円頓寺本町にやってきました。
ようやく本格的な冬がやってきた感じで、かなり寒くなってきました。
こんな日は無性に味噌煮込みうどんが食べたくなります。
「よし!ちょっと二日酔いだし、こんな日は味噌煮込みがベスト!」
と訳の分からないことをほざきながら歩きます。
「二ッ玉」さんにやってきました。
適当にメニューを眺め、味噌煮込みうどんとご飯(小)を注文します。
味噌煮込みうどんを食べる時はどうしてもご飯が欲しくなります。
食欲が衰えることはないようです。
注文を終えた後、改めてメニューを見ます。
「煮込みうどんのしょうゆってなんだ?ああ、多分、鍋焼きうどんのことだな・・・」
さらにじっくりと見ます。
「むむっ、鍋焼きうどんもあるぞ。鍋焼きうどんのみそってなんだ?」
だんだん頭が錯乱状態に陥ります。
「煮込みうどんのしょうゆ、鍋焼きうどんのみそ・・・。なんだ、なんだ。気になるなあ~。」
周りのお客さんをぐるりと見渡します。
ほとんどのお客さんは味噌煮込みうどんを食べています。
「誰も注文しないじゃないか。どうなっているんだ!」
久しぶりにテーブルをドンドン叩こうとした時に
「はい、おまちどうさま!」と運ばれてきました。
煮込みうどん(みそ)730円+ご飯(小)170円
「お~、このグツグツ感、いいぞ~。」
と一味唐辛子をたっぷりかけて食べ始めます。
テーブルをドンドンすることはとっくの昔に忘れています。
「油揚げ、かまぼこ、ネギ、麩、なかなかいいじゃないか。」
食べながら肝心なことに気づきました。
「あれっ、卵が入っていないぞ。」
メニューを改めて見直します。
一般的に親子味噌煮込みうどんには卵と鶏肉が入っています。
何も書かれていない場合は、卵が入っているのがごくごく平均的なお店になります。
人気食べ物ブロガーとして適切な分析を行います。
「しかし、この50円の差に卵と鶏肉を盛り込むのはコストが合わないんじゃないのか?」
神妙に考えたりします。
しかし、食べ始めしばらくしたところで気づきました。
鶏肉がたくさん入っているのです。
「そうか!ここは鶏肉が入るのがスタンダードなメニューなんだ。これは、スゲエぜ!」
思わず、はしたない言葉が出てしまいました。
ちょっとお得な気分を味わえた瞬間でした。
名古屋らしい味噌煮込みうどんを美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。
「20円のふりかけを頼むお客さんって、いるのかな?」
どうでもいいことを考えながら、トボトボと会社に戻ります。
さて、次はどこに行こうかな・・・。
このシリーズを読んでいると人として大切なことを思いださせてくれる。
僕の毎日は会社が中心に回っていて、何よりも最優先である。
それは間違っていないし、そうすべきだと思っている。
しかし、そんな毎日を過ごしていると肝心なものを失くしていくような気もしている。
決して儲けることばかり考えているわけではないが、
どうすれば会社は成長するのか、人を育てるには何をすべきか、
どんな戦略がこれからは必要になってくるのか、そんな事ばかり考えている。
それは常に何かを追いかけている状態ともいえるだろう。
本書の帯にも
”追いかけるから、苦しくなる。
追いかけるから、負ける。
追いかけるから、捨てられる。
人はすべて、一人で生まれ、一人で去っていく生き物である。
失ったものは帰ってこない。”
当たり前のことだが、言われないと忘れ去り、気づかないまま過ごす毎日となってしまう。
資本の論理からかけ外れ、自由気ままに生きているように見える著者だが、
生きる上での責任は常に持ち合わせ、周りに向き合っている。
視点もはるかに高い。
ビジネス以外の大切なものを教えてもらっているような感覚。
だからこそ体が欲して、このシリーズに手が伸びてしまうのだろう。
