これからも前向きに 名大社会長ブログ

「勉強しなさい!」では勉強しない

今年の夏に中部経済同友会に入会。
これ以上、経営者の会に入ってどうするという話もあるが、
尊敬する先輩経営者が「ここは絶対入った方がいい」
と推薦状も書いていただいたので、入会に至った。

数多くの講演会や勉強会があるが忙しく参加できるのはわずか。
まだ数回しか出席できていない。

講演会の場では最初に円卓で昼食を頂く。
この席には中部財界の立派な方が当たり前のように座っておられ、
その隣で情報交換をしながら食事をする。
先日は地方銀行の元頭取。
そんな場に自分がいていいのかと首をかしげてしまうが、
普通にお声を掛けて頂けるから度量の大きさを感じる。
それがこの会にルールでもあるのだろう。

先週火曜は都合がついたので参加。
講師は慶応義塾大学准教授の中室牧子氏。
どこかで聞いたことあるなと思っていたら、ちょっと前にこんな書籍を購入していた。

すいません、まだ、読んでいません・・・。
書棚に眠っている状態なので、早めに読まないとね。

中室さんの専門分野は教育経済学。
教育を科学的な根拠で分析をしている。

その一つの例が親が子供に対して「勉強しなさい」という言葉。
母親が娘に言うのか、父親が息子に言うのかでも数字は異なるが、
データ上あまり意味をなさない。
かえって逆効果の方が多いようだ。
特に母親が娘にいうと勉強時間はむしろ減る。
勉強時間を決めさせたり、勉強を見ている方が時間は伸びるという。

これも科学的根拠というわけだ。
また、成績を伸ばすのに必要なのは「双曲割引」の提示。
目の前のちょっとした得をとるか、
少し先の大きな得をとるかということ。

一般的には目の前のちょっとした得をとってしまう人の方が多い。
先の方がいいとは分かっていても・・・。
だとしたら、目の前にニンジンをぶら下げてやらせる方が効果的。
すこし先は頭で理解しても体が動かないというのが実情。

表現は良くないが、
「今回テストよかったら1000円お小遣いをあげる。」の方が
「テストの結果が良かったらお年玉を1万円あげる」より効果が出るようだ。
なんとなく分かるような気がする(笑)。

また、認知能力と非認知能力。
自尊心とか自制心とかの非認知能力は幼少期に育てた方が、
将来伸びる可能性は高いという。
う~ん、もっと早く知りたかった(笑)。

どちらにしても僕は子供に「勉強しなさい!」とはほとんど言ったことはない。
子育てに関わっていないだけだろ!と言われると身も蓋もないが、実際そう。
効果的なインセンティブも与えていない。
せいぜい「後悔しないようにしろ!」というくらい。
まあ、そんなもんでいいだろう。

このブログだけではこの講演の面白さは伝わらないかもしれないが、とても新鮮だった。
著書も早く読まないといけないね(汗)。

頑張ってる学生は美しいね

本当は昨日のブログで紹介しようと思っていたが、
急きょ、グランバスネタにしろという命令があったので今日になった。
そんな命令はないんだけど・・・(笑)。

何かといえば一昨日行われた母校の秋季全国父母教育懇談会。
僕は後援会長の立場でもある。

メインは保護者向け就職ガイダンスと内定者パネルディスカッション。
就職ネタは親御さんの関心が高く1600名を超える方の予約があった。
僕は後援会長として開会の挨拶をせねばならない。

一応、就職に関しては僕もプロである。
あちこちから講演依頼も頂く。
せっかくなら挨拶だけでなく30分位は喋りたいが、
そんなわけもいかず5分程度の挨拶で終了。
もしかしたらもうちょっと喋ったかもしれない。
時間が押していたなら、すみません・・・。

キャリア支援センター課長による
保護者向け就職ガイダンスも参考になったが、
面白かったのは4名の内定者によるパネルディスカッション。
2年前は僕もファシリテーターで参加させてもらったが、
今年は完全キャリア支援センターオリジナル。

これがとても良かった。
僕が挨拶時に登場する学生はエリートなので、
みなさんのお子さんと同じにしない方がいいと失礼な発言をしたが、確かにそう。
優秀な学生だった。

