これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

さあ、どんな一年になっていくのか・・・。

本日から名大社では仕事始め。
そうは言っても、昨日はアスリートプランニングさんとの共催で体育会学生向けのイベントを実施し、一部のメンバーにはイベントスタッフをお願いした。
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おかげさまで予定数を上回る来場数があり、ホッと一息。
年明け第1回目のイベントが順調な滑り出しで幸先がいい。いくつかの課題も見つかり、そこは次年度以降、見直しを図っていくことに。
毎年初出社日は朝一番から全体会議を行う。
本年の標語、本年の方向性と目標、各個人の反省と抱負など、てんこ盛りの内容を一気に進めるのだ。正月ボケを吹き飛ばしてもらう(笑)。全員に一定の時間を与え発表をしてもらうが、役割的にどうしても自分の出番が多い(当然か・・・)。
そのため昨日までの正月休みはその準備に追われる。普段から緻密に考えてアウトプットしておけば問題ないが、漠然と考え、小さな脳の中にプアプア浮いてる状態なので、それを捻りだすのは結構苦労する(笑)。
そんな中で本年のキーワードとなるのは「変化」。本年に限らず毎年求められることではあるが、特に本年はこだわっていきたい。比較的、業績も順調に推移し危機感が欠如しそうな今だからこそ、求めていきたい。
それは自分自身に対してであり、周囲に対してである。その前にプアプア状態の頭を何とかしろと言われるかもしれないが、守りに入りそうな状態や安定を求めてしまう状態に「変化」という喝を入れていきたい。
そんな事を思い描きながら一年がスタートする。さあ、どんな年になっていくだろうか・・・。
変化を愉しむ気持ちも併せ持ちながら、この一年を過ごしていきたい。

懲りずに今年も大晦日に振り返り

昨年の大晦日のブログを読み返してみた。情けない話だが、全く進歩していないような気がしてならない。同じことを結局、繰り返しているだけだろうか・・・。
自ら宣言しながら達成できず、再度宣言し直す。会社の方はみんなのガンバリで毎年成果が上がっているが、自分自身は一体どうなのだろう。
一歩進んで一歩下がる。「365歩のマーチ」にもならない。
ここで書くのも少々恥ずかしいが、恥をかくのも自分の仕事。割り切って振り返りたいと思う。定性的と定量的、知力と精神力と体力、そんな観点から今年は6つの個人の目標を立てた(そんな偉そうでもないけど・・・)。
その6つについて振り返りたい。
1.相応しいトップになる、ブランド力の向上を常に意識し行動する
⇒これはあまりにも漠然としすぎて自分の中では答えが出ない。常に意識し行動はしていた。しかし、ブランド力向上に寄与できたかどうかはわからない。一流の経営者からみればハナタレ程度しかない。ほんのわずかだが会社をイメージしてもらえるようにはなった。
2.積極的に外部と関わる
⇒新たなアライアンスやパートナーとのお付き合いを含め外部との関わりが増えたのは事実。これまで接点のなかった団体や組織からお声がかかるケースも増えた。しかし、個人的には納得はしていない。まだ社内にいる時間が長いように思う。トップがどこまで会社にいるべきなのかは難しい判断だが、僕はもっと外に出ていいと思っている。社員に使われる数もまだ少ない。
3.経営リテラシーを向上させる
⇒きっとこの目標は永遠に続き、永遠に達成することはないだろう。西川塾の入塾やグロービスのエグゼクティブクラスなど、これまでとは違う学びの場にも参加はした。多くの尊敬できる経営者と懇意にさせて頂く機会も増えた。自分自身の財産は間違いなく増えている。これは感謝すべき。ただどこまで自社の経営に生きているか。まだまだ道は遠いと言わざるを得ない。
4.読書年間60冊
⇒ここからの目標はわかりやすい。出来たか出来なかったかしかない。年間で46冊。マイナス14冊で未達成。新たな課題であった歴史関連は増えたが、全くダメ。特に後半は失速。勉強が忙しかったは言い訳にならない。
5.フルマラソン挑戦、目標タイム4時間30分、月間100キロRUN
⇒フルマラソンは挑戦し、一応完走はした。しかし、目標タイムは全然届かず、1時間遅れのタイム。ハーフマラソンとの違いをまざまざと見せつけられた。月間100キロをクリアしたのもわずか3回。1月、3月、11月しかない。フルを走った12月でさえ、今朝のランニングを含め89キロ。これでは目標タイムに届くわけがない。タフな肉体を作るにはまだまだ時間がかかりそうだ。
6.ゴルフスコア100切り
⇒これくらいはできるだろうと予想していたのだが、こちらも未達成。最高のスコアは会社の沖縄旅行でラウンドした101。あと一歩のところだが目標には届かず。もっと真剣に取り組まないとこのままズルズルといってしまいそうだ。今年のラウンド数を数えていない時点で問題だと思うが、確か11回か12回。もっと回数を重ねないとどうしようもないかもしれない。いや、才能がないだけかもしれない・・・。
これが目標の結果。どうぞ笑ってください(涙)。
昨年から継続した目標は一年経っても達成することはできなかった。達成した目標は難易度を上げているので、今年は何一つできていないことになる。
何かできたことがあるのかと言えばせいぜいこのブログくらい(笑)。年間通じて253本書いたことになる。内容はさておき、見られていることを常に意識していた分、続けることができた。でも、これは目標ではなく日課だし・・・。
そんなわけでお粗末な今年最後のブログになってしまいました。きっと来年も同じような目標になるでしょう(笑)。それでも一度も体調を崩すことなく健康に過ごせてよかった。
一年間、ありがとうございました。
明日からもどうぞよろしくお願いします!

