これからも前向きに 名大社会長ブログ

岐阜行脚も無事に終了しました!

今年、岐阜県からの依頼で開催した「採用ノウハウ伝授セミナー」。
昨日の各務原市の開催でひと段落。
無事に終えることができた。

岐阜県が5月に県内企業の雇用をサポートする「ジンサポぎふ!」を開設。
その一環で、僕が講演したセミナーを皮切りに県内のあちこちを回りセミナーを実施。

この時に結成されたのがテツ&チカのコンビ。
二人で岐阜市→高山市→大垣市→多治見市→各務原市を行脚。
中小企業の人事担当者を対象に講演、ワークを行ってきたのだ。

メインはチカことニシダ。
講演とワークショップを行う。
僕はツッコミを入れる形で今の採用状況を語り、ニシダをサポートする。
あとは僕が中小企業の社長役でいい面接と悪い面接を行う。
その違いを説明し、企業への志望度を上げるためにいかに面接が大事かを語る。

意外と志望度を左右する面接の影響力を分かっていないケースが多い。
特に中小企業のトップはその傾向が強い。
(そうじゃない社長の皆さん、すみません・・・)

最初の頃、悪い面接は上から目線の本当にダメな面接官だったが、
さすがにこの環境下でそれはないと思い、一見、普通の面接を悪い面接とした。
大袈裟かもしれないが、今や普通の面接が悪い面接になってしまうこともあり得る。
相手を選ぶ面接はいい面接とはいえないだろう。

首都圏の先端企業であれば当たり前のことが地方ではそうではない。
僕らが行っていることは首都圏では大きくウケることはない。
その反対に最先端の採用手法はローカルな現場ではウケるのが難しい。
ナマの声を聞く限りそんなことを感じる。

その距離感を掴むのも我々にとっては重要な仕事。
同じ岐阜県でも岐阜市と高山市ではかなりの温度差があるもの実感。
6か月間の行脚の中で普段の業務とは異なる実態を学ぶことができた。

そして、最後のセミナーが昨日。
「私はこの近くの芥見で生まれ育ちました!」
と自己紹介するだけで、会場が沸いたりした。
また、僕の担当していたクライアントの担当者や弟の勤めるグループ会社の方も出席されていた。
世間は狭いもんですね(笑)。

少しでも出身地の役に立てたならこんなに喜ばしいことはない。
このような機会を頂き、改めて感謝!
これからも地元を盛り上げる場を作っていこう。

ありがとうございました。

今年の個人面談は長いのだ

毎年、この時期に全社員に個人面談を実施している。
一人当たり30分程度の面談だが、
今年の振り返りと12月の賞与について話し合う場。
最近は通常業務は現場に任せっきりな面もあり、
僕にとっては貴重な時間でもある。

徐々に社員も増えてきたことにより、就任当時に比べれば時間調整も難しい。
本来であれば1週間で全員を終えられればいいのだが、そんな簡単には進まない。
一人30分とはいえ、一日実施できるのはせいぜい5名。
それ以上は体力的にも精神的にもキツイ。

個人面談のスケジュールを組む前に予定が入っていることもあり、
全員を行うには3週間近く掛かってしまう。
そのせいで賞与支給日が遅くなってしまった(笑)。
ケチっているとか、資金繰りが厳しいわけではないですぞ・・・。

新人からスタートし社歴の長い社員へ面談は移っていく。
まだ、半分にも満たないが、それはそれで僕は多くを吸収できる。
特に新人に近づけば近づくほど接する時間は短い。
もっと時間を共有すべきだと思うが、直属の上司のことを考えれば、
口を出すのもほどほどがいい。

そんなメンバーを普段は傍から見ているわけだが、
感じていることを伝えるだけでも意味がある。
それが僕の役割。
新人は毎日が精いっぱいで時間的な余裕はないが、
2年目、3年目となると状況は変わる。
1年目は大変で辛いばかりの仕事が
2年目となると視野も広がり仕事の面白さも湧いてくる。
異口同音だが「仕事が楽しいです。」
と個人面談で言われるとその成長を感じてしまう。

