これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

今日からセミナーがスタートするけど・・・

今年ほど喋らない年はなかった。
例年、年に30回ほど、いろんな場所で講演をさせてもらうが、
今年は3月以降、自社の企画以外、リアルの講演は一度もなし。
依頼のあった講演は全て中止・キャンセルとなった。

僕は本業ではないのでビジネス的に影響を受けたわけではないが、
生業としている方にとっては打撃を受けた一年だったろう。
その分、オンラインの場が増えてエリアを選ばず活躍の場が広がったのかもしれないが・・・。

それにしてもオンラインセミナーはほんと増えたね。
僕も都合が付く際に参加しているが、やはり話を伺うのはリアルの方がいい。
無理矢理、そっちに持っていってる面は否めないが(笑)、その方が双方にとっていいはず。

前置きが長くなったが、今月に入り講演の仕事も増えてきた。
オンラインが中心ではあるが、リアルの講演も・・・。
それがこちら。

愛知県主催のセミナーに登壇することになった。
”オンラインで失敗しない「採用活動」セミナー”として、
愛知県内で4回。
そのスタート日が今日。

「え~、参加したかったのに・・・」
という声に応えるために来月以降も3回開催。
が、しかし、残念ながら1月13日(水)も19日(火)も既に満席。

空いているのは2月10日(水)の豊橋会場のみ。

ご希望の方はお早めに・・・。
中日新聞社さんのサイトから申し込んでください。
ブログで宣伝もできなかったしね。

オンライン採用のコツをリアルのセミナーで行うのも面白い。
それもオンラインの模擬面接をその場でやるのも面白い。
確かに誰かがチェックしようにもオンラインではやりづらいだろうし。
一般的にどんなトレーニングをしているのだろうか。

僕のパートはあくまでも第一部なので、第二部以降は見ているだけだが、
(いや、もしかして手伝わされる?)
どんな対応かは一緒に学びたい。

早々に満員御礼になったのは、それだけ中小企業の経営者や採用担当者の関心が高い証。
僕が話をすることもそのあたりの課題感が中心だったり・・・。
当初はブログで宣伝するつもりだったが、休止になり叶わなくなった。

2月の豊橋へ是非!
少しでも宣伝はしておこう。

また、改めてこのセミナーで感じたこともまとめてみたい。
まずは今日、久々のリアル講演を楽しんできます。

発信すること

昨日、グロービスの村尾さんのvoicyを聞きながら改めて感じたことがあった。
村尾さんは「コンテンツ力がある人」というテーマで、
発信の重要性について分かりやすく語られていた。
それは僕がいつも感じていることであり、気をつけていること。

このブログも気づけは10年以上、続けている。
その内容はともかくとして(汗)、
通常月であれば21本をノルマとし定期的に配信。
文字数も800~1000を基本としている。
そのことに驚かれることもあるが、自分で決めたルールなので仕方ない。
ルールがある以上、やり続けるしかない。

しかし、これが案外難しい。
世の中にはブログを始めたが続かない人、
twitterの定期ツイートも諦めた人も多数いるだろう。

何が困るか。
やはりネタ。
僕も何を書けばいいか全く思い浮かばず悶絶苦しむ日も多い。
一昨日もネタに困っていた。
いいタイミングでドラゴンズが2位に上がり、
一昨日はそれをネタにできたが困ることは多い。

村尾さんの話はそのあたりの核心をついていた。
何を発信するかが大切で、そのための情報収集も重要かと・・・。
僕のブログも拡散傾向で仕事以外のネタも多いが、
そうしないとコンテンツとしてはもたない。

その中で映画、食べ物、本、RUNと鉄板ネタを決め、他のコンテンツでグルグル回す。
でも、これは簡単そうにみえて意外と難しく、悶絶苦しむことも多い(笑)。

いつ書くかも問題。
理想は毎日書ければいいのだが、うまく調整できないこともある。
「来週、書いてるヒマないじゃん・・・」
なんて時は、週末に一気に3本書いてストックすることも・・・。
そうすることで何とか継続はできているわけだけど。

実際、このブログが何かの役に立っているかといえば、果てしなく疑問。
ただ1日のPVが2000~3000あることも励みになり、
(誰が読んでるかはチェックしてないが)
変わった仕事が舞い込んだりするので、それなりでもあるのだろう。

