5月は不甲斐ない走り。
6月はどうかといえば、それほど大きくは変わらない。
しかし、なぜか気持ちが少し乗ってきた。
なんとなくヤル気モードになってきた。
東京のライバルはすっかりヤル気がないので、刺激にならない。
ただ、この名古屋地区のライバル、いや、ライバルと呼ぶのはおこがましい。
先輩というべきか経営者仲間というべき方々が刺激を与えてくれる。
経営者仲間のランニングチームが定期的に名城公園を走っているので、
先月はその仲間に加えてもらった。
1回だけだけど・・・。
基本的にはLSDで10km程度走るのだが、
終盤の追い込みが凄くとても追いつくことができない。
自分の無力さを改めて知らされた。
「もっと、やらねば!」という気持ちになってきた。
それが自分にとっていい刺激。
この季節は蒸し暑く走る環境に適しているとは言えないが、日の出が早いのがいい。
4時半には既に明るい。
朝型ランナーとしては嬉しいし、バタバタする出勤前も走ることが可能。
(あくまでも飲みに行っていない翌日です・・・)
そんな6月の走行距離は71km。
「な~んだ、大したことないじゃないか」と笑われそうだが、
梅雨の季節としてはまずまずではないだろうか。
7月さらに伸ばす自信はこれっぽっちもないが、気持ちだけはノリノリでいきたい。
そうそう、何年か振りに「いびがわマラソン」も出場する。
そして、久々にランニングシューズも買い替えた。
数年前は擦り減って一年持たなかったランニングシューズがここ最近は1年以上持ちこたえる。
単純に走行距離が減ったのが原因に過ぎないので、喜ばしいことではない。
ようやく今回買い替えることができた。
鮮やかなイエロー。
全く同じモデルの同サイズだが若干小さい気がするのは気のせい?
ネットで買うとこうなるのかな?
それはさておき、この7月もコンスタントに走っていきたい。
観ようかどうしようか迷っていたところ、
映画評論仲間(そんなのいるのか?笑)の薮さんが本作を絶賛するコメントをアップしていた。
思い立てば即行動。
早速、観に行ってきた。
その評価に値する観るべき作品であった。
監督メル・ギブソンの名前はすぐ憶えても、本作品名はすぐ忘れてしまう。
「え~っと、何リッジだったけ?」
となかなかタイトルが思い出せない。
この「ハクソー・リッジ」とは急な崖地の呼び名。
僕は全然知らなかったが、沖縄、浦添城址のことらしい。
もっと歴史を勉強せねばなりませんね(苦笑)。
ここで行われた太平洋戦争の沖縄戦を主に描いているのがこの作品。
その戦闘シーンを観るだけでも戦争の悲惨さは十分伝わってくる。
お互い何を目的に戦うのか明確な意図を見つけられないまま争いは続いていく。
ある意味、この作品の価値はここにあるのかもしれない。
反戦メッセージが強いわけでもない。
アメリカが正義で日本が悪者、もしくはその逆を描いているわけではない。
真実を少々オーバーではあるが、真摯に描いている。
一人の衛生兵の生き様が粛々と引っ張り出される。
感じ方はあくまでも観る者が受け止めるだけ。
その生き方に感動を覚える者もいれば、当時の決断に対し嘆く者もいるだろう。
だからこのこの作品には意味があるんじゃないかと中途半端な僕は思ってしまう。
武器を持たずに戦うことを貫いた主人公にアメリカは結果的に称賛を送るのだが、
その現実は常に過去を振り返ってからだ。
これからもそうなるのかな・・・。
それはともかく久々に映画を観ながら「アッ」とか「オッ」とか声が出てしまった(笑)。
それだけ驚かされるシーンが多かった。
そして、注目すべきは出演者。
主役のスパイダーマンも良かったが、僕が見惚れてしまったのがヒロイン役のテリーサ・パーマー。
いやあ~、美しい。
最近のお色気ムンムンの女優さんという感じではなく、
古き良きアメリカ映画に登場したような清楚な美女。
つい声を掛けてしまうのも分かる気がする。
とても良かった。
観ておきべき一本だと思う。
本当は昨日のブログで報告すべきだったが、
一昨日、深夜遅くまで反省会をしていたので書くことができなかった(笑)。
スタッフブログでコンドーが書いていたが、お疲れモードブログだったので、
