これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

中小企業が新卒採用を成功させる7つのコツ

昨日のブログでもほんの少しだけ書いたが、今日はキーカンパニー下薗社長の講演ネタ。
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写真では分かりづらいかもしれないが、下薗社長は僕よりも1歳年上だがとてもそんな風に見えない。若々しいしイケメンでよくモテる。
そのため講演内容は「モテる経営者になるための7つの条件」だと思っていたが、人事担当者向けの講演テーマはそんなはずもなく、ブログタイトル通り(当たり前か・・・)。
中小企業が新卒採用を成功させるために必要な「採用活動の独自化」と「採用力向上」を基本テーマに2時間ほど話をされた。
ここで全てを披露するわけにはいかないが、今回の講演は僕が常日頃から感じていることをより分かりやすく具体的に、更により深く切り込んだ内容の濃いものだった。(下さん、いくつかパクらせてもらいますね・・・笑)。
現在、新卒採用市場はまさに真っ最中。市況が回復する中で求人数も増え、会社説明会の総数は昨年の1.5倍に達するという。当然、1社当たりの学生の参加者数は減り、学生確保も厳しくなっているのが現状。
すでに選考に入っている企業も多い。その中で、中小企業がどうやって採用していくのか。はっきり言ってしまえば、大手の採用を模倣しないということ。
大手企業、それも人気企業の選考は大げさに表現すれば落とすための選考。学生に求める条件もハードルが高い。志望理由の強さで学生の優劣を決めるケースも多い。それって中小企業にも本当に必要であろうか?。
また、学生が口下手だったりシャイだったりする。それではコミュニケーション能力不足で不採用になることも考えられる。しかし、それって入社して半年もすれば克服できるかとじゃないか?。
など、大手では当たり前に思われていることが中小にとって本当に必要かどうかを見直してみることを下薗社長は勧めている。その意見に僕も賛成だ。
その他にも会社説明会で学生を引き付けるポイントや本質を見抜く面接の手法、学生に意思決定をさせることの重要性など、7つのネタがてんこ盛りの状態であった。
この講演は最低でも3時間は必要かと思うが、やや強引に2時間で収めてしまったため、出席された人事担当者は相当頭の中が混乱してしまったのではないだろうか。吸収することが多すぎて・・・(笑)。もちろんいい意味です!
その下薗社長、イケメンということだけが魅力ではない。悔しい事にスポーツも万能。一緒にマラソンやゴルフを行うのだが、まず勝つことができない。僕の場合、地道に練習をこなし、ひたむきな努力を繰り返しているのだが、適当に練習をやっている下薗社長に全く歯が立たない(笑)。
おまけに弁も立つ。一昨日のゴルフも途中までは順調だったのに、うまく煽てられ調子に乗ってしまい酷い事になってしまった(それって言い訳??)。
そんな事が言いたいわけでもないが(笑)、今回の講演内容は僕たち東海地区の中小企業にも十分活かすことができる。新卒採用を成功させる7つのコツ。
自分たちがお手伝いするクライアントにも役立てられるよう、よりブラッシュアップをしていきたい。

