これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

中期経営計画の必要性

昨日、仕事を終えて、あるコンサルティング会社のセミナーに参加した。
テーマは「社長のための経営課題解決シリーズ~中期経営計画~」。
これまで会社の全体像や年度の経営計画(売上目標、利益目標、政策媒体)についてはまとめてきたが、中期経営計画のことは僕自身があまり触れてこなかった。
今回、このセミナーに参加しその必要性を感じると共に、これだけ不透明な時代になると短期的なビジョンを明確化することが会社にとっても重要である改めて認識することとなった。
少人数で開催されたセミナーであったが、偶然、隣の席の方が以前から知り合いの経営者。年齢は僕とほとんど変わらないのだが、創業して既に10年の実績を持つ社長である。
ワークの中で、お互いに共通のテーマで話し合う時間もあったのだが、立場は同じでも置かれている環境が異なるせいか、その場で議論する内容は全く違う。
一方が、売上高、利益率、社員数というような数字を基本に置けば、もう一方は理想像、行動指針、価値観といったビジョンにつながることが基本になったりする。
中期的な経営計画といっても、その捉え方一つで随分とアウトプットは変わってくるのだ。あるべき姿は、その両面を上手く導き出す計画書の存在だろう。
普段の生活の中で経営者と接する場はあっても、このような視点で会話をする事は少ない。お互いが抱える課題について共有できた事は、気持ち的にも随分と楽になった。
一般的に中期経営計画書を作成するには2ヶ月くらいは要するという。その中の基本戦略を練り上げるのに大半の時間を使い、社長の覚悟を具体化させるのが一番重要とのこと。
なるほど・・・。中小企業の経営は、結局、そこにかかっているのだろう。
目の前の業務に忙殺されると見えにくくなってしまうが、経営者として最も重要で果たさなければならないのが、この仕事とも言えるだろう。

ドラッカーの言葉を思い出す

本日は「中小企業における経営戦略のあり方」というテーマのセミナーに参加した。
これまでに学んだ経営戦略やマーケティングの振り返りに近い面もあったが、普段の業務の中で吹っ飛んでいる要素もあるため、いい学びでもあった。
フレームワークを含め、頭に叩き込んだつもりでも使わないとどんどん忘れてしまうので、このようなセミナーで刺激を受けるのも重要なのかもしれない。
タイトルの頭には「ドラッカーも言っている!」と表現されていることもあるように、ドラッカーの名言が所どころに使用されていた。
事業分野規定では
われわれの事業は何か?何になるか?何であるべきか?」
というシンプルな言葉から、戦略計画とは何かでは
未来は望むだけでは起こらない。そのためには、いま意思決定しなければならない。今行動し、リスクを冒さなければならない。必要はものは、長期計画ではなく戦略計画である」
というドラッカーらしい言葉も散りばめられていた。
つくづく思うのは、一度、書籍を読んだだけでは身に入らないし、実践を積み重ねないと本当の意味は理解できないということ。
そんな点で言えば、まだまだ自分は未熟だし、表面的にしか捉えていないと思う。
経営理念を見つめ直し、経営ビジョンを明確にしたとしても、その事業が上手く進むことなんてあり得ない。但し、そこをはっきりさせることで目指すべき道筋が見え、トップから新人まで一体感を作り上げるのは可能だ。
いくら世の中が複雑になり、ビジネスモデルも多様化する中でも、事業の本質は変わらないのだろう。
人は忘れる。自分も忘れる。
大切に思っていても継続させないと忘れてしまうのだ。
何度も何度も言い聞かせることが自分にも組織にも必要なのだ。
分かっているようで、抜けてしまっていること。継続し続けなければならないと再度、実感した本日だった。

