今週はありがたいことに先週の4回を上回る週5回の夜のお付き合い。あっさりした飲み会とヘビーな飲み会と入り乱れていたが、これも貴重な場である。
そして、今週は結構、話をする仕事が多い週。会社での月初の早朝会議などは通常業務なのだが、外部から依頼された仕事で話す機会が多かった。
まずは月曜日。
三河にあるクライアントでファシリテーターの仕事。会社から選ばれたメンバー6名と一緒に「求める人材像」について議論しあうのだ。部門も役職も異なるメンバーが改めて会社の強みや自らの仕事のヤリガイを共有しあい、それに基づいて求める人材像を明確にしていくもの。
技術者がメインの企業のため、活発な議論が展開されるかが懸念されたが、蓋を開けてみれば出るわ出るわ。お互いが普段の仕事の中では知り得なかった価値観が披露されとても有意義な場となった。
同じ会社で当たり前のように仕事をしていると改めて価値観を共有することも、自分の会社を見つめ直すことも意外と少なかったりする。
そこに外部の人間が入ってお互いの遠慮を壊すことで正面を向き合った話し合いをすることができる。会社としても、参加された個人としても新たな気づきがあったようで、少しだけでもお役に立てたようだ。
木曜日は以前から依頼を受けていた講演。
懇意にさせて頂く株式会社近藤溶接の近藤社長に名古屋商工会議所若鯱会(経営者の異業種交流団体)の勉強会の講師を頼まれたのだ。
タイトルは「企業と就職活動の最前線~輝く原石を見付けるには~」。このタイトルは期待感を持たせすぎてしまったかも・・・。
輝く原石を見つける方法が明確に打ち出せることができれば、採用も全く苦労しない。そんな完璧な方法があれば、逆に教えてほしいと最初に話したため、笑いを誘い受けたことは受けたが、参加者によってはガッカリさせてしまったかもしれない(笑)。
それでも現在の就職環境と企業側、学生側の本音、輝く原石を見つけるためのヒントについて、1時間半近く話をさせて頂いた。質疑応答の時間も足らず、懇親会の場でもお酒を酌み交わしながら、あれやこれやと語り合った。楽しい時間を過ごさせてもらった。
そして、金曜日。
この日は岐阜にあるクライアントで新卒採用全般の研修。これまで本格的な新卒採用を行ったことがなかったため、コンセプト作りから会社説明会や選考試験のポイントについてお手伝いさせて頂いた。
社風も素晴らしく会社としての技術力も申し分ないが、BtoBで学生にとって分かりにくい。社名も固いので、どう学生に企業の魅力を伝えていくかなどを一日かけて話し合った。面接官トレーニングもさせて頂きながら・・・。
と、今週は外部の方に対して、喋る機会が多かった。元々、営業なのでずっと喋り続けてきたわけだし、社内でも喋る場は多いが、それとは意味合いが違う。
初めて会う方との交流はこちらも刺激を受けるし、逆に教えて頂くことも多い。そのような場を頂けたことに感謝なのだ!
本日はこれから犬山国際友好シティマラソン。走り込みが足りない2月だが、こちらも気持ちいい時間を過ごしたい。
走りながら喋ることはないと思うけど・・・。
カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:
2013年2月10日
喋れば!喋れば!
2013年1月13日
明るく、元気で、素直に!
