これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

仕事もしていますよ。

10月からの5本のブログを振り返ってみると仕事のことが書かれていない。
初日の「さようなら、中日ビル」は辛うじて触れているが、
書いているとは言えない。

先日、営業とクライアントとの電話の声が僕の方まで聞こえてきた。
どうやら僕の食べ物ブログの話をしているようだった。
なんとなく営業は謝っているようにもみえた。
きっと電話口で「お宅の社長はちゃんと仕事してるのか!」と叱責されていたと思う。

どんな会話かは聞いてないので定かではないが、そんなシーンが浮かんできた。
「ユニークな社長だね・・・。」
と褒め言葉を期待したいが、多分、違うだろう(汗)。

いかん、いかん。
会社の広報活動の一環として書いているブログだが、
このままでは名大社のイメージが悪くなってしまう。
「今更、何を言ってる。手遅れだ!」
という声も届きそうだが、それでもトップの責任は果たさなければならない。

ここは改めて今週の僕の仕事ぶりを披露したい。
月曜日は中日新聞社さんの130周年記念パーティーに呼んで頂いた。

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凄い人数もそうだが、そうそうたる顔ぶれ。
東海地区の偉い方が全て集合されていた感じ。
明らかに場違いなような気がした(苦笑)。
夜は所属団体の新人歓迎会。

火曜日は来年入社の内定者を集め打ち合わせ。

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内定式という立派なものはなく、名大社Tシャツを渡し、懇親会を行っておしまい。

水曜日は名大社が提供するラジオ番組「明日へのグッジョブ」の収録のあと、東京へ移動。
右側に写っているウメもラジオデビューをする。

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「HRサミット」に参加し、組織とリーダーシップとテクノロジーを学ぶ。
夜は六本木で一献。

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南山大4年生との情報交換を含め、同業先輩経営者と語り合う。
めちゃ優秀な学生。感心してしまった。

そして、昨日は引き続き「HRサミット」。
疲れが残っていたのか、少し寝てしまった・・・。
夜は業界大手の懇意にする某役員と親交を深め、いい感じに酔い名古屋へ帰る。

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まさに分刻みのスケジュール。
その他にも打ち合わせや来客もあり、慌ただしい時間を過ごした。

少しは仕事をしていることを証明できたと思う。
これで会社のイメージは回復しただろう。
僕が勝手に思っているだけだろうか。

明日は「エンジニアフェア」も開催される。
スタッフ一同、いい仕事をしていきたい。

僕は見ているだけなんだけどね(笑)。
頑張ります!

間もなく上半期終了

名大社ではこの9月で上半期を終える。
まだ一週間残ってはいるが、数字的な面はほぼ確定している。
結論から言えば、かなり課題の残る上半期といえよう。

その振り返りと下半期への対策を議論するために先週土曜日に幹部連中が集まった。
通称「幹部研修会」。
毎年9月末と3月末に実施している恒例行事。
今回でなんと62回目。
前社長が始めた取り組みを僕が継承しているわけだが、
単純に30年は経過しているわけだ。

当然のことながら、僕は初回のことを全く知らない。
出席したのは第20回を過ぎたあたりじゃないかな。
景気のいい時は一泊で出掛け、初日は観光と宴会。
翌日はみっちりしごかれるという流れ。

ここ10年くらいは土曜の午後からぶっ通しで行うことが多い。
一参加者の立場から、ファシリ的な役割になり、
今のように完全に仕切るようになった。
時代と共に役割も変化してきた。

数字がいい時は全体の表情も明るいが、良くない時は重たい雰囲気となる。
今回の場合はそのどちらでもないが、
これまでよりはより厳しめの中味だったのではないだろうか。
いや、毎回、厳しいかな。
滅多に叱ることがない僕がターゲットを決め、けちょんけちょんに言うのだから・・・。

それも分かりあえるメンバーだからできる事だし、
会が終われば後に引きずることはない。
特定の者がボロクソに言われたとしても、それは全体で受けとめるもの。
参加者全員が共通理解をしている。
多分・・・(笑)。
良くても悪くても最終的には僕が責任を取らなきゃいけないことだし。

先週の幹部会も激しい話が繰り返された。
詳細をここで明かすわけにはいかないが、個々が抱える課題、チームが抱える課題、
組織全体が抱える課題を浮き彫りにして、行動や考え方を一致させていく。
建前や遠慮は必要とせず、上であろうと下であろうと本音でぶつかり合うのが重要。
お互いの想いをぶつけ合った方がより健全な会社になる。

