事務所が随分と手狭になってきた。
オフィススペースもこれ以上人数を放り込むと快適な仕事環境を作るのは難しくなる。
セミナールームもちょっとした勉強会や講習を行うと満杯。
先日行った全体の研修もかなり窮屈に感じた。
人材紹介の事業も忙しくなってきたため、
応接もかなり前から予約しておかないと使えないことも多い。
これで会社が伸びていなければ大問題だが、おかげさまで今のところは順調。
あくまでも今のところです(笑)。
6年前、この丸の内に移転をしてきたのははっきり言って「後ろ向き」の移転。
固定費を抑えることを目的とした移転だった。
しかし、今回は「前向き」の移転を検討している。
多分、秋から年末にかけてオフィスを移転することになる。
はっきりした段階で改めてご報告したい。
あれこれ考えることは多い。
せっかく「前向きな」移転をするのだがら今のオフィスにはない空間にしていきたい。
僕が考える新しいオフィスの条件はこの3つ。
★会社に行きたくなるオフィス
★イノベーションが起こる(起こりそうな)オフィス
★稼げるオフィス
ざくっとした表現だが、こんな空間を目指していきたい。
今後、オフィスの在り方は変わってくるだろう。
いずれ会社に出社すること自体ナンセンスになってくるかもしれない。
だが、同じ会社のメンバーが顔を合わせるのなら、
よりよいコミュニケーションが図れる場としたい。
これ以上、よくなると仕事しないのではないかという不安もあるが、
それでも成り立つ会社ができればそれは理想。
絶対にあり得ないけど・・・(笑)。
よりフラットで風通しのいい場を作っていきたい。
そして、個人的に考えていることが一つ。
思い切って社長の机を失くしてしまいたい。
すなわち僕の机を失くすということ。
社長室を失くすということではない。
そもそもそんなものはないし、僕には必要ない。
それよりももっと前進させ社長の机を失くす。
メンバーが猛反対すれば撤回しなければならない案だが、
今はそんなことを思っている。
会社に行かないわけではない。
基本、毎日行く。嫌がられても行く。
しかし、居場所はない。
空いたスペースに座る。それでいい。
ネットさえ繋がっていればどこでも仕事はできるはず。
いきなりオガワの隣に座ったら、無意味に喋りだすだろう。
トミタの隣に座ったら、すぐに営業に出てしまうだろう。
コンドーの隣に座ったら、痩せるだろう。
おお~っ、いいことづくめじゃないか・・・。
そんなふうに今は妄想している(笑)。
セミナールームでの打ち手も増えるから、稼ぐオフィスにも繋がるだろう。
期待が膨らむと同時に不安が付きまとうのも正直なところだが、
ここは思い切りたい。
なんたって経営者に必要なのはセンスと判断力と度胸なのだから・・・。
僕はこの机と付き合うのもあとどれくらいだろうか。
今のうちに磨いておくかな・・・。
今週17(火)・18(水)日は日本の人事部主催の「HRカンファレンス」に参加。
2日間合計7つの講演に出席。
今後の事業や人事を構築していく上で参考になる点が多かった。
そのひとつに
『次世代に残すべき素晴らしい会社とは~「ホワイト企業」という概念で日本に活力を生み出す』
というスゴイ長いタイトルのセッションがあった(笑)。
ホワイト企業アワード受賞企業の事例発表と
ワークライフバランスで有名な小室叔恵さんらの取り組みを伺う内容。
知らないうちにホワイト企業認定が始まっていたのだ。
この認定を行う一般財団法人日本次世代企業普及機構(JWS)の説明は割愛するが、
こちらが中心に活動している。
ここが掲げる次世代に残す企業のための3つのホワイトバランスとは、
適正な利益・成長(事業計画、収益の黒字)
お客様からの信頼(売り上げ規模、継続性)
従業員満足度(ワークライフバランス、法令順守、人事制度)をいう。
一般的にブラック企業の反対となるホワイト企業の観点でいうと
従業員満足度がメインだがそれだけでは足りないようだ。
それについては賛成。
健全な会社であり続けるには、従業員満足度は必要だが、
顧客から支持され会社が儲かっていないと意味がない。
最近の働きやすさの捉え方だとその点が抜け落ちているように感じていたので、
利益や顧客の信頼を加えていた点は納得できる。
そこがなければ次世代に残すべき企業になることはできない。
事例発表では10数名の企業から東証上場の企業までの報告が行われた。
奇抜なアイデアを売りにするケースもあれば地道に向き合うケースも紹介された。
「へ~」と感心することもあり、参考にすべき点が多く見られた。
参考にすることや評価することは簡単。
いかに自社で取り組めるかや落とし込めるかが難しい。
うちの会社でもいろんな取り組みはしているが(いや、しているつもり?)、
まだ足りない点ばかり。
できるだけ早く帰社させたいと思っていても遅くまで頑張っているメンバーも多い。
構造的な問題があるのは事実で効率性を含め考えを改める点もある。
やらない仕事の指示をこちら側がしなければならない。
会社の責任があるのも当然だが、一人一人の意識も変えなければならない。