昨日、一昨日は2014年卒向けの合同説明会「【就活】研究フェア」を開催した。寒い中、多くの学生さんに参加頂いた。来てくれた学生のみなさん、ありがとうございました。
この2日間通して僕の役割と言えば、パネルディスカッションのコーディネーター役を務めることだけ。あとは参加企業の担当者の方に挨拶するくらいで、ほとんど仕事がないといってもいい(笑)。
1日目のイベント開始前に3社の人事担当の方とパネルディスカッションを行わせてもらった。会場となる吹上ホールは暖房が効くのに時間がかかる。パネルディスカッションの時間はまだほとんど効いていない寒い状態。おまけに講演会場となる端っこのスペースはより効きが遅いので、始末が悪い。
パネルディスカッションの45分間はとても寒かった。ご協力頂いた担当者の方、そして参加してくれた学生さん、すみませんでした・・・。
ディスカッション自体は熱い内容なので問題ないが、コーディネーター役となる僕がその寒さでいつものような調子が出なかった。本来はもっと盛り上げる自信はあるのだが(笑)、今回の出来はいま一つだと自省する。
それでも出席頂いた担当の方からは、学生にとってポイントとなる言葉をいくつも引き出す事が出来た。それは大変勉強になったはず。
その中の一人が言われていた一つに「明るく、元気で、素直に」という表現があった。それが求める人材像だと。言葉にしてしまえばシンプル極まりないが、聞いてみれば他の2社にも共通すること。そして、大げさに言えば採用活動を行う全ての企業に共通する。
コミュニケーション能力や論理的思考力も求められるが、より基本的に大切なのはそのことだろう。
「明るく、元気で、素直に」がなければ、いくら頭の回転が良くても、いくら行動力があっても、評価される事は少ない。一緒に仕事をする者として、とても大切なことなのだ。
それには就職活動以外の普段の生活も大切。どんな風に日常を過ごすかによって、できるできないが明確になっていくものだ。
参加してくれた学生さんは十分理解してくれたと思う。
各企業ブースの説明も、
就活内定プロデューサーの田中ヒロユキ氏の講演も、
CDAによる就職相談も、これからの就職活動に大いに役立ったことだろう。
まだまだ寒い日が続くが、この場で学んだことを活かして頑張ってもらいたい。
2013年1月5日
晴れやかに行こう!
名大社では昨日が仕事始め。初日は早めに家を出て7時40分には出社。この日は通勤途中にある白山神社にお参りし、健やかな一年を願う。
今年は4日が金曜日という事もあり、ほとんどの企業は休み。ビルも街も静かであった。こんな日は有難い事にゆっくりと年初の朝礼を行うことができる。
全社員にセミナールームへ集合してもらい、僕の方から今年の標語と一年間の方向性を発表する。その後は全員が順番に昨年の反省と今年の目標(抱負)を10分程度ずつ語る。時折、あちらこちらから突っ込みを入れられながら・・・。
自ずと正月気分は抜け、緊張感が芽生えてくるのがいい。それだけで2時間以上の時間が掛かってしまうが、とても大切なこと。全員でお互いの姿勢を確認することは重要で、大きな刺激や学びにもなる。
発表した時の気持ちを維持しながら一年間を過ごしてもらいたい。
朝礼後は会社に届いた年賀状を確認し、出し忘れについては急いで宛名書きと共に一言添える。その後は新聞社とTV局への挨拶回りへと出掛ける。
昨日は風も強く寒い一日。それでも雲一つない晴天で、突き抜けるTV塔を眺めるだけで、晴れ晴れしい気分になる。
そうして仕事始めの一日が過ぎていく。
特に大きな変化があるわけではない。とてつもなく面白いネタが転がっているわけではない。それでも会社も社員一人ひとりも少しずつ変化していく。
いい意味で日々を重ねていく。
仕事はまだ一日を終えただけ。本格的に忙しくなるのは来週からで、今日からは2連休。それでも、我々にはこの一日の仕事が重要なのだ。
晴れやかに行こう。青空のもとに突き抜けるTV塔のように・・・。
2012年12月26日
仕事納め
本日を持って2012年の名大社の業務は終了。明日から1月3日まで年末年始休暇に入る。
