これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

上半期を終え、下半期へ!

本日で上半期が終了し、明日から下半期がスタートする。
今週は主任以上の社員に集まってもらい、半日以上、会議を実施。上半期の会社全体と個人の振り返りと下半期の目標設定や展望について共有したのだ。
反省すべき点は反省し、認め合う点は認め合いながら、各個人の会社への想いが伝わる熱い時間。結局、大幅に終了時間をオーバーしてしまった・・・。
僕が会社を任され今期で3年目を迎えるが、この上半期は高い目標をクリアするカタチで終了(これまでが悪いだけだけど・・・)。
それは僕が経営者として有能という事ではなく、一人一人のメンバーが自らの目標に向かい懸命に努力した結果が表れただけ。大層な理想だけを語り、あまり根拠を持たない僕のビジョンにも真剣に向き合ってくれたのだ。本当にありがたい話である。
この会議では役職に関係なく、何でも言い合うようにしている。社歴も年齢も上だろうが遠慮はしない。それが逆に風通しを良くして、本当に何が会社に必要かを導いてくれる。後腐れは一切なし。それがいい人間関係を生み、ほどよい緊張感にも繋がる。
会社は安心を与えなければならないが、安住の場ではいけない。「健全な飢餓感」を持って(どっかで聞いた言葉だな・・)、過ごす場所が会社なのだ。
今回は振り返りや目標だけでなく、会社の諸々の制度についても議論した。こんなにも出るのかと思うくらい課題は浮き彫りに・・・。
課題の多さに唸ってしまうが(涙)、前向きな議論ができたのは有意義であった。今後の制度作りの参考にもなったし・・・。
ホッと一息つくのは本日限り。明日から始まる下半期に気持ちを切り替えて臨まなければならない。
さあ、全員で下半期も乗り越えて行くのだ!

東海経営者フォーラム2012

昨日は西川塾二期生会 設立10周年の記念事業である「東海経営者フォーラム2012」に参加した。
会場はウェスティンナゴヤキャッスル。このホテルには毎週顔を出しているので、今週は2回目。案外不便な場所にある(失礼!)。
東海経営1
最寄りの交通機関からも距離があるため、僕は毎回徒歩で通っている。大体20分程度。いい散歩状態とも言える。ようやく過ごしやすい季節になってきたので、今は気持ちよく歩ける。昨日は雲一つない晴天であった。
この西川塾を僕は最近まで全く知らなかった。ユニーの創業者である西川俊男氏が、経営者の育成や自己啓発、相互啓発を目的に創設され、月1回勉強会を開催されているという。現在は50名の経営者が自己研鑽の場として活動されているようだ。今回のフォーラムには500名の経営者が参加。会場内には知った顔の仲間もいたり、名古屋という街のサイズを実感させてくれた。
東海経営2
第一部は基調講演として、カレーハウスCoCo壱番屋創業者の宗次徳二氏とスギ薬局副社長の杉浦昭子氏が登壇された。お二人とも愛知県を代表する経営者。それぞれ別のテーマで講演されたのだが、お二人の共通点は多いと感じた。
創業は個人の店舗として立ち上げられたこと、夫婦2人での創業であること、元々経営視点はゼロに近いこと、地域貢献に積極的なこと、上場されたこと、圧倒的な努力をされていること、一歩ずつの歩みで目標達成されたこと、等々・・・。
宗次氏は以前にも講演を拝聴したことはあったが、今回は違う切り口であったため、前回とは異なる点で参考になる事は多かった。以前よりも講演が上手くなっているなと。場を積み重ねているからだろうか。
(生意気言ってスイマセン)。
スギ薬局副社長の杉浦氏の講演もユニークでありフランクであり、その生き様が伝わってくる素晴らしい内容であった。
事業を成功させるには特別なノウハウがあるわけではなく、立てた目標に対して、どう真面目に取り組み続けることが重要。取組み続けるのである。
苦しい時をものともせず、その目の前にある目標に向かって、自分を信じてチャレンジし続ける。それが最終的に事業を成功させる要素は強い。経営戦略やマーケティング、ファイナンス、マネジメントなど経営に感じて重要なテーマはいくつもあるが、一番肝心なのはそのようなこと。経営者が何を持たなければならないかを改めて教えて頂いた。
第二部は講演のお二人と塾主の西川氏とのパネルディスカッション。
「平成の危機と経営者の勇気」をテーマに熱く語って頂いた。西川氏は「歴史に学べ、先人に学べ。」と繰り返し強調されていた。この厳しい時代を乗り切るヒントはそこにあると・・・。
予定時間を超えるフォーラムは盛大な拍手と共に終了。その後、西川塾の入塾説明がブースで行われたようだが、僕は夕方からの会議に出席のため退席。できれば話を伺いたかったな・・・。
今回の話を活かせるかどうかは僕自身の問題。素晴らしい経営者には到底及ばないが、少しでも吸収できるところは吸収していきたい。

暗黙知の経営とは?