特にこの上半期は反省すべき点が多かったため、
その振り返りに多くの時間を費やすこととなった。
僕としては中期経営計画の見直しにもっとフォーカスしたかったが、
時間が足りずほとんどできなかった。
タイムマネジメントがなっていないと反対に叱られそうだ(苦笑)。

まだまだ計画通りに進んでいない点はあるが、
目指す方向性は間違っていない。
確実に実績を残すことが求められるだけの話。
それを摺合せられたことはいいだろう。

しかし、今回は議論があちこちに飛び過ぎた。
まとまっているようでまとまっていない面が多いかもしれない。
議事録担当のカミヤはまとめるのが大変だろうなあ~。
申し訳ないけど、よろしくお願いします。

終了後は参加者での懇親会。
過去2回、肉、肉だったので、今回は和食。
「豆家別邸しびかま花蓮」さんでまぐろのしゃぶしゃぶを頂く。

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この場は大半はくだらない話。
個室にも関わらず、あまりにもうるさいので他のお客さんにも迷惑を掛けてしまったようだ。
すみませんでした。

毎回毎回、僕も含め参加者はかなりくたびれるとは思うが、会社にとっては重要な行事。
それでも最後は気持ちよく酔っ払えればいい。
お疲れさまでした。

まずは今週、きっちり仕事をこなし、
来週から始まる下半期も全員の力で乗り越えていきましょう。

「安部さんの履歴書」

今月の日経新聞「私の履歴書」は吉野家ホールディングス会長の安部修仁氏。
毎日、ハラハラしながら楽しませてもらっている。
昨日は吉野家が会社更生法を適用して、セゾングループの支援を受けたところ。
失礼な言い方だが、ここまでの展開もメチャクチャ面白い。

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安部さんがバイトで入った吉野家で正社員となり、店長へ昇進。
多くの経験を積み、会社の幹部となっていく。
会社は拡大路線を走ったが、外部環境の問題もあり、業績は悪化。
別資本との確執もあって会社の一体感はなくなり、倒産へと繋がる。
安部さんはこの一連の経験のまさに当事者。

なかなか出会えるものではない。
それは本人が希望するわけでもないが、希望しても普通は訪れない。
僕もいろんな経験はさせてもらっているが、
安部さんの経験に比べれば鼻くそみたいなもんだ。

それだけ凄まじい。
その当時は2016年の世界なんて全く想像できなかっただろう。
まさか「私の履歴書」に登場するなんて、夢にも思わなかっただろう。
その頃、「私の履歴書」が連載されていたかどうかは知りませんが・・・(笑)。

その後もBSE問題が発生し、企業の生死を彷徨うわけだから、今後の展開も楽しみ。
無責任な言い方ですみません。

しかし、こういった読み物が僕にとっては何よりの参考書。
その状況でどんな決断をし、どんな行動をとったかは本当に勉強になる。
そう考えている経営者は多いんじゃないかな。

吉野家が倒産した1980年は僕は中学2年生。
吉野家のことは全く知らなかったはず。
この頃、洋楽に目覚めたので、ジョンレノンの死については強烈に覚えているが、
社会に対してはその程度の認識。

僕が初めて吉野家に行ったのは確か高校2年。
南山大学の下見に地下鉄「いりなか」駅まで行った時だ。
(受験は落ちたけど・・・笑)
地手鉄も初めて乗車したと思う。
それくらい岐阜の田舎者だった。
その当時は柳ケ瀬で映画を観るのが最高の贅沢だったのだから・・・。

こなれた友人と吉野家に入ったわけだが、僕は注文の仕方さえ分からない。
友人が「並とみそ汁と卵」と軽やかに注文するのを隣で聞きながら、
尊敬の眼差しで見ていたと思う。
そそくさと運ばれる牛丼は衝撃にも近かった。
それが初めての出会いだった。

安部さんが奮闘する姿なんて夢にも思わなかった。
当たり前か・・・(笑)。

大学生になると生活に欠かせないお店になっていた。
当時、いつも金欠だったので、吉野家でも僕の中では豪華な食事。
いつも腹ペコだったので、並だけでは足りない。
そんな時、大盛は頼まず、並と白飯を注文した。
大盛よりも確実に満腹になる。
値段は同じ。

