これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

名大社を続けること

初めて会う方に「名大社は名古屋大学出身の方が作ったんですか?」とよく聞かれる。
その確率、90%と言っても大袈裟ではない。
ほとんどの方がそんな風に思うらしい。

「いや、違います。元々、大阪に大有社という会社がありまして、
そこが各地区独立採算でグループ会社を作りまして、名古屋は元々名古屋大有社でして、
それをキュッと短くして、かくかくしかじか・・・」
とちょっと長い説明をしたりする。

また、
「名大社って、あの名大社ですか?そこの社長さんですか?凄いですね。」
こんなことも結構、言われたりする。
そんな時は
「あの名大社がどの名大社か分かりませんが、全然凄くないですよ。社長も愚か者ですし・・・。」
と答える。そうすると
「またまた謙遜しちゃって。大きな会社じゃないですか。立派な社長さんなんですね。」
なんて言われたりする。

いい意味で世の中は誤解している。

ありがたいことに会社の規模や社長の次元の低さの割に認知度が高いせいか、
そんなことを言われることが多い。
この年明けもいくつかの新年会に出席し、初めてご挨拶させていただく方にもそんなことを言われた。
東海三県限定とはいえ、多くの方に会社の存在を知ってもらえるのは光栄なこと。
東海圏以外は誰も知らないわけだし・・・(笑)。

時々思うことがある。
「俺はそんな会社の社長なんだ」と・・・。
不思議に思うことと怖くなることが重なる時がある。
自分が会社を有名にしたわけではない。
たまたま会社を任されて、今、責任者をやっているに過ぎない。
それでも6年の歳月が経過した。
大手企業であれば、とっくに社長交代をしていてもおかしくはない。
今の状況でいえば、当面は僕が会社を背負っていくことになるだろう。

しかし、現実は会社のメンバーといつも顔を合わせながら事業を積み重ねているに過ぎない。
外部環境を睨みながら戦略を練っているのは事実だが、他人が褒めるような立派なことはしていない。
会社の認知度に相応しいかはわからない。
それでも会社の存在を第三者から知らされると自分の立場を再度認識する。
自分が考えている以上に重い立場なんだと。

名大社は今年で47年。僕は入社して27年。会社を任され6年。
その歴史からすれば僕の代表経験は短い。
しかし、僕の会社人生の1/4.5はトップをやっているわけだ。
あっという間だけど、まあ、前を向いてやっていれば何とかなるんですね(笑)。

名大社という会社は変わらない。
それでも肯定と否定を繰り返し、ここまできた。
変えない文化と変えるべき文化を突き合わせ、やってきた。
これは継続すべきこと。

いずれ僕が引退した時に後継者は僕を否定するかもしれない。それはそれでOK。
その時に事業を行う者が、ベストな事業を行い会社を存続させること。それが重要。
会社に誇りを持てる社員を育て、継続させること。

昨年入社したウサミやオゼキが年明けのスタッフブログで書いているように高い意識が大切。
年明けから彼らを含めたメンバーが書くブログに僕は勇気づけられたし、
誇りにも感じた。素直に嬉しい。

僕は名大社という会社しか知らずに人生を終えていくかもしれない。
それでいい。
名大社を続けることが僕の最大のミッション。

よく理由は見当たらないが、こんなブログを書きたくなってしまった(苦笑)。

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今朝の名古屋は雪の影響で混乱するだろう。
今、5時半、まだ雪が降っている。
交通機関もどうなるか分からない。
時間を気にすることなく、メンバーには安全に出社してもらいたい。

謹賀新年2016

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

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今回も父親がこしらえてくれたしめ縄と共に新年のご挨拶です。
毎年、同じ光景ですが、この一年、このオフィスで働く仲間と充実した仕事を進めて参ります。

今年の標語は、
自らを律し、組織を強くする。
自らを鍛え、業務を改革する。

としました。

これは僕だけが行うのではなく、
名大社メンバー一人一人が心掛けて取り組む姿勢を表します。
今、順調に推移している会社だからこそ、
それに甘えることなく、自分に対して厳しせねばなりません。

改革なんて大袈裟だけれど、日々の改善を繰り返していけば、
一年後には十分な改革が成し遂げられているはずです。
いい会社は自分たちの手で創り上げていくのです。

そんな一年のスタートは、朝日を浴びながら早朝RUN。

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気持ちいい!
俄然、ヤル気が湧いてきました。

今年で50歳。
40代の初めは迷いっぱなしでした。最近、ようやく迷いがなくなってきました。
50代に入っても真の使命を悟るには時間が掛るでしょう。
そう簡単なことではないと思います。

それでも前を向き自分を信じ、仲間を信じて前進していくしかない。

お互いにとって素晴らしい一年にしていきましょう!

