これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

グロービス再開

2年ぶりにグロービスに通う事にした。受講科目は「ビジネスプレゼンテーション」。自らのプレゼンテーション能力を強化する事を目的としている。
最近、学生であったり社員であったり対象は異なれど、多くの方の前で話をさせてもらう機会が増えている。
これまでも自分で作成したパワーポイントの資料で人前で話をする事はあったが、あくまでも自己流。そのやり方が正しいのかどうか全くわからないまま進めることが多かった。
今後、更に増えるだろうプレゼンの場(多くの面前で語る場)でもっと上手に表現したい、思いを伝えたいというのが今回の受講目的である。
昨日が、その「ビジネスプレゼンテーション」のスタート日。受講生は全員で12名と少なめだが程よい人数。
予め予習で作成した提案資料についてディスカッションするのだが、その提案資料の発表を一番最初にやらせていただいた。
(全員発表の機会があるという。)
どうせ恥をかくのであれば初めの方がよく、後の事を考えれば気も楽だ。という浅はかな理由で発表したのだが、やはり反省の多い発表であった。
プレゼンの目的を明確にして、聞き手の状況を理解した上で臨むのだが、限られた時間の中でまとめようとするとどうしても聞き手よりも自分の状況を意識してしまう。そうなることによって、主役であるべき聞き手が主役でなくなり関心が薄らいでしまうことも多い。頭で理解していても実践するのは難しいと肌で感じた瞬間であった。
他の受講生の資料や発表を見ながら、同じテキストを活用しても切り口は全く別物になることが多く、その視点や表現方法は大いに勉強になった。
3時間のクラスを終了後、担当講師とほぼ全員に近い受講生とで懇親会が行われた。こちらも大いに盛り上がり楽しい時間を過ごす事ができた。
今回のクラスでは僕は年寄り組に入る年齢構成だが、全くそれを感じることなく時間が過ぎていった。
幹事のU氏に感謝!
僕自身のプライベートの話をしすぎてしまったのは反省すべき点でもあるが、酒の席ということでお許しいただけるだろう。
次回は2週間後になるが、初回の講義でその重要性は十分認識したつもり。今回の反省も踏まえ、しっかりと準備をして次回に臨みたいと思う。

温泉地 下呂で感じたこと

昨日は、久々に岐阜県下呂市まで出向いた。従来、僕が担当していたクライアントに対して他の営業への引継ぎと社長就任の挨拶をさせて頂くためだ。
(本来はもっと早く挨拶に伺うべきだが、遅くなってしまった。)
アポイントの時間が早いことと今週の悪天候の影響から、朝7:30には会社を出発した。この日は何とか天候は保ったものの、前日までの大雨の影響がその周辺の風景を眺めると感じられた。
国道41号沿いを流れる飛騨川はこれまで見たことのないくらい水かさが増しており、また、想像を超えるかなり強い流れ。その回りを取り囲む木々も押し倒されたように崩れ落ちていた。場所によっては、川から溢れそうな状態であった。ゲリラ豪雨が襲うと一瞬のうちに、TVのニュースで放送されるような被害状況に陥ってしまうのだろう。
午前中の移動時間はなんら問題はなかったものの、昨晩の臨時ニュースを見る限り、やはりこの地域に及ぼした被害は大きかったようだ。
この日は、午前中にいくつかのクライアントを訪問し、挨拶をさせて頂いた。いずれも10年ほどお付き合い頂いている名大社にとっても自分にとっても大切なクライアントである。
地域性が強いため、思うとような効果が得られなかった時もあるが、そんな時も我慢強くお付き合い頂いた。また、今回の挨拶においても、我がことのように喜んでいただけた。
年数回しか足を運ばないクライアントでもそのような人間関係を築けるのは本当に幸せなことだと思う。往復6時間以上、車を走らせる必要があるが、また顔を出したくなるのはそのようにお世話になった方といつまでも関係を保っていたいという気持ちからだろう。
本来は下呂温泉にも浸かって、のんびりしたい気持ちもあるが、そんなわけにもいかず、夕方には名古屋へ戻ってきた。
また、機会を見つけて足を運ばせてもらいたい。
その時は、休みでも取ってのんびりと温泉に浸かりながら・・・。