まだまだ遅く残っているのが働いている証拠と思っているメンバーもゼロとはいえない。
制度を整えたとしても本人の意識が変わらないと進められない点もある。
それも変えさせるのも経営側の役割。
僕としては従業員満足度は年々高まっていると思うが、
(自分が思っているだけかも・・・苦笑)
最新の事例を聞くとまだ足りないところばかり。
特に女性比率が高くなり、既婚率も高くなっている今、
そのメンバーに応えるための制度も整備する必要はある。
もっと働く時間や場所がフレキシブルになってはくるだろうから、
それに対応できるインフラも作らねばならない。
満足度を向上させるのは制度や待遇だけではないとは思うが、それを踏まえるのは重要。
まだまだ有給取得率も低いと思うし・・・。
飲み会ばかりやってればいいというわけではないな・・・。
う~ん・・・。
有給を取れと言っても取らないのはなぜだろう?
「そんなこと言ったってとれる状況じゃないじゃないですか・・・」
なんて思っているだろう。
それも僕のせい?
今回のセッションでも、トップから休まないといけないという話をされていた。
そうか、僕がもっと休むべきなんだ。
そうすればメンバーももっと休みやすくなるし、仕事の効率性も高まる。
なんだ、僕が会社に行かなければ名大社は「ホワイト企業」になれるのか・・・。
う~ん・・・。
それはともかく、ホワイト企業になるために会社の内側のことももっと考えねばならない。
もちろん外側のこともだが・・・。
今月の「日経トップリーダー」はなかなか刺激的だ。
「経営トップの”美しい”引き際」という特集と
もう一つがタイトルにある特集。
”美しい”引き際については、例のセブン&アイ鈴木会長の件。
これについては僕なりの考え方と緊急アンケートの結果と近い。
中小企業のオーナーに実施されたアンケートでは、今回の突然の引退に対して、
「後継者を育て、もっと早くトップの座を譲っておくべきだった」という意見が圧倒的。
簡単な事情ではないとはいえ、僕も同意見。
カリスマの存在が長引けば長引くほど引き際は難しくなるはず。
そして、後を継ぐ者はより辛くなるはず。
なんだか大空電機みたいだな・・・(笑)。
社長が高齢化が進むにつれ交代は難しくなる。
僕のわずかな経験からも言えること。
アンケートでは65歳~70歳が譲る時期として最も高かったが、
僕はもう少し早くてもいいと思う。
あくまでも個人的意見だけど。
この特集では引き際を考えるべき10の兆候が述べられている。
なるほど・・・。
あえてここでは紹介しないが、納得できるものばかり。
そして、もう一つの特集がタイトルにもある「中小企業を襲う社員の不正」。
龍角散の事例を始め、いくつかの不正事件を紹介している。
そのほとんどが内部犯罪だ。
日本国内では、勤務年数10年以上の41歳~50歳の男性、中間及び上級管理職が多いという。
3つの条件を満たすと不正に手を染めやすいらしい。
「機会を熟知」
「丸投げの信頼を得ている」
「自分の行為の正当化できる」
これが3つの不正トラップ。
確かにいくら信頼がおける誠実な人でも、
この条件が揃うと誘惑に負けてしまうケースも多いようだ。
人間誰もが持つ本質的弱さなのだと言われる。
経営者にも性善説で考える者と性悪説で考える者と2種類あるだろう。
僕は社内は性善説に基づいて全ての行為を行っている。
それ自体間違ってはいないと思うが、
不正防止のための対策は念には念を入れた方がよさそうだ。
この特集でもその手法を取り上げている。
中身を読んでみると既に取り入れているものがほとんど。
会社の仕組みとして成立しているわけだ。
しかし、今後、外部からのアタックを含め、常に策を練っておくべき。
これができるのはトップしかいないと思うし・・・。
僕の立場だから勝手なことが言えるわけだが、
いかに個人主体ではなく会社主体で物事を考えることができれば、不正なんて起きようがない。
かなり難しいことだとは思うが、無理なことでもない。
それが理想に近づくことでもあるだろう。
会社は生き物なので、今正しいと思うことがずっと続くわけではない。
ふと、気が緩んだ瞬間、すべてが崩れ落ちることもある。
中小企業の場合、どんな原因もトップの責任。
いや、トップが原因となる。
引き際であろうと不正であろうと自分次第ということを肝に銘じなければならない。
ここ1ヶ月くらいのブログを読み返してみるとほとんど仕事のことが書かれていない。
自分でも驚くほど。
映画コラムニストや人気食べ物ブロガーとしてのネタばかりで、
肝心な仕事のことに触れていない(笑)。
いろんな方に「山田さんのブログを欠かさず読んでますよ。」と言って頂くことも多い。
それはありがたいが、そんな方は最後に「フッ・・・」と
何とも言えない不吉な笑顔を見せられる。
なんとなく言いたいことがあるような笑み。
こうしてブログを振り返ってみるときっとこんな感じじゃないかと思う。
「アンタ、全然、仕事してないじゃないか。会社は本当に大丈夫なのか?」
そんな意味が含まれているように思えてしまう。
では、本当に仕事をしていないのか?