一昨日の月曜日はトーマツ中京ブロックによる「お客様のつどい2012」。会場となる名古屋マリオットアソシアホテルには500名程の中堅・中小企業の経営者が出席し、賑わいを見せていた。僕の知り合いの経営者も結構参加していた。
第一部は多摩大学大学院教授 田坂広志氏による講演。
タイトルは『なぜ、マネジメントが壁に突き当たるのかー「暗黙知の経営」を求めて』。
興味津々の講演内容だが、どんな展開になるのかは全く想像できず。終わってみれば、80分もの講演は非常に価値の高く勉強になる内容であった。
暗黙知
まず話の掴みが上手い。
聞き手を惹きつけさせる要領を得ていて、こちら側は思わずのめり込んでしまう。参加者を持ち上げ、いい気持ちにさせるのだ。
それだけでも講演の学びだが、より学びになったのはその中味。「暗黙知」は「英知」であり、「暗黙知」がマネジメントには重要ということ。
この表現では理解できないと思うが、優れた企業は沈黙の時間が有効的に働いているという。「知識」だけでは何の役にも立たず、本当の「智恵」が必要というのも沈黙に繋がるのだ。
(これではサッパリわからんな・・・。)
論理的思考を鍛えることは最低限必要だが、それが解決に結びつくことにはならず、最終的には「直観力」や「洞察力」が重要。論理の上に、それが立たなければならない。
人は感情で動く動物である以上、論理的に正解であっても、異なった解を導くことは多い。以前からそれを感じる場面は多かったが、田坂氏の納得感のある話で、より腹落ちしたのだった。
本来は12の暗黙知について話されるはずだったが、話題があちこちに飛んだことにより、予定の半分も満たないまま終了。
しかし、不満の声は一切なく、ほとんどの方が満足する貴重な講演だった。参加者のほとんどが経営者という事もあり、共感、賛同と共に今後の経営に繋がる面は多かったのではないのだろうか・・・。
第二部の懇親会でも盛り上がり、そのまま懇意にする経営者と二次会に流れてしまった。3日連続だ・・・。
今回のトーマツさんの大盤振舞いには感謝。ありがとうございました!
田坂氏の著書も読まないと・・・。

お疲れさ~ん!インターン学生

昨日、本日行われた企業展&転職フェアも無事終了。ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました。多くの方にご来場いただき、感謝です!
そして、本日を持って3名を迎えたインターンシップ期間も終了した。
どんな就業経験をしてもらうかは前回のブログで紹介したが(かなりアバウトに・・・)、実際にこの2週間は、かなり貴重で学びの多い体験ができたのだと思う。(やっぱ自画自賛)。
本年は従来の営業同行やイベント運営の他に、学生には名大社の14卒向け新卒採用を提案してもらうと共に、新卒ナビの原稿を取材・撮影・作成まで一貫して行ってもらった。
インターン121
また、営業同行した3人の社員を質問攻めにし、仕事の魅力ややりがいを語ってもらい、学生が一番魅力に感じた社員を先輩社員ページに反映させた。
同行した若手社員は他の社員とのライバル意識と共に、学生に対してカッコいい社会人像を見せねばならず、普段よりも営業のモチベーションがアップ。社員教育としても良い場となったのだ。
2週間の期間の中で、全てをぶち込む作業(汚ない表現ですみません)は、学生も大変だったと思うが、こちらも企画書の書き方からプレゼンの仕方、原稿の作成方法、写真撮影のポイントなど教えることは膨大。
会社の中で一番ヒマな僕は、企画書の書き方やプレゼンの方法、トップインタビューなどを担当。忘れかけていた仕事も思い出させてもらった。
そして、30日(木)に企画内容のプレゼンと新卒ナビの原稿を発表。
インターン122
いやあ~、感動した。
突っ込みどころ満載だが、それぞれの学生が自分の想いを真摯に伝えてくれた。
このわずかな期間に新卒採用動向を的確に把握した点も良かったし、何より名大社に対しての溢れるばかりの愛情を感じさせてくれた。どうすれば会社の魅力を学生に伝えられるかが、プレゼンを聞く僕たちに熱く伝わった。
一番高い評価をした学生にはそのご褒美として、作成した原稿を本番のナビに反映するという約束をしている。本人はあまりうれしくないかもしれないが、それが取り組みの正当な評価。多少のリライトは必要だが、多くの学生に披露したい。
プレゼン後のみんなの表情。いいね!肩の荷が下りたのかな・・・。
インターン123
この2週間、本当にお疲れ様でした。
これからの活動に少しでも役立てくれれば、こちらもうれしい。
そして、何かあれば助けてね(笑)。