並に敷かれている牛肉を白飯の丼に移す。
ツユだけになった丼にしょうがを沢山放り込み、一杯目はそれを食べる。
二杯目は牛肉を移した白飯を平らげる。
これでお腹いっぱい。

あまりにもセコイので頻繁にはやらなかったが、ちょくちょくやっていた。
バイト代が入り、裕福な時は並盛を2つ頼んでいたかな・・・。
さすがに今は両方ともできない。
「私の履歴書」を読みながら、そんな昔のことを思い出してしまった。

これから更に災難が訪れてくるだろう。
安部さんの手腕を楽しみにしていたい。

今月の「私の履歴書」も面白い。

これがプロ経営者ということか

今週火曜はクラブ愛知の朝会。
クラブ愛知というのは母校出身の経営者や士業、議員らが集まった同窓会組織。
2ヶ月に一度、朝食勉強会が市内のホテルで行われる。

僕はこの会に入り5年強。
入会時は最年少だったが、いつの間にか中堅クラスになってしまった。
ほとんど役には立っていないが、副会長という立場にもなってしまった。

最近はやたら副●●が多い。
数年後どうなるのだろうか・・・。
ちょっと心配である(笑)。

毎回、各方面で活躍するOBを講師として招く。
実は僕も4年半前にやったことがあるのだ。
えへん!。
その時のブログはこちら
今よりマジメに喋ってる感じ(笑)。

今回の講師はジャスダックに上場しているktk株式会社の土岐勝司社長。
一年前に外部から招へいされ、社長に就任された。

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ktkさんは地元では優良企業で、創業者は大学の大先輩。
創業者は後任に会社を任されたわけだが、ここ数年はあまりいい業績を残せなかったようだ。
そこで、いくつかの企業再生で実績のあった土岐社長を招いた。
同窓であるのも無縁ではないだろう。

誰でも知っている企業の再生の実績はあるのに、僕はこれまで土岐社長のことを存じ上げなかった。
無知だな。
こんな方が大学の先輩なんて、母校もまんざらじゃないですね(笑)。
いやあ、凄い!

経歴もさることながら、この一年間の取り組みも凄まじいもの。
詳細を伝えることはできないが、その仕事に向かう姿勢には感銘を受けた。
土岐社長は外資ファンドのような小難しいテクニックで企業を再生するのではなく、
基本を徹底し、当たり前のことを当たり前にとことんやる。

土岐社長に言わせれば、成熟産業の業界でも成長させるのは可能。
正しい戦略を最速で実行すれば実現はできる。
講演はその実例を見せながら、リアルに証明されていた。
ITを徹底的に活用し、見える化も推進。
難しいシステムを使用するのではない。
例えば、毎日、社長日記をアップに社員さんに公開しているもそう。

また、FaceToFaceのコミュニケーションも大切にされ、
全国に散らばる社員さんも含め、年120回、飲みに行かれている。
僕も会社のメンバーとは行っている方だと思うが、年120回は行っていない。
ほぼ2日に1回の割合。
それも全国組織なので、体力も尋常じゃない。
いやいや、凄い。

ただの呑兵衛的に話している自分が情けない(苦笑)。
飲むことぐらいは対抗できそうな気もするが・・・。
しかし、本質はそこではない。

戦略を個人に落とし込む力やPRDCAを回し続ける力はハンパない。
Rはレビューのことね・・・。
結果、大幅赤字の会社を一年で大幅黒字の会社に回復させた。
一般的には黒字化には1~2年はかかるというのに・・・。

もっと沢山のことを伝えたいが、今回はここまで。
自社にすぐに役立つそうな面もいくつもあったので、すぐに実行させてもらおう。

最後に愚問と知りつつ、手を挙げて聞いてみた。
「どうしてそこまで自分に厳しくできるのですか?それはどこからきますか?」と。

「自分に対してコンプレックスがある。もっと成長できるのではないかとコンプレックスを抱えている。
そして、こんな自分でも世の中の役に立つことができる。」
どこまでも謙虚である。

朝7時から、いい学びをいただきました。
ありがとうございました。

久々にNFBで喋ってみる

地道に細々と月1回開催している「次世代のファミリービジネスを作る会」。
略して「NFB」。
同族企業の経営者向けの勉強会。

明日の開催で丸1年の経過。
年度末から年度始めに数回お休みしたので明日は第9回だが、
それでも1年行ったことになる。
多くの方の協力の下、なんとか実施できましたね(笑)。
開催ギリギリの段階しか準備らしいこともせず、お手数をおかけしました。
すいません・・・。

