これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

Fネットの価値について

昨日は「ふるさと就職応援ネットワーク(呼称:Fネット)」の総会。一年間の取り組みとこれからの一年について共有した。各加盟会社がそれぞれの事業を通し、ネットワークとしての活動を振り返ったのだ。
経営者の立場として僕は この加盟会社の中で一番経験が浅いと言っていい。加盟会社の社長は、そのほとんどが自分で会社を立ち上げ、その地域でシェアを確保してきた創業者。僕のようなサラリーマン出身者は珍しい存在。僕なりの苦労があろうとも創業者の苦労や今までの道のりは比較にはならない。
僕はその経験を伺うだけで学びになるし、これから自分が成長していくための刺激にもなっている。大変ありがたい存在であるのは言うまでもない。今の自分の存在価値としてこのネットワークが大きな要素にもなっている。
しかし、それは自分だけが感じているのではなく、他の加盟会社も同様のようだ。僕の影響力なんてほとんどないと思うが、他のメンバーもこのネットワークで多くの情報を得て刺激を受け、自らのビジネスにプラスの効果をもたらせている。昨日も異口同音、そんな会話が繰り返された。
ありふれた言葉かもしれないが、経営者は孤独である。
それは企業規模や業種に限らず、同じではないだろうか。一人だけの存在は寂しい。だからこそ、共通の課題や悩みを抱え、それを腹を割って話し合える仲間がいることは本当にありがたい。お互い慰め合うわけでもなく、愚痴を言い合うわけでもない。目指す方向性は異なるが、基本的は志は変わらない。それがうれしい。
昨日もそれを感じた一日であった。
もしかしたら自分のためだけに、この組織に加わっているだけかもしれない。しかし、結果として、会社全体としてネットワーク全体としてプラスになっているのであれば、それほど喜ばしいことはない。
何だか酔っ払った状況で感情的になってしまったかもしれないが、それを十分感じた一日であった。
いい気分で寝れそうなしんみりした夜。お疲れさまでした!

ソーシャルセミナー、そしてワイン会の一日

昨日は午後から「ソーシャルメディア活用セミナー」を開催。
facebookを中心にソーシャルメディアに取り組む企業が増えている中でのセミナー開催。人材採用に関してもfacebookページを作成し広報する企業も増えており、名古屋地区でもその関心度は高まっている。
ワイン会1
今回は懇意にしているマーケティング講師とこの分野ではトップクラスの実績を誇る株式会社メンバーズから遠藤氏と江口氏を招いての開催となった。意外かもしれないが、会社として有料で実施するセミナーは今回が初めて。当初は不安があったものの、会場内はほぼ満席。企業の人事担当者を含め多くの方に参加頂いた。
まずはその方々に感謝!
2時間半にわたるセミナーは、facebookの現状からソーシャルリクルーティングへの取り組み方法まで多岐に亘るもの。
参加頂いた方のレベル感もマチマチであるため、全てに納得いただくことは難しいが概ね好評のうちにセミナーを終了することができた。
結局のところ、ソーシャルメディアは人と人を繋ぐメディアであるため、デジタルを駆使したとはいえ、実にアナログチック。それは十分に伝わったのではないだろうか。
セミナー終了後は、関係者と反省会を含め懇親会。名古屋名物の手羽先を頬張りながら、今後我々がどうソーシャルメディアに向かっていくかを語り合う。
ワイン会2
飲みながらこういった議論も重要なのだ。今のところ、これをやれば間違いないという解決策はない。手探り状態が続くが、正面から向き合うことが大切なのだろう。
懇親会終了後は、ワイン会に参加。
今回のセミナーを一緒に手掛けたマーケティング講師が主催しているため、そのまま突入したのだ。この場では昔からよく知る仲間と初めて会う方と入り混じり、あちらこちらで会話の花が咲く。
ワイン会3
ワインもどんどん体内に吸収されていく。新たな出会いもあり感謝!
実に楽しく有意義な一日を過ごさせてもらった。
この一日を通して感じたこと。
いくらソーシャルメディアが進化しようとも僕らはリアルの場で人と人を繋ぐ場を提供していかなければならない。そのきっかけになるのがソーシャルメディアにはなるけど・・・。
それを改めて学ばせて頂いた。

