現在、営業は3月1日にスタートするナビや合同説明会に向け契約の追い込みシーズン。
うちの営業に尻を叩かれ17卒の採用計画をまとめようとされているクライアントも多い。
大変、お手数をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いします。
そんな時期ではあるが、クライアントに限らず、名大社の採用計画も同様。
昨年末の段階で、採用担当を5年目のトミタ、1年目のウサミ、オゼキの3名に決め通達。
クライアントへの提案は日々行っているが、自社採用の経験は3人とも一切なし。
本人たちが戸惑うのをよそに
「優秀な人材を2~3名採用しなさい。1月中に計画をまとめて、
僕にそのやり方をプレゼンしなさい。」
と丸投げした。
随分、無責任な社長と思われるかもしれない。
しかし、実際は愛に溢れる行為であるのだ。
多分・・・。
この経験を通し、よりよい採用手法を探ることもできるし、チャレンジもできる。
自分なりのノウハウにもなる。
自社媒体のメリットとデメリットを実体験として学ぶことが出来る。
会社をより理解し、ロイヤリティにもつながる。
学生には会社の顔として行動するため責任感も醸成される。
そして、何より自社採用を通し、自分自身が成長する。
なんて、愛に溢れた取り組みなんだ・・・。
「さすが!」と自画自賛状態だが、3人の戸惑いの顔はまだ隠せない。
先週、第1回目の打ち合わせを行った。
基本は名大社新卒ナビを中心に学生を集める。
自社の合同説明会はクライアントに配慮し利用しない。
他のツールもトライアルで使用していくが、あくまで中心は自社の新卒サイト。
(まだまだ掲載企業を募集していますので、ご検討ください・・・笑)
原稿内容からエントリーの流れ、説明会の運営方法、
選考フローまで提案してもらったのだが、半分ダメ出し。
半分とは言わないが、53点だな・・・というレベル。
まだまだ足りない面が多く、練り直しさせることにした。
「もっと思い切ってやっていい。」
という注文にさらに戸惑ってしまったようだ。
いいの、いいの、これで(笑)。
「マラソン選考とか、替え歌選考とか、やった方がいいですか?」
と聞かれたが、名誉本部長率いるパフさんじゃないので、そこまで尖った選考は必要ない。
やってもいいが、名古屋で人が来る自信がない。
彼らなりにコンセプトをまとめ、僕の想いを反映させている点は評価できるが、
まだ突っ込まれる点も目立つ。
あと何回かは打ち合わせせねばならんな。
こうするだけでクライアントの苦労も分かるというもの。
一つひとつの経験を通し、学習してもらいたいものだ。
時に細かい指示は必要だが、時にざっぱな指示しかしないのも必要。
あまり細かいと人は考えなくなる。
ちょっと嫌がらせ程度でいいのだ。
ナビの原稿作成は2年目のウメが担当するのだろう。
ヤツもまだまだ固いので、メチャクチャ困る指示をしてやろうと思う。
ガハハ・・・。
自社採用も楽しくやりたい。
あっ、それは僕だけかもしれないが・・・。
今朝のオゼキのブログと若干、被っているが、まあ、頑張りたまえ!