いろんなツールがある中でこのスタイルがいいかは分からないが、
僕が名大社の社長であるうちは続けていく。
重要な発信材料なのだ。
いつも絡んでくれる人もありがたいし・・・。

そういえばブログの師匠ともいうべきブロガーが先月末でブログを終了した。
それはとても残念。

でも、こんなことを考える。
発信力のある人は一度止めても戻ってくるのかと。
ブログが続かない人はネタが持たず止めてしまうが、
ずっと続けてきた人は体がうずき我慢できなくなるのではと・・・。

いずれにせよ、発信すること。
こんな内容で申し訳ないが、続けていきたい。

幹部研修会も変わっていく

先週は全メンバーに対してのフィードバック面談。
そして一昨日は幹部研修会。
節目の仕事をすると半期を終えたことを実感する。

2020年は残り3ヶ月で、2020年度は残り半年。
コロナ禍でじっと耐え大人しくする時間が多い割には時間が過ぎるのは早い。
気がつけば秋で、昨日はかなり寒かった。

歳は取らないつもりでも確実にジジイに向かっているんだな。
いいのか、悪いのか・・・。

例年、幹部研修会は土曜に出勤してもらい半日もしくはほぼ一日かけて行う。
研修会といっても何かを学び合うのではなく、振り返りと次への方向性を話し合う場。
今回は新たなメンバーも加わった。

しかし、今年は平日、それもZoomでの開催。
できるだけ効率よく短い時間で、また恒例の懇親会は見送った。
ちょっと寂しい気もするが、今年はやむを得ない。

例年であれば僕が全体の振り返りを行い、
メンバーにも部門、チーム、個々の振り返りをしてもらうが、
今年はその時間は極力減らした。
特定人物へのツッコミも減らした(笑)。

どうしても環境の話になるし、コロナのせいにしてしまう。
そんな話をしても言い訳っぽくしか聞こえない。
できるだけ未来に向けた話の方がいい。

9月までの実績をリセットはできないが、気持ちはリセットに近い。
反省すべきは反省するが、そこに執着していても仕方がない。
新たな期に向かう感覚で臨んでいく。

今は上半期のマイナスを悔やむことではなく、
新たな姿勢でチャレンジすることが大切。
この先、コロナの影響がないわけではない。
当面、いや長期に亘って続いていくだろう。

僕は強い人間ではない。
一喜一憂することも多い。
しかし、現状を嘆いたところで誰かが救ってくれるわけではない。

自分たちのことは自分たちで守り、これをバネに自分たちで成長に繋げていくだけ。
極端な話、それができなければ敗れ去るだけのこと。

僕らの業界に逆境が続くのは誰に言われなくても全員が理解する。
その中で何を行っていくのか。

今回の研修会でも全体の共通認識にもなったし、一人ひとりの高い意識も確認できた。
誰かに言わされるのではなく、自らの言葉で語るメンバーには改めて頼もしく思えた。
14名がZoomで白熱した議論を展開するのは難しいが、
お互い刺激になる価値ある幹部研修会。
僕が感じているだけかな(笑)。

今まで重要な会議をオンラインで行ったことはないが、一つのやり方と理解できた。
キチンと予定時刻で終われたしね。
集中力を維持させるのは、かなりくたびれるけど・・・。

このメンバーが会社を引っ張っていくことを大いに期待したい。
お疲れ様でした。

評価は難しいけれど・・・。

名大社ではこの9月で上半期が終了。
僕が会社を任されて丸10年。
現在11年目に入っているわけだが、これだけ業績の落ち込みは初めてのこと。

コロナの影響が大きいとはいえ、その責任は重い。
ステークホルダーが厳しい会社なら更迭されてもおかしくはない。
仮にもしそうなったとしてもそれに従うしかない。
何かのせいにするのは簡単だが、それは単なる言い訳。
潔しとはしない。
社会の評価として受け止めるべきだろう。

その上半期もあと数日。
各部門とも今月可能な限り追い込む仕事。
下半期に向けて準備する仕事。
それぞれが慌ただしくする今週。

一昨日は21卒学生向けの「ジモト就職フェア」。

9月下旬にも関わらず多くの学生が参加してくれた。
この時期に就活生が数多く参加することで今年の就職環境が理解できる。
少しでもいいキッカケができるのを祈るばかりだ。

