これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし 伏見シリーズ その19

少し反省しています。
ここ最近の食べ物ブログは面白いことを書かなければならないと強迫観念に迫られ、
小さな話を無理矢理大きくしようとしていました。
その無理が読者にも見透かされてのでしょう。
厳しいコメントを頂くこともありました。

本来、食べ物ブログの目的は美味しさを伝えること。
その美味しさを通し、
この地区のビジネスマンに元気を与え、会社を活性化させることを目的としていたはず。
なんとなく名大社の理念に似ていますね。

それが人気食べ物ブロガーとおだてられ、
すっかりその気になり本来の目的を忘れてしまいました。

ここは軌道修正せねばなりません。
シンプルに美味しさを追求する原点に戻らなければなりません。
写真点数の多さで稼ぐようなことはしない。
必要最小限の写真で十分なのです。
自分の強みを活かし、正々堂々と勝負するのみです。
ドンドン!!

この日は幸いに二日酔いでした。

おっ、いきなり強みが出てきた感じ(笑)。

こんな日は体が味噌煮込みうどんを求めます。
たっぷりと一味唐辛子をかけ汗をかけば二日酔い吹き飛びます。
しかし、意外と味噌煮込みうどんを食べさせるお店が少ないのが伏見。
名古屋の有名店もありますが、今回、出番ではありません。

迷った末に会社の南東にある「千」さんに行ってきました。

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ここは美味しい讃岐うどんを食べさせてくれます。
そして、人気があるのがカレーうどん。
これで二日酔いを飛ばそうという新手の作戦です。

「すいません。カレーうどんセットをください。」
「ご飯は炊き込みご飯か白いご飯が選べますが、どちらにしますか?」
コスパを考えれば炊き込みご飯を選ぶのが正解です。
しかし、向き合うのはカレーうどんと二日酔いです。
「白飯でお願いします。」
普通のご飯とか、白いご飯と言ってはいけません。
ここはキッパリとシロメシと言うのです。

カレーうどんセット 840円

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「お~、きたきた、この感じ。なかなか、やるじゃないか」
このセリフはどんな状況とあろうと忘れてはいけません。
そこに一味唐辛子を大量に投入します。
甘みを感じるカレーうどんが瞬く間に激辛カレーうどんに変化します。
その辛さと甘さのシンクロ状態が堪らなく体に響いてきます。

「お~、いいじゃないか。この二日酔いが抜けていく感じ。」
痺れた舌を白飯で調整しながら、食べ進めます。
食べ終わる頃には二日酔いは消えていました。

原点回帰の食べ物ブログとさっぱりと汗をかいた状態に満足し、お店を出ました。
ごちそうさまでした。

映画「LION ライオン 25年目のただいま」

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映画であるのは間違いない。
しかし、時折、ドキュメンタリーを観ている錯覚に陥る。
それは実話を基に製作された作品というのが大きな理由だが、
冒頭の美しい蝶(ひょっとして蛾?)が舞うシーンからグイグイと引き込まれていった。

僕は映画のちょうどいい長さは120分だと思っている。
90分だとちょっと物足りない。
2時間を超えると集中力が切れだれてくる。
これは観る側のスキルのなさ?かもしれないが、そう思う。
本作は119分なので、映画の長さとしては理想的。

しかし、個人的に感じたのはもう少し長くして描くべきシーンを描いたほうがよかった。
もしくは余分なシーンを省いてまとめてもよかった。
あくまでも主観でしかないが、そんなふうに感じてしまった。
どこのシーンかは忘れてしまったけど(笑)。

こんな書き方をすると作品を否定しているように思えるが、
今年観た洋画の中では今のところベストな映画。
泣かせどころの演出にまんまとはまり、ウルウルとしてしまった。
絶対、こんな展開だなと冷静に判断しても引きずりこまれてしまう。
そして、よかった、よかったと安心して喜んでしまう自分がいる。
観る者の心を優しくしシアワセにさせる映画。