本書の中に
“便利なものには毒がある。手間がかかるものには良薬が隠されている。”
という一文がある。
何かと便利な生活を求める身に対してのまっとうな考えだ。
肝にも銘じなければならない。
著者とお酒を酌み交わす機会はないだろうが、
(当たり前です。あると嬉しいけど・・・)
もし、そんなシーンがあったりするときっと言われるだろう。
「男が美味いとか、なかなかやるじゃないかとか、言うんじゃない。おまえはバカか!」
ありがたく説教も受けてみたい。
「あれは役割でやっているだけなんです・・・。」
「おまえはバカか、男は言い訳しないものだ。」
と一蹴されるだろうけど・・・。
名大社では年内最後の出勤日に社員総会を行う。
その際には優秀社員表彰として貢献度の高い社員を全員の前で発表し表彰する。
会社の形態としてやむを得ない面があるが、どうしても営業中心の表彰となってしまう。
ある意味、営業はわかりやすい。
総売上トップとか、政策媒体への一番の取組みとか、
新規獲得件数とか、すべて数字で表すことができる。
しかし、会社を支えているのは営業だけではない。
内勤のサポートがあってこそ、仕事が成立している面が多い。
内勤メンバーもその対象にならないかと、このところずっと考えていた。
営業のように定量面で判断はできない。
僕が定性面で判断すると責任の重さだとかその業務量に重きを置いてしまう。
自分が評価するからダメなんだ。
だったらみんなで決めればいい。
「あなたが選ぶベスト内勤賞」として、全員が投票して決めることにした。
理由を明記した上で投票BOXに入れるシンプルな仕組み。
先日、それを開けてみたが、思いのほか、票が分かれた。
そして、選んだ理由がみんな素晴らしかった。
思わず涙がこぼれそうになった。
それはちょっと大袈裟か。
でも、書かれている内容が嬉しかった。
これも伝えてあげたいな・・・。
先日、最近やたらと絡んでくる元部下が宴席で僕に言った。
「テツさんは人を褒めたことがないんです。」
「何を言ってる。俺は人を褒めて育てるタイプなんだ。」
「いいえ、テツさんが誰かを褒めたことは一度もありません。みんな言ってます!」
(みんなだと?みんなって誰だ?)
声には出さず、もしかして、それは間違ってはいないかもな・・・と思ってみたりした。
褒めてるつもりでもそれが伝わってなければ意味がない。
褒められたと感じるのは相手だし・・・。
こう見えても、結構、照れ屋で、どうでもいいことはいくらでも言えても、
気の利いたことは恥ずかしくて言えなかったりする。
嫁さんの名前だって、いまだに呼べない。
他人行儀に「さん」づけで呼ぶくらいだ。
何を言ってるんだ。
そんなことを言いたいわけではない。
表彰されて嬉しくない人はいないだろう。
しかし、表彰された喜び以上の何かを与えられるだろうか。
あまり自信がない。
総売上賞、あなたが選ぶベスト内勤賞、諸々・・・。
今週金曜日、何を語るべきか、もう少し考えてみたい。
元部下を見返してやりたいし・・・。
なんのこっちゃ(笑)。
つくづく僕は幸せ者だと思う。
こんなシアワセな毎日を過ごしているといずれ罰が当たるような気がしてならない。
いい仲間や取引先に囲まれ、この1週間もありがたい日々を過ごさせてもらった。
特に今週は忘年会のピークで月曜日から金曜日まで5連チャン。
この時間が楽しくて仕方ない。
簡単にその1週間を振り返ってみる。
月曜日。
いきなりハイテンションで会社の忘年会。
会場は毎年お世話になっている会社近くのCAVERNさん。
今年もご迷惑をお掛けし、すみません・・・。
名大社に協力してくれるブレーンを招き、ゲームあり、豪華賞品ありの忘年会で盛り上がる。
幹事のウスイ、オゼキ、ウサミも頑張ってくれた。
最後はおなじみのナゴヤなも締め。
火曜日。
この日は@FM「明日へのグッジョブ」の忘年会。