半期の締めの仕事としてやらなければならないのは上半期の評価。
今期より人事評価制度を見直し、より「名大社モデル」に沿った流れで評価を組み立てている。
一人ひとりがセルフマネジメントシートを記入し、
それに基づいて各部門の責任者が集まり一人ひとりを評価する。

昨年までは上司がチェックし意見は集約するものの、
最終的には僕の判断に委ねられていたが、今年はより客観性を持たせることになった。
言っておくが僕が不公平な評価をしたわけでも、好き嫌いで決めたわけでもない。
あくまでも納得感を持った対応はしている。

しかし、それでもやはり片手落ちだろう。
評価者が多ければいいという問題ではないが、各部門からいろんな視点が入ることで、
見えていないいい部分、見えていない悪い部分も見出すことができる。
それを取り組むなら、じっくり時間を掛けかつ集中的に行った方がいい。

責任者は僕を含め6名になるが、僕以外は忙しいメンバーなので都合を合わすことは難しい。
そのため無理をいって、シルバーウィークに出勤してもらった。
来客も電話もなければ、あれこれ声を掛けられることもない。
2日間集中して行うことができた。

いろんな角度から人をみるものの、大きく評価が分かれることはない。
微調整はあるにせよ、意見が大きく分かれることもない。
但し、人によってかける時間はマチマチ。
すんなり20分で終わる者もあれば、1時間以上要する者もいる。
それは今後の仕事への期待や役割も含めて話をするので、議論も熱くなる。

それほどハードな仕事ではないと思っていたが、一日を終えるとドッと疲れも出る。
それでもこうして集まり議論する必要性も感じた。
役員はともかく休日返上で集まってくれたメンバーには感謝。
もちろん役員もだけど(笑)。

後は上手くまとめてもらい、来週に僕が一人ひとりに対してフィードバック面談を行う。
結構これもハードになると思うが・・・。

人の評価は難しいし、どこまでいっても完璧はないが、今の企業の取り組みとしては必要なこと。
今後も少しでもメンバーが期待感の持てる制度を作っていきたい。
まずは来週だけどね・・・。

北海道から沖縄まで。Fネット総会&例会

先週金曜日はふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の総会及び例会。
第12期の総会の後、第13期第1回の例会を行った。

本来は7月開催だが、全就研の全国大会に合わせ時期をずらし、開催場所もその会場となる岡山に。
しかし、全就研が中止になり、会場は東京へ変更。
その後、コロナ感染の影響で今回もオンラインでの開催に変更。
思うようにはいかないですね。

今期も会長を務める僕は午前の幹事会から共通カード委員会、
午後の例会と続き、ほぼ1日オンラインの画面とにらめっこ。
終了時にはどっと疲れが出る。
同じ会議でも、リアルよりオンラインの方が圧倒的にしんどい。
このあたりもう少し何とか楽な方法はないだろうか・・・。

オンラインでの開催でメリットもある。
リアルの場よりも断然出席率がよくなる。

今回は北は北海道から南は沖縄までの加盟会社が参加し、
ゲストも2社参加されたので総勢24名と過去と比較しても一番多い。
通常だと15、16名の集まりだからね。

新体制も無事に承認され、新たな方針でのスタート。
今年一年はFネットもwithコロナで臨まねばならない。
オンライン例会が基本となりそう。

本音でいえばリアルで行いたい。
終了後、懇親会でワイワイガヤガヤやるのが最大の目的だが、しばらくは我慢。
そのためオンライン例会の内容と分科会(ミニ例会)の実施を提案し、
それについて全体で議論。

概ね賛成だが、どう進めていくか、継続させるかは懸念事項。
バーンと花火を上げるのはいいが、それをやり続けるというのは至難の業。
特にこのような非営利な団体だと責任者の役割と使命感が重要。
慎重に計画を立てていかねばならない。
事務局長の釘崎さんを中心に進めていけたらいいですね(笑)。

これだけのメンバーが揃うと各社の情報共有だけでも相当な時間が掛かる。
いつもなら1社あたり5分で各社の取り組みや実績、課題を披露するのだが、今回は1社2分。
話したがりのトップが多い中、釘崎事務局長がタイムキーパーでバッサバッサと斬り捨てていった。
少し可哀そうだが、おかげで予定通り17:30に終了。
今回から正式に加わった埼玉のシンミドウさんもゲストの2社も参考になる話をして頂けた。