ここで改めて報告したい。
27日に開催された「ジモト就職フェア×キャリタス就活フォーラム」は本年度最大規模で終了。
無事に4年目のコラボイベントを終了することができた。
ちなみにニムラは打ち上げの場で
「5年目が無事に終わった。5年一緒にやった意味があった。
この5年間がお互いの力だ!」
なんて、熱く叫んでいたようだ。
ディスコさんを巻き込んでの情熱は高く評価したいが、あくまでも4年目だからね。
肝心なところを間違えちゃいけないぞ(笑)。
ディスコさんとこの東海地区を盛り上げるためにスタートさせた共同企画も早や4年目。
この季節の大型イベントとして定着してきた。
参加企業は過去最高の140社(講演企業含む)。
今年の就職環境を反映しているが、ディスコ、名大社とも自信をもって提供。
イベント前の大学キャリアセンターとの名刺交換会も2年目を迎えた。
こちらもすこぶる好評。
2社のキャリアカウンセラーが隣合わせの会場でバトルを広げるワークショップも
学生さんにとっては役立ったようだ。
学生さんの顔が判ってしまうので、写真はちょっとボカシてみた。
そしてイベント本番。
正直なところ、不安も多かった。
参加企業は過去最大と喜ばしいが、果たして学生の動員はどこまで伸ばすことができるのか。
この売り手市場で、どこの就職情報会社も学生集客には頭を悩ましていた。
これは全国的にみても共通の課題。
140社の参加企業があるのに、もし学生が来なかったら・・・。
それを想像するだけで逃げ出したくなる(苦笑)。
そんな不安でいっぱいだったが、結果的には杞憂に終わった。
1000名近い就活生があちこちのブースを回り、積極的に話を聞いていた。
人気企業の人だかりは途絶えることはなかった。
ディスコ、名大社の両スタッフもホッとひと息をついたことだろう。
みんなが美味しいお酒を飲めたわけですね。
ただ多くの来場があればいいわけではない。
この場の出会いがキッカケとなって自分にとってのより良い就職先になればいい。
中には大手企業ばかり受けて上手くいかず悩んでいた学生も多いはず。
そんな学生がこのイベントで新しい発見があればいい。
勇気づけられ次の行動に移っていく。
そして、最終的には・・・。
そんな経験もなかなか、いいじゃないか。
2社間の信頼関係も高まり、手を取り合って仕事を進めていくのもいい。
お疲れ様でした。
今日からはライバルだけどね(笑)。
今週は梅雨らしくどんよりとした天候が続きます。
ガッツリ肉でも食べて精でも付けたいところですがそんな気分でもありません。
サッパリとそれでも食べごたえのある食事をしたいものです。
会社から北に向かい、錦通り沿いにあるオフィスビルにそれらしいお店を発見しました。
魚が自慢のお店のようです。
新鮮な魚といえば、北陸や伊勢、静岡あたりを連想しますが、そうではありません。
なにわの味だそうです。
なにわでイメージできる食べ物といえば、
串カツ、お好み焼き、たこ焼きです。
魚は遠い存在のような気もします。
それを確かめるためにビルの地下にある「うお徳」さんに入りました。
「いらっやいませ~、カウンター席へどうぞ!」
関西弁ではありません。
ランチメニューがいくつか並んでいます。
ここは名物であり、先頭に書かれている定食をオーダーしなければなりません。
他のメニューも気になるところですが、
「すいません、名物たいめし定食をお願いします。」
続々とお客さんが入店してきます。
「すいません、刺身定食をください。」
「あっ、僕も・・・。」
「私はたいめし定食で・・・」
あるグループは刺身定食に軍配が上がりました。
しばらく待っていると左隣に女性の一人客が座ります。
「刺身定食を頂けますか?」
「ほ~、刺身定食は人気なんだ・・・」
と隣とチラチラ眺めながら感心しています。
「お待たせしました。たいめし定食です。」
たいめし定食 750円
「おお~、なるほど、こんな感じなのか・・・」
想像していたのとは少し違いますが、期待が持てそうです。
アップにするとこんな感じです。
どこからどこまでが鯛なんでしょうか?