静岡にて。

一昨日、昨日は静岡に出掛けた。まずは沼津で名大社のパートナーでもある就職情報センター(SJC)さん運営するセミナーに参加したのだ。
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セミナーの講師はキーカンパニーの下薗社長。この講演も大変参考になったたので、この内容については明日のブログで触れたいと思う。
セミナー終了後はSJCさん始めふるさと就職応援ネットワークのメンバーと一緒に伊豆にある湯ヶ島ゴルフ倶楽部&ホテル董苑に出向いた。
情報交換を兼ねた慰労会。ただの遊びじゃないの?と思われるかもしれないが(笑)、温泉にゆっくり浸かりながら、お互いに今期の一年を振り返ったのだ。
伊豆の中でもこの湯ヶ島温泉はかなり細い道を抜けていく。演歌で有名な天城越えも近い。宿泊したホテルの見た目はゴージャス。バブル期の遺産と思われるような作りをしていた。
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一昨日の晩も和洋折衷の料理に静岡のお酒を飲みながら、会話を楽しんだ。
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そして、翌日はゴルフ。山の頂上付近にあるため、コースは傾斜が結構激しい。
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こういった場所では日頃マラソンで鍛えた足腰がものを言うのだが、スコアとの相関関係はないようだ。この日もお粗末な結果で終了してしまった。センスがないのかな・・・(苦笑)。
ゴルフ場&ホテルを出て向かったのは、沼津港。ここで美味しい海の幸を食べることになったのだ。SJCの秋山社長はかつて沼津に住んでいたこともあり、周辺情報に詳しい。ありがとうございます!
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この日も有名店丸天に連れて行ってもらった。生ビールを飲みながら、ボリュームある品が次から次へとテーブルに並ぶ。名物かき揚げは一人で食べきるのは無理だろう。
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この写真にある刺身の盛り合わせを頂いただけでもお腹がいっぱいになってしまう。
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他にもまぐろのテールシチューやかさごの唐揚げなど頂き、結果的にはお寿司に辿りつくことはできなかった(笑)。いやあ~、大満足。
こうして、あっという間の静岡の時間は過ぎていった。静岡県は愛知県の隣にあるにも拘らず、意外と馴染みがない。特に東部の地域はお邪魔することも滅多にない。まだ魅力を知らないままだ。それが約2日間の行動で、少しだけ理解ができた。特に東部は風情があるような・・・。
お疲れさまでした。
次にお邪魔できるのはいつだろうか・・・。その際はどうぞよろしくお願いします。

会社をどう盛り上げていくか

昨日、今日は企業展&転職フェア。3月とは思えない寒さの中で、多くの方に来場いただいた。雪が降らなくてよかった。今日も素晴らしい出会いのある一日になってもらいたい。
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そんな寒い3月を過ごす毎日なのだが、年度末の今月は何かと慌ただしい。普段、ヨダレ垂らして昼寝している僕もそんなわけにはいかない(実際、ヨダレは垂らしてませんよ・・・笑)。やるべき仕事が山のようにあるのだ。
来期の戦略や組織の体制作りも今が詰めの段階。今後の成長戦略を描いていくためにも今月固めておけなければならないことがいくつかある。
ひとつはオフィスの改装。もうひとつは組織再編。
「何だ、大したことないじゃん!」と言われるかもしれないが、我々のようなこじんまりとした会社ではこれが結構、肝なのだ。
そのために僕は悩みに悩み(そうでもない?)、考えに考え、七転八倒しながら今後の戦略を練っていく。「仕事してるフリだろ!」という声も聞こえてきますが・・・(笑)。
セミナールームを現在の16名収容から24名収容へ拡張。応接室(個室)については倍の数に。といっても2つだけど。コミュニケーションスペースを大きくしていく。
オフィス自体が拡張するわけではないので、その分、どこかにしわ寄せがくる。社員数だって増える。うちの規模にしては大人数が・・・。
(この件は近いうちに発表します。)
だだでさえ狭いオフィススペースを削るわけにはいかない。となるとどこを削るのか。今、会社の中で一番ムダになっているスペースはどこかをよく考えてみる。
あっ、そうだ。社長の机だ。仕事してないくせにあんなデカい机は必要ない。処分してしまえ~。と大勢の声が占め、そんなわけで僕の机がなくなり、何とかオフィススペースは維持された。
というのは冗談だが(笑)、工夫を重ねて収まるようにレイアウトを組むことができた。あとは改装を待つのみ。まだ、こちらは楽な仕事。
もうひとつの組織をいじるのはかなり気の遣う仕事だ。誰かと誰かをくっつけることによって、上司も部下も成長する。組織も活性化する。そうでないと意味がない。
どんな組み合わせがいいのか、どんな配置がいいのか、どんな領域まで仕事を任せるべきか。昇格はどうするか。相手が人だけにそこは慎重に考えなければならない。
社内で予想の範囲を越えない人事では一定の活性化しか望めない。更に成長させるためには大胆さも必要となる。そんなことをグルグルと考えながら進めているのが昨今の仕事。
会社をどう盛り上げていくか。どう成長させていくか。それも楽しみながらどう実行できるか。その仕組みを作り軌道に乗らせるのが僕の仕事。面白おかしくも真面目に取り組んでいく。来週あたりが詰め。
最終的にはみんなが笑顔で過ごせるようガリガリとやっていきたい。

