これからも前向きに 名大社会長ブログ

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夢があるから強くなる

宮内氏に続き「日経トップリーダープラチナフォーラム2017」の講演は川渕三郎氏。
日本サッカー協会最高顧問で初代Jリーグチェアマン。
最近ではプロバスケットボールリーグの立ち上げで貢献された。
そのことを書いた著書もブログで紹介した。

今回のフォーラムでは一番話が聞きたかったと言ってもいい。
冒頭からメチャクチャパワフル。
とても80歳を超える年齢とは思えない。
舞台を縦横無尽に歩き回り、ホワイトボードにポイントを書いては消すを繰り返す。
写真を撮りたかったが禁止なので、Webページで我慢してもらおう。

これでは何も伝わらないと思うが・・・(笑)。

あっという間の60分の講演。
アイスブレイク的な最初の挨拶も聴衆者を唸らせたと思う。
多分、自分のキャラクターを十分理解されているのだろう。

それは何か。
懇意にする銀行マンが結婚をすると川渕氏に挨拶に来られたという。
川渕氏は「結婚式に出てやってもいいよ。」と何気なく話をされた。
その言葉に奥さんは激怒し
「出てやってもいい。その上からの言い方は何?何様のつもり?もっと謙虚になりなさい。」
と叱られたという。

娘さんからは頻繁に「自慢話は止めなさい。」と言われるようだ。
そのため川渕氏の今年も目標は「謙虚、自慢話をしない、悪口を言わない。」
有言実行の一年にすると決意したらしいが、今回の講演はきっと自慢話になるだろうと笑いを誘った。

講演テーマはブログタイトルにある通りだが、
実際の話はJリーグの立ち上げ、bリーグの立ち上げのこと。
あんまり関係ないかも・・・(笑)。
その中で発揮してきたリーダーシップや協会内での苦労を面白おかしく話された。

一見、トップダウン型で強権発動的なリーダーに見える川渕氏だが、実は繊細であちこちに気の利く方。
マーケティングの重要性も理解され、常に理想を抱きながら行動される。
それがタイトルにある「夢があるから強くなる」に繋がるのだろう。

周知の事実なのかもしれないが、Jリーグ発足時の話も面白かった。
鹿島アントラーズは川渕氏が口を滑らせなければJリーグに加盟はできなかったようだし、
新潟スタジアムは広島スタジアムに屋根があったらできることはなかった。
ちょっとしたミスや計算違いが今のJリーグを作り上げている。
これも運命的な偶然が重なったのだろう。

そう考えると何事も諦めずにやり続けることで、いい間違いは起こるのかもしれない。
そんなエピソードを数多く披露してもらった。
bリーグの発足も同様。
数々の積み重ねによって出来上がった。

そして、最後にも言われていたこと。
「これはオレじゃなければ、実現できなかった。」

やっぱり謙虚な人ではなかった(笑)。
それが魅力的なのかもしれないが・・・。

ありがとうございました。

私のオーナー経営論

今日は先日の「日経トップリーダープラチナフォーラム2017」で印象に残った講演から。
オリックス シニア・チェアマン宮内義彦氏による「私のオーナー経営論」。
シニア・チェアマンというポジションがどんな役割かはよく分からない(笑)。
なんとなく響きもいいので、将来的に僕もそんな役職にしてみようか。
そんな不謹慎だと叱られるだろうなあ~(苦笑)。

印象に残ったと言えども特別新しい話をされたわけではない。
経営者としての原理原則を宮内氏なりの考えを基に話された。
宮内氏を知らない人はいないだろう。
僕はメチャクチャ固くて厳しいイメージだったが、実際講演される姿は温和で柔和な方だった。
ちょうど会場入りする時に一緒になって、その取り巻きの数とオーラは半端なかったけど。