それは環境的な甘さなのかもしれない。
昔に比べれば厳しさは減っていると思うし・・・。
しかし、決して楽な仕事ではない。
辛い面の方が多いはず。
その中でそんな発言は僕にとってはとても嬉しいこと。

また、10月に中途入社したヤスダがこんなことを言っていた。
「みんながみんな、僕に気を掛けてくれます。
以前の職場は他人の仕事に無関心だったので驚きました。ありがたいです。」
いい意味でのおせっかい。
全員で何かをやるという文化が根付いてきた証だろう。

今年からは人事評価制度の導入で賞与の在り方も変わった。
それが一番気になるはず。
だが、僕としてはそんな会話をしてる方が楽しい。
賞与の話は適当にするだけ。
それじゃあ、いかんか・・・(笑)。

そんな個人面談はしばらく続く。
これからのメンバーは楽しみにしといてね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その39

サンキュー、サンキュー。
伏見シリーズも39回目を迎えました。
くだらない書き出しですが、一度しかないのでお許しください。

伏見で食事をする場合、その多くは広小路通りの南側、いわゆる栄2丁目となります。
大通りを渡るのが面倒というのが大きな理由。
わずかな昼休憩を有意義に過ごすには移動時間や信号の待ち時間も無駄にはできません。
しかし、それでは行動範囲も限定され、人気食べ物ブロガーとしての視野が狭くなり、
強いてはファンの数を減らすことに繋がります。
時間を惜しんででも行動範囲を広げなければなりません。

この日向かったのは錦2丁目。
広小路通りも錦通りも抜け、長者町方面に出向きました。
名大社女子を引き連れてのランチです。
肉食系の多い名大社女子。
魚や野菜は見向きもしません。
ハンバーグが有名な「Bachof’s kitchen 」さんに入りました。

一体、なんと読むのでしょう。
「バチョフズ キッチン」と読むらしいです。
50歳過ぎのオジサンは一度で覚えられそうにありません。

お店に入ると赤ちゃんを抱いた若いお母さんが迎えてくれます。
こんな働き方は好感が持てます。
そして、入口に一番近い席に案内されました。

多分、居抜きを改装したと思われる店内。
以前は何だったのか全く想像できません。
繊維のお店?と安易な発想しかでませんでした。

いくつかのハンバーグのメニューが並びますが、
ここは一番人気を注文するしかありません。
「すいません、焦がしバーグをお願いします。
目玉焼きとチーズをトッピングしてください。」

ここは女子を連れているので、見栄を張ります。

焦がしバーグ 950円+目玉焼き、チーズ各100円

これだとどんなハンバーグかは分かりません。
あえて写真撮影用に真ん中で割ってみました。

ジュワ―ッと肉汁が出てきます。
人気ハンバーグ店であることが、その肉汁だけでも容易に想像できます。

僕は会社のメンバーとは仕事の話しかしません。
人気食べ物ブロガーの存在は内緒にしているので、
どこのお店が美味しいとかお値打ちだとか、そんな話は一切しないのです。
真面目に仕事の話をしながら食べている時にもどんどんお客さんは入ってきます。
満席状態で僕の後ろで何名ものお客さんが並んでいます。

食べている姿と話している内容を見られている気がしてなりません。
「いかん、いかん、迂闊な話をすると正体がバレてしまうじゃないか。」
と思い、急にどうでもいい話を始めます。
「最近のサザエさんってどうよ?」
「えっ、テツさん、何のことですか?」
会話が噛み合いません。
人に見られるのは少しばかり緊張しますね・・・。

ハンバーグは美味しく頂きましたが、長居はせず早々に失礼しました。
どこの席に座るって、重要ですよね。
人気食べ物ブロガーとして新しい発見でした。

美味しさが伝われば十分なブログです。
内容の良し悪しは気にしないでください(笑)。
ごちそうさまでした。

風を起こした!祝・J1昇格


(BS NHK中継より)

村井チェアマンは豊田スタジアムで待機していてくれたわけですね。
随分とご無沙汰しています。
(といっても、一度しかお会いしたことはありませんが・・・笑)
一昨日の川崎の優勝ではお見かけしなかったので・・・。