職権乱用でパーソナリティの山口千景さんの隣に座り、美味しいお酒と食事を頂く。
矢場町で飲むなんて、随分、久しぶり。
たまにはこっちにも足を運ばないと・・・。
最後に記念写真。
水曜日。
東京出張で愚か者東京本部、いや同業パートナーの面々と合流。
仕事の話はほとんどぜす、楽しいひと時を過ごす。
名誉本部長も東京本部長も大好きだ。
名誉本部長の写真はないけど・・・(笑)。
定番ソング「愚か者」も歌った。
木曜日。
この日は「次世代のファミリービジネスを作る会」。
同族企業の経営者向け勉強会の後の懇親会。
会社近くのワインレストランで小難しい話も時々差し込みながら、大いに語り合う。
やたらと突っ込む面倒くさい女子がひとりいたが(笑)、
スパークリング、白ワイン、赤ワインをどかどか飲む。
金曜日。
岐阜のGnetさんの忘年会に顔を出す。
この日はリノベーションしたオフィスのお披露目でもあった。
代表の秋元さんとシャツが完全に被っていたせいか、参加者の前で一番最初に紹介頂けた(笑)。
いつもこの若さとパワーには圧倒される。若者との関わりに学ぶべき点も多い。
こうして送る毎日は果てしなく充実している。
体はクタクタ、ブヨブヨだが気にすることはない。
明日のグロービスの忘年会も楽しみ。
今日の夜はゆっくりさせてもらい英気を養うとしよう。
みなさん、ステキな夜をありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
転職フェアの宣伝では
「行かなきゃ、なにも始まらない。会わなきゃ、なにも伝わらない。」
というコピーのTVCMをこの2年間ずっと流してきた。
「名大社らしい、いいコピーだね。」と言ってもらえることも多かった。
うちの会社が大切にしている事業への想いがこもったCMといっていい。
これをずっと流し続けるとの考え方もあるが、
変化させていかないと古臭く映ってしまうのが、この手の世界。
来年に向け、思い切ってTVCMを含め名大社の看板商品である
転職フェアの広告一式を一新することにした。
いろいろなアイデアを募り2案で進めることに。
一案は今までの流れを汲み、リアルなイベントを伝えるもの。
11月の転職フェアのイベント開催中に撮影を行った。
これはこれでいい。
温かい感じが伝わってくる。
モデルさんも僕好みだ(笑)。
こんなスタッフがいてくれたら、毎日会社が楽しいだろうなあ~。
(コラッ!!)
そして、もう一案は思い切ってこれまでの流れから一新させた。
なんと織田信長公が登場する。
その内容はいずれ見てもらうことになるが、先日、その撮影が行われた。
本来であればもっと早い日程だったのだが、運悪く悪天候が続き、
先週ようやく撮影が行われたのだ。
撮影場所は愛知牧場。
僕も子供が小さい時に連れていき、馬に乗せたり、ヤギに餌をあげたりした牧場。
家族でほんわか楽しむ施設である。
そこのあるスペースを借りて、織田信長公に大暴れしてもらった。
CMの撮影は本番よりも準備に時間がかかる。
煙を焚くだけでもスタッフは大変そうだ。
僕は無責任に眺めているだけ。
元映画研究会部長という名誉ある肩書は微塵も感じさせず、
「いいよねえ~。」と言っているくらい。
こんな感じで名大社の文字も出てくる。
叱られるかな・・・(笑)。
きっといずれブレークするだろう役者陣と一緒に記念撮影。
これくらいの写真ではどんなデザインか想像できないと思うが、
つい先日上がってきたデザイン案だけ見ればかなりのインパクト。
名大社のコンセプトもブレてはいない。
これはかなり話題になるぞ。世間がアッというぞ(笑)。
それがホントかどうかはともかく、かなり期待できる作品になりそうだ。
順調に制作が進めば、新年からご披露することになる。
小さな会社だから予算に限度はあるけどね・・・。
乞うご期待!