各社ともコロナの影響で厳しい面もあるが、自助努力で奮闘している。
名大社が一番足りないと感じるくらい。
反対に勇気づけられる面も多い。

各社の課題も似通っているため、お互いに助け合う場も期待できる。
当面はWebを通しての話し合いになるだろうが、この1年もこの会を盛り上げていきたい。

先週はお疲れ様でした。
これからも新たな挑戦もしていきましょう。

若手経営者から学んだ日 後編

昨日から続きのセミナーネタ。

2人目の登壇者は株式会社東進、株式会社DEFアニバーサリーの代表取締役社長である飯田裕紀氏。
東進さんも名大社の昔からのクライアントで、岐阜地区を中心に展開する学習塾。
超優良企業だ。

飯田さんは2代目の経営者として様々な改革を行ってきた。
それがセミナータイトルにも表れている。
「変革&挑戦し続ける後継者の想い」

講演もそのパワーがみなぎっていた。
最初の岩田さんはエンジニアらしく普段は工場内で仕事に没頭するタイプだが、
飯田さんは明らかに外に向かってアピールするタイプ。
最初の就職先の広告代理店でトップ営業だったのも頷ける。
あちこちの場で話をする機会も多いのだろう。

講演の入り方からして、そんな雰囲気を醸し出していた。
しかし、大切なのは講演の上手さではない。
飯田さんが果敢にチャレンジしてきたその事実。

東進さんといえば岐阜では知らない人がいない学習塾。
創業者でもある父親の存在は偉大。
二代目となる飯田さんは相当なプレッシャーがあったはず。

それは「背中がデカすぎる」という発言があったように、
(ちょっと違ったかな?)
必要以上に親の影響力を感じるところだろう。
ファミリービジネスを象徴しているともいえる。

それでも飯田さんは全く負けていない。
「お前の好きにやれ!」という最大の支援を頂きながら、新たな試みを繰り返す。
本人が”容赦ない”と言うように組織、人事にメスを入れ教室改革を断行。
それが成功すると別事業にもチャンスと見るや挑戦。
今現在、コロナの影響はあるものの基本的に順調に推移している。

その取り組みだけでも尊敬するし、刺激を受ける。
僕よりも20歳近く若い経営者の姿に「もっと頑張らねば・・・」と素直に反省した。
同じような影響を受けた経営者仲間は多いはず。

とてもいい機会を頂いた。
飯田社長、ありがとうございました。
コラボは大事ですね!

こうして2人の若手経営者を招いたセミナーは無事終了。
感想を聞く限り満足度の高いセミナーを開催できた。
事務局含め、みなさん、ありがとうございました。

このセミナーは10月からの「第4回名古屋ファミリービジネス研究会」の告知も兼ねている。
詳細はこちら

10月からは新たな内容で半年間の研究会を計画。
ぜひ、こちらにも参加してもらいたい。

宣伝はこのブログでも別の機会にさせてもらうが、
今回の経験もいい機会と捉え、ブラッシュアップしていく。
引き続きよろしくお願いします。

さあ、これからだ!

昨日はテレビ愛知「サンデージャーナル」に出演。
収録は土曜日で編集され日曜日に放送。

レギュラー陣はリモートでコメンテーターのみのスタジオ。
僕は頑張って結構喋ったが、かなりカット。
まだまだ狙いに則した話ができていないんだろうね(汗)。

その点、ご一緒した中京大学客員教授の内田さんは的を得ている。
毎日のように地元の番組に出演されていることもあるが、さすが的確なコメント。
短く話すのがポイントとのこと。
久々に一緒に仕事ができ嬉しかったのと同時に、豊富な知識とその謙虚さに改めて尊敬。

それにしてもこの番組は2度目だが、レギュラーの石原良純さんとはお会いできない。
サインでももらおうと思っているのに(笑)。
多少、会社の宣伝にもなったのでよかったのかな・・。

それはともかく、この5月は随分と大人しくしていた月。
イベントは都合3回中止になったし、在宅勤務を継続するも業務も低調。
このままでは沈む一方になってしまう。

それでは会社の存在価値もなくなる。
地元企業としてやるべきことをやらねばならない。
厳しい状況は続くとしても積極的に仕掛けていく。

先週金曜(22日、僕の誕生日ね・・・笑)に中日新聞にこんな記事が掲載された。

地元トップの広告会社新東通信さんと漫画制作のトレンド・プロさんの3社で「リクコミ」を提供。
オンラインでもオフラインでもマンガで企業の魅力を伝える企画。
文字や写真、動画だけではない手法で採用支援を行っていく。
まずはこれ。