宮内氏はオリックス、当時はオリエントリースの創業期から事業に関わってきた。
社歴53年間で社員数は13人から34,000人、資本も1億から2兆円と成長させた。
その50年の足跡そのものが宮内氏というわけだ。
これまでの経験を基に成長するための条件を話されるのだから説得力はある。
上を目指す、成長を目指す行動をしても現状維持がやっとというのも理解できること。

その中で企業が成長するには4つの条件があるという。
頭では理解できるが、その実践が簡単ではない。

1.経営者の成長 
2.事業展開力 
3.経営者が経営のスタイルを変える 
4.企業は永続する

スクリーンや資料があったわけではないので一言一句は正しくないかもしれないが、
この4つが企業の成長には必要。

1つ目の経営者の成長とは何か。
経営者の才覚の天井=企業の天井。
自社や業界のことを熟知しててもたかだか50点。
マクロ感を持ち世の中の動きを読むことが重要。
そのためには経営者が一番勉強しないといけないし、賢くないといけない。
人のつながりを大切にし、間違いないマクロ感を持つための人脈づくりをしなければならない。
外に出て多くの人と議論し自らを鍛える。
それが経営者の成長と言われるのだ。

確かにおっしゃる通り。
果たして僕はどうか。
自分では外に出ているつもりだが、まだまだ足りない。
酔って管をまくことはあっても議論することは少ない(笑)。
これからは夜だけでなく昼ももっと外に出よう。

2つの目は事業展開力とは何か。
いかん、いかん、このまま書くと全部披露してしまうことになる。
それだとさすがに「日経トップリーダー」の編集長に叱られそう(笑)。
自分の事業の隣で一番面白そうな事業を見つけ出せということ。
それを繰り返せば多角化になっていくという。
確かにそれがリスクが少ない新事業の展開だ。

学んだ点はまだまだ多いが、今日はここまで。
少しずつ実践していかないと・・・。

次回は川渕元チェアマンですね・・・。

やっぱり外に出ないと・・・。

昨日も慌ただしい一日。多くの会社を訪問した一日だった。
社長に就任してからクライアントに訪問する機会は減った。
たまに営業同行や挨拶など、お邪魔することはあるが1日2~3社がせいぜい。
バリバリの営業の頃は、1日10件くらい訪問するのが当たり前だったのに・・・。
怠けているわけではないし、驕っているわけでもない。
機会自体が減ってしまったのだ。

それが昨日は10社も訪問。
朝は来期予算の打合せ。
昼はおかっぱニシダとランチ。いわゆる「社長にランチをたかる日」。

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ランチの写真は撮り忘れたので、食事後のスタバのショット。
夕方はパートナーと打ち合わせをし、そのまま会食。

その間に10社も訪問した。
週末の父親の葬儀で世話になった方へ挨拶に出向いたのだ。
(先日のブログで数日休んだことを書いたが理由を書かなかったため、却って不安を与えたみたい。
懇意にしているクライアントの社長に心配され、父親のことを簡単に報告・・・苦笑)

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営業時代を思い出した。
余裕なくせわしく動き回る。時にはそんな日も必要。
それ程の話ができたわけではないが、とにかく動き回る。
できればもう少し回りたかったが、最後の1社で長居をしてしまい、10社に留まった。
元部下の会社の1時間は長かった。
喋りすぎだぞ(笑)。たまにはいいけど・・・。

パートナーとの会食も気づけば4軒のハシゴ。
〆のカレーうどんは余分だったかも・・・。

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今日は「みん就フォーラムin名古屋」
雨の不安はあるが、多くの学生さんが来てくれそう。
合間を縫って、挨拶に再度出掛けるかな。

やっぱり外に出て動き回るのも必要と感じた1日だった。

シゴトもブログも復活するけど・・・

先週、水曜日から昨日まで休みをもらった。
ブログも木曜日から昨日まで休ませてもらった。
シゴトもブログも5日間、休んだわけだ。
これは今までに経験がない。

この期間は僕にとって大きな出来事だったので、感じたことも含め改めて書きたいと思う。
それには一定の時間を頂きたい。
今日からブログも復活する。
月間ノルマを達成するために今月残された期間をモーレツに書いていきたい。

