これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

新しい風

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今日から新しい期。2014年度がスタート。桜も満開に近い。春らしい一日の始まりである。名大社でも新たに3名が戦力として加わる。3月に1名入社しているので、実質4名の入社と捉えてもいい。この小さな組織で4名は結構な数だ。
2名は新卒、2名は中途での採用。タイプも全てバラバラなので、会社の雰囲気も変わるだろう。大きな化学変化が起きそうな予感。
名大社の年初に掲げた今年の標語は
「変化を求める。変化を受け入れる。そして、変化を愉しむ。」
積極的に変わることを求めている。それは組織全体であり、各個人であり、僕自身でもある。言葉でいうのは簡単でも、実際は容易ではない。
しかし、自らがそんな機会を作り実践していかなければ、絵に描いた餅に終わってしまう。会社に組織に新しい風を入れるのは重要。
それに伴い、新しい部署も作った。どちらかと言えば苦手ともいえる分野にチャレンジしていく。既存の事業が上手く機能している段階で、新しいことに挑戦する。会社にとっても一皮むけるチャンスの時期。
営業チームも再編。思いもよらない上司、部下の関係がきっといい刺激を与えるはず(笑)。それを新しい仲間と共に始めていく。
窓から今朝の風景を眺めるかぎり、そんな新しい風を受け入れるには最高の一日となりそうだ。普段は月曜日に行う朝礼は今日に変更した。
よしっ、春物の新しいスーツで会社に行こう!
清々しい朝。新しい風に期待している。

スーパーハードな火曜日

今週は何かと忙しい週だが、その中でも昨日は全く休む間もない一日だった。この一年のボーッとしていたツケが一気に回ってきた感じだ(笑)。
改装したばかりのオフィスの応接室もフル回転で、ほとんど自分の席に座ることはなかった。普段は食べることのないコンビニ弁当をそそくさと自席で食べたくらい。
朝9時からは個人面談×2。これも相当体力を使う仕事なので、この業務だけで一日の仕事を終えたいのだけど、そんなに甘くはない。
11時からは新年度からスタートする事業に向けて新たなブレーンの濃密な打ち合わせ。何だかワクワクしてきたぞ。具体的な話はもう少し先だが、面白いことが仕掛けられるんじゃないかな。
午後からも4月からの新体制に向けての打ち合わせ。新たに戦力になってもらう方を交えて、次年度の取組みについてディスカッションを行う。ハードルは低いより高い方がいい。目標はちょっとムリ目が美しい。自分たちにプレッシャーを与えながら、仕事を進めていく。
(僕は言うばかりだけど・・・笑)。
そして、夕方からはまたまた個人面談。ふうっ~とため息をつく間もなく外出。夜はお客さまとの会食。会食といえば聞こえはいいが、社員ご一緒させてもらう飲み会。
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会議室で打ち合わせをしていると思うようにアイデアが出ないが、飲みながらだと何故かいろんなアイデアが沸いてくる。この不思議な感覚(笑)。
このお客さまとの飲み会は健全に終了。忙しい一日だったので、そのまま帰ろうかと思ったが、急に一人になりたくなった。ブラブラと歩きながら錦方面へ。久しぶりに一人でしっぽり飲み。
この日の出来事をじっくり振り返る。いやっ、ボーッとしていただけか・・・。
そんな風にして、スーパーハードな火曜日はおしまい。
そして、今日もてんこ盛りな一日。とてもありがたい毎日だな思いながら、今朝も元気に行ってきます!(最後はパクリだな・・・笑)

