これからも前向きに 名大社会長ブログ

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ステキな出会いを! 企業展×CAREEA FORUM

昨日は16卒学生向けのイベント「企業展×CAREEA FORUM」を行った。
大手就職情報サービス会社ディスコさんとのコラボイベント。
昨年からスタートして2年目のイベント。

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朝一番でメインのスタッフが集合し、各々の持ち場で準備を始める。

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僕も久しぶりに朝礼で全員にハッパをかけた。
「お互いがもっとコミュニケーションを取り、イベントの集大成としていい一日を過ごそう!」
ほんとにそんなことを言ったかはともかく、それらしいことを話して両社のスタッフを鼓舞する。

とはいえ131社の参加企業の満足に答えられるか、
就職環境のいいこの時期にどれくらいの学生来場があるか不安は付きまとう。

まっさらだった企業ブースも担当者の準備とともに装飾されていく。

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企業側の熱い想いがヒシヒシと伝わってくる。
そして、開場11時。多くの行列ができ、ほっとひと安心。

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あちこちのブースに散らばっていく学生。
この時期になっても真剣な表情は変わらない。
就職戦線終盤には珍しく4局のTV局の取材も入った。

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僕も取材も受け、ディスコの坂戸取締役と握手をさせられた。
なんとそれもTVのニュースにばっちり映っていた。
どうやらライバル関係にある2社がタッグを組んだのはそれなりに興味をそそるらしい(笑)。

ライバルは好敵手ともいう。
だからお互いが好き同士なんだと坂戸取締役がステキなことを言っていた。

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そんな関係もあるが、このイベントの最大の目的は
より多くに企業と多くの学生とのいいキッカケを作ること。
すでに内定を持っている学生もいたが、多くは今、真っ最中の学生。
大学院落ちや公務員落ちの学生も多かったようだ。
焦る気持ちもあるだろうが、ここでの出会いだけでも十分成果は上がるはず。
少しでもこのチャンスを活かしてほしい。

今回、参加している企業は規模も業界もさまざま。
知名度やブランドにこだわる必要はない。
僕らは30年後の世界は分からない。そこまで未来を描く職業選択はムリ。
喜びも苦しみも一緒に働くメンバーと分かち合い、
3年後、5年後、自分自身が成長できる場を選んでほしいと思う。
それを前提に考えれば、会社の見方も変わってくるんじゃないかな。

これがイベント終盤の全体像。

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もっとたくさんの学生がいる時に撮っておけばよかった(笑)。

今日から9月がスタート。
8月を締めくくるいいイベントを提供できて良かった。
(もちろん反省点は沢山ありますが・・・)

まだまだ続く就職戦線。
地道な支援が続くかとは思うが、これからも少しでも役立っていけばいい。

みなさん、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

愛ある組織は作れるのか・・・。

明日は「企業展×CAREEA FORUM」
131社の企業に参加頂くこともあり、久々にプレスリリースを出したら、
TV局2社が当日取材に入ることに。
これは何としてでも成功させなきゃいけない。
と前日にかなり力が入る(笑)。

8月も明日で終了。早いもので上半期も残り1ヶ月。
全メンバーの頑張りもあり、当初の計画以上に業績は推移している。
僕の立場としては嬉しい限りだが、残り1ヶ月予断を許さないことと
下半期も目白押しの企画をどうこなしていくか常に課題がつきまとうのも事実。

課題といえば来期の計画について、いま上層部で打ち合わせをしているのだが、
まだまだ考えが噛み合わないことが多い。
僕の想いに対しての計画が練られていないのが原因ではあるが、
ついカッとなってしまうのは大きな反省点。
それは僕の伝え方と全体共有がまだまだ出来ていない証拠。

自分で全てやってしまえば早いのだろうが、それでは意味がない。
各々の立場で自分の責任を遂行することに意味があるわけで、
ここは時間と戦いながらもじっくりと構えるしかない。
ただこれも前向きな仕事。
資金繰りをどうしようとか、あの不採算事業をどう清算しようかなんて
議論がないだけ有難いのかも・・・。
いずれにせよ会社は成長せねばならない。

