これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その2

西側の円頓寺商店街から少し北に入ったところにある
「太平閣」さんという中華料理店に行ってきました。

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創業は何年でしょうか。
その店構えからかなり年季が入った雰囲気が伝わってきます。
紹興酒を飲み、若手社員をイジメながら管を巻いていると
「お客さん、もう閉店ですよ。3280円です。」と言われそうです。
そんな経験はありません。早々に店じまいしそうな香りがします(笑)。
近いうちにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

店内には所狭しとメニューが貼り出されています。

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これを眺めているだけでも結構な時間が流れていきそうです。
「え~っと、太平閣ランチ定食をください。」
ここは店名が付けられているランチを頼まなければなりません。
500円ワンコイン丼や唐揚定食も気になりましたが、王道を進まなければならないのです。

ここでふと、ある思いが頭の中をよぎりました。
「ランチ定食っておかしくないか・・・」
「太平閣ランチか太平閣定食じゃダメなのかな?」
と考え込んでしまったのです。

お子様ランチに味噌汁がついたりするとお子様ランチ定食になるのでしょうか?
ますます疑問が深まっていきます。
お店を切り盛りするおばあさんがいましたが、それを聞く勇気はありません。
いずれ顔馴染みになるようであれば、聞いてみようかと思います。

太平閣ランチ定食(700円)

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エビの天ぷら、野菜の天ぷら、八宝菜、肉団子がド~ンとお皿に乗っています。

「さすが円頓寺!やるじゃないか!」と心の中で叫びます。
名古屋駅周辺だと880円はするでしょう。
12時前に入ったので、まだお店は空いていましたが、
この定食が出されるまでに結構な時間が掛かりました。
一番人気と書かれていたような気がしましたが、その割には準備が出来ていないのかなと、
どうでもいいことを考えてりもしました。

こういった定食はどうローテーションさせて食べるかがポイントですね。
真ん中にある八宝菜から食べ始めるのは邪道でしょう。
美味しく頂きました。

「さて、来週はどこに行こうかな。困ったな・・・」と店を出ました。
円頓寺シリーズはまだ始まったばかりです。
ごちそうさまでした。来週も頑張ります。

ファミリー企業としてのトヨタの強さ

先日、機会を頂き「TOYOTA Investors Meeting 2015」に参加させてもらった。

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トヨタ自動車の個人投資家を対象としたイベント。
トヨタの歴史や未来の技術を学べる展示コーナーや最新モデルの試乗など、
いくつかあるプログラムの中で僕の目的は豊田章男社長の講演。
基調講演「トヨタが考える持続的成長とは」と
ニュースキャスター小谷真生子氏との対談が一番の目的だった。
(やはり美人ですね・・・)

豊田家の三代目であり、世界を代表するファミリー企業の社長であるトップの講演は
ファミリービジネスとしても興味のあるところ。
多くの参加者はトヨタ自動車のこれからの戦略を聞きたかったと思うのだが、
僕はそれよりも三代目社長としての考え方や従業員との取り組みを楽しみにしていた。
詳細についてはいつものように割愛するが(スミマセン)、
この講演を通してトヨタ自動車の強さを改めて感じたのだった。

それはトヨタの手掛ける未来のクルマづくりや人材育成のことをいっているのではない。
もちろん、それも含まれるが、僕が強く感じたのは豊田章男社長が創業家として、
より強い責任感とリーダーシップを持ち、何よりも従業員を一番に考え、経営に携わっている姿勢。
2009年、米国での公聴会は代表的なニュースであると思うが、
トヨタ自動車が残るのであれば自分はどうなってもいいという潔さ。
自己保身は微塵も感じられない。

僕が学んできたファミリービジネスの理想をそのまま映し出していた。
投資家対象のイベントのため演出は当然だが、
僕は豊田章男社長の話を伺いながら、涙が出そうになった。
いや、正直、涙が出ていた。
(騙されやすい性格かも・・・笑)

