛り上げたい。

乞うご期待!

ファミリービジネスの魅力を改めて考える

先週16日(火)は第8回名古屋ファミリービジネス研究会Day2。
僕が準備に入ろうとする前に事務局の安田がしっかりと設営してくれた。

いつも申し訳ないね。
感謝!

Day1のいい流れもあり、参加者は開始前からあちこちの話題で花が咲く。
この雰囲気がこの研究会のいいところ。
一応、コーディネーターである僕は盛り上がり状態を継続させること。
テキトーにやっていることを否定はできないが、この柔らかい対応が緊張感をほぐす。
自分なりのいい解釈をしないとね。

冒頭は僕のアイスブレイク。

最近の事例を共有させてもらった。
母親の言葉は重さがあるよね(笑)。

そして、恒例となった西タイム。

アップデートしたジュノグラムを発表してもらった。

Day1の振り返りは櫻山さん。

振り返りといいつつ新ネタが盛り込まれていた。
さすが!

Day2のメインは株式会社グラスティの平林社長。

僕が尊敬するファミリービジネスアドバイザーの先輩でありメンター。
昨年に続き登壇頂いた。

テーマは「『理念・価値観を守り事業を推進する』ための非同族幹部の育成と家訓・家憲の存在」。
テーマは昨年と同じだが、内容はかなりバージョンアップ。
初めて伺う話も多く、気づかされることも多かった。

3サークルモデルを基本に三次元発展型モデルへと繋いでいく。
3サークルモデルが時間と共にどう変化していくか分かりやすく説明してもらった。
ファミリーシステムとビジネスシステムの対比も納得できること。
お互いの視点を交え価値観からビジョン、投資、ガバナンスまで組み立てると経営計画も見やすくなる。
ビジネスの中期経営計画は当たり前に組むが、ファミリーの中期経営計画を考えることは少ない。
その重要性は大いに参考になったことだろう。

非同族幹部の育成も日本の「商家」の歴史を踏まえ解説。
大番頭、ご意見番、女房役、右腕型補佐役、懐刀と立場により役割がある。
それは会社にもいえること。

他にも学ぶ点はいくつもあったがブログはここまで。
今回の研究会も参加者にとっては価値のある場となった。

終了後は懇親会。
体調不良の方の欠席はあったが、ほぼ全員が参加し親睦を深める。
僕ら事務局は何もすることはない。
一緒にお酒を飲み、楽しむだけ。

真面目な現実の課題を話すこともあれば、くだらない内容もあったり。
それはそれでいい。
最後は名古屋ナモ締めではなく平林さんの一丁締め。
ナモ締めは先に取っておきましょう(笑)。

参加者同士の距離感も更に縮まり、とても有意義な研究会となった。
来月も楽しみになってきた。
引き続きよろしくお願いします。

FBAAフェスタ2024 を楽しむ

7月6日(土)はFBAAフェスタ2024。
僕が執行役員を務める日本ファミリービジネスアドバイザー協会の一年に1回の大きなイベント。

今年で3年目。
1年目は司会を務めさせてもらった。
昨年は他の行事と重なり参加することはできなかったが、
こうして毎年行われるのは喜ばしい。

今年は東洋学園大学本郷キャンパスで開催され、
テーマは「親の七光りは価値になるか!?」
なんとも意味深なテーマ。
「親の七光り」をプラスと捉えるか、マイナスと捉えるか。
両方の側面があり、考えれば考えるほど深い。

そのテーマに沿った講演、セッションが一日を通して行われた。

僕も朝一で会場入りし、トータル7本のセッションに参加。
懇意にする方もあれば、初めて接する方もあり、充実した時間を過ごさせてもらった。
すべての詳細をご案内したいが、到底無理。

後継者の立場、経営者の妻の立場、
セラピストやコンサルからの視点、
事業をまさに行う親子の取組み等、
てんこ盛りの内容のため簡単にまとめることもできない。

「親の七光り」が上手く反応するケースがあれば負の連鎖を生むケースもある。
当事者の話は説得力があり、僕自身がショックを受けるセッションもあった。
苦しさの中からかすかな光を見つけ、
そこから一歩踏み出し歩んでいく事実はアドバイザーの立場としても大きな学び。
置かれた状況がいろんなケースで語られることで課題解決に繋がることも多い。

セッションのひとつが「同族企業2.0への挑戦」。
これは僕と一緒に名古屋ファミリービジネス研究会を運営する丸山祥子さんのセッション。

この度、他のアドバイザー仲間と新会社を設立され、その取組みも発表された。
株式会社イコールスリーという社名の同族企業専門のコンサルティング・ファーム。
オーナー経営者に権力が集中する一般的な同族企業から
ファミリー全体で価値観を明確にし組織的な活動を推進していくという。