「さて、今日は何を食べようか。たまにはガツンといくのもいいなあ~」
そんなことを呟きながら、円頓寺商店街から南の方向に歩いていました。
何を間違えたか、普段とは反対方向です。
(そんなシチュエーションはわかりませんよね・・・)
ちょくちょくお昼にお世話になっている「浅田屋」さんの前を通りました。
「あれっ、何か違うな?」
と頭をグルグルさせると看板の文字が違うのを気づきました。
いつもはこんな感じで看板を眺めています。
しかし、今回はこんな感じ。
「天ぷらって、みんな食べてたかな?」
と店内の雰囲気を思い出します。
う~んと悩みながらもお店の中に入りました。
「天ぷら、天ぷら、天ぷら・・・。」
ブツブツと呟きます。
「いらっしゃいませ!今日は何にしますか?」
「かつ丼を下さい。」
思わず言ってしまいました。
天ぷらとかつ丼。その違いはなにか。
近くて遠い。
人の心の中は複雑です。簡単に答えを出すのは難しいのです。
いつも多くのお客さんがかつ丼を注文するのを見ていて、
頭の中の天ぷらがかつ丼にすり替わったのかもしれません。
かつ丼 780円
「お~、これこれ、このボリューム。これが食べたかったんだ。」
すっかり頭の中はかつ丼に侵されています。
思い切り箸を丼に突っ込み、勢いよく食べ始めます。
「はふ、はふ、うぉん、うぉん、俺はまるで人間火力発電所だ!」
思わずあの言葉が出てしまいました。随分と久しぶりの事です。
「いいぞ、いいぞ、かつ丼を思い切り食べてるって感じじゃないか。」
大盛といってもいいボリュームでした。
「ふう~、ちょっと食べ過ぎたな。遠回りをして帰るか。」
桜通りの銀杏を眺めながら会社に戻ります。
「今年は散るのが少し早いな・・・」
満腹な腹をポンと叩きながら、ブラブラと歩きます。
ごちそうさまでした。
昨日は安城シティマラソン。今シーズン、初めてのマラソン大会。
例年に比べればかなり出遅れているし、しかも距離は10km。
まったく調整できずにここまで来てしまった。
天候はポツポツと小雨が降る状態。
結構降っているようなら迷わずキャンセルするところだが、そこまでの状態ではなかった。
大学時代の仲間とJR安城駅で待ち合わせ、会場となる安城市総合運動公園に向かった。
最近の大会はマラソンブームもあり、すっかり商業化しているが、
今回の大会はこじんまりとした市民のための大会。
受付もスムーズに通り、会場内にある体育館で時間まで待機。
参加者も高校の部活とか、地域の仲良しグループとか、ほんわかした雰囲気が逆に好感が持てた。
10kmの大会に出場する機会はあまりあるわけではないが、前後の事を考えると一番好きだ。
レース終了後のビールが一番美味いのは10km。
ハーフの後も美味いがガンガン飲むことはできない。
フルなんて体が消耗し過ぎて正直、あまり美味しくない。
10kmが体の回復度も早く、いい感じで汗もかき、すこぶる美味いビールが飲むことができる。
その肝心のレース。
まあ、今の僕の実力としてはこんなもんだろう。
グロスで53分44秒。
手元の時計では52分台だが、さほど変わらない。
今まで出場した10kmのレースでは一番遅いタイムであろう。
今月も昨日まで10kmしか走っていないし、最近の夜を中心とした生活ではやむを得ない。
情けないが仕方ない。あまり無理をして体を壊してもいけないし・・・。
それでも楽しく走ることができた。
途中、沿道で声援を送っていた友人の新城さんに偶然、遭遇。
写真を撮ってくれた。感謝!