この2月はスタッフブログをご覧いただければ分かるように一年を通して最も忙しい時期。
休んだ5日間だけでもに開催されたイベントは、
16日業界研究&インターン
18日エンジニアフェア、理工系学生のための就活応援フェスタ
20日ふるさとキャリアミーティングin大阪
と4つのイベントが開催された。

それ以外の日程も珍しく激しく仕事の予定が入っていた。
僕はイベントには一切参加せず、仕事もすべてキャンセルし、
キャンセルできない仕事は他のスタッフに代わりをお願いした。

16日のイベントで僕は学生発表の企画の審査委員長も行う予定だった。

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そこには影武者を立て緊急避難した。

こんなことでは当然、仕事は回らないはず。
大混乱が起きるはず。
多くの方に迷惑をかけるはず。

実際はどうだったのか・・・。

すべてが順調に終了した。
上手く機能した。
何の問題も起きなかった。

「お~、なかなか、やるじゃないか。」
と言いたいが、そんな簡単な問題ではなさそうだ。

僕が必要ないのが明らかになった。
存在価値がないのが証明された。
僕がいなくても、この忙しい時期に仕事をスムーズにこなすことができれば、
そうじゃない時期は完璧なはず。

社長不在で、一年通して会社はグッドサイクルで機能する。

ということは・・・。

僕は必要ない?
えっ、もう会社としてどうでもいい?

ちょっと心配になってきた。
今日、久々に会社に行ったら僕の机がなかったりして・・・。
まあ、それはないか。
元々、机はないわけだし・・・。

もしかしたらセキュリティに引っ掛かり、オフィススペースに入れなかったりして・・・。
入れたとしても、「あの~、どちら様ですか?」って言われたりして・・・。

今(5時37分)、かなり心配になってきた。
復活したシゴトもブログもこれっきりかもしれない。
うっ、どうしよう・・・。

そんな気持ちを抱えつつ、会社に恐る恐る行ってきます。

慌ただしくなってきたぞ、2月

2月に入り、俄然、慌ただしくなってきた。
今月は学生向けのイベントも目白押し。
また、3月1日のナビのオープンに向け、営業も内勤も原稿作成も含め締切りに追われる毎日。
年間通して最も忙しい月。社内はバタバタしている。

一方、僕はどうか。
別の意味で忙しい。
営業のように締切りに追われるわけではないが、かなり慌ただしい毎日を送っている。

せっかくなので2月からの日々を振り返ってみよう。
1日(水)は日中社内で仕事した後、夜はラジオ出演。
名大社の番組ではない。
ジオコスさんのラジオ番組「就活中ing」に友情出演。
本来であればメインパーソナリティであり番組の主であるジオコスの伊藤社長が
番組を進行するが、急用が入り欠席。
メインのポジションが空いたので、番組を乗っ取った(笑)。

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実際は乗っ取ったわけではないが、結構な時間喋らせてもらった。
謎の男ミスターXも一緒に出演したが、番組中はその存在を消していた。

2日(木)も社内だが、あれもこれもの打合せに追われる。
夕方からが採用担当になったオガワ、コンドーと打合せをした後、懇親会。

3日(金)は東京へ。
このブログでもよく登場するパフ釘崎社長のチャリティーライブ。
東京で仕事がある日にライブがたまたま重なったのか、
ライブがあるのでその日に仕事を作ったのかは定かではない(笑)。

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パートナーである楽天さんのイベントを含めいくつかの予定をこなした後、
ライブ会場へ向かった。
いやいや、なかなかの感動ものだった。