また、新たな取り組みとして高卒採用のサポートも行う。
7月に「JOBエール2021」という高卒採用向け合同説明会を開催する。
コロナの影響で雇用環境は激変。
今まで超売り手市場だった高卒採用も今後様変わりするだろう。
進学を諦める高校生も出るだろう。

従来のルールを遵守しながら、
名大社として高校生、企業、双方にとって価値のあるイベントを提供していく。
先週の高校生インターンシップもその一環。
僕自身も高校へ訪問し協力体制をとっていく。

また、この7月は他にも新たな企画を計画。
「オンライン転職フェア」を初開催。
新卒向けのWeb合同説明会はあちこちで見られるが、
中途向けのWeb合同説明会はまだ世の中にはないと思う。
(多分、そのはず・・・)

リアルの転職フェアと同時にオンラインのイベントを仕掛けていく。
どんなやり方をするかはネタばらしになってしまうので、
もう少し先に紹介するが趣向を凝らしたイベントになる。
既にご検討頂いているクライアントもあるので、あとは開催に向け着々と準備していく。

他にもニムラがネーミングした「採用メンテ」なんていう企画もある。
予想以上に爆発したりして・・・。
どの企画も僕はあまり役に立ちそうにないが、できるだけバックアップはする(笑)。

今週で5月も終了。
6月からすべてが以前のように戻るわけではない。
会社として何を変え、何を変えないか。
それを考えながら、新たな分野にもチャレンジしていく。

さあ、これから。
全員の力で新たな可能性を追求していきましょう。

もうネクタイも忘れてしまった

もうどれくらいネクタイを締めていないだろうか。
そうはいっても4月はイベント開催時にしたくらいか。
ずいぶん昔のような気がして、懐かしく感じる。
ここ数年、ネクタイを締める頻度は減っていた。

クールビスの期間は(会社は年中クールビズみたいなものだが)、
ノーネクタイが当たり前だし、そうでなくて普段は締めていないことが多い。

それでも週1回は締めていたし、それなりのスーツも持ち合わせている。
公の場では颯爽とした引き締まった姿で臨みたいし、そう心掛けているつもり。
中身はなくても見せかけだけは気を遣っていた。

できるだけ流行も取り入れ、春夏、秋冬に分けて年数本ずつのネクタイも購入していた。
誰も知らないとは思うが、自分なりのこだわりもあった。
だが、それはあくまでも公の場があったからこそ。

その時はネクタイを締めながら、気持ちも引き締めていた。
一方で社内の予定や付き合いの深い関係ではむしろラフな姿で接することがほとんど。
気持ちが弛んでいるわけではないが、ネクタイの必要性を感じなかった。
わかってもらえるかな(笑)。

そして、訪れた新型コロナウイルス。
僕から公の場がなくなった。
人前に出ることがなくなった。
そして、ネクタイを締めなくなった。

ちょくちょくオンラインの打ち合わせで外部の方と打ち合わせをするが、
ネクタイをすることはない。
たまに相手側が律義にされていたりすると却って動揺してしまう。
それは決して非難することではなく、その態度に恐縮するだけのこと。
その判断も難しい。

僕の部屋にはぶらりと飾られたネクタイが並ぶ。
出番を待っているかのようにも映る。
それでも登場する気配がない。

果たしてGW明けにネクタイを締める時が訪れるのだろうか。
6月に入れば世間はクールビズに移行する。
ネクタイが必要とされない時期となる。

それまでには一度でもいいからネクタイを締めたい。
もうネクタイも忘れてしまったと言わないためにも・・・。

私たちは困難なことにも前向きに取り組み・・・

私たちは困難なことにも前向きに取り組み、それをやり遂げることに楽しみを見出します。

どれだけ厳しい状況や困難な仕事であっても、私たちは真摯に向き合い、工夫を積み重ね、
前向きに取り組み、それをやり遂げることに楽しみを見出します。

この言葉は名大社のクレドである「名大社way 7つの約束」の一節。
我々の7つの行動指針の一つでカードの5番目に書かれている。
今週の朝礼でタカイが語ったことでもあり、
今、このクレドの中でも最も重視しなければならないこと。