一年間お疲れ様でした。

名大社では昨日が仕事納め。
本日から1月5日(日)まで年末年始休暇となる。今年は9連休。土曜日始まりの日曜日終わりの分かりやすい日程。1月5日にアスリート系のイベントを開催し、一部のメンバーには協力してもらうので、実際は8連休かもしれないが・・・。
同じスケジュールで休みを組まれる企業が圧倒的に多いのが今年の特徴だろう。
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↑日が落ちる前の僕のデスクから見える景色
ようやくホッと一息つける時間がきたわけだ。
ブログを読まれている方の中には、「いつもホッしていると思いますけど!」とか、「毎日休みみたいな生活してるじゃん!」といったご意見も多数あろうかと思うが(笑)、安堵に包まれていることも事実。それなりに気を遣い、それなりに体を酷使し、それなりにお酒を飲む一年だったのである。
ただこうして一年無事に終われることができたのは、嬉しい限り。懸命に頑張ってくれた会社の仲間には感謝してもしきれないし、名大社を信頼してお付き合い頂いたクライアントやユーザーの方にも感謝の言葉しかない。
まだまだ未熟な点が多いのは百も承知。たとえ改善を重ねても完璧はあり得ない。無形のサービスを提供する以上、どこまでいってもゴールはない。だから毎日刺激的で面白いのだろうけど・・・。
個人的に振り返りは大晦日にキッチリと行い、来年に向けた準備をしよう。個人的な反省は多々ありすぎて書ききれないかもしれないが、それも行わなければ次の年を迎えることはできない。
昨日は社員総会の後、全員で大掃除。
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新築ビルに移転して綺麗なつもりでいても、3年以上たてばさすがに垢も出てくる。細かいところも磨いて、スッキリした気持ちで新しい年を迎えよう。
一年間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