成長というキーワードでいえば(今日は「いえば」が多いな・・・笑)、
月1回行う若手リーダー「NEXT4」の勉強会を今週行った。
これは若手リーダーをさらに成長させる目的の勉強会。
そのメンバーは「2か月に1回は飲ませてくれ!」と生意気なことを言う。
今月は勉強会後、飲ませる回(なんかイヤな言い方・・・)。

会社近くの食べ放題飲み放題の焼肉屋さんで親睦を深めた。
話題は独身者の婚活から(ああ~、アイツね・・・)、
社員旅行の話まで多岐に亘るが、その大半は仕事の話。
それもそのほとんどが部下の仕事ぶりだったり、若年メンバーの成長度だったりする。
お互いに部下や後輩の状況を語り合い、「もっと能力を伸ばせるはずだ。」とか
「こんないい点は認めるべきだ!」とお酒が進むにつれて熱くなる。

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僕は「ふむ、ふむ」と聞いてることが多いのだが、その話を聞くにおいては深い愛情を感じるのだ。
「それはトップのアンタがしっかりしないからだ!」と言われれば身も蓋もないが、
そんな会話が遠慮なくできるのは組織が健全な方向に向かっている証だと思う。
そういった瞬間、タカイが以前書いた「あったかい組織」であり、
「愛ある組織」ではないだろうかとドンドン追加されるビールを飲み、
心地よい酔いと共に頭をめぐらせた。

そうはいっても悩ましい点は多い。
未来の会社や組織を考えると未熟な点がありすぎる。
「うん、うん」と頷くことと「いや、いや」と首を振ることの繰り返し。
それが僕の仕事なのかもしれない。

日曜日から100%仕事モードのブログになってしまったが、
この1週間を終え、そんな事を改めて感じた。
まずは明日のイベントの成功を祈りたいのだけど・・・。

いい会社をつくりましょう

一昨日(8日)の土曜日は盟友櫻山さんが代表を務める中部経営塾の8月例会に参加。

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今回は伊那食品工業株式会社の専務取締役塚越英弘氏の講演を拝聴した。
伊那食品さんといえば、我々経営者の中では知らない者はいない。
全国から企業視察に訪れることは有名でマスコミにもよく取り上げられる超優良企業。

残念ながら僕は一度も見学にお邪魔したことはない。
その時点で勉強が足りないと思われるくらい僕の周りでも多くの仲間がすでに訪れている。
ついでに言えば、塚本会長の著書も一度も読んだことがない。不届き者ですね。

タイトルにある「いい会社をつくりましょう~たくましく そして やさしく」は社是。
それは、皆(社員)が幸せになることを意味する。
売上や利益は手段にすぎず、あくまでも目的は社員が幸せになること。
できているかはともかく、僕が一番大切にしたいことでもある。
幸せに働ける環境を作ることが最大の役割だと考える。

しかし、売上や利益目標のない伊那食品さんとは異なり、バリバリに売上目標、
数字目標を持っている点では社員の幸せを目的にしているとは言えないのかもしれない。
塚本専務の講演を伺いながら、その徹底ぶりに感服するとともに自分の未熟さを痛感した。
利益ウンチ論もそう。健全に仕事をしていれば利益なんて自然に出るもの。

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そこに目標と立てる必要はない。
言われることは納得できるが、いざ、自分の中に落とし込み、実践を考えるとそれは相当難しい。
頭で理解できても行動に移すのは容易ではない。
実践するにしても時間をかけて行わないと裏目に出ることも考えられる。
年輪経営の意味合いはこんなところにも表れているのではないだろうか。

伊那食品さんが大切にしていることの一つに「みんなでやる」ことが挙げられる。
お祭りも社員旅行もラジオ体操も掃除も全員でおこなう。休憩も全員一緒にとる。
立場を同じにすることが重要。
もしかしたらその点はうちの会社も近いのかもしれない。

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常に全員参加を意識するのは会社の一体感を醸成するだけでなく、
立場を同じにすることで気づきや考える場を自然と作ることにもなる。
なるほどと感心させられた。
塚本専務の講演は今後の自社の活かし方に大いに参考になった。感謝!