先日、タカイがブログに書いていたように現在、中期経営計画を作成している。
前回はほとんど僕一人で作成したが、今回はコアメンバーを決め、
いくつかのテーマを出しながら作業を進めている。
一人では思いつかないことが多数あり、
複数名で膝を突き合わせ考えることが重要だと改めて認識。
基本戦略を立て、事業見直しや新規事業、組織構成、人材育成など計画していくわけだが、
重要項目のひとつが人材育成にかかわること。
若年層のキャリアプラン作りと同時に次世代リーダー、
むしろ経営幹部と言った方がいいかもしれないが、その育成も急務。
どうすればそんな人材が育っていくのか。
その仕組みを作っていくわけだが、座学ではなく「経験」で培うことが重要。
今、名大社では「経験学習」がちょっとしたブームになっており(?)、
よりよい経験を通し人を育てていく流れをつくろうと取り組んでいる。
この書籍をあちこちのメンバーが読んでいる。
ここに書かれているのは経験学習モデルは、
具体的な経験→内省→持論化(経験を引き出す)→新しい状況への応用
この繰り返しなのだが、先日、参加したトーマツの研修でも同じような考え方であった。
トーマツイノベーションと東京大学の中原淳准教授との共同研究で、
中小企業の適切な人材育成手法についての中間発表がそれ。
ここでは経験を定着させるためのサイクルとして、
実践→経験の蓄積→振り返り→概念化
この繰り返しが大切と言われていた。
また、管理職のマネジメント力を伸ばすポイントとして、
「経験フロンティア」の必要性を強調されていた。
「経験フロンティア」とは、日常業務ではない「未開の仕事」に取り組ませ、
同時に「社長の薫陶」を実施することをいう。
要はこれまで経験したことのないちょっと難しい仕事に挑戦させ、自ら答えを見つけさせること。
その未開の仕事を取組む人のセーフティーネットとなることが社長の薫陶で、温かく見守ることとなる。
困難な仕事を任せることや修羅場を乗り越えさせることの
「経験」を通して人が成長する。これには腹落ちした。
自分自身を振り返っても、全く未開の仕事に取り組んだことにより、
学び、自分なりの解を導き出したケースは多かった。
今の仕事の延長線上でより重い責任を与えていくのも一つの方法だが、
それだけではこちらの期待値を超える人材を作るのは難しいのかも。
もっと思い切って困難な方向に向かわせる、
意図的に向かわせることが人材の将来、会社の未来にとって重要だと思えるようになってきた。
考え方を180度、変えてみてもいいかもしれない。
これまでの常識を覆す人事を行ってもいいかもしれない。
最近、そんなことばかり考えるようになってきた(笑)。
よしっ、世間がアッというような人事を行ってやろう。
まあ、それはあり得ないが社内が愕然とするような人事を行ってやろう。
それもすべてはいい会社にしていくために必要なことと理解してもらいながら・・・。
ちょっと楽しみになってきたぞ。
もう少しアイデアは練らなければならないけど。
昨日は「日経トップリーダー」の経営者セミナー。
以前から話を伺いたかった株式会社良品計画 名誉顧問の松井忠三氏の講演。
著書も読まねばと思っているうちに時間ばかりが経過し、
先にこんな機会を頂いた。楽しみであったセミナーだが、
愚かなことに当日のスタート時間まですっかり忘れていた。
申し込んだのは2か月以上前。
購読している「日経トップリーダー」が送られてきた直後に申し込み、
手帳にもグーグルカレンダーにも予定を入れていた。
だから日付自体は忘れてはいない。
昨日も時間通りに会場に向かったのだが、
この2か月の間にどの方が登壇するのか記憶がなくなっていた。
ふざけている。全くをもって失礼なヤツ。
「今日って、どこの社長の講演だったかなあ~」
と呑気顔でお邪魔し、レジュメを頂き、ようやく思い出した。
以前から話を伺いたいとか、著書を読みたいとか、
そんな話は信用してはいけませんね・・・(苦笑)。
タイトル通り良品計画(無印良品)のV字回復の取り組みを語っていただいた。
こんな表現は驕ったように聞こえるかもしれないが、
何か特別なことをやられたかといえばそうではない。
現状の課題をあぶり出し、優先順位をつけ、ひとつひとつ潰し、
変革していったという復活企業の典型的なパターン。
偉そうに言っているわけではない。
企業を回復させ成長させるには魔法なんてなく、
愚直に取り組んでいくしかないということ。
しかし、それが一番難しいし、あきらめず継続させる力が何よりも必要だろう。
松井氏の意志の強さと緻密な取り組みがなければ成功しなかったのも事実だと思う。
良品計画の成功と対極にあたるのがセゾングループの凋落になるのだろうか。
成功体験は時に必要だと思うが、
それにどっぷりと浸かってしまうと気づいた時には手遅れにもなる。
強すぎる経営者を持つことはイエスマンしか作らない組織を作り、
内向き指向の考えしかできなくなる。