2013新卒採用中間総括について

昨日はHRプロ主催「HRサミット2012」の2日目。
朝9時過ぎから立て続けに講演・セミナーを5本連続拝聴した。一日に参加する回数としてはこれが限界。それ以上だときっと集中力が持たないだろう(苦笑)。
朝一番の講演は主催者のHRプロ代表 寺澤氏による講演。
タイトルは「混沌とした2013新卒採用の深層分析&2014大胆予測」という興味深いもの。細かなデータを基にロジックを形成し、納得感のある話を頂いた。
現在、我々が事業を展開する東海地区も大手企業の採用は終結しているものの、学生の内定率は一般的に公表されているほどの数字はなく、まだまだ継続しないと・・・というのが現状。
その認識は東海地区に限らず全国においても同様で、寺澤社長も短期間で終了したケースと長期化せざる得ない格差について言及されていた。
調査によると、4月末時点で旧帝大、早慶クラスの内定率は7割と言う。そのうち4割が複数内定とのこと。一方で、その他の私立大学は24%の内定率で学校層により大きな格差が生まれているというのだ。このあたりの話は、東京に来ないと聞けない内容。
東海地区と全てが当てはまるわけではないが、全体の傾向を把握するには有益な情報である。企業がターゲット大学を明確にしている理由から、このような差が生まれるようだ。
それは企業間でも同じことが言え、2ヶ月間、就職戦線が後ろ倒しになったことにより、結果的に学生は大手企業にエントリーが集中。それ以外の企業は伸び悩んでいる状況がある。
そのため、大手企業は予測したよりも短期間で採用活動が終了。逆に、それ以外の企業はまだまだ継続しなければならない状況だ。全く同じ事が東海地区にも言えるのではないだろうか。今の各企業の進捗状況を伺うと合致する面が多い。
大手企業に内定辞退が少なかった事も短期化の理由のようだ。学生のエントリー企業数が限定されたため、迷いが少なかったことが背景にある。
内定辞退が少ない事は喜ばしい事だが、逆を言えば、曖昧な志望のまま内定先を決めたことで、就業後のミスマッチにつながるのが不安材料として残るようだが・・・。
但し、内定辞退が少ない企業は一部の大手企業に限られ、採用数の多い企業や準大手、中堅は内定辞退に悩まされているのが現実。我々がお付き合いする地元の企業でも苦労されているケースはよく耳にする。
全てを解決する就職の在り方なんて存在しないだろうが、我々が提供するサービスにおいても課題が多いと言えるのだろう。
今年の一つの特徴としては、「ナビ離れ」があるようだ。
就職サイト一辺倒の活動方法には、僕自身も疑問を感じる。それは自社で就職サイトを展開している立場としても・・・。サイトだけを頼りに活動を行っては、必ずしも自分に合った会社に出会えるとは限らないと思う。
名大社の場合、掲載頂く企業がほとんど地元の中小企業であり、大半は無料掲載であり全国サイトとは一線を画している。
そのため大手企業が有利に働くことはあまりない。とはいえ、基本はお互いが顔を見せ、そこで理解することが重要であると考えるのならば、就職サイトはひとつのキッカケでしかない。「世の中にはこんな会社があるんだ!」と知らない会社に出会う場でしかない。そんな使い方だけで十分なのだ。
インターネットは確かに便利で、僕も普段の生活では欠かすことのできないツールであるが、僕や会社を知ってもらおうと思えば、顔を見せ合うしかない。そんな意味があるとすれば、「ナビ離れ」傾向はプラス面もあるだろう。
昨日の講演内容から考えれば、今後の就職活動の方法も変化してくることが予測される。我々、就職支援会社もこれまで通りのやり方では立ち行かなくなるのかもしれない。危機感を覚えると同時に、新しい価値を提供できるチャンスでもある。
地元企業の視線を大切にし、学生の置かれた環境を理解し、今後も事業に取り組んでいく。それは、これからも続く2013卒の新卒採用のサポートを含め実施すること。これから本格的に採用を行う企業も、諦めない頑張る学生も多いだろうから・・・。
何だか中間総括というよりは、自らの姿勢を示す内容になってしまった。
いずれにせよ、まだまだ中間総括でしかない。むしろ中小企業のクライアントが多い名大社としては、今がヤマだ。
客観情報を把握しながら、自分たちの本来の役割を全うしていきたい。