ただ超絶スーパーエリートではないので、
彼ら彼女らのもがく苦労のシーンも垣間見え僕もいい勉強になった。
今回、選ばれた学生の就職活動の質的な違いも面白い。

20社しかエントリーをせず内々定1社の学生から、
180社にエントリーをし12社の内々定を獲得したとんでもない学生、
ごく平均的な学生と様々。
選択のセンスは光るものがあった。

直接、保護者の前で模擬面接を行ったのも印象的。
頑張った学生さんは素直に称えたいが、
その流れを上手く組み立てたキャリア支援センターにも拍手を送りたい。
多くの保護者の前で緊張した面持ちであったが、
自然体で自分の言葉で話をしていた4人に
後援会長としてもOBとしても好感が持てた。

いつもであれば終了後、デパ地下弁当を食べ解散になるのだが、この日が別の役割も・・・。
奨学金授与式での挨拶と表彰の仕事が待っていたのだ。

後援会として成績優秀な学生には奨学金を授与している。
僕も子供も優秀な成績には無縁だが(笑)、
本当に一生懸命、勉強を頑張った学生には支援をする。
約90名の学生が出席し、代表者に表彰状を手渡した。

僕は最初の挨拶だけでお役御免と思っていたが、
「山田会長より表彰状の授与を行います。山田会長、前へ。」
といきなり呼ばれた。
呑気に構えていたのでビックリ。
粗相はなかったと思うが、ちゃんと準備はしておかないといけない。

こうして一昨日は母校で学生さんと触れ合ったわけだが、
やっぱり頑張っている学生は美しいね。

これからもオジサンは応援していきますよ(笑)。

1点の重み

結論からいえば予想通りの結果だった。

それは昨日のJリーグ最終戦での残留争い。
名古屋グランパスと湘南ベルマーレが引き分けて、
ジュビロ磐田が敗れプレーオフに回る結果は・・・。
これは今週の頭にJリーグの順位表を見ながら感じたこと。

グランパスがベルマーレとの直接対決で勝てば間違いなく残留。
負ければほぼ100%に近い形でプレーオフ。
引き分けであれば他のチームの結果次第ということ・・・。
ジュビロサポーター以外は一番危険なのはジュビロと分かっていたはず。
グランパスとベルマーレが引き分ける確率と
ジュビロがフロンターレに敗れる確率が同じであることを。

結果、その通りになった。
しかし、それは今だから言えること。
BSでリアルに見ていた状況でいえば、そんなことは思っていない。
我がグランパスがプレーオフを戦うと諦めていた。

最終戦の昨日は試合が始まる前に帰宅し、TVの前で臨戦態勢。
今シーズンはTVで見る機会は少なかったが、
最終戦はインチキサポーターとはいえ見なきゃならない。
勝負は14位VS16位。
勝ち点は同じ。
得失点差の違いがあるだけ。

ちなみにこの試合でジュビロやマリノスを含め5チームがプレーオフの可能性がある。
最終節でそんな争いなんて過去にはない。
それだけ上位とも僅差のレベルなんだろう。
そんなJリーグの今シーズン。
最終節はほんとハラハラドキドキだった。

ベルマーレに2点差をつけられた時は2年前の降格時を思い出し、半ば諦めかけていた。
しかし、PKで2点を獲得した時はこのまま自力で降格圏脱出もできると単純な思考は変化した。
結果、2対2のドロー。
TVで表示される他チームの試合に変化はない。
アナウンサーもグランパスがプレーオフだと口を滑らせていた。

そんな時、映し出されるTV画面に異変が・・・。
グランパスのサポーター席から笑みがこぼれ始めていた。
アディショナルタイムでフロンターレが逆転し、そのままゲーム終了。
その瞬間でジュビロのプレーオフが決まった。
たった1点のことである。

勝ち点であれば5チームが41点で終わったリーグ。
1試合勝ったか負けたかだけでなく、
極端なところ、1点多く得点したかどうかで運命が決まる。
グランパスが残留を決めたから言えるのだが、これだけ面白いことはない。
そしてこれだけ残酷なこともない。