「リクルートの正体」を読んで・・・

今週の東洋経済の特集は「リクルートの正体」。
来年の株式上場を睨んで、今回の特集が組まれたようだ。相手がどう思っているかはわからないが(というよりも、全く気にしていない?)、うちの会社にとっては競合である。
売上も規模も抱えるリソースも比較にはならず、対抗できるとすれば営業の根性くらいかもしれないが(笑)、常に意識しておかねばならないのも事実。こういった特集はいい勉強材料になるのだ。
個人的には上場という道を選択せず、自分たちの方向性を自分たちの力だけで突き進んでいって欲しかったが、時代の流れを汲み取れば正しい判断になるのだろう。
この特集では僕が知らない事もあったため、参考になった点は多い。自分たちの方向性を確認する上においても、貴重な情報であった。
特集で感心したのが「個性派を生んだ人材輩出企業」という相関図。
リクルート正体1
「上場社長から逮捕者まで・・・」とあるキャッチはいかがなものかと思うが、その人脈相関図は面白い。
僕の周りにも元リクと言われる方が数多く存在するが、残念なことに仲のいい方は一人も登場していない。僕が凄い!凄い!と尊敬する人が誰も出ていないという事は、輩出した人材が世の中で数多く活躍している証明でもある。
今回の特集記事にもあったようにリクルートと電通が比較されることは多い。名大社も元々は広告代理店なので、ビジネスモデルは電通と同じだった。しかし、電通のように圧倒的な業界内でのシェアを獲得しているわけではなく、小さいマーケットの中で消耗戦のような戦いを繰り広げていただけで、決して健全ではなかった。
あるタイミングからリクルートを目指したことにより今のポジションがあると言っていい。それが特集のフロー図でもよく分かる。会社にとっては正しい選択であった。
これからの事業戦略において、リクルートを参考にするかどうかは何とも言えないが、その動向からトレンドを把握していくには素晴らしいロールモデル。
グローバルな展開を横目で見ながら、我々が主戦場とするローカルエリアの参考に落とし込んでいく。どうぞよろしくお願いします!
今年4月に就任された峰岸社長は「株式市場で世界一を目指す」と明言されている。舵取りの方向はこれまでとは全く異なる分、そのプレッシャーも半端ないものだろう。しかし、その眼差しには力強さを感じた。
また、今回は元USEN社長の宇野康秀氏を久々に拝見。
めっきりメディアへの登場が無くなったような気がするが、今は何をやられているのだろうか?ふと、気になってしまった。

