これからも前向きに 名大社会長ブログ

もっと前へ

名大社は昨日で上半期が終了。おかげさまで計画以上の数字で終えることができた。
これも一人ひとりのガンバリが業績に反映したといえるだろう。
その締めとして行われたのが「第60回秋季幹部研修会」。

例年であれば9月の最終土曜日に幹部社員が出勤し、
上半期の振り返りと下半期の展望について議論し合うのだが、
今年はアクトスリレーマラソンと重なったため(これも立派な仕事らしい・・・笑)、
昨日の午後の時間を使って行うこととなった。

気づけばもう60回も開催してるんだな。
確か僕が最初に参加したのは20何回目だったと思う。
ずっと半期ごとに行ってるわけだ(笑)。

通常であれば、第一部として僕が上半期の状況と下半期に向けた政策を1時間程度話をし、
第二部は各幹部メンバーの発表となる。
しかし、昨日はちょっと様子が違った。というよりもあえて変えてみた。

セールスフォースを導入し1年以上経過し、これまで見えづらかったことがはっきりしたこともあり、
そこにツッコミを入れ議論を白熱させた。
白熱させたといっても僕が吠えていただけかもしれないが、
一人ひとりの役割と生産性をクリアにするためには数字を使って証明しなければならない。

人は感情で動くのだと思う。
しかし、感情だけでは説得力は生まない。
論点を明確にし数字で追い込むことで、現状抱える問題点をあぶり出し、説得力を持たせる。
時にはそんな作業も必要。

何だか偉くカッコつけたことをやっているようだが、
昨日はその点にフォーカスし、全体の共通認識として落とし込んだ。
これもカッコつけていうようだが、
健全な組織を構成していく上では参加メンバーは遠慮してはいけない。
一人ひとりが本音で話し合い、会社の課題を自分自身の課題にすることでもっと前に進む組織になる。
役職も経験も関係ない。
自分の反省材料も含め、そこはオープンにしなければならない。

僕がいい会社を作るのではない。会社に関わる全員がいい会社を作っていく。
その旗振り役を僕が担っているにすぎないのだ。
そうすることで参加者が同じ方向を向いて議論することができる。

昨日は一定の緊張感を保ちつつ、これからの会社について語り合えたのではないだろうか。
ベテランはベテランの役割を、若手幹部は若手幹部の役割を、
十分認識できた会だったと自分勝手に思う。
つい熱くなってしまったこともあり、終了時間もかなりオーバーしてしまった。
最後の方は発表者も簡潔にさせすぎてしまった。
そこは僕の反省する点ではあるが、上半期のいい締めくくりにはなった。
今日からの下半期スタートも期待できるんじゃないかな・・・。

幹部会終了後は懇親会。
今回は豪華にミッドランドスクエアにある「バロン ザ ステーキ」さんにお世話になった。

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ここでは美味しいお肉とワインを飲みながら、どうでもいいことを語り合う。
そんな時間も僕にとってはありがたい。
もっと前へ。
いい会社を作っていきましょう。

今日は若手勉強会。そして、懇親会。
この下半期も飲む日々が続きそうだ(笑)。

食べ物のはなし 番外編 汁なし台湾塩

円頓寺シリーズを書きたいところですが、この1週間はほとんど会社周辺にいませんでした。
結果的に円頓寺で食事をする機会がなく、今回は番外編にさせてもらいます。
円頓寺シリーズのファンからは多数のクレームがくる予感はしますが、僕も普通の人間なのです。
行けない時には行けません。

人気食べ物ブロガーとして驕っているのではありません。
超多忙なブロガーをご理解いただきたいのです。
そのため今回は自宅のご近所のお店です。

中川区にある「たご」さんに行ってきました。
自宅から車で5分程度の距離ですが、とてもお店のある雰囲気の場所ではありません。

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一般的に飲食店を新規オープンさせる方はこんな場所で開こうとは絶対に思わないと思います。
それだけ自店に自信があるのでしょう。
お邪魔した日もお昼2時近い時間でしたが、店外に5人程度待っているお客さんがいました。
これでも少ないと思います。

前回お邪魔した時は11時半でしたが、あまりの行列に退散してしまいました。
最後尾に着き、しばらく待っていると店主が顔を出し、
「お客さんが最後ですか?これで終わりにします。」と言います。