できることを真摯に行う。まずは目の前のことを。

3月11日の東北関東大震災の発生時、名大社では合同説明会を開催していた。
その時間帯、僕自身は求職者との面談を行っていたわけだが、目の前がゆっくりと揺れ動いていくので目眩が起きていると錯覚した。
やがて回りが騒然となり、地震と気付き、一時的に関係者も非難させる場面もあった。幸いにも何事もなく、30~40分後には平常通りに戻ったわけだが、震源地の東北地区では想像を絶する状態に陥っていた。
ネットで配信される速報をチェックするたびに、翌日も合同説明会を実施すべきかどうか迷ったが、名古屋地区の被害がない事もあり、予定通り実施し、無事終えることができた。
しかし、開催した事に後ろめたさを感じたのも事実。
被害が直接関係ない地域でもイベントを中止や延期するニュースが伝えられ、13日開催予定の名古屋国際女子マラソンも中止された。地震の影響度に関係なく、被災地に配慮した面も考えられる。
名大社のイベントに非難の声があったわけではないが、「不謹慎」と思われても仕方がないのだろう。
昨日もニュースを観ながら、今週末に行う障がい者向けイベントの開催すべきかどうか考えた。行うことが本当に正しい判断となるのかどうかと・・・。
twitterを中心にネットで配信されるコメントには、被災地の状況を伝えるものもあれば、支援する側の積極的な姿勢、義援金活動や他の地域の方が取り組むべき行動も数多く発信されていた。
本来は被災者の方向けに発せられたコメントがほとんど。だが、その中の多くのコメントが、何故か僕自身に勇気を与えてくれていた。
今、自分達がやらねばならないのはは目の前のことを責任を持って行うこと。目の前の仕事に真面目に取り組むことは「不謹慎」にはならないと。
自分達が行うイベントでも、人の人生が決まることがある。その機会を失くしてはいけない。
できることを真摯に行うことが、自分達の役割でもある。
きれいごとを言っているのかもしれない。ただ、できることを懸命に行うことが、今は大切なのではないだろうか。

中小企業におけるマネジメントとは・・・。

今週は名古屋の経営コンサルティング会社の主催する「中小企業におけるマネジメントとは」というタイトルのセミナーに参加。時間の都合がつき無料だったりするとホイホイ行ってしまうのである。
そのタイトルに惹かれて参加したセミナーだったが、具体的にどんな内容かは全く想像していなかった。(単に調べていなかっただけだが・・・)
実際のセミナーの配布資料を読むとドラッカーの名言がずらりと並んでいる。正式なタイトルは「~2011年を飛躍の年にする~P.F.ドラッカーに学ぶ中小企業におけるマネジメントとは」だったのだ。
ドラッカーについては何冊かは読んでおり、印象的な言葉は記憶に残っているが、頭の中に焼き付いているのは少ない。ベストセラー「もしドラ」は今更読む気にもなれず、繰り返し読まないと理解できない難解な書籍をこれからどう攻めていこうかと考えている最中でもあった。
そんな意味では、今回のセミナーはドラッカーが言わんとしている基礎をおさらいすることができたと言えよう。
「企業の目的の定義は一つしかない。それは、顧客を創造することである」
「利益とは、原因ではなく結果である。利益はリスクに対する保険である」
「組織構造は目的を達成するための手段である。組織構造に取り組むには、目的と戦略から入らなければならない」
「不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中するべきである」
など。
曲がりなりにも経営者となって、腑に落ちる言葉は非常に多い。加えて常に意識していないといけない言葉も多い。
講師は時に名古屋弁丸出しで過激な発言もあったが、大切なことを思い出させてくれたセミナーだった。
会社の書棚に眠る「マネジメント」をもう一度、開いてみようかな。

オフィスをちょっと模様替え。

今週、オフィスの応接室の模様替えを行った。
以前はこのように重厚なソファーを置く、いかにも応接らしいお客さまを出迎えるつくりである。
模様替え1
中日ビル時代の社長室からそのまま持ち込んだ応接セットなので、当たり前といえば当たり前だ。
お客様を迎え、お茶を飲みながら話をする事を目的としていたためだ。しかし、今この応接室ではお客様を迎え挨拶することから、ちょっとした会議や打ち合わせ、求職者との面談など使用方法は多岐に亘っている。
そうなると、この重厚なソファーは案外使い勝手が悪かったりする。
今回、思い切ってこれまでのソファーを放出し、新しいデスクとイスを入れ替えた。それがこれ。
模様替え2
以前より部屋が広くなったような感じだし、何より雰囲気が明るくなった。予算の厳しさをもあり、懇意の業者にガチガチに交渉して購入したが、その値段の対してのクオリティは高いと満足をしている。
これで用途は更に広がった。静かに仕事を進めたい時は、こちらにノートパソコンを持ち込んで仕事をする事も可能。社長室に早変わりというわけだ。
いい事づくしの様だが、残念な点が1点。
ちょっと休みたい時に休めないということだ。これまで疲れた時には、ソファーにもたれながら目を閉じていた(つまり昼寝?)わけだが、それをするにはかなりしんどい。
ソファーの方がゆったりとできるのだ。
そんな個人的な思いは捨てるべき(当然だ!)。会社は仕事をする事を目的としている。
よりいい仕事をこの新しくなった応接で生み出していこうと思う。