「あなたが選ぶベスト内勤賞」

名大社では年内最後の出勤日に社員総会を行う。
その際には優秀社員表彰として貢献度の高い社員を全員の前で発表し表彰する。

会社の形態としてやむを得ない面があるが、どうしても営業中心の表彰となってしまう。
ある意味、営業はわかりやすい。
総売上トップとか、政策媒体への一番の取組みとか、
新規獲得件数とか、すべて数字で表すことができる。
しかし、会社を支えているのは営業だけではない。
内勤のサポートがあってこそ、仕事が成立している面が多い。

内勤メンバーもその対象にならないかと、このところずっと考えていた。
営業のように定量面で判断はできない。
僕が定性面で判断すると責任の重さだとかその業務量に重きを置いてしまう。
自分が評価するからダメなんだ。
だったらみんなで決めればいい。

「あなたが選ぶベスト内勤賞」として、全員が投票して決めることにした。
理由を明記した上で投票BOXに入れるシンプルな仕組み。
先日、それを開けてみたが、思いのほか、票が分かれた。
そして、選んだ理由がみんな素晴らしかった。

思わず涙がこぼれそうになった。
それはちょっと大袈裟か。
でも、書かれている内容が嬉しかった。
これも伝えてあげたいな・・・。

先日、最近やたらと絡んでくる元部下が宴席で僕に言った。
「テツさんは人を褒めたことがないんです。」
「何を言ってる。俺は人を褒めて育てるタイプなんだ。」
「いいえ、テツさんが誰かを褒めたことは一度もありません。みんな言ってます!」

(みんなだと?みんなって誰だ?)
声には出さず、もしかして、それは間違ってはいないかもな・・・と思ってみたりした。
褒めてるつもりでもそれが伝わってなければ意味がない。
褒められたと感じるのは相手だし・・・。

こう見えても、結構、照れ屋で、どうでもいいことはいくらでも言えても、
気の利いたことは恥ずかしくて言えなかったりする。
嫁さんの名前だって、いまだに呼べない。
他人行儀に「さん」づけで呼ぶくらいだ。

何を言ってるんだ。
そんなことを言いたいわけではない。

表彰されて嬉しくない人はいないだろう。
しかし、表彰された喜び以上の何かを与えられるだろうか。
あまり自信がない。
総売上賞、あなたが選ぶベスト内勤賞、諸々・・・。
今週金曜日、何を語るべきか、もう少し考えてみたい。

元部下を見返してやりたいし・・・。
なんのこっちゃ(笑)。

やっぱり、慌ただしいぞ、12月

今日から12月。残すところ今年もあと1ヶ月。
この時期になると口を揃えて
「一年って早いですね。どんどん一年が早くなっていきますね・・・」
なんて言う。ちなみに僕もあちこちで言っている。
ありきたりなのだ(笑)。

そんな12月だが、ありがたいことに今年も慌ただしい。
スタートの今日は2本の講演をさせてもらう。
講演の仕事自体、それほど多くないのだが、
今日は懇意にさせて頂く大学と初めてオファーを頂いた金融機関。
就職関連とファミリービジネス関連と全く異なるジャンル。
一体僕は何者なのだろうか・・・。
そんな依頼があるだけでも幸せに思わなければならない。

明日からは全社員との個人面談もスタート。
「オマエさ~、ほんとにヤル気あるんかよ~。ちゃんとせんか、こらっ!」
なんて、一人ひとりに対して賞与の査定をネチネチしながら、イヤらしく話をしていく(笑)。
これも年末ならではの仕事。
今頃、会社のメンバーは戦々恐々としているだろう。
そんなことはないか。まあ、覚悟して待ってなさい。

そして、この12月の夜も忙しい。
今月に限らず、夜は結構忙しいのだが、12月は拍車がかかる。
平日に関して言えば、2日しか空いていない。1日はクリスマスイブだけど・・・。
他の日はキャンセルがない限り、おかげさまで予定がいっぱい。