明日からは個人面談ウィーク

この3連休。昨日、一昨日は比較的ゆっくりさせてもらった。最終日の今日はそういうわけにもいかなそうだ。
午前中は会社に顔を出し、改装中の状況を確認しに行く。長居したところで全く役立たずで邪魔になるだけなので、労いの言葉だけを掛け、そそくさと会社を出ることになるだろう(笑)。
年度末はドタバタと忙しいので、本当は会社で仕事をしたい気もあるが、騒々しい会社ではやれそうもない。他の場所で考えるか・・・。
今期も残すところあと1週間と1日。明日からは何かと忙しい。
まずは年度末の個人面談を実施する。1人あたり1時間を基本に今期の振り返りと来期への取り組みをサシで話し合う。人によってかなり面談内容が異なる。
場合によっては相当厳しい話もしなければならない。本人が気分を害することも言わなければならない。また、その逆で貢献度を称え、来期に期待する言葉を発することもある。お互い体力のいる仕事。できればそんな仕事などせずに毎日を送れればいいのだが、それではお互い納得のいく仕事はできない。
特に来期は大幅な組織改編を行う。新部署も立ち上げる。より強い会社を作っていこうと思えば、一人ひとりの意識と行動を変えるしかない。
「一番変わるべきはアナタでしょ!」と言われるだろうが、もちろんその通り。そこも含めて、変化を求めていかなくてはいけない。お互いに疲れると思うがそれも大切な時間の過ごし方。
そして、金曜日は東京でふるさと就職応援ネットワークの幹事会も行われる。嵌められたかもしれないが、なぜか幹事会では進行役を行わなければならない(笑)。午前中は同じ場所で説明会を開催するし・・・。
その翌日の土曜日は半期に一度の幹部研修会。来期に向けた全体会議。おかげさまで夜の約束も目白押し。4月から入社する新人のための準備もあるし・・・。相当ハードな一週間になりそうだ。
もっと早い段階から用意をすれば、そんな苦労はないのだが、それができないのがボンクラ経営者の証拠(苦笑)。
まずは明日からの個人面談。お互い有意義な時間を過ごしたいものだ。

中小企業が新卒採用を成功させる7つのコツ

昨日のブログでもほんの少しだけ書いたが、今日はキーカンパニー下薗社長の講演ネタ。
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写真では分かりづらいかもしれないが、下薗社長は僕よりも1歳年上だがとてもそんな風に見えない。若々しいしイケメンでよくモテる。
そのため講演内容は「モテる経営者になるための7つの条件」だと思っていたが、人事担当者向けの講演テーマはそんなはずもなく、ブログタイトル通り(当たり前か・・・)。
中小企業が新卒採用を成功させるために必要な「採用活動の独自化」と「採用力向上」を基本テーマに2時間ほど話をされた。
ここで全てを披露するわけにはいかないが、今回の講演は僕が常日頃から感じていることをより分かりやすく具体的に、更により深く切り込んだ内容の濃いものだった。(下さん、いくつかパクらせてもらいますね・・・笑)。
現在、新卒採用市場はまさに真っ最中。市況が回復する中で求人数も増え、会社説明会の総数は昨年の1.5倍に達するという。当然、1社当たりの学生の参加者数は減り、学生確保も厳しくなっているのが現状。
すでに選考に入っている企業も多い。その中で、中小企業がどうやって採用していくのか。はっきり言ってしまえば、大手の採用を模倣しないということ。
大手企業、それも人気企業の選考は大げさに表現すれば落とすための選考。学生に求める条件もハードルが高い。志望理由の強さで学生の優劣を決めるケースも多い。それって中小企業にも本当に必要であろうか?。
また、学生が口下手だったりシャイだったりする。それではコミュニケーション能力不足で不採用になることも考えられる。しかし、それって入社して半年もすれば克服できるかとじゃないか?。
など、大手では当たり前に思われていることが中小にとって本当に必要かどうかを見直してみることを下薗社長は勧めている。その意見に僕も賛成だ。
その他にも会社説明会で学生を引き付けるポイントや本質を見抜く面接の手法、学生に意思決定をさせることの重要性など、7つのネタがてんこ盛りの状態であった。
この講演は最低でも3時間は必要かと思うが、やや強引に2時間で収めてしまったため、出席された人事担当者は相当頭の中が混乱してしまったのではないだろうか。吸収することが多すぎて・・・(笑)。もちろんいい意味です!
その下薗社長、イケメンということだけが魅力ではない。悔しい事にスポーツも万能。一緒にマラソンやゴルフを行うのだが、まず勝つことができない。僕の場合、地道に練習をこなし、ひたむきな努力を繰り返しているのだが、適当に練習をやっている下薗社長に全く歯が立たない(笑)。
おまけに弁も立つ。一昨日のゴルフも途中までは順調だったのに、うまく煽てられ調子に乗ってしまい酷い事になってしまった(それって言い訳??)。
そんな事が言いたいわけでもないが(笑)、今回の講演内容は僕たち東海地区の中小企業にも十分活かすことができる。新卒採用を成功させる7つのコツ。
自分たちがお手伝いするクライアントにも役立てられるよう、よりブラッシュアップをしていきたい。