記念すべき1年最後の日は、久々に僕が喋る。
喋るという表現はウダウダ感たっぷりなので、
言い方を変えれば講師として登壇する。
2時間たっぷりと・・・。
それも本業に絡ませた本格的な中身で。

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「同族企業だからできる愛ある人材採用とは・・・」
というテーマで話させてもらう。
初めて披露するネタ。
飲みながら資料を作ったな!なんて、言わないでほしい。

超多忙な中、それなりに考え込んで作り上げたのだ。
共感してもらえるかは分からないし、
参考になるかもさっぱり分からないけど。

これまでの僕の経験と
多くにクライアントの話を聞いたり見たりした結果、出来上がった内容。
仮につまらなかったとしても間違ってはいないと思う。
もっと気の利いたことを話したいが、今日現在、これ以上のことは思い浮かばない。

人材採用失敗の理由から、現在の就職環境から、
ファミリービジネスの強みを反映させながら、あるべき採用手法を説明していく。
成功した企業の実例も出していくつもり。
期待を裏切ったら謝るだけだが、楽しみにしてもらいたい。

明日14日(水)17:00から名大社のセミナールームで開催する。
このブログを読んで、参加したいという同族企業の経営者
もしくは経営者候補の方がいらっしゃれば直接連絡して欲しい。
若干名であれば大丈夫ですよ。
少しでも参考になれば嬉しいのだけど・・・。

勉強会終了後は楽しい懇親会もある。
毎回、この懇親会も盛り上がる。
これを楽しみに参加している参加者もいるんじゃないかな(笑)。
僕もそれに近いから何も言えないけど・・・。

ご参加いただくみなさん、どうぞよろしくお願いします。

岐阜から東京へ駆け巡った日

昨日から続く駆け巡ったシリーズ(笑)。
適当にタイトルを付けただけだが、それはそれで意味がある。
昨日は名大社初の岐阜でのイベント。
意外と結構やっているように思われていたようだ。

ただ実際は初めての開催。
それも台風の影響が大きく表れる開催となった。
ほとんどのスタッフが名古屋から岐阜へ移動するため、
そもそもの問題として集合時間に岐阜に辿り着けるかという問題があった。
JRでも名鉄でも電車が運休してしまっては現地に入ることすらできない。

そんなことを危惧する前日の夜。
車の手配や岐阜住まい組への負担増も考慮し、計画を組む。
結果的には影響がなかったため、杞憂に終わったが、午前中岐阜は大雨。
来場には大きな不安が付きまとう。

僕は午前中、別の予定があり、岐阜の状況は分からなかったが、大きな不安があったようだ。
僕が岐阜のイベント会場に入った時には既に晴れ間が差す天気になっており、
不安は払拭されていた。

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多くの方の来場者もあり、イベントとしてはまずまず満足する形で終えることができた。
とは言っても僕は2時間強しか会場にはいなかったわけだけど・・・。

求職者と企業とのいいキッカケを作るのが僕らの目的。
それを果たすためにイベント設営をするのだが、それ以外にも嬉しいことがあった。
かつて名大社に勤めていた岐阜に住むメンバーが複数顔を出してくれたのだ。
寿退社のシアワセな連中(笑)。

僕が会えなかったメンバーもいるが、数年振りに顔を合わすメンバーもおり、
それはそれでいい時間であった。

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スタッフへの気遣いもあったりして・・・。
これも地方でイベントを行うメリットだろう。
緩やかな中で温かさを感じたりしたのだ。
そんな場でお互いにとっていい出会いがあることを期待したい。

夕方、僕は会社にも自宅にも戻らず、東京へ移動。
周りは飲みに行ったと思っているかもしれないが、
東京のパートナー、キーカンパニー下薗社長とマジメな打ち合わせ。
18卒対象のイベントを実施するにあたり、東京での現状を踏まえ話し合いを行う。
面白い企画が提供できそうだ。

そして、本来の目的である、いや違う、ついでの用事である飲み会に突入。
つい最近も飲んだパフ釘崎社長も一緒に語り合った。

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ほとんどはマジメな会社や仕事の話。
お互い悩みは多いわけですね(笑)。
これもいい時間の共有といえる。