数少ない空いた日は映画を観るか、スポーツジムに通うかにしたい。
そうでもしないと体のバランスも保てない。
土日も徐々に浸食しそうな気配もあるので、家族からも心配を通り越し、
冷たい視線を浴びることになる。
従って、新規の飲み会の予定は入りませんので、ご了承ください。
年明けにしてくださいね(笑)。

そんなこんなで慌ただしい12月。
いくら二日酔いになろうが、昼間ウトウトしようが、
悔いのない1ヶ月を過ごせるように持っていきたい。
さあ、今日から気合を入れ直し、この12月を乗り越えていきましょう!

任せたくても任せられない症候群

ようやく読めた今月の「日経トップリーダー」。

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特集は「できる社長ほど陥りやすい、任せたくても任せられない症候群」。
最近は激しい環境変化で「任せる経営」を放棄する社長が増えているという。
特に実力がある社長ほどその傾向が強いようだ。
その時点で僕は対象外。
大して実力がないのを自覚しているので、安心して現場は社員に任せている(笑)。

現場上がりの立場としては、全てを任せることで自分自身に不安を覚えることはある。
しかし、一方でいつまでも自分がそこに関与していたら、
現場で懸命に頑張っているメンバーが迷惑するだろうと思う。
迷惑とは一つは社長に顔色を窺う行為に繋がること。
もう一つは本人の成長。

責任ある仕事をさせようとすれば、任せることが一番だと思うのだが、
どうやらそれは一般的ではないらしい。

「任せられない社長」が増えている理由は4つ。
理由1.短期的な収益を狙う社長が増えた。
理由2.事業の拡大スピードが遅くなった。
理由3.トップと社員の意識の差が広がっている。
理由4.リーダーシップのあり方を勘違いしている。

この4つの理由を理解できないわけではないが、自分としてはほとんど該当しない。
それが本当かどうかは疑問で、
現場のメンバーからすれば「あんたも同じだ!」と思われるかもしれないが、
僕自身の考えや行動としてはそうではない。

社長がどんな場合でも目立っていては、本来のヤル気は出ないと思う。
最終的に責任は社長が取ればいいが、
その仕事や組織において任せる環境を作らないと満足感や達成感には繋がらないはずだ。
但し、誰にでもやみくもに任せばいいということではない。
その実力を見極めた上で判断しなければならないが、
それがクリアされれば、あとは信頼関係で十分だ。
僕はそんな風に考える。

きっと世の中のできる社長は自分の事を一番信頼しているのだろう。
よかった、できない社長で・・・(苦笑)。
それは自分の事を卑下するのではなく、
常に自分が正しいと思うことに対して否定的な視線を持つことをいう。
社長であれば会社では一番の権力者であり、
わがままを通そうと思えばそれができるポジション。

しかし、それを押し通した時点で会社全体の求心力は落ちてしまうのではないだろうか。
カリスマ経営者が牽引する時代はとっくに終わっているような気もするし・・・。
だとしたら、驕ることなく毎日を過ごさねばならない。
あまり頼りない社長ではダメなんだけど・・・。

今回の特集ではタイプ別に任せる方法も掲載されている。
広島県のあるエブリイさんの実施例。

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なるほど。
頭で何となく理解していることをこういった2軸4タイプに分けるのも分かりやすい。

僕の役割は、どんどん任せられる社員を育てていくこと。
自分の実力は棚に上げても、それはやっていかなければならない。
ちょっと都合よく書きすぎたかな・・・(笑)。

明日の就職戦線を語ってきます。

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今日は午後から愛知県経営者協会主催の「採用力向上セミナー」に講師として登壇する。
今年で3年連続。
今回のオファーを頂いた時も「昨年の山田社長の講演が好評でしたので、今年もお願いします!」
とリップサービスありありな感じだったが、悪い気はしないので快く受けさせてもらった(笑)。

多分、担当の方は名大社の社長はおだてれば何でもやるだろう
と計算ずくだったと思うが、図星なので何の反論もできない。
安易に引き受けたはいいが、よく考えてみればかなり難解なテーマ。