いいえ、仕事はしています。
特に今週は激務だった。
月曜・水曜は新卒採用の最終面接。
最終面接は1対1で1時間向き合って話をする。
学生さんも真剣なので、こちらも真剣。
それを丸一日行うと相当体力は消耗する。疲労困憊だ。
しかし、そんな日に限って若手メンバーとの勉強会があったりする。
追い打ちをかけられる。
そして、今週は三重にある国立大での講演もあった。
来月は岐阜にある国立大、名古屋にある国立大でも講演を行う。
(なんとも遠回しな表現だな・・・笑)
今週の講演は本来は4年生向けだったが、いざ蓋を開けてみると参加した学生はほぼ3年生。
これから就職について考えようという学生ばかり。
持参した資料は就活真っ先中の4年生向けに作成したもの。
ここは臨機応援に話すネタを変更し3年生向けにシフトした。
こんな切り替えが瞬時にできるのが人気講師の秘訣だな(笑)。
違うか・・・。
それでもかなり真剣に聞いてくれ、終了後も数多くの質問も出た。
今後の役に立つようであれば嬉しい。
昨日は東京。ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の例会。
全国20社ほどの同業者が集まり、今後の共同事業や各社の状況を話し合った。
午前から東京に向かったので、「転職フェア」会場には顔を出せず。
ひと仕事した後は、真剣な飲み会(笑)。
その分、今日は朝から会場に出向き、終日、立ち会う。
何もやることはないんだけど・・・(笑)。
その他にも重要な打ち合わせがいくつもあり、かなりハードな1週間だった。
どう?真面目に仕事してるでしょ?
理解してもらえたと思う。
これで当面「フッ」とした不吉な笑みはなくなるであろう(笑)。
今週はあと今日1日。
何もやることはないが、転職フェア会場で頑張ってきます!
昨日で全員の個人面談が終了した。
先週から約2週間。
一人あたり1時間の面談だったので、僕のこの2週間の業務はほぼこれが中心。
その間、打ち合わせや来客、ラジオ収録や講習なんかがあったため、
自分の机に座りじっくり仕事をする時間はあまりなかった。
日報もまとめて読んだりとルーティンな仕事が疎かになったのはちょっと反省。
個人面談では今期の振り返りから満足した点、課題、不満点、
これからの自分の役割など様々なことを聞くようにしている。
できるだけ相手に喋ってもらうように心掛けてはいるが、
つい自分が喋ってしまうことも多い。
これも反省。
ある程度今期の自分に満足している者もいれば、全く満足していない者もいる。
仕事に対しての想いは少しずつ差があり、
その捉え方も今の自分の立場を象徴するようで感心する点が多い。
そして、僕が気づかない点を気づかせてくれる。
それは実に有難い。
僕はできるだけ一人ひとりを公平に客観的に見ているつもりでも実際はそんなことはない。
他人が他人を評価すると全く違った側面が垣間見え、新たな視点が生まれたりする。
社歴や経験を問わず、語りかけないと気づかない点も発生するわけだ。
僕に対しての苦言が出るのもこの個人面談。
それは単なる個人批判ではなく、
会社目線で僕が足りないことを指摘されることもしばしば。
それについてはドキッとさせられる。図星をついているわけだ。
まだまだ会社として未熟な点も露わになり、
いい気になりかけた自分を見事に蹴落としてくれる。
その繰り返しが少しでも理想の会社に向かう姿なのかもしれない(笑)。
制度においてもいくつも提案が出てくる。
いい案については、即刻採用で来期からすぐスタートする。
日常的にそんなことが行われればいいのだが、
普段の業務に忙殺されているとこんな機会しか主張できないのも事実。