静岡にて。

一昨日、昨日は静岡に出掛けた。まずは沼津で名大社のパートナーでもある就職情報センター(SJC)さん運営するセミナーに参加したのだ。
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セミナーの講師はキーカンパニーの下薗社長。この講演も大変参考になったたので、この内容については明日のブログで触れたいと思う。
セミナー終了後はSJCさん始めふるさと就職応援ネットワークのメンバーと一緒に伊豆にある湯ヶ島ゴルフ倶楽部&ホテル董苑に出向いた。
情報交換を兼ねた慰労会。ただの遊びじゃないの?と思われるかもしれないが(笑)、温泉にゆっくり浸かりながら、お互いに今期の一年を振り返ったのだ。
伊豆の中でもこの湯ヶ島温泉はかなり細い道を抜けていく。演歌で有名な天城越えも近い。宿泊したホテルの見た目はゴージャス。バブル期の遺産と思われるような作りをしていた。
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一昨日の晩も和洋折衷の料理に静岡のお酒を飲みながら、会話を楽しんだ。
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そして、翌日はゴルフ。山の頂上付近にあるため、コースは傾斜が結構激しい。
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こういった場所では日頃マラソンで鍛えた足腰がものを言うのだが、スコアとの相関関係はないようだ。この日もお粗末な結果で終了してしまった。センスがないのかな・・・(苦笑)。
ゴルフ場&ホテルを出て向かったのは、沼津港。ここで美味しい海の幸を食べることになったのだ。SJCの秋山社長はかつて沼津に住んでいたこともあり、周辺情報に詳しい。ありがとうございます!
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この日も有名店丸天に連れて行ってもらった。生ビールを飲みながら、ボリュームある品が次から次へとテーブルに並ぶ。名物かき揚げは一人で食べきるのは無理だろう。
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この写真にある刺身の盛り合わせを頂いただけでもお腹がいっぱいになってしまう。
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他にもまぐろのテールシチューやかさごの唐揚げなど頂き、結果的にはお寿司に辿りつくことはできなかった(笑)。いやあ~、大満足。
こうして、あっという間の静岡の時間は過ぎていった。静岡県は愛知県の隣にあるにも拘らず、意外と馴染みがない。特に東部の地域はお邪魔することも滅多にない。まだ魅力を知らないままだ。それが約2日間の行動で、少しだけ理解ができた。特に東部は風情があるような・・・。
お疲れさまでした。
次にお邪魔できるのはいつだろうか・・・。その際はどうぞよろしくお願いします。

会社をどう盛り上げていくか

昨日、今日は企業展&転職フェア。3月とは思えない寒さの中で、多くの方に来場いただいた。雪が降らなくてよかった。今日も素晴らしい出会いのある一日になってもらいたい。
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そんな寒い3月を過ごす毎日なのだが、年度末の今月は何かと慌ただしい。普段、ヨダレ垂らして昼寝している僕もそんなわけにはいかない(実際、ヨダレは垂らしてませんよ・・・笑)。やるべき仕事が山のようにあるのだ。
来期の戦略や組織の体制作りも今が詰めの段階。今後の成長戦略を描いていくためにも今月固めておけなければならないことがいくつかある。
ひとつはオフィスの改装。もうひとつは組織再編。
「何だ、大したことないじゃん!」と言われるかもしれないが、我々のようなこじんまりとした会社ではこれが結構、肝なのだ。
そのために僕は悩みに悩み(そうでもない?)、考えに考え、七転八倒しながら今後の戦略を練っていく。「仕事してるフリだろ!」という声も聞こえてきますが・・・(笑)。
セミナールームを現在の16名収容から24名収容へ拡張。応接室(個室)については倍の数に。といっても2つだけど。コミュニケーションスペースを大きくしていく。
オフィス自体が拡張するわけではないので、その分、どこかにしわ寄せがくる。社員数だって増える。うちの規模にしては大人数が・・・。
(この件は近いうちに発表します。)
だだでさえ狭いオフィススペースを削るわけにはいかない。となるとどこを削るのか。今、会社の中で一番ムダになっているスペースはどこかをよく考えてみる。
あっ、そうだ。社長の机だ。仕事してないくせにあんなデカい机は必要ない。処分してしまえ~。と大勢の声が占め、そんなわけで僕の机がなくなり、何とかオフィススペースは維持された。
というのは冗談だが(笑)、工夫を重ねて収まるようにレイアウトを組むことができた。あとは改装を待つのみ。まだ、こちらは楽な仕事。
もうひとつの組織をいじるのはかなり気の遣う仕事だ。誰かと誰かをくっつけることによって、上司も部下も成長する。組織も活性化する。そうでないと意味がない。
どんな組み合わせがいいのか、どんな配置がいいのか、どんな領域まで仕事を任せるべきか。昇格はどうするか。相手が人だけにそこは慎重に考えなければならない。
社内で予想の範囲を越えない人事では一定の活性化しか望めない。更に成長させるためには大胆さも必要となる。そんなことをグルグルと考えながら進めているのが昨今の仕事。
会社をどう盛り上げていくか。どう成長させていくか。それも楽しみながらどう実行できるか。その仕組みを作り軌道に乗らせるのが僕の仕事。面白おかしくも真面目に取り組んでいく。来週あたりが詰め。
最終的にはみんなが笑顔で過ごせるようガリガリとやっていきたい。