ご存知のように今年の就職戦線はモーレツに非難された。
就職活動の後ろ倒しの取り組みは明らかに失敗に終わり、企業側も学生側も疲弊したともいえる。
もちろんその中で順調に採用活動や就職活動を終えた企業も学生も多いわけだが、
全体で見れば課題を残す一年であった。

そして、つい先週発表されたのが、選考開始時期の変更。
8月から6月へと2か月間の前倒し。
(確定ではないようだけれど・・・)
1年で就職戦線の見直しを図ることって、過去あったかな?
多くは2年の実績を見て変更するケースがほとんどなので、1年での変更は異例。
我々就職情報会社もその間に挟まれ、次年度の企画もいくつか変更を余儀なくされた。
う~むと唸ってしまう(苦笑)。

そんな状況の中で、講演をさせてもらうのだが、どんな話をすればいいのか、結構難しい。
毎年テーマは共通で、ザクッと言えば「今年の振り返りと来年の対策」。
今年の振り返りについては既にあちこちで話されていたり、
マスコミも大々的に報道していたりと多くの方が理解している。
あえて僕が話す必要があるのだろうか?と考えてしまう。

また、来年の対策はこれがまた難しい。
東海地区の中小企業がどうすればいい採用ができるかを話すわけだが、
そんな魔法があれば教えてほしい。
「ジャンジャンお金をかけましょう~。」なんて言うわけにもいかない。
特に来期も厳しい採用戦線が予測される。
その中で「こうすれば間違いないです!」なんて、無責任なことも言えない。

そう考えると今回のこのテーマはかなり厄介なのだ(苦笑)。
まあ、データ分析で定量的な面を見せながらも、
あとは自分が普段考えていることを喋っていくしかできない。
響くかもしれないし、冷たい視線を感じるかもしれない。
パフのタシロくんが僕の後に講演するので、何かあっても彼がフォローしてくれるだろう(笑)。

先が見えずらい2017卒の就職戦線。
それでも明るい明日が拓けるよう、その役割が少しでも担えるよう話してきます。

では!

転職フェアでいちばん長い一日

昨日から転職フェア&企業展。
何年振りかに吹上ホールの大ホールを使い、全体では180社を超える大きなイベントを行った。
今日17時までの開催なので、ご興味のある方はぜひ、ご来場いただきたい。

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今回は通常の転職フェアと16卒向け企業展ファイナル、
そしてUIJターン 就職・転職フェア、プラス自治体とてんこ盛りの合わせ技、
え~い、なんでもござれイベント。
ありがたいことに複数のテレビ局にも取材頂き、
夕方のニュースでもその模様を流してもらった。

そのてんこ盛りイベントの一日はとても長かった。
スタッフは8時過ぎに会場入り。慌ただしく準備を始める。
いつもよりも社数が多いので、その動きもスピーディーにしないと受付時間に間に合わない。
これがクライアントを迎える前の会場風景。

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10時から企業受付を開始。
参加いただくクライアントは個性を出すブース設営を行う。
あっという間に担当者の方で賑やかになる。

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11時から17時までのイベント。
会場内を撮影するとどうしても顔が入ってしまうので、ちょっと遠めからの撮影。
会場全体はこんな感じ。

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午後から多くの方に来場いただき、無事に一日目を終えることができた。
いつもなら翌日の準備をして会社に戻るのだが、昨日はそこで終わらない。
若手を中心に会場に残ってもらった。

年明けからリニューアルするTVCMの撮影を行ったのだ。
いくつかのバージョンを制作するのだが、昨日はイベント編。
別のバージョンは時代劇。衝撃的な作品になりそう(笑)。

転職フェア会場で厳選なるオーディションで選んだタレントさんとの撮影。
うちの若手連中はエキストラとして登場した。
僕のようなオジサンは出る幕もなく全体の進行を眺めるだけ。

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今回の撮影はこれまで流れを汲むもの。
人事担当者役と求職者役でうちのスタッフは登場させる。
その撮影に結構時間が掛ったのだ。
全ての撮影が終了したのが夜9時過ぎ。

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みんなでプロダクションが用意してくれた豚汁をご馳走になった。
これがすこぶる美味い。体も温まり、疲れもふっ飛んだ。
転職フェアでいちばん長い一日。
お疲れ様でした。

そして、今日も張り切っていきましょう!