この作品のキーマンはニコール・キッドマン扮する養母だという人は多い。
確かにその寛容性は日本人には考えにくい。
親としてそんな関わり方もあるのかと関心させられる。
あんなセリフはとても常人では言えない。

(このブログはネタバレをしないように慎重に書いています。
場合によっては意味不明と思われる表現があるとは思いますが、
それは読者のためとご理解下さい(笑)。)

しかし、それが人を育て、人を傷つける。
主役であるサルーは間違いなく何万人に一人の幸せ者だろう。
だからこそ、悩み苦しみ、自分なりの解を見出していく。
僕や自分の周りではとても想像できない。
インドでは今でも年間8万人が行方不明になる当たり前の話らしいけど・・・。

それにしても主役サルーの子供時代を演じるサニー・パワール君は素晴らしすぎる。
演技をしているのか、ありのままの姿なのかわからないくらい本物だ。
これからどんな大人になっていくのだろう。
やっぱり髭もじゃになるのかな・・・。

最後の最後までこの作品のタイトルの意味が分からなかった。
これは映画を観た人の共通な疑問。
そして、最後の最後に初めて理解する。
あ~、なるほどね・・・。

理由を知りたい方は是非、劇場へ(笑)。

オン、オフごちゃまぜな週末

先週金曜の午後から東京出張。
同業者と地方就職サイトの次年度対策の話し合いを行った。
少しずつでも新たな展開を図っていきたい。
この日はそのまま宿泊。

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昭和の香りのするスナックにも連れてってもらった。
土曜日の朝は久しぶりに皇居をランニング。

当初は一人で走るつもりたっだが、
東京のライバルであるパフ釘崎社長をお誘いすると「世界一ヒマだからいいよ!」とのこと。
ホテルに7:30に待ち合わせ、スローなペースで情報交換をしながら皇居を一周。
まだ桜も残っており、気持ちのいい朝。

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そのまま築地に向かう。
築地市場は9時前でも人、人、人。
ほとんど外国人だがかなりの賑わいよう。
「すしざんまい」には行列ができていた。
暇そうでなく満席でない寿司屋を選び、ビールで乾杯。

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朝から飲むビールは美味い。
それも運動後のビールは美味い。
寿司を肴にいい気分を味わう。

ここで釘崎社長と別れ、ホテルに戻りシャワーを浴び、チェックアウト。
午後からの予定に向かう。
午後は銀座でファミリービジネスアドバイザーフェロー会の合同会議。

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僕はいつの間にか2期生の幹事に任命され、合同会議の出席を求められていた。
ここでは今後の在り方をメンバーで熱く語り合った。
課題は多いが有意義な議論ができたのではないだろうか。

夕方は5期生の方と顔合わせを行い、そのまま懇親会へ突入。
何故か中締めを依頼され、名古屋人らしく「名古屋ナモ締め」で会を〆る。
東京でもナモ締めが席巻しそうな予感(笑)。
新幹線でハイボールを飲みながら一日を反省。

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知らない間に寝ていた。

昨日の日曜日には大切なクライアントの会社説明会。
午前、午後に行われた説明会で、僕は講師としてこれからの就活について語らせてもらった。
タイトル「地元でイケてるシューカツをするために大切なこと」。

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次の予定まで時間があったため、ミッドランドスクエアシネマで時間を潰す。
そして、夕方からは家族との時間。
娘の二十歳の誕生日と息子の高校入学を名古屋マリオットアソシアホテルで祝う。

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娘もお酒が飲めるようになった。
理想は一緒にグラスを傾けながら将来について語り合う事だが、そんな簡単ではない(笑)。
表面的な会話で終わってしまうが、それもいいこと。
僕はいつものように自分勝手に飲み、いい感じで酔っ払う。

そんなふうに過ごした週末。
あれこれと慌ただしく、ゆっくりする時間はなかったが、そんな週末もいい。
のんびりする時間なんて、たまにあればいい。

オンもオフも忙しいのが一番。
今日からの一週間も忙しくしていきましょう。

父親のこと その2

僕は小さい頃から、父親と親しい方にこんなことをよく言われた。
「お父さんは立派な人だから、テッちゃんも頑張りなさいね。」
大きなお世話だと感じていた。
口には出さなかったが、「アンタは頑張ってるのか?」と思っていた(苦笑)。