ベンチマークツアーin未来工業

昨日は岐阜にある未来工業株式会社に伺い、創業者である山田相談役の講演を拝聴し、工場見学をさせて頂いた。
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特徴ある経営スタイルでTV番組にも多く取り上げられる同社。僕も「カンブリア宮殿」も見たし、山田相談役の講演会にも参加したこともある。営業時代は飛び込みでプロモートした企業だ。(箸にも棒にもかからなかったが・・・)
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今回の企画を立てたのは愛媛にあるパートナー企業のコンベックス。参加者は四国を始め、福島、金沢など全国各地から集まった。このユニークな経営を自分の目で確かめたい意志の表れだろう。
数々のメディアで紹介されているため、あえてここで披露する必要もないが、その仕組み作りや意識付けの醸成は徹底している。経営理念でもある「常に考える」はあらゆるところに掲出されている。
エントランスにも
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食堂にも
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工場にも
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掲示板にも
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事務所内や階段も含め、ありとあらゆるところ。
昨日の数時間の滞在でしかないが、完全に頭の中に擦り込まれてしまった。この掲示だけでもかなり勉強になった。社員に対し何か重要なことを伝えようとすれば、これくらい徹底しないと頭に入らない。
そして、社員の提案やアイデアも至るところで活かされている。
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どんな提案でも500円支給され、一番多く提出する社員は年間250件ほどという。
それは肝心の自社商品も同様。国内シェアの8割を占める製品も社員の創意工夫から生み出されているのだ。
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コスト意識もここまで徹底されれば、自ずと社員もそれ相当の行動となる。
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業種業態は違えども、参考になる点は多かった。
原点にあるのは山田相談役の「社員を喜ばすためには何をすればいいのか」にある。年間休日約140日、残業禁止、3年間の産休制度、定年70歳、作業服自由など、これも基を辿れば社員を喜ばすことを考え、「ヤル気」を引き出すことに繋がっている。
僕が社内でいろんな事を手掛けているつもりでも、ここまで見せつけられると、子供のママゴトに過ぎないのがよく分かる。日本各地からだけでなく、海外から見学者が訪れる理由もそこにあるわけだ。
今回の企画を提供してくれたコンベックスの遠藤社長に感謝!
このような企画を名大社で考えるのもいいな。
常に考えよ!

これからもお元気で!

自分で言うのもおかしな話だが、名大社は素晴らしい会社だと思う。
名古屋の小さな一企業に過ぎないが、20代の若手から60代の大ベテランまで揃う組織。世代の壁を越え、互いに切磋琢磨している企業なのだ。
昨日はその60代の大ベテランお二方の送別会。今月末で一旦卒業となるため、全社員で記念の飲み会を行った。場所は今年も話題となっている柳橋ビアガーデン。
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僕は昨年も3度お邪魔しているが、ほとんどの社員は初めてだったため、この空間は新鮮だったようだ。
旬の食材を金券で購入し、次から次へと消費していった。
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5月下旬はビアガーデンの時期としては早いのかもしれないが、逆に少し冷たい風も心地よく快適に過ごすことができる。ビールジョッキがどんどん空になっていく。
柳橋2
大ベテランお二方のうち、一人は42年の社歴。
名大社の創業当時から勤めていることになる。僕が全く知らないことも全部理解されており、いわば生き字引のようなもの。僕が3歳のハナタレ幼児の時から会社に貢献されてきたわけだから、感慨深い。
本来はもっと豪勢に会を催すべきかもしれなかったが、できれば今年入社の新人も含め全員で送り出した方がよく、予算的な面も含め(笑)、こちらの場所となった。ザワザワ、ワイワイもいいものだ。
これが二人のツーショット。いい笑顔である。
柳橋4
少しは満足して頂けたかな・・・。
来月以降も非常勤でお世話にはなるが、まずはひとまずお疲れ様でした。
これからも元気な姿でよろしくお願いします!