もっと前へ

名大社は昨日で上半期が終了。おかげさまで計画以上の数字で終えることができた。
これも一人ひとりのガンバリが業績に反映したといえるだろう。
その締めとして行われたのが「第60回秋季幹部研修会」。

例年であれば9月の最終土曜日に幹部社員が出勤し、
上半期の振り返りと下半期の展望について議論し合うのだが、
今年はアクトスリレーマラソンと重なったため(これも立派な仕事らしい・・・笑)、
昨日の午後の時間を使って行うこととなった。

気づけばもう60回も開催してるんだな。
確か僕が最初に参加したのは20何回目だったと思う。
ずっと半期ごとに行ってるわけだ(笑)。

通常であれば、第一部として僕が上半期の状況と下半期に向けた政策を1時間程度話をし、
第二部は各幹部メンバーの発表となる。
しかし、昨日はちょっと様子が違った。というよりもあえて変えてみた。

セールスフォースを導入し1年以上経過し、これまで見えづらかったことがはっきりしたこともあり、
そこにツッコミを入れ議論を白熱させた。
白熱させたといっても僕が吠えていただけかもしれないが、
一人ひとりの役割と生産性をクリアにするためには数字を使って証明しなければならない。

人は感情で動くのだと思う。
しかし、感情だけでは説得力は生まない。
論点を明確にし数字で追い込むことで、現状抱える問題点をあぶり出し、説得力を持たせる。
時にはそんな作業も必要。

何だか偉くカッコつけたことをやっているようだが、
昨日はその点にフォーカスし、全体の共通認識として落とし込んだ。
これもカッコつけていうようだが、
健全な組織を構成していく上では参加メンバーは遠慮してはいけない。
一人ひとりが本音で話し合い、会社の課題を自分自身の課題にすることでもっと前に進む組織になる。
役職も経験も関係ない。
自分の反省材料も含め、そこはオープンにしなければならない。

僕がいい会社を作るのではない。会社に関わる全員がいい会社を作っていく。
その旗振り役を僕が担っているにすぎないのだ。
そうすることで参加者が同じ方向を向いて議論することができる。

昨日は一定の緊張感を保ちつつ、これからの会社について語り合えたのではないだろうか。
ベテランはベテランの役割を、若手幹部は若手幹部の役割を、
十分認識できた会だったと自分勝手に思う。
つい熱くなってしまったこともあり、終了時間もかなりオーバーしてしまった。
最後の方は発表者も簡潔にさせすぎてしまった。
そこは僕の反省する点ではあるが、上半期のいい締めくくりにはなった。
今日からの下半期スタートも期待できるんじゃないかな・・・。

幹部会終了後は懇親会。
今回は豪華にミッドランドスクエアにある「バロン ザ ステーキ」さんにお世話になった。

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ここでは美味しいお肉とワインを飲みながら、どうでもいいことを語り合う。
そんな時間も僕にとってはありがたい。
もっと前へ。
いい会社を作っていきましょう。

今日は若手勉強会。そして、懇親会。
この下半期も飲む日々が続きそうだ(笑)。

またまた人気講師なのだ!

僕の立場は地元人材サービス敏腕経営者、名古屋愚か者本部本部長、
ただの中小企業の酔っ払いオヤジといくつかの捉え方があると思う。
「敏腕経営者はあり得んだろ!」とのお叱りの声は素直に聞き入れます。
はい、あり得ません・・・。

実際のところは、中小企業の酔っ払いオヤジが一番近いが(いや、愚か者かな・・・笑)、
一応は経営者という立場にある。
カッコつけていえば、営業もマーケティングもマネジメントも金勘定も行うオールラウンドプレーヤー。
(それも言い過ぎ・・・笑)

まあ、何でもやらなければならないのは事実だが、主たる業務は会社を正しい方向に導くこと。
毎日足りない頭を駆使しながらもがいているわけだが、
そんなことを知ってか知らずか、不思議と講演の依頼が結構やってくる。
不可能に近いテーマ以外は極力引き受けさせてもらうが、
「プロじゃないので、不評でも知りませんよ。」と予め責任逃れをしておく(笑)。

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今月も中旬から月末にかけて4本の講演を行うこととなった。
大学で2本の講演、クライアントに呼ばれての講演、
そしてファミリービジネス向けの講演。今週は木曜、金曜と連チャンだ。