今回の講演には名大社の中堅メンバーも自主的に参加。
ここで嬉しかったのが、質疑応答の時間に真っ先に手を挙げ質問をしたこと。
まずはニムラが質問し、そのあとケンジが続いた。
質問内容も自分の課題と照らし合わせていたようで良かった。
部下が先に質問したため「これはマズい」と思い、慌てて質問した僕が一番レベルが低いようだ(笑)。
このような勉強会を通して自分自身の成長に繋げてほしい。

講演終了後は懇親会。毎度のことながら、飲みすぎてしまった。
二次会は初めてお邪魔する「KAWABUN THE BAR」。

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会社に近いのだが、これまで縁がなかった。これもありがたいこと。
瞬く間に時間は過ぎていったが、学びの多い一日だった。

ありがとうございました。
2年に1回の社員旅行なんてセコイことは言わず、毎年、企画してみるかな・・・(笑)。

長く続く企業とは・・・

今週は時間的余裕もできたことから2つのセミナーに参加した。
一つは株式会社マルワさん主催の
「創業130年!5代目継承社長が語る『長く続く経営継続、会社存続の極意とは?』」
もう一つがトーマツイノベーションさんの
「100年続く企業を目指して、中小企業のための長続きする会社の理念と戦略」

二つともタイトルが長い(笑)。
お気づきの方もあるいかもしれないが、先週、うちの会社が主催したセミナーにテーマが近い。
いや、ほとんど同じといってもいいかもしれない。
違うとすればファミリービジネスに限定しているかどうかくらい。
名大社の場合、それを前面に押し出していることが特徴にもなるわけだ。
今回の二つのセミナーはファミリー(創業家)やオーナー(株主)に関しては
ほとんど触れられないまま終了した。あまり関心ないのかな(笑)。

同じようなテーマでも主催者の考え方で打ち出すメッセージは大きく変わる。
どっちが正しいと言えることではない。
ただこの二つのセミナーは細かな内容は違えども、共通するテーマは同じ。
会社の理念(考え)と戦略がテーマの中心だった。
簡単に言ってしまえば、会社の文化や伝統、理念は変えるべきではない。
(厳密にいえば維持かな・・・)
顧客や商品、サービスは時代によって変えていくべき。
変えないものと変えるものをキチンと両立させることが企業を存続する上で大切になる。

愛知県唯一のファミリービジネスアドバイザーとしてはガッテン承知の話だが(笑)、
いろんなケースもあり、表現するテクニックも異なるため、学べる場は学ばなければならない。
当然のことだが、100年前と同じことをやっていたら会社なんて存続するわけがない。
これは誰にも理解できること。

では、5年、10年はどうだろうか。
10年はともかく5年の間にはほとんどサービスが変わらないことも多い。
名大社の場合もそう。少しずつ変化はしているが大きくは変わっていない。
この少しずつの変化が20年経過すると全く違うものになっていることは考えられるが、
それは意識しないとできない。
常に変化を意識する必要があるわけだ。

老舗の虎屋さんにしても両口屋是清さんにしても同じ和菓子でも発売当初とは全然違うはずだ。
(あくまでも推測ですが・・・)。
顧客の視点に常に合わせているはず。
そうでなければ何百年も続くはずもないない。

僕がファミリービジネスアドバイザーとして相談に乗る場合も同じことを言うだろうし・・・。
基本は一緒。

そこを確認することができただけでもセミナーに参加したことは価値があるのかもしれない。
自社の繁栄のためにも、または顧客のサポートのためにも学ぶことはまだまだ多い。
やるべきことをやっていくしかないですね。

今週の仕事は今日で終わり。
さて、どうしていくかな・・・。

経営者の責任

普段、平日はほとんどテレビを観ない。
家にいないのが大きな理由だが(笑)、これを観たいという欲求がないのも事実。
そんな中、一昨日、放送された「ガイアの夜明け」は興味をそそられ観ることにした。

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「プロ経営者は会社を変えるか?」というタイトルで、
玩具メーカー”タカラトミー”と地方の中小企業”天竜精機”を取り上げていた。
共に後継者問題に悩む企業が外部から人材を招へいし経営を任せるというもの。
各々環境や立場は異なるが、プロ経営者として手腕を発揮していくストーリー。