もしかしたらこれは日常にもいえること。
ほんの一瞬の気の緩みがすべてを決めてしまう。
天国と地獄を味わうことになる。
気をつけなければならない。

グランパスの選手が大喜びする姿が決して美しいとは思わないが、
その表情が現実。
1点の怖さって、こんなことなんだな。

とりあえず名古屋グランパス。
残留おめでとう。

来シーズンはこんなことで心配させないでもらいたい。

意外と頑張ったかも、ランニング日記1811

12月に入った。
残すところ今年もあと1ヶ月。
みなさんが口を揃えて言うことではあるが、一年はあっという間。
本当に月日の流れるのは早い。

僕の体は進化することもなく、あまり衰えることもなく、
(そうでもないかな・・・)
一年が終わろうとしている。
ランニングもノルマ達成は難しいものの何とか継続はしている。

そういえば、東京のライバルが何を思ったか急にランニングを再開した。
大事な朝の仕事を放り投げて走るという。
さて、11月はどれだけ走ったのだろうか?。
勝ったか、負けたかは月曜日に判明するだろう。
まあ、これも勝負なのだ。

では、自分は一体どうだったのか。
これも3人のライバルが気にするので、結果から報告しよう。

11月の走行距離は84km。
バタバタしていた割にはコンスタントに走ったのではないだろうか。
ノルマには到底及ばないものの、悪くはない。

昨年11月を調べてみたら、たった35km。
そういえば1年前は肺炎を患い、大事な大会もキャンセルし、情けない時間を過ごしていた。
そんな時期もあったのだ。

じゃあ、先月はどんな月だったか。
スタートは蒲郡・三谷温泉から。

こういった旅行先で走るのも結構な楽しみ。
三河湾を眺めながら、のんびりではあるが走るのは気持ちがいい。
二日酔いも飛んでいく。

あとは自宅周辺が中心。
日も短く、朝晩はめっきり寒くなったことで、
Tシャツ、短パンから長袖シャツ、タイツに切り替えた。
手袋も必要になってくる。

走りだしは少々寒いが、走り終える頃はいい感じの汗をかいている。
ランニングには一番いい季節だろう。
休日の10kmは段々と朝日が昇るのを見ながら走る。
気持ちも高ぶってくる。
やはり朝日はいいもんだ。
そんな11月だった。

そして、この12月。
ランニングチームの練習にも参加し名城公園をRUN。
そして、毎年出場している安城シティマラソン。
10kmだけど。名城公園も安城も終わった後には焼肉がついてくる。
何が楽しみかと言えば、焼肉を食べながらのビール。
これが最高。

そろそろノルマ達成といきたいところだが、
まずは楽しみながら一年の締め括りを走っていきたい。

クレドをどう進化させるか

現在の名大社のクレド。
すなわち行動指針はこれ。

≪名大社way 7つの約束≫
私たちは東海地区を基盤とし、地域社会に根差した事業を行います。
私たちは人と企業の架け橋となり、地域の活性化に貢献します。
私たちは人と企業が「リアル」に出会うことの価値を追求し、良質なマッチングの機会を提供します。
私たちは私たちの事業を通し、企業を識り、仕事の喜びを伝え、人と企業の成長に繋げます。
私たちは困難なことにも前向きに取り組み、それをやり遂げることに楽しみを見出します。
私たちはチームワークを大切にし、互いに切磋琢磨し目標に向かい行動します。
私たちは一歩先を読み、スピーディーな対応を心掛け、何事にも迅速に行動します。

これを策定したのが2013年4月。
それぞれの項目に詳細が書かれてはいるが、大きな項目としてはこの7つ。

こんな感じでIDケースに入れ携帯している。
行動指針を示すために朝礼の場で、全社員が持ち回りで自分の取り組みや感じたことを発表。
個々人の温度差があるのは否めないが、これが会社にとって重要な指針。

作成時は全員が参加し、このクレドを作成してきた。
そこから5年。
名大社の果たすべき役割や事業ドメインも変化してきた。
作成時を知らないメンバーも増えてきた。

そのため今回、このクレドを見直すことにした。
それを今年入社した新人も含め全体で行う。
変更点、改善点、追加点を含めた研修を今週月曜に実施。

個人の提案をグループで協議し、全体発表を行う。
僕が気づきもしなかった意見も出たり・・・。
この1回の議論の場で作成することは考えていない。

まずは一人ひとりがどう感じているか披露することが大切。
それぞれが名大社への想いがあり誇りがある。
それをどう全体感で捉えていくか。
しばらく時間はかかるだろうが、有意義な場となった。
僕自身の足りなさも実感した。