松井氏は良品計画の低迷は内部要因がほとんどで、慢心、
大企業病、短期対策、ブランド弱体化、社長交代が原因と話されていた。
内側でそれに気づき改革できれば脱せるのだろうし、
事なかれ主義で見過ごせば、そのまま市場から追い出されるのだろう。
いかに自分や自社を否定できるかが重要なようだ。
組織がでかくなればなるほど動きは鈍くなるだろうし・・・。
成功した経営者の話は自省する意味においても大切。
自分の未熟さを間接的に教えてくれる。
もっと学ばねば・・・。
ありがとうございました。
初めて会う方に「名大社は名古屋大学出身の方が作ったんですか?」とよく聞かれる。
その確率、90%と言っても大袈裟ではない。
ほとんどの方がそんな風に思うらしい。
「いや、違います。元々、大阪に大有社という会社がありまして、
そこが各地区独立採算でグループ会社を作りまして、名古屋は元々名古屋大有社でして、
それをキュッと短くして、かくかくしかじか・・・」
とちょっと長い説明をしたりする。
また、
「名大社って、あの名大社ですか?そこの社長さんですか?凄いですね。」
こんなことも結構、言われたりする。
そんな時は
「あの名大社がどの名大社か分かりませんが、全然凄くないですよ。社長も愚か者ですし・・・。」
と答える。そうすると
「またまた謙遜しちゃって。大きな会社じゃないですか。立派な社長さんなんですね。」
なんて言われたりする。
いい意味で世の中は誤解している。
ありがたいことに会社の規模や社長の次元の低さの割に認知度が高いせいか、
そんなことを言われることが多い。
この年明けもいくつかの新年会に出席し、初めてご挨拶させていただく方にもそんなことを言われた。
東海三県限定とはいえ、多くの方に会社の存在を知ってもらえるのは光栄なこと。
東海圏以外は誰も知らないわけだし・・・(笑)。
時々思うことがある。
「俺はそんな会社の社長なんだ」と・・・。
不思議に思うことと怖くなることが重なる時がある。
自分が会社を有名にしたわけではない。
たまたま会社を任されて、今、責任者をやっているに過ぎない。
それでも6年の歳月が経過した。
大手企業であれば、とっくに社長交代をしていてもおかしくはない。
今の状況でいえば、当面は僕が会社を背負っていくことになるだろう。
しかし、現実は会社のメンバーといつも顔を合わせながら事業を積み重ねているに過ぎない。
外部環境を睨みながら戦略を練っているのは事実だが、他人が褒めるような立派なことはしていない。
会社の認知度に相応しいかはわからない。
それでも会社の存在を第三者から知らされると自分の立場を再度認識する。
自分が考えている以上に重い立場なんだと。
名大社は今年で47年。僕は入社して27年。会社を任され6年。
その歴史からすれば僕の代表経験は短い。
しかし、僕の会社人生の1/4.5はトップをやっているわけだ。
あっという間だけど、まあ、前を向いてやっていれば何とかなるんですね(笑)。
名大社という会社は変わらない。
それでも肯定と否定を繰り返し、ここまできた。
変えない文化と変えるべき文化を突き合わせ、やってきた。
これは継続すべきこと。
いずれ僕が引退した時に後継者は僕を否定するかもしれない。それはそれでOK。
その時に事業を行う者が、ベストな事業を行い会社を存続させること。それが重要。
会社に誇りを持てる社員を育て、継続させること。
昨年入社したウサミやオゼキが年明けのスタッフブログで書いているように高い意識が大切。
年明けから彼らを含めたメンバーが書くブログに僕は勇気づけられたし、
誇りにも感じた。素直に嬉しい。
僕は名大社という会社しか知らずに人生を終えていくかもしれない。
それでいい。
名大社を続けることが僕の最大のミッション。
よく理由は見当たらないが、こんなブログを書きたくなってしまった(苦笑)。
今朝の名古屋は雪の影響で混乱するだろう。
今、5時半、まだ雪が降っている。
交通機関もどうなるか分からない。
時間を気にすることなく、メンバーには安全に出社してもらいたい。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今回も父親がこしらえてくれたしめ縄と共に新年のご挨拶です。
毎年、同じ光景ですが、この一年、このオフィスで働く仲間と充実した仕事を進めて参ります。
今年の標語は、
自らを律し、組織を強くする。
自らを鍛え、業務を改革する。
としました。
これは僕だけが行うのではなく、
名大社メンバー一人一人が心掛けて取り組む姿勢を表します。
今、順調に推移している会社だからこそ、
それに甘えることなく、自分に対して厳しせねばなりません。
改革なんて大袈裟だけれど、日々の改善を繰り返していけば、
一年後には十分な改革が成し遂げられているはずです。
いい会社は自分たちの手で創り上げていくのです。
そんな一年のスタートは、朝日を浴びながら早朝RUN。
気持ちいい!