それだけ周りは父のことを評価していた。
信頼の厚い人だった。
仕事以外にも地域のために貢献していた。

僕が26歳の時に統計調査の実績が認められ藍綬褒章を授与された。
その11年後には瑞宝単光賞も頂いた。

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それは今も実家に飾ってある。
この賞は父にとって大きな財産であり誇りであろう。
しかし、それを自慢げに喋ったり、ひけらかすような人ではなかった。

今は残念でならないが、僕は父親と人生のことや仕事の話はほとんどしたことがない。
それがないまま、逝ってしまった。
今更、後悔しても何もならないが、そう思った時には口を利けない状態だった。

昨年の盆明けに倒れ、半年間の入院生活をし亡くなった。
お見舞いに行った時も気の利いた言葉は掛けてやれなかった。
親不孝な長男だったと思う。
僕は父親の背中は見てきたが、多くのことは語らず仕舞いでその関係を終えた。

父も自分の父を早くに亡くしているため、僕への接し方を戸惑っていたのかもしれない。
僕は不思議と父親に叱られた経験がほとんどない。
一方、弟や妹はかなり父から叱られていたようだ。
特に弟は厳しい父親像を描いていたのだろうが、僕にとっては物静かで穏やかな父だった。

僕の将来についても何ひとつ言わなかった。
本当は実家で仕事をして欲しかったと思うし、就職は農協あたりが希望だったはず。
期待を裏切ったのは確か。
しかし、僕の選択に文句ひとつ言わなかった。

その点でも親不孝なのかもしれない。
そして、何の親孝行もできないまま、逝かせてしまった。
今の住まいから車で1時間半も掛からないのに、頻繁に顔を出すこともなかった。
結婚した頃は月1度は顔を出していたが、徐々に減っていった。
それでも僕の家族のことは気にしてくれていた。

死後、身の回りのものを整理していると父の日記を兼ねた手帳がでてきた。
そこには父らしく、天候のことや農作物のことが多く書かれていた。
それと同じだけ子供、孫のことも書かれていた。
家族で遊びに行き、一緒に食事をした時のことなど、克明に書いてあった。

一年ちょっと前の手帳には僕の息子のことも書かれていた。
「りんくんが野球部のキャプテンに選ばれた。みんなの信頼も厚いようだ。」
そんなことが書いてあった。
その時は何気ない会話をしただけ。
それは父にとっても嬉しく、記録に留めておいたのだろう。
僕らへの愛情を感じた文字だった。

四十九日の法事を終えた後、母親と妹に聞いた。
「俺はお父さんにとって、ダメな長男なんだろうか?」
妹が言った。
「そんなことないよ。
お父さんはお兄ちゃんが新聞に名前や記事が載った時には嬉しそうに切り抜いていたよ。
喜んでいたよ。」
母親は聞きながら頷いていた。
父親からは直接そんな話は一度も聞いたことがなかった。
しかし、その場面を思い浮かべるだけで、こみ上げるものがあった。

いかん、まだ、終わらない。
続きは来週。
ほとんど自己満足ブログになりそうだけど・・・(笑)。

クランボルツを学ぶ

これでも僕はキャリアカウンセラーの有資格者。
右のプロフィール欄にも書いてあるCDA。
名古屋のカリスマキャリアカウンセラーと呼ばれていた時期もあった。
(これはウソです・・・笑)

最近、キャリアカウンセラーは国家資格にもなり、
移行手続きさえすれば僕も国が認めるキャリアコンサルタントになるわけだ。
しかし、その手続きに必要な「合格証明書」が見つからない。
なぜ、CDA認定証や会員証じゃダメなんだろうか。
う~ん・・・。