と、まあ、そりゃあ、当たり前の話。
磐田スタジアムで待機されていたのでしょう。
そんな意味ではどんな結果であろうと豊田スタジアムで完結されるので、昨日はよかった。

それがブログで言いたいわけではない。
本当に良かった。
名古屋グランパスエイトが一年でJ1に復帰してくれて・・・。

J1で優勝した川崎の中村憲剛のインタビューも感動したが、
個人的には田口のインタビューはそれ以上に感動。
昇格に貢献した風間監督やキャプテン佐藤のコメントも良かったが、
田口の言葉は更に僕には響いた。

J2降格で多くの選手が移籍する中、中心メンバーとして残留。
そのプレッシャーも半端なかったと思うし、チームに賭ける想いも人一倍あっただろう。
インタビューの涙がそれを証明していた。

僕はグランパスファンとはいえ、一年、どんな時も応援していたわけではない。
知らない選手もいるし、リーグ中盤の低迷した時期は適当に観ていた。
それでも徐々に風間サッカーが浸透し、シャビエルがチームを盛り返し
上昇ムードが出てきた時から都合よく声を大きくし応援した。
FC岐阜との試合も観戦した。

本来であればプレーオフではなく1位か2位で昇格するのが正しい姿だが、
こうしてギリギリの環境に追い込まれるのも悪くはない。
スタジアムは一体感で包まれていた。
できれば勝利して昇格して欲しかったが、どんな形でも昇格できたのは嬉しい。

その瞬間、息子とTVを見ながらガッツポーズをしてしまった。
攻撃サッカーを捨てたカッコ悪い戦い方でも構わない。
とにかく上に上がらなければ先はない。
きっと今年昇格できなかったら、しばらくはJ2のままだろう。

とにかく風を起こした。
プレーオフ優勝、J1昇格、おめでとう。
来年はもっといい年にしよう。

映画「探偵はBARにいる 3」

このシリーズはつい観てしまう。
いや、表現が正しくない。
つい観たくなってしまう。
そんな作品。

ちなみに一作目のブログはこちら
二作目のブログはこちら

しかし、前作からほぼ4年も経過。
随分と時間は経ったが、そんな感じは一切しない。
何より主役の2人が全く変わらない。
歳を取らない。
人間的な軽さ、重さも変わることがない。

舞台となる北海道も同様。
歓楽街としての華やかさと寒々しい街の風景がマッチしている。
主役の探偵大泉洋さんは相変わらず軽薄で単純、それでいて情に脆く人間的だ。
本作は和製ハードボイルドだと思っているが、ありがちなクールさは見られない。
いとも簡単に物騒な事件に巻き込まれ、それを嘆き騒ぐ。

今さらながら、主役の名前を調べてみたら「探偵」としか書かれていない。
そういえば映画の中でも名前で呼ばれることはない。
初めて知った・・・。
そのあたりの演出はハードボイルドだ(笑)。

毎回、ゲスト(?)として美しい女優が登場し、探偵を翻弄する。
今回は北川景子さん。
悲しい過去を背負い儚げに美しく生き抜いている。
探偵はその美しさに翻弄されたわけではないが、
結果的に大差なく、後悔する行動をとってしまう。
羨ましいけど(笑)。

ストーリーの展開は読むことができる。
裏切られることはない。
その分、どんどん感情移入していく。
観る者も巻き込まれていくわけだ。
それがこの作品の素晴らしさといえるだろう。

そして、このシリーズの主役は大泉洋しか考えられない。
北海道という舞台がそうイメージさせるが、彼のキャラクターが映画を引っ張っている。
大笑いできるのも、しんみりするのも、手に汗握るのも彼のおかげ。
これだけ人を笑わせる二枚目はいない。
日本を代表するマルチプレイヤーではなかろうか・・・。