慌ただしくも充実した一日

昨日は、慌ただしくも充実した一日であった。
午前中は母校の4年生向けの就職ガイダンスにて講演。毎年この時期に依頼いただき、話をさせてもらっている。
テーマは「中小企業の魅力と探し方」と相も変わらず一緒だが、昨日は70名ほどの学生を前に熱く語らせてもらった。
参加したほとんどの学生は未内定の状況のため、聞く態度も真剣。ひとつひとつメモを取る学生も多かった。昨日、話をさせてもらったように、決して焦ることなく、自信も失くすことなく、活動を継続させてほしい。
講演終了後は、急いで名古屋駅に入り、新幹線に飛び乗った。東京に向かうためである。
普段、出張の際、駅弁を買う事はほとんどないが、この日は全く時間がなかったため、わずかな時間で何も考えず購入。食べながら、その選択を少し反省。名古屋人なのにあえて味噌カツ&海老フライ弁当にしなくてもよかった。いつでも食べれるじゃないか・・・。
東京の目的の一つは「全国私立大学就職指導研究会」(略称:全就研)のセミナーに参加するため。これは全国から私立大学の就職担当者が集まり、企業との情報交換を中心に行うイベント。
会場に到着した時には、1部の丸善CHIホールディングス社長のの小城武彦氏の記念講演がスタートしていた。
最初から拝聴できなかったのは残念だったが、企業再生のプロらしい高い視点の話が聞け、いい学びになった。大学に期待する内容も共感。立場は全く違うが、同じような想いを描いていたのは、少しだけうれしかった。
2部では全国から集まった大学の就職担当との情報交換会。
遠方の大学は、日頃、お世話になっていながらも中々、ご挨拶する機会がない。全ての大学の担当と挨拶するのは不可能だが、首都圏、関西圏、北陸、九州の方と情報交換をさせて頂いた。どうしても名刺交換中心の簡単な挨拶になってしまうので、次回、お会いした時、顔と名前が一致するか不安ではあるが・・・。
普段、懇意にさせて頂いている地元の大学の担当者も多く出席されていたので、この場でも軽くアルコールを交えながら挨拶をさせて頂いた。
セミナー終了後は新橋へ。Fネットを中心とした人材サービス会社のトップとの懇親会。これも目的の一つ。
新橋で有名な焼き鳥店で、ビールや焼酎を傾けながら、今の課題や今後の取組みについて語り合う。当初は「日本の未来を語る会」という壮大なテーマで飲む予定であったが、そんな話はほとんど出る事がなかった。分かっていた事ではあったが・・・(笑)。
新橋~銀座のゴールデンコースを堪能し、一日が終了。お疲れさまでした。
そして、本日は福島へ。
きっと慌ただしくも充実した一日となるだろう。