「休みに入るの早いね~、いいね~。」という声を多くの方から頂いた。年間カレンダーではこうせざるを得ない事情はあったが、僕からしてみれば年明けが6日まで休みの方がいいね~である。
思い切って6日までの休みにしようかとも考えたが、そうすると11連休という社員に優しすぎる企業になってしまい名大社らしさがなくなる(笑)。
また、そこまで休むと社会復帰できないメンバーも出る可能性もあるため、4日を仕事始めとした。
それでも8日間の休暇があるので、一年の疲れを取ってもらい、楽しみながら新たなる年に向けた準備をしてもらいたい。
最終的な今年の振り返りは大晦日にするので、本日のところは簡単に。毎年言っている気がしてならないが、今年もあっという間の一年だった。つい先日年初の挨拶をしたばかりだったのに、もう仕事納め。
早すぎるくらい早い。カッコ悪くいえば、僕はボーッとしていたら、一年が経ってしまったような感じ。ウソでもないけど・・・。
それでも会社としてはいくつかの新しい取り組みを行い、新たな制度も取り入れたりとチャレンジも心掛けてきた。既存のサービスも順調に推移したので、会社全体としては慌ただしく緊張感の途切れることのない一年であった。
そんな中でも一人も欠けることなく過ごす事ができたのは、僕としても喜ばしく嬉しい。会社としての一体感もより増したような気もするし・・・。
(僕が勝手に思っているだけだったりして・・・)
本日は夕方から社員総会。
ここでは一年を振り返り、改めて全員で今年行ってきた事を共有する。自分たちができたこと、そしてできなかったことを最後の最後まで頭の中で繰り返さなければならない。
その後は、優秀社員表彰。飲みに行く人はご馳走してもらってくださいね(笑)。最後は全員で掃除して、締めくくる。
こうして無事に送れたことに感謝しながら本日を過ごしたい。
(本日、何も起こらなければいいけど・・・)
ありがとうございました!
2012年12月22日
12月最後の金曜日
昨日も慌ただしく一日を過ごさせてもらった。午前中は名古屋を代表する経営者の面接を面接を受けた。なぜ面接を受けたかはそのうちに・・・。
30分くらいの予定だったが、その時間を遥かにオーバー。話が盛り上がったかどうかは定かではないが、面接は一応クリア。有り難いことにホテルのエレベーターまで見送って頂いた。来年以降、また課題が増えるが、これもいい機会として捉え、学びの場を作っていきたい。
午後は東京へ移動し、新卒者向けのイベントに参加。参加と言っても一見学者に過ぎず、ただイベントを傍観していただけ。しかし、大いに勉強になり、かつ自分自身が楽しめるイベントであった。
パフさんのシェア活LIVEと名付けられたイベントはBtoBという共通点があるだけの異業種の4社がそれぞれの企業の魅力について語るもの。それもただ一方的に自社の魅力を語るのではなく、学生視点に合わせ学生の疑問に答えながら進行していく。第一部はパネルディスカッション、第二部はコミュニケーションタイムとまずは興味を持たせ、その後、その興味に対し深掘りしていく流れ。
僕自身はパネルディスカッションだけでもかなり勉強になった。知っているようで知らない業界のこぼれ話を分かりやすく伝えてもらったからだ。
そして、何より出席されている人事担当者の学生に対する愛情が素晴らしい。一人の大人として、人生の先輩としての温かいメッセージがこちらまで伝わってきた。これもパフさんのイベントの特徴だろう。
盗まないと・・・(笑)
イベント終了後は、ふるさと就職応援ネットワークの忘年会。渋谷で飲むのって、初めてじゃないだろうか。半端ない人の多さだった。
メンバーが素晴らしいとどれだけでも飲める気がする(笑)。ここでも貴重な時間を過ごさせて頂いた。二次会のシュミレーションゴルフも面白かった。
男ばかりの記念のショット。
(キーカンパニー下薗社長の写真を勝手に拝借)
やっぱり渋谷は人でいっぱい。タクシーが全く捕まらない状態がしばらく続いた。12月最後の金曜日のせいもあるだろう。正確にはもう1回、金曜日は残っているが、仕事をする金曜日としては最後。
お疲れさまでした!