こうして、昨日も慌ただしく一日が過ぎていった。
今日、名大社では名古屋駅前のウインクあいちで「転職フェア」を開催するが、
僕はそれには立ち会わず、東京で仕事。

2か月に一度のふるさと就職応援ネットワークの例会。
次年度の共同事業や新規事業者との交流、各社の情報交換が行われる。
これも僕にとっては重要な役割。

午前中はホテルで仕事をして、大切な場に臨むとしたい。
一昨日も昨日も駆け巡る一日。
今日もいい汗をかいていきたい。

学生と大学を駆け巡った日

よく意味の分からないタイトル。
しかし、昨日はそんな感じの一日だったので、勘弁願いたい。
午前中はインターン学生のプレゼンで、午後は大学と企業の情報交換の場があったため、
こんなタイトルになってしまった。

昨日はインターンシップを受け入れて8日目。
先週は座学から始まり営業同行をして、名大社がどんな仕事をしているのか、
また、社会とは何か、働くとは何かを学んでもらった。
そして、この2日間は分けられたグループでプレゼン資料を作成。
名大社の採用担当者として、会社説明会に参加する学生向けの資料を作成し発表してもらうのだ。

彼ら彼女らが感じた名大社の魅力を学生向けに話す内容。
学生役は僕ら名大社メンバー。
学生が名大社の魅力を感じ、この会社で働きたいと思ったらOK。
簡単そうに見えるが、実際の採用担当でもこれを伝えるのは難しい。
それを3つのグループに分け、各々15分で発表してもらう。

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僕は一応、社長で(笑)、会社のことを一番よく知っているはずだが、
学生が感じる名大社の良さは彼らが感じるところ。
表現方法は様々だが、自分たちの表現を行う。

会社の雰囲気を伝えるチーム。
営業のヤリガイを伝えるチーム。
バランスよく会社の魅力を伝えるチーム。
やり方は別々だが、僕は正直、涙が出るほど嬉しかった。
この短期間で会社の理念や方向性を見事に作り上げている。

チームにより見せ方の上手さやプレゼンの表現力は異なるが、甲乙はつけ難い。
チームごとに競う合うため順位は決まってしまうが、どのチームも素晴らしかった。
もちろん改善点はあるとはいえ、そのまま次年度の会社説明会に使ってもいいくらい。
それくらいクオリティが高かった。

それも会社を単に持ち上げるだけでなく、マイナス面も伝え、
データも駆使し、例え話や客観情報も盛り込み表現している。
時々、僕も登場しアピール材料に使われるのは、
結構恥ずかしかったが、全体を通し心地いい時間だった。

みんな、ありがとう。
そして、お疲れさんでした。

残り3日間はイベント運営を行うことになるが、ここでもいい体験をしてもらいたい。

午後からは中部学就連の大学と企業の交流会。

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毎年、この時期に開催され、僕も欠かさず参加している。
大学にも企業にもお世話になっている側としては参加は必須(笑)。
この場の情報交換を通し、自社の課題も見つかることにもなる。

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リクルートキャリア就職みらい研究所の岡崎さんの講演から始まり、
グループに分かれての分科会、そして名刺交換会、懇親会と目まぐるしく続く。
一応、こんな僕でも気を遣う。

大学も企業も名大社にとってはお客さん。
あちこちで挨拶し、日頃のお付き合いに感謝を申し上げる。
それでも言いたいこと言っていたような気もするが(笑)、
慌ただしい時間を過ごさせてもらった。
どさくさに紛れ、岡崎さんにも挨拶させてもらった。
名大社のことは知ってるんですね。
さすが!
ずっと立ちっ放しだったこともあり、結構、いい疲労感が体を覆った。

こうして昨日一日はあっという間に終了。
駆け巡った感じだね・・・。

そして、今日も駆け巡る。
岐阜で初めてのイベント。
夜は東京に移動して、打ち合わせ。多分、飲みながらだけど・・・。
台風の動きが気になるが、今日も充実した一日になりそうだ。

東京で学びを与える?学ばせてもらう?