つい先日も大塚家具の件でファミリービジネスについてブログに書いたが、
同じファミリービジネスでも天と地との差が開いている。
街頭インタビューでトヨタの社長はカルロスゴーンと言われていたように(笑)、
ファミリー企業として見られていない面はあるが創業家の想いは脈々と継がれている。
それはトヨタ自動車は社員が共に作った会社であるという共通の考え。

技術革新よりも、むしろその精神が永続的に続くことがトヨタの最大の強さ。
それを講演を通して最も感じたこと。小谷氏との対談も良かった。
あまり見ることがないオチャメな姿も披露していた。

この日、一日だけでトヨタが好きになってしまった。
次回、クルマを購入する時はレクサスかクラウンにしないと(笑)。
いやいやプリウスで・・・。
やっぱ騙されやすい性格かな。
いい機会を頂き、ありがとうございました。

雨の多摩川を走った日

昨日は神奈川県川崎市で開催された「PARACUP2015」に参加。
NPOをが主催するチャリティマラソン。
僕がその趣旨に賛同して参加したのであれば、
もっと声を大にして参加した意義を訴えかければいいが、たまたまご縁があって参加したのが真実。

それもパフ釘崎社長に調子よく乗せられて参加しただけ。
大会の理想に賛同する姿勢もなく参加してしまった(汗)。
しかも、会場は川崎市の鹿島田。

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名古屋からは遠く、初めてお邪魔する場所。
こんな機会がなければ一生、伺うことはないだろう(笑)。

待ち合わせに遅刻してきた釘崎社長と共に向かったのが会場となる多摩川沿いの古市陸上競技場。

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到着時にはパラパラと雨が降り始めていた。
僕はこの大会の協賛スポンサーのガイアックスさんの取引先である
パフのパートナーというほとんど関係のない立場。

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欠員補充程度の扱いで知り合いもほとんどおらず。
心細い状態で10kmの大会に臨むことになった。
今、振り返ってみてもこの大会に参加した理由が分からない(笑)。
雨も次第に強くなってきた・・・。

しかし、久々の10kmの大会は気持ちよく楽しかった。
雨もさほど気にせず走ることができた。
大会には様々な方が参加しており、
スーパー戦隊の格好をしたランナーがほとんどトップで駆け抜けたり、
ベビーカーを押しながら走る圧倒的に速いママランナーがいたりと
これまで出場した大会とは全く別次元の感動を味合わせてもらった。
オペレーション等いくつか問題はあると思うが、
チャリティーマラソンとしては十分楽しめるものだった。

ちなみに僕のタイムはグロスでこれ。

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手元のネットタイムでは50分51秒。
50分切りはならなかったが、最後の1kmを4分23秒で走れたのは自分としては満足。

終了後は駅前の居酒屋で打ち上げ。
ほとんどこれを目的に参加したようなものなので、
ビール、ホッピー、ハイボールを思う存分飲ませてもらった。
みんなで記念写真。関係ない人もいるけど・・・。

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〆のおにぎりはこのデカさ。

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今回、ご一緒した一人が学生時代に箱根駅伝に出場した強者。
すでに引退して久しいがこのレースでは3位までを狙っていたという。
結果的に6位、10km36分という素人からすれば素晴らしいタイムにも関わらず、
本人は全く納得していない。

飲みながら学生時代の話を聞いていたが凄まじい世界。
う~ん、全てにおいてレベルが違う。
釘崎社長の自社の社員とトレードしたいという気持ちは分からなくもない(笑)。

こうして雨の多摩川は終了。
少々高くついたが(笑)、こういう経験があってもいい。
お疲れさまでした。

まあこんなもんか、3月の目標

ようやく走りやすい季節になってきた。
2月までの朝のランニングは暗いし寒い。
走ろうという気持ちが萎えさせることが多いのが、冬の季節。
夏は夏で、朝一でも暑い。
走り終わった時は汗だくで全く汗が引かない。

基本的にランニングは楽しいスポーツではない。
「山田さん、マラソンのどこが楽しいんですか?」とよく聞かれるが、
「楽しくないです。ツラいだけです。」と答えることは多い。
それは事実で自分と向き合う必要があるため走っているだけで、好き好んでやっているわけではない。