なんとなく欧米のドラスティックな経営手法を取り入れるイメージもあるがそんなことはなく、
日本従来の従業員や組織を大切にし会社を前進させていく。
当初、疑心暗示に感じる面もあったが、
社内でのコミュニケーションの場を見ていくうちに納得感の強いものへと変わっていった。

同族企業であれば創業家の後継者、
非同族企業であれば生え抜きの社員が経営を任されるのが理想だと思う。
それが会社の理念や文化を継続する大切な要素。
しかし、それはあくまでも理想。理想と現実は異なる。

現実的には外部からプロ経営者を招くことも必要だし、
今後はその数は間違いなく増えていくだろう。
僕個人としては、社内で育成していく考えは変わらない。
僕のレベルの問題もあるが、後継者を育てられるかが大きな仕事になる。
できてもできなくても経営者の責任であるのは間違いない。
仮に外部のプロに経営を任せるような場合、
オーナー、トップとして一抹の寂しさもあるだろうがその現実を受け止めねばならない。
と思うと社内体制を整え、育成を強化しなきゃいけない。

社内でプロパー社員を育成することは重要だが、それはいいことばかりではない。
内向きの組織になってしまうととんでもない方向にいってしまう。
毎日のように新聞を賑やかす東芝の不正問題。
完全に内向きで自己保身にしか走っていないように感じる。
利益を上げることを追求したと言えばカッコいいが、それは自分をよく見せたいだけ。
自分が経営を任される2期4年かどうかは知らないが、そこしか見えてないように写る。
会社の評価よりも自分の評価しか気にしていないように思われる。

利益を上げられないのも経営者の責任。
そこを素直に認められないのは、そもそもヒューマンスキルに欠けるのではないか。
東芝のような超大手企業で、優秀な人材の集まりなはずなのにこんなことになってしまうとは・・・。
エリートだからプライドが高すぎるのか。
だったら、エリートである必要はないな。
プライドはもっと別の場所にあるはずだし・・・。
と思ってしまう。

経営者の責任って、なんだ?
責任を取って辞任することは最終手段だが、そんなことだけではないはず。

常に経営者の責任を考えながら、日々過ごさねばならない。
番組やニュースを見ながら、ふとそんなことを考えてしまった。

京都の熱い一日

10日(金)は第8期ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)定期総会が京都で開催された。
気がつけばFネットも第8期。うちは第4期目からの加盟になるのでこれでようやく5年となる。
今や加盟会社は20社まで増え、全国から就職情報を提供する同業が集まり情報交換を行う。

入会当初は僕も緊張感たっぷりでおとなしくしていたと思うが(?)、
最近はすっかり馴染んでしまい好き勝手なことを言っているような気がする。
もし、ご迷惑をおかけしているようであれば、この場で謝っておこう。
スイマセン(笑)。

僕は2か月に1度開催される例会を楽しみにしている。
一つは各社の取り組みを聞くことで、自社へのサービスの参考とさせてもらえること。
ここからコラボの企画も生まれている。
もう一つは世代の近い経営者が集まり、お互いに腹を割り本音で会話をする。
硬い話も柔らかい話もである。
この関係性がたまらなく好きだ。大切な仲間である。

年に数回は地方に出向き、その土地を楽しみながら例会を開催。
今回は京都のOVOさんになったわけだ。
7月は年度代わりで平成26年度の総会も行われたため、
ほんのわずかな時間だが議事に則った固い話からスタート。
これも大切な内容だが、今回の議題の中心は共同事業について。

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いよいよ来年1月にそれが実現する。
2016年1月に「ふるさとキャリアミーティング」というUターン学生向けの合同説明会を
Fネット主催で開催する。
今回はその運用ルールや販売体制を確認するとともに全体の方向性をまとめ上げた。
各加盟会社の意気込みが十分伝わってきた。
いずれこのブログでも詳しく紹介することにはなるが楽しみな企画である。
瞬間的にライバル関係になるが、お互いに競い合いいいイベントにしたい。

例会は夕方まで。
全国から各地域の美味しいお土産も持参されるので、テーブルはこの通り。

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今回、僕はバタバタしていてすっかり忘れてしまった。
例会終了後は懇親会。これも大きな楽しみ。