ということは、入れるんだ・・・と納得しました。
やはり運はいいです。
午後の時間の営業は2時までですが、その辺りはお客さんを大切にするようです。
お店の看板は既に6時開店をお知らせするプレートが掲げられています。

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ようやく自分の番が回ってきました。
前回、注文した台湾塩ラーメンは最高でした。
同じ商品を注文するのは人気食べ物ブロガーとして禁物です。
別のメニューをお願いしなければなりません。

自販機の前でじっと悩みながら、「よ~し!!」と男らしくボタンを押します。
席に着くとお店の方が「200gですか?250gですか?」と聞いてきます。
本能的に「250gでお願いします。」とお願いします。
男の子はどんな時であろうと多い方を選ばねばなりません。
それが鉄則なのです。

しばらくすると「おまちどうさま!」と出てきました。
汁なし台湾塩 880円

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「お~、なかなか、やるじゃないか・・・。」と思わず言葉が漏れてしまいました。
と同時に「ちょっとヤバいかも・・・」と心の中で呟いてしまいました。
250gといっても結構な量です。
このお店はご飯がサービスでついてきます。それもどれだけ食べても構いません。

愚かな僕はラーメンが出てくる前にご飯を大盛によそっていたのです。
「こんなに食えないなじゃいか・・・。」
とまたしても心の中で呟きながらも、グルグルとかき混ぜ食べ始めます。
ニンニクも効き味付けもしっかりしていて、なかなかです。
程よい辛さで汗もかきます。

麺は太麺。持つ箸にも力が入ります。ここは腕の見せ所です。
「えいや!それや!うりゃ~!!」
そうはいっても簡単に量は減りません。
半分くらい食べた感じでもこんなふうです。

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それでも人気食べ物ブロガーは頑張ります。
残さないことが鉄則です。

「ふう~。」と食べ終わると他にお客さんはいません。
ランチタイム最後のお客さんだったわけです。お腹もパンパンです。
「たご」さんでは食べたいラーメンが他にもたくさんあります。
何より店主の作り方がもの凄く丁寧です。
家の近くのお店があるのは幸せですね。

ちょっと感傷的になったりしますが、やはり円頓寺に戻らねばなりません。
次回はシリーズ復活の予定です。

ごちそうさまでした。

アクトスリレーマラソン。ライバルを倒すはずが・・・。

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土曜日行われたアクトスリレーマラソン。
先日のブログで書いたようにディスコ、パフ、名大社の三つ巴の戦い。
ケンカしているわけではないので、正々堂々と勝負を仕掛ける。

前日に僕は戦略を練り、勝つための方法を模索。
当日の朝、それを参加メンバーに伝える予定をしていたが、急きょ変更。
発走順位を変えることにしたのだ。
当初は体育会系新人オゼキを第一走者。エースニムラを第二走者、
三番手が僕で先行逃げ切りを考えていた。
(それでも難しいという話はあるけどね・・・)

しかし、待つ合わせ場所に向かう2年目男子の姿を見た時にヤツを一番手にしようと思ってしまった。
なぜだか神々しく映り、気合の入れ方が半端ないと感じてしまったのだ。
最近太ってきたので、期待していなかったが、そうではなさそうだ。
「これは番狂わせが起きるぞ。」と自分の戦略にほくそ笑みながら、必勝リレーを思い描いた。

「一番手、行けるか?」
「大丈夫です!任せてください!」
と力強い返事が返ってきた。

気をつけなければならないのはパフ。
ディスコのメンバーはともかく(失礼ですね。すいません・・・)、
パフの面々の走りは気をつけなければならない。

相手が若手をぶつけてくるのであれば、こちらも若手をぶつけ、
闘争心に火をつけ、実力以上の力を発揮させるまで。
スタート位置も(写真では分かりにくいが)相当前のポジションを確保した。

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そして、カウントダウンが行われ、一斉にスタート。

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1周2キロのコースを2周まわって次のメンバーに渡すのはうちの戦略。
2キロずつ刻むよりも、その方が安定した走りができるだろうと予測したのだ。

全ては僕の作戦ミスであった。
一番手の2年目男子。本人の名誉のため、あえて名前は出さないが、全然戻ってこない。
このナゴヤドームのコースはドーム内で襷を渡すわけだが、基本は外の駐車場を走る。
設置してあるモニターとドームへ入る出入り口でランナーの存在を確認する。