12月らしい12月

なんてアホらしいタイトルと思われるだろうが、今週はそんな週。
筋肉痛もようやく癒え、階段もスピーディーに歩けるようになってきた。フルマラソン翌日の月火はホントきつかった。
それは12月とは全く関係ないことだが、それ以外は師走という表現にピッタリな週。今週は久々に全員と個人面談を行っている。
冬の賞与の査定についてチクチクと話すこともあるのだが、基本的には今年一年の振り返りをお互いに行う。反省点ばかり喋る者もいれば、充実した瞬間を語る者もいる。
自分自身で満足しきってしまうのは成長を止めてしまうと思うのだが、僕の立場としてはその頑張りに対して素直に褒めなければならない。それって意外と照れくさい仕事なのだが、逆にこのような場でないと話す機会を逃してしまう。
モーレツに厳しいことを話す場面もあるが、できればそこも含めお互いに分かっておきたい。一人30分程度の面談でも、お互いに確認できるのは有り難い。その個人面談も今日で終了。
まだ2週間の仕事はあるが、無事に一年を過ごすことができ何よりも良かった。冬に賞与を握りしめ、シアワセな年末年始を過ごしてもらいたい(笑)。
また、今週は忘年会がピーク。嬉しいことにあちこちからお誘いがあり、楽しいお酒の日々が続く。facebookにアップした愚かな写真を観た友人は、お気楽な奴だと思っているだろうが、あえて否定はしない(笑)。
そして、明日は会社の忘年会。こちらもパーッと盛り上がりたいものだ。
そんな日々を過ごしていると肝心な仕事や目下の課題が相当溜まっていることにはたと気づく。さて、どうしたものか・・・。いつやるのか。期限までに間に合うのか。優先順位をつけながら処理しなければならない。
それも12月らしいといえるだろう。
ヒマでのんびり過ごすのは似合わない。そう言い訳しながら、今日もドタバタの一日が始まる。

やはり必要と実感!名大社way

昨日はグロービスEMPクラスのDay9.10。残すところあと1日2クラスのみ。最後はパーッと打ち上げをして終了したい。
10月からスタートした久々のビジネススクールだが思った以上にしんどかった。スケジュール的に都合がついたため受講を始めたが、予習・復習の事が抜け落ちていて、その時間の確保が大変だった。
大して勉強したとは言い切れないが、本を読む時間も映画を観る時間も少なくなってしまった。
「だったら飲みに行くのを止めなさい!」と叱られそうだが、これは大事なお付き合いだし・・・。はずすことはできない。ホントに?(笑)。
昨日、学んだのはジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の企業哲学と企業文化。「ジョンソン・エンド・ジョンソン100年史」や「我らが信条」をケースに、組織文化が果たす役割と理念経営の重要性をディスカッションを中心に学んだのだ。
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J&Jのクレド「我が信条」はウェイでは代表的な存在。少し前に読んだ「ウェイマネジメント」でも最初に紹介されている。
J&Jの経営の特徴をクレド内に盛り込みながら、顧客、従業員(経営者も)、地域社会、株主に対して果たすべき役割を明確に伝えている。その一言一言に大きな意味があり企業の存在価値となっている。
この文言をマネすることはそれほど難しい事ではない。しかし、企業に所属する全ての者が腹落ちし、納得感を持った存在にできるかと言えばそうではない。
いくら立派なウェイを作成したとしても容易に浸透はしないのだ。全てにおいて整合性を持たないと壁に掲げてある額縁に過ぎない。押し付けるのではなく、抽象的でもない。その一本のウェイで主体となる全員が同じ方向に向かなければならない。
ちょうどこの秋より名大社としてもウェイの作成を始めた。簡単なのは僕が自分の想いを書き出し、美しくまとめ、全員に配布し、朝礼で唱和する。それが手っ取り早い。
しかし、それでは意味がない。会社は僕個人の持ち物ではない。自分の価値観が上位にくるものでもない。全員が自らの価値観や存在意義をぶつけ合い、共感し合いながら作り上げていくもの。そこに本当の価値があると思うのだ。
そのため今回のウェイはコアメンバーが中心になるものの、基本的には全社員が参加して作成することとしている。
昨日、J&Jのウェイを学びながら感じたのは、それが間違いでないということ。特にうちのような小さな組織は一人ひとりの性格はバラバラでも同じ方向を向いていないといけない。それも同じ言葉を使うウェイの存在は継続を前提とする企業にとっては必要不可欠。
昨日のクラスは僕自身が取り組まなければならない課題にも大いに役になった。来週はまた全員でミーティングもあるし・・・。
まだまだ先は長いが、今回の取組みは会社の歴史を変え、将来を作るかもしれない。少々大げさか・・・(笑)。
その前に今日の企業展&転職フェアを無事終えることが必要だけど。