CoCo壱番屋創業者の話

昨日は仕事の合間に名古屋商工会議所主催のセミナーに参加。
本セミナーの目的は「有期実習型訓練制度」の説明ではあるが、僕の目的はその説明の前に行われるカレーハウスCoCo壱番屋創業者宗次徳二氏の特別講演である。
テーマは「社員育成の秘法~人づくりはまず掃除から~」。
講演の内容から言えば、このタイトルとは全く関係のない(大きく解釈すれば繋がってはいるが・・・)内容であったが、僕にとっては満足のできる感謝すべき講演であった。
カレーハウスCoCo壱番屋は、営業時代、自分自身が担当し仕事も頂いていたし、またFCチェーンのトップとも懇意にさせてもらった事から、宗次氏の人間性については間接的に伺い、おおよそは掴んでいたつもり。
しかし、実際に目の前で話を伺うと、間接的な話やセミナーのCDだけでは味わう事のできない熱さや想いを感じることができる。
宗次氏の講演は、実に痛快。
時折、笑いを取りながら、その馴れた話術で、聴衆を巻き込んでいったように思う。タイトルどおりの話はせず、話す内容も行き当たりばったりだとも導入部分から話されていた。
ここでは、何度も経営者たる者は「率先垂範」「現場主義」「お客様第一主義」を言われ、自らは遂行してきた仕事を重ねられていた。有名な話だが毎朝3:55に起床し、誰よりも早く出社し、掃除も行う。それを継続する事が重要で、社員にもプラスの影響を与え、社員育成にも繋がっていくのだということ。
必ず2割の社員は、それを見るだけで変わっていくと・・・。
(朝5時に起きて、このブログを書いている僕はその時点でアウト!?)
経営も人生も行き当たりばったりというのも、それは一日を一生懸命過ごすからこそ言えるのであり、積み重ねれば必ず目標に結びついていく。とても納得させられる内容であった。
「率先垂範」というのは、僕自身が年初に掲げた目標の一つでもあることから、今回の講演は自分を改めて奮い立たす意味合いにおいても貴重な場であった。
席もたまたま2列目で、宗次氏は僕に視線を合わせながら話されていた。ずっと目が合っていたように感じた。(きっとそう思えるだけだろうが・・・)
そんな雰囲気も手伝って、経営者としての大切な事を間近で教えていただいた。
そして、最後に言われていた事。
「人生の成功は早起きに始まる」
やっぱり早起きなんだ。宗次氏は、「早寝早起き」ではなく「遅寝早起き」ではあるが。
どこに行っても「早起き」だな。
本日の学生との対談でも、使わせてもらおうと思う。
5時起きの身分だが・・・。(いや、いつもはもう少し遅いかな。)

今年初の東京Days

昨日は今年初めて東京への出張であった。
目的は2つ。ビジネススクールの友人が勤務する人材紹介会社の業務について情報交換を行うためと、名大社が加盟するふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の幹事会に参加するためにだ。
11時過ぎに約束の大門に到着。初めて訪れる大門はこんな風に東京タワーが望める。
(東京タワーに上ったのは中学校の修学旅行だったな。)
東京111
まずは人材紹介会社の友人と会う。こじんまりとしたビルのこじんまりとしたイタリアンの店でランチと共にお互いのビジネスについて情報交換を行った。
その友人は2年前まで名古屋で仕事をしていたのだが、転職を機に東京へと引越しをした。仕事は東京の方が魅力的だが、住みやすさは名古屋が圧倒的のようだ。名古屋での生活を懐かしがっていた。
午後はFネットの幹事会で表参道へ。全国から集まった就職情報会社のトップの幹事会である。
新年の挨拶に始まり、協業スキームについての議論や新たなメディアの商品説明など、盛り沢山の内容が進行していった。ちょうど1年前のこの会に参加させてもらってからのお付合いになるが、かなり勉強をさせてもらっている。と同時に、多くの刺激も受けている。
このような場に参加できることは貴重であり、大変ありがたいことだ。午後一番でスタートした議論はあっという間に終了を迎え、夜はこの流れで新年会。
場所は六本木。煌びやかに彩られた東京ミッドタウン前の叙々苑六本木本店。あの叙々苑の総本店?である。田舎者としては、それだけで緊張してしまう。
東京112
名古屋でも叙々苑はあるが、まだ一度も行った事がないため、初めての経験となった。
(だから何って言われそうだが・・・)
お酒を飲みながらの会話も僕にはいい勉強である。経営者として全ての方が先輩であり、多くの修羅場を乗り越えてきた方である。美味しい焼肉を食しながら、有意義な時間を過ごさせてもらった。
その後、カラオケではじけ、宿泊。
本来であれば週末をのんびりと東京見物でもしたいのだが、翌日は午前中に仕事の予定が入り、早々に名古屋へ戻らなければならなかった。
9時過ぎの新幹線に間に合うよう、少し余裕をもってホテルをチェックアウト。事前にナビタイムで調べておいた交通アクセスで品川駅まで向かうことにした。そしたら、何ということが乗車予定の山手線が事故で不通。他の交通手段もよくわからずかなりの焦りを覚えた。多少の時間的余裕があったから、予約しておいた新幹線には間に合ったが、もしギリギリであったら、全ての予定がパーになっていた。
余裕をもって行動する必要性を改めて実感した。それにしても山手線はすぐ不通になるのではないか?。
昨年も一度、乗車中に不通となり、途中の駅で降ろされた記憶がある。たまたま運が悪いだけかもしれないが、滅多に来ない東京で何度も遭遇するとそれだけでも不信感を持ってしまうのだ。
帰りの新幹線は富士山を拝むこともでき、そうはいっても貴重な東京の時間を過ごすことができた。
東京113
今年もちょくちょく上京することはあるだろう。
その度ごとに何かを学んで、何かを掴んで帰ってきたい。