直球勝負!のリーダーシップ

昨日は盟友櫻山さんが代表幹事を務める中部経営塾の2月例会。
今回の講師はライフネット生命保険の代表取締役会長出口治明氏。「直球勝負!のリーダーシップ~ライフネット生命の挑戦」というタイトルの講演をみっちり2時間拝聴した。
みっちりと言ってもあっという間の2時間で、できればもう少し話を伺いたいと思わせるくらい内容の濃い時間であった。
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出口会長はサービス精神旺盛。講演開始とともに「写真撮影もOKですし、twitterやfacebookの投稿も遠慮なくアップしてください。」と仰られた。撮影禁止など規制が厳しい著名人の講演の中で、自らオープンにしてしまう潔さに驚くと同時に懐の深さも瞬間的に感じてしまった。
10名以上集めてくれれば全国どこへでも飛んでいくという自ら広告塔の役割を担いながら、僕らにとって大変参考になる話を拝聴できるのはありがたい。
まずは森を見る必要性からスタートした講演は徐々にテーマの中心であるリーダーシップに移っていく。森を見る必要性についてもタテ・ヨコ思考の重要性や算数(数字)で世の中を表す大切さを語られた。
ブログではあえて披露しないが(笑)、その例え話がわかりやすい。日本の競争力の実態についても、いかに自分が無知であるかを知らされる内容。その発せられる一言一言にうなずくしかなかった。
そして、リーダーシップ。聞いた内容を全てここに表現するのは不可能なので、印象に残ったごく一部のみ披露したい(笑)。
社長の仕事のひとつは、その人がどこに(何に)向いているかをよく見るということ。適材適所の人員配置をするという一見、当然のことだが、言われたい事はそう単純ではない。いかに企業は個性を活かす仕事をさせていないかを強調されていた。
分かりやすく言えば、楽天のマー君(大リーグに行っちゃったけど・・・)を星野監督は絶対野手では使わない。そんな当たり前のことを企業が人を使うとなるとできなくなる。どうしてもいろんな経験をさせゼネラリストを作ってしまう。それでは本当に人を活かしてるとはいえない。
小さい○を作るよりも大きい△を作った方が、その本人もヤル気が出るし、企業も伸びていく。報連相が重要というのも上司のための言葉であって、報連相を促すのはゴマすりに過ぎないと断罪された。
その言葉じりだけを捉えると理解が難しいかもしれないが、講演内容の全体からみれば腑に落ちる話であった。組織の2・6・2の法則についても、キッパリと言われた。
ライフネット生命でも2・6・2は存在する。僕がどんな優秀な経営者でも同じ。そう思うことが重要で、うちの会社はみんな優秀と思うこと自体、経営者の考えが間違っていると言われるのだ。僕はやはり愚か者だな・・・(笑)。
講演終了後は懇親会。僕は出口会長の著書を持参し、サインをお願いした。快く書いて頂いたのがこれ。
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調子に乗って、ツーショットの写真も撮ってもらった。
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調子に乗った次いでに随分失礼な質問もしてしまった。
「出口さんと岩瀬さんが決別し、新たな後継者を選ぶ必要性が出た場合、どんな基準で選びますか?」「想いの一番強い人をトップに選ぶ。」と僕の愚問にも明快な解答。
懇親会の場でも出口会長はサービス精神旺盛。全ての参加者と話をされたんじゃないのかな。僕はまたまた調子に乗って、二次会までご一緒させてもらった。ついつい飲み過ぎてしまったのはいつものように反省するところだが、貴重で充実した時間を過ごさせてもらった。
昨日はありがとうございました。
今回、学んだことを少しでも自社に活かしていきます!