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写真を見る限り、売れない漫画家みたいな格好(笑)。
しかし、その姿はカッコよかった。
普段はカラオケスナックで得意げに歌う姿しか見ていないが、
この日はギターだけでなく、習いたてのピアノも披露。
芸達者なのだ。
いつもくだらないツッコミを入れていることを瞬間的に反省した。
それくらいステキだった。

翌日、名古屋に帰る。新幹線から眺める富士山が美しかった。

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そして、昨日5日は休みではなく仕事。
東海商工会議所さんから依頼を頂いた講演。
最寄駅までお出迎えがあり、会場でも手厚く迎えられた。
いつもノコノコと出向く講演とは大違い。
控室でもお偉い方が次から次へと挨拶に来られた。

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こんな大きな看板までご用意頂いた。
商工会議所に加盟される企業の経営者を中心に約70名の方が参加。
どんどんプレッシャーが増してきたが、始まってしまえばあまり関係がない。
90分の時間だったが、最後は相当巻き気味に喋ったので時間は足りないくらい。
前半余計な話が多かったかな。大いに反省・・・。
まだまだタイムマネジメントが出来ていないですね(苦笑)。

終了後は今回の講演を繋いでくれた方と軽く打ち上げ。

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まあ、こんな感じの2月のスタート。
慌ただしくも充実した毎日を送れるのはありがたい。
今週はそれに比べると余裕があるが、年度末に向け課題も満載。
じっくりと取り組んでいきたい。

以上、普段あまり見せることのないお仕事ブログでした。

仕事始めからのスタートダッシュ

名大社は今日から仕事始め。
改めて、今年もどうぞよろしくお願いします。

初日は全体朝礼からスタート。
僕からの挨拶と標語、方向性の話の後は、
一人ずつ昨年の反省と今年の目標について発表してもらう。
一人5~10分の発表となるため、午前中は朝礼でおしまいになるだろう。
それだけでも結構疲れてしまいそうだ(笑)。

しかし、これも僕たちにとっては重要なこと。
新人もベテランも全員の前で自分のことを話す機会はあまりない。
見方を変えれば、自分の熱い想いを理解してもらういいチャンスでもある。
どんな展開になるかはさっぱり分からないが、楽しみにしておきたい。

午後からは通常業務。
いくつかの新年の挨拶はあるが、基本はいつもと変わらない。
営業も企画も管理部門もいきなり全速力で走るのだ。

全速力といえば、名大社は2017年はスタートダッシュでいく。
一般的な企業は今日、明日働いて3連休になると思うが、名大社はそうではない。
土日と「親子就活セミナー」というイベントを開催する。
(ちょくちょく中日新聞にも掲載もされている。)

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7日(土)は“ジモト金融企業を知ろう”編
8日(日)は“女性が活躍できる企業を知ろう”編

親向けのセミナーはちょくちょく行われると思うが、今回は親子を対象としている。
これは親子の関係性が近い東海地区ならではじゃないかな。
もちろん親だけ、子(学生)だけでも参加は可能。
できるだけ就活生がスムーズな就職活動をするには親の理解も大切。

いかに過保護でもなく無関心でもない関係が大事なのか。
そんなことを伝えながら、業界特性を伝えていきたい。
名大社としても初めての試みで、中日新聞社さんと一緒に開催する。

なんとこのイベントでは僕も2年振りに講演する。
自社のイベントでは干されているので・・・(苦笑)。
5日朝の段階でどれだけ予約が入っているか僕は知らないが、
まだ大丈夫だと思うので、関心ある方は申し込んで欲しい。

そして、来週は転職フェアを開催。
12日(木)は三重県津市アスト津、13(金)、14(土)日は名古屋、吹上ホールにて。
きっと来週のスタッフブログで誰かが宣伝してくれるだろう。
今月26日(木)は今春卒業予定の学生さん向けにも行うし、
2月はイベントを少なくとも4回も行う。
スタートダッシュでイベントも目白押しなのだ。