俄然、ヤル気が湧いてきました。
今年で50歳。
40代の初めは迷いっぱなしでした。最近、ようやく迷いがなくなってきました。
50代に入っても真の使命を悟るには時間が掛るでしょう。
そう簡単なことではないと思います。
それでも前を向き自分を信じ、仲間を信じて前進していくしかない。
お互いにとって素晴らしい一年にしていきましょう!
名大社では年内最後の出勤日に社員総会を行う。
その際には優秀社員表彰として貢献度の高い社員を全員の前で発表し表彰する。
会社の形態としてやむを得ない面があるが、どうしても営業中心の表彰となってしまう。
ある意味、営業はわかりやすい。
総売上トップとか、政策媒体への一番の取組みとか、
新規獲得件数とか、すべて数字で表すことができる。
しかし、会社を支えているのは営業だけではない。
内勤のサポートがあってこそ、仕事が成立している面が多い。
内勤メンバーもその対象にならないかと、このところずっと考えていた。
営業のように定量面で判断はできない。
僕が定性面で判断すると責任の重さだとかその業務量に重きを置いてしまう。
自分が評価するからダメなんだ。
だったらみんなで決めればいい。
「あなたが選ぶベスト内勤賞」として、全員が投票して決めることにした。
理由を明記した上で投票BOXに入れるシンプルな仕組み。
先日、それを開けてみたが、思いのほか、票が分かれた。
そして、選んだ理由がみんな素晴らしかった。
思わず涙がこぼれそうになった。
それはちょっと大袈裟か。
でも、書かれている内容が嬉しかった。
これも伝えてあげたいな・・・。
先日、最近やたらと絡んでくる元部下が宴席で僕に言った。
「テツさんは人を褒めたことがないんです。」
「何を言ってる。俺は人を褒めて育てるタイプなんだ。」
「いいえ、テツさんが誰かを褒めたことは一度もありません。みんな言ってます!」
(みんなだと?みんなって誰だ?)
声には出さず、もしかして、それは間違ってはいないかもな・・・と思ってみたりした。
褒めてるつもりでもそれが伝わってなければ意味がない。
褒められたと感じるのは相手だし・・・。
こう見えても、結構、照れ屋で、どうでもいいことはいくらでも言えても、
気の利いたことは恥ずかしくて言えなかったりする。
嫁さんの名前だって、いまだに呼べない。
他人行儀に「さん」づけで呼ぶくらいだ。
何を言ってるんだ。
そんなことを言いたいわけではない。
表彰されて嬉しくない人はいないだろう。
しかし、表彰された喜び以上の何かを与えられるだろうか。
あまり自信がない。
総売上賞、あなたが選ぶベスト内勤賞、諸々・・・。
今週金曜日、何を語るべきか、もう少し考えてみたい。
元部下を見返してやりたいし・・・。
なんのこっちゃ(笑)。
今日から12月。残すところ今年もあと1ヶ月。
この時期になると口を揃えて
「一年って早いですね。どんどん一年が早くなっていきますね・・・」
なんて言う。ちなみに僕もあちこちで言っている。
ありきたりなのだ(笑)。
そんな12月だが、ありがたいことに今年も慌ただしい。
スタートの今日は2本の講演をさせてもらう。
講演の仕事自体、それほど多くないのだが、
今日は懇意にさせて頂く大学と初めてオファーを頂いた金融機関。
就職関連とファミリービジネス関連と全く異なるジャンル。
一体僕は何者なのだろうか・・・。
そんな依頼があるだけでも幸せに思わなければならない。
明日からは全社員との個人面談もスタート。
「オマエさ~、ほんとにヤル気あるんかよ~。ちゃんとせんか、こらっ!」
なんて、一人ひとりに対して賞与の査定をネチネチしながら、イヤらしく話をしていく(笑)。
これも年末ならではの仕事。
今頃、会社のメンバーは戦々恐々としているだろう。
そんなことはないか。まあ、覚悟して待ってなさい。
そして、この12月の夜も忙しい。
今月に限らず、夜は結構忙しいのだが、12月は拍車がかかる。
平日に関して言えば、2日しか空いていない。1日はクリスマスイブだけど・・・。
他の日はキャンセルがない限り、おかげさまで予定がいっぱい。
数少ない空いた日は映画を観るか、スポーツジムに通うかにしたい。
そうでもしないと体のバランスも保てない。
土日も徐々に浸食しそうな気配もあるので、家族からも心配を通り越し、
冷たい視線を浴びることになる。
従って、新規の飲み会の予定は入りませんので、ご了承ください。
年明けにしてくださいね(笑)。
そんなこんなで慌ただしい12月。
いくら二日酔いになろうが、昼間ウトウトしようが、
悔いのない1ヶ月を過ごせるように持っていきたい。
さあ、今日から気合を入れ直し、この12月を乗り越えていきましょう!