今期は賃金規程を含めこれまでの規定やルールを見直し、
会社は新たな方向に舵を切り始めている。
それが会社を成長に繋がると信じ、取り組んでいく。

その中でも最も重要なのがクレド。
どう進化させていくか。
しばらく向き合っていく時間が必要になるが、いいものを作っていきたい。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その72

食欲の秋。
11月中はそう解釈しておきましょう。
となるとガッツリいかねばなりません。
健康診断の結果なんてもう忘れました。

先週は天ぷらでした。
やはり揚げ物は腹持ちがいいですね。
満腹感を感じることができます。
今週もその路線で攻めたいと考えるのは愚かな人気食べ物ブロガーでしょうか?
決してそんなことはありません。
30万人の読者が期待しています。

会社から少し南西に向かったビルの地下にある「串あげ まさきち」さんに行ってきました。

こちらのランチメニューは4種類。
「ランチde昼飲み」という生ビールがセットの嬉しいランチもあります。

「すいませ~ん、ランチde昼飲みをお願いします。」
この日は名大社女子と一緒でした。
思いきり恐ろしい顔で睨まれました。

「いやいや、冗談、冗談、Aランチでお願いします。
冗談に決まってるじゃないか。アハハ」
引き攣った顔で答えます。

こちらは本数によって値段が違います。
7本、8本、10本と増えていきます。
具材は何かは知りません。

Aランチ 1200円
ちなみにこのランチは10本。

まずは野菜とご飯が運ばれます。
野菜とご飯はお替り自由のようです。

そして漬物とソースを入れるお皿。
ソース、ポン酢、塩、からしとありますが、ソースがおススメです。

人気食べ物ブロガーはここにたっぷりからしをつけるのがお好みです。
揚げたてが2~3本ずつ運ばれます。
まずこちら。

え~と何だったかな?。
続いてこちら。

アスパラと貝柱とえ~っと、何だったかな?
このあたりでご飯がなくなります。
迷いましたが、お替りをお願いすることにしました。

「少しだけご飯をください。」
女子学生らしいキビキビとしたスタッフさんが運んでくれます。
「少なすぎますか?」
確かにそのご飯は少量でした。

「そうですね、あと気持ち追加してください。」
なんとも面倒なお客です。
しかし、イヤな顔をせず、気持ちを加えてくれました。

そして、この2本。

いったいこれは何?
最後の2本はこちら。

ひとつはきす?違うか?右側なんだっけ?
お肉から魚から野菜まで全10種類、異なる串あげです。
最後にサービスであんころ餅の串あげも出してくれました。

10本は瞬く間になります。
意外とあっさりと食べられます。
あと10本くらいはいけそうですが、
ビールが飲めないのとメニューが覚えられないので諦めることにしました。

ランチも美味しく頂きましたが、
夜も一度お邪魔せねばなりませんね。

ごちそうさまでした。
体重も少しは気にしたいですね。

怒涛の3日間連続イベント、お疲れ様でした

昨日までの3日間は一般的には3連休。
天候にも恵まれたので遊びに行かれた方も多いだろう。
天高く馬肥える秋なのか・・・。

しかし、名大社ではこの3日間はずっとイベント。
すなわち仕事。
それもあちらこちらの会場で同時に行っていた。

少しだけ宣伝も含め、この3日間を報告しておこう。
23日(祝)は2つ。
名古屋駅では大学3年生を対象としたイベント。
デアイバカンパニーさんとのコラボで「出会いの場 東海」という。

このタイトルだけ聞けば、何のイベントかと思うだろう。
イベントを手伝っていた内定者がいろんな人から
「これはお見合いのイベントなの?」と聞かれたそうだ。
そんなふうに受け取られても仕方がない。

実際は学生同士がグループディスカッションをし、
それを企業の人事担当者が評価する参加型のイベント。
東海地区の学生は大人しいイメージがあったが、
ここでは参加する学生全てが積極的に発言をし
議論を交わしていた。