昨日、一昨日は東京。
23日(水)はパフさんの採用担当者向けセミナー「採用コロンブスの卵」に参加した。
一つは聴衆者として、もう一つは講演者として。

パフさんが支援するクライアントの取組みとパフさんが考える新卒採用の在り方を伺った。
このセミナーはA面として採用担当者の取組成功事例、
B面として採用のプロによるお悩み解決講演が同時に行われた。

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僕は2社の採用担当者の話を伺った。
明らかにインターンシップをどう活かし方がポイント。
その手法で成否が変わってくる。
パフさんの提案は今後のうちの事業において参考になる点が多い。
こういう場は僕自身が勉強になる。

第4コマは僕の講演。

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先日、ブログにも書いた「地方採用の現在(イマ)」という内容。
どうもイマイチ伝わりにくかったかもしれない。
前日にパフ釘崎社長は
「A面の鈴与さんの講演は満員御礼だけど、山田さんのは5名ですね・・・」
と嬉しそうに語っていた。

かなり不安視して臨んだ講演だったが、結果的に40名以上の担当の方に聞いていただけた。
終了後に「とても勉強になった。」
「今後の採用手法の参考になった。」
とお褒めの言葉も直接いただいた。
オベンチャラもあるとは思うが少しでも役になったのであればやった甲斐がある。

セミナー終了後は釘崎社長に講演のお礼として接待をしてもらった。
すこぶる豪勢な食事をご馳走になったのだ。
このことは来週水曜の「食べ物のはなし」で紹介したい。

25日(木)は朝一でパフさんへ訪問。
朝礼の場に出席させてもらった。
いきなり1分間スピーチが回っていたが、いとも簡単にクリアした(笑)。
そのあたりのことは難なくこなせるのである。
(ホントか・・・笑)

お邪魔した本来の目的はオフィスの改装を視察させてもらうこと。
名大社が10月末に移転するため、先に改装しフリーアドレスを導入した事例を学ぼうと思ったのだ。

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感想としては、う~ん、簡単じゃないですね・・・という感じ。
思い通りにいかない面も多いようだ(苦笑)。

昨日は緊急な仕事もなかったこともあり、午後は休みをもらった。
せっかく上京したので、田舎者らしく東京見物へ。

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上野で昼からビールを飲み、ミーハー全開だが世界文化遺産となった国立西洋美術館にお邪魔した。

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企画展はドイツの銅版画家メッケネム。
存在自体初めて知った。それくらいこの分野は疎い。
あまりにも小さい版画が並んでいたので、
じっくり眺めているうちに目がショボショボになってしまった。
初めて訪れた常設展も見応えがあり楽しめた。

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この年齢になって初めて伺うのはいかがかとも思うが、充実した時間であった。
芸術はまだまだ分からないが、分からないながらの繰り返しが学びになっていくのだろう。
こうして二日間、東京で過ごさせてもらった。

きっとこれが今日からの仕事に役立つはず。
そう信じて、今日も張り切って一日を送っていこう(笑)。

いい会社をふやしましょう

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先週金曜日は第8回京都フォーラム「いい会社をふやしましょう」。
経営者仲間である株式会社ヒトミの人見社長にご案内頂き、遠路はるばる京都まで出掛けた。
(そうでもないか、新幹線で35分だし・・・)

今回、伊那食品工業の塚越会長が登壇されるということでどうしても拝聴したかったのだ。
伊那食品工業さんの取り組みに僕は感銘を受け、
会社見学を目的に社員研修旅行の候補にも挙げていた。
結果的には日程的に難しく見送りとなったが、うちのメンバーにもその取り組みは是非、見せたい。
可能であるなら、いつかみんなでお邪魔したい。

塚越会長の講演として「企業経営のあるべき姿」、
塚越会長と人と経営研究所の大久保所長によるトークセッション
「いい会社をつくりましょう」が今回の内容。
塚越会長の話は以前にも聞いてはいるが、いい話は何度でも繰り返し聞く必要がある。

その時のブログはこちら
「伊那経営フォーラム」での学び
「いい会社をつくりましょう」を読む

現在、79歳の塚越会長。
最近は余程のことがない限り講演は行わない。
今回も人見さんはじめ懇意にされる方からの依頼で受けただけという。

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ご本人も言われていたが、今回が最後の講演という話も・・・。
それだけでも貴重な機会であった。

世の中にはいろんな経営スタイルがある。
国内でも成功した企業のケースを学ぶとそれぞれ手法が異なる。
目的が何かによっては、手段も異なる。
時価総額を上げ企業価値を高めることを目的とする経営もあれば、
社員の幸せを一番に考える経営もある。

どちらが正しいとは言い切れないが、僕自身は塚越会長が唱える「末広がりの幸せ」が理想。
社員さんを一番大切にし、昨日より今日、今日より明日、少しずつでいいから良くなっていく。
そんな姿が理想だ。