それはさておき、キャリアカウンセラーになるには一定レベルの知識が必要となる。
僕も当時(13年前)には結構、勉強した。
理論家の考えも理解した。
スーパー、ホランド、シュロスバーグ、そしてクランボルツ。
(CDAはクルンボルツと呼んでいたけど)

その理論家の中で一番しっくりしたのがクランボルツ。
彼の理論が僕にはもっとも当てはまった。
「プランド・ハプンスタンス・セオリー(計画された偶然論理)」はまさにそう。
僕のキャリアを振り返ってもその連続と言える。
だからこそ自分自身の説得力にもなった。

前置きが長くなった(笑)。
僕が今日ブログで書きたいのは一昨日行われた海老原嗣生氏のセミナーのこと。
クランボルツの理論の読み解き方を分かりやすく話して頂いた。
海老原氏の著書は何度かこのブログでも取り上げている。

参考までに紹介すると、
「お祈りメール来た、日本死ね」
「就職に強い大学・学部」
「学歴の耐えられない軽さ」

といっても3冊だけか・・・。
もっと書いていたと思ったのに(笑)。
パフ釘崎社長やジオコス伊藤社長を通じてお会いしたこともあった。
鋭い切り口で本質をつく方だった。

その海老原氏のセミナーが名古屋で行われたので、
名大社のキャリアコンサルタントのウスイと出掛けたのだ。
結果的に言えば、僕がズバリの正解を答え、ウスイが海老原さんを「お~」と唸らせてた講演だった。
いや、違う。
それは2人が思っているだけのことで、講演の内容とはほとんど関係ない。
関係なくはないがどうでもいい(笑)。

いかん、いかん、講演の中味に入る前に相当量書いてしまった。

夢が叶うのも叶わないのも、クランボルツが掲げる5つのスキルが重要という。
好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心。
この5つをどう結びつかせるかで、その夢への一歩は大きく変わる。

なぜ「タカアンドトシ」は成功し、「日本エレキテル連合」は消えて行ったのか。
お笑いコンビを例に夢のかなえ方の話は見事だった。
その他にも腹落ちする内容が多かった。
たいした能力のない僕が、なぜこのようなポジションで仕事ができているのかも
クランボルツの理論に完全にマッチしている。

キャリア理論に詳しくない方は何を言っているか理解できないかもしれない。
それはこのブログのとりとめのなさのせい(笑)。
すいません・・・。

しかし、重要なのはこれ。

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次に向かうためには自分自身を消化させなければならない。
積み重ねることで夢は近くなる。

夢は叶わないことがほとんど。
しかし、やり方次第で結構、叶う。
こだわりすぎず、何でも受け入れることも必要。
そうすれば、見つかることもある。
見つけるのではなく、見つかる。

きっとキャリアとはそんなもの。
それをクルンボルツが教えてくれた。

貴重な講演、ありがとうございました。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その18

名古屋のお肉の名店といえばスギモトです。
以前も会社の近くにオープンした「焼肉スギモト HOUSeN(ほうせん)」さんを紹介しました。
かなりいいお肉を頂きましたが、敷居が高すぎました。
読者から「おい、たまたま行ったからといって、エラそうにするな!」とお叱りも頂きました。

また、普段からあんないい食事をしていると誤解も受けました。
「名大社の社長は社員をこき使って、自分だけ美味いもん食って喜んでるぞ!」
とヒソヒソ話も聞こえてきました。
「いやっ、皆さん、違うんです。これは仕事なんです。
人気食べ物ブロガーとしての職務を果たしてるだけなんです・・・。」
「オマエは何者じゃあー!!」
段々と収拾がつかなくなっています。
これは何とかせねばなりません。

決して回し者ではないですが、再びスギモトさんにお邪魔することにしました。
今回は本町通り沿いにある「スギモト本店」です。

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創業明治33年の老舗のお肉屋さんです。
夜は高級で伺うことはできませんが、ランチタイムは比較的、お値打ちに提供しています。
僕がお店の前で写真を撮っているとサラリーマングループが間を縫ってお店に入店しました。
その後に続く僕はそのグループの隣のテーブルです。