写真だけでは分かりずらいかもしれません。
初めて食べる味。
どんどん箸が進みます。
「いいぞ、いいぞ、なかなかやるじゃないか。」
つい、いつもの(といっても久しぶり)言葉が出てしまいます。
丼を掴み豪快に食べていると右隣にまた女性客が一人座ります。
「あの~、刺身定食をお願いします。」
「なんだ、なんだ、この刺身定食比率の高さは・・・」
心の中で呟きながら、左隣の女性客に運ばれた刺身定食を覗き込みます。
「お~、そうきたか、なかなか、やるじゃないか。」
この日は同じセリフを連発してしまいます。
5種類ほどの刺身が並んでいるのでしょうか。
次回はこれを注文しなければなりません。
たいめし定食も美味しくいただきました。
早く晴れた毎日を過ごしたいものですね。
ごちそうさまでした。
この類の書籍は定期的に読むようにしている。
定期購読している「日経トップリーダー」も”破綻の真相”を真っ先に読む。
自社が危ないとか、他人の失敗を喜ぶのが理由ではない。
他社の失敗を反面教師として捉えることが目的。
自分に驕ることなく、常に客観的な視点を持つことが必要。
(驕るような成功体験もないけど・・・笑)。
本書では誰でも知っている大手企業から
業界内では一定のポジションを築きながら消えていった企業が並ぶ。
倒産までの事例がずらりと紹介されている。
自分のレベルは棚に上げて言えるのは経営者の能力不足がその原因。
戦略ミス、無駄な投資、事業に対する驕り、財テク失敗、構造不況の影響・・・。
失敗の事例は様々だが、すべて経営者の判断がそうさせているのは間違いない。
中には時代の変化に対応しきれず淘汰されている企業もあるが、
世の中には上手く事業変換している企業もあるので、それは言い訳に過ぎない。
今は無責任に読んでいる立場だが、いつ何時、そちら側に立つことはあり得る話。
そうならないためにも失敗の理由を学ぶ必要がある。
僕は会社の若手にはどんどん失敗しろ!と言っている。
それは自己の成長に繋げるために通るべき道のり。
若手が失敗したところで会社の経営が揺らぐことはない。
だから許される。
しかし、僕の失敗は別だ。
酔っ払って人に迷惑を掛けた程度ならいいが、
(いや、それも状況によってはダメ・・・苦笑)
僕の失敗は致命的なケースも考えられる。
自分のエゴが、自分の過信が、
自分の強欲さがそうさせることはいつだって可能性はある。
それは少しでもなくすために失敗事例も学ばねばならない。
と同時に成長戦略も描かねばならない。
そう考えると経営者は重要なポジション。
今頃、気づいてどうする(笑)。
本書は失敗事例が簡潔にまとめられている。
読みやすいのはいいが、
もう少し深堀してもらえるとより緊張感が増すのではないだろうか。
気がつけば来週いっぱいで一年の半分が終わる。
時間の流れるのは早い。
そして、今週も瞬く間に過ぎた一週間だった。
久々に月曜から金曜日まで飲み会が続いた。
結構、深く飲んだので昨日は休肝日にしようと思ったが、
意志が弱くついつい飲んでしまった(笑)。
「今日は休肝日にします。」
宣言!! キッパリ!!
その今週を振り返ってみる。
水曜日は今年入社した新人3人と飲みに行ったのだが、
それ以外は経営者との会ばかりだった。
月曜日はロータリーの懇親会。
当然、ほとんどが経営者。
あまり仕事の話はしないが、多くの先輩から過去を学ぶのは貴重。
火曜日は夜、名城公園をランニング。
この地区では誰でも知っている経営者と一緒に走らせてもらった。
あんなに気軽に走っていいのかと僕が心配になるが、
ご本人はあまり関係なさそう。
ランニングの後は焼肉。
10km以上走ったので、気兼ねなく飲み食いができる。
これも貴重な経験。
木曜は同業経営者と中日ビルビアガーデン。
中日ビルには20年、通っていたがビアガーデンはなんと初めて。
これも悪くない。
業界の先輩と新進気鋭な若手経営者。
そして繋いでくれた研修会社。
名前を明かしても問題ないと思うが、許可を取っていないので明かすのは止めておく。
こんな飲み会があるなんて、業界関係者はビックリするだろう。
調子に乗って3軒も行ってしまった(笑)。
そして、金曜日。この日は東京。
午前中はパフ釘崎社長の会社で真面目な話。
どんな内容かはまた改めて披露したい。
午後は新しい人材ビジネスを展開する若手経営者と打ち合わせ。
夜も同業の先輩経営者と飲みながらこれからの話。
結局、ギリギリで名古屋へ帰ることになった。
こうして一週間を振り返ると大事な仕事はほとんど夜。
飲んでるだけでしょ?と多くの方に疑われるかもしれないが、