行動指針はいずれも重要だが、この環境下においてはこのフレーズをより体に刻み、
より日々の行動に落とし込まなければならない。

僕も決して強い人間ではない。
時には逃げ出したくなる時もある。
それは誰でもそうだろう。
安倍首相でも小池知事でも吉村知事でも同じ。

トップとして常に責任はついてくる。
当然のことだ。
しかし、思うように上手くいかない時、理解されない時は弱気にもなる。
本人に聞いても「そんなことはありません!」と断言するだろうが、人はそんなに強くないはず。
それでも逃げずに立ち向かう。
理由なんてどうでもいい。
それが仕事だから、責任だから逃げない。
その姿には素直に感銘を受ける。

大袈裟にいえば、このクレドもそれに近いのかもしれない。
大袈裟にいえばだけど・・・。

今は過去にないほどの厳しい状況。
リーマンショックよりもその厳しさは増す可能性がある。
確かにリーマン時は、真摯に向き合い、工夫を積み重ね、
前向きに取り組み、それをやり遂げることに楽しみを見出してきた。

それで何とかなってきた。
当時はこのクレドはなかったが、乗り越えてきたから今がある。

今もそんな時だ。
先行きが見えない環境下で不安ばかりがよぎるのも事実。
だからこそ、楽しみを見出す必要がある。

やり遂げることに楽しみを見出すには時間がかかるだろう。
上手くいかないことも多いだろう。
しかし、諦めず取り組んでいく。
楽しむ姿勢で取り組んでいく。

今の状況とクレドを照らし合わせながら、改めてそんなことを感じた。
一人では越えられない困難も力を結束すれば越えられる。
それを信じて今は過ごすべき。

まずはコロナが収束するまで。
そして、収束してからも。
道のりは長いかもしれないが、力を合わせ臨んでいきたい。

こんな時期だからこそ、ガンバレ、新人!

名大社では4月1日に2人の新人が入社。
はい、こちらの二人ですね。

営業本部配属のクボタさん(左)とクロスメディア本部配属のマツモトさん(右)。

例年のことだが入社式はなく、それらしい臨時朝礼を行うのみ。
多くの知り合いの投稿を見せつけられると入社式をやってあげた方がいいかなとも思う。

しかし、この10年、ずっと同じような感じで挨拶してもらっているので、
今さら変えてしまうのも前のメンバーに悪い気がしてできない。
全員で新人挨拶をギラギラした目で睨みつけながら聴くのも悪くないしね(笑)。

2人とも個性的な挨拶をしてくれた。
最初にしてはまずまずの笑いを取ったんじゃないのかな・・・。

1か月間、みっちり研修を行うが、計画段階から変更を余儀なくされた。
毎年、参加している集合研修はZoomでのライブ配信。

初の試みで企画した株式会社パフとの合同研修もWeb講座になってしまった。
本当は東京と名古屋を行き来してガチで営業を学ぶ予定が・・・。
うちの女子とパフの山下さんとの交流も楽しみだったけど。
また、次の機会だね・・・。

例年、僕は新人挨拶の前にいつもテキトーなことを喋る。
これまでは前途洋々な話だったが、今年はどう苦境を乗り越えていくかという内容。
そうでもないか・・・。

僕が話したのはこんなこと。
「若いうちの苦労は買ってでもせよ」とよく言われる。
それは「若い時にする苦労は貴重な経験となるから、自分から求めてでもしましょう」
という意味だが、今は求めなくても勝手にやってくる。

それは考え方を変えればラッキー。
放っておいても貴重な経験ができるなんて、とてもラッキーじゃないか。
チャレンジ精神がなくても自然にチャレンジできる環境。
それはとてもいいんじゃないか。

そんな話をさせてもらった。
実際は不安な要素ばかりだろうが、見方を変えるだけでプラスの経験となる。
これは新人に向けた言葉ではあるが、
まあ、自分に向けて言っていることでもあるけどね。
お互いにそうなればいいね。

研修期間は多くのメンバーが関わっていく。
経営陣だけでなく中堅や若手も研修する側に回る。
同じ時間を共有して、少しでも会社を理解してもらえればと思う。

こんな時期の入社も振り返ればいい思い出になる。
今だからこそ、やれることもあるはず。

これから頑張っていきましょう!。