これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「女が眠る時」

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公開から2日目、休日の昼間に出掛けたのだが、観客は僕を含め5名。
シネコンの中では最も小さい劇場での上映だったが、それでもがら空き状態。
「そんなに話題性がないのか・・・」と映画を観る前は思ったものだが、
鑑賞後は、「それもしょうがない・・・。」とも感じてしまった。

それはこの作品が観るに値しないと言っているわけではなく、
一般受けするにはちょっと難しいということ。
休日に家族とかカップルで観るには確かに相応しくない。
平日のレイトショーあたりの方が観客数は伸びるのではないだろうか。

予備知識を持たずして観たため、どんなストーリー展開になるのか全く読めない。
いつもであれば映画の途中段階でラストシーンを何となくイメージするがそれも全然できない。
一つひとつのシーンが現実なのか夢なのかも映画に入り込んでも理解できない。
観ている側もあっちにもこっちにも引っ張られる。
それが恐ろしさを増幅させ緊張感を与える。

映画の主役はビートたけし氏演じる初老の男だが、
ストーリーはあくまでも作家役の西島秀俊氏が中心。
どうみても主役は西島氏だと思う。
それにしても作家であんな鍛えられた肉体はないよな(笑)。
三島由紀夫くらいじゃないかな・・・。

それはさておき、この作家の微妙な心理状況の描き方は秀逸。
人間の下劣な好奇心を含め巧みに描いている。
だれでもあの環境下に身を置くことも考えられる。
そして、映画は謎だらけ。
最後まで謎だらけ。
明確な回答があると思うが、観客に解を委ねているといっても
言い過ぎではないのではなかろうか。
それが僕の印象。

従って、「面白い!」という人もいれば、「全然わけ分からん!」という人もいるだろう。
あれだけの狭い空間(映画はホテルとその半径5キロくらいしか動かないので・・・)で退屈にもさせず、
数日間の設定で物語を完結させる力はさすがだと思う。
アップの映し方とか細かな照明の具合とかは演出にいい影響を与えていた。

ここまで書いたところでどんな映画かはさっぱり分からないだろう。
それでいい。
興行成績を求める映画ではないと思うので、時間に余裕がありマニアの人が観ればいい。
僕が時間に余裕があり、マニアというわけではないけど・・・。

そんなにも悪くはない。ランニング日記1602

先月2月はうるう年。例年よりは1日多いとはいえあっという間に過ぎていく。
ランニングにおいても2日多いか少ないかで5~10kmは変わることがある。
条件として悪いのがこの2月だ。

マラソンシーズンとなるこの時期であれば、
僕も少なからずいくつかの大会には出ているので、この少ない月でも一定の距離は走る。
しかし、今シーズンは全然エントリーをしていないので
目標もなくモチベーションを維持するのも難しい。
知人がfacebookあたりで結果報告するのをチェックする度、自分の不甲斐なさを感じる。

先月末開催された東京マラソンも羨ましく見ていた。
知人の報告を聞くと東京マラソンに参加したい気持ちも昂ってくる。
ニュースで見るランナーの姿も楽しそうだ。
次回は当選するかはともかく申し込むとしよう。
10万のチャリティー枠はさすがに厳しいが、
ちょっと高いプレミアムメンバーになって3回の抽選権をもらうのもいい。
東京のライバルはあえなく3回とも落選してしまったけど・・・。

日頃の行いが抽選にも影響してくるのだろうか?
できることなら日頃の行いを反映させてもらいたい。
もし、東京マラソンに出場できるのであれば月間目標100kmなんて楽勝だな(笑)。
よし、頑張って応募してみるか(笑)。

そんな夢みたいな話はさておき、この2月のランニング距離は77km。
あっ、そこのYさん、鼻で笑いましたね?
東京のライバルはガッカリしていると思うけど、自分ではそれなりに走ったつもり。
距離はともかく週3回はランニングしていた。
福岡や東京へ行ったりしていたスケジュールの割には健闘したといえるのではないか。
あくまでも自分自身の評価です(笑)。

3月は名古屋シティマラソンが行われる。
毎年参加していたが、今年はまさかの入金手続ミス(忘れてただけだけど・・・)で失格。
参加することができない。
前日が元社員ナベの結婚式なので思い切り飲んだくれてやろう。
もし参加するなら我慢しなきゃならないからね。
そう考えると失格で良かった。