「さて、今日は何にするかな?幕の内弁当もハンバーグもありきたりだし・・・」
隣のグループが注文をしています。
「僕はビーフカレー」
「私も・・・」
「私はビーフカレー大盛りで」
「大盛をもうひとつ」
「いや、ビーフカレー大盛りをもう一つね」
全員がビーフカレーを頼んでいます。

そういえば飛騨牛のビーフカレーはレトルトで食べたことがあるな。
松坂牛のビーフカレーとどう違うんだろう?
隣のテーブルの会話を聞きながら、どうしようか迷います。

「お客様、どうされますか?」
「え~っと、ビーフカレー大盛で・・・」
その時に思い出しました。先週はカレービュッフェ。
しばらくカレーは必要ないと書いています。

「すいません、違います。え~っと、どうしよかな?ステーキを頼むとまた読者から叩かれるな」
明らかに動揺しています。
「え~っと、え~っと、あっ、生姜焼きをください」
これなら庶民的な雰囲気もあり、バッチリです。
クレームも置きません。

「おまちどうさま、牛ヒレ生姜焼き膳です。」
生姜焼きは豚の生姜焼きしか知りません。
完全に血迷って見落としていました。

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メニューを改めて読むとしっかりと明記しています。
「いかん、これではまた、エラそうな奴と思われる・・・」

牛ヒレ生姜焼き膳 1600円

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恐る恐る食べ始めます。
「美味い、これは美味い。その辺の生姜焼きとは全然違うぞ・・・」
すっかり読者のことは忘れています。

そして、久しぶりに井之頭さんにも変身します。

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人気食べ物ブロガーの道は険しいです。
世の中、思い通りにはいきません。

次回はエラそうに思われないようにビーフカレー普通盛にします。
ごちそうさまでした。

それぞれの成長

先週から新入社員が3名入社し、会社の雰囲気も一層、明るくなった。
金曜日は花見の予定だったが天候が悪く、急きょ、セミナールームでの「お部屋見」に変更。

桜の映像とブルーシートでそれなりの雰囲気を作り、盛り上がることができた。
たまにはこんな感じで飲むのも悪くない。
こういった少しずつの取り組みが一体感の醸成に繋がる。

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桜の命ははかなく、日曜日に近くの公園を走った時には既に散り始めていた。
雨の影響も強いと思うけど・・・。

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この4月は新たな旅立ちや人としての成長を感じる時期。

今日は娘の二十歳の誕生日。
気がつけば成人、大人である。
最近は顔を合わすことも減り、すれ違いの生活。
大学、バイト、サークル、遊びと飛び回り、ほとんど家にいることはない。
嫁さんは心配なようだが、僕はそれでいいと思っている。
できるだけ忙しい日々を送り、充実した毎日にすればいい。
今、やれることを懸命にやればいい。

息子も高校に進学し、電車で通学する毎日。
僕よりも1本早い電車。
親と一緒になりたくないという気持ちが強いだろうが(笑)、朝早いのはいい。
そのうち部活が始まるともっと早起きになるだろう。

こう思うと知らず知らずのうちに子供たちも成長している。

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こんな時期があったなんて・・・。
(叱られそうなので、ほんの少しだけボカシてみた。)
昔は家族でよく旅行をし写真も撮ったが、最近はまったくなくなった。
今は憎たらしいことしか言わないが、こんな可愛い頃もあった(笑)。

それでいいのだろう。
少しずつではあるが、一歩一歩、自分の道を歩み始めている。

娘が大人になるということは、僕も少しずつ解放されていくということ。
大人の世界へようこそ!
お互い頑張っていこうじゃないか。

本人に直接言うことはないかもしれないけど・・・(笑)。

映画「ムーンライト」

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今年のアカデミー作品賞受賞作品。
僕が海外の作品賞を観ることは珍しい。
大学時代は義務的な面も含め観ていたが、どうも感覚が異なる作品が多かった。
思うように感動しなかったのだ。