ようやく読めた今月の「日経トップリーダー」。
特集は「できる社長ほど陥りやすい、任せたくても任せられない症候群」。
最近は激しい環境変化で「任せる経営」を放棄する社長が増えているという。
特に実力がある社長ほどその傾向が強いようだ。
その時点で僕は対象外。
大して実力がないのを自覚しているので、安心して現場は社員に任せている(笑)。
現場上がりの立場としては、全てを任せることで自分自身に不安を覚えることはある。
しかし、一方でいつまでも自分がそこに関与していたら、
現場で懸命に頑張っているメンバーが迷惑するだろうと思う。
迷惑とは一つは社長に顔色を窺う行為に繋がること。
もう一つは本人の成長。
責任ある仕事をさせようとすれば、任せることが一番だと思うのだが、
どうやらそれは一般的ではないらしい。
「任せられない社長」が増えている理由は4つ。
理由1.短期的な収益を狙う社長が増えた。
理由2.事業の拡大スピードが遅くなった。
理由3.トップと社員の意識の差が広がっている。
理由4.リーダーシップのあり方を勘違いしている。
この4つの理由を理解できないわけではないが、自分としてはほとんど該当しない。
それが本当かどうかは疑問で、
現場のメンバーからすれば「あんたも同じだ!」と思われるかもしれないが、
僕自身の考えや行動としてはそうではない。
社長がどんな場合でも目立っていては、本来のヤル気は出ないと思う。
最終的に責任は社長が取ればいいが、
その仕事や組織において任せる環境を作らないと満足感や達成感には繋がらないはずだ。
但し、誰にでもやみくもに任せばいいということではない。
その実力を見極めた上で判断しなければならないが、
それがクリアされれば、あとは信頼関係で十分だ。
僕はそんな風に考える。
きっと世の中のできる社長は自分の事を一番信頼しているのだろう。
よかった、できない社長で・・・(苦笑)。
それは自分の事を卑下するのではなく、
常に自分が正しいと思うことに対して否定的な視線を持つことをいう。
社長であれば会社では一番の権力者であり、
わがままを通そうと思えばそれができるポジション。
しかし、それを押し通した時点で会社全体の求心力は落ちてしまうのではないだろうか。
カリスマ経営者が牽引する時代はとっくに終わっているような気もするし・・・。
だとしたら、驕ることなく毎日を過ごさねばならない。
あまり頼りない社長ではダメなんだけど・・・。
今回の特集ではタイプ別に任せる方法も掲載されている。
広島県のあるエブリイさんの実施例。
なるほど。
頭で何となく理解していることをこういった2軸4タイプに分けるのも分かりやすい。
僕の役割は、どんどん任せられる社員を育てていくこと。
自分の実力は棚に上げても、それはやっていかなければならない。
ちょっと都合よく書きすぎたかな・・・(笑)。
今日は午後から愛知県経営者協会主催の「採用力向上セミナー」に講師として登壇する。
今年で3年連続。
今回のオファーを頂いた時も「昨年の山田社長の講演が好評でしたので、今年もお願いします!」
とリップサービスありありな感じだったが、悪い気はしないので快く受けさせてもらった(笑)。
多分、担当の方は名大社の社長はおだてれば何でもやるだろう
と計算ずくだったと思うが、図星なので何の反論もできない。
安易に引き受けたはいいが、よく考えてみればかなり難解なテーマ。
ご存知のように今年の就職戦線はモーレツに非難された。
就職活動の後ろ倒しの取り組みは明らかに失敗に終わり、企業側も学生側も疲弊したともいえる。
もちろんその中で順調に採用活動や就職活動を終えた企業も学生も多いわけだが、
全体で見れば課題を残す一年であった。
そして、つい先週発表されたのが、選考開始時期の変更。
8月から6月へと2か月間の前倒し。
(確定ではないようだけれど・・・)
1年で就職戦線の見直しを図ることって、過去あったかな?