個人的にこの面談はかなりくたびれて落ち込むことも多いが、
ノー天気な性格を戒めるのは重要な場といえるだろう。
落ち込ませるのはお互い様か・・・(笑)。
明日は幹部が集まっての研修会。
今期の仕事も今週がヤマ。
来週はちょっと楽になるのかな。
みなさん、個人面談、お疲れさまでした。
週末は珍しく休日出勤。
いつもなら仕事を持ち帰ったりするが、重要な内部資料もあったりするので、
会社じゃないと業務ができない。
普段、ヒマそうと思われている節もあるが、この3月は年度末ということでかなり慌ただしい。
昼食もわずかな時間だったりする。
その割には飲んでばかりじゃん!と言われるが、それはそれで大人の事情がある。
(困った時はすべて大人の事情にすればいい・・・笑)
名大社の決算は3月で今期の数字もほぼ確定。
みんなの頑張りのおかげで当初の計画を上回る成績で終わりそうだ。
それはそれで結構な話だが、向かう先は来期で今ネチネチと仕込んでいる。
先週からは一人ひとりの個人面談を行い、今期の振り返りを実施中。
今週いっぱい続くのでそれだけでも結構ハード。
週末には半期に一度の幹部研修会も控えており、その準備も山のようにあり大変。
普段から効率的に仕事をこなしていれば段取りよく進められるのだろうが、
いつもボーッとしているので、いざ動こうと思っても都合よくはいかない。
トホホ・・・。
だから休日出勤ということになる。
社長には休日も関係はないんだけどね(苦笑)。
まだ内緒の話だが(そうでもないか・・・)、来期は組織を大きく変える。
次のステージに向かえるように新しい体制を作ろうと考えてる。
詳細は明かせないが、社内のメンバーは戦々恐々としているようだ。
ヒヒヒ・・・。
別に嫌がらせをするつもりはないが、
一人ひとりが成長していくには自らの変化とこちら側が与える変化と両方なければならない。
そのために米粒のような脳ミソから知恵を振り絞って考えているわけだ。
簡単には結論は出ないのだけれど・・・。
新たなメンバーも入り会社も徐々に変わろうとしている。
これまでにない能力を持ったメンバーも増えたことから打ち手も広がってくる。
生かすも殺すも僕のマネジメント力に負う面が大きいとも言える・・・。
うわっ、責任重いじゃないか・・・。
毎年の事だが、この3月は安堵と不安が交錯する時期。
溢れる希望と襲い掛かる危機感が絡み合う。
毎月3月だときっと倒れる(笑)。
だからこそ会社って面白いのかもしれない。
年度の変わり目なんて、長い歴史で捉えれば全然大したことない。
それでも賭けなければならないこともある。
少しでも明るい来期にするために、残り少ない今期をいかに充実させるかも重要。
今週も慌ただしい一週間となりそうだ。
今期もあとわずか・・・。
悔いがないように過ごしていきたい。
これは昨日掲載されていた日経新聞の記事。
何気ない記事である。
季節柄、新卒採用ネタが多いのも当然。
僕も職業柄、こういった記事は注意深く読んでいる。
昨日のシャープの記事については個人的にとても違和感を感じた。
言い訳っぽく予め言っておくが、
これは大企業の実情を知らない中小企業経営者の戯言。
一方でリストラを行い、一方で新卒採用を行うことに対して抵抗を感じた。
それぞれの事情があるのは確か。
他人がどうのこうの言う問題ではない。
決してリストラを否定しているわけでもない。
だが、僕としてはあるべき姿とは理解し難い。
シャープのリストラは40歳以上が対象で昨年3200名の方が退職された。
不本意に退職された方も多いだろう。
不採算事業や高い人件費、職域など多くの問題を抱えていると思うが、