本日は少しだけ仕事をして、久々に家族全員で食事。ちょっと早いクリスマス。子供たちの成績も上がったようだし、ちゃんとサンタ役もしなければならないな・・・。
2012年12月14日
賞与について考える
本日はうちの会社の賞与支給日。きっと社員は鼻の下を長く伸ばして待っていることだろう(笑)。
本来は第2週の金曜日が支給日なので、例年より一週間遅らせたことになる。出し惜しみしたわけでも、資金繰りに苦しんだわけ(笑)でもない。
一人ひとり個人面談をして、その評価について話をしてきたため、支給日が後ろにずれたのだ。
これまで会社の習わしとして、賞与は基本給の○ヶ月分と低額だけ決めて、あとは査定分を加えた総額を本人に渡していた。
査定内容はあいまいでロジカルな説明も特にしてこなかった。査定が間違っていない限り、その方法は悪くはないと思うのだが、透明性や納得感において問題がないわけでもなかった。
そのため今回の賞与から完全に見直しを行い、賞与の基本的な考えから、評価項目やポイントの査定基準、本人への期待値(ここは査定とは関係ないけど)までも明確にして個人面談を通し提示するようにした。
(今頃の対応なんて、ちょっと遅すぎますね・・・。)
個人面談は昨日で全て終了。晴れて本日を迎えることができた。仕事全体に対する個人面談は年度末にたっぷり行うとして、今回のような面談もお互いにとっては有意義であったと思う。何より全員が納得してくれただろうし・・・。
うちのような小さなサイズの会社であれば、トップの僕が直接話をするので誤解されるかもしれないが、僕が賞与を支給するわけではない。あくまでも会社から支給するのであって、僕はその役割を担っているに過ぎない。
当たり前の話だが、僕が偉いわけでも何でもない。みんなが懸命になって働き稼いできた利益を代表して配分しているだけなのだ。
しかし、社員はそうとは思わないようだ。役割である僕に対して「ありがとうございます。」と感謝を述べる。だから、僕も「こちらこそ、ありがとうございます。」と答える。何だかピントのずれた妙な会話だが、それが現実。
賞与を出す会社が素晴らしいのか、賞与分を稼いでくる社員が素晴らしいのかは、はっきりするところ。かと言って、賞与を出せない会社の社員がダメなのかと言えばそうではない。それは会社の責任であり、それがきっと経営そのものにあたる。
ここしばらくの間、賞与について考えるうちに、当たり前だけど欠落してしまいそうな基本に立ち戻った。
無駄使いするか、有効的な使い方をするかは関与しないが、いい年末年始を過ごしてもらいたい。夜の錦を闊歩するのも構わない。
ありがとうございました。
と言っても、あと8日間、ガンガン働いてくださいよ!
2012年12月9日
無事終了!名証上場企業就職フェア
全国でも初の試みである証券取引所とのコラボイベント「名証上場企業就職フェア」が無事終了。
昨日、一昨日の2日間、約3000名の学生さんに参加頂き、盛況のうちに終えることができた。ご協力頂いた全ての方に感謝!