「相当なMですね」と思われるかもしれないが、あえて否定はしない。
まあ、間違ってはいないだろう(苦笑)。
そんな楽しくないランニングだが、そうではない季節もある。

それが今の季節。3月、4月は走っていて気持ちがいい。
朝スタートする時のほどよい肌寒さと走り終わった後のしっとりと汗をかく感じもいい。
そして、何よりいいのが外の景色。
先週末、戸田川緑地公園を走った時は桜が咲いていた。

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雨の影響ですでに満開は終わってしまったと思うが、桜の葉が舞う中、
走れるのは一年通して数少ないシアワセを感じる時。
新緑の頃はすでに暑くなってしまうので、この3月、4月がいいのだ。

そんな季節なので、かなりの距離を走っていると思われるかもしれない。
それに3月は名古屋シティマラソンにも出場。
走るための条件は揃っているといえる。

どうだ!と胸を張りたいところだが、この3月の結果は73km。
目標の100kmには程遠い距離で終了。
これではタイムが伸びるわけがない。
名古屋シティマラソンも過去最低のタイムだったし・・・。
最近はライバルも低調なので、それに甘んじているのかもしれない。
う~ん、そんな言い訳をしているようでは何ともなりませんな・・・。

今週末は桜が拝める戸田川緑地公園を走りたいが、
なぜか多摩川沿いで開催される「PARACUP2015」に参加する。
マラソンのライバルであるパフ釘崎社長に誘われ10kmを走るのだが、
何故、わざわざ川崎市まで行くのか自分でもよく分からない。

そそのかされ、「ビールがタダで飲める」という誘惑に乗ってしまったが、
新幹線の往復代を考えれば、タダのビールは魅力とは言えない(苦笑)。
まあ、頑張って2万円分のビールを飲むとしよう。
雨が降ったら最悪だな・・・。

目標とは関係ないことばかり書いてしまったが、この4月は数少ない気持ち良い季節を楽しみたい。
さて、目標には近づくのかな・・・。

今期最初のイベントは「理工系企業展」

3月1日の就職戦線がスタートした時は
当事者である学生や企業だけでなくマスコミも大騒ぎ。
あちこちのニュースで話題になっていた。
1ヶ月も経過するとそれも落ち着き、リクルートスーツを着て歩く学生も当たり前の光景になってきた。
すでに多くの学生は個別に開催される会社説明会に参加。
気の早い企業はその場で選考も行っているという。

今のところ、多くの学生は知名度の高い企業を中心とした活動。
参加したくても参加できない会社説明会もあるだろう。
それを悔やんでも仕方ない。
今、やれることをやっていけばいい。
そして、ちょっと視点も変えてほしい。
世の中には知名度はないが多くの会社が存在することを知って欲しい。
そんな会社はwebでも分かりにくかったりする。
そんな時に効果的なのが合同説明会。

会社の魅力を肌で感じ、働く人のヤリガイを実感できる。
な~んだ、合同説明会の宣伝か・・・。

そうです。
名大社のイベントの宣伝です。

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明日、開催される「理工系企業展」はタイトルそのもの。
理工系学生を対象とした合同説明会。
ジモトの製造業を始めIT、土木建築など46社の企業に参加頂く。
参加頂く企業は全国的に名前が通った有名企業もあるが、それはむしろ少数派。
どちらかといえば一般的に認知度の低い企業が多い。

しかし、それは当然のこと。
エンドユーザー向けの企業ではなく、圧倒的にBtoBの企業が中心だからだ。
業界経験が25年ある僕でさえよく知らない企業も多い。
だが、その分野では特殊な技術や製品を持ち高い評価を得ている会社だったりする。
だからこそ、直接話を聞いて興味を持って欲しいと思うのだ。
業界紙や専門誌に取り上げられている企業も多い。

海外の読者が10%を占める僕のブログでは(ウソです)、
理工系学生さんへの効果は低いと思うが、ぜひ、話を聞きに来てもらいたい。

イベントの詳細はこちらから・・・
<日時>2015年4月4日(土)
     11:00~17:00
<会場>ウインクあいち 8階展示場
    名古屋駅徒歩すぐ