それでも4月に30kmマラソンがあるので、
それに向けて徐々に距離を伸ばすトレーニングはしたい。
えっ、ちょっと遅い?
いろんな声は届いてくるとは思うが、今月もできるだけ目標に近づけたい。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その34

私はいつものように円頓寺を歩いていた。
ぼんやりと考え事をしながら歩いていた。

「思いのほか、先週、先々週の食べ物ブログは好評だ。
これは師匠に対しての裏切り行為に当たらないか・・・」

そんなことを考えていたのだ。
私の食べ物ブログは師匠の文体を真似て、また「孤独のグルメ」を参考に作られたもの。
守破離と言えば聞こえはいいが、実際は大した修業をしていない身として正しいあり方ではない。
しかし、今は新しい可能性を求め挑戦していく段階と自分に言い聞かせている。

珍しく工事中の円頓寺商店街も何かの因果だろうか。

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そんなことを考えるうちに目的地であるお店に辿りついた。
目にしたのは「臨時休業」という貼り紙。
一つの目的を失った。
一方で新たな挑戦がある。
生きていくことはそんなことの繰り返しかもしれない。

気持ちを切り替え、私は円頓寺本町に向かった。
そして昭和の香りのする喫茶店「散歩」に入った。

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スタバやコメダが台頭する中、昔ながらの喫茶店が減少傾向にあるのは間違いない。
後継者不足を含め様々な問題を抱えているだろうが、
店を切り盛りする店主はそんな雰囲気を微塵も感じさせない。
それが私に少しばかりの勇気を与えてくれた。

焼うどん定食 650円

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いかにも昭和を感じさせる。
その頑固ともいえるスタイルに涙が出そうになった。
その姿勢を噛みしめながら私は食べ始めた。

「焼うどんが600円で焼うどん定食は650円。50円でご飯とみそ汁が付くわけだな。
これはみそ汁じゃないぞ。豚汁じゃないか。お~、なかなかやるじゃないか。」

以前の私ならきっとこんなことを呟いていたはずだ。
たかだか3週間前の話だが、遠い過去のようだ。
時折、以前の私が垣間見えそうな瞬間はあるが、あえて自分に厳しくし、以前の私を消し去る。
これも生きていくための試練と捉えるべきなのだろう。

理解者を増やす行為は賛同者が離脱する行為。
食べ物ブログという小さな枠組みの中でも与える影響は少なくはない。
私は常にそんなことを意識しながら、今日も円頓寺を歩いていく。

ウルトラインターンシップ中間成果発表会に参加したぞ。

今日から3月。就活生の就職活動解禁日。
本当はそのネタでも書こうと思ったが、名大社スタッフブログでフワが書いているのと
パフの釘崎社長に脅されたこともあり(笑)、昨日のイベントについて書くことにしたい。

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昨日はウルトラインターンシップ「100×10チャレンジ」中間成果報告会。
(ちょっと長いですね・・・)。
パートナーであるパフさんが実施したインターンシップ企画の発表会で
100名ほどの学生と20社程の企業の方が参加されていた。
場所は東京・市ヶ谷。
名大社からは僕とシゲノ、新人ユキモトで勉強を兼ね見学にお邪魔した。

「ひゃくてんチャレンジ」と呼ばれるこの企画は2か月にわたり学生が企業を訪問し、
社会人と交流することで働くために必要な行動力や学習する力を学ぶもの。
詳細は省くが、一般的なインターンシップより学生は鍛えられ、
社会人になるための基本スキルは身につく。
昨日の発表会では取り組んだ学生の表彰やそこで学んだことの共有が行われた。

ひとつひとつ披露してしまうとパフさんの回し者になってしまうので、写真にて。
こんな感じで表彰が行われ、

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番号が振られた学生グループに社会人が交わりトークタイムがスタート。

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さあ、うちのシゲノはどこかな?。見つけた人は景品を(笑)。

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シゲノもユキモトも学生と混じり、働くことの価値観などを語り合う。

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彼女らにもかなりの刺激になったようだ。
こういった場に参加する学生は基本的に意識が高い。
僕らが思っている以上に働くことに意欲的で自分に求める者も厳しい。
地元の学生が一緒になったらタジタジになってしまうかもしれない。