脇を固める役者もステキだ。
相棒の松田龍平はもちろんのこと、田口トモロヲ、マギー、
安藤玉恵あたりのキャラクターが映画をより魅力的にさせる。

数年で1本でいい。
ずっとシリーズで続けて欲しい。
寅さんのようにはいかないだろうが、
大泉洋扮する探偵がどこまでムチャができるのか、
どの段階でコンビを解消するのか、
そして、探偵業を廃業するのかを観てみたい。

この先も期待したい映画である。

ハ~ッとため息・・・。ランニング日記1711

11月はランニングするにはもっともいいシーズン。
今年は秋が一瞬のうちに終わり、すぐに冬に入ってしまった感もあり、
少々寒いがいい季節であることには変わらない。
全国各地で大会も開催され、僕の友人もfacebookでその雄姿を見せていた。

本来であれば僕もその一人として雄姿を見せる予定だった。
しかし、その姿を見せることなく11月は過ぎていった。
ハ~ッとため息が出てしまう。

11月月初のブログで報告したが、肺炎を患い、
楽しみにしていたいびがわマラソンもキャンセル。
マラソン仲間からは慰めてもらったが、その軽快な姿を写真でみると何とも情けなくなる。
溜まった疲れを癒す期間という捉え方もあるが残念で仕方ない。
マラソン以外にもゴルフコンペも欠場し、それ以来練習も行っていない。
すっかり体が鈍ってしまった月だった。

結果的に11月のランニング距離は31km。
本来であれば目標である100kmをクリアする、
もしくはそれに近い数字を達成する予定が、まさかの年内最低距離に終わった。

アップする写真は一枚もない(涙)。
半月は全く走らない状態で、それ以降も恐る恐る走った程度で終わってしまった。
先週ようやく10kmの距離を走っただけ。
う~む・・・。

ここから挽回していかねばならない。
11月の大会は欠場したが、体調も戻ったこともあり、しっかりと調整していきたい。
12月は安城マラソン、1月はみのかも日本昭和村マラソン、
2月は熊本城マラソンと続き、3月も予定が入っている。
まるで4~5年前のピーク時のようなスケジュール。
それも10km、ハーフ、フルと距離も伸びていく。

今の体力ではハーフを走り切る力はない。
フルなんて未知の世界。
となるとこの12月の鍛え方が肝。

忘年会続きの12月ではあるが、時間を見つけては走っていきたい。
早速、今日はこれからランニング。
気合を入れて15kmは走ろうか・・・。
いや、12kmかな・・・。
とりあえず10kmにしとくか・・・。

まあ、とにかくやれるだけのことをやっていこう。

課題図書がいっぱい

2か月前に若手勉強会がリニューアルされたことをブログに書いた。
若手メンバーを3チームに分け、課題図書について学びを共有する。
最後は今後の自分に活かせるポイントを宣言する。

月1冊×3か月×3チームで回す。
結果として若手全員が全ての課題図書を読む。
それが11月で一巡し終了。
今月からはまた新たな3冊でスタート。

僕はファシリ役なので、読んでも読まなくてもどちらでもいいのだが、
議論をスムーズに進行するために読んでおいた方がいい。
12月は3チームがそれぞれの書籍について発表するので、
僕は3冊全てを読んでおくのがベスト。

これが難しい。
いや、この短時間ではムリ。
言い訳ではないが他にも自分にとっての課題図書もあり、
そこまで追いつかないのが正直なところ。

最近、ようやくその1冊である「管理しない会社がうまくいくワケ」
(写真右端)を読み終えただけ。
これは11月の「名古屋ファミリービジネス研究会」の補足資料としても使われた。
講師の西やんが人間関係を良くするために必要なことを話すわけだが、
その内容が本書に盛り込まれている。

近い書籍では「自分の小さな『箱』から脱出する方法」があるが、
それをよりビジネスに近づけたのがそれ。
”外向き思考”になること、いわゆるマインドセットすることが大切だという。
読んでいて納得させられる面は多かった。
うちのメンバーにも内向き思考はいるので、是非、読んでおくべきだろう。

少し前に勧められて購入した「モチベーション革命」は手つかずのまま。
先に若手が選んだものを片付けなければならない。
個人的には伊集院静氏の「琥珀色の夢 小説 鳥井信治郎」に没頭したいのだが・・・。
上巻を終え下巻に入り、できれば先に読みたいが自分勝手にはいかないようだ。