これは僕にとっては重要な時間。
僕より10歳以上の若手から20歳年上の大先輩まで幅広い経営者と語り合った。
こうした積み重ねで少しずつ自分ができていく。
体が持つ限りこんな時間をこれからも過ごしていきたい。
そのうち倒れるかな・・・(笑)。
現在僕は51歳。
僕より3年後に誕生した名大社は11月で48歳を迎える。
昨年もこの時期に会社の歴史についてブログを書いた。
1年前から何か進んだかと言えば何も進んでいない。
日々の業務に追われているのとまだ先のことということから
言葉だけで行動には移せていないのが実態。
しかし、そろそろ本格的に動かなければならなくなってきた。
実際はもう少し先でもいいのだが、
準備は本格化させないと気付いた時にドタバタしてしまう。
所属する加盟団体も60周年に向かて動き始めたことだし・・・。
記念誌の責任者になってしまったこともあり、こっちも結構大変(苦笑)。
さて、50周年を迎える2019年11月。
一体何をすべきか・・・。
自分の中で妄想している。
歴史を振り返り、未来へ繋ぐ意味で社史は必要になる。
僕が知らない名大社があるということは下の世代はもっと知らない。
いい面、悪い面含め歴史は知っておかねばならない。
徐々に準備し始める社史は未来を築くためにも必要。
まずは自分の世界から語っていくつもり。
そして、50年を迎えた年は何をすべきか。
会社が健全であることが前提だが(笑)、盛大なイベントを行いたい。
極楽モード社員旅行の年だが、超極楽モードにしてみるか。
それとも旅行自体を止めてしまって、ド派手なパーティーでも行うか。
人気アイドルに来てもらうのもいい。
(そうでもないか・・・)
一流ホテルの大宴会場を貸し切り、
全国の有名料理店の露店を並べビュッフェ形式での食事会。
社員の家族全員を招き、独身者は彼氏、彼女も招待し、日頃の感謝を述べる。
パートナー、ブレーンにも出席してもらい一緒になって周年を祝う。
過去のCMを全部繋いで流し時代を感じてもらう。
どっかのオジサンに歌を作ってもらい弾き語りで歌ってもらう。
カリスマハゲ社長に特別なG-SHOCKを作ってもらいクライアントに配る。
どんどん妄想が湧いてくる。
どこまでやれるか、やるべきかはこれから考えていくことになるが、
それも来年には具体化しなければならない。
もっとマジメな取り組みもしなければならないが、
どうしても楽しめる方向ばかり考えてしまう。
50周年に向けて考えること。
何かいいアイデアはあれば、ぜひ、提供してもらいたい。
先週の食べ物ブログをアップした後、
師匠から唐揚32個にチャレンジするようにと指示がありました。
ヤル気満々で過ごしていたところ、こんな連絡も入ります。
「最近の食べ物ブログに名古屋メシが全然登場しないじゃないか!」
読書からのお叱りです。
そうです。
この食べ物ブログには全国、いや海外も含め30万人の読者がいます。
名古屋らしさを期待する声も多いのです。
ここはその期待に答えねばなりません。
名古屋と言えば・・・。
その代表格はひつまぶし。
会社から徒歩1分も掛からない場所にある「一冨士」さんに行ってきました。
会社から近いのですが、敷居の高さを感じなかなか足を運ぶことができませんでした。
しかし、ここは全国30万人の読者のために
(ちょっとクドいですね・・・笑)
行かねばなりません。
店内は歴史を感じる佇まい。
格調の高さを感じ、店内は意外と静かです。
なんと創業は大正12年らしいです。
「あの~、櫃まぶしをください。」
ここはメニューに書いてある通り、漢字言葉で言わなければなりません。
少し低姿勢であることも重要です。
しばらくすると運ばれてきました。
「おまちどうさまでした。櫃まぶしです。」
櫃まぶし 2600円
鰻の値段が高騰している昨今の割には、値段は抑えられています。
それも伏見という一等地の割にはお値打ち感があるような気もします。
これは東京、いや海外からお越しになるお客様を連れて行けねばならないなと頭を巡らせます。
一杯目はそのまま、二杯目は海苔とネギ、山葵を乗せて頂きます。
三杯目にお茶漬けにしようと思ったところ、あることに気づきました。
だし汁がありません。
「すいません、出汁はないんですか?」
「別料金になりますが、よろしいですか?」
「あっ、そうなんですか。おっ、お願いします。」
と少し動揺しながら注文します。
出汁が別料金のお店は初めての経験です。
会計時に計算するとだし汁は100円でした。
お茶漬けが嫌いなお客さんのことを考えれば、この方が合理的なのかもしれません。
少しだけ納得しました。