たった2か月の期間ではあるが、
人間的にもかなり成長できる場になっていることはその雰囲気を見るだけでも理解できる。
僕は無責任に眺めていただけだが、痛烈に感じることができた。

NHKの取材もあった。

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この模様は3日の「おはよう日本」で放送される予定らしい。
ぜひ、ご覧ください。

締めの挨拶では釘崎社長が学生に向けてとてもいいことを話されていたが、
何を話していたかは忘れてしまった(笑)。

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1day、2dayのインターンシップが主流になる中、
真の学生の成長や社会との接点の重要さを考えたこのインターンシップはとても価値があると思う。
大人しい東海地区の学生が取り組めば、間違いなく彼らの顔つきも変わっていくだろう。
そんなことを勝手にイメージした。
この場に参加していた学生は今日からスタートした就職戦線でもいい動きが期待できる。

このような機会を名大社でも提供できるのであれば、それは素晴らしいこと。
そんな事を想いながら、懇親会を中座し、メンバーと一緒に名古屋に戻った。

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新幹線のぞみを居酒屋代わりにしながら・・・。
お疲れさまでした。

今年の名古屋は戦えるのか・・・。

昨日はJリーグの開幕戦。
ストイコビッチ監督が去ってから名古屋グランパスへの関心が薄らいでいたが、
それでも地元のチーム。ずっと応援はしていた。

しかし、不甲斐ない成績の昨シーズンはJ2降格も危ぶまれるような戦い方であった。
今シーズンは監督も代わり、選手も大幅に入れ替えが行われ、期待と不安が入り混じる開幕となった。
不安の方が圧倒的強いのは僕だけでなく、多くのグランパスファンが思うところではないだろうか。
プレシーズンマッチも大した成績を収めることはできず、不安はさらに広がった。

そして昨日の第一戦はJ1に復帰したジュビロ磐田との東海ダービー。
本来なら昇格したジュビロに比べればグランパスの方が圧倒的に有利のはずなのに、
世間一般はジュビロの方が勝利すると予測しただろう。

日中、予定がなかったこともあり、久々にフルタイムでグランパス×ジュビロの試合をTVで観戦した。
開始20分くらいの展開で惨敗を覚悟した。
相手ゴールが運よく入らなかっただけで、圧倒的にジュビロが攻め、グランパスは防戦一方。
攻撃のシーンはほとんど観ることができなかった。

「新人監督は所詮、こんなものか。もしかしたら本当にJ2降格かも・・・。」
正直そんな感じで見ていた。素人ながらそれだけ危うい展開だと感じた。

しかし、不思議なもので一本のシュートが流れを変えた。

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199cmの長身FWのシモビッチがゴールしてから断然流れが良くなった。
眠たげに観ていた試合を興奮しながら観ることができた。
ディフェンスも安心して観れるようになってきた。
惜しいシュートもあり、結果は1×0。
最少得点での勝利だったが、ひとまずホッとした。

初戦をものにしたことは今後、どんな展開になるにせよ大きな収穫。
優勝争いをするのは現状では難しいだろう。
上位に入れば十分な成績と評価すべきだろう。
それでも少しは期待してこれからを観ることができる。

普通なら昇格したチームに勝って当然という見方もあるとは思うが、
今のグランパスはそんな余裕のあるチームではない。
心配でならない。
それはドラゴンズも同様。
大丈夫かな?

2010年のグランパス、ドラゴンズ優勝が遥か彼方、昔のことと思えてならない。
たった数年の経過でチームは恐ろしく変わる。
きっと会社でも同じことが言えるんだろうなあ~。
まあ、そんなことはいい。

今年の名古屋は戦えるのか。
まだまだ不安の方が大きいが、期待を持ちつつ応援していきたい。

まずはよかった。

名古屋でもシューカツが始まるがや

昨日は「みん就フォーラム<就活準備>in名古屋」。
名大社と楽天が運営する”みんなの就職活動日記”のコラボイベント。

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3月1日からスタートする就職戦線に向けての準備イベントを大々的に行ったのだ。
一般的に今年の大学3年生はのんびりしているという。
東京を中心に全国でインターンシップイベントや啓蒙イベントが開催されているが、
来場数は昨年と比較すると落ち込んでいる割合が高い。
求人環境が好転したことによって、学生の危機感は希薄傾向にあり活動量にも表れているようだ。
我々のような就職情報を提供している会社はどこに限らず不安視している面もある。