直球勝負!のリーダーシップ

昨日は盟友櫻山さんが代表幹事を務める中部経営塾の2月例会。
今回の講師はライフネット生命保険の代表取締役会長出口治明氏。「直球勝負!のリーダーシップ~ライフネット生命の挑戦」というタイトルの講演をみっちり2時間拝聴した。
みっちりと言ってもあっという間の2時間で、できればもう少し話を伺いたいと思わせるくらい内容の濃い時間であった。
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出口会長はサービス精神旺盛。講演開始とともに「写真撮影もOKですし、twitterやfacebookの投稿も遠慮なくアップしてください。」と仰られた。撮影禁止など規制が厳しい著名人の講演の中で、自らオープンにしてしまう潔さに驚くと同時に懐の深さも瞬間的に感じてしまった。
10名以上集めてくれれば全国どこへでも飛んでいくという自ら広告塔の役割を担いながら、僕らにとって大変参考になる話を拝聴できるのはありがたい。
まずは森を見る必要性からスタートした講演は徐々にテーマの中心であるリーダーシップに移っていく。森を見る必要性についてもタテ・ヨコ思考の重要性や算数(数字)で世の中を表す大切さを語られた。
ブログではあえて披露しないが(笑)、その例え話がわかりやすい。日本の競争力の実態についても、いかに自分が無知であるかを知らされる内容。その発せられる一言一言にうなずくしかなかった。
そして、リーダーシップ。聞いた内容を全てここに表現するのは不可能なので、印象に残ったごく一部のみ披露したい(笑)。
社長の仕事のひとつは、その人がどこに(何に)向いているかをよく見るということ。適材適所の人員配置をするという一見、当然のことだが、言われたい事はそう単純ではない。いかに企業は個性を活かす仕事をさせていないかを強調されていた。
分かりやすく言えば、楽天のマー君(大リーグに行っちゃったけど・・・)を星野監督は絶対野手では使わない。そんな当たり前のことを企業が人を使うとなるとできなくなる。どうしてもいろんな経験をさせゼネラリストを作ってしまう。それでは本当に人を活かしてるとはいえない。
小さい○を作るよりも大きい△を作った方が、その本人もヤル気が出るし、企業も伸びていく。報連相が重要というのも上司のための言葉であって、報連相を促すのはゴマすりに過ぎないと断罪された。
その言葉じりだけを捉えると理解が難しいかもしれないが、講演内容の全体からみれば腑に落ちる話であった。組織の2・6・2の法則についても、キッパリと言われた。
ライフネット生命でも2・6・2は存在する。僕がどんな優秀な経営者でも同じ。そう思うことが重要で、うちの会社はみんな優秀と思うこと自体、経営者の考えが間違っていると言われるのだ。僕はやはり愚か者だな・・・(笑)。
講演終了後は懇親会。僕は出口会長の著書を持参し、サインをお願いした。快く書いて頂いたのがこれ。
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調子に乗って、ツーショットの写真も撮ってもらった。
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調子に乗った次いでに随分失礼な質問もしてしまった。
「出口さんと岩瀬さんが決別し、新たな後継者を選ぶ必要性が出た場合、どんな基準で選びますか?」「想いの一番強い人をトップに選ぶ。」と僕の愚問にも明快な解答。
懇親会の場でも出口会長はサービス精神旺盛。全ての参加者と話をされたんじゃないのかな。僕はまたまた調子に乗って、二次会までご一緒させてもらった。ついつい飲み過ぎてしまったのはいつものように反省するところだが、貴重で充実した時間を過ごさせてもらった。
昨日はありがとうございました。
今回、学んだことを少しでも自社に活かしていきます!