退職者が新卒採用の記事を読んだら、どんなことを感じるのだろうか。
仕方ないと思うのか、若手を採用するのが企業が生き残る道と思うのか・・・。
合理的に考えるのは難しいと思う。
感情的になるのが一般的ではないだろうか。
実際、辞めずに働いている人はどう受け止めるのだろうか。
新入社員を歓迎するのだろうか。
もちろん入社するであろう新入社員は何の罪もない。
僕はどうしてもその流れに違和感を感じてしまう。
会社に対するロイヤリティを論理的に示すのは難しいと思う。
感情論が先に立つものではないだろうか。
それは僕のレベルが低いだけかもしれないけど・・・。
現時点でいえば(これも言い訳っぽい・・・苦笑)、
僕はどんなに会社が悪くなろうともリストラはしないつもり。
会社が潰れてしまったら元も子もないので、多く我慢を強いることはお願いする。
大幅な給与もカットするし賞与も支給しないかもしれない。
会社の資産を切り崩しながらも全員で我慢していくことが大切。
それに賛同できない方は退職に繋がるが、それはリストラにはならないだろう。
新人を迎えることは感情的にもできない・・・。
これも中小企業経営者の戯言にすぎず、大手企業の論理には噛み合わないとは思うが、
僕はそうすることが働く者にとっての安心材料ではないかと考える。
甘いかな・・・。
昨日の記事にはそんなことを感じてしまった。
昨日は年度末の懇親会及び送別会。
懇親会と送別会をセットにしてしまうのが、いまいちセコイ(笑)。
無事に2015年度を終えられそうな感じなので、
「四間道レストランMATSUURA」さんを貸し切ってゴージャスな食事を頂いた。
まずは自慢げに披露。
まるで水曜の食べ物ブログじゃないか。
いいぞ、いいぞ、なかなかやるじゃないか・・・。
この日のメインは10年間勤めてくれたサヤカと女子ミズタニ、
そして40年間(?)貢献してくれたモリタさんを送り出すこと。
今日のスタッフブログでオクダが書いているので、詳細はそちらを読んでもらえればと思う。
サヤカ、女子ミズタニは新卒で入社し、10年間頑張ってくれた。
モリタさんはもっとですね(笑)。
ここ数年は安定しているものの、激動の10年間だった。
かなり苦しく辛い時期もあったが、文句も言わずコツコツと仕事に取り組んでくれた。
今、こうして名大社が無事にいられるのも彼女らが頑張ってくれたおかげ。
本当に感謝である。
サヤカは結婚し妊娠し、三重県の田舎で暮らすことになる。
女子ミズタニは旦那の家業を手伝いながら岐阜の田舎で暮らす。
田舎者出身が多い名大社社員は結局田舎に戻るのか・・・。
それはともかく、それぞれの事情があり、名大社を離れることになった。
僕としては寂しい反面、彼女らの未来については明るいこと。
気持ちよく送り出すのも僕らの役目。
そんなわけで昨日は卒業式にもなるわけだ。
みんなでワイワイやりながら、美味しい食事とワインを楽しませてもらった。
せっかくなので、サヤカとツーショット。
女子ミズタニともツーショット。
モリタさんとは撮らなかったので(苦笑)、挨拶の写真。
途中、いつものようにバカをするヤツがいるのも名大社らしさ。
そうかと思えば急に泣き出してみたり・・・。
まあ、よくわかりませんね。
最後にスピーチしたタカイもいいことを言っていた。
そして、最近、やたらとしゃしゃり出るオクダが名古屋ナモ締めでお開きに・・・。
この10年が彼女らにとって価値のある時間なら嬉しいこと。
きっとこれからの生活にも役に立っていくはず。
僕はそう思っていたいし、そうなってもらいたい。
名大社を卒業し、次のステージに進んでいくわけだ。
まあ、頑張ってくれたまえ!