実際、昨日のイベントもいざ蓋を開けてみるまで、
どれだけの学生さんが来てくれるか心配する面も多かった。
しかし、それは杞憂に終わった。
開始1時間から徐々に学生さんが集まり始め、スタート前にはかなりの行列ができた。

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みんな礼儀正しくしっかりと挨拶をしてくれる学生も多い。
のんびりしているとか危機感がないというのはこちらが勝手に作った言い訳で、
多くの学生は真剣そのもの。

各ブースでは人事担当者が業界説明を中心に熱いメッセージを送る。
今年も食品業界は人気が高い。

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講演会場も満席。

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知名度のある企業には自ずと学生が集まってくる。
ここでは名大社らしく、地元の企業を一部紹介(笑)。

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BtoBで学生さんには認知度の低い企業も賑わっていた。
こんな風景を見ると僕もひと安心。
こういった合同説明会では是非、普段の生活と馴染みのない企業の話を聞いてもらいたい。
今の時期であれば初めて知る業界の話も多く間違いなく視野が広がる。
本格的なシューカツ前だからこそ聞いてもらいたい。

基本的にこの手のイベントで僕の仕事はない(笑)。
誰も役割を与えてくれないということもあるが、
イベントがスムーズに行われているかどうか見ているだけ。
開始早々は受付が混雑したこともあり、資料の封入作業を少しだけ手伝ったが、役に立てたかは不明。
足を引っ張っていただけかもしれない(苦笑)。

あとは会場をうろちょろし、企業の方と情報交換をしたり、
学生をナンパしたり、いや、声を掛けて活動状況を聞いたりしたくらい。
とにかく動かなければと思う学生さんが多いように感じた。

今年も売り手市場と言われるが、全員に当てはまるわけではなく学生さんの活動次第。
有利にでも不利にでもできる。
また、有利だからと言って偉いわけでもない。
内定を複数確保したからと言って自慢できるものでもない。
いかにお互いを知り納得できるかどうか。
企業の規模も知名度も関係ない。
そんな活動をこれからしてもらいたい。

来週からはナビもスタートし、名古屋でもイベントは目白押し。
名大社もあの手この手で学生さんをサポートしていく。
企業にとって学生にとって少しでもいい出会いの場を提供していきたい。

名古屋弁のタイトルは全然意味がなかった(笑)。

食べ物のはなし 番外編 ピリ辛タンメン

私が頻繁に東京へ出張するようになったのはいつ頃だっただろうか。
サラリーマン時代に東京へ来る機会はほとんどなく、せいぜい数年に1回程度。
新宿も銀座も区別がつかず、右も左もわからなかった。
東京駅では人波にのまれ右往左往していた。

それが今の立場になってから仕事の機会も頂き、いろんな理由をつけてこの地を訪れている。
決して詳しくなったわけではない。
銀座の人気店に足を運んだわけではない。
何度訪れても慣れることがないのがこの東京といえなくもない。
それでも私を受け入れてくれているような気持ちにもなる。

それならそれで構わない。
本来ある私の目的はなんなのか、自分探しに近い問いを自分に投げかけてみる。
到底答えは見つからない。私にできることと言えば、自分の足で感じ取るだけだ。
つい先日も出張で東京駅を訪れた。

気持ちが昂ってきた。
最近では東京駅の地下街を歩くことは少なくなっていたが、自然と足がそちらに向かった。
初心に帰って東京駅で食事をしよう。
意味もなくそんな考えが頭をよぎった。
地下に降りるとこんな看板が目に飛び込んできた。

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その看板は私をある方向へ導いているようであった。
私は人ごみを抜け足早に「東京ラーメンストリート」なる場所へ移動した。

数ある店舗から私が選択したのは「東京タンメン トナリ」。

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予め知っていたわけでも調べていたわけでもない。
動物的な勘に近いのかもしれない。
そんな大層なことではなく単純に”東京”という言葉に魅かれたにすぎないのかもしれない。
行列ではあったが、とにかく私はその店を選び入ることにした。