この企画は年明けの1月26日にも開催される。
協賛企業はすでに締め切ったが、参加学生は募集中。
詳しくはこちら

そして、もう一つ。
23・24日はお馴染みの転職フェア。

写真はイベント開催前の静粛な風景。
今回は延べ112社の企業に参加頂き、1200名の転職希望の方が来場。
いい出会いがあれば嬉しい限り。

次回の転職フェアは2019年1月11(金)12(土)日。
ただ今、参画企業、絶賛募集中。
詳しくはこちら

実は24日はもひとつイベントを行っていた。
行っていたというより参加していた。
キャリタスさんのインターンイベントにブース出展していたのだ。

今年、岐阜県から受託した「観光業シゴト体験ツアー」で、
学生さんに一泊二日で下呂・高山の旅館にインターンをしてもらう企画。
まだまだインターン学生を募集している。
詳しくはこちら

最後は昨日行われた「転職フェア 岐阜」。

JR岐阜駅にもしっかりとポスターが貼られていた。

ほぼ50社の規模で開催。
こちらもいい雰囲気のうちに終了できたようだ。

今期は名古屋以外のエリアでイベントを行うことも多い。
次回は来年3月に岐阜と三重で計画している。
詳しい情報はこれからだが、気になる方は直接問い合わせて頂きたい。

僕はいずれの会場も顔は出しているが、ほとんど役目はない。
というよりも勝手に動けばかえって迷惑になる。
はっきりいって会場ではお荷物のようだ(笑)。
クライアントへの挨拶しかやれることがない。
その方が健全でいいのだろう。

こうして3日間のイベントは無事終了。
年内の大きなイベントは「みん就フォーラム in名古屋」のみとなった。
こちらも全力で臨んでいきましょう。

まずは3日間、お疲れ様でした。
そして、今週も張り切っていきましょう。

映画「生きてるだけで、愛」

1970年代の青春映画を観ているような錯覚に陥った。
暗さ、重さ、やるせなさ、
そして菅田将暉演じる津奈木の髪型がそう感じさせたのだ。

しかし、実際は現在。
まさしく今の時代を描いている。
連絡手段もコミュニケーションもスマホ。
コンビニ弁当を貪りながら日常が過ぎていく。

そんなに生き辛い時代だろうか・・・。

映画を観ながら、自分を投影させながらもそんな感覚が自分自身を覆う。
見方によっては別世界であり異次元。
もしくは避けて通りたい、関わりたくもない世界。

ただ日本のどこかで間違いなく存在するであろう、そんなことも想像できる。
ここに登場する一人ひとりがやや過激な描き方だが存在する。
厄介ではあるが、その関係性を解消できないことが、
人間の弱さであり強さであろう。
そんなことが本作では描かれていると思う。

このブログの内容ではどんな映画かはさっぱり分からない。
そして、観る気も起きないかもしれない。

だが、きっと、このような作品の評価は高く、●●賞なんて獲得する。
映画を観終わってからでも、様々なシーンが頭の中をよぎっていく。
その壊れていく表情がせつなさを醸し出していく。

今や若手俳優の代表格菅田将暉くんの活躍はいうまでもないが、
(この役も実に似合っている)
表情といえばヒロイン役の
(この作品ではヒロインとはいわないか・・・笑)
趣里さんが半端ない。

●●映画祭主演女優賞を獲る可能性も高い。
その凄まじく壊れた演技は最近の女優さんではないんじゃないのかな。

それだけでも一見の価値はある。
趣里さんの役名は寧子。
ヤスコと読む。
ヤスコの苗字は不明。

菅田くんの役名は津奈木。
そのままツナキだが、苗字か名前か分からない。
これは一体、何を意味するのか。
純粋無垢は僕の頭では理解できない。
電話番号もフルネームも必要となくなった今、そんなことはどうでもいいということか・・・。

関根光才監督の存在をこの作品で初めて知ったが、今後、注目すべきかもしれない。

いつまでも活躍できる脳をつくる

一昨日の水曜日はSQUET講演会に参加。
取引銀行の会員制経営支援サービスで、
随分前から入会していたがスケジュールが合わず、
今回初めて参加することができた。

著名な方が登壇されるので拝聴したい講演会は多い。
今回の講師は精神科医の和田秀樹氏。
ちょくちょくTVでもお見かけする方で、
この分野は疎いが一度、話は伺ってみたかった。

テーマは「いつまでも活躍できる脳をつくる」。

高齢者向けのお堅い講演かと思われたが、
実際は僕のような若手が聞いても参考になる点は多かった。
柔らかい話も多かったし・・・。
講演会場を見渡す限り、僕は若手でした(笑)。