キックオフ、研修、そして納涼会の日

昨日は午後からバタバタした時間を過ごす。
まずは2014年卒新卒向け企画のキックオフ。全体で本年の新卒企画の結果を振り返りながら(と言ってもまだまだ13卒は進行中)、次年度の新卒向け商品の説明と販売戦略について共有した。
企画自体が大幅に変更になるわけではないが、毎年毎年商品のリニューアルは行わなければならない。特にネット媒体は環境の変化が早いので、それに合わせた商品を提供しないと時代に乗り遅れてしまう。
そして、イベントも新たな試みを実施する。一般的なリリースは今月末のなるが、「へえ~っ」というような組織とのコラボレーション。少しでも地域を活性化できればうれしい。
キックオフの後は、そのまま全員で研修を実施。
新卒企画の目標をベースに、アクションプランを立て、その行動をITで見える化し習慣化するもの。研修講師を招き、そのセッションを行ったのだが、社員も今まで経験したことのない新たな試みなので、戸惑いも大きかったと思う。
普段の日報や報告ベースとは異なった切り口でもあるため、違う脳ミソを使わなければならない。右脳派が多い営業部隊には、かなり刺激になったのではないだろうか。
現在の取り組み姿勢を否定するのではなく、現状に何を付加していくかが本人たちの成長に結びつく。このモデルがベストではないだろうが、常に新しいものを吸収する姿勢が必要なのだ。
研修後は、疲れた頭を癒す納涼会。
契約社員も含め全員で飲み会を行った。先週末は比較的涼しかったが、今週に入り暑さがぶり返してきた。ビールが手放せない時期になってしまったのだ。
納涼1
ピッチャーをジョッキ代わりに飲む愚か者もいるが(笑)、それもたまにはいいだろう。
縦とか横とか関係なく、社内の会話ではなくオープンな会話が時には大切。あちらこちらで笑いが起き、仕事からグルメ、旅行、恋愛ネタまで取り留めのない会話がより関係性を強くしていく。それが僕にとってもシアワセな時間。
前の日も飲み会で遅かったため、一軒で帰ろうかと思ったが、ついつい二軒目へ・・・。
納涼2
相変わらずお酒が入ると意志が無抵抗状態になってしまう。
そんな7月の熱い一日。
全員でこの暑さを乗り越えていくのだ。お疲れ様でした。

やっぱ広告も面白い!

先週は名広協クリエイティブ研究会に参加した。
ご存知のない方もあるかもしれないが、名大社は広告会社である(笑)。広告代理店の機能はほんの少しだが、愛知県広告業協会にも加盟しているのだ。その関係で今回の研究会に出席したわけだが、予想した以上に勉強になり、かつ新しい発見があった。
「私から見た、広告の今とこれから」というテーマで、クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞したクリエイティブディレクターによる講演が行われたのだ。
大賞はJR九州の開通を記念したCM。YouTubeでも爆発的なPVで感動を呼び込んだ180秒CM。僕もグッときてしまった。その方の講演もとても素晴らしかったが、今回のブログは別のクリエイターの講演内容。クノールカップスープのCMを制作されたクリエイターの話。
クノール
つい半年前くらいまで北川景子と三浦春馬のCMはよく流れていた。
実際に娘も息子も冬の期間はコーンスープにパンを浸して朝食として食べていた。この「つけパン」「ひたパン」の制作の背景にはマーケティングにとって非常に重要な要素はいくつも含まれていた。
僕が言うまでもなくクノールのカップスープは既にブランド化されており、この分野では定番中の定番。ブランドも確立された商品である。しかし、確立されたブランとはいえ売上が堅調に上がるわけではない。以前は「朝ごはん飲んでる?」というような表現で市場を開拓したようだが、今までは完全に浸透しきっており市場が拡大しない。「スープで体が暖まる」。そんなキャッチもインパクトは持たない。
そんなマーケットが飽和したかのように思われる環境の中に出てきたのが、この「つけパン」「ひたパン」。
リサーチすると朝食メニューとしてパンはスープの7倍。パンを食するユーザーがスープも一緒に飲めば、自ずとスープの需要はアップする。パンとスープの新しい食べ方を提案すれば、スープの消費量も拡大するわけだ。
新しい食習慣の誘発装置として生まれたのが、この「つけパン」「ひたパン」。
このネーミングがまた大きな役割を担う。当初は「スープディップ」というオシャレそうなネーミングだったそうだが、その言葉をとても中学生や高校生が学校で話題にするとは思えない。だから大切なのはネーミング。そして、「つけパン」と「ひたパン」をTVCMの後、Webで対決させたことで、より話題となり爆発的にヒットしたという。
他にもいくつかの要素はあるのだが、TVCMが広告手段として効かない、響かないと言われる時代において、TVCMが消費者に行動を起こさせた一つの成功例になる。
僕はこのケースをマーケティングの手法として聞いていたわけだが、今後、広告会社のクリエイターもより全体感を見込んだ上で制作物を創っていかないと難しいのだろう。そんなことは僕が言うまでもないが、今回の講演を伺って、今後、クリエイターに求められる能力を感じたのだった。
その他にも売上拡大に導いたTVCMの成功例の紹介がいくつもあった。消費者のハートをいかに掴み喜ばせ、面白いコンテンツを提供することの必要性をまざまざと見せてもらった。
最近、TVを見ることも少なくなってしまったが、こんな話を聞くともっとCMを含めた広告をしっかりと見ないといけないなと反省してしまう。
広告が効かないと言われる時代でも、いい広告は必要なのだ。そして、面白い広告も・・・。