盛り上がれ!中小企業

今月の日経トップリーダーの特集は「本当に稼げる中小企業ランキング」。
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財務の安定性を示す自己資本率の高さと企業の収益力を示す営業利益伸長率で50万社のランキングで順位を出している。他にも判断基準はあるだろうし、企業数も200万社は超えるだろうが、興味深く読ませてもらった。
その特集の前に調査で公表されていたのが経営者の資産。
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なんと5000万あれば安心という。日常的に中小企業の経営者と懇意にすることは多いが、個人の資産について会話することはまずない。お互い聞きたいと思う面はあるとは思うが、なかなか話をできることではない。
そのためこのような調査で実態を知るわけだが、思った以上に資産を所有しているのが実情。5000万以上所有する割合が45%あるわけだから驚きだ。いかに自分が貧乏経営者であるかがよく分かる(笑)。
個人保証があるとかないとか、会社の借入金がどれくらいかという問題もあるだろうが、資産状況は思いのほかキチンとされている。外部留保でリスク分散をさせている点はあるだろうが、経営者としてはそれが健全なあり方なのだろうか・・・。
ハナタレ経営者の僕にはまだよく分からないのが正直なところ。中小企業の経営者は個人資産を3000万~5000万程度持つべきという意見が多いようだし・・・。
話は戻って中小企業ランキング。ランキングに入っている会社はほとんど知らない。愛知県本社の企業で名大社のクライアントは知っているが、それ以外は知らなかったり。
やはり知名度がないのが当たり前で、僕らが知らないということは就活の学生は知るわけもない。こんな会社ほど見て欲しいとは思うのだけれど・・・。もっと勉強しないといけませんね(笑)。
ここに登場する企業のコメントとして、すずめの涙でも内部留保に回すというのがある。これは僕も共感する。安倍首相が言われる内部留保に回すのではなく、賃金を上げろという内容も理解できないわけではないが、まずは企業の存続を考えるべき。
理想は高い給与で潤沢な内部留保だろうが、そんなことが可能な中小企業は限られていると思う。社員の雇用を守り、安定した生活基盤を提供するには企業が健全でないと話にならない。それは経営者が甘い汁を吸うことではなく、いざという時にも会社が存続する持久力を持っていないといけない。
僕自身も経営者になる直前はリーマンショックの影響で大赤字の厳しい状況を目の当たりにしている。今、こうして日々暮らせるのはその大赤字があった段階でもそれに耐えうる体力が会社にあったからこそ。それを考えると何が大切なのかはおのずと見えてくると思うのだ。
社員の幸福を願い、やりがいを与える仕事を供給するのがトップの役目だとすれば、健全で筋肉質な体質は常に作っておかねばならない。今回の特集はあらためてそれを痛感。そのための戦略を作るのも重要だけど。
でも今回のランキングを見て思った。うちの会社だってランクインするんじゃないの?。東京商工リサーチに数字を提供していないので、その根拠はないが各企業のデータを読みながらそう感じてしまった。な~んて・・・(笑)。
来週も頑張ります!