戻ってきた時はもうヘロヘロ状態。歩いているんじゃないかと思わせるような走り。
そのスピードでもう1周。
この時点でパフとの勝負はついていた。
「ヤバい!これはディスコにも負けるかもしれない。」
危機感が僕を襲い、再度、戦略を練り直し、選手の入れ替え、交代のタイミングを変更した。

2年目男子はバツが悪そうに戻ってきたが、すぐにクリームソーダを飲んでリラックスしている。
(だから負けるんだ・・・。)

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「おい、まだ、次があるんだ!大丈夫か!」
「次は真剣に走ります!」
力強い言葉は返ってきたが、まったく当てにはならなかった(笑)。

一時は3位へ順位を落としてしまったが、僕も他のメンバーも気合を入れ直し、何とか2位の座は確保。
しかし、トップとの差は6分以上と全く勝負にはならない結果で終了してしまった。
ホームで負けてしまったのだ。
記録は3時間40分52秒。

僕は結局6キロを走ったのみ。
最後の2キロは9分11秒だったので、まずまずのタイムだと思う。
ただ全体としては僕の作戦ミス。
もう少しメンバーの状態を見極めるべきだった。
それでも、みんな、よく頑張りました。

これが1位のパフチーム。このドヤ顔がなんとも腹立たしい(笑)。

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そして、名大社チーム。

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僅差で敗れたディスコチームの写真はない。載せないのではなく撮り忘れてしまった(苦笑)。

打ち上げは栄の居酒屋で3社交えて盛り上がる。
ライバル関係は解消し、ここは仲間としてお酒を酌み交わしながら語らいあった。
こんな時間も大切。いいコミュニケーションが図れたと思う。
そして、全員で記念撮影。

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みんないい笑顔。
来年、またこの場で戦えることを期待したい。
その際は、必ずリベンジしコテンパンにしてやりたい(笑)。
ディスコさん、パフさん、そして、名大社のメンバー、お疲れさまでした。

<オマケ>
打ち上げ終了後は円頓寺のもんじゃ焼きのお店で愚か者本部緊急会合。
名誉本部長であるパフ社長の釘崎さんがもんじゃ焼きを披露してくれた。

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月島に住んで何十年。
もんじゃ焼きを作らせたら右に出る者はいないと豪語していたが、ほんとかどうかは不明。
でも、確かに美味しかった。

いい一日を過ごせた26日土曜日。
ありがとうございました。

ライバルをぶっ倒せ!

今日はナゴヤドームで開催されるアクトスリレーマラソン。
(写真は昨年の模様)

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1周2キロを襷でつなぎ、42.195kmを走り切るマラソン大会。
この大会に名大社は毎年参加し、今年で4年目。
ちなみに昨年は「今年も激走!? アクトスリレーマラソン」
一昨年は「走れ!名古屋の名物」と面白おかしく参加している。

昨年までは自分たちだけで参加し、会社のPRが目的であった。
「ステキ~!」と評判の高い名大社Tシャツを全員で着こなし、
少しでも多くの方に存在を知ってもらうのが目的であったが、今年はちょっと違う。

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ライバルと戦い、勝つことが目的。
新卒イベントを一緒に組んでいるディスコさんと
東京のパートナー会社パフさんの3社で参加することになったのだ。
僕が無理矢理巻き込んだという噂がなくもないが、
ここでは普段の仲の良さは蹴飛ばし、ライバルとして争う。
3社ガチンコ対決なのだ。

当初は4年連続で出場する名大社に分があると思われていたが、必ずしもそうではない。
ライバルたちも密かに戦略を練っているようだ。
ディスコさんは10名の社員を出場させ、そのうち半分は見たことも聞いたこともないメンバーが出場。
秘密兵器を数多く持っているのか・・・。

パフさんは5名の若手男子を引き連れ出場。
マラソンのライバルでもある社長が平均年齢を押し上げているが、
3チームの中で最も若手を揃え、それも全て男子というかなりインチキと思われるメンバー。
僕の「30代女子を出場させろ!」という要請はあっさり却下された。
何だか怪しい作戦を練っているようだし・・・。