Fネットの価値について

昨日は「ふるさと就職応援ネットワーク(呼称:Fネット)」の総会。一年間の取り組みとこれからの一年について共有した。各加盟会社がそれぞれの事業を通し、ネットワークとしての活動を振り返ったのだ。
経営者の立場として僕は この加盟会社の中で一番経験が浅いと言っていい。加盟会社の社長は、そのほとんどが自分で会社を立ち上げ、その地域でシェアを確保してきた創業者。僕のようなサラリーマン出身者は珍しい存在。僕なりの苦労があろうとも創業者の苦労や今までの道のりは比較にはならない。
僕はその経験を伺うだけで学びになるし、これから自分が成長していくための刺激にもなっている。大変ありがたい存在であるのは言うまでもない。今の自分の存在価値としてこのネットワークが大きな要素にもなっている。
しかし、それは自分だけが感じているのではなく、他の加盟会社も同様のようだ。僕の影響力なんてほとんどないと思うが、他のメンバーもこのネットワークで多くの情報を得て刺激を受け、自らのビジネスにプラスの効果をもたらせている。昨日も異口同音、そんな会話が繰り返された。
ありふれた言葉かもしれないが、経営者は孤独である。
それは企業規模や業種に限らず、同じではないだろうか。一人だけの存在は寂しい。だからこそ、共通の課題や悩みを抱え、それを腹を割って話し合える仲間がいることは本当にありがたい。お互い慰め合うわけでもなく、愚痴を言い合うわけでもない。目指す方向性は異なるが、基本的は志は変わらない。それがうれしい。
昨日もそれを感じた一日であった。
もしかしたら自分のためだけに、この組織に加わっているだけかもしれない。しかし、結果として、会社全体としてネットワーク全体としてプラスになっているのであれば、それほど喜ばしいことはない。
何だか酔っ払った状況で感情的になってしまったかもしれないが、それを十分感じた一日であった。
いい気分で寝れそうなしんみりした夜。お疲れさまでした!

ソーシャルセミナー、そしてワイン会の一日

昨日は午後から「ソーシャルメディア活用セミナー」を開催。
facebookを中心にソーシャルメディアに取り組む企業が増えている中でのセミナー開催。人材採用に関してもfacebookページを作成し広報する企業も増えており、名古屋地区でもその関心度は高まっている。
ワイン会1
今回は懇意にしているマーケティング講師とこの分野ではトップクラスの実績を誇る株式会社メンバーズから遠藤氏と江口氏を招いての開催となった。意外かもしれないが、会社として有料で実施するセミナーは今回が初めて。当初は不安があったものの、会場内はほぼ満席。企業の人事担当者を含め多くの方に参加頂いた。
まずはその方々に感謝!
2時間半にわたるセミナーは、facebookの現状からソーシャルリクルーティングへの取り組み方法まで多岐に亘るもの。
参加頂いた方のレベル感もマチマチであるため、全てに納得いただくことは難しいが概ね好評のうちにセミナーを終了することができた。
結局のところ、ソーシャルメディアは人と人を繋ぐメディアであるため、デジタルを駆使したとはいえ、実にアナログチック。それは十分に伝わったのではないだろうか。
セミナー終了後は、関係者と反省会を含め懇親会。名古屋名物の手羽先を頬張りながら、今後我々がどうソーシャルメディアに向かっていくかを語り合う。
ワイン会2
飲みながらこういった議論も重要なのだ。今のところ、これをやれば間違いないという解決策はない。手探り状態が続くが、正面から向き合うことが大切なのだろう。
懇親会終了後は、ワイン会に参加。
今回のセミナーを一緒に手掛けたマーケティング講師が主催しているため、そのまま突入したのだ。この場では昔からよく知る仲間と初めて会う方と入り混じり、あちらこちらで会話の花が咲く。
ワイン会3
ワインもどんどん体内に吸収されていく。新たな出会いもあり感謝!
実に楽しく有意義な一日を過ごさせてもらった。
この一日を通して感じたこと。
いくらソーシャルメディアが進化しようとも僕らはリアルの場で人と人を繋ぐ場を提供していかなければならない。そのきっかけになるのがソーシャルメディアにはなるけど・・・。
それを改めて学ばせて頂いた。