盛り上がれ!中小企業

今月の日経トップリーダーの特集は「本当に稼げる中小企業ランキング」。
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財務の安定性を示す自己資本率の高さと企業の収益力を示す営業利益伸長率で50万社のランキングで順位を出している。他にも判断基準はあるだろうし、企業数も200万社は超えるだろうが、興味深く読ませてもらった。
その特集の前に調査で公表されていたのが経営者の資産。
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なんと5000万あれば安心という。日常的に中小企業の経営者と懇意にすることは多いが、個人の資産について会話することはまずない。お互い聞きたいと思う面はあるとは思うが、なかなか話をできることではない。
そのためこのような調査で実態を知るわけだが、思った以上に資産を所有しているのが実情。5000万以上所有する割合が45%あるわけだから驚きだ。いかに自分が貧乏経営者であるかがよく分かる(笑)。
個人保証があるとかないとか、会社の借入金がどれくらいかという問題もあるだろうが、資産状況は思いのほかキチンとされている。外部留保でリスク分散をさせている点はあるだろうが、経営者としてはそれが健全なあり方なのだろうか・・・。
ハナタレ経営者の僕にはまだよく分からないのが正直なところ。中小企業の経営者は個人資産を3000万~5000万程度持つべきという意見が多いようだし・・・。
話は戻って中小企業ランキング。ランキングに入っている会社はほとんど知らない。愛知県本社の企業で名大社のクライアントは知っているが、それ以外は知らなかったり。
やはり知名度がないのが当たり前で、僕らが知らないということは就活の学生は知るわけもない。こんな会社ほど見て欲しいとは思うのだけれど・・・。もっと勉強しないといけませんね(笑)。
ここに登場する企業のコメントとして、すずめの涙でも内部留保に回すというのがある。これは僕も共感する。安倍首相が言われる内部留保に回すのではなく、賃金を上げろという内容も理解できないわけではないが、まずは企業の存続を考えるべき。
理想は高い給与で潤沢な内部留保だろうが、そんなことが可能な中小企業は限られていると思う。社員の雇用を守り、安定した生活基盤を提供するには企業が健全でないと話にならない。それは経営者が甘い汁を吸うことではなく、いざという時にも会社が存続する持久力を持っていないといけない。
僕自身も経営者になる直前はリーマンショックの影響で大赤字の厳しい状況を目の当たりにしている。今、こうして日々暮らせるのはその大赤字があった段階でもそれに耐えうる体力が会社にあったからこそ。それを考えると何が大切なのかはおのずと見えてくると思うのだ。
社員の幸福を願い、やりがいを与える仕事を供給するのがトップの役目だとすれば、健全で筋肉質な体質は常に作っておかねばならない。今回の特集はあらためてそれを痛感。そのための戦略を作るのも重要だけど。
でも今回のランキングを見て思った。うちの会社だってランクインするんじゃないの?。東京商工リサーチに数字を提供していないので、その根拠はないが各企業のデータを読みながらそう感じてしまった。な~んて・・・(笑)。
来週も頑張ります!