一方、名大社は新旧、男女織り交ぜ10名が出場。
若手からベテランまで揃えるという公平性の高い構成。
走れそうにない女子、痛風に罹った男子、最近ブクブク太り始めた若手男子と
ライバルにハンディを与えてしまうようなメンバーだ。
う~ん、ちょっとヤバいかも・・・。

太り始めたといえば、僕もあまり他人の事はいえない。
シルバーウィークに結構ランニングをしたのだが、体が重くスピードが出なかった。
すでに言い訳?
いや、ライバルを油断させる作戦なのだ(笑)。

仕事はパートナーとして力を合わせても、今日はライバル。
相手を倒さなければならない。
互いの力を結集し、走ろうじゃないか!

今日の結果は勝っても負けてもブログで報告するが、それは明後日の月曜になるだろう。
大会終了後、打ち上げと更に愚か者本部の緊急会合があるので、ブログを書く自信がない。

まずは今日、全力を尽くそう!
ライバルをぶっ倒せ!

佐治敬三と開高健 最強のふたり

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素直に感動できる一冊。
読み終えた時、幸せな気持ちになってきた。
同時に思ったことがある。こんなステキなストーリーをなぜ今頃発売するのか。
もっと以前に書籍になっていてもいいのではないかと・・。

著者のあとがきによると最初は「佐治敬三伝」を書こうと考えていたらしい。
しかし、結果的には作家開高健氏との友情・交流を中心に描くことになったとのこと。
上司部下の関係であるが、お互いを想う友情はこれほど素晴らしいものなのか。
男が男を愛する(変な意味ではない)ことがどういうことかを本書は教えてくれた。
システマチックになりすぎた現代の企業社会では考えにくいが、
こんな関係性があるからこそ、人が会社で働く大きな意味や魅力もあるのだと思う。

本書は500ページ近い大作。
この二人の交わりを中心に描いているが、二人が最初に出会うのは200ページを過ぎた頃。
それまではサントリーの前身、寿屋の歴史が描かれている。
僕は全然知らなかった。

鳥井家と佐治家の繋がり、
サントリーの社名の由来、
松下幸之助との関わり、
名古屋がサントリーには重要な土地であること・・。
本書を読んで初めて知ることが多かった。

サントリー宣伝部の歴史はいろんなところで報道されているので、
開高健氏や山口瞳氏、彼らがどんな活躍をしてきたかは大まかには知っていたけど・・・。
羨ましい時代。

羨ましい時代と築こうとすれば相当数の試練や逆境を越えなければならない。
そうしなければそんな時代を自分たちの手で作ることはできない。
二人の笑顔で酒を飲み交わす写真が印象的ではあるが、
その笑顔の奥にある生き様をほんの少しだけ感じることができた。

表面的に企業を識るだけでは意味がない。
この商品のシェアがどうとか、売上の伸び率がどうとか、
そんなことを知っていても何の意味もなさない。

もっと企業の本質を知らねばならない。
本書はノンフィクションのジャンルになるかとは思うが、最高のビジネス書といえる。

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毎日ありがたく飲ませてもらうお酒。
もっと感謝しなければならない。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その21

円頓寺に戻ってきました。
それも健全なお昼の世界に戻ってきました。
先週、名古屋を牛耳る女帝の事を書き、案の定、殴られました(笑)。
迂闊な行動は禁物です。
誰が読んで、誰がチクるかは分かりません。
そのためには一人の行動が誰にも指されることはなくいいようです。

円頓寺商店街の南に位置する四間道の「三平」さんに行ってきました。

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最近、この周辺は続々と新しいお店が出来ています。
古い蔵を改装し、お洒落な飲食店のオープンが続いています。
この地区が盛り上がるのはとても嬉しい事です。
30万人の読者を抱える人気食べ物ブロガーの貢献度もあるかとは思いますが、
僕の下に感謝の声が届いたことはありません。
どうやら恥ずかしがり屋の方が多いようです。
勘違いでしょうか・・・。

店内はシックな雰囲気。

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BGMにはジャズが流れています。
お昼はランチと蕎麦。夜は蕎麦中心の居酒屋になるようです。
ここは定番であるランチを頼まなければなりません。
前日は肉料理を堪能したので、あっさりとした和食が食べたくなります。