僕に届いてくる声を聞く限り、出展頂いた企業も参加した学生も結構満足頂いた様子で、2日間の結果だけをみれば、成功したイベントと胸を張ってもいいだろう。
また、全国初という話題性があったせいか、新聞、テレビの取材が相次ぎ、昨日の日本経済新聞でも結構大きく取り上げられていた。
これも僕らにとってはうれしい話である。今後、もっと名大社を利用してくれる方が増えると更にうれしいなあ~(笑)。
今回、イベントを進行する上で、慎重に運営を考え綿密に計画を立てた。こちらが想定する来場者数であれば問題ないが、それを遥かに上回る来場があった場合、どんなオペレーションを行えばいいかをいろんな角度からシュミレーションしたのだ。
僕が先日走るはずだったフルマラソンのケースが、より深く考える機会を与えてくれた。最悪の事態を想定して、その場合、どんな対応をすれば参加してくれる学生や企業、そして会場に迷惑をかけないかをかなりの時間を要し準備してきた。
幸いなことにそれは杞憂に終わり、ほぼ想定通りの結果で終わったのだが、主催者として果たすべき責任をずっと考えながら取り組んでだ今回のイベント。何もトラブルがなく本当に良かった。それが当たり前の事とは十分分かっているんだけど・・・。
この「名証上場企業就職フェア」で名大社の年内のイベントは全て終了。
それにしても今年もよくあれだけのイベントを実施したと思う。ちょっとしたセミナーや説明会を除いて、15回も開催(同時開催を含めると21回)したのだ。改めて会社のメンバーの働きに敬意を表したい。
よく飽きずにやりましたね・・・(笑)。いやいやとても重要な仕事です。
と自分でボケとツッコミをしてしまうのも心地よいイベント疲れの表れだろうか・・・・。
今年の仕事もあと12日間。
イベントは終了したが、精一杯張り切っていきましょう!
2012年11月16日
Fネットin名古屋2012
昨日は「ふるさと就職応援ネットワーク」の会合が名大社で行われた。
名古屋での開催は2年ぶり。ちょうど2年前の11月に開かれたのだった。その当時の事はこちら。
何かが大きく変わったわけではないが、確実に各加盟会社の事業領域は変化している。外部環境に左右される面はあるが、この2年の間でも採用手法や提案方法は以前とは異なるのだ。2年前はfacebookを語ることもなければ、スマホ対応もそれほどでもなかった。
それが今は使っていることが大前提で話を進めなければならない。日々の生活では何となく過ぎていくが、振り返ってみると着実に時代は進歩している。我々もそれに追随していることになる。追随しなければ淘汰されるだけの話だし・・・。
昨日も各加盟会社の取り組みやネットワーク全体でのスキームを共有することで、気づかれることも多かった。僕がどれだけ刺激を与えられるかは疑問だが、刺激を受け自社の取り組みに反映させることは結構あるケース。それも含め貴重な時間になっているのだ。
プラスなのはそれだけではない。
生もみじ、東京バナナ、ずんだ饅頭、何故か赤福(笑)など各地域のお土産も持参頂くので、夕方、腹を空かして戻ってきた営業は大喜びだろうし・・・。
5時間ぶっ通しで行った会合の後は懇親会。
せっかく名古屋に来られたので、安直だか名古屋めし。どて、手羽先、みそかつ、うなぎ釜飯(ひつまぶしじゃないんだ)、デザートにういろとこれでもかというくらい名古屋めしを楽しんでもらった。まあ、お決まりと言えばそれまでだけど・・・。
しかし、遠くからわざわざ来られたパートナーはきしめん、あんかけスパ、ひつまぶし、みそ煮込みうどんとランチにちゃっかり食されているようだ。それもうれしい事。
やたらと寒い昨日だったが、名古屋を楽しんでいただけた様子。次は2年後かな・・・。
真面目な議論も重要で、そこから生み出す事業もあるが、その地域を楽しむ事も必要。
まっとまっとやらなあかんて~と言われるかもしれんけど。
2012年11月14日
運がいい!ということらしいが・・・
今週は忙しい。日中も夜もスケジュールがてんこ盛り。かなりハードな一週間。そんな中、昨日は時間の合間を縫って、講演会にお邪魔した。