恐るべし、サムソン

今週の「日経ビジネス」の特集は、いわずと知れたサムソンである。
少し前、日本の主要電機メーカーの利益を全て足しても、サムソン1社にかなわないという記事が話題になっていたが、それを象徴するような特集の内容だ。
技術力が優れている、マーケティング力がある・・・なんて当然のことなのだろう。
それ以上に、企業としての経営思想が今の日本企業(もちろん自分達の会社も含めて)とは大きく異なり差をつけられている。それを分かりやすく示しているのが、イ・ゴンビ会長の言葉である。
「妻と子供以外はすべて変えろ」
「骨身を削る変革が競争力を高める」
「水槽にナマズを入れると、ドジョウは食べられまいとして強くなる」
実にストレートだ。トップとして頭で考えていたとしても、早々言えることではない。
韓国のGDPの2割に匹敵するグループ全体の売上は、ここに書かれているように韓国経済を背負っているのも事実だし、年下の者が上役に就けば、自らが辞めるしか選択肢が残されていないのも、恐ろしいと同時にサムソンの強さの表れだろう。
ここで比較をするのは正しい方法ではないだろうが、今、自分達が取り組んでいる事業の進め方なんて、甘っちょろいのかもしれない。
会社は利益を上げる事を目的としている。
ただそこに身を置き働く者としてどっちが幸せなのかは難しい判断だと思う。仮にサムソンのような「モーレツ社員」の生き方だけが幸せでないとしても、その存在を意識する事は重要だろう。
働き方において、目を向けるのもグローバルという事になるのだろうか。

IDケース

これは、現在使用しているエッティンガーのIDケース。会社の他のメンバーが普段着用しているケースとは異なる。
IDケース
このIDケースは、3月末の事務所を移転する段階で、会社を引継ぐ事を記念して、自分へのプレゼントとして、購入するつもりでいた。
しかし、実際は自分で購入したのではなく、義母に買ってもらった品だ。義母が、これから会社を引っ張っていく娘婿を想い、僕にプレゼントしてくれたのだ。
申し訳ない気持ちもあり、断るつもりではいたが、「こんな機会はないし、頑張ってほしいから・・・。」と喜んでくれた事もあって、有り難く頂戴した。とても感謝している。
何故、僕だけがこのIDケースを使っているかは、今、このブログで公表するまで誰も知らない。会社のメンバーは「自分だけ特別扱いして」と思っているかもしれない。
しかし、このIDケースには、僕自身の、そしてプレゼントしてくれた義母の多くの特別な想いが詰まっている。
それは、これからの会社への期待感であり、責任であり、プレッシャーであり、可能性である。
このIDケースは、会社の代表する者として、それを日々確認するための重要なツールなのだ。
多くのビジネスマンが日々、当り前のようにIDケースを着用していると思う。ただIDケースの着用にはセキュリティ面以外では、大きな意味を持っていないのが現実ではないだろうか。
そういった意味において、僕は異なる。
毎朝、出社して、このIDケースを首からかける時に、身が引き締まる。特別な存在なのだ。
僕の中の宝物の一つである。

営業のプロの話

少し前になるだろうか、ブリングアップの国吉さんのセミナーに参加した。
日経ベンチャーの講演CDで何度も耳にしていて、ずっと一度は話を聞いてみたいと思っていた経営者の一人だ。
セミナーの内容は後述するとして、この方の魅力は、その声のトーンと具体的な実例を面白おかしく、伝える話術にあると思う。
90分間の講演内容でも全く飽きさせないのは、その本人が培ってきた営業マンとして積み重ねてきたその経験にあるのではないだろうか。きっと相当修羅場を潜った体験をされているのだろう。
さて、肝心なセミナー内容である。
この日は「業績回復!儲かる仕組みつくり」という一見胡散臭さを感じるタイトルだが、中味は新規開拓の進め方を中心とした実態に伴う内容であった。
会社として新規開拓は積極的に取組んでいる面もあり、その進め方は共感する面も多かったが、ターゲティングの選定については大変参考になった。
この場で多くを語ることは、避けたほうがいいだろうが、新規開拓においては、「頂上作戦」がより効果が高いとの事。
トップ企業の方が中位の企業より競合が少なく、新しい商品を求める割合が高い事から、新規開拓の可能性は高いという。その根拠には納得させられた。
まだまだ東海地区の経済環境も厳しく、我々の業界もしばらくは我慢の時期と捉えないといけない。
そんな時期だからこそ、新規開拓の必要性があり、同時にチャンスもあるのだろう。

株主総会に参加!