イオンに学ぶ

先週金曜日は千葉へ出張。初めて幕張を訪れた。幕張という地名は源平合戦の時代まで遡るようだ。
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こんなにオフィス群が並んでいるんですよね。
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オンとオフの師匠であるマーケティング講師松林さんに紹介頂いたFBAAの勉強会に参加したのだ。
お邪魔したのはイオン本社。イオンタワー。
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元々は三重県にある岡田屋がその発祥。今回はイオンの歴史を学びながら、同族経営、グローバル経営の重要性を把握していくもの。まずはイオン歴史館を見学。
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いきなり表れるのは岡田卓也相談役の好きなビスマルクの言葉「賢者は歴史に学ぶ。」。写真の正面のかすかに見える文字。イオンの歴史はこの言葉を実践してきた歴史と言える。
歴史館館内は披露できないので、写真は控えさせてもらうが、会社の年表からその当時に使われていた大八車、入社案内パンフレットまで様々な品が飾られていた。
そして歴史館の出口付近にはまたまた岡田相談役の言葉が・・・。
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イオンは捨てることを心掛けて成長してきた。そして合併の連続によって企業規模も拡大してきた。イオンの理念が歴史と成長に中に息づいている。他社の合併の歴史を学びながら、自社も成長させてきた。
吹き抜けの眺めもいい。
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歴史館見学とDVD視聴の後はイオンDNA伝承大学の古谷学長の講義。古谷氏は1969年入社のプロパー社員。名大社が生まれた年に入社されたんですね・・・。
イオンがまだジャスコと呼ばれ、店舗数も14店しかなく未来を語るしかない時のこと。その未来に夢を託して会社に入社したそうだ。叩き上げの社員として鍛えられ、グループ会社のトップを務められた後、本社の取締役を経験された。自らこの社内大学を立ち上げて現在に至っているという。
岡田家がトップを務める背景から同族会社と思わがちだが、その考えはないようだ。社長をやりたい者が社長を任せられる。その条件として逃げないこと、決断することが必要であるが、チャンスには誰にでもあるということ。これも僕がこれまで持っていたイオン像とは全くかけはずれていた。
全国、全世界に250ものグループ会社を持ち、スクラップアンドビルドを徹底してきた。そのこだわりが現在のイオンを作り上げている。半径5キロの世界でのたうち回っている僕とは比べようもない(苦笑)。
相談役の岡田卓也氏がトップとして16店の店舗を展開されていたのが44歳の時。88歳になられる現在、イオングループの売上は6兆円。44年の歴史は企業をそこまで成長させるのだ。
お土産に頂いた著書。
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爪の垢を煎じて飲んで、少しは自分に活かさねばと思うのだが、果たしてどうなのかな・・・。

若者とどう向き合うか

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本日は生まれ育った岐阜で講演のお仕事。岐阜県中小企業団体中央会から依頼を頂き、県内企業の採用担当者に話をさせてもらう。参加企業の中には僕が以前、営業担当だったクライアントも出席されるため、少しばかり緊張も・・・。
午後からは中央会主催の合同説明会もあり、そんな場で僕が喋ってもいいのかという気もするが(笑)、これもご縁という事で前向きに捉えておく。
テーマは「新卒者等の採用、人材定着のポイント」という幅の広い内容。人材定着に関しては、正直、専門分野とは言えないが、普段の業務の中で僕が考え行動していることとこれまで学んだことを話したいと思う。
先日、参加したトーマツの新入社員教育向け研修でも同様のことを感じたわけだが、今のゆとりと言われる世代に対して、こちら側がどう接するかが重要であろう。ゆとり世代は一般的に否定的に捉えられるケースが多いが、これは一方的な見方でもある。
僕らが新人類と言われ、否定的に見られたのと同じで「それって、オレたちのせい?」と思っていたのと一緒。本人たちに責任を求めすぎるのは自分勝手で、その外部環境を作ってきた自分たちに責任があるともいえる。
そうだとすれば、真摯に向き合い育てることに力を注がねばならない。
どの企業でも新人の即戦力化を図りたいのは当然のこと。うちの会社でもそう思う。しかし、それは難しい。普段の仕事の中で物足りなく感じ、若手に対して「オメエはたりいなあ~」とパワハラ的な発言をすることもしばしば。
知らない方から見ればなんて酷い会社なんだとお叱りを受けるかもしれないが、それでも素直に受け止められる信頼関係、人間関係を作ることが大切。
若手から「ちょっと待った!」と手を挙げられてしまうかもしれないが(笑)、僕はそう思う。
お互い腹を割れる環境を作り、自律性を求めていく。そのための仕組みが重要で、強制的にやらせる仕事と自らの意志でやらせる仕事との両面をバランスよく経験させる。
成功体験を早く感じれる時がくればいいが、失敗の連続でもそれを認めていく。どの世代に限らず、仕事を任させられることには喜びを感じるだろうし、ヤル気も上昇するだろう。実行は簡単そうで簡単でないのが現実なんだろうが、相手を信じて繰り返すしかない。
そんな風にして少しずつ成長していくだろうし、全体で見守る環境があれば、自ずとロイヤリティも上がるだろう。
そんな話が相応しいかどうかはわからないが、そのあたりも交えながら話したい。テーマの中心である「求める人材を採用する方法」「学生の動向」でほとんどの時間を使ってしまうとは思うけど・・・(笑)。
と、いろんな事を書いているうち家の外を眺めると雪。岐阜はもっと降っているだろう。
ちゃんと会場まで辿り着けるかな・・・。