鰻はふんわりと上品な味わい。
もっとお客さんが入っても良さそうな気もしますが、
そこはあまり気にしていないような感じです。
余裕でしょうか。
ツマミの類も結構あるので、夜にお邪魔するのもいいでしょう。
ごちそうさまでした。
静かに流れていく映画。
ほとんどが寒々しいどんよりとした風景。
主人公のリーは不愛想で喧嘩っ早い。
映画全体を包む悲しげな雰囲気が何か過去を予感させる。
それがひとつの死を機会に紐解かれ、人間模様が表層化していく。
現在と過去が入り混じるシーンの連続。
リーが背負ってきた過去が次第に明らかになる。
なぜリーが喧嘩っ早くて、人に対して一定の距離を持つのか・・・。
段々とリーに対して感情移入していく。
妙に真面目な表現をしてしまったが、そんな映画。
アカデミー賞に6部門ノミネートされたとか、
マット・デイモンがプロデューサーだとか話題性はあるが、
名古屋では地味に公開されている。
テーマが重いせいか、派手な盛り上がりはみえない。
それでいいと思う。
観る観客を選ぶ映画だし、感動どころも人によってマチマチ。
派手な演出があるわけでもなく、悲しいドラマだが泣かせるシーンがあるわけでもない。
静かに静かに映画は流れていく。
そして、静かに映画は終わる。
ラストシーンは「えっ?」と思う人もいるかもしれない。
しかし、これが正しい終わり方できっと日常なんてこんなもんだ。
洋画の場合、超大作に振り回されることが多いが、僕はこんな地味な映画の方が好きだ。
何も考えずエンターテイメント性だけを追求するのもいいが、
映画が終わった後、しみじみ考えるのも悪くない。
父の死を思い出してしまった。
海外の俳優については全然詳しくない。
「あ~、どっかで見たことあるぞ・・・」という程度で名前と顔は一致しない。
本作もそんな感じだったが、一人だけ見覚えある俳優が出演していた。
端役での登場だったが、80年代活躍していたマシュー・ブロデリック。
当時は主役を張る人気俳優だったが、この作品ではちょい役。
随分と丸いオジサンになってしまった。
今、ギラギラした中年役で映画界を引っ張る俳優と比べ、残念だが見劣りする。
歳の取り方は難しい。
変わらないのもダメだが、変わりすぎるのもダメ。
映画の良し悪しとは関係ないがそんなことも感じてしまった。
まあ、いろんな楽しみ方ができるのも映画。
さて、次は何を観るかな・・・。
なにも予定のない土曜日の朝が好きだ。
大概は何らかの予定が入っていて自由にならない時が多いが、
何もない時は嬉しい。
昨日はそんな土曜日だった。
6時半から10kmランニングし、シャワーを浴び朝食をいただく。
その後はフリー。
縛られることはない。
爽やかで癒し系の音楽をYouTubeで選び、Bluetoothでスピーカーに繋げ聴く。
新聞を読んだ後は雑誌を気分のままにパラパラとめくる。
手元にあっても週末じゃないと読めないことが多い。
最近、楽天マガジンの購読も始めたので、テキトーに雑誌を選びiPadで読む。
パラパラめくるのではなく、シュッシュッとページを送る。
普段読むことのないナンパな週刊誌も嫁さん気づかれないように読んでみる。
肝心な写真がカットされているのは残念(笑)。
リビングのソファーに座り、そんな時間を過ごすのはとても贅沢で優雅。
朝は窓から心地いい風が入ってくるので気持ちもいい。
誰にも文句を言われないし、時間を気にする必要もない。
毎月送られてくる「VISA」。
沢木耕太郎氏のコーナーもいいが、
今回、良かったのは作曲家の佐藤直紀氏のインタビュー。
初めてお顔を拝見。
自分が抱いていたイメージとはまるで違う。
もっと厳しい顔つきの作曲家と思っていた。
有名なのは「龍馬伝」とか「海賊とよばれた男」だと思うが、
僕にとって一番印象的なのはドラマ「ハゲタカ」のテーマ。
「タ~♪タ~♪タ~♪」というメインテーマで思い出したファンも多いと思う。
これじゃ、わからんか・・・(笑)。
あれもいい曲だった。
一人悦に入りながらそんな時間を過ごす。
自己満足極まりないが幸せな時間。
時々眠くなるもよかったり・・・。
しかし、この自分だけの贅沢な時間はある瞬間に途切れることもある。
嫁さんがおもむろに掃除機を取り出し、グオーンという響きと共に掃除を始める。
ソファーにのん気に座っている姿はただの暇人としか思えないのだろう。
「掃除の邪魔!」と一言言われ、僕はいそいそと自分の書斎へ逃げていく。
まあまあ、長い時間は許されないですね(笑)。
それも含め、何も予定のない土曜の朝は自分にとってステキな時間。
来週は何か予定はあったかな・・・。