ちょっと珍しい一週間

昨日は各メディアが就職活動解禁のニュースを報じていた。あまり大袈裟に流さない方がいいとは思うのだけど、話題性としては見逃すわけにはいかないのだろう。それにしてもドワンゴさんの受験料支払いのニュースには驚いた。賛否両論だろうな・・・。
そんな就職活動がスタートした12月には僕も講演依頼があったりする。今週は珍しいことに週3回も講演を行う。
今日、明日の2日間は大学3年生に対して「中小企業の魅力と探し方」というテーマで話をさせてもらう。こちらは毎年依頼いただく内容で、会場の雰囲気も学生の臨む姿勢も何となくイメージできる。
今年は昨年までと比べると危機感が減少している分、参加人数にも影響が出るかもしれない。
それも地味なテーマでの講演なので(苦笑)、今の時期の学生には響かないかもしれない。そこも含め楽しみにしたい。
そして、5日(木)に講演するのが愛知県の公立高校。それも就職希望の2年生に話をするのだ。過去、進学校の生徒さんには話をした経験はあるのだが、就職希望者には初めて。
依頼を頂く段階で「私で大丈夫ですか?後悔しませんか?」と聞くのだが、「大丈夫です。問題ありません。」と答えられるので、きっと大丈夫なんだろう。仮に大丈夫じゃなかったとしても、その人選ミスは依頼者側にあり、僕は悪くない(笑)。ただ決して責任逃れはしませんので、ご安心を・・・。
講演は「社会に出るための心構え」と何ともつまらなそうなタイトル(すみません・・・)。
こんな話を聞きたいかどうかは分からないが、中味はイチから考える。
高校生に迎合するつもりはないが、少しでも興味を持ってもらえる内容にしなければならない。そして、社会人の代表として伝えるべきことは伝えなければならない。
その点でいえば、講演内容は必殺嵐ネタも使い、四苦八苦しながら作り上げた。今はまだ社会に対して関心は持てないだろうが、少しでも働くことに魅力を感じてもらいたい。
いずれの学校も郊外なので、その往復を考えると結構な時間。やらなければならないことも山積みなので慌ただしい週になりそうだ。
ちょっと珍しい一週間。張り切っていってきます!

ワークライフバランスを考える。

昨日は厚生労働省が主催する「休暇制度で、会社を強くする」というセミナーに参加。休暇制度を増やすことで会社を元気にすることを目的としたセミナーだが、僕は半信半疑で出席した。
休みに対しての考え方は、自分自身の古い体質が抜けきらないのが現状。休みを取らず働く事が美しいと体に染みついている面がないとは言い難い。そろそろそこから脱皮しないといけないと思いつつも、古い価値観のままでいたりする。
これから先の働き方を考える経営者としては失格なので、記念日休暇やノー残業デーを設けたりしているのだが、本質的にはまだまだ未熟。
そんな意味では昨日のセミナーはかなり腹落ちし、新しい考え方を自分自身にもたらしたと言える。どうしても「休みが多い=売上減少」と捉えがちだが、多分、その事を信じている段階で効率的な経営はできない。
今の自社に当てはめてみても、誰かが交代で平日に休んだところで、仕事に支障をきたすわけでもないし、売上が下がるわけでもない。上手くローテーションでカバーすればいいわけだし、逆に平日休みを取ることでリフレッシュし、その後の仕事に好影響を及ぼすことも多い。10月の沖縄への社員旅行もそれに近い。
今回のセミナーでは社員と会社が元気になる休暇制度を導入するユニークな企業の実例を紹介しながら、その効果について言及されていた。
特に中小企業ではそんな制度を導入することにより、メリットは多いという。人材確保に優位性を持たせる、離職率を下げる、オンとオフの切り替えにより新しいヒラメキが生まれるなど・・・。
ラクをしようと思う人が増えるなんて言う発想も古いようだ(笑)。仕事への集中度を高めメリハリをつける意味では休暇や時短は必要になってくるのかもしれない。ハードワークも大切だと思っている僕自身の固定概念を壊さないといけないかも(苦笑)。きっと両輪なんだろうけど・・・。
第二部の東レ経営研究所のコンサルタント渥美由喜氏の講演も僕に与えた影響は大きかった。東レ経営研究所といえば佐々木常夫氏が有名で、この方の講演会でも勉強させてもらったが、渥美氏の話も負けず劣らず素晴らしい内容。
いい意味でも悪い意味でも佐々木氏と同じよな境遇の中で仕事され、その中で完璧なロジックとこれからの仕事への価値観の提案をされている。ワークライフバランスというとどうしてもプライベートの充実ばかりクローズアップされるが、実際にはそうではない。
介護や育児を真剣に考えた場合、その重要性は増す。その観点を僕自身が持たないと社員全員にシアワセを提供するのは難しい。その先の先まで考えなければならないのだ。
課題満載であることは間違いないが、ワークライフバランスについて向き合えたのはいい機会であった。ありがとうございました。