それをビッグテント型ファミリービジネス(同族企業2.0)と名付け、
多方面からサービスを提供。
僕もまだまだ理解不足だが、世の中に必要とされる事業にもなっていくだろう。
その活動を期待したい。

そして、一日の終わりは懇親会。
初対面の方も同じことを学んだ仲間としてすぐに打ち解けることができる。
こちらも楽しい時間が過ぎていった。

この日は大雨の影響で新幹線が大幅に遅延したが、
僕は朝早く出て夜遅くに帰るというスケジュールのため被害はなし。
運も味方につけたわけね。

こうして無事に終了したFBAAフェスタ2024。
運営されたフェローの皆さん、お疲れ様でした。

また、現在、ファミリービジネスアドバイザー認定資格の15期生を募集している。
興味のある方はぜひ、こちらを覗いてもらいたい。

これからも継続的な活動をしていきましょう。
ありがとうございました。

上々のスタート。第8回名古屋ファミリービジネス研究会

先週25日(火)は第8回名古屋ファミリービジネス研究会day1。
今年で8年目を迎える同族企業経営者向け研究会がスタートした。
まずは無事に開催することができたことに感謝。

「大きく伸びもしないが、成長が止まることもなく、
地道に継続するこの会は同族企業と同じ」
冒頭でそんな挨拶もしたが、まさにそんな感じ。
ずっと安定した状態でこの会を続けられるのもありがたい限り。

今回も新規の方、リピーターの方、総勢13名というちょうどいい人数。
世代も30代から60代まで。
立場も譲ろうとする側、ド真ん中、そろそろ受ける側とバランスもいい。

初回は緊張感は漂うが、すぐに打ち解ける関係性になっていった。
Day1の流れは定番。

最初の1時間は僕がファミリービジネスとして大切なことを伝えながら、
受講者に自己紹介を頂く。
昨年までは大幅に時間をオーバーし、
講師の株式会社サンコー櫻山社長に迷惑を掛けたが、今年はきっちり1時間。
まあ、さすがに8年目ともなれば時間は守れる(笑)。

自己紹介では自分の立場だけでなく、自身や会社の課題も語って頂く。
それぞれの課題感だけでももっと共有したいと思える。
いろんなケースがあるが、これからの会で少しでも解決に繋がればいい。

そしてメインの中小企業のブランディング講座。

テーマは毎年同じだが、内容は毎年アップデート。
8年連続で参加頂く大御所にも納得頂ける中身の濃い講座。
僕自身、櫻山さんとの付き合いは長いが、
初めて披露される話もあり、ちょっとした驚きも。

テッパンネタから最新の事例まで勉強になる点は多かった。
テーブルごとのディスカッションも参考になる点が多く、
お互い学び合う重要性を改めて実感。

あっという間に終了の18時。
その後は恒例の懇親会。
今年も会社近くのコンダーハウスさんにお世話になった。
程よい関係性はお酒が入ると更に近くなる。
この場でもお互いを披露しながら有意義な時間を過ごす。

僕のムチャ振りで一人ずつ発表もしてもらった。
最後はDay1講師の櫻山さんによる締め。

全体での記念写真も撮影。
また、お披露目する時期もくるだろう。

雰囲気やアンケート結果から充実した半年間になることは間違いない。
素晴らしい時間を共有できた。
これからどうぞよろしくお願いします。
まずはDay1、お疲れ様でした。

関ケ原で喋り、関ケ原で学ぶ

毎年のように岐阜県で講演の仕事を頂く。
ほとんどのエリアにお邪魔したが、まだのエリアがあった。
それが関ケ原。

岐阜県の中では近くて遠い。
そんな場所じゃないだろうか。
知名度としては圧倒的に高い。
しかし、普段の生活ではほぼ馴染みがない。

そこから仕事を頂けたのはむしろ有難い。
気合を入れて出掛けることにした。

ランチは関ケ原の飲食店を紹介するHPで見つけたに「やまびこ路」さんに訪問。
こちらはうどんのつゆを関西風か関東風かを選べる。
まあ、日本のど真ん中なのでそんなこともできる。

注文したのが和風ラーメン定食なので、全く関係なかったが・・・。

今回、伺ったのが岐阜関ケ原古戦場記念館。
3年前にできた新しい施設で関ケ原町の熱い想いが伝わってくる。

受付には今日の講演内容。

ちょっと照れくさい。
こちらの施設は1階がシアター、グラウンドビジョンで、2階が展示室や体験コーナー。
最上階が展望台。

僕は3階のセミナールームでの講演。

県内の経営者や人事担当者向けに講演させてもらった。
「どうする採用、どうする中小企業」と取ってつけたようなタイトル(笑)。
2時間の内容を1時間に絞り、1.5倍速のマシンガントークで喋りまくった。
みなさん、温かい視線で聞いていただけた。
感謝!