2013新卒採用中間総括について

昨日はHRプロ主催「HRサミット2012」の2日目。
朝9時過ぎから立て続けに講演・セミナーを5本連続拝聴した。一日に参加する回数としてはこれが限界。それ以上だときっと集中力が持たないだろう(苦笑)。
朝一番の講演は主催者のHRプロ代表 寺澤氏による講演。
タイトルは「混沌とした2013新卒採用の深層分析&2014大胆予測」という興味深いもの。細かなデータを基にロジックを形成し、納得感のある話を頂いた。
現在、我々が事業を展開する東海地区も大手企業の採用は終結しているものの、学生の内定率は一般的に公表されているほどの数字はなく、まだまだ継続しないと・・・というのが現状。
その認識は東海地区に限らず全国においても同様で、寺澤社長も短期間で終了したケースと長期化せざる得ない格差について言及されていた。
調査によると、4月末時点で旧帝大、早慶クラスの内定率は7割と言う。そのうち4割が複数内定とのこと。一方で、その他の私立大学は24%の内定率で学校層により大きな格差が生まれているというのだ。このあたりの話は、東京に来ないと聞けない内容。
東海地区と全てが当てはまるわけではないが、全体の傾向を把握するには有益な情報である。企業がターゲット大学を明確にしている理由から、このような差が生まれるようだ。
それは企業間でも同じことが言え、2ヶ月間、就職戦線が後ろ倒しになったことにより、結果的に学生は大手企業にエントリーが集中。それ以外の企業は伸び悩んでいる状況がある。
そのため、大手企業は予測したよりも短期間で採用活動が終了。逆に、それ以外の企業はまだまだ継続しなければならない状況だ。全く同じ事が東海地区にも言えるのではないだろうか。今の各企業の進捗状況を伺うと合致する面が多い。
大手企業に内定辞退が少なかった事も短期化の理由のようだ。学生のエントリー企業数が限定されたため、迷いが少なかったことが背景にある。
内定辞退が少ない事は喜ばしい事だが、逆を言えば、曖昧な志望のまま内定先を決めたことで、就業後のミスマッチにつながるのが不安材料として残るようだが・・・。
但し、内定辞退が少ない企業は一部の大手企業に限られ、採用数の多い企業や準大手、中堅は内定辞退に悩まされているのが現実。我々がお付き合いする地元の企業でも苦労されているケースはよく耳にする。
全てを解決する就職の在り方なんて存在しないだろうが、我々が提供するサービスにおいても課題が多いと言えるのだろう。
今年の一つの特徴としては、「ナビ離れ」があるようだ。
就職サイト一辺倒の活動方法には、僕自身も疑問を感じる。それは自社で就職サイトを展開している立場としても・・・。サイトだけを頼りに活動を行っては、必ずしも自分に合った会社に出会えるとは限らないと思う。
名大社の場合、掲載頂く企業がほとんど地元の中小企業であり、大半は無料掲載であり全国サイトとは一線を画している。
そのため大手企業が有利に働くことはあまりない。とはいえ、基本はお互いが顔を見せ、そこで理解することが重要であると考えるのならば、就職サイトはひとつのキッカケでしかない。「世の中にはこんな会社があるんだ!」と知らない会社に出会う場でしかない。そんな使い方だけで十分なのだ。
インターネットは確かに便利で、僕も普段の生活では欠かすことのできないツールであるが、僕や会社を知ってもらおうと思えば、顔を見せ合うしかない。そんな意味があるとすれば、「ナビ離れ」傾向はプラス面もあるだろう。
昨日の講演内容から考えれば、今後の就職活動の方法も変化してくることが予測される。我々、就職支援会社もこれまで通りのやり方では立ち行かなくなるのかもしれない。危機感を覚えると同時に、新しい価値を提供できるチャンスでもある。
地元企業の視線を大切にし、学生の置かれた環境を理解し、今後も事業に取り組んでいく。それは、これからも続く2013卒の新卒採用のサポートを含め実施すること。これから本格的に採用を行う企業も、諦めない頑張る学生も多いだろうから・・・。
何だか中間総括というよりは、自らの姿勢を示す内容になってしまった。
いずれにせよ、まだまだ中間総括でしかない。むしろ中小企業のクライアントが多い名大社としては、今がヤマだ。
客観情報を把握しながら、自分たちの本来の役割を全うしていきたい。