今回は豚しゃぶ。食べきれないくらいボリュームがあった。

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だんだんみんなのペースも上がってくる。
漫才をやっているわけではありません(笑)。

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この日は祇園祭前日ということもあり大半のメンバーは宿泊。
僕は金曜・土曜とイベントであったため、最終の新幹線で帰る予定であった。

2次会は高瀬川沿いにある町家「京都鴨川倶楽部」。

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居心地がよく、いい気持ちで飲んでいるうちにすっかり時間が・・・。

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この後のことは多くは語れない。
素晴らしい京都の夜を堪能した。
熱くて暑い一日。
素敵な仲間と素敵な場所で素敵な時間を過ごす。

これを自社のサービスに活かすことが重要だが、こんな時間を共有できるのも感謝すべきこと。
次回の地方大会は福岡だろうか・・・。
まずは来年のイベントの成功に向け、名大社としても精力的に動いていきたい。

広告戦争

僕が名大社に入社して初めて受注した仕事はTVCM。
今から26年前に岐阜のゴルフ場から頂いたTVCMの仕事が社会人としてのデビュー。
何を言いたいのか。
ご存知のない方もあると思うので言い訳がましく言っておくが、名大社は一応、広告代理店。
一応という表現がその積極性のなさを表しているが、現在もわずかだがその仕事をしている。

既存のクライアントの継続的な仕事がほとんどのため、
新規の取り組みはしていないが、今もその役割もしっかりと担っている。
ただポジション的にいえば広告代理店というよりはクライアントの立場が強い。
広告展開の予算も僕が管理している。
その時々の状況を読みながら、媒体を選択し予算を割り振っている。

今回の週刊ダイヤモンドの特集は「広告戦争」。

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どちらかと言えばクライアント側としてこの特集を読ませてもらった。
これまでの広告の常識が通用しないのも事実。

名大社が提供する中途向けの「転職フェア」と新卒向け「企業展」。
同じ合同説明会であるが、その広告手法は全く異なる。
今でも「”企業展なら名大社”ってCM、よく見ますよ。」とたまに言われたりするが、
そんなCMはもう何年もやっていない。
人の印象は怖い。そのイメージがずっとついてるんですね(笑)。

転職フェアのCMは今週もかなりの量を流しているが、現在、学生向けはゼロ。
理由は明快。学生にTVCMが響かないからだ。
提供するコンテンツはさておき、以前に比べTVCMの広告効果は低いと言わざるを得ない。

今回の特集を読んでも、10~20代はテレビよりネットの接触時間の方が多い。
うちの高校生の娘もほとんどテレビは見ない。
学生に対してどうリーチするかは常に悩ましい問題なのだ。
我々同業者に限らず、10~20代をターゲットとしたクライアントは
効果的な広告メディアを探し続けることになるだろう。

そして、辿り着くのがネット。
そのネットも多種多様で、ほとんどテクノロジーの世界なので、
僕が1回読んだくらいでは理解できない(笑)。
真剣に向き合わないといけないけど・・・。
デジタル広告用語も覚えなきゃいけないし・・・。

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特集の中のヤフー友澤氏とグーグル小林氏のコメントは参考になった。
そうか、「テレビ7対デジタル3」が黄金比率なんだ。なるほどね。

名大社は小さい会社だが、事業を軌道に乗せるには一定の知名度、認知度が必要。
広告もターゲットを絞り込んでそこだけに集中させればいいわけではない。
広く認識してもらい、親しみを持ってもらうことも大切。
カッコよすぎてもダメなんだ(笑)。

これからの広告展開をどうしていくのか。
デジタル空間で大きな争いが起きる中、僕らもそれに向き合っていかねばならない。

まだまだ学ぶことは多い。

金曜の午後から昨日いっぱいまで東京出張。
facebookでこんな写真とか、

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こんな写真をアップしていると
(アップしたのは僕ではないですよ・・・笑)、

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遊んでいるだけのように思われるかもしれない。
ランニングシューズを持参したにも関わらず、
ずっと雨で走る機会を失くしたことを振り返ると目的も見えずらくなる。
できれば皇居を走りたかったけど(笑)。