そんな勢いよく、名大社は今年の業務をスタートさせる。
みんな倒れないでね(笑)。

今年も東海地区を元気にするために頑張っていきます。
どうぞよろしくお願いします。

今年も感謝すべき一年

名大社は一昨日28日で本年の業務は終了。
1月4日までが年末年始休暇となる。
今年も一年が早かった。
毎年早くなっているように感じるのは歳を取ったせいでもあるだろう。

例年であれば、仕事納めの前日に社員総会を行い一年の振り返りと
優秀社員表彰の発表を行っていたが、今年から年度に合わせ3月に実施することにした。
従って、今年の年末は納会を行うだけのシンプルなもの。
最終日は掃除と席替えした後、セミナールームで一年の労をねぎらった。

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お酒は移転の際、多くの方からお祝いで頂いたので充実していた。
普段飲めない高級なお酒を全員で楽しんだ。
最終的にはあちこちのテーブルで花が咲きグダグダな飲み会だった(笑)。

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最後はオクダが名古屋ナモ締めで〆たけどね・・・。

基本的に会社で何かを取り組む時は全員参加で実施している。
社員旅行や研修、飲み会を含め全員で行う。
新人もベテランも関係ない。

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27日に行った研修もそう。
やむを得ない事態が発生し、一部メンバーが欠ける場合はあるが、
本人の意思で不参加という状況はない。

いろんな方と話をすると社員旅行には半分くらいしか参加しないとか、
飲み会も嫌がるので強制はしないとよく言われる。
幸い名大社ではそういったことがない。
もしかしたら我慢しているメンバーはいるかもしれないが、その声は僕のところには届いていない。
届いていないだけだったら問題だな(笑)。

12月8日に開催した忘年会も自分でいうのはおこがましいが
名大社らしいとてもいい忘年会だった。
会場となった「オキナワAサインバーKOZA」秋吉オーナーがこんな嬉しいブログを書いてくれた。
その時のブログはこちら。
「幹事賛歌」

僕が自社のことを言うと、ただのアホと思われるかもしれないがそれでもいい。
僕は名大社はいい会社だと思う。
それは僕が優れているということではない。
一人一人のお互いを想う姿勢が上手く繋がっている。
それは社内だけではない。
クライアントやパートナーさんにおいても同様。

もちろん足りない点は多い。
課題も山ほどある。
僕の出来なさ加減で全体に迷惑をかけることもある。
自分勝手な発想で余計な仕事を作ってしまうこともある。
それでも僕はいい会社だと思っている。
それがとてもシアワセだと感じている。

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今年はオフィスを移転した。
多くの方からお祝いを頂いた。
感謝しなければならない。
そして、その期待に答えなければならない。

気がつけば、僕が社長になってこの12月下旬で8年目となった。
この7年間の実績は決して褒められるものではない。
優秀な経営者であればもっと会社を成長させていたことだろう。
経験を積み重ねても未熟さは変わらない。

しかし、こうして無事にこの一年を過ごすことができた。
年末はホッとできるわずかな期間。
そして、改めて感謝する期間。
今年一年ありがとうございました。

明日は個人的な振り返りをします。
かなりグダグダになるだろうな・・・(苦笑)。

グローバル製造業 進化への挑戦

先週開催された富士ゼロックスさんのエグゼクティブセミナー。
第2回は株式会社経営共創基盤の木村尚敬氏による「グローバル製造業 進化への挑戦」。
そのまんまなブログタイトル(笑)。

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この経営者向けセミナーは年5回開催され、毎回講師が豪華。
第1回目はブログにも取り上げた佐々木常夫氏。
僕以外に1名社員が参加することができるので、中堅幹部を交代で参加させている。
今回はニムラが出席。
彼にとっては少々難しかったようだが、学ぶべき点は多かったようだ。
少しでも実務に生かしてもらいたい。