本日、大手外食チェーンの株主総会に参加した。
株主総会2
これまで株主総会への出席は自社の経験しかなく、実際、どんな風に仕切られてるはドラマ「ハゲタカ」か映画「金融腐蝕列島〔呪縛〕」でのイメージしかなかった。今後、名大社の株主総会も進行役を務めることを前提に、他社が一体どんな開催をしているのか肌で感じたいと思い、今回出席することにした。
10時からスタートした株主総会の会場は、800名の席数が全て埋まり、立ち見が出るほど人が溢れかえっていた。
株主11
監査役の監査報告から始まり、社長による事業報告の後、株主による質問が順序通りの行われた。今回の企業は、社長も以前挨拶させて頂いたことや役員の方とも懇意にさせて頂いていることもあり、全く経営陣を知らないわけではない。
そのためか滞りなくスムーズに進行して欲しいと願ってしまう。
しかし、次から次への挙手された株主の質問は容赦なく、厳しい内容が続いた。株価も上がらず、配当も見送りという現実からすれば、予測できる範囲であり当然のこととも言えるが・・・。
どんな質問であろうとトップは答えなければならない。正々堂々と丁寧に回答する社長の真摯な態度を見て、不謹慎かもしれないが、これが上場企業の責任者の姿だ感じた。
株主に対しての気の遣い方、お客様への感謝、社員を想う気持ち、会社に対しての理想や責任。その一つ一つから発せられる言葉から、社長のあるべき姿を感じることができ、株主であることを忘れてしまうくらいに感動する議事進行であった。
株主への説明責任も限られた自分自身と比較をする事自体、失礼な話ではあるが、その立ち振る舞いが自分に果たしてできるものかどうかを話を聞きながらイメージしてみたりもした。
そんなイメージをすると、それほど年齢差のない経営者に対して尊敬の念を抱くのも当然のことだ。
株主総会の勉強をしようと思い出席した株主総会ではあったが、経営者として大切なことは何かを学ぶことができた株主総会であった。
経営者として、企業の責任を負う者としての理想像を見せていただいた気がしてならない。

本日の出来事~東京にて~

本日と明日は、東京へ出張。各方面への挨拶と情報収集を行った。
まずは、グループ会社の社長へ挨拶。グループ会社とはいえ、現状の名大社と事業ドメインは大きく異なる会社だ。
新聞広告を中心として取り扱う広告代理店のため、現在の首都圏のマーケットについて話を伺った。
多少の景況感の戻しはあるとはいえ、取り巻く環境はまだまだ厳しい様子。ただ自分よりも年齢も20年も先輩にあたる社長である。これまでも、いろんな局面を乗り越えてきたため、現状に一喜一憂しない態度に余裕も感じた。
その後、高橋俊介氏の講演に参加。HRプロが主催するイベントの目玉講演の一つで、人気も高いようだ。実際、申し込んだものの抽選に漏れてしまったが、せっかく東京に出向いたこともあり、キャンセル待ちの状態で会場へ飛び込み、何とか拝聴することができた。
テーマは「人が育つ会社をつくるためにすべきこと」。
人材育成の低下の背景を分析した上で、今後、人材を育成するにあたって取り組まなければならないポイントをわかりやすく説明いただいた。
OJTによる限界をどうOffJTでカバーしていくかが今後の人材育成のカギとなる。これまで高橋氏の著書はいくつか読ませていただいたが、直接話を伺うのは初めてのことであり、その明快でスピーディーな話し方含め、大いに勉強になった。
夜は大手就職情報会社の役員の方と会食。初めて行く銀座のお店であった。銀座で食事をすること自体、初めての経験である。せいぜい栄の錦くらいしか知らない自分にとっては、その街の佇まいだけを感じるだけでもいい経験であった。
その方とは、以前から懇意にさせて頂いていることもあり、本音ベースでいろんな会話をすることができる。
お互いに取り組まなければならないミッションを熱く語り合った。美味しい酒も手伝って、話も弾み、気持よく酔うことができた。
当たり前の話だが、名古屋に比べ東京は広い。人も多い。多くの情報が詰まっている。街を見て、人の話を聞き、刺激を受けることも山ほどある。
観光気分が全くないわけではないが、時には上京にて、キョロキョロしながら街を歩き感じることも大切である。

藤巻幸夫氏に突撃!

最近のニュースで藤巻幸夫氏が参議院選出馬のニュースが出ていた。そういえば、今年の2月名古屋で行われた藤巻氏の講演に参加した。その時のことを改めて報告し、感じた事を書く。
タイトルは「フジマキ流ブランドプロデュース」。
藤巻さんがこれまで経験されてきたブランディングに対する思い入れが十分伝わる講演内容であった。
ブランドを作る上で重要なことは、
・ストーリー
・ヒストリー(歴史)
・哲学(企業理念)
だという。ストーリーもヒストリーも哲学も全てが繋がっており、簡単に言えば、ブランドは一朝一夕では創り上げられないということだ。歴史があったとしても、それをしっかりと考え込んで作業することが重要なのだ。
この講演も今後の自分にとって、大変参考になる内容だったが、この日の感動は、その後、突然、訪れた!
講演終了後、主催会社の展示会を回り、帰社するためにエレベーターに乗ったところ、偶然にも講演を終えられた藤巻氏が、エレベーターに乗り込まれたのだ。
「これはチャンスだ!」と思い、1階のエントランスで勇気を出して声をかけ、挨拶をさせて頂いた。
お忙しいところでもあり、背後からいきなり声をかけられた事もあり、あっさり断られるかと思ったが、ありがたいことに名刺交換をさせて頂いた。そして、調子に乗って聞いてみた。
「就職情報を提供する会社ですが、うちの会社のロゴマーク、どう思われますか?」
「ダサいですね」
と正直言われるのではないかとビクビクしたが、返ってきた言葉は、
「ぱっと目を引くじゃないですか。いいですよ!」
といううれしいお言葉だった。もちろんリップサービスが入っているにせよ、大変感激した瞬間であった。
元々、藤巻氏のコメントや考え方は好きだったが、最近はブログをチェックするまでになった。
この日は収穫の多い満足できる講演であった。そして、大いに感じたこと。
やっぱりどんな事でも勇気を出して行動する。大切なことである。