目的は明確である。ファミリービジネス(同族経営)の学びだ。

金曜日はファミリーセラピーの第一人者富士見ユキオ氏と岸原千雅子氏によるセミナー。
詳細をここで書こうと思ってもそれは難しい。
僕の文章力と理解力では分かりやすく説明することができない。
人の深層心理に入り込んでいく分野でもあり、安易な表現もできない。

分かりやすい例でいえば、大塚家具の親子問題。
ここには2人の生い立ちの違いや互いに持つコンプレックスや葛藤が微妙に絡み合っている。
単に親子の醜いケンカとか戦略の違いだけでは解決できない
ファミリービジネス特有の問題が隠されている。
ちょっと苦手な分野ではあるが標準的な知識だけはつけておかねばならない。

土曜日はAFBAフェロー会。
ファミリービジネスアドバイサーの資格者保持者が集まり、各々の取り組みを発表し共有する。
これもかなり勉強になる。
経営コンサルの立場からひとつの企業に深く入り込み、計画面、戦略面、
財務面から現状の同族経営の問題に関わっていく。
その企業との関わり方も論理的な観点もあれば、感情的な観点もあれば、その立場によって異なる。
自分の役割を徹することでクライアントの問題を解決する目的な同じなのだが、
手法や考え方はさまざま。

実際のファミリービジネスオーナーによる発表も参考になる点は多い。
僕のような非ファミリーの経営者では絶対に遭遇しないような問題を抱えている。
これも知っておくべき要素。
と同時に自分の立場としての意見やアイデアも持ち合わせねばならない。
僕は7月17日に実施するセミナーを中心に、今後の取り組みについて発表させてもらった。
(こちらはあと少しだけ受け付けています。よろしく!とちょっと宣伝)。

夜はどうしても上の方にある写真のような状態になってしまうのだが、
こんなネットワークを築けるのもありがたい。
(ちなみに最初の写真はただの愚か者です・・・笑)

そして、昨日の日曜日は第3回FBアドバイザー認定講座の最終日に参加させてもらった。
いやいや、かなり抜けてますね・・・。復習しないといけませんね(苦笑)。
夜は3期の方と一緒に懇親会(打ち上げ?)。
昨日まで学んだ方と情報交換をさせてもらった。
優秀な方が多い。
僕なんかがメンターなんてできるのだろうか・・・。

こうして週末の3日間は終了。
ちょっと疲れも残ってはいるが、今日は早朝幹部会議からスタート。
気合を入れていかないといけない。
疲れの原因はお酒だと思うのだけれど。
なんと先週から今週は9連投となるし・・・。

カラダは大丈夫かな。
昼間寝てても、怒らないでくださいね(笑)。

社長になってからのこと 4

ただこのタイミングで社内の制度を大幅に変えた。
子会社であった株式会社名大社火曜日を清算し、名大社に吸収。
委託契約の社員さんが活動する会社であったが、その体制を見直した。
正直なところ、ここはお互いの考え方が合わず、うまく機能させることができなかった。

名大社本体は部署名も一新、組織も新しくした。
社内インフラも見直し、携帯電話の支給(これは遅すぎ・・・笑)、Gメールの活用、
日報のWeb管理とデジタルの活用を推進した。
HPもリニューアルし、「人と企業が出会う場所。」という
自分たちが大切にしていることを前面に押し出した。
そして、対外的にもその役割を公開した6月から「第三創業期」と位置づけた。

一人ひとりの主体性を重視する政策に変え、ボトムアップ型組織に切り替えた。
倫理観を大事にし、自分が理想とする組織つくりを行った。
いくつかのプロジェクトチームを作り、若手にその業務を任せていった。
会社の雰囲気は大幅に変化していった。
毎月開催されるマーケティング講座で学ぶと共に
積極的に自分のアイデアや意見を発言する場を作っていった。
感覚的でしかないが何でも言い合える雰囲気が醸成されていったのだろう。

営業面でいえば、新たな企画として障がい者採用向けのイベントを立ち上げた。
これまで行政と仕事を組むことはなかったが、
初めて名古屋市、名古屋商工会議所と企画を立てイベントも実施した。
また、業界に先駆けインターネット就職サイトの基本掲載を無料とした。
「新卒ナビFREE」として他社サイトと差別化し、
新卒採用に予算をかけることが難しい中小企業を中心に新たなサポート体制を作っていった。
人材紹介業の準備もスタートさせた。