僕の文化レベルが低いだけかもしれないが、
揺さぶられる作品が少なかったのは事実。
そんなことを思うとこの映画は実にレア。
アカデミー賞の発表で名優が間違えて読んでしまったことも
少なからず影響しているかもしれない(笑)。

この作品ほど、先が読めない映画はなかった。
どんな映画でもある程度先行きが読め、結論をイメージできるわけだが、
(外れることも多いけど・・・)
本作はどんな展開になるかは全くみえない。
先は全然分からなかった。

それは人種や文化の違いもあるだろうが、
映画が持つメッセージに僕がついていけなっただけのこと。
それだけ複雑で情緒的だ。

この映画のポスターをよく眺めてみると一人の人物でないことが分かるはず。
それぞれの年代を生きている証明なのだが、当然、同一人物ではない。
(映画上は同一人物だけど・・・)

しかし、その繋がり感は見事であり、
その肉体の変化を含め生き様はひとりの人物である。
僕の意味不明な表現は映画を観れば納得できるはず(笑)。
映画のテーマが新しいとはいえないが、
そのカメラワークや展開手法は新たな世界を築いている。
そんなふうに思ってしまった。
偉そうだけど。

この映画を観ながら、世界は違うが「愚行録」を思い出してしまった。
関係性において近いとも感じる。
そして、イジメや育児放棄で与える影響は万国共通。
ひ弱な日本人も屈強なアメリカ人も関係ない。

育つ環境が悪ければ、子供は健やかには育たない。
筋骨隆々の黒人だがらタフというのは先入観にすぎない。
どんな人種だろうと悩みは常に抱えている。
それを知りえただけでも本作を観た価値はある。

これからはとても難しい時代。
だからこそ純粋に懸命に孤独と戦い生きなければならない。
そのことをムーンライトが教えてくれた。

父親のこと その1

先週は父親の四十九日の法要。
実家でご住職にお経を唱えてもらった。
会食後、喪主である僕からの挨拶。
自分では縁戚者に対して、素晴らしい挨拶ができたと思った。

席に戻ると嫁さんに一言、言われた。
「山ちゃん、長い!」
自分で思うことと相手が感じることは違う(笑)。
そんなもんだ。
ようやく少し落ち着いたので、父親のことを書いてみたい。

父 山田直司。2月16日、82歳の誕生日を目の前に亡くなった。

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翌日の中日新聞岐阜版には死亡記事が掲載された。
地方版ではあるが、新聞に名が載ることで父親の偉大さを改めて実感した。

立派な父親だった。
小学校4年生時に戦争で父親を亡くし、7人兄弟の長男として山田家を支えた。
一番下の妹は父親の顔を知らない。母親(祖母)のお腹にいる時に戦死した。
10歳で一家の大黒柱。
岐阜の田舎で農業を中心に生計を立てていた。
高校へは行かず、
(実際は夜間高校に入学したようだが通う時間はなく、すぐ辞めたようだ。)
ずっと家族のために働いた。

兄弟も巣立ち、ある程度、家庭に余裕もできたのだろう。
30歳で母親と結婚。
1年後、僕が生まれた。

幼少の頃の父親の記憶は働いているところしかない。母親も同じ。
本当によく働く両親だった。
それは家族のため、家計を支えるためであったのは間違いない。

僕の相手はほとんど祖母がしてくれた。
そういえば6年前に祖母のことをブログにも書いていた。
父親に遊びに連れていってもらった記憶はほとんどない。
今、思えば、働かざるを得なかったのは事実だが、働くことが好きだったのだのだろう。

農業以外にもいろんなことを手掛けてきた。
僕が小さい頃は養豚もやっていた。
小学、中学生の頃、よく手伝わされたが、それが恥ずかしくて仕方なかった。

春には野菜苗、花苗を作り「山直農園」と称して販売し、冬にはしめ縄を作り販売した。
昨年までの会社のしめ縄は父親がこしらえてくれた。
手先が器用な人だった。

僕が中学生の時に焼肉屋を始めた。
当初は弟とスタートしたのだが事情があり、うちの両親が店を切り盛りしていた。
中学、高校の友人は僕のことを焼肉屋の息子と認識しているだろう。
高校時、大学時はいつも手伝いをしていた。