大雪、そして就職ガイダンス講演。

昨日からの大雪で何年かぶりに10センチ程、雪が積もった名古屋。
昨日は子供と雪合戦をするなど、無責任に雪と戯れ、楽しい一日を過ごしたわけだが、仕事が始まる今日からは悠長な事は言ってられない。
いつもより早めの出勤。通常運行というTVニュースは当てにならず、電車は遅れ大混雑。それでも無事に出社する事ができた。会社から眺める景色も一面の雪。
雪1
営業には社用車で回らないように指示し、スケジュールも大幅変更。
僕自身も今日は知多地区にある大学に社用車で出向くつもりだったが、万が一のことを考え、公共交通機関で移動する事とした。そうなるとタイムスケジュールも大きく変わってくる。
午後一番のウエスティンナゴヤキャッスルでの業務を早々に切り上げ、タクシーで名古屋駅まで走り、JRに乗り込む。本日もJRは大幅な遅れ。最寄り駅はかなり雪は解けていたものの冬の厳しさを痛感させた。
雪2
約束時間にギリギリ間に合い大学へ到着。
そのため、なんの打ち合わせもなく講演をスタートさせた。
名大社としては普段からお世話になっている大学であり、就職担当の方とも懇意にさせて頂いているのだが、大学にお邪魔するのは初めてだった。
30名ほどの3年生に対し、「これからの就職活動に大切なこと」というテーマで45分ほど話させて頂いた。
最近、よく話す中小企業のことだけでなく、外部環境の前向きな捉え方やすぐに役立つ心構えについて、できるだけポジティブになれるように話させてもらった。
最後には、以前、自分が伺って感銘を受けた「早寝早起き」「運がいいと思い続けること」を付け加え講演を終えた。学生が質問をするケースはめったにないが、今回は数名の学生が挙手をした。
それも的を得た質問だったので、こちらも別の資料を引っ張り出しての説明となった。
学生の真剣な眼差しが伝わってくるガイダンスであった。
先週の企業展でも、僕の講演を聞いた学生が参加してくれ、名大社に入りたいと言っていたという。我々の仕事に共感したらしい。本来のこちらの趣旨とは異なるが、うれしいのも事実だ。
少しでも何かを感じてくれればいいと思いながら、大学を後にした。
ここまでは爽やかな気持ちだったが、駅に着いてからがよくない。相変わらずJRの運行は不安定。寒風が吹く中、いつ到着するかわからない電車を待った。夕方の会議も他のメンバーに任せ、震えながら電車を待っていたのだ。
それもこれもこの大雪のせい。昨日、調子に乗って遊んでいたのがよくなかったかもしれない。
だが、こんな経験もたまにはいいだろう。

仕事始めなのだ!