まだまだ厳しい状態は続いていたが、可能性を感じる毎日であった。
11月の転職フェアでは前年同月比の200%の数字を達成することができ、
営業面でも自信を取り戻すことができた。
これは本当に一人ひとりのメンバーの頑張りのおかげ。

夏の賞与はゼロ。
秋にようやくワークシェアリングは終了したが、納得できる待遇ではなかった。
前年にはなかった冬の賞与は支給したが満足できる金額は程遠い。
それでも誰も文句ひとつ言わず、懸命に目の前の仕事に取り組んでくれた。
この一年、社員は一人も辞めることはなかった。
「全員参加」という言葉を事あるごとに使っていたが、
それが表面的ではなく日々の業務が証明していた。

それが名大社の強さ。
今こうして順調に会社が成長しているのも、全員が高い意識で仕事を続けてきた証。
一人でも欠けていたら、今とは違う状態になっていたのかもしれない。

一人ひとりの力は小さい。
抜群に能力の高いメンバーがいるわけではない。
しかし、この一体感が生み出すとてつもないパワーが会社を動かす原動力になっている。
その存在が僕には誇らしい。
そんな風にして一年が過ぎていった。
未熟な社長を支えるメンバーが会社を支えていった。

これが会社の代表になって過ごした一年。
書き足りない点はいくつかあるとは思うが、大切なことは披露させてもらった。
こんなことをオープンにすることが正しいかどうかはわからない。
人によっては恥を晒すなと非難されるかもしれない。
しかし、そこも含め、これが僕たちの会社。
いいじゃないか。その姿勢で・・・。

最初の一年の話はこれで終了。
最後の方はちょっとカッコつけすぎかもしれない。
二年目以降のことはいつ書くかは未定だが、時間を見ながら書き起こしていきたい。
もう興味を持ってもらえないかもしれないけど・・・(笑)。

社長になってからのこと 3

自分で道を広げるしかなかったのは、逆にありがたかったのかもしれない。
年明けからいろんな人に会いに行った。
今、懇意にしている当時就職エージェント社長で現キーカンパニー社長の下薗氏や
ディスコ取締役の坂戸氏もこの時に何年振りかで再会した。

それがご縁でふるさと就職応援ネットワークにも加盟し、
各地域の就職情報会社の社長とも親しくなった。
今でこそ、愚か者名誉本部長なんて絡んでいるパフ釘崎社長もこの時に初めて出会った。
当時は口を聞いてもらうのも失礼にあたるくらい雲の上の存在だった。
同世代の地域の就職情報会社の社長は大いに刺激を与えてくれた。

そして、以前ビジネススクールに通っていた時のマーケティングのP講師にも救いを求めた。
僕が尊敬する大好きな講師で、数多くのことを学んだこともあり、
会社に新しい知識や考えを吹き込みたい想いでダメもとで協力を依頼した。
涙が出るくらい嬉しい言葉をかけてくれた。

出会ったすべての方が温かく僕を迎えてくれた。
(そうでもないかもしれないがそう感じている・・・笑)
先の見えない新米経営者に温かい声を掛けてくれた。
力になってくれた。素直に嬉しかった。
こうした人との出会いが僕に更なる勇気をもたらせてくれたのだろう。
今でもこのスタート時の出会いが僕の財産にもなっている。

だからといって業務が全て順調に進むわけではない。
年度末には新聞社による代理店解除の申し入れもあり、試練に耐える時だった。
結果的には事なきを得たが、多くの対策を求められた。

新オフィスに移転したタイミングで新卒ナビのサーバー環境を変えた。
万全のはずだった。
しかし、サーバーが支障をきたし、新卒ナビがストップした。
クライアントにとっては採用活動における重要な時期。
そんな時期に大迷惑を掛けてしまった。

1~2日程度の障害だが致命的だった。
新年度の最初の仕事はクライアントに謝罪に出向くことだった。
理解を示してくれたクライアントもあったが、そこで少なからず信頼を失ったのも事実。

辛い4月のスタートだった。
お詫びに伺うことが僕の大きな仕事だった。

(続く・・・)