ピリ辛タンメン 900円

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東京タンメンなるものの経験がないので、
まずはそのままの状態でスープを飲み麺をすする。
どこかで食べたような懐かしさを感じるが、それがどこなのかは思い出せない。
しばらくした後にピリ辛をおもむろに入れ、
麺と野菜に絡ませながらスープにもなじませていく。
次第にスープは赤褐色に染まっていく。
それは刺激的な味わい。

常識的な人ならまずこのメニューを注文することはない。
コスパが高く人気のあるタンメンとカラアゲのセットを注文するのが正しい選択ともいえる。
しかし、私が望んでいたのは人気でもなく、コスパでもない。
まさに刺激を求めていたのだ。

汗をかきながら、あることに気づいた。
もしかしたら私は刺激を求めるために東京に来ているのかもしれない。

何となくではあるが一つの解が見えてきたような気がした。
東京駅での食事を終え、ちょっとした満足感の余韻に浸りながら目的地に向かった。

東京、名古屋、東京、名古屋

今、東京のホテルでブログを書いている。
窓からの風景はこんな感じ。

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かなり慌ただししい今日この頃である。
先週、金曜日に東京に入り、名誉本部長率いるパフさんで打ち合わせ。
これからの新卒採用の在り方について話し合ったわけだが、詳細は秘密。
あっと驚くような企画が提供できる予感(笑)。

夕方はファミリービジネスの講演。
昨日のブログで書いた通り。
夜は再びパフさんと絡み名誉本部長の釘崎社長との飲み。
帝国ホテルに似た九段下の高級中華料理店でご馳走してもらう(笑)。
ギリギリまで飲んで、最終の新幹線で無事に名古屋へ帰る。

土曜日は会社のゴルフコンペ。
今日の冨田のスタッフブログにあるようにみんなで楽しんだ。
(バカヤロウ、トミタめ!・・・笑)
残念なスコアなので、その話題には触れない。

日曜日は早朝10kmラン。
すぐさま散髪に行き、その後は息子を英検の試験会場へ送迎。
たまには家族サービスもしなければならない。
息子を待ちながら読書。

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正しい土日を名古屋で過ごす。

そして、週明けの月曜日。
朝礼を行い、日報を読み、お金の支払いを済ませ、再び東京へ。
それもまた九段下。ずっと東京にいればいいじゃないかという話もあるがそうはいかない。

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レバカツ丼を食べ精力をつけ、東京本部長ことキーカンパニー下薗社長の講演を拝聴する。
その後、一旦、ホテルにチェックインし、今度は高田馬場へ出向く。
今後の事業のはなし。詳細は内緒。

夜は飯田橋に移り、某会社、某役員と会食。

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ステキな天ぷら屋さん。
密談のはずが気持ちよく日本酒を飲み、いい感じで酔っぱらう。

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こうして、こんな朝を迎えたわけだ。
ここは滅多に泊まることはない秋葉原。

本来であれば、今日は秋葉原で予定が入っていたのだが、急用ができ名古屋に戻らねばならなくなった。
申し訳ないが予定をキャンセルさせてもらった。
許される限りホテルで仕事をし名古屋に戻るつもり。
東京⇔名古屋を繰り返し、超多忙な一流ビジネスマンともいえるが、
ただ段取りが悪い三流ビジネスマンともいえる。

ブログの中身がないので、どちらが正しいのかも読んでいる方は分からないだろう。
本当に内容のないブログになってしまった(苦笑)

それでもいい。
こうして忙しく過ごせる毎日が幸せの証。
東京よ、名古屋よ、ありがとう。
バタバタな日が続きますが、頑張っていきますよ。

日米のスターバックスのはなし

先週金曜日はFBAA(日本ファミリービジネスアドバイザー協会)のセミナーに参加。
同族企業に関するテーマを東京で定期的に開催している。

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第20回を迎える今回のテーマは「日米スターバックス物語」。
ファミリービジネスとはあまり関係がないような気がしなくもないが(笑)、
とても興味深いテーマだったので、パフさんとの打ち合わせの合間を縫って出席した。

講師は日本スターバックス立ち上げ時の総責任者であった梅本龍夫氏。
現在は経営コンサルタントとして事業を行われ、
スターバックス時代以前も経営コンサルや
ベンチャーキャピタリストを務められてきた華麗な経歴の持ち主。
日本スターバックスの立ち上げ時はサザビーが母体。
そのサザビーの創業者の右腕としても活躍されてきた。