オムロン株式会社の取締役会長である作田久男氏による「企業価値の持続的向上」というタイトルの経営者向けの講演。オムロンの現状からグローバルリーダーに期待される人物像まで、多岐に亘って話を頂いた。
しかし、この講演、2時間の予定のはずが1時間ちょっとで終了。あらら・・・。
通常の講演会なら最後の10分程度で質疑応答が行われるのだが、この日は50分程度のその質疑応答にあてられた。
それが面白かった。
いくつかあった一つに、創業家以外から初めて社長に就任した作田氏に、「なぜ社長になれたのか?」というダイレクトな質問があった。
答えは簡単明瞭。「運が良かった」とひとこと。場内は唖然とした雰囲気だったが、納得できないわけではない。
実際、僕も多くの方から「どうやって社長になったのか?」と聞かれることが多い。僕は「たまたまです。」と答えるが、聞いた方はほとんど納得しない。しかし、それは嘘ではない紛れもない事実。もちろんそれだけではないが、大きな割合で言えば、そんなところ。
社長のなることがゴールではないので「運が良かった。」とは言う事ができない。まだ先は長いし、結果は残していないし、最悪の事態もあり得るから・・・。(そんな風には絶対しちゃならないが。)
スケールや能力は比較にならないが、同じようなことだと僕はうなずいてしまった。
その後、納得しない聴衆者に対し、フォローというべき言葉もあった。
「99%は運だが、残りの1%は違うだろう。残りの1%はきっとこう考えてきたからだろう。今日は昨日の続きじゃないし、明日は今日の続きじゃないと思ってやってきたから。」
そんな内容が加えられた。
???と思った方も多いだろうが、とても深い言葉に感じた。要はいい事ばかりは続かないし、悪いことばかりも続かない。今の状況が最悪だとしても、踏ん張ってやれば必ず道は開けてくる。そのためには毎日を真剣に過ごす。その繰り返しだと。
なるほど・・・。妙に説得力があった。1%はかなり謙遜が入っているだろうと思うけど。やはり僕とは違うな・・・(笑)。
その他にも、後継者(次の社長)になぜ若手を登用したのか等、興味深い話は多かった。
いくら忙しいとはいえ、学ぶ場は持ち続けなければならない。日常に忙殺されて過ごすだけでは成長しない。まだまだ未熟でできないことも多いが、これも今日と明日は違うということだな・・・。
2012年11月2日
営業車の香り
平日に車を運転することは滅多にない。外出する時は、徒歩か公共の交通機関がほとんど。
つい4年前までは前線で営業していたので、週2~3日は営業車を使っていた。その当時と比較をすると生活は随分と変化したことになる。
それでも1ヶ月に一度あるかどうかのタイミングで営業車に乗ることがある。懇意にさせて頂いている大学に僕が直接お邪魔するからだ。
珍しいことに先週、今週と連続で営業車に乗って出掛けることがあった。小さな営業車を運転していると営業当時の事を思い出す。
今や懐かしい思い出なのだが、現在の僕自身があるのもそんな営業活動があったからだ。
最近では営業車もカーナビ装備が当たり前たが、10年前くらいまではアルプス社のアトラスRDを持ち込んで調べながら走っていた。
時代の流れか、あれだけお世話になっていたアルプス社は存在しない。ちょっと淋しい・・・。
尾張地区、岐阜地区に営業車で伺うことが多かったが、そのエリアにある美味しいランチスポットにもよく行った。
今でもあそこのラーメンを食べたいなと感傷的になる(随分安っぽい感傷的・・)。時間やお金がない時は、吉野家、どんどん庵あたりが定番でかなりお世話になった。松屋やすき家はまだ少なかった。
車内ではよくラジオを聴いていた。
午前中はFM愛知で午後からは東海ラジオと決めていた。今でもオンエアされている「聞いてみや~ち」が一番のお気に入りで、車を走らせながら一人で笑っている怪しい姿を見せていた。15時20分ごろの時間帯はできるだけ車内にいるようにした。(分かる人には分かるはず・・・笑)
肝心な仕事の話が一切ないのは立場的にもいかがと思うが(笑)、それもこれもいい思い出。
営業って、いいな。
営業車の香りを感じながら、そう感じたのだった。