10年間、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
今日から3月。就活生の就職活動解禁日。
本当はそのネタでも書こうと思ったが、名大社スタッフブログでフワが書いているのと
パフの釘崎社長に脅されたこともあり(笑)、昨日のイベントについて書くことにしたい。
昨日はウルトラインターンシップ「100×10チャレンジ」中間成果報告会。
(ちょっと長いですね・・・)。
パートナーであるパフさんが実施したインターンシップ企画の発表会で
100名ほどの学生と20社程の企業の方が参加されていた。
場所は東京・市ヶ谷。
名大社からは僕とシゲノ、新人ユキモトで勉強を兼ね見学にお邪魔した。
「ひゃくてんチャレンジ」と呼ばれるこの企画は2か月にわたり学生が企業を訪問し、
社会人と交流することで働くために必要な行動力や学習する力を学ぶもの。
詳細は省くが、一般的なインターンシップより学生は鍛えられ、
社会人になるための基本スキルは身につく。
昨日の発表会では取り組んだ学生の表彰やそこで学んだことの共有が行われた。
ひとつひとつ披露してしまうとパフさんの回し者になってしまうので、写真にて。
こんな感じで表彰が行われ、
番号が振られた学生グループに社会人が交わりトークタイムがスタート。
さあ、うちのシゲノはどこかな?。見つけた人は景品を(笑)。
シゲノもユキモトも学生と混じり、働くことの価値観などを語り合う。
彼女らにもかなりの刺激になったようだ。
こういった場に参加する学生は基本的に意識が高い。
僕らが思っている以上に働くことに意欲的で自分に求める者も厳しい。
地元の学生が一緒になったらタジタジになってしまうかもしれない。
たった2か月の期間ではあるが、
人間的にもかなり成長できる場になっていることはその雰囲気を見るだけでも理解できる。
僕は無責任に眺めていただけだが、痛烈に感じることができた。
NHKの取材もあった。
この模様は3日の「おはよう日本」で放送される予定らしい。
ぜひ、ご覧ください。
締めの挨拶では釘崎社長が学生に向けてとてもいいことを話されていたが、
何を話していたかは忘れてしまった(笑)。
1day、2dayのインターンシップが主流になる中、
真の学生の成長や社会との接点の重要さを考えたこのインターンシップはとても価値があると思う。
大人しい東海地区の学生が取り組めば、間違いなく彼らの顔つきも変わっていくだろう。
そんなことを勝手にイメージした。
この場に参加していた学生は今日からスタートした就職戦線でもいい動きが期待できる。
このような機会を名大社でも提供できるのであれば、それは素晴らしいこと。
そんな事を想いながら、懇親会を中座し、メンバーと一緒に名古屋に戻った。
新幹線のぞみを居酒屋代わりにしながら・・・。
お疲れさまでした。
先週金曜日はFBAA(日本ファミリービジネスアドバイザー協会)のセミナーに参加。
同族企業に関するテーマを東京で定期的に開催している。
第20回を迎える今回のテーマは「日米スターバックス物語」。
ファミリービジネスとはあまり関係がないような気がしなくもないが(笑)、
とても興味深いテーマだったので、パフさんとの打ち合わせの合間を縫って出席した。
講師は日本スターバックス立ち上げ時の総責任者であった梅本龍夫氏。
現在は経営コンサルタントとして事業を行われ、
スターバックス時代以前も経営コンサルや
ベンチャーキャピタリストを務められてきた華麗な経歴の持ち主。
日本スターバックスの立ち上げ時はサザビーが母体。
そのサザビーの創業者の右腕としても活躍されてきた。
僕は「スターバックス成功物語」を読み感銘を受け、
その12,3年後に出版された「スターバックス再生物語」も読ませてもらった。
主役はあくまでも著者であり代表のハワード・シュルツ氏。
この2作品ともシュルツ氏目線で書かれているが、
今回のセミナーでは日本におけるフォロワーとシュルツ氏を支えるフォロワーの話がメイン。
そのあたりがファミリービジネスらしく創業者の右腕的な扱いとなる。
よきフォロワーを持つリーダー(経営者)のビジネスは成功に導きやすく、
その関係性が危うい時には事業も傾くケースが多いらしい。
事実、スターバックスが急拡大の後、低迷したのは外部環境が要因だけでなく、
そのあたりの影響もあったようだ。
スターバックスで言えば、最初のフォロワー、ハワード・ビーハー氏と
2番目のフォロワー、オーリン・スミス氏の存在が大きかった。
僕は二人の存在と役割を初めて知った。
もしかしたら過去に読んだ本に書いてあったのかもしれないが、
その時は素通りしていた。
それは日本のスターバックスも同様で、
サザビーの創業者である鈴木陸三氏を支えた角田雄二氏の存在があったという。
このフォロワーシップ経営についてはいくつかのキーワードがあったのだが、
日米両方ともいえることは「性格と基礎的能力」。
リーダー、フォロワーそれぞれがもっとも適切な人材であることが重要とのこと。
今回はファミリービジネス論を学ぶというよりは
組織論、マネジメント論を学ぶ回といっていい。
ファミリービジネスアドバイザーの立場よりも
むしろ一人の経営者として勉強になったセミナーであった。
経営戦略的要素を含め、他にも参考になった点はあったが、今回はここまで・・・(笑)。
一つの視点だけでなく、あらゆる角度から物事を見ないといけませんね。
ありがとうございました。