まあ、何とかなるもんですね・・・。

一昨日23日はご縁を頂き社会保険労務士の勉強会に講師として招かれた。テーマは「中小企業の採用戦略」。
顧問先である中小企業の課題としてこのテーマはついて回るようだ。ご自身で事務所を開設されている方を中心に50名程の参加者。
初めてお邪魔した愛知県スポーツ会館。
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名城公園の北にこんな場所があるとは全然知らなかった。情けない・・・。立派な会議室もある。意外と穴場かも。
最近、有り難いことにいろんな方面から講演依頼を頂く。今回のようなお堅い勉強会だと恐縮してしまうが(笑)、スケジュールが許す限り受けるようにしている。
今回のケースも3ヶ月ほど前に事務局の方にご来社頂き、話す内容を確定させた。僕としては準備万端のつもりだったが、肝心な部分を見落としていた。講演時間は90分と勝手に思い込んでいたのだ。
スケジュールをしっかりと確認していればそんな初歩的なミスは避けられたのだが、その講演時間に気づいたのは配布資料を送信した後。
なんと3時間も講演時間があったのだ。
これまで僕の講演は長くても90分。自由気ままにやらせてもらう場合で2時間。3時間の講演なんて経験がない。それを講演の3日前に気づいたのだ。あらら、どうしよう~と焦るものの、やりくりするしかない。
出席者参加型の講演に切り替えようかとも思ったが、どんなタイプの方が出席されるか予測ができなかったので、それはやめ。質疑応答の時間を多めにする、中途採用の傾向も語る等、場当たり的なアイデアで(苦笑)凌ぐことに・・・。え~い、ぶっつけ本番だ!
そんなお恥ずかしい状態でスタートした講演であったが、やってみると何とかなるものである。
内容は3部構成。1.2014年卒採用環境と2015年卒の予測、2.企業の本音、学生の実態、3.中小企業の採用戦略
2部を終えた時点で経過した時間は1時間50分。ここで10分の休憩。残り1時間を3部と質疑応答にあてれば時間通りに終了する計算が頭の中で働いた。結果的に3部も50分強の時間を費やし、質疑応答は5分足らず。当初の杜撰なアイデアは使わずに済んだ。
本題である「中小企業の採用戦略」を話すまでに2時間掛かっているのはいかがと思われるかもしれないが(笑)、何とか3時間の長丁場を乗り越えることができた。
終了後、苦情、文句、お叱りもなかったので、ひと安心。
事前確認はしっかりしないと・・・。以後、気をつけます。

会うことから始めよう!