自分ではほんのわずかだがそちらの方向に向かっていると思っていたが、
今回の話を伺って自分の足りなさを痛感。
伊那食品工業さんの取り組みからすれば比較にならないレベル。

確かに会社がイヤで辞めた社員が、会社を任されてからいなくなったのは事実だが、
それに甘えているのも事実。
その徹底した取り組みを伺うとまだまだ中途半端。

研究開発における人員構成、
目先の損得を追うのではなく、先の成果に期待する二宮尊徳の教え、
会社の信者(ファン)を作る(尊敬される会社になる)、
それを確実に実現し、当たり前として行動することを目の当たりにすると
反省の文字しか出てこない。
上場しない理由も明確。
常に会社がどうあるべきか、自分がどうあるべきかを意識してきた結果が
現在の伊那食品工業という企業を作っている。

今回、僕が求められていることも再認識できたのは大きな収穫。
いい会社を作っていかねばならないし、増やしていかねばならない。

塚越会長が話されたことで印象に残ったことをひとつ。
「優秀」という文字は「優しさに秀でた人」のこと。
能力が高い、頭がいいは「優秀」ではない。
「優しい」という文字は「人を憂うことができる人」を指す。
「人を憂うことに秀でた人」が「優秀」だという。
優秀という意味をよく理解しないといけない。
ハッとさせられた瞬間だった。

学んだことを実践しなければ意味はない。
少しずつでもいい会社つくりをする努力をしていきたい。

ありがとうございました。

ジャパネットたかたの経営ビジョン、事業継承

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先日、日経BP社主催のセミナーに参加。
「オーナー企業の成長戦略・経営戦略」というテーマでいくつかの講演が行われた。
協賛がM&Aキャピタルパートナーズということもあり、テーマの中心は事業継承とM&A。

名大社でも事業継承についてはいずれ訪れる。
今は何もしていないが、少しずつ計画していく必要もある。
M&Aに関しても今後の成長戦略を考えると視野に入れる必要はありそうだ。

会社を売却するつもりはないが、将来的にシナジーを生む事業であれば、
買収は一つの手法として考えなければならない。
その前に僕の経営手腕が問われるわけだけど(笑)。

M&Aを実施するには、
明確な意志・発信力、高い信頼構築力、把握が的確・網羅的、原点を忘れない。
この4項目が重要とのこと。
そうでなきゃ、うまくいくはずはないよね。

このセミナーの基調講演はジャパネットたかたの前社長高田明氏。
あの声を聞けばすぐ顔をイメージできる。
だが、そうでもなかった。
いつも聞いている声とちょっと違う。
そんな印象。

しかし、それは最初だけで高田氏のテンションが上がってくると
同時に馴染みのある声に変っていった。
ということは当たり前と思っていた本人の出演もかなり自らを鼓舞して作り上げたもの。
本人も語っていたが、それだけ番組にかける想いが大きいということだ。
このことだけでも事業に対する強いメッセージ。
経営者として手本ともいえる。

高田氏は2015年1月に社長職を辞し、一切の業務から手を引いた。
会長はもちろんのこと、顧問でも相談役でも残らなかった。
多くの葛藤はあったとはいえ、息子が最高の後継者だと判断。
全ての権限を与え、任せてからは一切口出ししていないという。
息子が全従業員の中でも一番優秀だったと言い切る勇気と、
事業継承後は完全に身を引く潔さは流石だと感じた。

事業継承がスムーズに進まない大きな理由にトップが強すぎる点がある。
自分の想いが強すぎて後継者に任せきれない。
それで問題を抱える企業は多いはず。

68歳という年齢から判断しても高田氏はまだまだトップとして力は発揮できただろう。
しかし、それをあえてやらない。よしとしない。
僕個人としては、この事実に賞賛するし、これからの同族企業はロールモデルにすべきだと思う。
今回の講演を伺って、そんなことを感じてしまった。

その他にも経営者として大切にすべきことを教えてもらった。
迷いを断ち切る方法として、先々のことを考えない。
未来を考えさせてはいけない、ということ。

中期経営計画とか未来を予測するとかとは真逆の発想。
今を中心に考えることが重要で、常に「今を生きる」。
これが全てだといわれる。
これでいくつもの苦難を乗り越えてきた実績が説得力を生む。

なんとなくタレントに近い存在に思っていた高田氏は素晴らしい名経営者の一人だった。
勉強になりました。
学ぶだけでなく、自分で生かさない限り意味はないんだけど・・・(笑)。