それは僕も同様。講演を聞くだけでは何もならない。
いかに自分に落とし込み仕事に生かすかが重要。
言うのは簡単だか、実行するのは難しい。
いつも反省しきりである・・・。

今回は日本の製造業がこれから何を強くし、
どんな方向性に進んでいくのかを中心に話をされた。
製造業向けの講演あったが、僕らのようなサービス業でも十分為になる内容であった。
IoTやAIというワードを耳にしない日はない。
どの業界もこの環境変化の影響を受けるのだろうが、最も大きいのは製造業のようだ。

木村氏いわく、日本の製造業の多くは中途半端な事業の見直しが遅れているという。
不採算事業については撤退の判断がしやすいのだが、
黒字と赤字を繰り返す事業においてメスを入れるタイミングが明らかに遅いといわれる。
結論先送りしやすく議論の中心に乗らないためズルズルと進んでしまう。
カネボウのケースももっと早く手を打っておけば最悪の事態も免れたようだ。

そこにこそ強いリーダーシップによる構造改革が必要のこと。
海外の製造業と比較し日本の製造業の営業利益率の低さはそんな点にも表れているようだ。
それを自分たちの事業に照らし合わせてみても同様。
すべての業界に言えることであろう。

一番重要なのは経営トップの意思決定力になるのだが、
本講演ではミドルクラスに求められることも強調されていた。
同質的組織がもたらす落とし穴をどう解消するかがこれからのミドルには求められる。

「正しいタイミングとKYのパラドックス」
というキーワードが僕には響いた。
これだけ読んでも???ですよね。
勝手にイメージしてください(笑)。

そして、もう一つ、木村氏の響いた言葉。
「時間の7割を部下のために使うこと。部下はもっと自分に関わって欲しいと思っている」。
いかん、いかん、全然できていない。
と反省すると同時に、来年から実行したいことに確信が持てた。
どんなことかはいずれ発表するが、きっと大切なことになっていくのだろう。
大した話じゃないけどね(笑)。

最後に話されたこと。
リーダーを目指す人に必要なのは、
経営観×体現力×コミットメント。

僕も含めてだが、名大社のリーダークラスには感じてもらいたい。
詳しくはニムラに聞いてね(笑)。

京都、京都、大阪、忘年会

昨日は「古事記を学ぶ集い」で京都に出掛けた。
京都の名経営者の一人である人見社長案内の下、石清水八幡宮や

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磐船神社岩窟めぐり。

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そして、駈馬神事で有名な藤森神社へ参拝。

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いかに自分が歴史に無知であるかを痛感。
何気なくお参りする神社やお寺をもっと知ることが日本人としては重要だと改めて理解した。

最後は月桂冠のコラボ店「月の蔵人」で懇親会を行い、有意義で楽しい時間を過ごさせてもらった。
いい感じで酔っ払う。

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人見社長、ありがとうございました。

そして、今日から再び京都。
明日も京都。明後日は大阪である。
昨日も学びだが、今日からも遊びではない(笑)。
この忙しい師走、のほほ~んとしているわけにはいかないのだ。

京都は同志社大学へ、大阪は関西大学へと出掛ける。
どちらの大学もU・Iターン向けの就職セミナーが開催され、
愛知県代表の就職支援会社として学生さんの相談に乗ることになっている。
両校とも僕は初めてお邪魔する。
昨年までは別のスタッフが担当していたが、今年は僕に役割が回ってきた。
理由は単純。
会社の中で一番ヒマそうだから・・・。
大学担当のスタッフも他の業務で忙しく対応することができない。
この12月は僕もかなり忙しいので、本当はそんな余裕はないはずなんだけど・・・。

「じゃあ、U・Iターンセミナーは、ヤマちゃん、よろしくお願いします。」
「オレ、12月はスケジュール、パンパンなんだけど」
「スケジュールパンパンって、それって夜だけで、昼間はガラ空きじゃないの?
行ってくださいよ。」
「うっ・・・、わかりました。」
そんな会話があったかどうかはともかく月火水は関西に出張。