頑張る学生さんをサポートする特典もあります。
新年度のスタートは名大社のイベントから!
どうぞよろしくお願いします。

誇りを持って仕事に臨め

昨日は4月1日。日本中のあちこちで入社式が行われたことだろう。
名大社は2名の新人が入社し、全員の前で自己紹介した。
イベントの手伝いや懇親会の場で頻繁に顔を出しているので、
今更という気がしないでもないが、
ここは新社会人としてしっかりとけじめをつけなければならない。

久しぶりに見た緊張した姿。
最終面接以来じゃないだろうか(笑)。
その緊張感がたまらなくいい。最初はこうでなくっちゃ。
事前にかなり考えてきたと想像させる気持ちのこもった挨拶。
新鮮で良かった。
あいにくの雨もどこかに吹き飛んだんじゃないかな。
実際は降っていたけど・・・。

僕もその前後に偉そうに話をさせてもらった。
朝4時に起床してそのネタを考えたのだが(実際は早く目が覚めただけ・・・笑)、
その書いた文書は誤送信で会社に届かず。
パフ釘崎社長のブログを読んで感動したので、パクらせてもらおうと考えたが、
高くつきそうな感じがしたのでそれも止めた(笑)。

結局は頭に入っていたことを引っ張り出して、話をさせてもらった。

この社員証はただ首から掛け、社員としての証明をするだけのものではない。
これは我々の誇りである。
この社員証を首からかけ、胸に掲げることによって、誇りを持って仕事に臨む。
自分たちの仕事を信じて、自分たちの存在を信じて、仕事に臨む。

とかなり上から目線の挨拶を含め、中田英寿ネタ、西川塾主ネタを引用した。
他人の言葉ばかりとの非難もあるだろうが、そんなことは構わない。
その中に自分なりのエッセンスを盛り込んだのだから(苦笑)。

昨日から入社した宇佐見(女)と尾関(男)。

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この2人が名大社の新人となりますので、どうぞよろしくお願いします。
酒豪と年上キラーで~す(笑)。

1ヶ月間の研修を経て現場に出る。
しばらくはじっくりと学んでもらう。
ちなみに僕の担当はブログの書き方、
丸の内周辺のお値打ちで美味しいお店の探し方、
愚か者飲み道という会社にとっての最重要項目。
1ヶ月後のデビューに向け、しっかりと育成していくのだ。

あとは日替わり講師が研修していく。
全員でこの2人を見守りながら育てていきたい。

誇りを持って仕事に臨め。
それを言葉だけでなく体と心で受け止めてもらいたい。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その1

4月です。今日から新入社員が入ってきます。
本来であればもっともらしいことを書くべきでしょうが、今日は水曜日。
そうです。円頓寺シリーズがスタートします。
多くの方の期待がヒシヒシと伝わってきます。
「よ~し、頑張るぞ!」と気合を入れたいところですが、
既に円頓寺界隈のお店はいくつも登場しています。

自ら「これからは円頓寺シリーズです!」と宣言したものの、
どれだけ食べ物のはなしが書けるか不安でなりません。
自信もありません。
どこか美味しいお店があればぜひ、教えてください(笑)。
まずは行けるところまで行ってみます。どうぞよろしくお願いします。

すでにご存知の方も多いですが、円頓寺商店街がリニューアルされました。

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看板も一新され、アーケード街の天井から光が入るようになりました。
このブログの効果も手伝い、大いに盛り上げて欲しいものです。

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金毘羅神社の北側にある「天ぷら 天寅」さんにお邪魔しました。

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天ぷら専門店でも営業時間は昼間のみです。わずか3時間の営業です。
「うらやましいなあ~」と言いつつ、お店に入りカウンターに座りました。
天丼にするか定食にするか迷いましたが、ここは円頓寺シリーズ第一弾。
豪勢にいきたいものです。

「え~っと、天ぷら定食を下さい。」と注文します。
厨房ではややダミ声のオヤジさんが威勢のいい声を上げながら、天ぷらを揚げています。
(おっ、ウマい!)
優しそうな奥さんが運んでくれます。
「お持ちどうさま、天ぷら定食です。」

天ぷら定食(並)(1150円)
(ちょっとピンぼけ。残念・・・)