危ない会社の見分け方

昨日は「回収不能を防ぐための危ない会社の見分け方」というテーマの研修に参加した。
このテーマが自社にとって最重要というわけではないが、経営者として最低限の知識として持っておかなければならないこととして出席したのだ。
最重要ではないというのは、我々の事業が回収不能に陥りにくい業界であることがひとつ。人材採用を行う会社は基本的に業績が安定しているからだ。
どんな企業でも収益を上げようとすれば、固定費を下げることを考える。人件費は最も負担となる固定費なので、我々が取引する企業は必然的に順調ということ。業績が悪化している会社が人を増やすことは考えにくい。よほどやけっぱちでない限り・・・。
当然のことかもしれないが、リーマンショック後の景気がどん底状態の時でも回収不能は一件も発生しなかった。そんな状況でも、立場として危機管理はしなければならない。万が一のことを頭に入れておくのも役割としては必要なのだ。
2011年の倒産件数は11,369社。全企業数の0.7%が1年間で倒産するという計算。100社に1社は倒産すると聞かされるとタダ事ではないと思える。
名大社が一年間にお付合いする企業数で言えば、何百社になるわけだがら、数字上は回収不能があってもおかしくはない。今回、同じテーブルで情報交換した方々は回収不能のリスクにはかなり敏感。業界特性もあるだろうが、取引に対してはそれだけ慎重なのが一般的な捉え方なのだろう。
今回の研修では定量分析の方法として、決算書から読み取るポイントがあった。これまで独学を含め決算書の読み方については学んできたつもり。
しかし、どうしても体が拒否反応を示す分野でもあるため、頭の中に入り込んでいないのが丸わかり。以前理解したこともスッポリ抜け落ちている情けない状態。
この分野は一度や二度覚えただけでは自分のモノにはならない。何度も何度も繰り返し、決算書に目を通しただけで、会社の状況を一発で理解しなければならないと改めて感じた。苦手では通用しないのだ。
そして定性分析についても同じテーブルで情報を共有した。ここでも業界によって、チェックのポイントは結構異なる。
メインバンクが変わると危険というチェックポイントは、残念ながら僕はできなかった。あまり金融機関との接点がないのが、理由ではあると思うけど・・・。そうゆう視点でもいろんな付き合いは大切だな・・・。
その他のチェックポイントとして、社長の不在がちな会社は危ないという意見が多く出た。社長が会社に居ないことが取引先にとっては不安材料になるというのだ。外に出たいばかりの僕はどうなるのだろう・・・。信用を失墜してしまうのかな・・・。
どうでもいいことに頭を悩ましてしまったが、危ない会社の見分け方を知るいい機会であった。あまり関わりたくはないが・・・。

健全な生活

本日でGW休暇の9連休も終了する。
意外と9日間も早いものである。特筆すべきことは何一つなかったため、休暇中のブログも書籍や映画の感想ばかりになってしまった。
のんびりと過ごした休暇であったが、基本的には普段の生活と何ら変わらない。起床時間も就寝時間もいつも通り。
(正直に言えば、一日のみ酷い二日酔いで起きれない日はあったが・・・。学生時代の先輩や同期との飲み会で、25年前と同じノリの飲み方をしてしまったのだ。反省・・・)
9日間のうち5日間はランニングもし、いい汗をかいた。アルコールは一日だけ休肝日を設けた。
昨年までであれば一度くらいは会社に顔を出したが、今年はそれもなかった。というより、あえてしなかった。貧乏性のため会社のことは気になって仕方ないが、時にはしっかりと切り分けることも重要。いつでも飛び出せる覚悟は出来ているが、何もない時は静かにしているのも役割として必要だろう。
その分、他の事に時間を費やし、回りまわって最終的に会社に役立つ方向に持っていければ良い。そんな大層な行為はしていないが、この休暇はそんな時間の使い方だった。
そのような生活の中でも変えていけないのが、生活のリズムである。普段と同じように寝起きし、食事をすることが重要。健康的な毎日を過ごそうと思えば、休むであろうとなかろうと、普段通りがいいのだ。
昨日まではさすがにのんびりし過ぎたので、本日はリハビリを兼ねて、明日以降の準備もしなければならない。幸か不幸か本日は僕を除き家族全員外出してしまうので、一人の時間も多い。いくつかの課題をクリアするのは最適な日となるだろう。
そして、夕方からはビールとワインでも飲んで、GW休暇の最後を締めくくろう。