三人の父親

僕には三人の父親がいる。
一人は今も健在の実父。もう一人は5年前に亡くなった義父。そして、3人目は昨年逝去した前社長。いずれも僕の父親だ。
昨日は前社長の一周忌。和やかな雰囲気の中で行われた。
お経を読む前に和尚が話をされた。「”忌”という文字はどちらかと言えばいい意味では捉えられない。しかし、この文字は己の心と書く。辛いお経の時間を偉人との関わりを思い出しながら過ごしてもらいたい。」と。
45分間の正座は確かに辛かったが(笑)、僕は前社長にお世話になった20年間を思い出していた。
ほとんど叱責されっぱなしの20年間だった。一番厳しかった時は前のブログにも書いた通りだが、それ以前もずっと叱られ罵倒されていた。
「お前は会社に必要ない。明日、辞表を持ってこい。」と言われたこともあるし、上司失格の烙印も何度も押された。社長室に呼ばれる時、自宅に呼ばれる時は間違いなく叱られた。それも半端なく叱られた。
会社の目指す方向の考えは一致していても、組織や人材育成の在り方はそもそも考え方が違っていたのだろう。その点で言えば、考え方を修正させる意味合いと気に入らない面とが同居し、無数の叱責に繋がったのだと思う。
それでも最終的に会社を任されたのは、名古屋の七不思議の一つだが(笑)、今、振り返ればその叱責が信頼の証だったのかもしれない。
何度も言われた「叱る」と「怒る」の違いなのかもしれない。その当時はあまり理解していなかったが・・・。
僕が社会人になり一番影響を受けたのは間違いなく前社長。実の父親よりも叱られた数は多いだろうし、語られた数多くの言葉は僕の胸に焼きついている。目の前の経営者として存在は大きかった。最終的にいい関係で終われなかったが、尊敬の念はずっと抱いている。
今、名大社がこの名古屋で事業を展開できているのも前社長の功績であるし、僕はその功績にあぐらをかいているに過ぎない。その存在がなければ、今の会社も僕も存在はない。
そんなことを思いながら、昨日の一周忌を過ごさせてもらった。
三人の父親。このことに関してはまだまだたくさん書くことが多い。自分自身が忘れてはならないこととして、文字に残さねばならない。

「就活応援フェスタ2015」を開催するのだ!

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今週土曜の16日に「就活応援フェスタ2015」を開催する。
これはは大学3年生をはじめとした大学生に就職活動で何を大切にしていくのかを啓蒙していくイベント。
就活であれ、勉強であれ、仕事であれ、何が重要かといえば事前準備。事前準備が整っていれば、どんな事でも慌てることはないし、誤った判断も少なくなる。今、僕が通っているビジネススクールと同じ(笑)。
それはさておき、12月からスタートする就活において、今から対策を練っていけば、本番で迷うことも少ない。迷う事自体は重要だけれども、どうでもいい迷い方はしないほうがいい。そのためのイベントを行うのだ。
就職活動の目的は内定を獲得することではなく、自分にとって一番可能性のある会社で仕事をスタートさせること。そのためには自分を知り、相手を知り、環境を知らなければならない。これまでの学生生活は基本的に自分中心で良かったと思う。
当然、第三者との関係性が発生するので、気を遣ったり、相手の立場で物事を考えたりすることもあるが、就活はそれ以上のことをしなければならない。しかし、それは難しいことでも何でもなく、社会人なら当たり前に進めていく作業。
だが、社会人と学生とでこのギャップが大きいのも事実。そこを僕たちは少しでも解消したいと思うし、その行為が素敵なことだと伝えたいとも思う。単に就職活動のノウハウだけでなく、就活を通して成長すること、そして働くことが素晴らしいということを感じて欲しいと思うのだ。
自社の学生向けのイベントで僕が登場することは少ないが、約1年ぶりに登場。出し惜しみをしているわけではなく、お払い箱状態にあるわけだが(笑)、今回は大リーグの上原投手のように復活劇を果たし活躍したい。
今回のイベントでは講演を中心に就職活動を有益にするいくつかのブースも出していく。こちらも楽しみにしてもらいたい。
講演を紹介すると
<第1講演> 
鮮やかな就活スタートを切るために必要な七つのポイントとは
<第2講演> 
就活生のための「優良企業」の見方・探し方
<第3講演> 
東海地区の人気業界担当によるパネルディスカッション「企業が求める人物像とは・・・」
<第4講演> 
業界研究に時間をかけたくない人のための業界研究セミナー
<第5講演> 
ナゴヤを面白くする企業のトップが語る「チャレンジするキミたちに期待すること、そして、一緒に成すべきこと」