本日から本年の名大社の業務がスタートした。
今朝は7時前に家を出て、7時半過ぎに会社に着いた。普段より30分近い早い出社である。8日振りだと出社するだけでも緊張感が増す。それがとても心地よい。
名大社では、仕事始めの日に8時半より全体会議を行う。本年の標語から本年に取り組むべき課題を発表し、全体で共有していく。
そして、全員に昨年の目標の振り返り、検証と本年の目標について語ってもらう。もちろん自分自身も・・・。
昨年は何ができて何ができなかったか、そしてそれを基準に今年はどんな目標を立て取り組んでいくのか、を一人10分程度語ってもらうのだ。
僕は人前で言い切ること、「有言実行」が大切であると考えている。それを強制するわけではないが、全員の前で話をしてもらうことで、より自分の行動に責任を持ってもらいたい。
あっという間に1時間半が経過。今週の取り組み内容を話し、全体会議を終えた。
その後は、挨拶回り。新聞社、TV局を立て続けに訪問。昼食の時間も10分程度しか取れない慌しい時間を過ごした。年賀状のチェックや書類の整理を行い、夕方からは営業会議。1日2回の会議は結構疲れるものだ。
こうして仕事始めの一日はバタバタと過ぎていった。忙しい時間を過ごせる事は何よりである。夜になってフウ~ッと息をつく。仕事で疲れることもいいことだ。
そして、本日はノーアルコールデー。
マジメなマジメな仕事始めであった。

大晦日に1年を振り返り、感謝する。

本日は大晦日。
2010年は本日で終了。何よりも健康的にこの一年を過ごせた事に感謝。こうして1年を終えられるのは素晴らしい事である。
年初に掲げた自分の目標を振り返りながら、この一年を反省する。
全てをここで明かすのは恥ずかしい事もあり、一部割愛するが具体的にはこんなことを目標に掲げた。
1.経営者としての資質を身に付ける。(経営戦略、マーケ、会計、組織と経営に関わるあらゆる分野に強くなることをいう)
2.高い視点での営業活動を行う。(既存クライアントではなく、各媒体、主催団体、行政、同業他社に対しての営業活動や新事業の提案をいう)
3.読書量を増やす。(1ヵ月4冊の読書量をいう)
4.ブログを書く。(事務所移転を機にスタートさせ、最低月10本書くことをいう)
5.走り続ける。(ハーフを1時間40分台で走る力をいう)
何とも恐れ多い目標設定だが、掲げた以上は達成を目指さなければ意味がない。(公私混同でもある)。
結果的にはどうだったのだろうか?
1については、一年ではムリと素直に反省。
これは目標を放棄したのではなく、これは永遠に終わる事がないということ。戦略や組織はその環境によって変化は付き物だし、会計もすぐに習得できるものではない。久々にビジネススクールにも通ったし、多くの講演会にも出掛けた。
学び実践する場は多く頂いたとは言えるが、満足できる結果ともいい難い。正解がない以上、更に努力を積み重ねるしかない。まだまだである。
2については、一定の成果を上げたともいえるが、未達成ともいえる。
名古屋市のイベントの運営やふるさと就職応援ネットワークへの加盟、また重徳氏との対談など、これまでに実績のなかった取組みを行ったことはプラスの判断材料だが、経営的な貢献度で判断すると未達成だ。
3~5からの達成度は、とても分かりやすい。
3については、目標は年間48冊になるのだが、結果としては41冊。85%の達成率。
もっともっと勉強をしなければならない。その中でのベスト本は、ブログでも紹介した「経営の教科書」。2度拝読したが、暗記するくらい読む必要があるかもしれない。
4については、目標達成としたい。
3月末からブログをスタートし、180本ほどのブログを書いた。内容はともかく、継続した事は自分の中では評価していいと思う。
ブログを書くにあたってはリスクもあった。自分自身を丸裸にすることで、いい意味も悪い意味も含め、自分も会社もオープンにしてしまう。名大社の経営者はこの程度なのかと落胆させる恐れもあれば信用を失くす場合もある。その内容によっては誤解を招く場合もある。
そう思うと書かない方が健全であるが、そこは”覚悟”を決めて書いた。稚拙な文章はどうにもならないとしても、正直に僕の想いを表現する場を創る事も必要であると・・・。
思わぬ共感の声を頂けた事は素直に嬉しい。
5については、未達成。
今期の最高タイムはブログにも書いた名古屋シティマラソン。結果は1時間51分で1時間40分台で走りきる事は年内に叶えることはできなかった。来年に持越しである。たかだか2分のタイムだが、かなりハードルの高い2分だ。
こうして1~5を振り返ってみると、ほとんど未達成という体たらくな結果である。未熟さ丸出しである。理想とは程遠く、会社の中でも偉そうに振舞うべきではない。
だが、そこを理解しながらも言い続けなければならないのも僕自身の役割であり責任である。
そして改めて思う。そうは言っても今年はいい年だったと・・・。
これまで多くの方にお世話になり、今年も相当助けていただいた。
新しい出会いもあり、自分が知り得なかった価値も提供いただいた。
そして、仲間、友人や家族の存在の有り難さも痛感した。もちろん、会社のメンバーも。
感謝、感謝の一年。有難うございました。