メンタルヘルスを学ぶ

最近はほとんど活動していないが、これでもキャリアカウンセラーである。歴とした有資格者なのだ。資格をしたのは今から7年前(多分・・・)。
今年も社員に資格を取得させるよう講座に通わせているが、僕が通っていた当時とかなり内容は変わっているようだ。圧倒的にボリュームが増え、覚えることが多い。試験のハードルも上がり、簡単には合格しない。
今や人気のある資格の一つになってしまったので、資格取得も相当勉強しないとクリアできない。
僕が受講した時は、キャリアカウンセリングの中にメンタルヘルスは存在しなかったが、実社会の変化と共にその必要性が生じてきたようだ。最近はメンタルヘルスを学ばなければならない。企業の取り組み姿勢も積極的だし・・・。
それが理由ではないが、昨日はメンタルヘルスの基礎知識を学ぶ場に参加した。
今や50人に1人がうつ病であるというから、特別な病気ではない。昨今の中途市場でもメンタル面を理由に転職されるケースは増えているのも事実。となれば、経営者としてもキャリアカウンセラーとしても基礎知識くらいは叩き込んでおく必要はあるのだ。
あくまでも今回は基礎であるため、予想を超える学びはなかったが、仕事を提供する側として、社員との接し方で注意するポイントは改めて認識できた。基本はキャリアカウンセリングで用いる技法と同じ。そして、どう未然に防ぐかが重要ということ。
過去において名大社では心身症もメンタルヘルス不全も患った社員はいない。しかし、今後も患わないとは言い切れない。どんな企業でもあり得る話だ。メンタルに強い人間を育成すると共に、より働きやすい職場環境を作らねばならない。
今回の講習では自分自身でもエゴグラムを実施し、ストレス耐性を測ってみた。どうやらストレスをあまり残さないタイプのようだ。
そんなはずはないのだが・・・。(笑)

組織は重要なのだ。

新年度がスタートし、一週間が経過した。
この4月は単に新人が入社しただけではない。ここ2年間、全く触らなかった組織を大幅に改組したのだ。新しい部門を設け、若手中堅社員をデスクとし、直属の部下を配置した。
この2年組織を変えなかった理由として、僕がトップを務める新体制となり、まずはどん底まで落ちた業績を回復させることが第一の目的とするため、一番の安全策を取る必要があったこと。体制を変えることが社員の不安につながり組織のバランスが崩れるリスクを避けたかったのだ。
そればかりが理由ではないが、会社全体の一体感が高まりロイヤリティも生まれ、リーマンショック後の危機も乗り越えることができた。
組織がうまく機能したのだ。
そのままの体制を維持することは安定感をもたらすので、特にいじる必要はないかもしれない。しかし、その環境に浸かることで、緊張感が欠如する恐れもある。マンネリ感も生まれる。
新しい部署を立ち上げることは当初の考えにあったため、この4月はいいタイミングでもあった。
3月の個人面談で内示し、本人の意向も伺った。僕が気を付けたのは本人の強みが生かせる体制になるかどうか。そして、バランス。そこにかなりの時間を費やした。
自分の人事に異を唱える者はなく(会社だから当たり前か)、個々人のモチベーションは上がったように思えた。あくまでも個人的な実感でしかなかったが・・・。
そして、4月になり新しい体制がスタートした。
わずか一週間の業務では正確な判断はできないとは思うが、以前より活気溢れる社内になったのは事実。上司部下の会話があちこちで積極的に行われている。
これまでも十分行われてきたが、やはり真摯さに欠けた面もあったのだろう。決して否定的な意味ではなく・・・。
この一週間を冷静に振り返るとそう思えてくる。
うちのような全社員が見渡せ、お互いの性格まで熟知する小さな組織でも、組織は人の意識や行動を変える。大きな組織であれば、その影響力は莫大なものだろう。それはプラスばかりに働くとは言えないかもしれないが・・・。
組織は本当に重要だ。
トップの役割なんて、健全な組織を作り続けることくらいかもしれない。
(そんなはずないのは分かっちゃいるけど・・・。)