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「お~、なかなかやるじゃないか・・・」
いつものように言葉が出てしまいます。
海老は3匹、うち1匹は青葉で巻かれています。
穴子、キスもあります。
ゴマ油の香りもよく、なかなかの味わいです。

「はふはふ、うおん、うおん、俺は人間火力・・」と言いかけたところで、
隣に座ったオジサンが「天ぷら定食の上」と力強く言います。
僕の言葉は止まってしまいました。

「上だ、上だ。昼間っから上だ。」
と完全に気持ちは隣のオジサンに移っています。
「並と上と何が違うんだ・・・」
と気になって仕方ありません。

僕が食べ終わる頃、天ぷら定食(上)が運ばれてきました。
「う~ん、美味そうだ!」
声を掛け、並より何が多いか確認しようと思いましたが、
その勇気がなく眺めるだけにしました。
かなりの種類があることは分かりましたが、どんな具材かは分かりません。
どんな時でも勇気を持つ必要はありますね。

次回はチャレンジしてみようかと思います。
ごちそうさまでした。
さて、来週はどこにするかな・・・。

リセット。来期はもっといい一年に!

名大社の決算は3月。本日でもって2014年度を終えることになる。
ほぼ予定通りの進捗で売上、利益とも確保ができたのは安堵するところ。
これも営業、内勤を含め一人ひとりが自分の役割を忠実にこなしてくれたおかげ。
改めて感謝したい。

今週に入り、一気に春めいてきて、外を歩いていても心地いいい。
昨日もウエスティンナゴヤキャッスルまで歩いたが、いい眺めだった。

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決して昼から酔っ払っているわけではないですぞ(笑)。

明確な取り決めはないが、僕の中で一年の締めくくりは二つある。
ひとつは元旦から大晦日までの一年。
もうひとつがこの3月に年度末を迎える一年。
自分自身の目標は1年をスタートさせる元旦が基準。
会社としての取り組み姿勢(標語や方針)は年初だが、具体的な売上目標は新年度となる4月から。
ダブルスタンダードのような気もするが、これはこれで意味のあることだとも思う。

年初に立てる目標は常に更新することが要求される。
この目標ができた、できなかった等、定性的な面が多いのだが、前年の状況をみて目標を立て直す。
4月からの目標も前年比120%の売上げなど、
前年と比較しながら組み立てることもあるが、全ては一旦ゼロになる。

売上で言えばゼロから作っていくしかない。
特に我々のような業態はその傾向が強いので、前年の成功体験をそのまま持ち込めることもない。
僕自身が危機感に見舞われることが多い。

1月を迎える時はワクワクするが、4月を迎える時はドキドキする。
これからの一年、無事に過ごすことができるだろうか。持続的成長を維持できるだろうか。
小心者の僕は年度の初めはいつも不安に陥り、
時間が経つにつれ自信が回復し、そして勢いにも乗ってくる。
全然違うでしょ!と思われるかもしれないが、そんな気がする(苦笑)。

それをいい意味で和らがせてくれるのがこの春という季節。
桜に癒され、フレッシュな顔ぶれは元気をくれる。
明日からは2人の新人を迎える。
その新鮮さは会社にも僕にも活力を与えてくれる。

今期が良かったなんて、そんな満足感は今日一日でおしまい。
全てリセット。全員が新たな気持ちで臨んでいく。

2014年度お疲れ様でした。
来期もいい一年にしていきましょう。

「会社は一族のものではない」

昨日の新聞は大塚家具の経営権を巡る記事で賑わっていた。
結果は社長側に軍配が上がったわけだが、世間一般は結構冷ややかな目で一連の騒動を見ていたと思う。
醜い親子ゲンカくらいの感覚も多かったのではないだろうか。

僕も客観的に眺めていた一人ではあるが、
愛知県唯一のファミリービジネスアドバイザーとして(本当に?)、その記事を読んでいた。

詳細まで把握しているわけではないので、はっきりしたことは言えない。
誤解があるのかもしれない。
しかし、今回の一連の動きは明らかに議論の論点があちこちに錯綜していたとも感じる。
一般的にファミリービジネス(同族経営)は三位一体経営としてこんな感じで成り立っている。
この画像はちょっと前に社内での勉強会で僕が作成したもの。