僕は「スターバックス成功物語」を読み感銘を受け、
その12,3年後に出版された「スターバックス再生物語」も読ませてもらった。
主役はあくまでも著者であり代表のハワード・シュルツ氏。
この2作品ともシュルツ氏目線で書かれているが、
今回のセミナーでは日本におけるフォロワーとシュルツ氏を支えるフォロワーの話がメイン。
そのあたりがファミリービジネスらしく創業者の右腕的な扱いとなる。

よきフォロワーを持つリーダー(経営者)のビジネスは成功に導きやすく、
その関係性が危うい時には事業も傾くケースが多いらしい。
事実、スターバックスが急拡大の後、低迷したのは外部環境が要因だけでなく、
そのあたりの影響もあったようだ。
スターバックスで言えば、最初のフォロワー、ハワード・ビーハー氏と
2番目のフォロワー、オーリン・スミス氏の存在が大きかった。

僕は二人の存在と役割を初めて知った。
もしかしたら過去に読んだ本に書いてあったのかもしれないが、
その時は素通りしていた。

それは日本のスターバックスも同様で、
サザビーの創業者である鈴木陸三氏を支えた角田雄二氏の存在があったという。
このフォロワーシップ経営についてはいくつかのキーワードがあったのだが、
日米両方ともいえることは「性格と基礎的能力」。
リーダー、フォロワーそれぞれがもっとも適切な人材であることが重要とのこと。

今回はファミリービジネス論を学ぶというよりは
組織論、マネジメント論を学ぶ回といっていい。
ファミリービジネスアドバイザーの立場よりも
むしろ一人の経営者として勉強になったセミナーであった。

経営戦略的要素を含め、他にも参考になった点はあったが、今回はここまで・・・(笑)。
一つの視点だけでなく、あらゆる角度から物事を見ないといけませんね。

ありがとうございました。

上司力20

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正式なタイトルは”上司力20 部下に信頼される20の法則”。
「えっ、こんな本読むの?」と思われるかもしれないが、
「はい、読むんです・・・。」
本来は自分で買うべき書籍だが、著者の江口克彦氏に頂いた。
このように本人直筆のサインもある。

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自慢しているわけではないですよ(笑)。

経営の神様、松下幸之助の側近中の側近であった著者が以前発行した
「上司の哲学」を基に大幅に加筆修正したのが本書。
元みんなの党代表の渡辺喜美氏への苦言から始まり、
松下幸之助とのエピソードを交え、上司となる人物のあるべき行動論が書かれている。
特に目新しい内容ではないが、僕にとっては納得する項目ばかり。
同時に反省させられる項目も多い。

今の僕の立場で言えば、新人から上級幹部までが部下にあたる。
その役職や経験値において接し方は変わるのだが、
上司として求められることは基本的には変わらない。
本書を読みながら、自分の不出来を振り返りながら、冷や汗が出てきた。
実際に冷や汗は出てはいないが(笑)、頭では理解しながらも、
態度や行動としておろそかにしている点が目立った。

そんな意味においては、江口氏に叱責を受けている状態。
今、他人から叱られる機会がほとんどない生活からすれば、これはむしろありがたい。
もっともっと厳しいお言葉を頂かないと自分の成長にも繋がらない。

本書には著者が経験した有名なエピソードもいくつか紹介されている。
つい先日、同級生経営者仲間の櫻山さん
たまたま幸之助(呼び捨てですみません)と江口氏の話になった。
僕が知らないエピソードだったが、櫻山さんが教えてくれて感動で涙が出そうになった。

それは「君、ハーマン・カーンという人を知っているか?」という同じ質問を繰り返す話。
全文紹介したいが、そこまで書くのはしんどいので、こちらを参考にどうぞ。
最近の東洋経済オンラインでも紹介されていた。

改めて読んでもジーンとくる。部下冥利に尽きるだろう。
こんなふうになるのは無理にしても、少しでも気を利かす言葉は持っていたい。
もっと謙虚になり学ばねばなりませんが・・・。

僕から会社のリーダーに本書の内容をあえて説明することはない。
しかし、このブログを読んで、きっと本棚から本書を借りていくだろう。
そんなことを期待していたい(笑)。