12月はとてつもなく予定がいっぱいだし。
おまけに僕は歩くのは速いが読むのは遅い。
食事も早いが読むのは遅い。
そんなこんなで来週の若手勉強会に間に合うだろうか。
一冊は何とかクリアできるが、その先はちょっと微妙。

言い訳ばかりでは示しがつかないので、全力は尽くします。
はい。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その38

そろそろ忘年会シーズンです。
今週も来週も再来週もかなりの予定です。
11月も相当な回数でした。
よく考えてみると1年の半分は新年会、あと半分は忘年会。
そんな気がしてなりません。
その境目を見つけるのが大変ですし、実際のところわかりません。

兎にも角にも体調管理は万全にしなければなりません。
特に飲み会が続くこの時期は昼間は軽めにしておくのがベストです。
伏見駅から納屋橋に向かった途中にある「えんそば」さんにやってきました。

違う店舗ですが僕の友人は週3回は通っているのではないでしょうか(笑)。
以前、円頓寺シリーズにも別店舗を紹介。
名古屋の中心地に3店舗構えています。

ここは名古屋では珍しい立ち食い蕎麦のお店。
厳密にいえば、半分くらいの席が立ち食いです。
東京であれだけ立ち食いそばのお店があるのも関わらず、名古屋にないの不思議です。
個人的にはもっと増えて欲しですね。

こちらは自販機で注文します。
忘年会シーズンはあっさりが大切です。

かき揚げ蕎麦 490円

あっさりが中心ですが、天かすはパラパラとかけてしまいます。
まあまあ、油分も摂取せねばなりません。
立ち食いそばのかき揚げの場合、
すでにでき上がっているかき揚げを丼に乗せるだけですが、こちらは違います。
注文が入ってからかき揚げを作ってくれるのです。
蕎麦もコシがありピーンと張った力強さがあります。
その点だけでも大変お値打ちといえるでしょう。

「いいぞ、いいぞ、これで今夜も頑張れるぞ!」
とカウンターを眺めるとこんなプレートが。

夜はお酒をお酒を飲ませてくれます。
そば焼酎がおススメのようです。
ふと横を見るとこんなポスターが貼ってあります。

「あっ、羊さん・・・」
そば焼酎のソーダ割りの広告です。
「一緒にSobaSodaを飲みたいな・・・」
どんどん妄想が広がっていきます。

「テッちゃん、もうちょっと濃くする?」
「いや、それくらいでいいよ。」
「どう?」
「うん、とっても美味しいよ。」
「この後どうする?」
「もう少し飲もうか?」

狭いカウンターで肩を寄せ合いながら、そんな会話が繰り広げられます。
滅多に飲むことのないそば焼酎もいいことがありそうですね。

ごちそうさまでした。
12月も頑張れそうな予感です。

ガンバル学生は美しいね

先週の金曜、土曜は転職フェア。

延べ140社を超える企業に参画頂き、多くの方に来場いただいた。
少しでもいいキッカケができれば嬉しい。
早い企業は今日から面接も始まるだろう。
ステキなご縁を期待したい。
今日は三重でも転職フェアが開催されるけどね。

そんな先週だったが、土曜日、僕はイベント会場は午後に回し、午前中は母校へ。
後援会主催の秋季全国父母教育懇談会に出席したのだ。
僕はいつの間にか後援会長。

何の役にも立っていないが、会長として挨拶だけはしなければならない。
昨年は内定者のパネルディスカッションが中心で
僕はファシリテーターを務めさせてもらったが、
今年はもう少し低学年の企画。

産官学連携キャリア育成プログラム『Learning+(ラーニングプラス)』。
2~3年生がその中心。
大学と企業・自治体が協力し、名古屋を盛り上げる企画を打ち出す。
今年は28チームがノミネートし、勝ち残った3チームが審査員や保護者にプレゼンを行った。