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2種類あるランチから選びます。
いつもなら味噌カツを頼むところですが、この日は魚を選ぶのです。
「すいません、鰆の方を下さい。」と注文します。
ボードには「鰆の柚庵焼」と書いています。
これは”ゆうあんやき”と読むのか、”ゆずあんやき”と読むのか自信がなかったので、
鰆の方なんて情けない注文をしてしまいました。

「おまちどうさま。鰆です。」と女性スタッフが出してくれました。
どうやらお店の人も呼び方を知らないようです。
勘違いでしょうか・・・。

日替わりランチ「鰆の柚庵焼」 900円

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小鉢もついてきます。ここには僕が苦手な切干大根があります。
基本的に好き嫌いはありませんが、どうも切干大根は進んで食べる気になりません。
子供の頃、実家の切干大根を無理矢理食べさせられました。
僕は実家の味付けが嫌で嫌で仕方なく、
その細く切られた茶色の大根を見る度に子供の頃の辛い経験を思い出してしまいます。

なので、こういったものは真っ先に食べてしまいます。
原則、食べ物を残すことはしません。
それが人気食べ物ブロガーの鉄則なので、どんなに苦手なものでもやっつけなければなりません。
ガブっ、モグモグ、シュルシュル・・・。
とキレイに切干大根はなくなりました。

もう安心です。あとはゆっくりと鰆を楽しむだけです。
とても美味しく頂きました。
こちらはコーヒーがセットになっています。
13時頃になるとお客さんも少なくなるので、僕はこうして読書をしながらコーヒーを頂きます。

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贅沢な時間を過ごすのです。
照明が暗めなので、読むのは少々辛いですが、そんな態度は見せず、賢そうなふりをして読み続けます。
なかなかやるじゃないか。
お店の人が言ってくれているような気がします。
勘違いでしょうか・・・。

ごちそうさまでした。
来週はどこに行きましょうか。

またまた人気講師なのだ!

僕の立場は地元人材サービス敏腕経営者、名古屋愚か者本部本部長、
ただの中小企業の酔っ払いオヤジといくつかの捉え方があると思う。
「敏腕経営者はあり得んだろ!」とのお叱りの声は素直に聞き入れます。
はい、あり得ません・・・。

実際のところは、中小企業の酔っ払いオヤジが一番近いが(いや、愚か者かな・・・笑)、
一応は経営者という立場にある。
カッコつけていえば、営業もマーケティングもマネジメントも金勘定も行うオールラウンドプレーヤー。
(それも言い過ぎ・・・笑)

まあ、何でもやらなければならないのは事実だが、主たる業務は会社を正しい方向に導くこと。
毎日足りない頭を駆使しながらもがいているわけだが、
そんなことを知ってか知らずか、不思議と講演の依頼が結構やってくる。
不可能に近いテーマ以外は極力引き受けさせてもらうが、
「プロじゃないので、不評でも知りませんよ。」と予め責任逃れをしておく(笑)。

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今月も中旬から月末にかけて4本の講演を行うこととなった。
大学で2本の講演、クライアントに呼ばれての講演、
そしてファミリービジネス向けの講演。今週は木曜、金曜と連チャンだ。

こんな僕を呼んでくれるのは光栄なこと。
人前で喋るのは決して嫌いではないのでありがたい話だが、
参加者に満足度を与えられているかといえば、よく分からない。
ただ毎年呼ばれるということは酷い評価ではないということであろう。
そう思いたい。

言っておくが、声はいい。
中味もなく、話もつまらないかもしれないが、声はいい。
人気講師たる者、聞き取りやすい声、心地よい声でなければならない。
その点だけでいえば、及第点。そんな風に思っていたりする。

いくら責任は取らないと言っても準備は怠ってはいけない。
昨日も今日も今週の講演のために構成をまとめる作業。
シルバーウィークなんて邪魔でしょうがない。
ギリギリまで準備していないのじゃないかと言われれば全く反論はできないが、
逆に人がいない時だからこそ、集中できたりする。
少なくとも一日の何時間はその準備のために時間を費やす。

もしかして、これが人気講師の証?(笑)。
といいつつ、何を語ればいいのか、悩む点も多い。
誰か助けてくださ~い。

気分転換にランニングしながら内容を考えたりすると、たまにいいアイデアが浮かぶ。
全国飛び回る人気講師はいつもどのように頭の中をまとめているのだろう。
中途半端な存在の僕でもちょっと気になる。