イベント会場で感じたこと

5月28・29日は企業展・転職フェアの同日開催。
今回も多くの方に来場いただいた。特に新卒向けの企業展には、4月の開催以上に多くの学生さんの来場があった。ゴールデンウィーク前後で選考結果がはっきりした学生が多く、学生間での明暗がはっきりと分かれている。ここにきて学生の危機感も増してきているのかもしれない。
今回のイベントは社長就任後、初めての開催ということもあり、全ての参加企業の担当の方に営業と一緒に挨拶をさせて頂いた。
直接の面識はないものの、これまでもイベント会場で接する機会もあったので、顔を覚えて頂いている方も多い。
僕自身が担当していたクライアントも多いので、懐かしい気分と新鮮な気持ちが入り混じりながら挨拶をした。社長の名刺を差し出した途端、想像以上に頭を下げられる方もみえるので、逆にこちらが恐縮してしまう。
ただ挨拶をして、
「営業の○○さんは、いつもうちのために頑張ってくれる」
「うちの会社も○○君のようなガッツのある営業が欲しい」
「○○さんを本当に頼りにしている」
というありがたい言葉を多く頂いた。自分のことのようにうれしかった。
中には気を使ってもらっているケースがあるかもしれないが、それがあるにしても本当に喜ばしいことである。
名大社の社員の評価の声を直接聞く場面は、決して多くない。お客様からのリップサービスがあるとはいえ、ダイレクトに感謝の言葉をいただくのは、何事にも代え難い名誉である。誇りにも思う。
そして、そう信頼していただけるお客様には、期待される成果をしっかりと出さなければならないと、身が引き締まる思いだ。
まだまだこの東海地区の経済環境は厳しく、採用する企業の活動範囲も制約される。また、企業側にとって、採用しやすい環境だと言っても本当に欲しい人材を確保するのは決して簡単なことではない。
その中でも我々が少しでも多くのキッカケを提供し、お互いにとってよりよい出会いの場を作っていきたい。
普段、当たり前に思っていることではあるが、多くのクライアントの方に挨拶させてもらい、その思いはさらに強くなった。

凛々と、粛々と

本日を持って、名大社の代表取締役として就任することとなった。
作年末から全ての業務を任され、責任を背負ってきたが、社外に対してのリリースは、これが初めてのことなので、自分の中にも緊張が走る。
確かにこのブログも社長就任を前提として立ちあげた。しかし、その発する一つ一つの言葉には、2ヶ月前と異なり、より責任を伴うことを肝に銘じなければならない。
営業時代はクライアントの担当者として、企業のトップと接する機会を数多く頂いた。その経営者の考えや行動が、自分に与えた影響は大きく、その方々の存在があったからこそ、現在の自分が存在していることは紛れもない事実であり、本当に多くのことを学ばせて頂いた。感謝しても感謝しきれないほどだ。
最近は、同じ目線で経営者と接する機会も増え、情報を共有したり、今後のビジョンを語りあったりすることも多い。
振り返ってみれば、経営者に限らず、社会人になってから21年、何千という方に出会ってきた。
求人広告業界というある意味特殊で取引先の業界を選ばない世界で、営業という「話をすること」自体が仕事そのものの世界で働いてきたため、様々な業界の様々な人と出会ってきた。その中で得られた人との繋がりは、今やかけがえのない財産となっている。
もちろん競争原理の強い会社の中で鍛えられたことも大きい。これまで苦言を呈してくれた上司にも感謝の気持ちで一杯だ。
これまでの経験を辿れば辿るほど、自分の実力なんて些細なものであり、多くの人に助けられ、今の自分があると素直に思う。
きっとこれからかなり辛い経験もするだろう。
それ以上に、きっと素晴らしい経験もさせてもらうだろう。
その全ての経験を真摯に受け止められる人物にならなければならない。
これからは「前向きに行こう!名大社社長ブログ」
よろしくお願いします!