終了後は仲間と一緒に焼肉屋さんへ移動し、ビールで乾杯。
美味しいお肉を頂きながら、疲れを癒した。
ここまでは良かった・・・。
仲間との会話の中で、あることが話題となった。
来年3月に開催される名古屋シティマラソンのこと。
今回の大会は申込み後、一週間以内に入金しなければ大会に出場する権利をはく奪される。
僕はクレジットカード対応で安心していたのだが、これも同様に対応せねばならなかったようだ。
全く気付いていなかった。
自宅に戻りweb画面で確認。
ガビ~~ン。大ショック。入金期限切れ・・・。
気づかなかった自分に落ち度があるのは間違いないが、誰か教えてよ~(涙)。
周りに「名古屋シティは出るよ!」と豪語していただけにとても恥ずかしいし、
何より目標がなくなってしまった。
こうゆうのを「スキーマ」と言うんですね・・・。
なんてこった。
仕事ではこんな失敗はしないはずだけど、
モノの見方、考え方が従来と変わらないと凝り固まっているんですね。
あ~、反省・・・。
これも今の自分の程度の低い実力なんだ・・・。
さて、この後、どうしようか?
年明け以降、参加できる大会があれば、誰か教えてください。
う~む・・・。
これは火曜日の事なので、もう5日前のはなし。
報告が遅くなってしまい、すみません。
別に謝ることでもないけどね(笑)。
大人気円頓寺シリーズや日頃の飲んだくれの貢献度が認められ、
先日、円頓寺商店街で講演デビュー。
本当はそんな理由はこれっぽっちもないのだが、
第3回の中部人事交流会の勉強会に招かれたのだ。
CDA(キャリアカウンセラー)を中心とした集まりで月1回の勉強会。
何度か日程調整をしてもらい8日になったのだが、
あとで西川塾の忘年会と重ねっていることに気づいた。
すでにリリースされた後だったため、西川塾の忘年会は欠席。
事務局長、申し訳ありませんでした(苦笑)。
会場は何かと話題の「西アサヒ」さん。
以前のブログにも登場したし、オーナーと田尾さんも懇意にさせてもらっているので、
お気楽な感じで会場入りした。
参加された方には失礼ですね。
当日は30名ほどの方に出席頂き、90分ほどの講演。
ネタは前回愛知経営者協会の講演とほぼ同じ。
全く同じという話も聞くが、手抜きをしたわけではない。
今が旬の話をしたのみ。何だか言い訳じみてる・・・(笑)。
今年の就職戦線と来期の予測について、熱い想いを込めて喋らせてもらった。
何といってもビールを飲みながらの話なので、熱くなってしまう。
こんなスタイルの方が力を発揮できる気がする。
少しでも参考になれば有難い。
講演会終了後は同じ場所で忘年会が開かれる。
半分くらいは面識ある方だったが、初めてお会いする方も多く、多方面の話をさせてもらった。
名物タマゴサンドもしっかり並べられていた。
そして、最後はお馴染み名古屋ナモ締め。
最近はナモ締め担当として呼ばれることが多くなってきた。
今回の目的も本当はコレで、講演はオマケだったのかも・・・。
普段、よく通る円頓寺商店街でこのような機会を頂いたのも有難いこと。
当初は「食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その28」にしようかとも考えたが、
かなりムリがあったので、特別ブログにしてみた。
読み返してみると大した内容ではないが、僕の栄えある実績として記録しておきたい(笑)。
ありがとうございました。
日経新聞の書籍広告を見て、ミーハー的に購入してしまった。
書籍の帯には
”安倍総理の政策ブレーンにして、ASKAと愛人が出会った秘密パーティの主催者・・・。”
とやや過激に書かれている。
実際にパソナの南部さんには一度もお会いしたことなければ、雲の上の存在でしかない。
パソナグループの社長との面識はあっても、そのグループと代表とは別次元の話。
本書に書かれていることがすべて真実かどうかはわからない。
確かに国の助成金をことごとく入札で落とし、ごっそり持っていく手腕はここに描かれている背景がある
と想像できるが、まるでドラマのような世界は本当に実現するのだろうか。
それは半径10km以内で世の中を見ている僕の視野の狭さを物語っているだけかもしれないが、
実際、全く他人事の世界でしかない。