多くは2年の実績を見て変更するケースがほとんどなので、1年での変更は異例。
我々就職情報会社もその間に挟まれ、次年度の企画もいくつか変更を余儀なくされた。
う~むと唸ってしまう(苦笑)。
そんな状況の中で、講演をさせてもらうのだが、どんな話をすればいいのか、結構難しい。
毎年テーマは共通で、ザクッと言えば「今年の振り返りと来年の対策」。
今年の振り返りについては既にあちこちで話されていたり、
マスコミも大々的に報道していたりと多くの方が理解している。
あえて僕が話す必要があるのだろうか?と考えてしまう。
また、来年の対策はこれがまた難しい。
東海地区の中小企業がどうすればいい採用ができるかを話すわけだが、
そんな魔法があれば教えてほしい。
「ジャンジャンお金をかけましょう~。」なんて言うわけにもいかない。
特に来期も厳しい採用戦線が予測される。
その中で「こうすれば間違いないです!」なんて、無責任なことも言えない。
そう考えると今回のこのテーマはかなり厄介なのだ(苦笑)。
まあ、データ分析で定量的な面を見せながらも、
あとは自分が普段考えていることを喋っていくしかできない。
響くかもしれないし、冷たい視線を感じるかもしれない。
パフのタシロくんが僕の後に講演するので、何かあっても彼がフォローしてくれるだろう(笑)。
先が見えずらい2017卒の就職戦線。
それでも明るい明日が拓けるよう、その役割が少しでも担えるよう話してきます。
では!
昨日から転職フェア&企業展。
何年振りかに吹上ホールの大ホールを使い、全体では180社を超える大きなイベントを行った。
今日17時までの開催なので、ご興味のある方はぜひ、ご来場いただきたい。
今回は通常の転職フェアと16卒向け企業展ファイナル、
そしてUIJターン 就職・転職フェア、プラス自治体とてんこ盛りの合わせ技、
え~い、なんでもござれイベント。
ありがたいことに複数のテレビ局にも取材頂き、
夕方のニュースでもその模様を流してもらった。
そのてんこ盛りイベントの一日はとても長かった。
スタッフは8時過ぎに会場入り。慌ただしく準備を始める。
いつもよりも社数が多いので、その動きもスピーディーにしないと受付時間に間に合わない。
これがクライアントを迎える前の会場風景。
10時から企業受付を開始。
参加いただくクライアントは個性を出すブース設営を行う。
あっという間に担当者の方で賑やかになる。
11時から17時までのイベント。
会場内を撮影するとどうしても顔が入ってしまうので、ちょっと遠めからの撮影。
会場全体はこんな感じ。
午後から多くの方に来場いただき、無事に一日目を終えることができた。
いつもなら翌日の準備をして会社に戻るのだが、昨日はそこで終わらない。
若手を中心に会場に残ってもらった。
年明けからリニューアルするTVCMの撮影を行ったのだ。
いくつかのバージョンを制作するのだが、昨日はイベント編。
別のバージョンは時代劇。衝撃的な作品になりそう(笑)。
転職フェア会場で厳選なるオーディションで選んだタレントさんとの撮影。
うちの若手連中はエキストラとして登場した。
僕のようなオジサンは出る幕もなく全体の進行を眺めるだけ。
今回の撮影はこれまで流れを汲むもの。
人事担当者役と求職者役でうちのスタッフは登場させる。
その撮影に結構時間が掛ったのだ。
全ての撮影が終了したのが夜9時過ぎ。
みんなでプロダクションが用意してくれた豚汁をご馳走になった。
これがすこぶる美味い。体も温まり、疲れもふっ飛んだ。
転職フェアでいちばん長い一日。
お疲れ様でした。
そして、今日も張り切っていきましょう!