3チームは名古屋を活性化させるプロジェクトは「名古屋城」「コスプレ」「名駅」。
もっと外国人旅行者に名古屋の魅力を知ってもらおうというもの。
一見、ありきたりな選択だが、この内容が素晴らしかった。
外部の方の支援はあったかと思うが、そのコンセプト作りからマーケティング、
商品企画、ネーミングまでこちらが唸ってしまうほど練られている。
プレゼンも徹夜続きの練習を感じさせる完璧さ。
いつもぶっつけ本番の講演をしていることを素直に反省(笑)。

どのチームが優勝してもおかしくない。
審査中の時間は名古屋の人気DJクリス・グレン氏の講演。

名古屋に住んで25年。
生まれ育ったオーストラリアより既に長いという。
それに歴史の造詣が深い。
講演直前の名刺交換で3枚の名刺を頂いたが、
自分の会社以外は「名古屋観光文化交流特命大使」と「関ケ原観光大使」の名刺。
特に戦国時代は名大社のウスイくんに勝るとも劣らない。
著書もあるので、いやそれ以上。
名古屋人がオーストラリア人に名古屋の戦国武将の歴史を教えて頂いた(笑)。
いい勉強になりました。

そして、優勝チームの発表。
優勝は「名駅」をテーマにしたチーム「Team Nature」。

彼ら彼女らの涙がその努力を証明していた。
頑張る若者の姿は美しい。
出社前の午前中に清々しい時間を過ごさせてもらった。

感謝!
そして、おめでとうございました。

映画「ザ・サークル」

この作品の評価を見ると必ずしも高いとはいえない。
意外と酷評が多かったりもする。
しかし、僕はこの映画は吸い込まれるように見続け、あっという間の120分。
面白かった。
そして、体が震えるくらいの恐ろしさを感じた。
(ちょっと大袈裟だけど・・・。)

近い将来、それも5年、10年ではなく、2~3年後を見据えた場合、現実的な要素は多分にあり、
自分たちの生活を脅かすような現実性も帯びているのではないだろうか。
このブログも一つだが、僕の生活において今やSNSは欠かせない存在。
朝、起きると必ずfacebookはチェックするし、連絡の手段もLINE比率が高まっている。
「いいね!」の数を意識しているわけではないが、多ければ嬉しいのは事実だし、
名大社スタッフブログでは「いいね!」の数が多いメンバーを表彰している。
異常と思える本作内の会社「サークル」とやっていることは同じ(笑)。

自分では違和感と思っていないことが、客観的にみると
相当違和感と捉えてしまうのが真実なのかもしれない。
この映画で描かれている世界は論理の飛躍ともいえる。
そこまではならんだろ!とは思えるがよりリアルに近づけることにより、
現実味を帯び立たす怖さがある。

そして、その世界に入りつつある自分は非現実を軽視しながらも、いいように操られていく。
それは僕だけでなく知らず知らずのうちに50代は50代なりの、
10代は10代なり手法で巻き込まれている。
主人公メイ・ホランド役のハマ・ワトソンが会議で発した言葉はまさにそれにあたる。
世の中を便利にする代償はとてつもなく大きいのだ。

この映画は2017年に公開されたことに意味がある。
5年前であればここまでの想像力は働かなかっただろうし、
5年後であれば過ぎた過去になっている可能性がある。
近未来を予測するに抜群の時代設定。
だからこそ余計に恐ろしい。
観るべき一本ですね。

主人公エマ・ワトソンはご存じの通り「ハリー・ポッター」のハーマイオニー役だが
いい感じで美しい女性になった。
子役って意外と伸びなかったりするけど、彼女の場合は期待を裏切らない成長の仕方。

そして、トップ役のトムハンクス。
味方によっては本作は悪役。
彼がここ最近、悪役を演じたことはあっただろうか。
昨年観た「ハドソン川の奇跡」も「ブリッジ・オブ・スパイ」も正義感溢れる役。
とても珍しい。
もし、スティーブ・ジョブズが観ていたら、怒り出すかもしれない(笑)。

きっと世の中の新興宗教はこんなふうに広がっていくんだろうな。
そんなことも感じた映画だった。