著者は南部氏をどちらかと言えば否定的に書いているが、トップ企業の座を確保しようとすれば、
少なからずこのような政治的な才能が求められるのであろう。
その時点で僕の描ける事業領域は決まってしまっているのかも・・・。
う~ん、それは仕方のないことですね、残念だけど(苦笑)。
しかし、一方でこの手の書籍を読むことで、事業を推進していくためには経営手腕だけでなく、
別の能力を求められる必要があるとも感じる。
それはここに書かれているように秘密の場所でパーティーを繰り返すとか、
落選した議員を囲って恩義を売るということではない。
人とのネットワークを大切にするにしても、もっと打算的な付き合い方をしなければならない。
お金の使い方をしなければならないということ。
その点でいえば僕は全くの未熟者で、もっと計算高くならなければならない。
実現可能性が高いかはともかく、もっといろんな橋を渡れという話ですね。
円頓寺あたりに秘密のパーティールームでも作ってみるかな。
冗談はともかく、政・官・民の間にはそんなことがうごめき合っているみたいだ。
誰しも表の顔と裏の顔を持っているのかもしれない。
自分がその存在になれないとしても、それで世の中が成り立っていることの現実を理解し、
その中で戦えるだけの人間力を養うことは必要ありそうだ。
いい意味でも悪い意味でも参考になった一冊。
勉強させてもらいました。
これまでが順調すぎたのかもしれない。
いい関係性が強すぎたのかもしれない。
そんなことを思う今日この頃。
僕が会社を任された時、強く意識したことの一つに「社員が辞めない会社を作る」ことがあった。
過去、自分の部下や同僚、先輩が数多く辞めていく中、残念と思うと共に単純に悲しく辛かった。
自分の無力さを感じた時も数知れず。
出入りが激しい会社であるのは間違いなかった。
そんな経験をずっとしてきた。
自分が任された時は、みんなが安心して働ける、共に喜びを分かち合える会社を作りたかった。
そんな意味ではある程度、達成できたとも思える。
この6年で退職した社員は2名。
それも明確なやむを得ない理由があってのこと。
この約3年は誰一人欠けることがなかった。
単なる仲良し集団ではない会社としての結束力もかなり培われてきた。
それは事業を推進していく上でもグッドサイクルに回り、会社にもたらす財産もかなり増えた。
そう思える、この時期がずっと続いていた。
それは今思えば、順調すぎたのである。
自分の都合のいい解釈だけだったのである。
先日の高井のスタッフブログにあったようにここにきてバタバタと退職が続く。
今日のブログでナベが報告通り結婚を理由に今月で退職。
年初に結婚した女子ミズタニも家業を手伝うため今年度末に退職。
そして、先日、入籍したサヤカも同様。旦那の仕事をサポートすることに。
サヤカも女子ミズタニも10年間、名大社で頑張ってくれた仲間。
苦楽を共にした仲間である。
それがシアワセを形にして辞めていく。
とても喜ばしいことである。
本人の幸せやこれからの人生を考えれば祝福して送り出すべき。
そんなことは頭ではわかっている。
でも、実際はとても寂しいのも事実。
複雑な心境なのが正直なところ。
父親が娘を送り出す感情に似ているのかもしれない。
(そんな経験はまだないけど・・・。)
自分の娘が3人一気に結婚して家を出ていくようなもの。
喜ばしくもあるが手放しには喜べないと・・・。
自分勝手に言えば捨てられたみたいなもの(笑)。
だが、それが自然な流れなんだと。
出会いと別れ。それは常に背中合わせだ。
彼女らの一生を僕が面倒はみれないわけだし・・・。
そんなグルグル回る感情を抱いているのがここ最近。
それにしても一緒に働けて良かった。素晴らしいメンバーだった。
サヤカも女子ミズタニもしばらくは一緒に働くが、本当に感謝している。
ナベの彼氏にグチったように勿体ない気もするが、いい仲間だ。
ナベもサヤカも女子ミズタニも愛している。
イヤらしい意味ではなく愛している。
これまでが順調すぎたと思えばいい。
これが当たり前のことだと思えばいい。
みんな、シアワセになってくれ。
これから素晴らしい人生を歩んでほしい。
忘年会続きで頭がさらにボンクラになってきた。
そんな心境を酔った勢いで書いてみたブログ。
まあ、たまには許してほしい。