さて、これから走ってくるか。
いいアイデア出てこないかな・・・。

ステキな親子関係

先週末、懇意にするご近所さんの親子と一献を傾けた。
元々、父親と僕は友人関係。息子さんが大学3年となり、就職活動を意識し始めたため、
僕との3人で酒を飲みながら語り合うことになった。

東京の大学に通う息子クンは帰省時に僕と一度ゆっくり話をしたかったそうだ。
父親が僕のことをどう伝えていたかは分からないが、
その時点で父と子とのコミュニケーションが十分成立している証。

名古屋駅で待ち合わせをし近くの居酒屋に繰り出した。
まず挨拶が気持ちいい。
若者らしい溌剌さとともに気配りも感じられた。
乾杯し、一通りの世間話をした後、本題である就職のことについて語り合う。
息子クンの相談に対し、僕が持論を答えていくような感じ。
ここで詳細を書くことはできないが、まず自分の中での課題が明確。
今の自分の状況と将来像を自分の言葉で真剣に話をしてくれた。
この段階で僕はまず大丈夫だろうと安堵してしまった。
第一志望の会社に入れるかはともかく就職活動を乗り越える力は備わっていると感じてしまったのだ。

悩みは悩みで持てばいい。
今のうち、とことん悩み、迷いに迷えばいい。
その経験が大切。
この季節にそれができるのはこれからの時期を思えば十分。
僕は彼の話を聞きながら、嬉しい気持ちにもなっていた。

父親も彼の話を真剣に聞いている。
そして、時折、自分の意見を語る。
それが一方的ではなく息子の考えを認めながら意見を語っている。
その関係性がいい。

これまで多くのことを話し合ってきた間柄、親子間での信頼関係ができているのが伝わってきた。
息子クンは父親の仕事を見て営業の仕事をしたいという。
父親は自分の背中を見せ、息子は親の背中を見て影響を受けている。
父親は息子を一人の大人として扱い、決断は任せるという。
しかし、サポートする役割として、背中を押すことは忘れていない。

僕はいつものようにガンガン飲みながら、好き勝手なことを喋っていただけだが、
この二人の姿を見ながらとても羨ましくなってきた。
なんとステキな親子関係なんだろう。
息子は父親を誇りに思い、父親も息子を誇りに感じている。

僕なんか若者にエラそうに喋っているくせに家では何もできていない。何の影響も与えていない。
いきなり子供たちに正論を吐いたところで何も響かないだろう。
そう思うとこうした関係性を築いてきた二人を尊敬してしまう。

いい夜を過ごさせてもらった。
次に息子クンに会う時は、一段と成長した姿を見せてくれるだろう。
今回は僕がすっかりご馳走になってしまったが、次回は僕がお祝いする番だな。

強い会社は朝が9割

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今月の日経トップリーダーの特集は「強い会社は朝が9割」。
あの伊那食品工業をはじめ朝の行事を強化する企業の成功例がいくつも紹介されている。
朝礼を徹底することで業績を伸ばした同業他社の事例や
社長が全員と握手をするフォーバルの事例など、読んでいて面白い取り組みが多い。

形だけ真似ても魂が入らなければ成功はしないと思うが、朝型の会社にするのは賛成。
一日を引き締めてスタートできる。

実際、名大社も朝型企業。
全体朝礼は毎週月曜の週1回しかないが、営業会議も役員会も朝一番から実施することがほとんど。
終わりの時間を決めておけば、ダラダラと進行することもない。
緊張感のあるうちに目的が解決されるのであればその方がいい。

うちの場合、メンバーがあまりにも出社が朝早いので、
始業時間がこの4月から9:00から8:30に早まってしまった。
時代と逆行してるような気もするが、全員が納得であればそれでいいだろう。
うむ、それは拡大解釈かな・・・(笑)。

全体朝礼は基本的に僕が話をするが、メンバーに順番が回ってくるものもある。
クレドである「名大社way 7つの約束」については第2週目に
一人のメンバーがその取り組みや考えについて5~10分程度語る。
ベテランも新人も関係なく、僕がロシアンルーレットのように順番を決めていく。