和田氏はこれまで勉強法に関する書籍を数多く出されている。
勉強することが脳を鍛えることに繋がる。
僕はあまり長生きするつもりはないが、
データ上、脳を鍛えれば確実に長生きになるようだ。
それは既に実証済みで、どう鍛えていくかが重要。

脳と心の結びつきは多いようで、うつになると脳の老化は早い。
特に男性の場合は定年後の自殺者が多い。
それはぽっかり空いた穴を埋められず、うつになるケースが多いという。

その点では僕も心配。
65歳で完全引退したいが、
その後の生活を設計しておかないとぽっかり空いた穴は埋められないだろう。
余生を楽しみたいが、そのための明確な目標も必要なのかもしれない。
楽観的な性格でよく笑うことが予防になるので、
心配ないような気もするが、果てしてどうなることやら・・・。

同時に勉強も続けなければならない。
勉強というのはインプットだけではなくアウトプット。
出力トレーニングのこと。
このブログもそれにあたるので、ジジイになっても続けていこう(笑)。
それが健康にもつながるようだし。

健康と言えば男性ホルモンが高いことも大切らしい。
年齢を重ねて男性ホルモンが高いのはただのスケベジジイだと思うが、そうでもない。
認知機能、社交性、競争心、意欲、好奇心、
これも男性ホルモンが高いからこそ維持できるという。
そして脳も活性化する。

ここには大いに関心が向く。
いろんな意味において男性ホルモンを高くしておこうと決心した(笑)。
そして脳と心と体の健康のために遊ぶという発想が必要。
健康のために遊ぶのだ。

65歳以降、僕と遊んでくれる方はいますか?。
ぜひ、遊んでください。

訳の分からないブログになってしまったが、
老後は脳を鍛え、ボケない生活を送りたい。
そして、周りに迷惑を掛けないよう、静にこの世を去っていきたい。
な~んてね・・・。

組織の未来はエンゲージメントで決まる

僕のオンとオフの師匠であるマッピーこと松林さんと
株式会社アトラエ新居社長の共著。

僕と親しい方はマッピーとの関係はすでにお分かりだろう。
ビジネススクールの講師と受講生の関係からスタートしたが、
僕が社長に就任した時から何かと助けてもらっている。
僕が今、こうして順調に会社が成長しているのはマッピーの影響が大きい。
サポートを受けたことは、ある意味、エンゲージメントに繋がっているわけだ。

一方でアトラエ社長の新居さんとは面識はない。
しかし、僕は社長就任時から彼を存じていた。
新居社長が作ったビジネスモデルを教えてもらおうと思い、
8~9年前にアポイントを取ろうとしていた。

結果的にはお会いすることなく、今に至っているわけだが、
なんだかこれもご縁を感じるわけだ。
いずれご挨拶をさせてもらえれば有難い。

そんな本書なので読まないわけにはいかない。

発売早々、Amazonで注文し、読ませてもらった。
その割にはブログアップが遅いじゃないか・・・。
非難の声があるかもしれないがお許し頂きたい(笑)。

と、本書とは関係のない内容ばかり続いてしまった。
詳細は読んでもらえればいいと思う。

確実に時代はそちらの方に向かっているし、僕自身が目指す方向でもある。
できている面もあるが、まだまだ足りない面が多いのも事実。
本書を参考に推進していく必要はあるだろう。

僕も人材採用の講演をする際に軽くエンゲージメントに触れるケースはある。
しかし、そのエンゲージメントの説明は意外と難しい。
どうしても従業員満足度と同じと思われるケースが多いのだ。
本書にはこんなふうに著されている。

従業員満足度・・・職場環境や給与、福利厚生などへの満足度
=組織が与えるもの

エンゲージメント・・・主体的・意欲的に取り組んでいる状態
=相互の対等な関係に基づくもの

他にも比較対象にはモチベーションやロイヤリティがあるのだが、
個人が感じるものだったり、上下関係が生み出すものだったり。
フラットベースで考えていくと、
これからはエンゲージメントが重要であることは自ずと分かるだろう。

3C分析の捉え方も変わり、
CEOもチーフ・エンゲージメント・オフィサーとなってくると
社会や個人が求めることも大きく変わる。
それを理解しながら、会社は成長せねばならない。

そう考えると、本書の果たす役割は大きいのかもしれない。