先週は3泊4日の東京出張。4日目は朝8時台の新幹線に乗車したので、実質は3日間だが寒さを吹き飛ばす熱い濃密な時間であった。
ちなみに昼食は2日目上野の韓国料理満奈多さんのカレーラーメンチゲ。
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3日目は御茶ノ水にあるエチオピアさんのビーフカレー。
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このエチオピアカレーは辛さが70倍まである。前回お邪魔した時は10倍を食し、汗ダラダラ。今回は二日酔いもあり3倍と大人しく頂いた。隣のお客さんは20倍を注文。一体、どんな辛さなんだろう。想像もできない。
これが暑い?熱い理由ではない。
クライアントへの挨拶やふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の幹事会もあったが、情報交換を含め業界の代表的な方と接触することで多くの気づきや新たなアイデアも頂くことになったのだ。
中には酔っぱらって既に何も記憶にない情けない話もあるが(笑)、それはきっとフォローしてくれるだろうと他力本願で考える。
言い訳ではないが、飲むことや食べることが主たる目的ではなく、あくまでも今後のビジネスの在り方を考えるための出張。信用度は少ないと覚悟はしているが・・・(苦笑)。
新卒採用事業でいえば我々の業界はまさに曲がり角にきているだろう。それは現在のナビ依存型の環境であり、2016年卒のスタート時期の変更のことも含めて。
どんな時代においても完璧な就職活動環境はない。景気がよければ学生有利に働き、その逆であれば企業側が有利に働く。根本的な解決ではなく、外部環境に引っ張られた対策に過ぎない。
Fネットの幹事会でも問題提起や現状の打開策を含め、熱い議論が繰り返された。この事業に取り組む者として時代の変化は敏感に察しし、それを真摯に受け止めなければならない。
我々にとってやりにくい不利な状況でも見方を変えればチャンスに変えることはできる。
自分のアイデアが湯水のように浮かんでこれば問題ないが、残念ながらそんなアタマはない。そうだとすれば僕が動き回り、多くのヒントを多くの方から吸収するしかない。いいものがあればマネもするし(笑)、会話に中から突発的にアイデアが浮かぶこともある。
すぐに実を結ぶことは少ないかもしれないが、気づいた段階で無駄と思われた議論が後に新たな事業に繋がっていることも考えられる。
僕が偉そうに若い人に「人に会え、会え、会え」と言ってることは自分でも実践せねばならない。そこに大切な何かがあるはずだから。まだ全然足らない行動力ではあるが・・・。
さすがに毎日飲み歩くと疲れも溜まってくるが、幸いに体も元気だし、その時間も楽しくて仕方ない。まずは会って話することが大事。
とことんどこまでもお付き合いしますよ。会って話しましょう(笑)。

誰も気づいていないだろうが・・・。

今週からスタートした今年の仕事。
新たな気持ちで臨むために、ひとつのことを変えた。何を変えたかはこれ。
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エッティンガ―のIDケース。昨年末まではブラウンのケースだったが、今年からは気持ちを切り替えネイビー。写真はブラックにしか見えないかもしれないが、渋いネイビーにしたのだ。
最初のIDケースのことは以前のブログにも書いたように僕にとっては貴重であり意味深いものであった(このブログは思った以上に検索に引っ掛かった。気になる人が沢山いるんだ)。
しかし、僕の雑な使い方が悪かったせいか、表面のプラスティックのカバーも破れボロボロになってしまった。
本当に使い方が悪かったのです・・・。申し訳ありません・・・。
以前のものは僕の宝物のひとつではあるので引出しの中に大切に保管。今回のものは使い方も大切にしながらずっと使用していきたい。
仕事をスタートして今日で5日目になるが、誰もこのIDケースを変えたことを気づいていないと思う。誰も僕をしっかりと見ようとしない現実はあるにせよ(涙)、誰にも指摘されないし、おやっと表情が変わることもない。控え目な性格なので、自分から言い出すこともない(笑)。
それが理由ではないが、こうして変えたことをブログにアップするのだ。
些細な事柄ではあるが、こうした行為は結構あるんじゃないだろうか。何かのタイミングに持ち物を変える。縁起を担ぐ。
僕は僕自身が一皮むけるために自分の身を引き締める行動をする。首から掛けるだけで僕の気持ちは引き締まるのだ。
まだ皮は硬く体に馴染むまでには時間はかかると思う。馴染んだ時には少しだけ成長しているんじゃないかな・・・。
そう願いながら、これからの日々を過ごしていく。そんな甘くはないだろうけど(笑)。