これがなかなかいい。
僕自身が気づかない大切なことを若い連中が話したりするのだ。
それを全体に落とし込むことで理解度も深まる。
全員で唱和するのも大事だとは思うが何となくルーティンに終わってしまうような気がして、
本人に考えさせる時間を作る。

あとは記念日休暇(1年に1回自分の好きな日を休みにする休暇)の内容を
月末の朝礼で翌月の取得者が発表し、僕が手当を手渡しするもの。
こちらは照れもありイマイチ盛り上がりにかけるが、全体の場が和む。

朝礼の工夫といえばそれくらいなので、この特集の事例に比べれば貧弱だが、
社内の活性化に少しでも繋がっていれば、意味もあるはず。
時々、ラジオ体操や社外の掃除をした方がいいのかな?と考えたりするが、
今のところ、実行には至っていない。
無理に成功企業に合わせる必要もない。
社内の声が大きくなるようであれば、新たな取り組みとして採用すべきなのだろう。

名大社としての朝型のメリットをロジカルに説明することは難しい。
定性的、感覚的な要素が強い。気持ちの問題のような気もする。
当面は今のスタイルを継続することにしたい。

朝型といえば、僕も40歳あたりを境に朝型にした。
そして、僕の朝一番の仕事は「名大社スタッフブログ」をチェックしアップすること。
一日の中で一番大切なことを朝一にやるわけだ(笑)。

シルバーウィークはお休みなので、次のアップは24日。
幸せいっぱいの女子ミズタニか・・・。
さて、どんなブログを書いてくるのかな・・・。

「ALLIANCE」を読む

2015-09-04 10.29.19

少し前のブログで年功序列や終身雇用を必要とする会社でありたいということを書いた。
その考えは変わらないが、その一方で本書に書かれているような
新しい雇用形態も取り入れるべきだと考えている。
なんとも優柔不断で軸がないと思われるかもしれないが、
その両方を取り入れることのできる企業があってもいいと思う。
実際はそんな簡単な問題でなく、高いハードルがあるだろうが、
会社と個人の考えが合致すればその両方を活かすことは可能ではないだろうか・・・。

それはうちのようなちっぽけな会社であっても多様な受け入れ体制は整えるべきだろう。
一つは働く側にメリットが生じる。
安心して働ける環境を提供すると共にロイヤリティが生まれ、企業人としての使命感が醸成される。
一方で個人の生活はあくまでも個人主体。会社の意向に影響されることなく、
時間やスキル、成果を提供していくパートナー、提携としての在り方。
それも働き手の立場でいえばメリットと言えるだろう。

トップが柔軟な考えを持ち、それに対応しうる仕組みを作れば可能だし、
それが会社の成長にもプラスをもたらすのではないか。
本書では終身雇用の時代は終わったと書かれているが、すべてを捨ててしまう必要もないし、
逆にそこにこだわり続ける必要もない。
これはやっぱり優柔不断などっちつかずの考え方なのだろうか・・・。
いいとこどりと思われるのだろうか・・・。

果たしてその考えか機能的に動くかはともかく、
人と企業の関係性を見直される時代が今ということは痛切に感じる。
見直される点でいえば、愛知県は遅れているのかもしれないが、徐々にシフトはしていくであろう。
僕の自分勝手で理想的な想いでいえば、名大社に関わる人がシアワセであればいいということ。
それはガッチリ組まれた正社員雇用でも、アライアンス的な関係性でおいても・・・。
いうのは簡単だけど。

本書では退職した退職した社員を「卒業生」として捉え、その関係性も強く求めている。
それも今後、大切な考え方になるかもしれない。
かつて名大社は多くの社員が辞める会社だった。
いろんなタイプの人材がおり、中には自分で会社を立ち上げトップを務める後輩もいれば、
著名な老舗企業で役員を務める先輩もいる。
優秀な人材が結構流出している。
僕が振り返っても、
アイツがいてくれたら会社はもっと発展しただろうと思う人材が何人もいる。
そんな連中と新たな関係性が結ばれるのであれば、会社は継続して成長していくであろう。

企業と人との信頼関係は簡単ではない。
しかし、そこから目をそらすことなく、互いのメリットを真剣に考えることで
両者ともよりハッピーになれるのかもしれない。