イオンに学ぶ

先週金曜日は千葉へ出張。初めて幕張を訪れた。幕張という地名は源平合戦の時代まで遡るようだ。
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こんなにオフィス群が並んでいるんですよね。
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オンとオフの師匠であるマーケティング講師松林さんに紹介頂いたFBAAの勉強会に参加したのだ。
お邪魔したのはイオン本社。イオンタワー。
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元々は三重県にある岡田屋がその発祥。今回はイオンの歴史を学びながら、同族経営、グローバル経営の重要性を把握していくもの。まずはイオン歴史館を見学。
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いきなり表れるのは岡田卓也相談役の好きなビスマルクの言葉「賢者は歴史に学ぶ。」。写真の正面のかすかに見える文字。イオンの歴史はこの言葉を実践してきた歴史と言える。
歴史館館内は披露できないので、写真は控えさせてもらうが、会社の年表からその当時に使われていた大八車、入社案内パンフレットまで様々な品が飾られていた。
そして歴史館の出口付近にはまたまた岡田相談役の言葉が・・・。
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イオンは捨てることを心掛けて成長してきた。そして合併の連続によって企業規模も拡大してきた。イオンの理念が歴史と成長に中に息づいている。他社の合併の歴史を学びながら、自社も成長させてきた。
吹き抜けの眺めもいい。
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歴史館見学とDVD視聴の後はイオンDNA伝承大学の古谷学長の講義。古谷氏は1969年入社のプロパー社員。名大社が生まれた年に入社されたんですね・・・。
イオンがまだジャスコと呼ばれ、店舗数も14店しかなく未来を語るしかない時のこと。その未来に夢を託して会社に入社したそうだ。叩き上げの社員として鍛えられ、グループ会社のトップを務められた後、本社の取締役を経験された。自らこの社内大学を立ち上げて現在に至っているという。
岡田家がトップを務める背景から同族会社と思わがちだが、その考えはないようだ。社長をやりたい者が社長を任せられる。その条件として逃げないこと、決断することが必要であるが、チャンスには誰にでもあるということ。これも僕がこれまで持っていたイオン像とは全くかけはずれていた。
全国、全世界に250ものグループ会社を持ち、スクラップアンドビルドを徹底してきた。そのこだわりが現在のイオンを作り上げている。半径5キロの世界でのたうち回っている僕とは比べようもない(苦笑)。
相談役の岡田卓也氏がトップとして16店の店舗を展開されていたのが44歳の時。88歳になられる現在、イオングループの売上は6兆円。44年の歴史は企業をそこまで成長させるのだ。
お土産に頂いた著書。
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爪の垢を煎じて飲んで、少しは自分に活かさねばと思うのだが、果たしてどうなのかな・・・。

若者とどう向き合うか

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本日は生まれ育った岐阜で講演のお仕事。岐阜県中小企業団体中央会から依頼を頂き、県内企業の採用担当者に話をさせてもらう。参加企業の中には僕が以前、営業担当だったクライアントも出席されるため、少しばかり緊張も・・・。
午後からは中央会主催の合同説明会もあり、そんな場で僕が喋ってもいいのかという気もするが(笑)、これもご縁という事で前向きに捉えておく。
テーマは「新卒者等の採用、人材定着のポイント」という幅の広い内容。人材定着に関しては、正直、専門分野とは言えないが、普段の業務の中で僕が考え行動していることとこれまで学んだことを話したいと思う。
先日、参加したトーマツの新入社員教育向け研修でも同様のことを感じたわけだが、今のゆとりと言われる世代に対して、こちら側がどう接するかが重要であろう。ゆとり世代は一般的に否定的に捉えられるケースが多いが、これは一方的な見方でもある。
僕らが新人類と言われ、否定的に見られたのと同じで「それって、オレたちのせい?」と思っていたのと一緒。本人たちに責任を求めすぎるのは自分勝手で、その外部環境を作ってきた自分たちに責任があるともいえる。
そうだとすれば、真摯に向き合い育てることに力を注がねばならない。
どの企業でも新人の即戦力化を図りたいのは当然のこと。うちの会社でもそう思う。しかし、それは難しい。普段の仕事の中で物足りなく感じ、若手に対して「オメエはたりいなあ~」とパワハラ的な発言をすることもしばしば。
知らない方から見ればなんて酷い会社なんだとお叱りを受けるかもしれないが、それでも素直に受け止められる信頼関係、人間関係を作ることが大切。
若手から「ちょっと待った!」と手を挙げられてしまうかもしれないが(笑)、僕はそう思う。
お互い腹を割れる環境を作り、自律性を求めていく。そのための仕組みが重要で、強制的にやらせる仕事と自らの意志でやらせる仕事との両面をバランスよく経験させる。
成功体験を早く感じれる時がくればいいが、失敗の連続でもそれを認めていく。どの世代に限らず、仕事を任させられることには喜びを感じるだろうし、ヤル気も上昇するだろう。実行は簡単そうで簡単でないのが現実なんだろうが、相手を信じて繰り返すしかない。
そんな風にして少しずつ成長していくだろうし、全体で見守る環境があれば、自ずとロイヤリティも上がるだろう。
そんな話が相応しいかどうかはわからないが、そのあたりも交えながら話したい。テーマの中心である「求める人材を採用する方法」「学生の動向」でほとんどの時間を使ってしまうとは思うけど・・・(笑)。
と、いろんな事を書いているうち家の外を眺めると雪。岐阜はもっと降っているだろう。
ちゃんと会場まで辿り着けるかな・・・。