現在、僕のスケジュールはグーグルカレンダーで社内共有しているので、
誰でも確認することができる。
夜は色に染まっていてカレンダーもパンパンだが、昼間は何もないのが丸わかり。
う~ん、よかれと思って全社共有にしたけど、あまりよろしくないね・・・(笑)

でも、頑張ってきますよ。
先週から始まった個人面談の合間を縫って、京都で学生さんのサポートをきっちりやってきます。
彼ら彼女らの将来を確かなものにしてきます。
そして、京都の夜も楽しんできます。

大阪の翌日の木曜は名大社の忘年会。
昨年までは丸の内の「CAVERN」さんでお世話になっていたが、今年からお店を変えた。
規模も拡大し、60名ほどの参加者で盛り上げる予定。
その盛り上がった模様はきっとスタッフブログで報告してくれるだろう。

翌金曜日はトーマツイノベーションさんで講演の仕事。
とっても珍しい組み合わせの講演のため、改めてブログで書きたい。
気になる方はトーマツイノベーションのセミナー情報を見てもらいたい。
ビックリしますよ。
こちらからどうぞ!。

そんなわけで今週もハードな一週間。
それでも元気に行ってきます!

創業家の価値

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写真は最近の日経ビジネスと日経トップリーダー。
共に「創業家」に対して特集が組まれている。
僕がファミリービジネスアドバイザーの端くれなので、
目に留まりやすくなっているのかもしれないが、
このような特集を組まれることが多いように感じる。

日経トップリーダーはどちらかと言えば経営者の視点、
日経ビジネスは企業姿勢の視点が書かれているのが両誌の特徴。
同じ日経であっても切り口が違うので、比較しながら読んでみても面白い。

両誌ともにいえることだが、ここで問われるのは創業家の価値。
理想は優秀な経営者が継承される創業家だろうが、現実は甘くない。
企業規模が大きくなりパブリックになればなるほど、
創業家以外のトップが経営を任されるのは当然のこと。

それが中小企業であっても創業者がいきなり倒れたりしたら、
非同族の幹部が登板することも大いにあり得る。
あちこちで話題になっている大戸屋さんの場合はその最たる例。
結局、お互いのコミュニケーション不足により、
誤解を生み、修復不可能な状況に追い込まれていく。
本業と関係ないところで企業ブランドに傷がつき、
業績が悪化するのは勿体ない話。

僕の立場としては同族企業の良さを伝えていく必要があるのだが、
こんな話ばかり出ると同族企業に対してのイメージは下がる一方。
しかし、先週土曜日、名大社で開催した「FBAAフェロー会(研究会)」
(ファミリービジネスアドバイザーの勉強会のこと)では
改めて同族企業の強さや素晴らしさを感じることができた。

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創業383年の老舗企業の方に話をしてもらったのだが、
企業が何を大切にし続けるかで会社の価値は維持される。
それはある意味、長寿の秘訣であり、
創業家の価値とも言えるのではないかと思うのだ。

詳細は省くが、ここで感じたことは同席した仲間も同じだろう。
このような企業ばかりであれば、今、巷を騒がしているネガティブな話は生まれないはず。
象徴的な言葉もあったが、本人に叱られるといけないのでここでは止めておく(笑)。

名大社の場合、創業家不在といってもいい。
企業の成り立ちを考えればそうなるだろう。
それが事業を運営していく上で支障になる場合もあれば、逆の場合もある。
現段階では、逆の場合として上手く機能しているわけだが、それが続く保証はない。
いつかすがりつきたい時が訪れるかもしれない。
これから自分たちが歴史を作る強い覚悟で臨んでいくしかない。

いずれにせよ、創業家を敬わない企業は上手くいかないようだ。
雑誌を読み、研究会を通し、そんなことを感じてしまった。