元々、講演が終了したら施設を見学しようと思い、事前に予約をしていた。
結果的には運営の方が参加者と一緒に案内をしてくれた。
これが期待以上に面白かった。

シアターやグランドビジョンで上映される関ケ原はリアルに近い映像で迫力十分。
子供が泣いてしまうのも頷ける。
その分、大人は楽しめる。
撮影禁止なのでお見せできないが、これだけでも価値はある。

地域的には圧倒的に石田三成のファンが多い。
西軍、東軍の人気投票は例年は西軍が圧勝。
それを推す施設だが、今年は「どうする家康」効果もあり、家康人気も高かった。

大河ドラマとも積極的なコラボ。
休日にはかなりの人出。
少しずつ周辺施設もよくなっているので、こんな場所が盛り上がればいい。

記念館の偉い方が僕を案内してくれた。
展望台から見渡す景色から、関ケ原の戦いをイメージ。

「どうする家康」も昨日で終了。
ああいうエンディングとはね・・・。

これからの賑わいは何ともいえないが、せっかくの盛り上がりを維持してもらいたい。
もっと若者向けのお店ができるといいね。

関ケ原で喋り、関ケ原で学んだ一日。
僕自身もいい経験をさせてもらった。

ありがとうございました。

関わる全ての人をSmileに

先週3日(火)は第7回名古屋ファミリービジネス研究会Day5。
半年のプログラムもこの回を含め、あと2回。
月日の経つのは早い。

毎年、このタイミングは活躍する経営者を招いての講演会がメイン。
一昨年は株式会社オーダースーツSADAの佐田展隆社長による「迷ったら茨の道を行け」
昨年は株式会社エスワイフードの山本代表による「伝統を守りながら変わり続けることの重要性」
いずれも好評のうちに終えることができた。

今年は・・・と紹介したいが、講演会の前に行う各回の振り返りを少し披露しておこう。
まずはアイスブレイク的な僕の小話。

現在、行っている大学の授業からファミリービジネスに関わる採用について。
その流れからDay1の櫻山さんによる「ファミリービジネスのブランディング」。

Day3の丸山さんによる「ファミリーとビジネス」。

Day4の鶴田さんによる「事業承継計画の作成」。

そして今年はDay2の平林さんにはオンラインで参加頂いた。

わざわざ出先の羽田空港から「幹部の育成と家訓・家憲の存在」について
振り返りと課題のフィードバックを頂いた。

それぞれポイントを分かりやすく説明してもらったので、
最終回の課題発表も期待できるだろう。
恒例の西タイムでも事業承継計画を熱く語って頂いた。

1時間半程、みなさんに頭の中を整理してもらい、本番へ突入。
今年は株式会社アワーズの代表取締役社長山本雅史氏。

和歌山のテーマパーク「アドベンチャーワールド」を経営する三代目社長。
大阪からお越し頂いた。
テーマは「だれもがキラボシ 笑顔あふれるテーマパークの秘密」。

山本社長の生い立ちから事業への関わり方、事業承継、
企業理念に基づいた経営についてじっくりと話をして頂いた。
写真からも分かるように山本社長は爽やかで温厚そうな方。
話しぶりも、その行動も見たままといっていいだろう。

ただ、そこには深い信念と熱い想いが宿っている。
カリスマ経営者が立ち上げ、2代目がその事業を伸ばしたという同族企業にはありがちなケース。
3代目はそこで苦労する場合が多い。

山本社長もその一人に間違いはなく、会社を継ぐには相当な「覚悟」が伴う。
掲げた理念は「関わる全ての人をSmile(=幸せ)にする」。
この理念が明確になった時に会社を継ぐ「覚悟」ができたといわれる。
決めたら、それを貫く通す。
どんな横やりが入ろうが、それにこだわった経営をする。
優しそうな笑顔の中に強い気持ちを感じた。

Smileは社員、ゲスト(お客様)、社会を指し、その中でも社員が一番だという。
僕が社長時代も同じことをいっていたので、大いに共感。
山本社長の方針や取り組みに対して参考になった受講者は多い。
アンケートも100%の満足。
感謝、感謝ですね。

質疑応答は尽きず時間をオーバーしたため、僕の方で強制終了。
まあ、これは仕方のないこと。
みなさんも熱いからね。

その後は懇親会。
山本社長と担当の大本さんにも参加頂き、こちらでも大いに盛り上がった。

こうしてDay5もいい流れで終了。
残すはあと1回。
みなさんの課題の取組みに期待し、11月7日を迎えたい。

お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。