こんな僕を呼んでくれるのは光栄なこと。
人前で喋るのは決して嫌いではないのでありがたい話だが、
参加者に満足度を与えられているかといえば、よく分からない。
ただ毎年呼ばれるということは酷い評価ではないということであろう。
そう思いたい。

言っておくが、声はいい。
中味もなく、話もつまらないかもしれないが、声はいい。
人気講師たる者、聞き取りやすい声、心地よい声でなければならない。
その点だけでいえば、及第点。そんな風に思っていたりする。

いくら責任は取らないと言っても準備は怠ってはいけない。
昨日も今日も今週の講演のために構成をまとめる作業。
シルバーウィークなんて邪魔でしょうがない。
ギリギリまで準備していないのじゃないかと言われれば全く反論はできないが、
逆に人がいない時だからこそ、集中できたりする。
少なくとも一日の何時間はその準備のために時間を費やす。

もしかして、これが人気講師の証?(笑)。
といいつつ、何を語ればいいのか、悩む点も多い。
誰か助けてくださ~い。

気分転換にランニングしながら内容を考えたりすると、たまにいいアイデアが浮かぶ。
全国飛び回る人気講師はいつもどのように頭の中をまとめているのだろう。
中途半端な存在の僕でもちょっと気になる。

さて、これから走ってくるか。
いいアイデア出てこないかな・・・。

強い会社は朝が9割

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今月の日経トップリーダーの特集は「強い会社は朝が9割」。
あの伊那食品工業をはじめ朝の行事を強化する企業の成功例がいくつも紹介されている。
朝礼を徹底することで業績を伸ばした同業他社の事例や
社長が全員と握手をするフォーバルの事例など、読んでいて面白い取り組みが多い。

形だけ真似ても魂が入らなければ成功はしないと思うが、朝型の会社にするのは賛成。
一日を引き締めてスタートできる。

実際、名大社も朝型企業。
全体朝礼は毎週月曜の週1回しかないが、営業会議も役員会も朝一番から実施することがほとんど。
終わりの時間を決めておけば、ダラダラと進行することもない。
緊張感のあるうちに目的が解決されるのであればその方がいい。

うちの場合、メンバーがあまりにも出社が朝早いので、
始業時間がこの4月から9:00から8:30に早まってしまった。
時代と逆行してるような気もするが、全員が納得であればそれでいいだろう。
うむ、それは拡大解釈かな・・・(笑)。

全体朝礼は基本的に僕が話をするが、メンバーに順番が回ってくるものもある。
クレドである「名大社way 7つの約束」については第2週目に
一人のメンバーがその取り組みや考えについて5~10分程度語る。
ベテランも新人も関係なく、僕がロシアンルーレットのように順番を決めていく。

これがなかなかいい。
僕自身が気づかない大切なことを若い連中が話したりするのだ。
それを全体に落とし込むことで理解度も深まる。
全員で唱和するのも大事だとは思うが何となくルーティンに終わってしまうような気がして、
本人に考えさせる時間を作る。

あとは記念日休暇(1年に1回自分の好きな日を休みにする休暇)の内容を
月末の朝礼で翌月の取得者が発表し、僕が手当を手渡しするもの。
こちらは照れもありイマイチ盛り上がりにかけるが、全体の場が和む。

朝礼の工夫といえばそれくらいなので、この特集の事例に比べれば貧弱だが、
社内の活性化に少しでも繋がっていれば、意味もあるはず。
時々、ラジオ体操や社外の掃除をした方がいいのかな?と考えたりするが、
今のところ、実行には至っていない。
無理に成功企業に合わせる必要もない。
社内の声が大きくなるようであれば、新たな取り組みとして採用すべきなのだろう。

名大社としての朝型のメリットをロジカルに説明することは難しい。
定性的、感覚的な要素が強い。気持ちの問題のような気もする。
当面は今のスタイルを継続することにしたい。

朝型といえば、僕も40歳あたりを境に朝型にした。
そして、僕の朝一番の仕事は「名大社スタッフブログ」をチェックしアップすること。
一日の中で一番大切なことを朝一にやるわけだ(笑)。

シルバーウィークはお休みなので、次のアップは24日。
幸せいっぱいの女子ミズタニか・・・。
さて、どんなブログを書いてくるのかな・・・。