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自分で考えたわけじゃないけど・・・(苦笑)。
創業家、株主、経営者とが混じり合い構成されている。
本来、議論すべき場はそれぞれ異なるのが正しい姿。

経営は経営として話し合う、株主は株主の立場として話し合う。そうあるのが理想。
しかし、今回はお互いの戦略の違い、すなわち経営からスタートした問題が、
いつの間にか創業家(ファミリー)の問題に移り、そのうちに株主へと発展していく。
議論すべき論点が感情論が優先されることであちこちに流れていき収拾のつかない状態になってしまう。
泥沼になるのは仕方ない。

ドラマ「ハゲタカ」を彷彿させるプロキシーファイトもその構成を見れば、
ファミリーの力が大きく動き、公平性に欠けているようにも感じた。
他社の経営を語れるほど能力があるわけでもないし、
その実態はマスコミの情報しか知り得ないので無責任なことは言えない。
こうすべきというアイデアも持ち合わせていない。

だが、株主の方が苦言されたように「会社は一族のものではない」という言葉が全てを表している。
これでファミリービジネス(同族経営)のイメージが悪くなったのは確か。
表に出てこないだけで同様の問題を抱えてる企業も多いだろう。

一方で魅力的なファミリービジネスも多い。
会社の理念や文化を大切にし、その上で変革を行い、社員を大切にし健全な経営を行う。
そんな会社は僕の周りでも多い。
むしろ見習うべき点はファミリビジネスにある。

今回の一連の騒動でファミリービジネス全体に対するイメージが大きく落ちたのであれば、
それは残念で仕方ない。
そんなことを思う日曜の朝だった。

映画「そこのみにて光輝く」

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辛い映画である。最初から最後まで辛い。
しかし、ハッピーエンドで終わったともいえる。
最後の最後の表情に全てが救われたのだから・・・。

最後という言葉ばかりが並び、何の事だかさっぱりわからないが、
この映画の魅力は途中では理解できない。
ひたすら重く、観ていても辛い。
時折、ドアップで映し出されるシーンにどんな意味が込められているかは定かではないが、
人間の儚さが伝わってくる。
男女の描き方も含め、これが男性では撮ることのできない女性監督の感性なんだろうか。

本作は2014年キネマ旬報ベストテンの1位の映画。
僕は評論家の視点は持ち合わせていないので、
1位といえども欲望は掻き立てられないが、本作は読者選出でも1位。
すなわち2014年に公開された日本映画のトップの作品。
それに感化される僕はただのミーハーなのだが、映画を観たい欲望が抑えられくなった。

今回はこのキネマ旬報に拍手を送りたい。
ベストテンが掲載されている2月下旬号にはなんと映画鑑賞無料券が付いていたのだ。

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僕はこの映画を伏見のミリオン座でタダで鑑賞。
何ともお得な思いをさせてもらった。
そんなせこいヤツが映画を語るのはちょっと失礼。
だから、あまり感想は言わないでおきたい。

観終わった後、感じたのがこの手の作品は昔、よく観たという記憶。
そうだ。今は無きATG映画だ。
ATG映画の代表作でもある「青春の殺人者」「サード」「遠雷」あたりにとても近い気がした。
どれも重かった。
だが、それが上手く時代を描いていた。本作と同じである。

主演の綾野剛さんは岐阜県関市の出身。僕の実家の隣町。
それだけで親しみが沸くが(迷惑な話・・・)、
彼の存在を知ったのは一昨年の大河ドラマ「八重の桜」の松平容保役。
ドラマの中での存在感が際立っていた。
この映画で主演男優賞も獲得している。
近い存在ではないが(笑)、少しだけ嬉しい。

いい演技をしているのは彼だけではない。
姉も弟も素晴らしい。元男闘呼組の社長もいい。
リアルさが滲み出ていた。

もう公開は終了したので映画館で観るのは難しいが、
一人深夜にDVDで鑑賞し、暗い気持ちになってもらいたい(笑)。