だから、僕は常に父親の背中を見ていた。
厳密にいえば、見せられていた。

それが理由だと思う。
僕はサラリーマンになりたかった。
自営はほとんど休みがない。
子供を遊びに連れていくこともできない。
そんな印象が強かったので、僕はサラリーマンになることを希望した。
しかし、結果だけ見れば、サラリーマンでは物足りなかったのだろう。
そのあたりは父親の血を引き継いでいるのかもしれない。

こんなふうに書くと父親はいろんなことに手を出している。
聞くところによると他の事業にも手を出そうとしたこともあったようだが、
リスクが大きく止めたようだ。

告別式の挨拶でも言わせてもらったが、父は多角経営をする個人事業家だった。
一度も会社に勤めたことはない。
誰かの下で働いたことはなかった。
それでもずっと働いていた。
それは一生涯のこと。
昨年の夏に入院するまで、ずっとだった。
足が不自由になっても働くことを止めなかった。

いかん、とてもブログが終わりそうにない。
続きは来週・・・。

新時代に求められるリーダーシップ

先週土曜日に開催された中部経営塾の4月例会。
一週間前の勉強会だが、振り返りの意味で学んだことを触れておきたい。

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今回は名大社のセミナールームを活用しての実施。
代表幹事の櫻山さんの挨拶からスタート。
いつものように緊張感を解きほぐす柔らかな滑り出し。

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ブログタイトルにもあるのが、この勉強会のテーマ。
講師はこの時期恒例の鬼澤慎人氏。

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僕も何度か講義を受けている。
その度に気づかされるのだが、実践となると反省が多い。

そもそも「新時代」とは何か?
言葉の定義も必要になってくるが、そこは個々の解釈で進めることに。
AIやIoTの時代、少子高齢化、労働人口減少の時代、成熟した日本の低成長時代。
グループでの議論も様々。
どれも正解であろう。

いずれにしても難しい時代なのは確か。
その中で進むべき方向を示し、組織をまとめて上手くいくように導くのがリーダーの役割。
そのためには情報も含めた全体の共有が必要。

僕自身、それには気を付けている方だが、足りない点も多い。
言葉を発することは重要だが、その意味が理解されているか?
変化に対しても同様な共有がなされているか?
目的と行き先も明確で、かつ共有されているか?
ビッグワードで終始している点は大いなる反省点。

毎回、鬼澤氏が言われるのが「変化」に対しての意識と行動。
もう頭の中に入っているので、あえてここでは披露しない。
知りたい方はこちら(笑)。

業績が順調な時ほど会社は危険な状態であるというから、
常に健全な危機感を持たなければならない。
これもいつも考えているつもりだが、次へのアクションへは繋がっていない。
まだまだだ。

最近、会社の中でももっと「対話」を重視しようと流れになっているが、
今回の勉強会でも改めてその重要さを痛感。
会話でなく対話をし、関係性を強くし相互理解を深めねばならない。
そのための「場づくり」、「たまり場」の存在が大切。

最後に行われた会社ごとの振り返りの中で、「たまり場」はどこにあるかという話になった。
名大社からはシゲノ、ニムラ、ウスイが参加し議論したのだが、
会社に特別な「たまり場」はなく、オフィスそのものが「たまり場」という話。
それはそれでいいのかもしれない。
社内の空気が澱んでいない証拠。

そして、共有を通して共感度を高めていくこと。
そうすればより一体感は増していくだろう。
僕がぼんやりと考えていたことがよりはっきりしたのが今回の勉強会であった。

いい学びを多く頂きました。
感謝!。

そうそう、信頼を高めるために必要なのは、実績、能力、そして人格ですよ。
リーダーのみなさん、できてますか?(笑)