僕は第3講演と第5講演に登場。最近はモデレーターと表現するらしいが、パネルディスカッションを盛り上げる役割だ。前日まで飲み会が続き、頭の中がはっきりしているかが不安だが、パネラーの魅力を引き出せるよう務めていきたい(笑)。
そんなイベントの詳細はこちら。
<日時>2013年11月16日(土)
     11:00~17:00(就活応援コーナーは12:00~)
<会場>ウインクあいち 7階
    名古屋駅より徒歩5分
※入場無料、入退場自由、服装自由

講演は事前予約が基本だが、「ブログを見ました!」という学生さんは特別サービスをしてしまおう(笑)。
肩ひじ張らず、気軽な気持ちで来てもらいたい!

学生がやるべきこと、企業がやるべきこと

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一昨日の日経新聞の記事。「投資家視点で就活力」というタイトルで、学生の情報収集の方法について書かれていた。
就活は株式投資に似ている面があるため、投資情報を有効活用せよというもの。確かに仰る通り。
IR情報を有効活用すれば、就活に役に立つのは間違いない。そこには学生にとって耳触りのいい情報だけでなく、企業にとっての課題も露わになるわけで企業を選択する判断基準にもなる。やらないよりはやった方がいい。
しかし、IR情報を提供している企業は新卒採用を行う企業のうちどれだけあるだろうか。ごく少数派になるだろう。もちろんこのような情報を入手する必要性はあるのだが、問題はそれ以外の企業の情報をいかに入手するかということ。新卒採用を行う企業の中でもホームページすらままならない企業も実際には存在する。会社情報も美しい言葉だけ並べられているケースも多い。
そんな上辺だけの情報を真に受けて、結果的にミスマッチに繋がるケースもなくはない。それは学生にも問題があるように情報を提供する企業側も大きな問題だ。
一昨日行った弊社のセミナーでもそれに近いことが語られていた。採用担当者向けに元リクルートマネジメントソリューションズ社長の釘崎広光氏が講演されたのがそれ。ミスマッチを防ぐためには、企業側の情報開示が重要で、RJP(Realistic Job Preview)の実践がカギとなる。
RJPとは企業のありのままを見せることで、組織文化や仕事内容、勤務条件などについて現実を正しく誠実に伝えることが、やはり大切というのだ。結局はいい面も悪い面も出さなきゃいけない。つまりIR情報と同じというわけだ。
それによって母集団形成に影響を及ぼし、応募者が減少することも十分考えられる。しかし、応募者が減少すると本当に採用が困難になるのだろうか。因果関係は証明できそうで、実際はそうでなかったり・・・(笑)。逆を言えば、一人一人をじっくり見れるチャンスも増えるだろうし、強い気持ちを持った学生しか応募しないのかもしれないし。
(簡単じゃないのは十分分かっています・・・苦笑)
それは情報を提供する我々の責任でもあり、これからの課題でもある。これまで当たり前と思ってきた手法を疑ってみることも必要。学生がすべきこと、企業がすべきことを考えると同時に我々がすべきこともしっかりと考えなければならない。
最後は自虐的になってしまったが(笑)、ここ数日の記事やいろんな方の話でそう感じるのであった。